JPH0510546A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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Publication number
JPH0510546A
JPH0510546A JP3165623A JP16562391A JPH0510546A JP H0510546 A JPH0510546 A JP H0510546A JP 3165623 A JP3165623 A JP 3165623A JP 16562391 A JP16562391 A JP 16562391A JP H0510546 A JPH0510546 A JP H0510546A
Authority
JP
Japan
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fan case
blower
air conditioner
base
blower base
Prior art date
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Pending
Application number
JP3165623A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Tosai
憲一 都祭
Masayuki Takegawa
雅之 竹川
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0510546A publication Critical patent/JPH0510546A/ja
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ファンケースを構成する上ファンケースと下フ
ァンケースとの連結に必要な部品点数を削減し、しかも
連結強度の増大を図り、耐振動性および衝撃性を高くす
る送風機を備えた空気調和機を提供する。 【構成】空気調和機本体1内に取付け用開口部11を有
する送風機ベース10を設け、取付け用開口部にファン
ケース21の吹出口体30を嵌合支持する。ファンケー
スは、上ファンケース24と下ファンケース25との分
割組み合わせからなり、上ファンケースを取付け用開口
部に嵌め込んでから取付具33を介して送風機ベースに
取付固定する。下ファンケースは、上ファンケースが嵌
め込まれる取付け用開口部の残りのスペースに差し込
み、かつ上ファンケースに対して固定具42を介して取
付固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば天井から吊り
下げるタイプ、いわゆる天吊り形に適用される空気調和
機に係り、特に、送風機を構成するファンケースの送風
機ベースへの取付け構造の改良と、騒音漏れ防止構造の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆる壁掛け用の空気調和機とは異な
り、天井に直接取付けるところから、被空調室の壁面を
全て使えることとなり、特に、業務用として最適な天吊
り形の空気調和機がある。
【0003】この種の空気調和機おいて、空気調和機本
体内に室内熱交換器を配置し、この熱交換器に被空調室
空気を導いて熱交換させ、たとえば冷気に変える。そし
てこの冷気を再び被空調室内に吹き出す基本構成は、壁
掛け形空気調和機と同様である。
【0004】送風機は、吹出口体と吸込口体を備えたフ
ァンケースと、このファンケース内に回転自在に収容さ
れる多翼形のファンおよびこのファンを回転駆動する駆
動源である駆動モータとから構成される。ファンケース
の吹出口体が送風機ベースに開口する取付け用開口部に
差込まれ、かつ取付け支持される。
【0005】ところで、ファンケース100は、図11
に示すように、上ファンケース101と下ファンケース
102とに分割され、これらを組み合わせてなるのが一
般的である。上下それぞれのファンケース101,10
2には、図の正面側に半円状の開口部を備え、組み合さ
った状態で円形の吸込口体103が形成される。
【0006】一方、上ファンケース101の側面には、
周縁に沿ってフランジ部104が設けられる図示しない
略コ字状の開口部を備えている。フランジ部104は、
送風機ベース105に設けられる図示しない取付け用開
口部に差し込まれ、複数の取付け用ねじ106…を介し
て送風機ベース105に取着固定される。
【0007】また、下ファンケース102の側面にも、
周縁に沿ってフランジ部107が設けられる図示しない
略コ字状の開口部を備えている。このフランジ部107
