JP2007513308A - 導電性で多孔質のモノリスを備える流体用ヒータ - Google Patents

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Abstract

広範な用途に用いることができる制御された抵抗率の電気加熱要素は、導電性の合成多孔質カーボンモノリスから形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱要素及び該加熱要素を包含するヒータに関し、特には、例えば気体等の流体を加熱することができるヒータに関する。
従来の気体加熱システムは、一般的な熱交換器のようにガス燃焼された又は電気的に加熱された管を通した間接加熱や、電気的要素を用いた直接加熱を通した間接加熱が用いられている。けれども、気体加熱が重要な必需品である、既知のシステムが使えないといった数多くの潜在用途があり、改善されたシステムが必要となっている。
小さいものへの適用や低温処理の流れに適用する際の上記の一般的なシステムの主要な欠点は、ひいては要求される処理温度に関連する高い表面温度を招く効率の悪い加熱である。これは、加熱の対象となる流れが熱的に不安定である場合や、上記流れが燃焼性である場所において重要な問題となり、高い表面温度が発火や電力供給の制限につながるおそれがある。
上記問題を軽減する加熱要素及びヒータを発明した。
本発明によれば、流体が加熱要素を通過する流体用ヒータであって、上記加熱要素が導電性で多孔質のモノリスを備えることを特徴とするヒータが提供される。
本発明は、電源に接続可能な導電性で多孔質のモノリシック構造の加熱要素を含む容器を備え、この容器は流入口及び流出口を有し、流入口から容器に流入した流体が加熱要素を通って流出口から流出するようになされ、上記加熱要素は、電流が上記加熱要素を通過するときに加熱されるヒータをも提供する。
多種多様の物質が、導電性であり、抵抗特性が電力系統の抵抗特性に適合し、熱的化学的安定性が所望の用途に適合することのみが与えられるモノリシック構造の加熱要素を製造するために潜在的に用いることができる。この多孔質のモノリシック構造の加熱要素は、好ましくは合成の多孔質カーボンモノリスで、その有効性は、制御される抵抗率及び制御される構造の独特な組み合わせに起因すると考えられる。好ましい物質は、概略的に図1に示される構造の合成多孔質カーボンである。
“多孔質”とは、カーボンが、モノリスの壁内のミクロ(micro)−マクロ(macro)多孔質構造と結合された、液体又は蒸気が通過できる連続的な経路(チャンネル)を有することを意味する。
“モノリス”及び“モノリシック構造”とは、多孔質カーボンが一体構造であること、すなわち粒状でないことを意味する。このモノリシックカーボンは、好ましくは、ガスが流れることができ、圧力低下を制御できることを意味する大きい輸送チャンネルを包含する。このチャンネル構造は、壁厚t及びチャンネルサイズWによって決定される。
好ましくは、モノリスは、単位体積当たりの良好なカーボンのパッキング密度及び許容範囲にある物質移動特性を与えるために、チャンネルサイズWが100ミクロン乃至2000ミクロンで、壁厚tが100ミクロン乃至2000ミクロンであって30乃至80%の開口領域を有するセル構造(平方インチ当たりのセルcpi)を有する。
使用目的によっては、モノリスは吸収材として機能することが望まれる。この場合、モノリスは、少なくとも450m/g、好ましくは700m/g以上の表面積を有することが望まれる。この表面積は、マクロ多孔質及びミクロ多孔質の両方であるモノリス壁内の構造に起因する。マクロ空孔は、平均粒径Dpが10ミクロン乃至100ミクロンの一次粒子からなるが、最大平均粒径が壁厚Wの10%未満の壁面積を作り出す一次粒子間の空間に起因する。ミクロ空孔は、最初の樹脂構造(図1)に存在している領域から作り出される微小領域間の空間によって発生される一次粒子の内部空孔に起因する。
モノリスは、約1mm乃至200cmの長さで製造されるが、本発明では用途による。
モノリスは、フェノール樹脂を固体に部分的に硬化させ、部分的に硬化した樹脂を粉砕し、粉砕した樹脂を押出し加工し、形状が安定した焼結生成物を製造するために上記押出し加工した樹脂を焼結し、形状が安定した焼結生成物を活性化させることによって製造することができる。
PCT/GB01/06082.1には、本発明で用いられる多孔質のカーボンに適した多孔質カーボンの形成方法の詳細が記載されており、内容を援用する。そのプロセスは、(a)フェノール樹脂を部分的に固体に硬化させる、(b)その固体を砕いて粒子を形成する、(c)生じる粉末の生成物を粉にすると共に、0乃至20MPaの範囲の圧力で所定の形状に成形する、(d)不変形状の焼結物を生成するために上記成形した固形物を焼結する工程を含む。この焼結物は、その後炭化され活性化される。
炭化の後には、これらの領域は、最初の表面積が通常は450m/g以下のミクロ多孔質であるが、制御される活性剤によって1000m/g以上に増加し得る。
フェノール樹脂は、よく知られた物質である。フェノール樹脂は、フェノールと例えばホルムアルデヒド等のアルデヒドとの反応により生成される。その縮合重合は、初めは部分的に縮合重合した生成物を生成されてなる。この縮合重合は、更に加熱しても完全に復元可能な樹脂を製造するために実行される。また、複合重合は、更なる架橋剤が例えばヘキサメチレンテトラミン(「hexamine」や「hex」として知られている。)と混ぜられるときにのみ復元可能なノボラック樹脂を製造するために実行される。本発明の過程で、ヘキサミンで復元したノボラック樹脂を用いることが好ましい。
樹脂の復元は、少なくとも粉末化工程で生成される樹脂粒子が、その後の炭化途中に焼結可能な範囲で、その後の炭化途中で樹脂が溶融するのを防ぐに十分なように調整される。好ましくは、部分復元工程の温度及び時間は、焼結可能物を生じさせるに十分な復元の度合いを与えるよう選択され、部分的な復元固体物の試料が106乃至250ミクロンの範囲の大きさの粒子を粉末化生成するとき、少なくとも1N/mmの粉砕力で粒を生じさせる。
“焼結”とは、別々に取入れられる結合剤の必要なく互いに付着するフェノール樹脂の個別粒子を引き起こせる一方、炭化温度に加熱するに十分な範囲に個々の同一性を保持する工程を意味する。従って、粒子は、部材の内部開放空孔を削減するように、溶融した多量の樹脂を生成するために、形成の後、溶融させてはならない。この(ある種の多量体型が見られるクローズドセルとは対照的な)開放空孔は、形成された粒子が炭化時にその形状を維持するのを可能にする上で重要であると見られている。
