JPH05106583A - 回転式圧縮機 - Google Patents

回転式圧縮機

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Publication number
JPH05106583A
JPH05106583A JP9695491A JP9695491A JPH05106583A JP H05106583 A JPH05106583 A JP H05106583A JP 9695491 A JP9695491 A JP 9695491A JP 9695491 A JP9695491 A JP 9695491A JP H05106583 A JPH05106583 A JP H05106583A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
outer roller
rollers
hole
inner roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9695491A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Morita
一郎 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
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Publication of JPH05106583A publication Critical patent/JPH05106583A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内側ローラと外側ローラ間の相対速度が低下
しても、簡単な構成で両ローラ間の摺動部全周にわたっ
て給油でき、摺動損失の増大を防止するとともに両ロー
ラの信頼性の向上を図る。 【構成】 内側ローラ5aの半径方向に穿設された貫通
孔22から内側ローラ5aと外側ローラ5bとの間に潤滑油
18を導き、前記貫通孔22の外開口22aが位置する外側ロ
ーラ5bの内周部24の円周方向に設けられた環状溝25に
よって、貫通孔22からの潤滑油18を、内側ローラ5aと
外側ローラ5b間の全周にわたって給油する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍サイクル等に使用
される回転式圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の回転式圧縮機の断面図、図
4は図3におけるI−I線断面図、図5は図3のローラ
部分の拡大断面図であって、1は密閉ケーシング、2は
電動機部であり、この電動機部2は、シャフト3を介し
てシリンダ4,内側ローラ5a,外側ローラ5b,ベーン
6,主軸受7,副軸受8により構成される機械部本体9
と連結している。前記シャフト3は、主軸3a,副軸3
b,クランク3cよりなる。10は前記ベーン6の背面に設
けられたスプリングである。11は、前記シリンダ4内
で、前記内側ローラ5a,外側ローラ5b,ベーン6,主
軸受7,副軸受8により構成される圧縮室である。12は
前記シャフト3と連結する給油機構である。13は前記副
軸受8に固定された吸入管であり、副軸受8の吸入通路
14aとシリンダ4の吸入通路14bを介して圧縮室11と連通
している。15は吐出孔であり、吐出弁16を介して密閉ケ
ーシング1内と連通している。17は吐出管であり、密閉
ケーシング1内外を連通している。18は潤滑油である。
【0003】また前記電動機部2は、回転子2aと固定
子2bにより構成され、回転子2aにはバランスウェイト
2c,2dが固定されている。
【0004】冷却システム(図示せず)からの冷媒ガス
は、吸入管13と吸入通路14a,14bより導かれ、シリンダ
4内の圧縮機11に至る。圧縮機11に至った冷媒ガスは、
シャフト3のクランク3cに設けられた外側ローラ5bと
ベーン6により仕切られた圧縮室11で、電動機部2の回
転に伴うシャフト3及び内側ローラ5a,外側ローラ5b
の回転運動により漸次圧縮される。従って、圧縮途中に
おいて、高圧室11aと低圧室11bとが存在することにな
る。
【0005】圧縮された冷媒ガスは、副軸受8に備えら
れている吐出孔15と吐出弁16を介して密閉ケーシング1
内に一旦吐出された後、吐出管17を介して冷却システム
に吐出される。また、潤滑油18は、給油機構12によりシ
ャフト3と主軸受7,副軸受8等の摺動部に供給され
る。
【0006】シャフト3に供給された潤滑油18は、図5
に示したように、内側ローラ5aと外側ローラ5bとの間
のポイント19においては、内側ローラ5aの内周部20か
ら両ローラ5a,5b間を潤滑油18が流れる間に減圧され
るために内側ローラ5aの内周部20の高圧圧力より低い
圧力となるため、この差圧により内側ローラ5aの半径
方向に穿設された孔22を介して内側ローラ5aの外周部2
3と外側ローラ5bの内周部24間に供給される。
【0007】そしてローラが1個の場合と比べて、外側
ローラ5bとベーン6間の相対速度、及び内側ローラ5a
とシャフト3のクランク3c間の相対速度が低減される
ことにより、摺動損失が低減できるという効果があっ
た。
【0008】上記の回転式圧縮機については、例えば特
開昭60−92791号公報に開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、圧縮機が圧縮比、あるいは高圧圧力が
高い運転条件になればなるほど、ベーン6を外側ローラ
5bに押しつける力が増大し、さらに外側ローラ5bが内
側ローラ5aにより強く押しつけられる。そのため、外
側ローラ5bと内側ローラ5a間の相対速度が低下する。
【0010】従って、内側ローラ5aに設けられた半径
方向の孔22を介しての内側ローラ5aと外側ローラ5bの
摺動部への供給が局部的となり、全周にわたる給油がで
きなくなるため、摺動損失が増大し、また局部的に摩耗
するといった信頼性の問題があった。
【0011】本発明は、上記の問題を解決するものであ
り、圧縮比、あるいは高圧圧力が高い運転条件となって
も、簡単な構成で内側ローラと外側ローラの摺動損失の
増大を防止し、圧縮機の効率を向上させると共に、ロー
ラの焼き付きを防止できる回転式圧縮機を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、シャフトのクランクに設けられ、かつ半
径方向に潤滑油が通る貫通孔が穿設された内側ローラ
