JPH0510625A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0510625A
JPH0510625A JP15899491A JP15899491A JPH0510625A JP H0510625 A JPH0510625 A JP H0510625A JP 15899491 A JP15899491 A JP 15899491A JP 15899491 A JP15899491 A JP 15899491A JP H0510625 A JPH0510625 A JP H0510625A
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JP
Japan
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compressor
way valve
heat exchanger
blower
air conditioner
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Application number
JP15899491A
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English (en)
Inventor
Yozo Ohata
洋三 大畑
Yasuo Saito
靖夫 齋藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、サーモOFF時にドラフトが生じる
のを確実かつ未然に防止するとともに、コンプレッサの
再起動を円滑かつスムーズに行ない得るようにした空気
調和機である。 【構成】本発明の空気調和機は、コンプレッサ10、四
方弁11、室外側熱交換器、絞り装置および室内側熱交
換器を順次接続して四方弁11からコンプレッサ10へ
戻る冷凍サイクルを構成する一方、前記室内側熱交換器
の熱交換を促進させる送風機16や前記コンプレッサ1
0、四方弁11の運転を制御する制御回路20を備えた
空気調和機において、前記制御回路20はサーモOFF
時コンプレッサ10の運転を停止させる一方、コンプレ
ッサの運転停止から第1設定時間T1 経過後に四方弁1
1を反転させて冷凍サイクルをガスバランスさせ、この
ガスバランスさせている第2設定時間T2 の間は少なく
とも送風機16の運転を停止させるように調節制御した
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は室内の冷暖房や除湿等の
空気調和を行なう空気調和機に係り、特にコンプレッサ
の再起動をスムーズに行なうとともにドラフト感を解消
した空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】室内の冷暖房・除湿等の空気調和を行な
う空気調和機は、コンプレッサ、四方弁、室外側熱交換
器、絞り装置および室内側熱交換器を順次経て四方弁か
らコンプレッサへと戻る冷凍サイクルを構成する一方、
上記室内側熱交換器に対向させて送風機を設置し、この
送風機により室内側熱交換器の熱交換を促進させてい
る。上記送風機やコンプレッサ、四方弁の運転は、室温
センサに連動する制御回路により調節制御され、四方弁
を切換えることにより冷房運転、暖房運転を行なうよう
になっている。
【0003】従来の空気調和機の暖房運転は、室温セン
サの温度読取値taが室温設定値Ts より低い、いわゆ
るサーモONの場合、制御回路からの運転制御によりコ
ンプレッサを起動させ、四方弁に通電して暖房側に切換
え、送風機を強風運転(H)にして室内を暖房する一
方、室温センサの温度読取値taが室温設定値Ts +1
より高い、いわゆるサーモOFF時には、コンプレッサ
の運転を停止させ、送風機を弱風運転(L)にしてドリ
フトの発生を抑制している。そして、暖房サーモOFF
時には送風機を常時弱風運転に保つ一方、コンプレッサ
の運転が停止してから所定時間(第1設定時間)T1
過すると、制御回路により四方弁への通電を停止させて
四方弁を所要時間(第2設定時間)T2 の間反転させて
冷凍サイクルの高圧側、低圧側をガスバランスさせ、次
のサーモON時におけるコンプレッサの再起動をスムー
ズに行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和機にお