一実施形態では、粉砕された樹脂粒子は、1乃至250ミクロンの粒径を有する。好ましくは、樹脂粉サイズは、およそ40%のマクロ孔体積で1乃至40ミクロンのマクロ孔サイズを与える、およそ5ミクロン乃至200ミクロンの間とする。
ミルにかけられた粉末は、要求される押出しダイスを製造する能力によってのみ制限さ
れる、広範囲に及ぶセル構造を伴う重合体モノリシック構造を生成するために押出し成形される。モノリスの生成は、より角々しいセラミック又はカーボン粉末よりむしろ硬化した樹脂粉末の押出し成形によって非常に促進される。目下のところ、モノリスは、およそ100乃至2000ミクロンのセル寸法のオープンセル及びおよそ100乃至2000ミクロンの厚さのセル壁の可視セル構造、及び焼結された樹脂粒子によって生成された壁内のマクロ孔構造の2つの構造を有する。
炭化工程は、好ましくは、要求される例えば1乃至48時間で600℃以上、例えば600℃乃至800℃、通常は700℃だが、導電マトリックスが要求される抵抗率特性で生成されるに十分な温度で加熱することによって行われる。この処理は、カーボンの酸化を防ぐために、不活性雰囲気又は真空下で行われる。
炭化では、物質はおよそ50%の重量を失い、50%の体積までに縮小するが、樹脂硬化ステージが正確に実行されると、この縮小は、セル構造が概算で30%寸法が減少されるだけの樹脂前駆体のそれと全く一致する結果を招くモノリスマトリックスのひずみなしに適応される。マクロ孔体積は不変であるが、マクロ孔サイズは30%以下の範囲内で減少されもする。
このステージでは、多孔質のカーボンの微細構造は発展する。炭化の後、モノリスは、炭化処理からの分解生成物によるミクロ構造の不完全遮断に起因する分子ふるい(molecular sieve)のように動作する。活性化は、およそ750℃又は850℃以上の温度における蒸気又はカーボンの各々又はこれらの混合の酸化により起こる。活性化処理は、20乃至40%のカーボン重量損失が達成されるように、温度及び活性ガス組成が変化する時間で実行される。好ましくは、活性化は、850乃至1000℃で二酸化炭素により実行される。このような活性化は、しかしながら、装置がヒータ及び吸収材の両方として機能することが要求される場合を除いて、本発明の装置の加熱に必須の要件ではない。活性化は、温度及び時間の活性化状態の初期作用としてカーボンの抵抗率の変化をも招く。
モノリスカーボンは、高温に強く、生物学的に不活性である。
特許出願PCT/GB2002/003259は、部分的に硬化したフェノール樹脂粉末を焼結することにより複合カーボンの形状を形成する改良方法を開示している。この手段では、ノボラック樹脂前駆体は、ただ熱可塑性ノボラックを熱硬化樹脂に変化させるために十分な範囲に、ヘキサメチレンテトラミン(ヘキサミン)を用いて部分的に硬化した。樹脂は、次にミルにかけられて5乃至500ミクロンの粒径の粉末にされ、練り粉を形成するためにメチルセルロースのような押出し加工補助と混ぜられ、乾燥の後に炭化及び活性化される複合モノリシック構造を生成するために押出し加工される。この形成されたカーボンは、非常に均一の構造を有し、良好な保温性及び導電性を示し、表面積のおよそ1000m/gへの上昇が引き起こされる。
合成多孔質カーボンモノリスは、小さいセル構造内で達成できる非常に高温の熱交換面と、電流がモノリスを通過することによって利用できる面すべてを直接加熱する能力との組み合わせに起因する高い熱伝達効率を有する。
好ましくは、合成モノリスは、平方インチ当たり6000セルに至るセル密度の、上記の我々の継続出願によって製造されるセル密度を有する。表1は、セル密度及びセル形状の機能として、単位面積当たりの使用できる伝熱面領域を以下に示している。モノリスの熱伝達効率がモノリス内のガス流のレイノルズ数に関連していることも示している。高いレイノルズ数が、送り込まれるガス圧縮の必要なく又はモノリスを通るガスを引き込む真空を用いて達成されるように、モノリスの低い圧力低下特性は、過度の圧力低下の不利益なしの高い線速度での運転を許容する。
本発明で用いられるカーボンモノリスは、高度に管理された手法で電気的に加熱されることが可能である。一般に多くの用途で重要な要件は、システム電源に適合した低電圧での動作を可能にすることである。これは、車両への用途で約12ボルト、人工衛星への適用及び軍事への適用で約30ボルトとなり得る。これら低電圧は、アーク放電の可能性が最小になるので、さらなる安全性も得られる。本発明で有益なモノリスでは、モノリスの抵抗は、多くの用途で重要な、要求される入熱に適合することができる。
合成カーボンモノリスの抵抗は、樹脂モノリスの炭化又は熱分解温度の精密制御を通して非常に広い範囲で変化することがあり、意外にも熱分解温度での滞留時間が抵抗に著しい影響を与えもすることを見出した。カーボンは、抵抗が温度上昇の急騰を防ぐように減少する固有の性質を除いてよく知られた処理もする。カーボンモノリスの更なる固有の特性は、抵抗の温度に共通した有効性も、温度が抵抗増加のように共通した有効な増加をする熱分解状態の強力な作用であるということを見出した。
本発明は、多孔質の合成カーボンモノリスの電気抵抗を制御する方法も提供する。この方法は、(a)フェノール樹脂を固体に部分的に硬化させ、(b)粒子を形成するためにこの固体を粉砕し、(c)結果として生じる粉砕した生成物を練り粉に形成すると共に、0乃至20MPaの範囲の圧力で所望の形状に押出し加工し、(d)形状が安定した焼結樹脂生成物を製造するために、加工された固体を焼結し、(e)モノリスの電気抵抗率が熱分解温度及び該熱分解温度の滞留時間を変化させることによって制御されるカーボンモノリスを生成するために、形状が安定した多孔質樹脂生成物を熱分解することを含む。
この抵抗率は、熱分解工程の期間及び温度によって決まり、約700ohm.cmから1ohm.cm以下への抵抗率は、各々600乃至800℃の熱分解温度で達成され得る。この抵抗率は、熱分解温度を2000℃以上に増加させることによって0.1ohm.cm以下に更に減少され得る。
カーボンの抵抗率は、表面酸素を取込むことによる管理された手法で増加することもできる。これは、時間を変化させて100乃至500℃、好ましくは150乃至400℃の温度の気体でカーボン材を維持すること、又は、硝酸、過酸化水素、次亜塩素酸ナトリウム或いは他の酸化剤での処理を含むがこれに限定されることのない化学的活性化手法によって達成され得る。
気流内でヒータ装置を用いることが望まれる場合、モノリスが高温熱処理によって安定することが重要であることも見出した。1300℃以下の温度で熱分解される合成カーボ
