JPH05105292A - ロール紙のカール解消装置 - Google Patents
ロール紙のカール解消装置Info
- Publication number
- JPH05105292A JPH05105292A JP3265932A JP26593291A JPH05105292A JP H05105292 A JPH05105292 A JP H05105292A JP 3265932 A JP3265932 A JP 3265932A JP 26593291 A JP26593291 A JP 26593291A JP H05105292 A JPH05105292 A JP H05105292A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- roll paper
- curl
- roll
- machine glazed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロール紙のカールを解消し、フラットな記録
が得られるロール紙のカール解消装置の提供をする。 【構成】 しごきバー４は、モータ１３が回転すること
により、ピニオン１２、ラック１１を介して上下動を行
う。ロール径検出板６、ロール径検出部１０によりロー
ル紙５の径が検出される。このとき、ロール紙径、温
度、湿度、紙質、印字率等から間接的に記録紙カール量
が検出できる。この記録紙カール量から記録紙に与える
最適しごき力を決定し、さらに最適しごき力を与えるし
ごきバー４の位置を決定する。この最適位置にしごきバ
ー４が位置する様にモータ１３を回転させてしごきバー
４を移動させ、ロール紙に最適なしごき力を与える。
が得られるロール紙のカール解消装置の提供をする。 【構成】 しごきバー４は、モータ１３が回転すること
により、ピニオン１２、ラック１１を介して上下動を行
う。ロール径検出板６、ロール径検出部１０によりロー
ル紙５の径が検出される。このとき、ロール紙径、温
度、湿度、紙質、印字率等から間接的に記録紙カール量
が検出できる。この記録紙カール量から記録紙に与える
最適しごき力を決定し、さらに最適しごき力を与えるし
ごきバー４の位置を決定する。この最適位置にしごきバ
ー４が位置する様にモータ１３を回転させてしごきバー
４を移動させ、ロール紙に最適なしごき力を与える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ロール紙のカール解消
装置に関し、特に、ロール紙、例えばファクシミリ等に
用いられている感熱のロール紙等の印字及び排出機構に
おけるロール紙のカール解消装置に関する。
装置に関し、特に、ロール紙、例えばファクシミリ等に
用いられている感熱のロール紙等の印字及び排出機構に
おけるロール紙のカール解消装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ファクシミリ等に用いられている感熱ロ
ール紙等のロール紙には、ロール状態で保存しているた
めに、反り（以下、カールと称する）が存在している。
このカールは排出紙の見栄、保存性を悪くするだけでな
く、ジャムの原因となるので、ロール紙の印字及び排出
機構には、カールを解消しロール紙をフラットにする装
置が設けられている。この装置をロール紙のカール解消
装置と称する。
ール紙等のロール紙には、ロール状態で保存しているた
めに、反り（以下、カールと称する）が存在している。
このカールは排出紙の見栄、保存性を悪くするだけでな
く、ジャムの原因となるので、ロール紙の印字及び排出
機構には、カールを解消しロール紙をフラットにする装
置が設けられている。この装置をロール紙のカール解消
装置と称する。
【０００３】従来のカール解消装置を有するロール紙の
印字及び排出機構を図３に示す。図３において、ロール
紙５は、紙送りローラ２により繰り出され、サーマルヘ
ッド３により印字された後にカッタ１で切断されて排出
される。この機構において、ロール紙５と紙送りローラ
２の間に、しごきバー４を設置することでロール紙が繰
り出される際に、ロール紙にカール方向と逆方向の力
（以下、しごき力と称する）を与え、ロール紙をカール
方向と逆方向に変形させることで、カールを解消してい
る。
印字及び排出機構を図３に示す。図３において、ロール
紙５は、紙送りローラ２により繰り出され、サーマルヘ
ッド３により印字された後にカッタ１で切断されて排出
される。この機構において、ロール紙５と紙送りローラ
２の間に、しごきバー４を設置することでロール紙が繰
り出される際に、ロール紙にカール方向と逆方向の力
（以下、しごき力と称する）を与え、ロール紙をカール
方向と逆方向に変形させることで、カールを解消してい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