は、送風機ベース105の取付け用開口部周縁に沿って
重ね合わされ、上ファンケース101と組み合わさった
状態で矩形状の吹出口体108が形成される。
【0008】上下ファンケース101,102の吸込口
体103両側には、ケース固定部109,110が設け
られていて、これらの組み合わせ固定をなす。ケース固
定部109,110は、図12に示すように、上ファン
ケース101に一体に設けられる差し込み杆部111
と、この差し込み杆部111を掛止する下ファンケース
102に一体に設けられる受け部112とからなる。
【0009】差し込み杆部111は、逆L字状に折曲形
成され、その端部は垂直方向である下ファンケース10
2側に延出され、最下端部は爪部111aとなってい
る。受け部112は、平面略コ字状に形成されていて、
この中空部分に差し込み杆部111の爪部111aが弾
性変形しながら挿入され、かつ通り抜けた状態で係止さ
れる。
【0010】再び図11に示すように、図中113は補
強板であって、この下端部は送風機ベース105の下端
部に取付けねじ114を介して取付固定され、上端部は
下ファンケース102の下面に当接して、これを下方か
ら支持している。
【0011】図中114は、上,下ファンケース10
1,102の吹出口体108とは相対向する側面の合わ
せ縁に沿って貼着される補強テープであり、補強板11
3とともにこれら上,下ファンケース101,102相
互の連結補強をなすために用いられる。一方、送風機を
配置する天吊り形の空気調和機は、従来、図13および
図14に示すように構成される。
【0012】すなわち、図中115は上下方向寸法が短
く、かつ平面的に広く形成される、薄型矩形状の空気調
和機本体であり、この前面側に送風口116が設けら
れ、下面側に吸込口117が設けられる。
【0013】空気調和機本体115内部には、送風口1
16と離間対向する位置に熱交換器118が配置され
る。この熱交換器118の上下方向寸法は空気調和機本
体115の上下方向寸法と略同一であるが、特に幅寸法
は空気調和機本体115のそれよりも狭く形成される。
熱交換器118の両側端と空気調和機本体115の両側
面との空間は、遮蔽板119によって閉塞され、空気の
流通を阻止するようになっている。
【0014】熱交換器118の両側端板には、補助閉塞
板120が延長して設けられ、この端部に、先に説明し
た送風機ベース105が設けられる。補助閉塞板120
は、送風機ベース105の取付けとともに熱交換器11
8への送風をガイドするガイド板としての作用をなす。
【0015】なお、熱交換器118に接続するディスト
リビュータやキャピラリチューブなどを含む冷媒配管1
21は、熱交換器118の一方側の端板から側方に突出
され、送風機ベース105およびファンケース100の
側部と空気調和機本体115側部間に延出される。冷媒
配管121の端部は、ファンケース100の吸込口体1
03と相対向する位置にある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このようにして構成さ
れる天吊り形空気調和機であるが、以下に述べるような
問題がある。
【0017】すなわち、送風機の構成として、ファンケ
ース100は、上ファンケース101と下ファンケース
102を組み合わせてなるが、これら上下ファンケース
101,102相互の固定を、差し込み杆部111の爪
部111aと受け部112との係合だけですませている
ため、互いの固定力が弱く、耐振動性および耐衝撃性が
低い。
【0018】したがって、上述した構造のファンケース
100では、上下ファンケース101,102の合わせ
縁に沿って、補強テープ114を取着して固定力の増大
を図り、かつ補強板113によって下ファンケース10
2を支持している。
【0019】そのため、部品点数が増え、工数増大の不
具合がある。さらに、上ファンケース101は送風機ベ
ース105に対して複数の取付ねじ106だけで取付固
定しているため、ねじの数が増えて作業性が悪い。
【0020】一方、空気調和機本体115内において、
熱交換器118に接続される冷媒配管121の位置が、
吸込口体103近傍である送風機1次側と同一空間にあ
る。そのため、冷媒配管121から発生する冷媒音が、
吸込口体103を介して外部に導かれ易く、運転騒音と
なる。さらに、送風機1次側と、2次側の遮蔽構造が複
雑であり、部品数が多くなって、組立作業性が悪い。
【0021】特に、ファンケース100を支持する送風
機ベース105は、補助遮蔽板120を介して熱交換器
118に取付けられる構造になっているため、不安定で
ある。そのために、空気調和機全体の強度保持が必要