ンモノリスが200℃以下の温度の気体で用いられるならば、抵抗は用いられる間に劇的に変化し、これは局部加熱に起因する早計の失敗を引き起こし得る。これは、800℃から少なくとも1300℃で初期熱分解されるモノリスを加熱処理することによって避けることができる。200℃の動作ではなく1300℃の処理での熱処理温度の安定増加で十分である。この妨げは、抵抗が極めて減少し、結果として動作電圧及び電流条件に適合するには低すぎるかもしれないことになる。これらの状況下では、抵抗は結果として、高い重大性の気体酸化の制御によって、増加することができる。この改良を実行する能力は、抵抗を増加させるのが困難な1500℃付近のような熱処理温度のように減少する。最適な処理温度は、抵抗を増加させる能力のある気体動作での良好な釣り合いの安定を与える1300乃至1400℃の範囲である。この過程で用いられるわずかな気体活性化は、ヒータも吸着装置として用いられるなら、重要な表面積を再導入する更なる実益を有する。
これら流れ及び抵抗率特性の組み合わせは、ガスを加熱するときに生成ガス温度が極めて広い流量範囲(図11参照)に亘るガス流に比較的無関係なモノリスヒータの固有の動作特性を結果として与える。これは、まずガスの線速度を伴う熱交換効率の重大な増加から発生する。
モノリシック構造のヒータ内の多孔質モノリシック構造の加熱要素としても用いることができる他の物質を、参考までにここに記載する。
(1)活性炭粉末及びセラミック結合剤が共に押出し加工されるという米国特許第6284705号明細書に従って生成されるカーボンセラミックモノリス複合物。これらの物質はセラミック荷重が高いという長所により、より高電圧を使用可能な用途へ使用が制限されたカーボンモノリスよりも、極めて高い電気抵抗率を有する傾向にある。流体として空気を使用する場合、セラミック部品は要求される温度に耐えることができないので、これらモノリスを加熱処理して動作の安定性を高めるのは困難でもある。一方で、より低い抵抗率のカーボン/セラミック・モノリス及び必要な酸化安定性を有するモノリスが、米国特許第6284705号明細書に開示される方法を用いて、しかし活性炭粉末の代わりに黒鉛粉末を用いて、生成されることが可能である。
(2)セラミックモノリスに樹脂を浸透させた後、この樹脂を熱分解させてセラミック基板上にカーボンコーティングを生成する、という欧州特許第0684071A2号明細書に従って生成されるセラミックカーボン複合構造。カーボンセラミック複合物の抵抗は、最終複合物のカーボン含有量を調整することによって変えることができる。カーボン含有量は、一般的に最終複合物の重量の50%に満たない又は一致する。これら複合物の抵抗率は、カーボン荷重が8.9%乃至18%の重量で、1.25ohm.cm乃至7ohm.cmに変化する。これは、セラミックの存在が気体の用途で要求される高温安定を妨げもするものの、いくつかのヒータの用途におけるそれらの使用を制限してしまう。
(3)米国特許第5187142号明細書に開示されるように、例えば波形の金属板を圧延することによって生成される金属製モノリシック構造。抵抗は使用される金属の厳選によって適応され得るが、カーボンセラミック複合物の高い抵抗率とは対照的に、これら物質は、高電流,低電圧の用途にのみ適用できる非常に低い抵抗率を有する傾向がある。米国特許第6572682号明細書は、直接的に電気的に加熱され得る焼結金属フィルタについて記載されているが、これはフィルタを通るガス流を加熱するためにというよりもむしろマトリックス内に閉じこもるカーボン粒子を酸化させる目的のためである。
(4)米国特許第6582796号明細書又は我々の継続出願のPCT/GB99/01749に開示される手段によって生成される炭化ケイ素。例えばカーボンセラミックモノリスの場合のように、より高電圧の用途に用いることを許容する高抵抗を特徴としている。金属モノリスに加え、このようなモノリスは、酸化性雰囲気、及び他の要求される抵抗率やガス流特性を伴う導電性多孔質モノリス物質のどれよりも動作可能であることという
更なる実益を有する。
この熱交換特性は、いくつかは後述され、図示される広範囲のスケールに及ぶ様々な最終用途に適用することができる。
[1.車両蒸発制御]
主要な利用の可能性は、車両の蒸発排気制御にある。カーボンキャニスターは、すべてのガソリンエンジン車両で高温のソーク損失を削減するために利用されてずいぶんになる。この損失は、車両の静止の際の燃料タンク及び高温のエンジンから放たれたガソリン蒸気に起因する。簡素な初期のキャニスターシステムは、図2に示されている。車両が静止している際、放出された蒸気は、ライン1を通ってキャニスターに移動し吸着する。車両の使用中には、空気がライン2を通って、キャニスターとライン3を経由して、燃料で燃焼されるエンジン吸気口マニホールド(engine inlet manifold)に引き込まれる。通常約500mlの活性炭を包含する小さいキャニスターは、本用途における活性炭の使用上の問題点を示した。活性炭がガソリン蒸気の吸着に理想的に適しているとはいえ、重要な問題はキャニスターの再生である。再生は、車両の作動中、キャニスターを通る低温のきれいな空気を吸い込むことによってのみ達成される。これは、吸着した蒸気を取り除くためにキャニスター温度がおよそ200℃に上昇する工業用のカーボンシステムとは大いに異なる。これには、車両排ガスキャニスターに用いられるカーボンの重要な制限がある。活性炭の大部分は、非常に小さいミクロ多孔質(直径2ナノメートル未満の孔)であり、これらの大変小さい孔は、結果としてカーボン(芳香族化合物の重量割合が50%以上)の高い吸着容積に関与する広い表面積(1000m/g以上)を生じさせる。しかしながら、これらの小さい孔は、非常に高い吸着熱も引き起こし、その結果、冷却ガスの再生を非常に困難にする。このキャニスターカーボンの重要な要件は、冷却ガスの再吸収プロセスを用いる各吸着脱着サイクルの後、一定の炭化水素の吸着能力を意味する「仕事効率」である。その作用は、例えばブタンガス等の炭化水素にとても弱い吸着を考慮しても、ミクロ多孔質カーボンの仕事効率は、結果としてキャニスターの大きさを規定する重さがおそらく50%の最初のサイクルの能力に比べて、おそらく6%の重さである。
