JP2742433B2 - 記録装置の紙送り制御方法 - Google Patents
記録装置の紙送り制御方法Info
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- JP2742433B2 JP2742433B2 JP1002285A JP228589A JP2742433B2 JP 2742433 B2 JP2742433 B2 JP 2742433B2 JP 1002285 A JP1002285 A JP 1002285A JP 228589 A JP228589 A JP 228589A JP 2742433 B2 JP2742433 B2 JP 2742433B2
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- JP
- Japan
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- paper
- paper feed
- roller
- feed roller
- upstream
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J11/00—Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
- B41J11/36—Blanking or long feeds; Feeding to a particular line, e.g. by rotation of platen or feed roller
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J13/00—Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets
- B41J13/02—Rollers
- B41J13/03—Rollers driven, e.g. feed rollers separate from platen
Landscapes
- Handling Of Sheets (AREA)
- Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は紙送り制御方法に係り、特に紙送り精度の優
れている紙送り制御方法に関する。
れている紙送り制御方法に関する。
一般に、各種情報を出力するための、例えば、ファク
シミリ、プリンタ、ビデオプリンタ等の装置には、用紙
に情報を出力する形式のものが多く用いられており、こ
のような出力装置においては、情報を出力する媒体とな
る用紙を送る紙送り機構が設けられている。
シミリ、プリンタ、ビデオプリンタ等の装置には、用紙
に情報を出力する形式のものが多く用いられており、こ
のような出力装置においては、情報を出力する媒体とな
る用紙を送る紙送り機構が設けられている。
この紙送り機構には、その用途等に応じて種々の形式
のものがあるが、いずれの場合においても、精度の高い
所定ピッチの紙送りを行なう必要がある。
のものがあるが、いずれの場合においても、精度の高い
所定ピッチの紙送りを行なう必要がある。
特に近年、サーマルプリンタにおいて、その実行速度
を高めるために、サーマルヘッドの発熱素子を複数行分
形成し、キャリッジの1回の往動で複数行の印字を同時
に行なうことが提案されている。
を高めるために、サーマルヘッドの発熱素子を複数行分
形成し、キャリッジの1回の往動で複数行の印字を同時
に行なうことが提案されている。
そして、このようなサーマルプリンタにおいては、通
常、印字する文字の大きさ、行間ピッチ等が一定でない
ため、サーマルヘッドの発熱素子の高さと同じ距離だけ
紙送りを行なうようになっている。したがって、印字文
字の大きさによっては、1行の文字を2回の往動により
印字することも生じてくるため、紙送りピッチを常に一
定として、極めて正確な紙送りを行なうことが要求され
ている。
常、印字する文字の大きさ、行間ピッチ等が一定でない
ため、サーマルヘッドの発熱素子の高さと同じ距離だけ