いて、暖房運転中にサーモOFFした場合、送風機は制
御回路により常時弱風運転(L)側に保たれているた
め、四方弁の反転時に室内側熱交換器が急激に温度低下
すると、室内側熱交換器で熱交換された冷気が室内に吹
き出される恐れがある。空気調和機は室内に吹き出され
る冷気が直接肌に当たらないように据付けられるが、吹
出口付近で利用しているとドリフトを感ずる恐れがあっ
た。
【0005】また、空気調和機に組み込まれる冷凍サイ
クルに単相式コンプレッサや絞り装置として膨張弁を用
いたものでは、暖房運転や冷房運転の運転停止後に、冷
凍サイクル内がガスバランスするまで長時間を要する。
このガスバランスを早めるために冷凍サイクルの高圧側
と低圧側を二方弁を備えた連通路で接続したものがあ
る。
【0006】しかし、二方弁を開放させて冷凍サイクル
のガスバランスを行なう場合には、通常の冷暖房運転で
は使用しないガスバランス専用の二方弁を必要とするた
め、構造が複雑となってその分コストアップの要因とな
り、組立性を低下させたり、また、運転停止後に二方弁
を直ちに開弁させると、冷凍サイクル内は図10に示す
ように急速にガスバランス(圧力バランス)するが、暖
房運転時には室内側熱交換器の温度が急激に低下して冷
風が吹出し、ドラフト感が生じる。
【0007】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、サーモOFF時にドリフトが生じるのを確実
かつ未然に防止するとともに、コンプレッサの再起動を
スムーズに行ない得るようにした空気調和機を提供する
ことを目的とする。
【0008】本発明の他の目的は、暖房運転中のサーモ
OFF時に、室内に冷気が吹き出すのを確実に防止し、
吹出口近傍で利用してもドラフトを感じず、不快感のな
い空気調和機を提供するにある。
【0009】本発明の別の目的は、二方弁を不要にして
冷凍サイクルの構成を簡素化し、その組立性を向上させ
るとともに、コンプレッサの再起動を円滑かつスムーズ
に行ない得る空気調和機を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空気調和機
は、上述した課題を解決するために、請求項1に記載し
たように、コンプレッサ、四方弁、室外側熱交換器、絞
り装置および室内側熱交換器を順次接続して四方弁から
コンプレッサへ戻る冷凍サイクルを構成する一方、前記
室内側熱交換器の熱交換を促進させる送風機や前記コン
プレッサ、四方弁の運転を制御する制御回路を備えた空
気調和機において、前記制御回路はサーモOFF時コン
プレッサの運転を停止させる一方、コンプレッサの運転
停止から第1設定時間経過後に四方弁を反転させて冷凍
サイクルをガスバランスさせ、このガスバランスさせて
いる第2設定時間の間は送風機の運転を少なくとも停止
させるように調節制御したものである。
【0011】また、上述した課題を解決するために、本
発明に係る空気調和機は、請求項2に記載したように、
コンプレッサ、四方弁、室外側熱交換器、絞り装置およ
び室内側熱交換器を順次接続して四方弁からコンプレッ
サへと戻る冷凍サイクルを構成する一方、前記室内側熱
交換器の熱交換を促進させる送風機や前記コンプレッ
サ、四方弁の運転を制御する制御回路を備えた空気調和
機において、冷暖房運転中コンプレツサがその運転停止
から所要時間内に再起動されるとき、前記制御回路はコ
ンプレッサ再起動前に四方弁を所定時間反転させるよう
に調節制御し、冷凍サイクルをガスバランスさせたもの
である。
【0012】
【作用】この空気調和機は、請求項1のように構成した
場合には、制御回路でコンプレッサ、四方弁、送風機の
運転を制御し、この制御回路は、例えば暖房運転のサー
モOFF時にコンプレッサの運転を停止させる一方、こ
のコンプレッサの運転停止から所要時間(第1設定時
間)経過後に四方弁を反転させて冷凍サイクルのガスバ
ランスをさせたので、コンプレッサの再起動をスムーズ
にかつ容易に行ない得る。また、冷凍サイクルをガスバ
ランスさせている時間(第2設定時間)中は、少なくと
も送風機の運転を停止させたので、室内側熱交換器で熱
交換された冷気が室内に吹き出すのを確実に防止でき、
ドラフトの発生を防ぐことができる。さらに、空気調和
機を請求項2に記載したように、冷暖房運転中にコンプ
レッサ運転停止状態から所要時間内に再起動させる場
合、制御回路によりコンプレッサの再起動前に四方弁を
所定時間、例えば2秒間反転させて冷凍サイクルをガス