この初期の簡素なカーボンキャニスターは、車両排ガスを厳しく法律制定するに連れて、現在更に複雑なシステムに取って代わっている。法律制定の進化は図3に示している。高温のソーク排出を削減する要求に加え、現在、燃料補給の排出(ORVR)に対処する要求もされている。この場合、蒸気の荷重は、蒸気が飽和した燃料タンクの容積に対応し、車両に燃料補給するときにキャニスターを通って移動される(2分間でおよそ60リットル(150g以下))。燃料蒸気の排出の容認の大幅な減少と同時に発生するこのことは、より複雑なチャンバー、図4に示す2チャンバーのLEVIIキャニスターを導く。これは、よりメソ多孔質のカーボンを用いることでのみ達成されるが、このカーボンの仕事効率(10%以下)を増加させ、キャニスターの体積の大幅増加(2〜3Lのカーボン)を招く。近い将来の制定は、静止時の放出が図3に示されるように近未来(PZEV)に更に削減されることを要求し、更に複雑なマルチチャンバーキャニスターを要求する。これは、次世代のエンジンに利用できるより小さいパージ体積への移行によって更に複雑化する。今のところ300LパージLEV2は、特別なカーボンを組み込む2つのチャンバーの設計によって達成されることが可能であるが、その上、PZEVは、多数からなるチャンバーの設計、又はガストラップから抜け出るように高価なモノリシック構造のカーボンの使用によってのみ達成され得る。この時期に、次世代の直噴エンジンで得られる低いパージ体積(120BV)のPZEV基準を達成する実用的な手法はない。
1つの選択肢は、既存の性能を高めること、より効率的な高熱ガスの再生によるキャニスターの設計である。キャニスターの活用のためのパージガスヒータの制約は、複雑であ
り、以下のようにする。
1)使用可能なパージ流れ(2〜10・l/min)及び再生の周期(30分以下)、現在は約300Lだが120Lに減少する。
2)キャニスター内で要求されるカーボン温度(最低80℃)。
3)安全性のため、熱交換器の最大表面温度が空気ガソリンの混合体の存在下で200℃を上回らない。
LEV2及びPZEVの両方の要求が、本発明のモノリシック構造のガスヒータに基づくパージガスヒータを用いることにより達成される可能性を秘めていることを現在見出した。パージヒータの設計の一つの例は、図5に図解されている。この設計で、モノリシック構造は再生時の要求される抵抗率と燃料補給時の許容される圧力損失との組み合わせによって制御される。パージの際にモノリスを通る流れは、燃料補給時は完成したキャニスターパージヒータ組立品による圧力損失が100Pa以下となる際に50L/minとなることもあるが、車両の作動(アイドリング時の高流量及び最大出力におけるエンジンmの低流量)次第でおよそ2乃至20L/minである。モノリスの数は、主として許容圧力低下と、所望の電力を発生させるための抵抗とによって制御される。発熱の基礎的な変量は、車両の圧力(12V)が結果としてモノリス抵抗によって制御される消費電力(ワット)である。目的の再生時間で粒状層を80℃に加熱するのに必要な温度である、25℃から150℃に5L/minのガスを加熱するのは、バッテリ又は交流電源から容易に使用できるおよそ30Wの出力が必要となることを見出した。これは、およそ2.5Aや、およそ5オームの加熱装置の組み合わせの抵抗に相当する。この低い圧力低下は、抵抗がより小さい横断面及びより長い長さを必要とするのに対し、大きいモノリスの横断面及び短いモノリスの長さを必要とする。この相反する要件は、直径10mmの4つのモノリスが、要求される横断面を与えるために用いられるが、必要な抵抗を与えるために電気的に連続して接続されるという図5に示す設計を導く。このモノリスの抵抗率は、(モノリスの空きスペースを考慮して)0.19ohm.cm以下である。このモノリスの数は、設計の制限に合わせるために選ばれうるが、すべての電気的接続がヒータ組立品の一端で引き起こされ、更には、設計の制限と調和する最小数が接触抵抗及び組立費を最小化するのに向くように、偶数のモノリスが用いられることが望ましい。この好ましい数は、2や4である。電源制御装置が過度の電流流出を防ぐために用いられる場合、低い抵抗率又は低い全抵抗値のモノリスを用いることができる。しかしながら、抵抗率がとても低いので、装置内の接触抵抗は、全体のシステム抵抗のかなりの部分を含む。好ましくは、全体のモノリス抵抗は、全体の装置抵抗の50%以上とする。許容され得る最大の抵抗率は、所要電力により決定される。要求される圧力低下を与えるための現存するモノリス(65%)と同一の空きスペースであって、およそ2.5ohm−cmの抵抗率に相当するおよそ4ohmの抵抗で、単一のモノリスが直径2cmを必要とする一方、直径1.5cmの2つのモノリスは、0.85ohm−cmの抵抗率を必要とする。しかしながら、この場合、モノリスを通る均等な通電を達成するために相当に多くの注意が必要である。この抵抗は、米国特許第5914294号明細書に記載されているように、直径30mmのセラミックカーボン複合モノリスを用いることにより達成される。
4つのモノリスを用いる装置の一実施形態は、図5に示されている。この4つのモノリス6は、銅コネクタ9に両端で保持されている。これらは、連続する電気的結合を達成するために、銅コネクタ7により互いに接続されている。このモノリス及び銅コネクタの結合体は、2つが外部の電源コネクタ8に電気的接続を与えるバネ3によって、パージヒータ体の内部に保持されている。この結合体を通る気体流は、入口4を通り、モノリスハウジングの外面を越えて、モノリスを通って、出口5から抜け出る。これは、ヒータの外面が高温になり過ぎるのを防ぐと共に、熱損失を最小限にする助けをする。例にとって検討した結果、このパージヒータは、吸気口1及び排気口2におけるモノリス表面に温度プロ
ーブを固定することによって、計測機器を備えてある。
また一方、800℃の熱分解によって生成されるカーボンモノリス、又は、上記のように定義される抵抗の対象を達成する米国特許第5914294号明細書によって生成されるセラミックカーボン複合材は、パージヒータの用途に必須の現状で、ガスがパージ媒体として用いられるとき長期使用に不十分な安定性を有することを見出した。典型的なパージヒータの用途は、およそ170℃のモノリス出口温度に対応する、30L/min以下の流れでの約130℃のパージヒータからの排気ガス温度を必要とする。より高い温度は有益であるが、望ましくは射出成形により生産できるヒータ及びキャニスターボディの材料費の著しい増加に至る。
提案される170℃の動作温度における約8時間以上に相当する長時間で200度のガス内にモノリスを保持する促進耐久試験を用いることが、評価されてきた。図6に示すように、ガスの存在下の200℃では、800℃での熱分解によって用意される合成カーボンモノリスの抵抗は、安定性の悪さが示される。この抵抗は、200℃においてたった200時間後には、およそ0.1ohm/cmから0.57ohm/cmに増加した。これは、上記範囲において更に電力の利用を集中させる最高温度範囲でより早く抵抗が増加する局部加熱を引き起こす。結局のところ、モノリスは完全酸化し、結果として完全に機能しなくなる。しかしながら、モノリスを1300℃で熱処理したならば、モノリスは170℃で抵抗率の非常に小さな変化のみで長期間用いることができることを見出した。1300℃での熱処理は、利用できる表面積を増加させもするガス酸化の制御によって、抵抗が増加するという更なる実益がある。1200℃においてモノリスは安定性がない一方、1500℃においてモノリスはとても安定しているが、制御される酸化によって抵抗及び表面積を増加させることが、次第に更に困難になる。