で、頑丈化し、天吊り形としては不適性な重量アップに
繋がる。
【0022】本発明はこのような事情によりなされたも
のであり、第1の目的とするところは、送風機のファン
ケースを構成する上ファンケースと下ファンケースとの
連結に必要な部品点数を削減し、しかも連結強度の増大
と、耐振動性および耐衝撃性を高くする空気調和機を提
供することにある。
【0023】第2の目的とするところは、冷媒音が発生
する部分を送風機の吸込側と吹出側から完全に遮蔽し
て、運転騒音の外部への漏れを低減させ、送風機1次側
と2次側とのシールを完全化し、送風機ベースの強度増
大を得られる空気調和機を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段および作用】上述した目的
を達成するため第1の発明は、空気調和機本体内に熱交
換器を収容し、この空気調和機本体内に取付け用開口部
を有する送風機ベースを設け、この送風機ベースの取付
け用開口部に送風機を取付け支持し、送風機は、吸込口
体および送風機ベースの取付け用開口部に嵌合支持され
る吹出口体とを備え分割された上ファンケースと下ファ
ンケースとの組み合わせからなるファンケースおよび、
このファンケース内に収容され駆動源に連結されるファ
ンとから構成され、上ファンケースは、送風機ベースの
取付け用開口部に嵌め込まれるとともに取付具を介して
送風機ベースに取付固定され、下ファンケースは、上フ
ァンケースが嵌め込まれる取付け用開口部の残りのスペ
ースに差し込まれ、かつ上ファンケースに固定具を介し
て取付固定されることを特徴とする空気調和機である。
【0025】したがって、送風機のファンケースを構成
する上ファンケースと下ファンケースとの連結に必要な
部品が最小ですみ、しかも連結強度が増大して、耐振動
性および耐衝撃性が高くなる。
【0026】第2の発明は、空気調和機本体内に熱交換
器を収容し、この空気調和機本体内に送風機ベースを設
け、この送風機ベースに送風機を取付け支持し、送風機
ベースは、空気調和機本体内を熱交換器側と送風機側と
に二分するよう空気調和機本体内を区画し、この送風機
ベースに熱交換器に接続する冷媒配管を貫通させる貫通
用凹部を設け、送風機ベースに冷媒配管を押圧固定する
とともに貫通凹部を閉塞するよう配管押さえを取着した
ことを特徴とする空気調和機である。
【0027】したがって、冷媒音が発生する部分を送風
機の吸込側と吹出側から完全に遮蔽でき、運転騒音の外
部への漏れが低減し、送風機1次側と2次側とのシール
が完全化して、送風機ベースおよび空気調和機本体の強
度が増大する。
【0028】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、天吊り形の空気
調和機に適用し、図面にもとづいて説明する。
【0029】図10に、天吊り形空気調和機全体の構成
を、一部分解して示す。図中1は、空気調和機本体であ
る。この空気調和機本体1は、薄型矩形状をなし、図示
しない天井面から吊り下げられる。
【0030】空気調和機本体1の前面側には、吹出方向
を設定するルーバが嵌め込まれる送風口2が形成され
る。特に、空気調和機本体1の両側面および下面側は開
口していて、側面化粧板3,3および下面化粧板4によ
って閉塞される。これら側面化粧板3,3および下面化
粧板4を空気調和機本体1に取付けた状態で、グリルか
らなる吸込口5が形成される。
【0031】空気調和機本体1内の送風口2と離間対向
する位置には、熱交換器6が配置される。この熱交換器
6の上下方向寸法は空気調和機本体1の上下方向寸法と
略同一であり、かつ幅寸法は空気調和機本体1のそれよ
りも狭く形成される。そして、熱交換器6の両側端と空
気調和機本体1の両側面との空間は、遮蔽板7によって
閉塞され、空気の流通を阻止する。熱交換器6の後方部
位には、それぞれ後述する、送風機ベース10および送
風機20が配置される。説明の都合上、はじめ、送風機
20から説明する。
【0032】これは、ファンケース21と、このファン
ケース21内に回転自在に収容される多翼形のファン2
2およびこのファン22を回転駆動する駆動源である駆
動モータ23とから構成される。
【0033】図1および図2に示すように、ファンケー
ス21は、上ファンケース24と下ファンケース25と
を組み合わせてなる。上下それぞれのファンケース2
4,25には、回転軸26の軸方向に沿う側面に半円状
の開口部を備え、組み合さった状態で円形の吸込口体2
7が形成される。
【0034】回転軸26の軸方向とは直交する方向の側
面は、上ファンケース24と下ファンケース25とも、
互いに略コ字状のフランジ部28,29が設けられる開