バランスさせたので、コンプレッサの再起動を円滑かつ
スムーズに行なうことができる。
【0013】その際、冷凍サイクルをガスバランスさせ
るために、二方弁を設ける必要がないので、冷凍サイク
ルの構成が簡素化されてその組立性が向上する。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る空気調和機の実施例につ
いて添付図面を参照して説明する。
【0015】図1は本発明に係る空気調和機の一例を示
すもので、この空気調和機は、コンプレッサ10、四方
弁11、室外側熱交換器12、絞り装置としての膨張弁
13、室内側熱交換器14を順次経て四方弁11からコ
ンプレッサ10へと戻る冷凍サイクル15が構成されて
おり、この冷凍サイクル15は四方弁11を切り換える
ことにより冷房運転、暖房運転が行なえるようになって
いる。
【0016】冷凍サイクル15の室内側熱交換器14に
対向して近傍に送風機16が設置されており、この送風
機16のモータ17駆動により室内側熱交換器14の熱
交換を促進させるようになっている。また、室内側熱交
換器14の近傍には室温を検出する室温センサ18が配
設され、この室温センサ18で検出された温度信号は、
制御回路(制御器)20に入力されるようになってい
る。
【0017】制御回路20には、図示しないマイコンや
タイマが内蔵されて図2に示すように、交流電源21に
電気的に接続され、この制御回路20からの制御信号に
より、各コントロール接点(スイッチ)22,23,2
4,25の開閉を制御している。具体的には、制御回路
20からの制御信号によりコンプレッサ10のコントロ
ール接点22、送風機16の弱風運転(L)側コントロ
ール接点23および強風運転(H)側コントロール接点
24、四方弁11のコントロール接点25を開閉(ON
−OFF)を制御し、コンプレッサ10や送風機16の
運転制御、四方弁11の切換制御を行なっている。
【0018】この空気調和機で冷房運転を行なう場合に
は、制御回路20の制御信号により四方弁11のコント
ロール接点25をOFFにして四方弁11への通電を遮
断し、四方弁11を冷房側にセットする。この状態でコ
ンプレッサ10を起動させて運転すると、コンプレッサ
10から吐出される冷媒は図1に示す冷凍サイクル15
内を実線矢印Aで示すように流れる。このとき、室内側
熱交換器14では送風機16からの送風で熱交換が促進
され、この室内側熱交換器14で熱交換された冷却風が
室内に吹き出され、室内を冷房するようになっている。
【0019】また、空気調和機で暖房運転を行なう場合
には、制御回路20により四方弁11のコントロール接
点(スイッチ)25をONにして四方弁11に通電し、
四方弁11を暖房側に切り換える。この四方弁11の切
換により、コンプレッサ10から吐出された冷媒は冷凍
サイクル15内を破線矢印Bで示すように流れる。この
とき、室内側熱交換器14では送風機16からの送風が
熱交換されて暖められ、温風となって室内に吹き出さ
れ、室内を暖房する。
【0020】この暖房運転は、図3に示すフローチャー
トに従って運転が続けられる。室温センサ18で検出さ
れる温度の読取値taが室温設定値Ts より低いステッ
プ1の場合には、マイコンやタイマを内蔵した制御回路
20からの制御信号により、コンプレッサ10、送風機
16の強風運転(H)側、四方弁11の各コントロール
接点22,24,25をONにする、いわゆるサーモO
N運転が行なわれ、このサーモON時には図4に示すよ
うに、コンプレッサ10が起動され、送風機16は強風
運転(H)され、四方弁11は暖房運転側にセットされ
る。このとき、送風機16の弱風運転(L)側のコント
ロール接点23はOFF状態に保たれる。
【0021】送風機16を強風にした暖房運転を続ける
ことにより、室温が上昇し、室温センサ18の温度読取
値taが室温設定値Ts +α(αは1が好ましい。)よ
り高くなると、ステップ2のいわゆるサーモOFF運転
となる。このサーモOFF時には、制御回路20からの
制御信号によりコンプレッサ10と送風機16の強風運
転(H)側の各コントロール接点22,24はOFFと
なり、送風機16の弱風運転(L)側のコントロール接
点23はONとなり、コンプレッサ10の運転を停止さ
せ、送風機16を弱風運転させる。
【0022】このコンプレッサ10の運転停止から所定
時間である第1設定時間T1 経過後、ステップ3で示す
ように、制御回路20のマイコン制御により送風機16