米国特許第5914294号明細書のカーボンセラミックモノリスのガス安定性は、合成カーボンモノリスと比較して図13に示されている。800℃で生成される合成カーボンモノリスよりも小さく図示されているが、セラミックカーボン複合物は非常に高い抵抗率を有し、重要なガスの安定を実証することがわかる。この改善された安定性(200時間で30%増加する)は、1000℃を越えるという米国特許第5914294号明細書に記載されるカーボンセラミックモノリスの非常に高い準備温度に起因すると考えることができる。これは、1300℃で処理されるモノリスが、200℃の気体中で1200時間後にとても小さい抵抗の変化を実証するという図6の熱的に安定した合成カーボンモノリスと同等である。実証された安定のレベルは、170℃の対象のヒータ温度での長期間の運転に十分でないだろうが、より低いヒータ温度では使用することができる。
モノリス排気口に接続されたサーミスタを用いて極小制御電力系統と結合する図5に示す4つのモノリス装置の1300℃のガスで改質した合成カーボンモノリス(全抵抗が1.3ohm以下)を用いると、12V出力で15〜60Wに変化する入力電源を用いて2〜30L/minに変化する流れで150℃のパージヒータ出口において、気流温度を生成することが可能であることを示した。制御システムに基づくサーミスタを用いることで、ヒータはパージ気体の流速の変化に即座に影響を受け、パージ気体流れが止まったか否かですぐに動力切断して、未然に危険を防止する。吸着/再生の試験サイクルで、キャニスターの最初のゾーンは、キャニスターを通じた著しい減少で、結果として90℃に到達する。これは、放出の更なる利益を伴う単なる冷気の再生に匹敵する、最適化されていない通常のLEV2キャニスターのペンタンの作業効率のおよそ20%の増加を与える。
[2.極小人工衛星推進システム]
とても大きく高価な人工衛星システムから離れて、数キログラムの重さしかないような小さい或いは極小のシステムへの昨今の動きがある。これらの人工衛星で推進装置は、(
a)軌道投入補正、(b)各人工衛星がその他と群れを成させる計画をする、及び(c)支障の緩和のために用いられる。
今のところ、このような推進システムは、利用できる推進エネルギー及びそれに応じて燃料タンクの寿命を厳しく制限する加圧型の液体ガスタンクからの冷却ガスの膨張のみを用いる傾向がある。設計は、電気的に加熱される高温ガスの小型ロケットシステムを用いるよう発展したが、現在のコンセプトはいくつかの重大な問題を有する。(i)小さい人工衛星のための現在の低出力の抵抗噴射が、推進流量及び操縦が開始される前に小型ロケットエンジンのケーシングを300℃以下に上げるために重大なエネルギー導入(15Wでの10分以下の加熱)を必要とする。推進システムの利用は、そのため、この加熱段階の間に起こる人工衛星の他の力の処理を防ぐ。(ii)全体の軌道は、推進操作のために通常設けられる。操作はちょうど毎月望まれるが、人工衛星の実用性を低下させる推進が必要となるとき、イメージング又はデータのダウンリンクのための削減される時間が生じる。(iii)制限された現在の抵抗噴射加熱システム(ニクロム加熱要素らせんがスチールチャンバーの内部を傷つける)の熱転写効率に起因して、推進体がチャンバーを冷却し、液体の推進体の進入を許可する前に、たった2分の点火の最大が保証される。より高い固有の衝撃を許容し、それ故に人工衛星が長寿命となるので、気体の推進体が好まれる。(IV)小さい人工衛星は、地球静止軌道及び惑星間空間への応用もできる。地球低軌道を越えてのリアクションホイール及び磁気トルクによる安定は、低い又はゼロの磁場が原因で効率が悪い。例えば単一のヒドラジンを用いる従来の小型ロケットエンジンシステムは、姿勢制御及び軌道修正で好まれる。しかしながら、ヒドラジンを用いるシステム設計のコスト及び関連するコストは、小さい人工衛星の費用対効果を部分的に打ち消す。ヒドラジンシステムと遜色ないアクティブ化時間(1000分の1秒の範囲内)の小さい、場合によっては姿勢制御に利用できる人工衛星推進システムに基づく環境に優しい推進体は、非常に市場性のある、低コスト操作及び姿勢制御能力を可能にする。そして、(V)従来の小さい人工衛星の任務は、ガスの性質(跳ね飛ばす効果のない)及び貯蔵密度のため、キセノン推進体の広範囲に及ぶ用途を生み出しそうである。しかしながら、キセノンは、同一の低出力の抵抗噴射でのブタンガスのため、90年代と比較しておよそ50年代の比推力を提供する低能力な推進体である。小型ロケットエンジン比推力は温度に比例し、ブタンガスと同様の性能を達成するため、1000℃を越す運転を必要とする。これは、現在の設計の能力を越え、450度を超えるとカーボンに熱的な亀裂(小型ロケットエンジンの動きを妨げる)を生じさせるブタンガスでは実現不可能である。
ここで、本発明の原料に基づくモノリスシステムは、要求される気体流(2L/min以下)を、非常に高能率で短い周期を超える小さい人工衛星(概算で30W)に利用できる能力を用いる400℃を超える温度に加熱する能力及び長期間温度を保つ能力がある。これは、現在の加熱ワイヤシステムに利用し得る、昇温(通常のシステムのための1以下の周期)に必要となる時間及び発射時間を解消する。このモノリスは、最大推力効率のため噴出口に亘って進展する全圧低下を許容する、基本的にゼロ圧力低下を示す付加的な利益を有する。
発明品の一実施例は、図7の用途を評価するのに用いられる試験装置が示されており、ガスがモノリスの傍を通り過ぎるのを防止するためにセラミック紙の絶縁体13を有する高温のセラミック体12に取り付けられるカーボンモノリス14を備える。このモノリスは、ガス吸気口17及び排気口18にスプリング15を介して接続される銅コネクタ11間に保持されている。このガス吸気口及び排気口は、装置が圧力で動作するのを許容するために、ワッシャー16によってセラミック体に塞がれている。
[3.分析システム]
微量の有機物の分析の一手法は、物質を活性炭に凝縮することであり、次に、分析器に吸着物質を熱的に脱着させることである。このようなシステムの有効性は、カーボンが加
熱され得る程度及び加熱され得る温度によって制限される。粒状炭素については、良好な絶縁体として実際に機能する粒状層の熱伝達能力に制限される。本発明では、モノリスは、速やかに脱着する高吸着分子でさえも許容する非常に低い出力を用いて数秒で1000℃を超える温度に加熱され得る。モノリスの構造は、試験環境から取り除かれ、電気的熱供給を含む又は分析器に接続される完全体系のための分析器に搭載されることを許容する。このようなシステムに要求される出力は、1000℃を超える温度では約50Wであろうが、パージガス流れによって決まる。
