JPH0510596A - 暖房機とその製造方法および製造装置 - Google Patents

暖房機とその製造方法および製造装置

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JPH0510596A
JPH0510596A JP16567791A JP16567791A JPH0510596A JP H0510596 A JPH0510596 A JP H0510596A JP 16567791 A JP16567791 A JP 16567791A JP 16567791 A JP16567791 A JP 16567791A JP H0510596 A JPH0510596 A JP H0510596A
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JP
Japan
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heater
ceramic molded
molded product
honeycomb
ceramic
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Application number
JP16567791A
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English (en)
Inventor
Kazushi Yoshimura
和士 吉村
Tetsuo Moriyama
徹夫 森山
Tetsuya Monma
哲也 門馬
Haruyuki Kohama
晴之 小浜
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 暖房機における、ヒータ部の熱交換能力を向
上、脱臭効果の獲得、即時暖房と足下暖房による暖房能
力の向上、暖房機の製造方法において安価、簡単かつ瞬
時のヒータへのリード端子の接合方法、ヒータ部に用い
るセラミック成形品が量産可能であり、かつ安価で均一
に乾燥できる乾燥方法を提供する。 【構成】 暖房機のヒータ部にハニカム状セラミック成
形品を用いるとともに、そのハニカム状セラミック成形
品の表面に貴金属系粒子を触媒担持させる。また、暖房
機本体内に下向きのファンを設ける。暖房機の製造方法
において、リード端子をセラミック成形品の金属電極へ
の接合を高周波振動を利用して行う。直方体セラミック
ク形成品を均一に乾燥するために、稜部分に金属カバ
ー、外周面に保水性カバーを用い、さらに成形品の内部
を熱風により乾燥する装置を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】これらの発明は、空気の自然対流
を利用した暖房機とその製造方法および製造装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図17は従来の自然対流式暖房機の要部
の構造図である。先ず、電気ヒータ102に通電してヒ
ータ部101を発熱させる。ヒータ部101の発熱によ
りヒータ部101の周囲の空気が加熱される。加熱され
ることにより空気は比重が軽くなり吹き出し口(上部
口)103より温風となって室内に立ち上がる。このと
き下側の吸い込み口(下部口)104より室内の空気が
流入し、同様にヒータ部101で加熱されていく。この
ような一連の動作の繰り返しにより室内の暖房を行って
いる。さらに上向きにファンを取り付けて加熱された空
気を吹き出し口より速く勢いよく吹き出させ、室内を素
早く暖房するものもある。
【0003】ヒータ部には石英ガラスやニクロム線など
が用いられており、最近では板状や棒状などの導電性セ
ラミックも利用されている。
【0004】例えば、セラミックヒータは一般に、導電
性を有するセラミック成形品に金属電極を形成し、その
電極にリード端子をろう材を用いてろう付けして、製造
する。電極用材料としては、通常銀、ニッケル、アルミ
ニウムなどが使用され、銀やニッケルの場合は銀ろう、
アルミニウムの場合はAl−Si系、Al−Mg系など
のろう材を用いて接合する。
【0005】セラミック成形品は、上述のようなセラミ
ックヒータのみならず、自動車の排ガス防止用などに広
く利用されている。このようなセラミック成形品を乾燥
するには、自然乾燥、強制乾燥、遠赤輻射乾燥などいわ
ゆる外熱乾燥があるが、これらは外周部と内部との間に
乾燥収縮の差が大きく発生して、成形品の表面にクラッ
クや亀裂が生じる。そのため一般には、外周部と内部と
の収縮差を低減できるマイクロ波乾燥(内熱乾燥)が採
用されている。すなわち、連続乾燥炉内でマイクロ波を
セラミック成形品に照射して、マイクロ波のエネルギー