のコントロール接点23,24をOFFにするととも
に、四方弁11のコントロール接点25をOFFにし、
送風機16の運転を停止させるとともに、四方弁11の
通電を停止させて、四方弁11を反転させる。
【0023】このときには、図4に示すように、第2設
定時間T2 、例えば数秒間の間、送風機16の運転を停
止させるとともに四方弁11を反転させて、冷凍サイク
ル15内の高圧側と低圧側をガス(圧力)バランスさ
せ、次のコンプレッサ10の再起動が円滑かつスムーズ
に行なわれるようにしている。
【0024】また、第1設定時間T1 経過後に、四方弁
11を反転させたとき、送風機16の運転も同時に停止
させるので、室内側熱交換器14が急激に温度低下して
も、冷却風が室内に吹き出されることがなく、ドリフト
感は生じない。この点、従来の空気調和機は、サーモO
FF時に、図4に破線Cで示すように、送風機16は弱
風運転(L)に常時キープされるので、四方弁11が反
転しても、送風機16は停止せず、弱風運転(L)が続
けられる。このため、サーモOFFで四方弁11の反転
により冷凍サイクル内がガスバランスし、時に室内側熱
交換器14が急激に温度低下すると、冷気が室内に吹き
出され、ドラフトが生じる恐れがある。この点は、図3
および図4に示すように空気調和機を運転制御すること
により改善される。
【0025】この暖房運転中において、サーモOFF時
の第2設定時間T2の経過後には、ステップ4に示すよ
うに、制御回路20により、四方弁11のコントロール
接点25および送風機16の弱風運転(L)側コントロ
ール接点23を共にONにして、送風機16を弱風運転
させるとともに、四方弁11に通電して暖房運転側に切
り換え、次のサーモON時に備える。
【0026】このため、次のサーモON時にコンプレッ
サの再起動が円滑かつスムーズに行なわれる。また、第
2設定時間T2 を適当な値を選定することにより、T2
時間中に室内側熱交換器14の温度は室温まで上昇する
ので、送風機16を弱風運転(L)させても、冷気を吹
き出すことはなく、ドラフトを感じない。
【0027】図5および図6は本発明に係る空気調和機
の第2実施例を示すものである。図5は空気調和機の暖
房運転時の運転制御を示すフローチャートであり、図6
は図5の運転制御を行なった場合、空気調和機に組み込
まれるコンプレッサ10、送風機16、四方弁11の運
転状態を示すタイムチャートである。
【0028】この空気調和機の冷凍サイクルや電気回路
の構成は、第1実施例で示す図1および図2の構成と異
ならないので説明を省略する。
【0029】図5および図6に示す空気調和機は第1実
施例で示したものとは暖房運転中のサーモOFF時にお
いて、特に、第2設定時間T2 経過後の制御回路(制御
器)20による送風機16と四方弁11の運転制御が基
本的に相違する。
【0030】具体的には、図5のステップ1からステッ
プ3までは第1実施例で示すものと同じであるが、ステ
ップ4以降の制御回路20による制御が第1実施例で示
した空気調和機とは異なる。図5および図6に示す空気
調和機においては、暖房運転中のサーモOFF時、四方
弁11が反転してから第2設定時間T2 経過後に、ステ
ップ4に示すように、四方弁11のコントロール接点2
5だけをONにして四方弁11を切換え、暖房運転側に
反転させるが、この実施例では送風機16のコントロー
ル接点23,24はさらに所定時間(第3設定時間)T
3 だけOFF状態に保ち、送風機16の運転を停止させ
たままの状態に保つ。
【0031】そして、ステップ5で示す第3設定時間T
3 経過後に、送風機16の弱風運転(L)側コントロー
ル接点23をOFFにし、送風機16を弱風運転(L)
させ、次のサーモON時に備えるようになっている。
【0032】制御回路20によりコンプレッサ10、送
風機16および四方弁11を図5および図6に示すよう
に運転制御することにより、第2設定時間T2 や第3設
定時間T3 を適当な値に選択すると、T2 時間中または
(T2 +T3 )時間中に、室内側熱交換器14の温度は
室温まで上昇し、送風機16を弱風運転(L)させて
も、室内に冷気を吹き出すことがなく、誤って吹出口付
近で利用してもドラフトを感ぜず、不快感がない。
【0033】図7乃至図9は本発明に係る空気調和機の
第3実施例を示したものである。
【0034】この空気調和機の冷凍サイクルの構成は、
図1に示す冷凍サイクル15と実質的に等しいので同一