紙送りを行なうようになっている。したがって、印字文
字の大きさによっては、1行の文字を2回の往動により
印字することも生じてくるため、紙送りピッチを常に一
定として、極めて正確な紙送りを行なうことが要求され
ている。
第3図は従来の紙送り機構を示したもので、ゴム等の
弾性材料からなる円筒状の紙送りローラ1の中心部に
は、金属製の中心軸2が貫通して形成され、この中心軸
2の一端部には、図示しないステッピングモータが図示
しない歯車伝達機構を介して接続されており、前記ステ
ッピングモータを回転駆動させることにより、紙送りロ
ーラ1を所定量回転駆動させるようになされている。ま
た、前記紙送りローラ1の下方には、前記紙送りローラ
1の外周面に押圧される上流側小ローラ3および下流側
小ローラ4がそれぞれ回転自在に配設されている。
弾性材料からなる円筒状の紙送りローラ1の中心部に
は、金属製の中心軸2が貫通して形成され、この中心軸
2の一端部には、図示しないステッピングモータが図示
しない歯車伝達機構を介して接続されており、前記ステ
ッピングモータを回転駆動させることにより、紙送りロ
ーラ1を所定量回転駆動させるようになされている。ま
た、前記紙送りローラ1の下方には、前記紙送りローラ
1の外周面に押圧される上流側小ローラ3および下流側
小ローラ4がそれぞれ回転自在に配設されている。
前記従来の紙送り機構においては、前記紙送りローラ
1の下方側と前記各小ローラ3,4との間に用紙5を挿入
し、所定の駆動信号に基づいてステッピングモータを回
転させることにより、紙送りローラ1を所定角度だけ回
転させ、この紙送りローラ1および前記各小ローラ3,4
により挟持されている用紙5を所定の紙送りピッチだけ
印字部方向に紙送りするようにしている。
1の下方側と前記各小ローラ3,4との間に用紙5を挿入
し、所定の駆動信号に基づいてステッピングモータを回
転させることにより、紙送りローラ1を所定角度だけ回
転させ、この紙送りローラ1および前記各小ローラ3,4
により挟持されている用紙5を所定の紙送りピッチだけ
印字部方向に紙送りするようにしている。
しかし、前記従来の紙送り機構においては、前記紙送
りローラ1および各小ローラ3,4により用紙5を搬送す
る場合、第4図に示すように、用紙5の後端部が前記紙
送りローラ1と前記上流側小ローラ3との間を通過する
瞬間に、小ローラ3が用紙を押し出す方向に力が働き、
前記紙送りローラ1を駆動する歯車伝達機構のギアのバ
ックラッシュ分だけ紙送りローラ1が多く先行回転して
しまう。そして、前記用紙5の後端部の通過時における
印字位置が、所定の紙送りピッチの後方に位置すること
になる場合には、残部の紙送りピッチ分だけその後に歯
車伝達機構が回転しても、先行した前記バックラッシュ
分の回転を元の位置関係に戻すように吸収することがで
きず、紙送りピッチが変動してしまうという問題を有し
ている。その結果、印字が欠けたり、印字の重なり等が
生じてしまい、印字品質の著しい低下を招いてしまうと
いう問題を有しており、このことは、用紙5の厚さ寸法
が大きい場合に、特に顕著である。
りローラ1および各小ローラ3,4により用紙5を搬送す
る場合、第4図に示すように、用紙5の後端部が前記紙
送りローラ1と前記上流側小ローラ3との間を通過する
瞬間に、小ローラ3が用紙を押し出す方向に力が働き、
前記紙送りローラ1を駆動する歯車伝達機構のギアのバ
ックラッシュ分だけ紙送りローラ1が多く先行回転して
しまう。そして、前記用紙5の後端部の通過時における
印字位置が、所定の紙送りピッチの後方に位置すること
になる場合には、残部の紙送りピッチ分だけその後に歯
車伝達機構が回転しても、先行した前記バックラッシュ
分の回転を元の位置関係に戻すように吸収することがで
きず、紙送りピッチが変動してしまうという問題を有し
ている。その結果、印字が欠けたり、印字の重なり等が
生じてしまい、印字品質の著しい低下を招いてしまうと
いう問題を有しており、このことは、用紙5の厚さ寸法
が大きい場合に、特に顕著である。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、バ
ックラッシュによる紙送りピッチの変動を確実に防止