をセラミックに吸収させて乾燥する方法である。
【0006】また、マイクロ波を照射するさい均一乾燥
が行われるように、連続マイクロ波乾燥炉内で場所によ
るマイクロ波の強弱や電波ムラを緩和するために攪拌用
金属羽根を用いる、セラミック成形品を炉内で移動させ
る、マイクロ波の照射方向を機械的に変化させるなどの
調整をしている。その他、炉内に熱風を循環させてセラ
ミック成形品の表面と内部の放熱効果を促進させる、炉
内に加湿装置を設けて表面乾燥の進み具合を調整して表
面クラックを防止する、マイクロ波出力をインバータで
制御する、炉内で減圧しながらマイクロ波を照射して低
温での乾燥や排出される蒸気の除去を促進させる、など
セラミック成形品の外形や材質、処理量などに応じて、
種々の工夫を組み合わせて行われている。
【0007】そしてハニカム状セラミック成形品の一般
的な量産工程は、先ず、連続的に押し出されるハニカム
状セラミック成形品を定寸に切断し、切断されたハニカ
ム状セラミック成形品を加湿室にストックする。そのス
トックが定量になれば、そのバッチ毎に減圧炉に搬送
し、減圧炉では徐々に減圧を行いマイクロ波で加熱乾燥
を行い、圧力を常圧に戻し終了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のような自然対流
を利用した暖房機では、ヒータ部に石英ガラス、ニクロ
ム線、導電性セラミックなどを用いているが、これらの
ヒータ部は棒状のものが多くヒータの表面積が小さい。
従って、空気との熱交換能力が小さく、暖房能力が低
く、高い暖房能力を得るためには、ヒータ部の発熱温度
を高く設定して、例えば、赤熱状態で約700〜800
℃程度に設定している。さらにヒータ部を長くし、フィ
ンを取り付け表面積を増加させるなどしている。
【0009】しかしながら、上述のようにヒータの発熱
温度が高いと異常時の安全装置が重要になりコストが高
くなり、またヒータ部を長く大きくすると本体が大きく
なり製品のコンパクト化に逆行してしまうなどの問題点
があった。
【0010】また、暖房機のヒータ部で空気を加熱して
いるが、この空気はたとえば、一酸化炭素(CO)、ア
ンモニア(NH3 )、アセトアルデヒト(CH3 CH
O)などのガスを含んでおり、空気の加熱時にこれらの
ガスも加熱されてそのまま上部口より温風として排出さ
れるため、暖房される室内に独特の臭みが充満してしま
うという欠点もあった。
【0011】そして、自然対流を利用した暖房機では、
ドラフト効果だけで暖房するため、電源を投入してから
室内が暖まるまで長時間を要する。さらに、たとえ室内
が目標の温度に到達しても、温風を上向きに立ち上がら
せるため、どうしても足下が暖まらないという問題があ
った。
【0012】暖房機の製造方法では、次のような問題点
がある。
【0013】導電性セラミック成形品へのリード端子の
接続をろう付けにする場合、金属電極およびリード端子
の表面の酸化膜を除去するためフラックスが使用され
る。フラックスとは酸化膜を化学的に溶かすものであ
り、ろう付け後完全に除去しない限り金属電極あるいは
リード端子が腐食し導通不良を起こすという問題があ
る。
【0014】またフラックスを用いないろう付け方法と
して真空ろう付けがあるが、真空引き、加熱、冷却とい
う長い工程を要すとともに、高真空に耐え得る特殊な炉
が必要であるため、結果としてイニシャルコストが高く
なってしまう。
【0015】セラミック成形品の乾燥では、上述のよう
に、均一乾燥を行うために種々の工夫がなされているも
のの、一般的に被乾燥物の誘電損失係数が大きいほどマ
イクロ波の吸収効果は大きく、セラミック成形品、例え
ばSiC(炭化珪素)からなるものでは誘電損失係数が
大きいため、外周部と内部とでマイクロ波の吸収の差が
大きくなって均一に乾燥させるのが難しい。
【0016】特に外形が直方体のハニカム状セラミック
成形品では、マイクロ波を均一に照射してもマイクロ波
は外周部に集中的に吸収される。図18(A)と(B)
は直方体のハニカム状セラミック成形品の乾燥状態の図
である。図18(A)のように外周部112が適当な乾
燥状態になったとき、内部111は蒸気発生により未乾
燥状態であんこ状のままであったり、図18(B)のよ
うに内部111が適当な乾燥状態となったときには外周
部112はすでに過乾燥(バインダーアウト)であった
りする。したがって、マイクロ波の集中的な吸収をどの
ように緩和するか、また内部に発生する蒸気をどのよう
に排出させるかという問題がある。
【0017】さらに、量産工程においては処理量毎のバ
ッチ生産となるが、先のバッチを処理している間に、次
の処理物を加湿室にストックしていく。そのさい最初に
ストックされた品物と最後にストックされた品物とで