[4.制御される湿度システム]
一定水準以下の湿度を維持する必要がある多くの環境がある。一つの用途は、例えば、不使用時期に船室の湿度が重大な問題を引き起こす100%に到達する汽船にある。気温を約25℃に上げることによって克服され得る。これは、より慣習的なエアヒータによって成し遂げられるが、無人操作は燃焼システムを利用できないことを意味し、さらに通常の電気加熱の電力消費が使用できる電力供給よりも高すぎ、そして非常に高温の表面の存在は好ましくない。ファンは、むしろコンプレッサよりも、必要とされる気体流を生み出すことが要求されることを意味するが、本発明のモノリス構造のヒータは、気体を30℃にするのに少量の電力しか消費しない。これは、太陽光又は風力を用いて再充電されるバッテリから運転される装置を許容する。このシステムは、例えば関係の薄い湿度が要求される電子機器の外箱に適用させることも可能である。これは、例えば再循環のガスヒータを用いて、40℃に温度を維持することによって達成される。
<実施例1.制御される熱分解及び酸化による制御される抵抗モノリスの製品>
30cm四方で5cmの深さのステンレス鋼トレイは、コードナンバーJ1011Sのボーデンケミカル社製の標準の業務用ノボラックを含む粉末で満たされている。このトレイは、それからキュア装置内部の台車も載置され、このキュア装置は、1.5時間以上で100度に温度を上昇させ、1時間100℃に維持し、更に1時間以上で150℃に温度を上昇させ、1時間150℃に維持することによって実施される。このキュアブロックは、粒径90ミクロン以上の粗い粉末にするため、その後ハンマーミルにかけられる。このハンマーミル粉末は、それから平均粒径50ミクロンにするためにHozakawa100AFGジェットミルを用いてジェットミルにかけられる。
1Kgのジェットミル粉末は、次に、およそ500グラムの水と通常の重合体の押出し補助のメチルセル及びポリエチレンオキシドとを用いるXブレードミキサーで練り粉になる。この練り粉は、次に、通常のモノリス金型を用いた約40バールの圧力で高圧ラム成形機を使用して押出される。より迅速な乾燥は、例えば乾燥していない気体を用いて達成され得るが、押出されたモノリスは、正しくあるよう確実にするために、少なくとも12時間周囲の気体をゆっくり回転させて乾燥される。このモノリスは、長さ10cmで10mmの樹脂形状の直径を有する。これらモノリスは、次に、1乃至12時間の滞留時間で650乃至720℃の温度で二酸化炭素の流れの中で炭素処理される。熱分解及びモノリスの抵抗の間の収縮は、それから通常の4点法を用いて計測される。この抵抗もモノリスの長さに沿って計測される。温度及び時間ごとの働きとしての抵抗は、表2に示されている。
抵抗は、明らかに熱分解時間及び滞留時間の両方によって決まることがわかる。モノリスの重量又は大きさの変化がほとんどない或いはまったくないので、滞留時間に伴う抵抗の変化は意外なものである。この説明に結びつくことなく、この抵抗変化は、より高い抵抗を招くカーボン伝導帯から電子を取出すカーボン表面上に吸着した分子量の微粒子の少量の存在によって引き起こされると確信する。650乃至660℃における炭化のための抵抗率の滞留時間の効果もまた図8に示されている。最小の抵抗は、およそ9時間を超える保持時間でのみ650℃で到達することがわかる。
モノリスに沿った抵抗の傾きもまた、チューブに沿って増加する抵抗に伴う温度及び時間の作用である。これは、図9に示されている。モノリスに沿った抵抗の傾きは、全圧と共に減少することがわかる。連続した時間に伴うモノリスの長さに沿って次第に移動されるカーボン表面上に吸着した不純物の存在にもよるものと考える。その効果は、拡散経路が短い、短いモノリスのセグメント長のため少なくなる。
この抵抗は、ヘリウムやアルゴンのような不活性気体内で高い表面温度でモノリスを加熱することによって更に削減され得る。1200乃至1500℃で加熱されるモノリスの抵抗は表2に示されている。
<実施例2.酸化処理によるカーボンモノリス抵抗の改善>
熱分解された及び熱処理されたカーボンの抵抗率は、熱処理の重大性に伴い温度が変化する変化時間で、150から500℃、好ましくは200乃至400℃の温度の気体内に炭素材を保持することによって表面酸素を取り入れることによる管理された方法によって改善され得る。この効果をもたらすために必要となる温度は、最初の熱処理温度と共に変化する。800℃で熱分解されたカーボンモノリスでは、酸化の効果は、図6に示すように200時間以上でたった200℃での抵抗の大幅な増加を伴う。高温で熱処理されるモノリスでは、より高い酸化温度が所望の抵抗の増加を達成するために必要となる。1500℃のモノリスで25時間後でさえ抵抗の変化がほとんどないが、1200乃至1300℃で容易されるモノリスでは、380℃で5乃至10時間さらした後大幅な抵抗の増加をもたらすことが図12からわかる。管理された状態の下では、ほとんどない或いはまったくないカーボンは、主に酸素添加の、長時間過ぎると基本的に抵抗の線形増加があるモノリスから取出される。
高酸素の露出温度の際には、結果としてモノリスの機械の故障を招くカーボン除去が発生する。この意味に縛られることなく、吸着した高分子量物質の場合のように、その効果は、負に帯電した酸素基によってカーボン構造からの電子求引に起因する。これは、仮に
ヒータが大気環境に用いられるならば重大な問題を引き起こし得るが、仮にヒータが、運転温度は酸素基が表面から取り除かれる温度であるおよそ400℃を超えると定められる不活性ガス環境に用いられるなら制御するのに用いることができる。
他の化学的手法は、例えば硝酸、過酸化水素又は他の酸化種での処理等の抵抗特質を改善するのに用いることもできる。
高温の熱処理及び酸化の結合は、燃料ガス流れが酸素を含むときに使用するための、安定した、制御された抵抗モノリスを製造するのに用いることができる。
<実施例3.カーボンモノリスを用いるレジストジェット(resisto-jet)電気加熱>
レジストジェットの適用に用いるカーボンモノリスの加熱性能は、図7に示す装置を用いて計測されてきた。このモノリスは、1000℃に温度上昇させる操作を許容するセラミックハウジング内のスプリングと共に適当な位置に保持される小さい成形された銅座金の間に保持される。端の調整は、3バールに圧力上昇運転される装置を許容する。電力は、モノリスの抵抗特性によって制限されるが、60W(衛星システム内で2Aの30V)の利用可能電力の供給に基づいて最大入力でスプリングを介してモノリスに供給される。この装置の最大モノリス長さは、1乃至5cmである。
