JPH05160549A - 印刷配線板の回路パタ−ン切除方法および装置 - Google Patents

印刷配線板の回路パタ−ン切除方法および装置

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JPH05160549A
JPH05160549A JP32627291A JP32627291A JPH05160549A JP H05160549 A JPH05160549 A JP H05160549A JP 32627291 A JP32627291 A JP 32627291A JP 32627291 A JP32627291 A JP 32627291A JP H05160549 A JPH05160549 A JP H05160549A
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pattern
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Yoshito Omura
義人 大村
Reiji Ono
禮史 小野
Hideaki Mizuno
秀明 水野
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷配線板の回路パタ−ンの一部を切除する
場合、実寸法のばらつきやパタ−ンの高密度化にかかわ
らず、正確に特定できるようにする。 【構成】 回路パタ−ン上の切除位置を決定する際に、
CADの出力である回路パタ−ン位置情報と、カメラに
より撮影した印刷配線板の画像情報とを組み合わせて画
面に表示し、両者のずれを移動することにより、カッタ
−またはドリルで正確に切除する。また、切除部を含む
回路パタ−ンに電気針を接触させて電流を流し、ジュ−
ル熱により発生する赤外線を画像情報として用い、これ
により回路パタ−ンの一部が切除されたことを確認す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既に作成された印刷配
線板上の回路パタ−ンを所望の部分で切除する方法およ
び装置に関し、特にパタ−ン情報と実際の画像とを比較
しながら詳細に所定の部分を切除し、電気的に非導通を
確認する加工方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷配線板は、板上に加工された樹脂等
の上に銅箔により回路を形成するものであって、量産性
に優れているため、殆んどの電子機器に用いられてい
る。通常は、回路を形成している銅箔が接着剤により樹
脂等の上に張り付けられているので、回路に変更や修正
がある場合には、再度印刷配線板を作成し直す必要があ
った。しかしながら、印刷配線板の製造工程にはメッキ
やエッチング等の作業があり、それらに長時間を要する
ため、回路を変更または修正した印刷配線板を入手する
には、1週間ないし1箇月の期間が必要であった。この
ため、稼働開始日が定められた電子機器において、印刷
配線板を作成し直す時間がない場合には、自分で手を加
えて修正ないし変更する必要があった。すなわち、変更
または修正が必要な回路に相当する銅箔部(つまり、回
路パタ−ン)の一部分をドリルまたはナイフ等により切
除して電気的に非導通にした後、線材で印刷配線板上に
布線を施して、変更または修正後の回路を形成する必要
があった。すなわち、回路パタ−ンの一部分を切除する
方法としては、(イ)ナイフで切除する方法と、(ロ)
高速で回転するドリルで回路パタ−ンに穴をあけて分離
する方法、等が用いられている。これらは、いずれも作
業者が肉眼または拡大鏡により作業場所を見ながら作業
を進めているのが現状である。なお、従来の文献とし
て、印刷配線板の線材の布線方法に関するものには、例
えば、特開平2−79500号公報『細線布線方法』、
特開平2−5500号公報『回路基板の布線方法』、お
よび特開昭62−238700号公報『プリント基板用
ジャンパ−線布線装置』等があるが、回路パタ−ンの切