と、内側ローラに設けられた外側ローラとを備え、前記
貫通孔が開口する位置の内側ローラの外周又外側ローラ
の内側の円周方向に環状溝を形成したものである。
【0013】
【作用】上記の構成によれば、圧縮比、あるいは高圧圧
力が高い運転条件となって内側ローラと外側ローラ間の
相対速度が低下しても、貫通孔からの潤滑油は、環状溝
によって内側ローラと外側ローラ間の摺動部の全周にわ
たって十分な給油がなされるため、摺動損失を増大させ
ることなく、常に良好な圧縮機の効率を保つことができ
ると共に、内側及び外側ローラの焼き付きを防止するこ
とができ信頼性が向上する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0015】尚、従来例と同一部分は同一符号を付し説
明を省略する。
【0016】図1は本発明の一実施例の断面図、図2は
本実施例のローラ部分の拡大断面図であり、5aはシャ
フト3のクランク3cに回転自在に設けられた内側ロー
ラであり、5bは内側ローラ5aに回転自在に遊嵌された
外側ローラである。25は内側ローラ5aの半径方向に貫
通するように穿設された貫通孔22の外開口22aに対向す
る外側ローラ5bの内周部24に設けられた環状溝であ
る。
【0017】上記の構成の実施例において、内側ローラ
5aの貫通孔22を介して内側ローラ5aと外側ローラ5b
間の摺動部に導かれた潤滑油18は、外側ローラ5bの内
周部24に設けられた環状溝25に導かれ、摺動部全周にわ
たって給油されることになる。この状態は圧縮比が高い
運転条件、あるいは高圧圧力が高い運転条件時に内側ロ
ーラ5aと外側ローラ5b間の相対速度が低下しても維持
される。
【0018】従って、比縮比が高い運転条件、あるいは
高圧圧力が高い運転条件時に、内側ローラ5aと外側ロ
ーラ5b間の相対速度が低下しても、内側ローラ5aと外
側ローラ5b間の摺動部全周にわたって十分な給油がな
されるため、摺動損失を増大させることなく、常に良好
な圧縮機の効率を保つことができる共に内側,外側ロー
ラ5a,5bの焼き付きも防止できる。
【0019】また、環状溝25と外側ローラ5bの両端面2
4a,24bの間はシール距離を保っているため、両ローラ
5a,5b間のポイント19は、従来の高圧と圧縮室11の圧
力の中間の圧力のままであり、外側ローラ5bの内周部2
4と外周部間の圧力差が従来と同じであるため、両端面2
4a,24bからの漏れも増大することはない。
【0020】尚、本実施例では環状溝25を外側ローラ5
bの内周部24に設けたが、貫通孔22の外開口22aが位置す
る内側ローラ5aの外周部23に設けてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
内側ローラと外側ローラ間の相対速度が低下しても、貫
通孔からの潤滑油は、環状溝の存在によって、両ローラ
間の摺動部の全周にわたって給油ができるため、摺動損
失を増大させることなく、常に良好な圧縮機の動作効率
を保つことができると共に、両ローラの焼き付き等を防
止でき、信頼性が向上する回転式圧縮機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転式圧縮機の一実施例の断面図であ
る。
【図2】図1のローラ部分の拡大断面図である。
【図3】従来の回転式圧縮機の断面図である。
【図4】図3のI−I線における断面図である。
【図5】図3のローラ部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
2…電動機部、 3…シャフト、 3a…クランク、
5a…内側ローラ、 5b…外側ローラ、 9…機械部本
体、 18…潤滑油、 22…貫通孔、 23…内側ローラ外
周部、 24…外側ローラ内周部、 25…環状溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械部本体と、電動機部と、この電動機
    部からの回転力を伝達するシャフトと、このシャフトの
    一部に偏心して設けられたクランクと、このクランクに
    設けられ、かつ半径方向に潤滑油が通る貫通孔が穿設さ
    れた内側ローラと、この内側ローラに設けられた外側ロ
    ーラとを備え、前記貫通孔が開口する位置の前記内側ロ
    ーラの外周部又は前記外側ローラの内周部の円周方向に
    環状溝を形成したことを特徴とする回転式圧縮機。
JP9695491A 1991-04-26 1991-04-26 回転式圧縮機 Pending JPH05106583A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9695491A JPH05106583A (ja) 1991-04-26 1991-04-26 回転式圧縮機

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JP9695491A JPH05106583A (ja) 1991-04-26 1991-04-26 回転式圧縮機

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Publication Number Publication Date
JPH05106583A true JPH05106583A (ja) 1993-04-27

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ID=14178677

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JP9695491A Pending JPH05106583A (ja) 1991-04-26 1991-04-26 回転式圧縮機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105332915A (zh) * 2014-08-12 2016-02-17 武汉凌达压缩机有限公司 旋转式双滚子压缩机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105332915A (zh) * 2014-08-12 2016-02-17 武汉凌达压缩机有限公司 旋转式双滚子压缩机
CN105332915B (zh) * 2014-08-12 2017-11-17 武汉凌达压缩机有限公司 旋转式双滚子压缩机

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