し、良好な印字品質を得ることができる記録装置の紙送
り制御方法を提供することを目的とする。
ックラッシュによる紙送りピッチの変動を確実に防止
し、良好な印字品質を得ることができる記録装置の紙送
り制御方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明に係る記録装置の紙送
り制御方法は、紙送りを行なう円筒状の紙送りローラと
この紙送りローラの外周面に圧接される上流側および下
流側の小ローラとの間に用紙を挿入し、駆動源からの回
転を歯車伝達機構を介して前記紙送りローラに伝達して
回転させることにより、前記用紙を所定の紙送りピッチ
で印字部へ搬送するようにした記録装置の紙送り制御方
法において、前記紙送りローラと上流側小ローラとの間
を用紙の後端部が通過する時を予測し、この予測した用
紙の後端部の通過時における前記紙送りローラの回転時
において、前記用紙の後端部が前記紙送りローラと上流
側小ローラとの間を通過した後に回転する紙送りローラ
の回転量が、この通過時に生じる前記歯車伝達機構のバ
ックラッシュ分を吸収する回転量となるように、前記用
紙の後端部が上流側小ローラ部分に達する前段階の紙送
りピッチを制御することを特徴としている。
り制御方法は、紙送りを行なう円筒状の紙送りローラと
この紙送りローラの外周面に圧接される上流側および下
流側の小ローラとの間に用紙を挿入し、駆動源からの回
転を歯車伝達機構を介して前記紙送りローラに伝達して
回転させることにより、前記用紙を所定の紙送りピッチ
で印字部へ搬送するようにした記録装置の紙送り制御方
法において、前記紙送りローラと上流側小ローラとの間
を用紙の後端部が通過する時を予測し、この予測した用
紙の後端部の通過時における前記紙送りローラの回転時
において、前記用紙の後端部が前記紙送りローラと上流
側小ローラとの間を通過した後に回転する紙送りローラ
の回転量が、この通過時に生じる前記歯車伝達機構のバ
ックラッシュ分を吸収する回転量となるように、前記用
紙の後端部が上流側小ローラ部分に達する前段階の紙送
りピッチを制御することを特徴としている。
本発明によれば、用紙の後端部が上流側小ローラ部分
に達する前段階の紙送りピッチを調整して、用紙の後端
部が紙送りローラと上流側小ローラとの間を通過した後
に回転する紙送りローラの回転量が、この通過時に生じ
る前記歯車伝達機構のバックラッシュ分を吸収する回転
量となるようにしたので、用紙が所定の紙送りピッチで
印字部に送られるまでに、前記バックラッシュ分が吸収
されてしまい、紙送りピッチの変動を確実に防止するこ
とができる。したがって、印字を行なう場合に、印字が
欠けたり、印字が重なったりすること等を防止すること
ができ、良好な印字品質を得ることができるものであ
る。
に達する前段階の紙送りピッチを調整して、用紙の後端
部が紙送りローラと上流側小ローラとの間を通過した後
に回転する紙送りローラの回転量が、この通過時に生じ
る前記歯車伝達機構のバックラッシュ分を吸収する回転
量となるようにしたので、用紙が所定の紙送りピッチで
印字部に送られるまでに、前記バックラッシュ分が吸収
されてしまい、紙送りピッチの変動を確実に防止するこ
とができる。したがって、印字を行なう場合に、印字が
欠けたり、印字が重なったりすること等を防止すること
ができ、良好な印字品質を得ることができるものであ
る。
以下、本発明の実施例を第1図および第2図を参照し
て説明する。
て説明する。
第1図は本発明に係る紙送り制御方法を実施するため
のサーマルプリンタの一実施例を示したもので、ゴム等
の弾性材料からなる円筒状の紙送りローラ1の中心部に
は、金属製の中心軸2が貫通して形成され、この中心軸
2の一端部には、図示しないステッピングモータが歯車
伝達機構を介して接続されており、前記ステッピングモ
ータを回転駆動させることにより、紙送りローラ1を所
定量回転駆動させるようになされている。また、前記紙
送りローラ1の下方には、上流側小ローラ3および下流
側小ローラ4がそれぞれ回転自在に配設されており、前
記各小ローラ3,4には、この小ローラ3,4を前記紙送りロ