除に関するものは見当らない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにして、従来
の技術により印刷配線板上に形成された回路パタ−ンの
一部を切除する場合、印刷配線板の面積が広いとき、あ
るいは回路パタ−ンが高密度に形成されているとき等で
は、切除部分を特定するために試行錯誤を繰り返す必要
がある。その結果、どうしても作業性が劣化するという
問題がある。また、回路パタ−ンが高密度に形成される
結果、隣接する回路パタ−ンとの間隔が狭くなり、切除
時に隣接する回路パタ−ンを傷付けてしまうという問題
もある。さらに、回路パタ−ンの高密度化により、回路
パタ−ン自身が細くなってしまい、切除する部分の面積
も微小となるため、銅箔が完全に除去されたか否かの確
認が光学的観測では困難であるという問題もあった。本
発明の第1の目的は、このような従来の課題を解決し、
切除すべき回路パタ−ンの位置を簡単に特定して、その
一部を切除することが可能な印刷配線板の回路パタ−ン
切除方法および装置を提供することにある。本発明の第
2の目的は、切除することにより、回路パタ−ンの隣接
部分に傷付けることのない印刷配線板の回路パタ−ン切
除方法および装置を提供することにある。さらに、本発
明の第3の目的は、切除した後、回路パタ−ンの切除部
の銅箔が完全に除去されたことを確認することが可能な
印刷配線板の回路パタ−ン切除方法を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による印刷配線板の回路パタ−ン切除方法
は、(イ)印刷配線板の回路パタ−ンの一部を切除する
方法において、印刷配線板に関するCADの出力である
パタ−ン位置情報と、印刷配線板を撮影したカメラの出
力である画像情報とを、それぞれ表示装置の画面に表示
し、両方の画面を組み合わせて切除する位置を決定する
ことに特徴がある。また、(ロ)回路パタ−ンを形成す
るパタ−ン位置情報を、印刷配線板が搭載されたX−Y
テ−ブル駆動装置に入力し、カメラの出力である印刷配
線板の画像情報を表示装置に入力するとともに、回路パ
タ−ンを認識するためのパタ−ン認識処理装置にも入力
して、パタ−ン認識処理装置で認識処理を行い、処理出
力をX−Yテ−ブル駆動装置に入力して、印刷配線板が
搭載されたX−Yテ−ブルを移動させることにより、切
除する位置を決定することにも特徴がある。また、
(ハ)印刷配線板の回路パタ−ンに電気針を接触させ
て、回路パタ−ンに電流を流し、電流が抵抗を流れるこ
とにより発生するジュ−ル熱の赤外線を画像情報として
利用し、回路の切除を確認することにも特徴がある。さ
らに、本発明による回路パタ−ン切除装置は、(ニ)印
刷配線板の回路パタ−ンを切除するための回路パタ−ン
切除装置において、カッタ−の下方のX−Yテ−ブル上
に搭載された印刷配線板と、印刷配線板に関するCAD
の出力であるパタ−ン位置情報を出力する装置と、出力
装置からのパタ−ン位置情報出力を入力する上記X−Y
テ−ブルの駆動装置と、出力装置からのパタ−ン位置情
報出力を入力するとともに、印刷配線板を撮影したカメ
ラの出力を入力して、それぞれ画面に表示する表示装置
とを具備することに特徴がある。
【0005】
【作用】本発明においては、回路パタ−ンの切除部分を
探索するため、回路パタ−ン作成支援プログラム(以
下、CADと記す)から出力される回路パタ−ン作成用
位置情報を利用する。そして、この回路パタ−ン作成用
位置情報により指示された切除部近傍の回路パタ−ン図
と、回路パタ−ン作成用位置情報により実際に印刷配線
板上の切除部分を探索した後の印刷配線板の回路パタ−
ン図を同時に画面表示して、CADから出力される位置
情報と実際の位置との寸法差を把握し、それを補正す
る。さらに、切除部分のある回路パタ−ンに切除部分を
挟んで電圧針を接触させて、これに電流を流し、切除作
業の完了を電気的に確認することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の一実施例を示す印刷配線板