ような方法を用いたロール紙のカール解消装置は、以下
に述べるような課題が存在する。
ような方法を用いたロール紙のカール解消装置は、以下
に述べるような課題が存在する。
【０００５】ロール紙のカール量や、フラットにするた
めの最適なしごき力は、ロール紙の径や温度や湿度等の
環境、紙質、印字率等で異なってくる。例えば、径が小
さく、温度、湿度が低く、紙質が堅く古く、印字率が少
ないほどカール量が大きい傾向があり、大きなしごき力
が必要になる。ところが、従来のカール解消装置ではし
ごき力の制御が行われていないために、ロール紙の径
や、温度や湿度等の環境の変化、紙質、印字率等の違い
等により、カールが取りきれなかったり、逆方向にカー
ルされてしまうことが存在した。
めの最適なしごき力は、ロール紙の径や温度や湿度等の
環境、紙質、印字率等で異なってくる。例えば、径が小
さく、温度、湿度が低く、紙質が堅く古く、印字率が少
ないほどカール量が大きい傾向があり、大きなしごき力
が必要になる。ところが、従来のカール解消装置ではし
ごき力の制御が行われていないために、ロール紙の径
や、温度や湿度等の環境の変化、紙質、印字率等の違い
等により、カールが取りきれなかったり、逆方向にカー
ルされてしまうことが存在した。
【０００６】本発明は、従来の技術に内在する上記課題
を解決する為になされたものであり、従って本発明の目
的は、しごき力を可変にする事によって、ロール紙の径
や、温度や湿度等の環境、紙質、印字率等の変化により
最適なしごき力が変化しても、的確なしごき力をカール
紙に与えることにより、ロール紙のカール解消を可能と
したロール紙の新規なカール解消装置を提供することに
ある。
を解決する為になされたものであり、従って本発明の目
的は、しごき力を可変にする事によって、ロール紙の径
や、温度や湿度等の環境、紙質、印字率等の変化により
最適なしごき力が変化しても、的確なしごき力をカール
紙に与えることにより、ロール紙のカール解消を可能と
したロール紙の新規なカール解消装置を提供することに
ある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明に係るロール紙のカール解消装置はロール紙
にしごき力と称するカール方向と逆方向の力を与えてロ
ール紙をカール方向と逆方向に変化させることでロール
紙のカールを解消するロール紙の印字及び排出機構であ
って、ロール紙を繰り出す紙送りローラ部と、ロール紙
と前記紙送りローラとの間に位置しロールに接触して可
変の力を加えるしごきバーと、このしごきバーを駆動す
るアクチュエータと、このアクチュエータの駆動量をし
ごきバーに伝達する伝達部とを備えて構成される。
に、本発明に係るロール紙のカール解消装置はロール紙
にしごき力と称するカール方向と逆方向の力を与えてロ
ール紙をカール方向と逆方向に変化させることでロール
紙のカールを解消するロール紙の印字及び排出機構であ
って、ロール紙を繰り出す紙送りローラ部と、ロール紙
と前記紙送りローラとの間に位置しロールに接触して可
変の力を加えるしごきバーと、このしごきバーを駆動す
るアクチュエータと、このアクチュエータの駆動量をし
ごきバーに伝達する伝達部とを備えて構成される。
【０００８】
【実施例】次に本発明をその好ましい各実施例について
図面を参照して具体的に説明する。
図面を参照して具体的に説明する。
【０００９】図１は、本発明に係るロール紙カール解消
装置の第１の実施例を示す斜視図である。
装置の第１の実施例を示す斜視図である。
【００１０】図１を参照するに、紙送りローラ２、サー
マルヘッド３とロール紙５の間に位置するしごきバー４
は一端をラック１１に結合されている。ラック１１はピ
ニオン１２を介してモータ１３が回転することにより上
下する。これにともないモータ１３が回転することによ
りしごきバー４も上下する。従って、そのときのロール
紙のカールを削除するのに最適なしごき力を与える位置
にしごきバー４を移動させることができる。しごきバー
４の断面形状はロール紙カールを除去しやすいものであ
ればどのようなものでもよい。ロール紙５のカール量の
検出はロール紙５の径や、温度や湿度等の環境、紙質、
印字率等から間接的にできる。ロール紙５の径の検出は
ロール径検出板６を検出支点９を中心に回転させ検出支
持用ばね７によりロール紙５に押し当てる。ロール径検
出板６のロール紙５と反対側の端にはロール径検出部１
０が結合されている。ロール径検出部１０は例えば直線
型ポテンションメータ等である。ロール紙５の径が変化
するとロール径検出板６はＡまたはＢの方向に動きそれ
にともないロール径検出部１０もＣまたはＤ方向に動き
ロール径の検出ができる。または、温度、湿度センサ
（図示しない）により、また紙質は外部入力により、印