は、時間の差により若干含水率が異なり最終的には品質
の不安定になり問題となる。
【0018】乾燥装置としては、以上の方法では、加湿
装置付きのストック室、それと同等程度の面積の減圧
室、マイクロ波加熱装置という大きな設備を必要とし、
設備投資の面でも問題となっている。
【0019】そこで、この出願に係る発明の目的は、暖
房機のヒータ部の発熱温度を高くすることなく、またヒ
ータ部を大きくせず、コンパクトかつ低コストで安全性
および熱交換能力の高い暖房機を提供すること、温風の
浄化率を高め脱臭効果の大きい暖房機を提供すること、
電源投入後即暖房効果の上がる、かつ足下の暖房効果の
高い暖房機を提供すること、暖房機のヒータ部の製造に
際し、高価な真空炉、フラックスなどを用いず、簡単か
つ瞬時にセラミック基材の電極にリード端子を接続する
製造方法を提供すること、さらにヒータ部に使用するハ
ニカム状セラミック成形品の乾燥に際し、マイクロ波照
射により成形品の外周部と内部をより均一に乾燥できる
製造方法と、大きく高価な設備を必要としない製造装置
を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】この出願に係る第1の発
明では、下部口より吸い込んだ室内の空気をヒータ部に
て加熱したのち上部口より吹き出すことにより、室内を
暖房する暖房機において、前記ヒータ部に導電性ハニカ
ム状セラミック成形品を使用したことを特徴とする。
【0021】この出願に係る第2の発明では、前記導電
性ハニカム状セラミック成形品を多孔質成形品とすると
ともに、前記多孔質成形品の表面に貴金属系粒子を触媒
担持させたことを特徴とする。
【0022】この出願に係る第3の発明では、下部口よ
り吸い込んだ室内の空気をヒータ部にて加熱したのち上
部口より吹き出すことにより、室内を暖房する暖房機に
おいて、前記ヒータ部にて加熱された空気を強制的に下
部口より排出させるファンを設けたことを特徴とする。
【0023】この出願に係る第4の発明では、前記暖房
機に適用される金属電極を有する導電性セラミック成形
品にリード端子を接続する製造方法において、前記金属
電極の上に載置されたリード端子を、加圧しながら高周
波振動を加えることを特徴とする。
【0024】この出願に係る第5の発明では、ハニカム
状の直方体セラミック成形品を搬送ベルトにより長尺状
の乾燥炉を順次連続して通過させながらマイクロ波を照
射して乾燥する製造方法において、前記マイクロ波を照
射するさいに、前記直方体セラミック成形品の長尺方向
の稜部分を金属製カバーで覆うことを特徴とする。
【0025】この出願に係る第6の発明では、ハニカム
状の直方体セラミック成形品を搬送ベルトにより長尺状
の乾燥炉を順次連続して通過させながらマイクロ波を照
射して乾燥する製造方法において、前記マイクロ波を照
射するさいに、前記直方体セラミック成形品の外周面を
保水性カバーで覆うことを特徴とする。
【0026】この出願に係る第7の発明では、ハニカム
状セラミック成形品を搬送ベルトにより長尺状の乾燥炉
を順次連続して通過させながらマイクロ波を照射して乾
燥する製造装置において、前記製造装置の出口近傍に出
口より中心に向かって順に第2熱風吹出口、排風口、第
1熱風吹出口を設けるとともに、前記第1熱風吹出口と
排風口との間および第2熱風吹出口と排風口の間に、前
記ハニカム状セラミック成形品のみ通過可能な第1密閉
ボードと第2密閉ボードとを配設し、前記第1密閉ボー
ドと前記第2密閉ボードとの間隔を、前記ハニカム状セ
ラミック成形品の長さに、連続搬送されるハニカム状セ
ラミック成形品間の間隔を加えた長さとしたことを特徴
とする。
【0027】
【作用】この出願に係る第1の発明の暖房機では、ヒー
タ部に導電性ハニカム状セラミック成形品を用いた。セ
ラミックは導電性を有し任意の形状に加工できる。ハニ
カム状に成形することにより、縦リブと横リブより成る
セルの内部表面が増加しヒータ部の表面積が極めて大き
くなり、熱交換能力が大きくなる。
【0028】この出願に係る第2の発明の暖房機では、
前記導電性ハニカム状セラミック成形品を焼成時に多孔
質に形成し、その多孔質となった表面に貴金属系粒子を
触媒担持させる(多孔質セラミック成形品はハニカム状
であるため、上述のように増大した表面に触媒担持させ
ることができる)。ヒータの発熱によって触媒担持され
ている貴金属系粒子が活性化され、下部口より流入する
空気はヒータ部を通過する際に加熱された貴金属系粒子
と接触し、臭気は貴金属系粒子により直接酸化脱臭さ
れ、無臭に近い温風となる。
【0029】この出願に係る第3の発明の暖房機では、
ヒータ部の近傍に、下向きに風を送るファンを設けたこ
とにより、温められた温風を下部口より強制的に吹き出