の回路パタ−ン切除装置の接続図である。図1におい
て、1は回路パタ−ンの切除を行う印刷配線板、2は回
路パタ−ンの切除を行うためのカッタ−、3はカッタ−
の位置に切除部を移動させるためのX−Yテ−ブル、4
はX−Yテ−ブル3を駆動するためのX−Yテ−ブル駆
動装置、5は切除部の位置情報をCADから出力される
回路パタ−ン位置情報5a、および切除部を特定するた
めの情報5bから算出する切除部位置出力装置、6は表
示装置であって、6aは切除部位置出力装置5から出力
される切除部位置情報により表示される画面、6bはカ
メラ7から出力される実際の印刷配線板の画像情報を表
示する画面である。これらの実際の画像情報画面6bと
切除部位置情報の画面6aとは、同時に表示される場合
と、それぞれ切り替えて表示される場合が可能である。
【0007】先ず、印刷配線板1を所定の向きで、X−
Yテ−ブル3に固定する。切除部位置出力装置5に対し
て、印刷配線板1の回路パタ−ン位置情報5aおよび切
除部を特定するための情報5bを与えて、これらから切
除部の位置情報を作成する。この切除部の位置情報5
a,5bは、表示装置6に入力されることにより、画面
6aに切除部およびその近傍の回路パタ−ンを表示す
る。この場合、切除部のある回路パタ−ンのみの色を変
えて表示したり、切除部のみをフラッシュさせたり、あ
るいは表示6aおよび6bを重ね合わせることにより、
表示を見易くすることができる。また、切除部の位置情
報5a,5bは、同時にX−Yテ−ブル駆動装置4にも
入力される。これにより、X−Yテ−ブル3は、指定さ
れた切除部がカッタ−2の位置に一致するように移動を
開始する。しかし、実際の場合、CADから出力される
回路パタ−ン位置情報5a,5bと、実際の印刷配線板
1の寸法との間には、印刷配線板の製造工程で発生する
樹脂板の熱収縮の影響によりずれが存在する。従って、
たとえX−Yテ−ブル3が切除部の位置情報5a,5b
の通りに正確に移動したとしても、実際には、切除部は
カッタ−2の位置に一致しない。
【0008】このときの位置ずれを観測するために、カ
メラ7により印刷配線板1をモニタして、このモニタ画
像情報を表示装置6に入力し、実際の印刷配線板1の画
像を表示装置6の画面6bに表示する。この場合、カメ
ラ7の画像中心とカッタ−2の位置とを合致させておけ
ば、ずれ量を表示6aおよび6bを比較することによ
り、検知することができる。また、カッタ−2の位置に
対応して、表示画面6b中にマ−カ(例えば、十文字)
を入れておけば、表示画面6aにより指示される切除部
を表示画面6b中のマ−カに合致するようにX−Yテ−
ブル3を移動することにより、カッタ−2の位置に切除
部を正確に移動させることが可能である。この後、カッ
タ−2を切除部に接触させて切除作業を行う。なお、カ
ッタ−2の代りにドリル等を用いた場合も、上述の動作
は同じである。
【0009】図2は、図1におけるX−Yテ−ブルの駆
動部の動作説明図である。X−Yテ−ブル3の駆動方法
を、図2により詳述する。図2において、3a,3bは
X−Yテ−ブル3のX側とY側駆動用サ−ボモ−タであ
る。両サ−ボモ−タ3a,3bは、X−Yテ−ブル駆動
装置4の駆動増幅器4g,4hによりそれぞれ駆動され
る。駆動増幅器4g,4hの各入力4a,4cは、切除
部位置出力装置5内にある電圧増幅器5e,5fの出力
から供給される。電圧増幅器5e,5fは、回路パタ−
ン切除部位置情報5bをX側位置情報5bXおよびY側
位置情報5bYに分離して、例えばポテンショメ−タ5
c,5dの回転角に変換し、その回転角に比例して発生
する電圧を増幅する。この増幅器から出力される電圧
は、回路パタ−ン切除部位置に比例している。
【0010】サ−ボモ−タ3a,3bは、駆動増幅器4
g,4hからの出力により回転する。サ−ボモ−タ3
a,3bからは回転角に比例した電圧が出力され、これ
を駆動増幅器4g,4hの負側入力4b,4dに入力す