熱電対は、1つが出口ガス温度を計測するモノリス表面のちょうど上に位置し、2つめがモノリス出口のちょうど内部に取り付けられるように設置される。気体、好ましくは窒素やアルゴンは、100乃至10000cm/minでモノリスを通って流される。加熱効果は、制御される電力供給からの電気入力エネルギーによって分離したモノリスを抜け出るガスの熱容量を引き合いに出される。ガスレイノルズ数の作用としての加熱効果は、図10に示される。直径7mmのモノリスで5cm以上の長さのモノリスが実現される更なる利益がほとんどない、モノリスの長さと共に効果が増加することを示した。モノリスの更なる特異的性質は、不変の印加電圧でモノリスを通る気体流への出口ガス温度の鈍感さを明示する図11に示されている。より長いモノリスではガス温度は、400から2000ml/minに及ぶ基本的に不変の流れであることがわかる。
<実施例4.パージヒータの適用>
自動車のパージ加熱のカーボンモノリスのポテンシャルは、図5に示す装置を用いて計測されてきた。この装置は、直径10mmで長さ5cmの4つのモノリスを保持する。これらは、圧力低下を最小にするための高い空きスペース(64%,1200ミクロンの通路サイズ)、及び、樹脂内では平方インチにつきおよそ300セル、そして炭素処理されたモノリス内では平方インチにつき600セルの樹脂セル密度に相当する、要求される抵抗率を与えるための薄肉構造(300ミクロン)と共に用意される。乾燥したモノリスは、流れる二酸化炭素の中で45分間炭素処理される。削減された滞留は、同一の効果を有するその後の高温熱処理として用いられる。これらは、次に30分間1300℃のヘリウムで熱的に安定される。これらは、要求されるレベルまで抵抗を増加させるために、その後、4時間380℃で気体処理される。この一連の処理の後、モノリスは0.076+/−0.005ohm/cmの標準的な抵抗を有する。モノリスは、入口及び出口の近くの各モノリスに取付けられる表面熱電対と共に、図5に示すようにパージヒータに配置される。
パージヒータは、次に、2.5Lの非常にメソ多孔性のBAX1100カーボンで満たされる図4に示す標準のマーレテネックスのLEVIIキャニスターのパージガス入口に接続される。このキャニスターは、カーボンの6つと、キャニスターへの気体入口の1つ(TC1)との7つの熱電対を備えている。担体では、4つの探触子はキャニスターの第2のチャンバーにあり(TC2−TC5)、2つは第1のメインチャンバーにある(TC6及びTC7)。
この組立部品は次に、パージヒータと共に又はパージヒータなしに、課題の蒸気としてペンタンを用いる数回の吸着・再生サイクルに従う。吸着サイクルは、1L/minの気体が10℃に維持されるペンタン飽和器を通って、それからライン1を経由してキャニスターを通り、ライン2を経由してキャニスターに去ることにより達成される。再生モードでは、10L/minの気体が、パージヒータを通過し、ライン2を経由してキャニスターに入り、ライン3を経由して去る。再生は、120の担体に相当する体積である300Lの全再生流れを与えるために30分間続けられる。
キャニスター及び再生時の動作なしのパージヒータでないパージヒータの標準的な温度プロフィールは、図14aに示されている。キャニスターを通るペンタンの正面の吸着は、最初におよそ40℃にメインの第1チャンバーの温度と、各々47℃、47℃、63℃及び71℃に到達する第2チャンバーの4つのゾーンとからわかる。この試験の全体のペンタン吸着は、およそ65gである。温度上昇は、吸着したペンタンの量を示し、全体のペンタンの吸収およそ250gであるとき、キレイなキャニスターのためすべてのゾーンでおよそ75℃の温度に匹敵し得る。これは、再生の間キレイな低温の気体に触れる第2チャンバーの第1ゾーン内で道理にかなった吸着であったが、第1チャンバーの間中少ない吸着である。再生の際、第1チャンバーの温度が周囲以下に下がり、第2チャンバーの15℃まで落ちた温度となり、10℃以下になることがわかる。
パージヒータの動作の結果は、図14bに示されている。この場合の試験は、再生パージ流れのスイッチが入ったときにパージヒータへの出力のスイッチが入ることを除いては同一である。わずかにモノリス温度によって変化するが、この出力はおよそ40Wにセットされる。パージヒータのモノリス温度は、すぐにモノリス出口で平均170℃に、モノリス入口でおよそ135℃に到達するまで上昇することがわかる。キャニスター入口でのガス温度は、ゾーン2(第2チャンバーへの入口)で100℃、ゾーン3で60℃、ゾーン4で30℃の最終的な温度への上昇を与える30分の再生サイクルの間に135℃に到達する。第1チャンバーの温度は、パージヒータがないときの温度と同様に作用する。これは、キャニスターからの高い熱損失を示し、ほとんどわずかにしかない熱はその結果第1チャンバーに到達する。吸着サイクルに対する影響は、吸着時の温度上昇からわかる。第1チャンバーの温度は、吸着の多少の増加を示すパージヒータなしの試験(ゾーン7のパージヒータなしの例えば45℃対40℃)よりもわずかに高い。主要な違いは、しかしながらカーボン担体温度が再生時100℃に到達するゾーン2にある。吸着時の担体温度が、パージヒータがないときの72℃に相当するキレイなキャニスターよりも高い90℃以上にここで到達することがわかる。これは、このゾーンが完全に再生されたことを示す。パージヒータが使用できる際のこれらサイクルでは、ペンタン吸着は、パージヒータなしの運転を超える80g以下23%の増加があった。性能の更なる改善は、熱損失を最小にするパージヒータを用いて使用するために設計されたキャニスターに期待できる。
多孔質のカーボンモノリスの寸法を示している。 簡素な初期のキャニスターを示している。 排出を規定する法律の進化を示している。 2つのチャンバーLEVIIキャニスターを示している。 パージヒータ設計を示している。 実例を参照する性能表を示している。 試験器具を示している。 実例を参照する性能表を示している。 実例を参照する性能表を示している。 実例を参照する性能表を示している。 実例を参照する性能表を示している。 実例を参照する性能表を示している。 実例を参照する性能表を示している。 実例を参照する性能表を示している。 実例を参照する性能表を示している。

Claims (32)

  1. 流体が加熱要素を通過する流体用ヒータであって、
    前記加熱要素が導電性で多孔質のモノリスを備えることを特徴とするヒータ。
  2. 電源に接続可能な導電性で多孔質なモノリシック構造の加熱要素を含む容器を備え、
    前記容器は流入口及び流出口を有し、前記流入口から前記容器に流入した流体が前記加熱要素を通って前記流出口から流出するようになされ、
    前記加熱要素は、電流が該加熱要素を通過するときに加熱されることを特徴とするヒータ。