させるので、室内が下からも暖められ足下が暖まるとと
もに、室内の空気の循環も上手く行われ暖房効率があが
る。
【0030】この出願に係る第4の発明の製造方法で
は、金属電極を有する導電性セラミック成形品より成る
セラミックヒータの前記電極の表面にリード端子を載置
し、そのリード端子に加圧しながら高周波振動を加え
て、金属電極にリード端子を接続するようにした。従っ
て、リード端子と電極の接触面には圧力と高周波振動が
供給され、両表面の酸化膜が取り除かれるとともに、摩
擦熱により冶金的な接合が行われ、電極にリード端子が
接続される。
【0031】この出願に係る第5の発明の製造方法で
は、連続マイクロ波乾燥炉内で搬送されながらマイクロ
波が照射される直方体セラミック成形品の長尺方向の稜
部分を金属製カバーで覆うようにしたことにより、覆わ
れた稜部分ではマイクロ波は反射される。そのため誘電
損失係数の大きなセラミック成形品であっても覆われた
稜部分でのマイクロ波の集中的な照射が緩和され、セラ
ミック成形品が均一に乾燥される。
【0032】この出願に係る第6の発明の製造方法で
は、連続マイクロ波乾燥炉内で搬送されながらマイクロ
波が照射される直方体セラミック成形品を保水性カバー
で覆うため、乾燥中に内部から出てくる蒸気がこの保水
性カバーで保持され過飽和の状態となり、セラミック成
形品の内部が適当な乾燥状態になるまで乾燥が進行した
場合でも、外周面に過乾燥によりクラックや亀裂が生じ
ない。
【0033】この出願に係る第7の発明の製造装置で
は、出口近傍に出口より中心に向かって順に第2熱風吹
出口、排風口、第1熱風吹出口を設け、第1熱風吹出口
と排風口との間および第2熱風吹出口と排風口の間に第
1密閉ボードと第2密閉ボードとを配設した。従って第
1密閉ボードと第2密閉ボードとの間が、ハニカム状セ
ラミック内部から発生した蒸気を排出する部屋(排風
室)となる。さらに第1密閉ボードと第2密閉ボードと
の間隔を、前記ハニカム状セラミック成形品の長さに、
連続搬送されるハニカム状セラミック成形品間の間隔を
加えた長さとしたことにより、ハニカム状セラミック成
形品が密閉ボードを通過する際に排風室が負圧となっ
て、両密閉ボードの外に設けた熱風が第1熱風吹出口、
第2熱風吹出口よりハニカム状セラミック成形品の内部
を乾燥させながら通過して排風室より流出していく。
【0034】
【実施例】図1は、この出願の第1および第2の発明の
実施例である暖房機の要部の概略図である。ハニカム状
の導電性を有するセラミックよりなるセラミックヒータ
11はヒータ部10の中に組み込まれ本体1に取り付け
られている。本体1の上部には吹き出し口(本実施例の
上部口)4が、下部には吸い込み口(本実施例の下部
口)5が設けられている。
【0035】図2は、同暖房機に適用されているセラミ
ックヒータの概略図である。ハニカム状セラミック成形
品17の上下には電極12と電極板13が取り付けられ
ている。外寸は140mm×40mm奥行き15mmである。
【0036】図3は、同ハニカム成形品のハニカム構造
の図である。厚み0.5mmの縦リブ14と横リブ15を
組み合わせたセル16より構成され、セルの寸法は1.
5mm×1.5mmであり、ヒータの表面積が大幅に増大す
る。
【0037】図4は、同セラミックヒータの保持の状態
を示す図である。ヒータ部の内側に絶縁ガイシ19によ
って、ヒータ11は両側から挟み合わせて保持され、支
持アングル18に固定されて空間に浮いた状態となって
いる。電極12に取り付けられた電極板13は絶縁ガイ
シ19の図示せぬ孔よりリード線20と結線されてい
る。
【0038】以上のような構成で、導電性ハニカム状セ
ラミック成形品として多孔質に焼成したものを用い、そ
の表面に貴金属系粒子を触媒担持加工する。多孔質の導
電性セラミックを得る方法は例えば、特願平2−252
950号に示されている。この実施例では触媒として白
金系粒子をヒータ外寸容量1000cm3 に対して0.7
5g担持させている。
【0039】セラミックヒータ11は通電することによ
り発熱し、セラミックヒータ11の周囲の空気が加熱さ
れる。空気は加熱されると比重が軽くなり上部へ立ち上
がり、本体1上部の吹き出し口4より温風となって室内
に立ち上がる。このとき吸い込み口5より室内の空気が
流入して、ヒータ部10のセラミックヒータ11を通過
する。セラミックヒータ11はハニカム状であり、表面
積が増大して空気との熱交換能力が高くなり、セラミッ
クヒータ11の発熱温度を赤熱しない500℃以下に押
さえても、通過した空気の温度は高温になる。
【0040】このような現象が本体1の内部で繰り返さ
れ、室内の空気を早くより多く循環させ室内の暖房を行
う。また吹き出る温風の温度が高いため吹き出し口4と