る。この結果、サ−ボモ−タ3a,3bは、電圧増幅器
5e,5fの出力電圧、さらには回路パタ−ン切除部位
置情報5bX,5bYに比例した回転角まで回転した後
に停止する。すなわち、サ−ボモ−タ3a,3bは、情
報5bX,5bYに比例した回転角まで回転すると、駆
動増幅器4g,4hの負側入力4b,4dに、正側入力
4a,4cと同じ電圧だけ出力するので、駆動増幅器4
g,4hは+−の差が0となって、増幅出力は0とな
り、サ−ボモ−タ3a,3bの動作を停止させる。X−
Yテ−ブル3は、サ−ボモ−タ3a,3bの回転角に比
例した距離を移動して停止するが、その移動距離は回路
パタ−ン切除位置情報5bX,5bYと等しくなるよう
に、各部の制御定数が定められる。このようにして、X
−Yテ−ブル3上にある印刷配線板1は、回路パタ−ン
切除部位置情報5bX,5bYにより指定された距離だ
け移動する。
【0011】前述のように、回路パタ−ン切除部位置情
報5bX、5bYと実際の印刷配線板1の切除部の位置
との間には、印刷配線板1の基材として用いられている
樹脂の熱収縮等に基づいたずれが存在する。このずれ量
は、図1に示す表示装置6に表示される表示画面6aお
よび6bから目視で確認することができる。すなわち、
表示画面6aは、CADから出力された回路パタ−ン切
除部位置情報5a,5bにより表示された回路パタ−ン
の画像であり、切除部がどこに存在するかの所在を表示
している。一方、表示画面6bは、印刷配線板1をカメ
ラ7で撮影して、それを表示したもので、実際の印刷配
線板1の位置を表示している。そして、表示画面6bに
は、カッタ−2の位置を十字で表示しているので、表示
画面6a,6bによりずれ量を目視で確認することがで
きる。
【0012】図3は、前記回路パタ−ン切除部位置情報
と実際の印刷配線板の切除部の位置との間のずれを、手
動で補正するための制御回路の図である。図3におい
て、21,22,および23a〜23dは、その補正を
行うために追加された主要な回路部である。すなわち、
21,22はパルス−電圧変換回路、23a〜23dは
押しボタン式スイッチ、24はパルス入力端子である。
また、パルス−電圧変換回路21,22内の21a,2
2aはアップ・ダウン式カウンタ、21b,22bはデ
ィジタル・アナログ変換回路(以下、D/Aコンバ−タ
と記す)、21c,22cは低域増幅器、21d,22
dはアップ・ダウン式カウンタ21a,22aおよびD
/Aコンバ−タ21b,21bの制御入力端子である。
手動で補正すると言っても、押しボタンスイッチを押下
し続け、自分で制御信号を与えて、ある点で手を離すこ
とにより、モ−タを回転させて配線板を移動させる。2
4は、図示されないパルス発生器からのパルス出力が入
力される端子である。パルス入力端子24に印加される
パルスは特に高速である必要はなく、例えば100KH
z程度の周期を持つパルスであれば十分である。パルス
入力端子24に入力されたパルスは、押しボタン式スイ
ッチ23a〜23dを押下することにより、その押下し
続ける時間だけアップ・ダウン式カウンタ21a,22
aにパルスが入力される。例えば、23aを押下する
と、アップ・ダウン式カウンタ21aのアップ側入力に
パルスが入力され、そのカウンタ21aの内容は増加さ
れる。
【0013】図8は、図3におけるアップ・ダウン式カ
ウンタとD/Aコンバ−タの動作説明図である。このカ
ウンタ21a,22aの内容は、端子21d,22dか
ら入力される制御信号により、適当なタイミングにより
D/Aコンバ−タ21b,22bに転送され、電圧に変
換される。例えば、図8に示すように、押しボタンスイ
ッチ23aを押し続けると、アップ・ダウン式カウンタ
21aにパルスが入力され、入力端子が4端子の場合に
は、図に示すように、0000,1000,・・・01
10,・・・・1110・・・・0111のように、カ
ウント値がアップしていく。D/Aコンバ−タ21b側
では、これらディジタル値のうちのどの値をアナログ値