口部を備えていて、組み合さった状態で矩形状の吹出口
体30が形成される。
【0035】上下ファンケース24,25の吹出口体端
部30a,30bは、送風機ベース10に設けられる取
付け用開口部11に差し込まれ、かつ互いのフランジ部
28,29は送風機ベース10に取付け固定される。す
なわち、上ファンケース24のフランジ部28には、上
向き爪部31が一体に突設されるとともに、この下方部
位に取付け用孔32が穿設される。
【0036】これと対向する送風機ベース10には、取
付け用開口部11の両側に掛止用小窓12とねじ孔13
とが設けられる。図4にも示すように、上ファンケース
24の上向き爪部31は、送風機ベース10の掛止用小
窓12に掛止される。
【0037】再び図1および図2に示すように、取付け
ねじ33が取付け用孔32を介してねじ孔13に螺挿さ
れ、上ファンケース24は送風機ベース10に取付け固
定される。
【0038】下ファンケース25は、吹出口体端部30
bが、上ファンケース24の吹出口体端部30aが差し
込まれた取付け用開口部11の残りのスペースに差し込
まれる。この状態で、フランジ部29は送風機ベース1
0側面に密に当接する。
【0039】なお、上下ファンケース24,25におけ
る吸込口体27が設けられる側面で、かつ送風機ベース
10から吸込口体27端縁に亘る互いの合わせ縁は、図
において斜め右上がり方向の角度αに傾斜形成されてい
る。
【0040】そして、図3に拡大して示すように、上フ
ァンケース24の送風機ベース10から突出する吹出口
体端部30aは、その合わせ縁が略水平方向に形成され
るのに対して、下ファンケース25の吹出口体端部30
bにおける合わせ縁は同一の傾斜角度αで延長される。
このことから、送風機ベース10から突出する下ファン
ケース25の合わせ縁は、上ファンケース24の合わせ
縁と鋭角状の間隙を存することとなる。
【0041】また、下ファンケース25の吹出口体端部
30bには、ノッチ35が設けられる。上下ファンケー
ス24,25のフランジ部28,29近傍には、それぞ
れの合わせ縁に沿って位置合わせ用ボス部36,37が
一体に突設され、互いに当接されている。
【0042】図5に断面して示すように、上ファンケー
ス24側の位置合わせ用ボス部36合わせ面には、断面
略U字状の凹部38が設けられ、下ファンケース25側
の位置合わせ用ボス部36の合わせ面には、断面略U字
状の突起39が一体に設けられる。上下ファンケース2
4,25を組み合わせた状態で、互いの位置合わせ用ボ
ス部36,37が当接し、かつ突起39は凹部38に掛
合している。
【0043】再び図2に示すように、上下ファンケース
24,25の合わせ縁で、先に説明した傾斜部分を除い
て、他の部分は図において水平方向に形成される。そし
て、上ファンケース24の吸込口体27近傍面には、こ
こでは図示しないねじ孔を有する固定用ボス部40が一
体に突設される。
【0044】下ファンケース25の同位置には、ここで
は図示しない取付け用孔を有する合わせフランジ部41
が一体に突設され、上ファンケース24の固定用ボス部
40に当接し、かつ固定具である固定ねじ42を介して
取付け固定される。このようにして、ファンケース21
が構成される。つぎに、送風機ベース10について説明
する。
【0045】図6ないし図8に示すように、送風機20
のファンケース21を取付け固定する送風機ベース10
は、その両側端部が空気調和機本体1の両側面に当接す
るよう折曲され、空気調和機本体1の幅方向一杯に亘っ
て設けられる。換言すれば、送風機ベース10は、空気
調和機本体1内を送風口2側と吸込口5側とに、完全に
区画する。
【0046】なお、熱交換器6に接続するディストリビ
ュータやキャピラリチューブなどを含む冷媒配管14
は、熱交換器6の一方側の端板から側方に突出され、そ
の端部が、ファンケース21の吸込口体27と相対向す
る位置まで延出することは、従来と同様である。
【0047】送風機ベース10には、冷媒配管14が貫
通する貫通用凹部15が設けられる。この貫通用凹部1
5は、冷媒配管14の本数に相当する数で、それぞれ略
同一半径の半円状凹部を連設してなる。
【0048】貫通用凹部15は、送風機ベース10の上
端縁から下部に亘って設けられ、ここに冷媒配管14が
貫通支持される。そして、冷媒配管14は配管押さえ1
6によって、送風機ベース10に密に押圧固定される。
【0049】配管押さえ16は、冷媒配管14と密に接
する同一半径の押さえ部16aを有し、取付けねじ17
を介して送風機ベース10に取着される。この状態で、
配管押さえ16は貫通用凹部15の開口部分を完全に閉
塞する。配管押さえ16の上端縁は、送風機ベース10
の上端縁と同一高さに揃う。