ーラ1の外周面に押圧するための付勢ばね6が取付けら
れている。また、前記紙送りローラ1の下方には、用紙
5を前記紙送りローラ1と各小ローラ3,4との間に案内
する用紙ガイド7が配設されており、前記用紙ガイド7
部分には、前記用紙ガイド7に沿って送られる用紙5の
後端部を検出する用紙検出センサ8が配設されている。
さらに、前記紙送りローラ1の近傍には、平板状で紙面
垂直方向に長いプラテン9が配設されており、このプラ
テン9の前面側には、前記紙送りローラ1および各小ロ
ーラ3,4により送られる用紙5に所望の印字を行なうサ
ーマルヘッド10が対向して接離自在に配設されている。
のサーマルプリンタの一実施例を示したもので、ゴム等
の弾性材料からなる円筒状の紙送りローラ1の中心部に
は、金属製の中心軸2が貫通して形成され、この中心軸
2の一端部には、図示しないステッピングモータが歯車
伝達機構を介して接続されており、前記ステッピングモ
ータを回転駆動させることにより、紙送りローラ1を所
定量回転駆動させるようになされている。また、前記紙
送りローラ1の下方には、上流側小ローラ3および下流
側小ローラ4がそれぞれ回転自在に配設されており、前
記各小ローラ3,4には、この小ローラ3,4を前記紙送りロ
ーラ1の外周面に押圧するための付勢ばね6が取付けら
れている。また、前記紙送りローラ1の下方には、用紙
5を前記紙送りローラ1と各小ローラ3,4との間に案内
する用紙ガイド7が配設されており、前記用紙ガイド7
部分には、前記用紙ガイド7に沿って送られる用紙5の
後端部を検出する用紙検出センサ8が配設されている。
さらに、前記紙送りローラ1の近傍には、平板状で紙面
垂直方向に長いプラテン9が配設されており、このプラ
テン9の前面側には、前記紙送りローラ1および各小ロ
ーラ3,4により送られる用紙5に所望の印字を行なうサ
ーマルヘッド10が対向して接離自在に配設されている。
次に、本実施例の作用について説明する。
本実施例においては、用紙ガイド7に沿って、前記紙
送りローラ1の下方側と前記各小ローラ3,4との間に用
紙5を挿入し、所定の駆動信号に基づいてステッピング
モータを回転させることにより、紙送りローラ1を所定
角度だけ回転させ、この紙送りローラ1および前記各小
ローラ3,4により挟持されている用紙5を所定の単位紙
送りピッチa(例えば、サーマルヘッド10の印字部分の
寸法分)ずつ前記プラテン9とサーマルヘッド10との間
に搬送する。そして、前記サーマルヘッド10を駆動する
ことにより、前記用紙5上に所望の印字を行なうように
している。
送りローラ1の下方側と前記各小ローラ3,4との間に用
紙5を挿入し、所定の駆動信号に基づいてステッピング
モータを回転させることにより、紙送りローラ1を所定
角度だけ回転させ、この紙送りローラ1および前記各小
ローラ3,4により挟持されている用紙5を所定の単位紙
送りピッチa(例えば、サーマルヘッド10の印字部分の
寸法分)ずつ前記プラテン9とサーマルヘッド10との間
に搬送する。そして、前記サーマルヘッド10を駆動する
ことにより、前記用紙5上に所望の印字を行なうように
している。
そして、第2図に示すように、用紙5を所定の紙送り
ピッチaで搬送し、前記用紙検出センサ8により用紙5
の後端部が通過したことを検出したら、この用紙検出セ
ンサ8の位置と前記上流側小ローラ3との距離から、前
記用紙5の後端部が紙送りローラ1と上流側小ローラ3
との間を通過する時を計算して予測する。そして、この
用紙5の後端部の通過時が前記所定の紙送りピッチaの
後方に位置して、先行した歯車伝達機構のバックラッシ
ュ分の先行回転量を吸収することができない場合には、
次のようにして紙送り制御する。すなわち、用紙5の後
端部が上流側小ローラ3部分に達する前段階の紙送りの
際に、前記紙送りローラ1の回転量を減ずるように調整
して、紙送りピッチをb(b<a)とし、その後は再び
所定の単位紙送りピッチaで紙送りする。この紙送りピ
ッチbの大きさは、用紙5の後端部が上流側小ローラ3
部分を通過する時は紙送りピッチaで紙送りすることと
し、その通過時以後の前記紙送りピッチaの残部の紙送