に変換してよいか判断できない。そこで、制御端子21
dから入力されたパルスをタイミングとして、その時点
のカウント値、ここでは0110の値をD/Aコンバ−
タ21bが取り込んでアナログ値に変換するのである。
この後、低域増幅器21cにより電圧増幅され、駆動増
幅器4gの正側入力端子に印加される。この結果、サ−
ボモ−タ3aの駆動電圧は増加し、サ−ボモ−タ3aは
回転し、X−Yテ−ブル3はX側に移動することにな
る。駆動電圧は押しボタン式スイッチ23aを押し続け
れば大きくなるので、ずれ量がなくなるまで押し続けれ
ばよい。X−Yテ−ブル3のX側の動きを逆にするに
は、押しボタン式スイッチ23aの代りに23bを押下
すれば、アップ・ダウン式カウンタ21aの内容は減少
し、X−Yテ−ブル3はX側に逆方向に移動する。ま
た、X−Yテ−ブル3をY側に移動させるためには、個
しボタン式スイッチ23c、23dをそれぞれ押下すれ
ばよい。
【0014】図4は、本発明の他の実施例を示す印刷配
線板の回路パタ−ン切除装置のブロック図である。図4
において、8はパタ−ン認識処理装置、9a〜9dはパ
タ−ン認識用マ−カ、10はX−Yテ−ブル座標位置信
号であり、その他の記号は図1と同じものであるため説
明を省略する。切除部位置出力装置5から出力される切
除部位置情報をX−Yテ−ブル駆動装置4に入力し、X
−Yテ−ブル3を駆動させることは、図1に示す場合と
同じである。また、X−Yテ−ブルが所定の移動量を移
動した結果、切除部とカッタ−2の位置にはずれのある
ことも、前述の通りである。本実施例においては、この
ずれをパタ−ン認識処理装置8によって補正するのであ
る。すなわち、パタ−ン認識処理装置8に対して、切除
部を特定できるパタ−ンをパタ−ン認識用マ−カとして
入力する。パタ−ン認識用マ−カ9a〜9cの位置情報
は、CADから出力される回路パタ−ン位置情報から容
易に知ることができる。一方、パタ−ン認識用マ−カ9
a〜9cの印刷配線板上における実際の位置座標は、X
−Yテ−ブル座標位置信号10と、カメラ7の光軸位置
および光学的倍率を校正しておくことにより、容易に求
めることができる。この結果、上記パタ−ン位置情報と
印刷配線板上の実際の位置座標とのずれを求めることが
できるが、これは切除部のずれと等しいと考えてよい。
従って、このずれ量をX−Yテ−ブル駆動装置4に出力
し、X−Yテ−ブル3をこのずれ量分だけ移動させるこ
とにより、切除部を所定の位置、つまりカッタ−2の位
置に移動することができる。
【0015】図5および図6は、図4に示すパタ−ン認
識処理装置の動作説明図である。図5のパタ−ン認識処
理装置8において、8bは、回路パタ−ン位置情報5a
および切除部情報5bよりパタ−ン認識用マ−カとして
使用するパタ−ンおよび位置座標を指定する位置座標指
定回路である。図6に示す表示6a内のパタ−ン認識用
マ−カ9a〜9cがこれに相当する。なお、パタ−ン認
識用マ−カ9a〜9cの位置座標は、回路パタ−ン位置
情報5aおよび回路パタ−ン切除部情報5bより容易に
特定することができる。パタ−ン認識用マ−カ9a〜9
cの位置座標より、これらの重心を求める。重心は、図
6の表示6a内の9Mがこれに相当する。上記パタ−ン
認識用マ−カ9a〜9cの情報を基にして、実際の印刷
配線板上におけるマ−カの位置座標を特定する。図5に
おいて、カメラ7から得られた回路パタ−ンの画像は、
パタ−ン認識処理装置8内のマ−カ特定回路8aに送ら
れる。マ−カ特定回路8aでは、前述した位置座標指定
回路8bから送られたパタ−ン認識用マ−カのパタ−ン
および位置座標情報より、パタ−ン認識用マ−カを特定
する。特定する方法としては、指定回路8bにより指定
されたマ−カのパタ−ンを単位画素として、カメラ7か
ら得られた画像を論理積をとりながら順次掃引していく
方法が一般的である。図6の表示6bの9a′〜9c′
が印刷配線板1から特定したパタ−ン認識用マ−カであ
る。表示6a内に示されるマ−カ9a〜9cに対して、
ずれが一般に生じている。マ−カ特定回路8aで特定し