【0050】しかして、ファンケース21を実際に組み
立てるには、再び図1ないし図5に示すようにして行
う。すなわち、送風機ベース10の取付け用開口部11
に上ファンケース24のフランジ部28を取付け固定す
る。
【0051】なお説明すれば、上ファンケース24の吹
出口体端部30aを取付け用開口部11に挿入して、こ
こに一体に設けられる上向き爪部31を掛止用小窓12
に挿入する。このフランジ部28を、送風機ベース10
に当接してから、上ファンケース24を上方に移動する
と、特に図4に示すように、上向き爪部31が掛止用小
窓12の上部側に掛止する。
【0052】この状態で、フランジ部28の取付け用孔
32と送風機ベース10のねじ孔13とが連通し、ここ
に取付けねじ33を螺挿すれば、上ファンケース24を
送風機ベース10に取付け固定できる。
【0053】ついで、下ファンケース25の吹出口体端
部30bを、取付け用開口部11の残りのスペースに挿
入する。このとき、上ファンケース24の吹出口体端部
30aにおける合わせ縁のみが水平に形成され、下ファ
ンケース25の合わせ縁を傾斜したので、特に図2に二
点鎖線で示すように、下ファンケース25を傾斜して、
取付け用開口部11の残りのスペースに挿入する。
【0054】すなわち、下ファンケース25の合わせ縁
は、上ファンケース24の合わせ縁に当接する。そし
て、下ファンケース25を図中矢印方向である、上方向
に回動すれば、位置合わせ用ボス部36,37相互、各
合わせ縁相互、下ファンケース25の合わせフランジ部
41と上ファンケース24の固定用ボス部40が、それ
ぞれ当接する。
【0055】このとき、下ファンケース24の吹出口体
端部30bに設けられるノッチ35は、取付け用開口部
11の端面に掛止して、下ファンケース24が取付け用
開口部11から脱落するのを規制する。
【0056】上下ファンケース24,25相互が当接し
た状態を保持し、固定ねじ42を合わせフランジ部41
を介して固定用ボス部40に螺挿する。したがって、下
ファンケース25は上ファンケース24に取付け固定さ
れ、ファンケース21が形成される。
【0057】上ファンケース24の送風機ベース10の
取付けにあたっては、上向き爪部31を掛止用小窓12
に掛止することにより、この仮固定をなし、取付けねじ
33により完全に取付け固定できる。
【0058】上ファンケース24の吹出口体端部30a
側の合わせ縁のみを水平にし、他の合わせ縁部分を傾斜
したから、下ファンケース25を後から取付け用開口部
11に差し込む作業がし易くなる。
【0059】送風機ベース10と下ファンケース25と
の角度αは、90°より小で、約70°に設定すると最
適である。そして、この角度設定により、下ファンケー
ス25の嵌め込み寸法xの適性化が得られる。
【0060】このようにして構成される空気調和機を運
転すると、従来のものよりも運転騒音の漏れが低減し
て、静粛運転が得られる。すなわち、再び図6ないし図
8に示すように、送風機ベース10を空気調和機本体1
の幅方向に亘って設けるとともに、送風機ベース10を
貫通する冷媒配管14を配管押さえ16で固定し、貫通
用凹部15を閉塞する。
【0061】送風機ベース10および配管押さえ16
は、送風機20の吸込口体27側である1次側と、吹出
口体30側である2次側とを完全に区画することとな
り、これらのシールを簡単な構造で行えるため、部品点
数が最小ですみ、作業性が向上して軽量化に役立つ。
【0062】送風機ベース10に配管押さえ16を設け
ることにより、送風機ベース10は冷媒配管14の貫通
部分で途切れることなく、空気調和機本体1の幅方向一
杯に亘るため、送風機ベース10は勿論のこと、空気調
和機本体1の強度増大に繋がる。
【0063】そしてさらに、冷媒配管14の冷媒音が発
生し易い部分を、送風機20の1次側と2次側から遮蔽
することができ、運転騒音として外部に漏れる度合いを
低減させられる。
【0064】なお、図9に示すように、送風機20Aを
構成してもよい。すなわち、両軸駆動モータ23の一方
の軸部に、ファンケース21に収容されるファン22が
嵌着される。他方の軸部にはカップリング50を介して
回転軸51が連結される。
【0065】回転軸51は、略中央部を軸承具52によ
って回転自在に枢支されていて、一方の端部がカップリ
ング50に連結されることになる。さらに、この回転軸
51の軸承具52両側である、軸承具52とカップリン
グ50との間および軸承具52と他方端部との間には、
ファンケース21に収容されるファン22が嵌着され
る。
【0066】しかして、カップリング50と軸承具52
との支点距離が短縮され、複数のファン22…を嵌着し