本体1上部の側面が加熱されており、より一層のドラフ
ト効果が促進させる。
【0041】本実施例での測定では、常温時(RT=2
0℃)、抵抗6Ωのセラミックヒータを3個直列に結線
し、18Ωの状態で機器に組み込んでAC100Vを通
電して出力1200Wが得られた。ヒータの表面温度は
300〜350℃で赤熱には程遠い温度であった。吹き
出し温風温度はヒータ上面より350mmの位置で約80
℃(RT=18℃)が得られた。
【0042】図5は、本実施例のセラミックヒータの抵
抗−温度特性図である。実線はPTC特性のヒータを表
し、破線はNTC特性のヒータを表している。PTC特
性のヒータであればキュリー点により一定温度以上に発
熱しないため安定して安全である。またNTC特性のヒ
ータであっても、本実施例の暖房機が使用される室内の
温度は5〜25℃程度の範囲であるため、この温度域で
放熱バランスがとれるように設計すればよい。
【0043】仮に吸い込み口5がふさがれる等の異常が
起こったときは、NTC特性のヒータではヒータの温度
上昇により電流が増大するため、電流ヒューズの溶断等
により電源が切れる。
【0044】図6は、同セラミックヒータの出力特性図
である。実線はPTC特性のヒータを表し、破線はNT
C特性のヒータを表している。NTC特性のヒータで
は、電源投入時の突入電流が発生しないので電流ヒュー
ズなどの使用が可能である。
【0045】また、本実施例では導電性ハニカム状セラ
ミック成形品を多孔質に焼成し、貴金属系粒子として白
金系粒子を担持させたため、セラミックヒータ11の発
熱により触媒が活性化される。吸い込み口5より流入す
る空気はセラミックヒータ11を通過する際には加熱さ
れた白金系粒子と接触し、臭気が直接酸化脱臭され、無
臭に近い状態で吹き出し口4より温風となって出てい
く。
【0046】図7は、本実施例の暖房機のセラミックヒ
ータの常温時における脱臭性能を表す図である。実線は
ヒータ温度に対するCOの浄化率、2点鎖線ヒータ温度
に対するアンモニア(NH3 )の浄化率、破線はヒータ
温度に対するアセトアルデヒト(CH3 CHO)の浄化
率を表している。いずれもSV値は180000/Hr
の条件である。これらの浄化率から分かるように、ハニ
カム状のセラミックヒータの脱臭効果は大きく、温度を
300〜350℃に設定すれば、いずれのガスをも浄化
できることが判明した。
【0047】図8は、この出願に係る第3の発明の実施
例である暖房機の側面概略図である。本実施例ではヒー
タとしてハニカム状のセラミックヒータを用いた。
【0048】本体40の内部のヒータ部41の下にファ
ン42が取り付けられている。また本体40の前面下部
には吸排口43が設けられている。ファン42はヒータ
部41で暖められた空気を下部の吸排口43へと送るよ
う矢印a方向に回転する。
【0049】室内の温度が低いときに電源を入れると、
ヒータ部41の通電と同時にファン42が回り始め、吸
排口43より足下に矢印cの方向に温風を吹き出し、図
示せぬ吹き出し口からは室内の冷たい空気が流入し矢印
bの方向からヒータを通過して、通常とは逆の方向に室
内を循環させる。室温が上がればファン42を停止さ
せ、図示せぬ吹き出し口より温風が出て自然対流で室内
の暖房を行い、室温が低下すれば再びファン42が回転
する機構となっている。この一連の動作は図示せぬルー
ムサーモで制御する。
【0050】その他、任意に足下から温風を吹き出す強
制運転、ファンの位置をヒータ部の上部などにするな
ど、本実施例に限られるものではなく、ヒータ部もセラ
ミックヒータに限られるものではない。
【0051】次に、この出願に係る第4の発明である製
造方法の実施例を説明する。
【0052】図9は、同製造方法により、リード端子が
接合されたセラミックヒータの外観斜視図である。セラ
ミックヒータ1は、導電性セラミック(本実施例ではS
iC)のハニカム状セラミック成形品17(図2と同様
のもの)であり、その上下面には金属電極30が付着形
成されている。金属電極30の付着形成方法は、溶射、
導体ペーストの焼き付け、蒸着、CVD、メッキなど種
々あるが、本実施例では溶射により付着形成している。
金属電極30の材質としては安価なアルミニウムを用い
ている。リード端子31は本実施例の製造方法により接
合されたもので、接合部分に圧痕32が残っている。
【0053】図10は、本実施例の製造方法を説明する
図である。高周波振動および加圧するための装置は一般
に市販されている超音波溶接機を用いている。高周波発
生器50により発生した高周波の電気エネルギーは、振
動子51により機械的エネルギーに変換され、高周波振
動となってホーン52先端に連結されたチップ53へと
伝達される。チップ53の表面には溶着部材との滑りを
防ぐために刻み目54が形成されている。エアシリンダ