たパタ−ン認識用マ−カ9a′〜9c′のパタ−ン、お
よび相対位置座標を演算回路8cに入力する。演算回路
8cには、印刷配線板1の絶対座標を特定するために、
X−Yテ−ブル座標位置信号10が入力されている。こ
のX−Yテ−ブル座標位置信号10は、サ−ボモ−タ3
aおよび3bの回転角に比例した電圧出力であって、図
6の表示6b内に十字で表示されている。この位置信号
10により、パタ−ン認識用マ−カ9a′〜9c′の位
置座標は相対座標より絶対座標に変換される。演算回路
8cにおいて、これらのマ−カ9a′〜9c′の重心も
演算する。図6の表示6b内における9M′がこれらの
重心である。
【0016】以上の結果を基にして、目標とする位置座
標と現在の印刷配線板の位置座標のずれを求ることがで
きる。このためには、重心9Mおよび9M′の位置座標
のずれを求める。次に、重心9Mと9M′を画像上で一
致させて、重心を中心にして表示6bを回転して、マ−
カ9a〜9cと9a′〜9c′の論理積をとる。マ−カ
9a〜9cと9a′〜9c′とが一致した時の回転角お
よび重心9Mと9M′の位置座標のずれから、目標とす
る位置座標と現在の印刷配線板の位置座標のずれを求め
ることができる。この演算は、演算回路8eにより行わ
れる。ずれの量は、X−Yテ−ブル3を駆動する時のX
側成分とY側成分とに分離されて、それぞれD/Aコン
バ−タ8f,8gに送られる。D/Aコンバ−タ8f,
8gにより、ディジタル信号がアナログ電圧に変換され
ることになる。これは、低域増幅器8h,8jにより所
定のレベルまで増幅された後、出力端子8k,8lを経
由して、X−Yテ−ブル駆動装置4に送られる。この
時、出力端子8k,8lを図3の4j,4kにそれぞれ
接続し、パルス−電圧変換回路21,22の接続を削除
することにより、パタ−ン認識により自動的に回路パタ
−ン切除部をカッタ−2の位置に移動することができ
る。
【0017】図7は、本発明のさらに他の実施例を示す
印刷配線板のパタ−ン切除装置の斜視図である。図7に
おいて、1aは切除部を含む回路パタ−ン、11は電気
針、12は直流電流源、7′は赤外線検知カメラであ
り、その他の記号は図1、図4と同じものを表わしてい
る。なお、図7では、要部のみを示しており、全体の構
成は図1および図4に示す実施例と同一である。切除部
を含む回路パタ−ン1aの両端に電気針11を接触させ
て、直流電流源12により電流を流す。この結果、回路
パタ−ン1aは抵抗成分によりジュ−ル熱を発生し、赤
外線を放出する。この赤外線を赤外線検知カメラ7′で
観測することにより、正確に切除部のパタ−ンを特定す
ることができる。この後、カッタ−2で切除部の銅箔を
除去し、回路パタ−ン1aに導通がなくなると電流が流
れなくなって、回路パタ−ン1aも観測できなくなる。
すなわち、切除部の作業が終了したことを電気的に確認
することができる。なお、切除作業が終了した後の絶縁
抵抗の確認も、電気針11を経由して簡単に実施するこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
(イ)印刷配線板に形成された回路パタ−ンの一部を切
除する場合に、その切除部の位置を印刷配線板の実寸法
のばらつきや回路パタ−ンの高密度化に関係なく、正確
にかつ簡単に特定することができる。(ロ)その結果、
切除部の銅箔のみを取り除くことができるので、隣接パ
タ−ンを傷つけて、印刷配線板の信頼性を低下させるこ
とがない。また、(ハ)切除部を含む回路パタ−ンに電
流を流すことにより、電気的に切除後の絶縁抵抗を確認
することができる。本発明では、特に回路パタ−ンの高
密度化が大きい印刷配線板に対して効果が大である。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す印刷配線板の回路パタ
−ン切除装置のブロック図である。
【図2】図1における印刷配線板のX−Yテ−ブル駆動
装置の回路図である。
【図3】図1における印刷配線板のずれを手動で補正す