字率は通信データにより検出できる。ロール径、温度、
湿度、紙質、印字率等からロール紙のカールを除去する
のに最適なしごき力を与える位置を決定する。このとき
モータ１３をＥ方向またはＦ方向に回転させるとしごき
バー４はＧ方向またはＨ方向に移動し最適位置に位置す
る。ラッチ１１を最適位置まで移動させるためのモータ
１３の回転量は、ステッピングモータの場合には入力パ
ルス数をカウントすることにより検出でき、またＤＣモ
ータの場合にはラック１１に直線型ポテンションメータ
を結合させることにより検出できる。
マルヘッド３とロール紙５の間に位置するしごきバー４
は一端をラック１１に結合されている。ラック１１はピ
ニオン１２を介してモータ１３が回転することにより上
下する。これにともないモータ１３が回転することによ
りしごきバー４も上下する。従って、そのときのロール
紙のカールを削除するのに最適なしごき力を与える位置
にしごきバー４を移動させることができる。しごきバー
４の断面形状はロール紙カールを除去しやすいものであ
ればどのようなものでもよい。ロール紙５のカール量の
検出はロール紙５の径や、温度や湿度等の環境、紙質、
印字率等から間接的にできる。ロール紙５の径の検出は
ロール径検出板６を検出支点９を中心に回転させ検出支
持用ばね７によりロール紙５に押し当てる。ロール径検
出板６のロール紙５と反対側の端にはロール径検出部１
０が結合されている。ロール径検出部１０は例えば直線
型ポテンションメータ等である。ロール紙５の径が変化
するとロール径検出板６はＡまたはＢの方向に動きそれ
にともないロール径検出部１０もＣまたはＤ方向に動き
ロール径の検出ができる。または、温度、湿度センサ
（図示しない）により、また紙質は外部入力により、印
字率は通信データにより検出できる。ロール径、温度、
湿度、紙質、印字率等からロール紙のカールを除去する
のに最適なしごき力を与える位置を決定する。このとき
モータ１３をＥ方向またはＦ方向に回転させるとしごき
バー４はＧ方向またはＨ方向に移動し最適位置に位置す
る。ラッチ１１を最適位置まで移動させるためのモータ
１３の回転量は、ステッピングモータの場合には入力パ
ルス数をカウントすることにより検出でき、またＤＣモ
ータの場合にはラック１１に直線型ポテンションメータ
を結合させることにより検出できる。
【００１１】ステッピングモータへ送るパルス数または
ＤＣモータの印字時間は、例えば、ロール紙の径や、温
度や湿度の環境、紙質、印字等をもとに、ファジィ推論
により求める手法が考えられる。
ＤＣモータの印字時間は、例えば、ロール紙の径や、温
度や湿度の環境、紙質、印字等をもとに、ファジィ推論
により求める手法が考えられる。
【００１２】図２に本発明による第２の実施例の斜視図
を示す。
を示す。
【００１３】図２を参照するに、本発明による第２の実
施例は、ラック１１を水平に配置し、しごきバー４をＪ
またはＫ方向に移動させる機構である。
施例は、ラック１１を水平に配置し、しごきバー４をＪ
またはＫ方向に移動させる機構である。
【００１４】第２の実施例を用いても第１の実施例と同
様の効果が得られるのは明白である。
様の効果が得られるのは明白である。
【００１５】以上説明した本各実施例においては、しご
きバー４を駆動するアクチュエータとしてモータ１３
が、またアクチュエータの駆動量をしごきバー４に伝達
する伝達部としてモータ１３に結合されたラック１１と
ピニオン１２がそれぞれ用いられた場合を示したが、代
案として、モータの代わりに電歪素子をラックとピニオ
ンの代わりにてこを利用した変位拡大機構をそれぞれ使
用することも可能である。
きバー４を駆動するアクチュエータとしてモータ１３
が、またアクチュエータの駆動量をしごきバー４に伝達
する伝達部としてモータ１３に結合されたラック１１と
ピニオン１２がそれぞれ用いられた場合を示したが、代
案として、モータの代わりに電歪素子をラックとピニオ
ンの代わりにてこを利用した変位拡大機構をそれぞれ使
用することも可能である。
【００１６】以上本発明によるロール紙のカール解消装
置を実施例に基づいて説明したが、これらの記載は本発
明を限定するものではない。
置を実施例に基づいて説明したが、これらの記載は本発
明を限定するものではない。
【００１７】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明によれば、ロ
ール紙の径や、温度や湿度等の環境、紙質、印字率等の
変化により、最適なしごき力が変化しても的確なしごき
力をロール紙に与えることが可能なロール紙のカール解
消装置を容易に提供することができる。
ール紙の径や、温度や湿度等の環境、紙質、印字率等の
変化により、最適なしごき力が変化しても的確なしごき
力をロール紙に与えることが可能なロール紙のカール解
消装置を容易に提供することができる。