55は振動子51を下方に引っ張り、チップ53が接合
部を加圧するように構成されている。高周波振動は水平
方向に作用され、例えば20〜40kHzに設定され
る。セラミックヒータ1は振動を抑止するように、安定
した台56にボルト締めなどにより強固に設置された固
定治具57により固定されている。
【0054】図11(A)、(B)は同製造方法で用い
た装置のチップ周辺の拡大断面図である。同図(A)は
接合前の状態を表し、同図(B)は接合後の状態を示し
ている。
【0055】接合前は図11(A)のように、金属電極
30上に載置されたリード端子31は上方のチップ53
より静加圧を受けた状態にある。ここで高周波発生器5
0により高周波振動がチップ53に供給されると、チッ
プ53は図中矢印のように水平方向に振動する。リード
端子31はチップ53より加圧を受け、かつ刻み目54
があるため、チップ53とリード端子31との間に滑り
を生じることなく、チップ53と同じ周波数と振幅で振
動する。一方金属電極30はセラミックヒータ1が台5
6に固定されているため振動しない。したがって金属電
極30とリード端子31とは接触面同志が強烈な速さで
擦れ合うことになる。その結果、接触面の酸化物および
不純物が除去されると同時に摩擦熱による加熱にも助け
られるため、約1秒で図11(B)のように溶接が施さ
れリード端子31が金属電極30に接合される。以上の
ようなスポット的溶接を一点あるいは多点に施す。
【0056】図12は金属電極の膜厚の違いによる接合
状態の試験結果である。この結果より膜厚が100ミク
ロン以上でないと良好な接合ができなかったことが分か
る。
【0057】上述のように金属電極の表面の酸化物が除
去されるとともに加圧されるので、接合後は膜厚が減少
するからである。これは高周波の機械的エネルギー量と
ともに大きくなるため、金属電極は厚めに付着形成する
のが好ましい。従って金属電極の付着方法としては、最
も厚い膜を形成できる溶射が適当である。
【0058】この製造方法は、ハニカム状セラミック成
形品より成るセラミックヒータに限られることはなく、
平面状セラミックヒータにも適用できる。さらにチップ
の表面形状に湾曲を持たせればパイプ状あるいは棒状の
ヒータにも適用できる。
【0059】図13は、この出願に係る第5、第6の発
明の実施例である製造方法に適用する第7の発明の実施
例である製造装置(連続マイクロ波乾燥炉)の概略構成
図である。
【0060】連続マイクロ波乾燥炉60は、その終端部
(出口付近)を除く部分のマイクロ波を照射する加熱ゾ
ーン61と、終端部の直方体セラミック成形品6の内部
から発生する蒸気の排出と乾燥を行う乾燥ゾーン62と
から構成されている。直方体セラミック成形品6は連続
して順次コンベア78により連続マイクロ波乾燥炉60
内を搬送され加熱ゾーン61で加熱され、乾燥ゾーン6
2で直方体セラミック成形品6の内部に発生した蒸気が
排出されて乾燥される。乾燥ゾーン62には後述の第1
熱風吹出口63、第2熱風吹出口64、排風口65、第
1密閉ボード66、第2密閉ボード67が設けられ、排
風室68が構成されている。
【0061】図15は、この出願に係る第5、第6の発
明の実施例である製造方法に使用する金属製カバーと保
水カバーの直方体セラミック成形品への取り付け説明図
であり、図16は同装着完了図である。
【0062】乾燥されるべき直方体セラミック成形品6
は誘電損失係数の大きいSiC(炭化珪素)からなり直
方体で内部がハニカム状になっているものを用いる。金
属製カバー71と72は上下に繋がるコの字型の形状で
左右一対をなし、直方体セラミック成形品6の長尺方向
の稜部分を被い、成形品の横幅や乾燥状態に応じて自動
的に取り付け位置の横幅の調整が行えるものである。
【0063】保水性カバー73、74、75、76は、
直方体セラミック成形品の上面、左右側面(金属製カバ
ー内に組み込む)、コンベア78の下面(コンベアネッ
トの敷台として使用)にセットされている。材質はマイ
クロ波を透過し加熱しにくいテフロン系の樹脂を用い、
その有効長は金属製カバーの長さと同じ程度とする。
【0064】また、テフロン面の工夫として適度な大き
さの孔77を複数形成してある。マイクロ波照射によっ
てハニカム内で発生した蒸気はテフロン系の樹脂表面で
保水効果をもたらすが、その効果を越える蒸気について
は水滴となり被乾燥物に悪影響を与えかねないので、余
分な蒸気を前記孔77より除去させるためである。
【0065】直方体セラミック成形品6を乾燥させると
きは、予め連続マイクロ波乾燥炉60内に組み込まれ
た、金属製カバー71と72および保水性カバー73〜
76の囲いの中のコンベア78上にセットし連続してマ
イクロ波照射を行う。搬送される直方体セラミック成形