  3. 前記多孔質のモノリスは、導電性で多孔質のカーボンモノリスであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のヒータ。
  4. 前記モノリスはセル構造を有し、そのチャンネルサイズが100ミクロン乃至2000ミクロンで、壁厚が100ミクロン乃至2000ミクロンであって30乃至60%の開口領域を有することを特徴とする請求項3記載のヒータ。
  5. 前記モノリスは、少なくとも450m/gの表面積を有することを特徴とする請求項3又は請求項4記載のヒータ。
  6. 前記モノリスは、700m/g以上の表面積を有することを特徴とする請求項3又は請求項4記載のヒータ。
  7. 前記モノリスは、平方インチ当たり6000セル以下のセル密度を有することを特徴とする請求項3又は請求項4記載のヒータ。
  8. 前記モノリスは、壁面積を構成する主要な粒子が平均10ミクロン乃至100ミクロンの粒子からなり、最大平均粒径が壁厚の10%未満であることを特徴とする請求項3から請求項7のいずれか1項記載のヒータ。
  9. 前記モノリスは、
    フェノール樹脂を固体に部分的に硬化させ、
    該部分的に硬化した樹脂を粉砕し、
    該粉砕した樹脂を押出し加工し、
    形状が安定した焼結生成物を製造するために前記押出し加工した樹脂を焼結し、
    前記形状が安定した焼結生成物を炭化することによって製造されることを特徴とする請求項3から請求項8のいずれか1項記載のヒータ。
  10. 前記炭化は、不活性雰囲気又は真空下で600乃至800℃において、前記形状が安定した焼結生成物を加熱することによって実行されることを特徴とする請求項9記載のヒータ。
  11. 前記炭化の後、前記多孔質のカーボンモノリスは、不活性雰囲気又は真空下で1200乃至1500℃において熱処理されることを特徴とする請求項9又は請求項10記載のヒータ。
  12. 炭化の後、前記多孔質のカーボンモノリスは、不活性雰囲気又は真空下で2000℃以上まで加熱されることを特徴とする請求項3から請求項13のいずれか1項記載のヒータ。
  13. 前記炭化の後、前記モノリシック構造の多孔質カーボンは、蒸気、二酸化炭素又はその混合体で加熱することによって活性化されることを特徴とする請求項9又は請求項10記載のヒータ。
  14. 前記モノリシック構造の多孔質のカーボンは、蒸気中において750℃以上で加熱されることを特徴とする請求項13記載のヒータ。
  15. 前記モノリシック構造の多孔質のカーボンは、二酸化炭素中において850℃以上で加熱されることを特徴とする請求項13記載のヒータ。
  16. 前記多孔質のカーボンモノリスは酸化されることを特徴とする請求項3から請求項15のいずれか1項記載のヒータ。
  17. 前記酸化は、気体中において、初期熱処理温度に依存する少なくとも150℃の温度で加熱することによって実行されることを特徴とする請求項16記載のヒータ。
  18. 前記酸化は、化学的な酸化剤によって実行されることを特徴とする請求項16記載のヒータ。
  19. 前記導電性で多孔質のモノリスは、カーボンセラミック複合モノリスからなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のヒータ。
  20. 前記導電性で多孔質のモノリスは、金属のモノリシック構造からなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のヒータ。
  21. 前記導電性で多孔質のモノリスは、炭化ケイ素モノリスからなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のヒータ。
  22. 電源へ前記加熱要素を接続する手段はスプリングを備え、前記要素は前記スプリングの間に取付けられることを特徴とする請求項3から請求項21のいずれか1項記載のヒータ。
  23. 請求項3から請求項12のいずれか1項記載のヒータを備え、該ヒータが、車両燃料システムに接続されるように構成されたカーボンキャニスターに取付けられることで、該キャニスターが、車両が静止しているとき又は燃料補給の間に燃料タンク又は高温のエンジンから放たれる燃料蒸気を吸着するようになされたことを特徴とするパージガスヒータ。
  24. 請求項22記載のヒータを備え、
    前記加熱要素が電流の通過によって加熱されるとき、前記パージガスヒータで発生した高温ガスを用いることにより再生され得ることを特徴とするパージガスヒータ。
  25. エンジンから放たれる燃料蒸気の吸収剤として請求項2から請求項23のいずれか1項記載のヒータを用いることを特徴とするヒータの使用方法。
  26. 気体を加熱して人工衛星に推進力を与えるために人工衛星制御ロケットに内蔵されたことを特徴とする請求項2から請求項23のいずれか1項記載のヒータ。
  27. 人工衛星の制御ロケットに推進力を与えるために請求項2から請求項23のいずれか1項記載のヒータを用いることを特徴とするヒータの使用方法。
  28. アナライザに接続されることにより、多孔質のカーボンに吸着した物質が加熱によって除去されて、前記アナライザに移動されることを特徴とする請求項2から請求項23のいずれか1項記載のヒータ。
  29. アナライザに蒸気を与えるために請求項2から請求項23のいずれか1項記載のヒータを用いることを特徴とするヒータの使用方法。
  30. 周囲の相対湿度の制御のためのエアヒータとして請求項2から請求項23のいずれか1項記載のヒータを用いることを特徴とするヒータの使用方法。
  31. フェノール樹脂を固体に部分的に硬化させ、
    該部分的に硬化した樹脂を粉砕し、
    該粉砕した樹脂を押出し加工し、
    形状が安定した焼結生成物を製造するために前記押出し加工した樹脂を焼結することによって、導電性で合成の多孔質カーボンモノリスを形成する方法であって、
    前記多孔質カーボンモノリスの抵抗率が、前記焼結工程の温度および継続時間を変化させることによって制御されることを特徴とする方法。
  32. フェノール樹脂を固体に部分的に硬化させ、
    該部分的に硬化した樹脂を粉砕し、
    該粉砕した樹脂を押出し加工し、
    形状が安定した焼結生成物を製造するために前記押出し加工した樹脂を焼結し、
    前記形状が安定した焼結生成物を炭化及び活性化することによって、導電性で合成の多孔質カーボンモノリスを形成する方法であって、
    前記多孔質カーボンモノリスの抵抗率が、前記炭化された多孔質カーボンモノリスを酸化することによって制御されることを特徴とする方法。
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