【図１】本発明による第１の実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図２】本発明による第２の実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図３】従来の機構を示す断面図である。
１…カッタ ２…紙送りローラ ３…サーマルヘッド ４…しごきバー ５…ロール紙 ６…ロール径検出板 ７…検出板支持用ばね ９…検出板支点 １０…ロール径検出部（直線型ポテンションメータ） １１…ラック １２…ピニオン １３…モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鶴巻 和紀 東京都港区芝五丁目７番１号日本電気株式 会社内 (72)発明者 清水 透 東京都港区芝五丁目７番１号日本電気株式 会社内 (72)発明者 古頭 規子 東京都港区西新橋三丁目20番４号日本電気 エンジニアリング株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 ロール紙にしごき力と称するカール方向
と逆方向の力を与えてロール紙をカール方向と逆方向に
変形させることでロール紙のカールを解消するロール紙
の印字及び排出機構であって、ロール紙を繰り出す紙送
りローラ部と、前記ロール紙と前記紙送りローラとの間
に位置しカール紙に接触して可変の力を与えるしごきバ
ーと、該しごきバーを駆動するアクチュエータと、該ア
クチュエータの駆動量を前記しごきバーに伝達する伝達
部とを有することを特徴としたロール紙のカール解消装
置。 - 【請求項２】 前記アクチュエータとしてモータを使用
し、前記伝達部として前記モータに噛合したピニオン
と、該ピニオンと係合し且つ前記しごきバーに固定され
たラックを使用することを更に特徴とした請求項１に記
載のロール紙のカール解消装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3265932A JPH05105292A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ロール紙のカール解消装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3265932A JPH05105292A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ロール紙のカール解消装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05105292A true JPH05105292A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17424089
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3265932A Pending JPH05105292A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | ロール紙のカール解消装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05105292A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5492905A (en) * | 1992-06-10 | 1996-02-20 | Zeneca Limited | 1-bolizazepin-2,5-diones |
| JP2006290445A (ja) * | 2005-04-14 | 2006-10-26 | Ishida Co Ltd | ローラ装置、包装装置、およびローラの固定および解除方法 |
-
1991
- 1991-10-15 JP JP3265932A patent/JPH05105292A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5492905A (en) * | 1992-06-10 | 1996-02-20 | Zeneca Limited | 1-bolizazepin-2,5-diones |
| JP2006290445A (ja) * | 2005-04-14 | 2006-10-26 | Ishida Co Ltd | ローラ装置、包装装置、およびローラの固定および解除方法 |
| JP4707441B2 (ja) * | 2005-04-14 | 2011-06-22 | 株式会社イシダ | ローラ装置および包装装置 |
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