るための制御回路の図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す印刷配線板の回路パ
タ−ン切除装置のブロック図である。
【図5】図4におけるパタ−ン認識処理装置の動作説明
図である。
【図6】図4におけるパタ−ン認識処理装置のパタ−ン
認識用マ−カの図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例を示す印刷配線板の
回路パタ−ン切除装置の要部ブロック図である。
【図8】図3におけるカウンタとD/Aコンバ−タの関
係動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 回路パタ−ンの切除を行う印刷配線板、 2 カッタ− 3 X−Yテ−ブル 4 X−Yテ−ブル駆動装置 5 切除部位置出力装置、 6 表示装置 6a 切除部位置出力装置の出力による表示画面 6b カメラの出力による表示画面 7 カメラ 21,22 パルス−電圧変換回路 23a〜23d 押しボタン式スイッチ 24 パルス入力端子 21a,22a アップ・ダウン式カウンタ 21b,22b D/Aコンバ−タ 21c,22c 低域増幅器 9a〜9c パタ−ン認識用マ−カ 10 X−Yテ−ブル座標位置信号 11 電気針 12 直流電流源 1a 切除部を含む回路パタ−ン 7′ 赤外線検知カメラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷配線板の回路パタ−ンの一部を切除
    する方法において、該印刷配線板に関するCADの出力
    であるパタ−ン位置情報と、該印刷配線板を撮影したカ
    メラの出力である画像情報とを、それぞれ表示装置の画
    面に表示し、両方の画面を組み合わせて切除する位置を
    決定することを特徴とする印刷配線板の回路パタ−ン切
    除方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の印刷配線板の回路パタ
    −ン切除方法において、上記回路パタ−ンを形成するパ
    タ−ン位置情報を、上記印刷配線板が搭載されたX−Y
    テ−ブル駆動装置に入力し、カメラの出力である該印刷
    配線板の画像情報を表示装置に入力するとともに、回路
    パタ−ンを認識するためのパタ−ン認識処理装置にも入
    力して、該パタ−ン認識処理装置で認識処理を行い、処
    理出力を上記X−Yテ−ブル駆動装置に入力して、該印
    刷配線板が搭載されたX−Yテ−ブルを移動させること
    により、切除する位置を決定することを特徴とする印刷
    配線板の回路パタ−ン切除方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の印刷配線板の回路パタ
    −ン切除方法において、上記印刷配線板の回路パタ−ン
    に電気針を接触させて、該回路パタ−ンに電流を流し、
    該電流が抵抗を流れることにより発生するジュ−ル熱の
    赤外線を画像情報として利用し、回路の切除を確認する
    ことを特徴とする印刷配線板の回路パタ−ン切除方法。
  4. 【請求項4】 印刷配線板の回路パタ−ンを切除するた
    めの回路パタ−ン切除装置において、カッタ−の下方の
    X−Yテ−ブル上に搭載された印刷配線板と、該印刷配
    線板に関するCADの出力であるパタ−ン位置情報を出
    力する装置と、該出力装置からのパタ−ン位置情報出力
    を入力する上記X−Yテ−ブルの駆動装置と、該出力装
    置からのパタ−ン位置情報出力を入力するとともに、該
    印刷配線板を撮影したカメラの出力を入力して、それぞ
    れ画面に表示する表示装置とを具備することを特徴とす
    る印刷配線板の回路パタ−ン切除装置。
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