品6の稜部分は金属製カバー71と72により覆われて
いるので、稜部分に照射されるマイクロ波を反射し、集
中的な照射を緩和する。
【0066】また直方体セラミック成形品6の外周面は
保水性カバー73〜76で覆われているので、照射時成
形品の内部より発生する蒸気をこの保水性カバーの表面
で保持する。そして直方体セラミック成形品の表面の蒸
気の飽和状態を保ちながら、余分な蒸気を孔より排出さ
せる。
【0067】図14は、第7の発明の実施例である製造
装置(連続マイクロ波乾燥炉)の要部の概略図である。
【0068】この装置は、ハニカム状の直方体セラミッ
ク成形品の内部に滞留した蒸気を抜くためのものであ
る。図は連続マイクロ波乾燥炉60の加熱ゾーン61を
通過し内部に蒸気が充満している直方体セラミック成形
品6が、乾燥ゾーン62を矢印の方向(装置の出口)へ
と搬送されている状態である。連続マイクロ波乾燥炉6
0の終端部には中心よりから第1熱風吹出口63、第1
密閉ボード66、排風口65、第2密閉ボード67、第
2熱風吹出口64が設けられ、第1密閉ボード66と第
2密閉ボード67との間に排風室68が形成される。第
1密閉ボード66、第2密閉ボード67は直方体セラミ
ック成形品のみ通過できるよう形成されており、両密閉
ボードの間隔は、連続して搬送されてくる直方体セラミ
ック成形品の先端から次の直方体セラミック成形品の先
端までの距離にしてある。従って、この密閉ボードを直
方体セラミック成形品が通過する際、排風室68が負圧
となっていることより、密閉ボードの外側に設けられた
室の熱風が直方体セラミック成形品の内部を乾燥させな
がら通過して排風室68の排風口65から流出する。
【0069】このようにして直方体セラミック成形品の
内部に滞留した蒸気を強制的に排出するとともに、内部
を熱風で乾燥することができる。
【0070】
【発明の効果】以上のように、この出願に係る第1の発
明によれば、暖房機のヒータ部に導電性ハニカム状セラ
ミック成形品を使用したことにより、ヒータの表面積が
大幅に増大して、暖房能力の向上を図るとともに、ヒー
タの温度を低い状態で設計できるため安全機構が簡易化
によるコストの低減、ヒータをコンパクトにできること
により高出力でありながら暖房機本体の小型化を図るこ
とができた。第2の発明によればヒータを構成するハニ
カム状セラミック成形品を多孔質に形成することによ
り、増大した表面に大量の貴金属系粒子を担持させるこ
とができ、脱臭機能を得ることができた。第3の発明に
よれば、暖房機の内部に温風を強制的に下部口から吹き
出させるためのファンを設けたことにより、暖房機の即
効暖房および足下暖房を実現でき、暖房能力の向上を図
ることができた。第4の発明によれば、暖房機の製造方
法において、セラミックヒータにリード端子を接合する
ために真空炉のような高価な設備を用いず、簡単且つ瞬
時に接合できるとともに、イニシャルコストの低減を図
ることができ、量産に非常に有利となった。また金属電
極とリード端子が化学的に結合されるため、長期間使用
においても接合部の抵抗劣化が皆無である高品質なセラ
ミックヒータを提供できる。第5、第6、第7の発明で
は、暖房機の製造方法において、内部がハニカム構造で
ある直方体セラミック成形品のマイクロ波照射による乾
燥が、金属製カバーによりマイクロ波を反射して全体に
均一にマイクロ波を照射できるようにするとともに、保
水性カバーで直方体セラミック成形品を覆うことにより
直方体セラミック成形品外周面の過乾燥によるクラック
や亀裂の発生を防止することができた。さらに、セラミ
ック成形品の内部に滞留している蒸気を熱風で抜く製造
装置により、内部のクラックや亀裂の発生をも防止する
ことができ、大掛かりな設備投資をすることなく優良な
ハニカム状の直方体セラミック成形品を提供することが
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の第1の発明および第2の発明の実施
例である暖房機の要部の概略図である。
【図2】同暖房機に適用されているセラミックヒータの
概略図である。
【図3】同暖房機のセラミックヒータに適用されている
ハニカム状セラミック成形品のハニカム構造の図であ
る。
【図4】同暖房機のセラミックヒータの保持の状態を示
す図である。
【図5】同暖房機のセラミックヒータの抵抗−温度特性
図である。
【図6】同暖房機のセラミックヒータの出力特性図であ
る。
【図7】同暖房機の脱臭能力を表す図である。
【図8】この出願に係る第3の発明の実施例である暖房
機の側面概略図である。
【図9】この出願に係る第4の発明の実施例である製造
方法により、リード端子が接合されたセラミックヒータ
の外観斜視図である。
【図10】同製造方法を説明する図である。