ても、回転軸51の撓み量が少なくなり、空気調和機全
体の振動が減衰する。また、回転軸51の反りの規格が
緩くても、振動の抑制を図り、この製造性がよくなると
ともに、長さの短縮化が得られて材料費や製作費が安価
になる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、上
ファンケースを、送風機ベースの取付け用開口部に嵌め
込むとともに取付具を介して取付固定し、下ファンケー
スを、上ファンケースが取付固定される取付け用開口部
の残りのスペースに差し込み、かつ上ファンケースに固
定具を介して取付固定するようにしたから、ファンケー
スを構成する上ファンケースと下ファンケースとの連結
に必要な部品点数を削減した状態で、連結強度の増大を
図り、耐振動性および耐衝撃性を高くすることができる
という効果を奏する。
【0068】また、送風機ベースによって、空気調和機
本体内を熱交換器側と送風機側とに二分し、この送風機
ベースに熱交換器に接続する冷媒配管の貫通用凹部を有
し、この貫通用凹部に配管押さえを取着して、貫通用凹
部を閉塞するとともに冷媒配管を押圧固定するようにし
たから、冷媒音が発生する部分を送風機の吸込側と吹出
側から完全に遮蔽して、運転騒音の外部への漏れを低減
させ、送風機ベースおよび空気調和機本体の強度増大を
得られる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、空気調和機の送風機
要部を分解するとともに送風機ベースへの取付け構造を
説明する図。
【図2】同実施例の、送風機を送風機ベースに取付けた
状態の側面図。
【図3】図2のA部である、送風機一部を拡大した図。
【図4】図2のB部である、送風機の送風機ベースへの
取付け一部を拡大した図。
【図5】図3のa−a´断面である、上ファンケースと
下ファンケースの一部を拡大した縦断面図。
【図6】同実施例の、送風機ベースと冷媒配管および配
管押さえを分解した斜視図。
【図7】同実施例の、空気調和機の一部平面図。
【図8】同実施例の、空気調和機の側面図。
【図9】他の実施例の、送風機の正面。
【図10】空気調和機の側面図。
【図11】従来例の、送風機の組立構造および送風機ベ
ースへの取付け構造を示す図。
【図12】図11のb−b´断面である、上ファンケー
スと下ファンケースのケース固定部の縦断面図。
【図13】従来例の、空気調和機の一部平面図。
【図14】従来例の、空気調和機の側面図。
【符号の説明】
6…熱交換器、1…空気調和機本体、10…送風機ベー
ス、20…送風機、27…吸込口体、30…吹出口体、
24…上ファンケース、25…下ファンケース、21…
ファンケース、23…駆動源(駆動モータ)、22…フ
ァン、10…送風機ベース、11…取付け用開口部、3
3…取付具(取付けねじ)、42…固定具(固定ね
じ)、14…冷媒配管、15…貫通用凹部、16…配管
押さえ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気調和機本体内に熱交換器を収容し、こ
    の空気調和機本体内に取付け用開口部を有する送風機ベ
    ースを設け、この送風機ベースの取付け用開口部に送風
    機を取付け支持し、この送風機は、吸込口体および送風
    機ベースの取付け用開口部に嵌合支持される吹出口体と
    を備え分割された上ファンケースと下ファンケースとの
    組み合わせからなるファンケースおよび、このファンケ
    ース内に収容され駆動源に連結されるファンとから構成
    され、上ファンケースは、送風機ベースの取付け用開口
    部に嵌め込まれるとともに取付具を介して送風機ベース
    に取付固定され、下ファンケースは、上ファンケースが
    嵌め込まれる取付け用開口部の残りのスペースに差し込
    まれ、かつ上ファンケースに固定具を介して取付固定さ
    れることを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】空気調和機本体内に熱交換器を収容し、こ
    の空気調和機本体内に送風機ベースを設け、この送風機
    ベースに送風機を取付け支持し、送風機ベースは、空気
    調和機本体内を熱交換器側と送風機側とに二分するよう
    空気調和機本体内を区画し、この送風機ベースに熱交換
    器に接続する冷媒配管を貫通させる貫通用凹部を設け、
    送風機ベースに冷媒配管を押圧固定するとともに貫通用
    凹部を閉塞するよう配管押さえを取着したことを特徴と
    する空気調和機。
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