符号を付して説明を省略する。ただ、コンプレッサ10
に単相式のものを使用した場合にも適する。
【0035】この空気調和機において、冷暖房運転は制
御回路(制御器)20により図7に示すフローチャート
に従って運転制御される。この冷暖房運転は、サーモの
ON−OFFによりコンプレッサ10の運転が制御され
る。例えば暖房運転時において、室温センサ18で検出
される温度読取値taが室温設定値Ts より低いサーモ
ON時にはコンプレッサ10の運転が継続され、室温設
定値Ts +1より高いサーモOFFの場合にはコンプレ
ッサ10の運転が停止される。
【0036】コンプレッサ10の運転停止後、冷凍サイ
クル15内の冷媒圧力は膨張弁13によって絞られ、高
圧側と低圧側とに分けられているので、冷凍サイクル1
5がガスバランスするまでに時間がかかり、所要時間例
えば3分程度要する。冷凍サイクル15がガスバランス
しないまま、コンプレッサ10を再起動させようとして
も、単相コンプレッサのようにアンバランス起動が難し
いものでは、再起動の失敗を生じる恐れがある。
【0037】そこで、この空気調和機においては、図7
に示すように、コンプレッサ10の運転停止後、サーモ
ONでコンプレッサ10が再起動されるまでの時間が例
えば3分以内の場合には、サーモONで、コンプレッサ
10が直ちに再起動されることはない。コンプレッサ1
0が再起動される前に運転状態、冷房運転か暖房運転で
あるかが判別される。
【0038】冷房運転の場合には、コンプレッサ10の
再起動直前に、制御回路20により四方弁11を制御
し、四方弁11に例えば2秒間通電(四方弁ON)して
四方弁11を反転(暖房側にセット)させ、冷凍サイク
ル15内をガスバランスさせる。四方弁11を反転(O
N)させてから所定時間(2秒間)経過すると、四方弁
11への通電を断ち(四方弁OFFにし)、四方弁11
を再び冷房側にセットしてコンプレッサ10の再起動運
転させる。
【0039】また、暖房運転の場合には、制御回路20
により、四方弁11をコンプレッサ10の再起動直前で
通電をしゃ断(四方弁OFFに)し、四方弁11を反転
させて冷房側にセットし、所定時間例えば2秒間四方弁
11を反転状態に保って冷凍サイクル15内をガスバラ
ンスさせる。このガスバランスによりコンプレッサ10
の再起動がスムーズに行なわれる。
【0040】四方弁OFF状態が所定時間(2秒間)経
過した後、四方弁11に再び通電(ON)して四方弁1
1を切り換え暖房側にセットし、コンプレッサ10を再
起動させる。
【0041】この冷暖房運転において、コンプレッサ1
0の運転が停止してからサーモONでコンプレッサ10
が再起動されるまでに所要時間、例えば3分以上経過し
ている場合には、サーモONでコンプレッサ10は直ち
に再起動運転される。
【0042】この空気調和機では冷暖房運転中、サーモ
OFFでコンプレッサ10の運転停止後、再起動までの
時間が冷凍サイクル15のガスバランスに必要な所要時
間、例えば3分以内である場合、冷房運転時には、コ
ンプレッサ10再起動直前に四方弁11を所定時間(例
えば2秒間)ONにし、暖房運転時には、コンプレッ
サ10再起動直前に四方弁11を所定時間OFFにす
る、運転制御を制御回路(制御器)20で行なうように
したから、四方弁11のON,OFFによる反転制御に
より冷凍サイクル15の高圧側と低圧側とをガスバラン
スさせることができる。
【0043】特に、暖房運転時には、サーモOFF時に
四方弁11を反転させてガスバランスさせることによ
り、冷凍サイクル15内の冷媒圧力は、図8に示すよう
に高圧側と低圧側がスムーズに圧力バランスする。ま
た、このとき、室内側熱交換器14の温度は、図9に示
すように、冷凍サイクル15のガスバランスに比例して
実線Dで示すように徐々に低下する。このため、コンプ
レッサ10の運転停止中の室内側熱交換器14の温度
が、破線Eで示す従来の二方弁を備えた室内側熱交換器
のように急速に低下することはない。したがって、コン
プレッサ10の運転停止中に冷風の吹出防止を図る上で
も有利となる。
【0044】なお、冷暖房運転中、コンプレッサ10の
運転停止から再起動までの時間がガスバランスに必要な
所要時間以上かかる場合には、制御回路20による四方
弁11の作動制御は行なわれず、サーモONでコンプレ
ッサ10は直ちに再起動される。
【0045】また、図7に示すフローチャートを本発明
の第1実施例、第2実施例で示された空気調和機と組み
合せてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る空気調和
機においては、コンプレッサ、送風機、四方弁の運転を
制御する制御回路は、サーモOFF時、コンプレッサの
運転を停止させる一方、コンプレッサの運転停止から第
1設定時間経過後に四方弁を反転させて冷凍サイクルを
ガスバランスさせ、このガスバランスさせている第2設
定時間の間は、少なくとも送風機の運転を停止させるよ
うに調節制御したから、コンプレッサの再起動運転を円
滑かつスムーズに行なうことができるとともに、第2設
定時間中は送風機の運転を停止させたので、室内側熱交
換器の温度が急速に下がる恐れがある冷凍サイクルのガ
スバランス時に、室内側熱交換器で熱交換された冷気が
室内に吹き出されることがなく、ドラフトの発生を確実
かつ有効的に防止できる。
【0047】また、コンプレッサの運転停止から再起動
するまでの時間が、冷凍サイクルのガスバランスに必要
な時間以内であるとき、制御回路はコンプレッサ再起動
前に所定時間四方弁を反転させたから、その間に冷凍サ
イクル内をガスバランスさせてコンプレッサの再起動を
円滑かつスムーズに行ない得るとともに、冷凍サイクル
内をガスバランスさせるのに二方弁等が不要になるの
で、冷凍サイクルの構成が簡素化され、その組立性を改
善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和機の第1実施例を示す冷
凍サイクル図。
【図2】図1に示す冷凍サイクルを駆動させる電気回路
図。
【図3】本発明に係る空気調和機で暖房運転する場合の
運転制御を示すフローチャート。
【図4】図3に示す運転制御が行なわれるときのコンプ
レッサ、送風機、四方弁の運転状態を示すタイムチャー
ト。
【図5】本発明に係る空気調和機の第2実施例を示すも
ので、暖房運転時の運転制御を示すフローチャート。
【図6】図5に示す運転制御が行なわれるときのコンプ
レッサ、送風機、四方弁の運転状態を示すタイムチャー
ト。
【図7】本発明に係る空気調和機の第3実施例を示すも
ので、空気調和機の運転制御を示すフローチャート。
【図8】図7の空気調和機の冷暖房運転中に、四方弁の
反転作動による冷凍サイクル内の冷媒圧力の圧力特性を
示す図。
【図9】図7の空気調和機の暖房運転中に、コンプレッ
サの運転を停止させた場合の室内側熱交換器の温度特性
を示す図。
【図10】従来の空気調和機において、二方弁の作動に
よる冷凍サイクル内の冷媒圧力の圧力特性を示す図。
【符号の説明】
10 コンプレッサ 11 四方弁 12 室外側熱交換器 13 膨脹弁(絞り装置) 14 室内側熱交換器 15 冷凍サイクル 16 送風機 17 送風機のモータ 18 室温センサ 20 制御回路(制御器) 22〜25 コントロール接点(スイッチ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサ、四方弁、室外側熱交換
    器、絞り装置および室内側熱交換器を順次接続して四方
    弁からコンプレッサへ戻る冷凍サイクルを構成する一
    方、前記室内側熱交換器の熱交換を促進させる送風機や
    前記コンプレッサ、四方弁の運転を制御する制御回路を
    備えた空気調和機において、前記制御回路はサーモOF
    F時コンプレッサの運転を停止させる一方、コンプレッ
    サの運転停止から第1設定時間経過後に四方弁を反転さ
    せて冷凍サイクルをガスバランスさせ、このガスバラン
    スさせている第2設定時間の間は少なくとも送風機の運
    転を停止させるように調節制御したことを特徴とする空
    気調和機。
  2. 【請求項2】 コンプレッサ、四方弁、室外側熱交換
    器、絞り装置および室内側熱交換器を順次接続して四方
    弁からコンプレッサへと戻る冷凍サイクルを構成する一
    方、前記室内側熱交換器の熱交換を促進させる送風機や
    前記コンプレッサ、四方弁の運転を制御する制御回路を
    備えた空気調和機において、冷暖房運転中、コンプレッ
    サがその運転停止から所要時間内に再起動されるとき、
    前記制御回路はコンプレッサ再起動前に四方弁を所定時
    間反転させるように調節制御し、冷凍サイクルをガスバ
    ランスさせたことを特徴とする空気調和機。
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