【図11】同製造方法で用いた装置のチップ周辺の拡大
断面図である。同図(A)は接合前の状態を表す図であ
り、同図(B)は接合後の状態を示す図である。
【図12】金属電極の膜厚の違いによる接合状態の試験
結果を示す図である。
【図13】この出願に係る第5、第6の発明の実施例で
ある製造方法に適用する第7の発明の実施例である製造
装置(連続マイクロ波乾燥炉)の概略構成図である。
【図14】この出願に係る第7の発明の実施例である製
造装置(連続マイクロ波乾燥炉)の要部の概略図であ
る。
【図15】この出願に係る第5、第6の発明の実施例で
ある製造方法に使用する金属製カバーと保水性カバーを
直方体セラミック成形品への取り付け説明図である。
【図16】同金属製カバーと同保水性カバーの直方体セ
ラミック成形品への装着完了図である。
【図17】従来の自然対流式暖房機の要部の構造図であ
る。
【図18】従来の製造方法による直方体のハニカム状セ
ラミック成形品の乾燥状態の図である。
【符号の説明】
4−吹き出し口(上部口) 5−吸い込み口(下部口) 6−直方体セラミック成形品 1,11−セラミックヒータ 12,30−金属電極 13,31−リード端子 17−ハニカム状セラミック成形品 43−吸排口(下部口) 42−ファン 60−連続マイクロ波乾燥炉 63−第1熱風吹出口 64−第2熱風吹出口 65−排風口 66−第1密閉ボード 67−第2密閉ボード 68−排風室 71,71−金属製カバー 73,74,75,76−保水性カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小浜 晴之 大阪市阿倍野区長池町22番22号 シヤープ 株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部口より吸い込んだ室内の空気をヒー
    タ部にて加熱したのち上部口より吹き出すことにより、
    室内を暖房する暖房機において、 前記ヒータ部に導電性ハニカム状セラミック成形品を使
    用したことを特徴とする暖房機。
  2. 【請求項2】 前記導電性ハニカム状セラミック成形品
    を多孔質成形品とするとともに、 前記多孔質成形品の表面に貴金属系粒子を触媒担持させ
    たことを特徴とする請求項1記載の暖房機。
  3. 【請求項3】 下部口より吸い込んだ室内の空気をヒー
    タ部にて加熱したのち上部口より吹き出すことにより、
    室内を暖房する暖房機において、 前記ヒータ部にて加熱された空気を強制的に下部口より
    排出させるファンを設けたことを特徴とする暖房機。
  4. 【請求項4】 金属電極を有する導電性セラミック成形
    品にリード端子を接続する際、前記金属電極上に前記リ
    ード端子を載置し、このリード端子を加圧しながら高周
    波振動を加えることを特徴とするリード端子接続方法。
  5. 【請求項5】 ハニカム状の直方体セラミック成形品の
    長尺方向の稜部分を金属製カバーが覆ったのち、これを
    搬送ベルトにより長尺状の乾燥炉を順次連続して通過さ
    せながらマイクロ波を照射して乾燥することを特徴とす
    るセラミック成形品の製造方法。
  6. 【請求項6】 ハニカム状の直方体セラミック成形品の
    外周面を保水性カバーで覆ったのち、これを搬送ベルト
    により長尺状の乾燥炉を順次連続して通過させながらマ
    イクロ波を照射して乾燥することを特徴とするセラミッ
    ク成形品の製造方法。
  7. 【請求項7】 ハニカム状セラミック成形品を搬送ベル
    トにより順次連続して搬送させながらマイクロ波を照射
    して乾燥する長尺状の製造装置において、 前記製造装置の出口近傍に出口より中心に向かって順に
    第2熱風吹出口、排風口、第1熱風吹出口を設けるとと
    もに、 前記第1熱風吹出口と排風口との間および第2熱風吹出
    口と排風口の間に、前記ハニカム状セラミック成形品の
    み通過可能な第1密閉ボードと第2密閉ボードとを配設
    し、 前記第1密閉ボードと前記第2密閉ボードとの間隔を、
    前記ハニカム状セラミック成形品の長さに、連続搬送さ
    れるハニカム状セラミック成形品間の間隔を加えた長さ
    としたことを特徴とする製造装置。
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JP2007513308A (ja) * 2003-05-21 2007-05-24 マスト カーボン インターナショナル リミテッド 導電性で多孔質のモノリスを備える流体用ヒータ

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