りピッチを回転させる間に、通過時に必然的に発生する
バックラッシュ分の先行回転量を吸収できる大きさとさ
れている。このとき、前記サーマルヘッド10の印字部へ
の通電は、前記短く制御された紙送りピッチbに相当す
る発熱素子へ通電するように調整される。その後は、再
び所定の紙送りピッチaをもって紙送りが行なわれる。
これにより、前記用紙5の後端部が紙送りローラ1と上
流側小ローラ3との間を通過する時に、前記紙送りロー
ラ1を駆動する歯車伝達機構のバックラッシュにより、
紙送りローラ1が前記バックラッシュ分だけ先行するよ
うに多く送られることになるが、この用紙5の後端部の
通過時の前記所定の紙送りピッチaにおける位置が、そ
の紙送りピッチaの上方に位置することになるので、そ
の後前記用紙5が所定の紙送りピッチaの残部をサーマ
ルヘッド10の印字部へ送られるまでに、前記バックラッ
シュ分が吸収されてしまい、紙送りピッチaに変動はな
い。
ピッチaで搬送し、前記用紙検出センサ8により用紙5
の後端部が通過したことを検出したら、この用紙検出セ
ンサ8の位置と前記上流側小ローラ3との距離から、前
記用紙5の後端部が紙送りローラ1と上流側小ローラ3
との間を通過する時を計算して予測する。そして、この
用紙5の後端部の通過時が前記所定の紙送りピッチaの
後方に位置して、先行した歯車伝達機構のバックラッシ
ュ分の先行回転量を吸収することができない場合には、
次のようにして紙送り制御する。すなわち、用紙5の後
端部が上流側小ローラ3部分に達する前段階の紙送りの
際に、前記紙送りローラ1の回転量を減ずるように調整
して、紙送りピッチをb(b<a)とし、その後は再び
所定の単位紙送りピッチaで紙送りする。この紙送りピ
ッチbの大きさは、用紙5の後端部が上流側小ローラ3
部分を通過する時は紙送りピッチaで紙送りすることと
し、その通過時以後の前記紙送りピッチaの残部の紙送
りピッチを回転させる間に、通過時に必然的に発生する
バックラッシュ分の先行回転量を吸収できる大きさとさ
れている。このとき、前記サーマルヘッド10の印字部へ
の通電は、前記短く制御された紙送りピッチbに相当す
る発熱素子へ通電するように調整される。その後は、再
び所定の紙送りピッチaをもって紙送りが行なわれる。
これにより、前記用紙5の後端部が紙送りローラ1と上
流側小ローラ3との間を通過する時に、前記紙送りロー
ラ1を駆動する歯車伝達機構のバックラッシュにより、
紙送りローラ1が前記バックラッシュ分だけ先行するよ
うに多く送られることになるが、この用紙5の後端部の
通過時の前記所定の紙送りピッチaにおける位置が、そ
の紙送りピッチaの上方に位置することになるので、そ
の後前記用紙5が所定の紙送りピッチaの残部をサーマ
ルヘッド10の印字部へ送られるまでに、前記バックラッ
シュ分が吸収されてしまい、紙送りピッチaに変動はな
い。
したがって、本実施例においては、歯車伝達機構のギ
アのバックラッシュによる紙送りピッチの変動を防止す
ることができるのて、サーマルヘッド10により印字を行
なう場合に、印字が欠けたり、印字が重なったりするこ
と等を確実に防止することができ、良好な印字品質を得
ることができる。
アのバックラッシュによる紙送りピッチの変動を防止す
ることができるのて、サーマルヘッド10により印字を行
なう場合に、印字が欠けたり、印字が重なったりするこ
と等を確実に防止することができ、良好な印字品質を得
ることができる。
なお、前記実施例においては、用紙5の後端部が上流
側の小ローラ部分を通過する場合のみについて紙送りを
制御するようにしたが、下流側小ローラ4を通過する場
合には、この下流側小ローラ4とサーマルヘッド10の印
字部との距離がわずかであるので、バックラッシュによ
る紙送りピッチに変動が生じるけれども、その変動は印
字範囲を越えているため、それを調整しなくても印字品
位等に影響はない。
側の小ローラ部分を通過する場合のみについて紙送りを
制御するようにしたが、下流側小ローラ4を通過する場
合には、この下流側小ローラ4とサーマルヘッド10の印
字部との距離がわずかであるので、バックラッシュによ
る紙送りピッチに変動が生じるけれども、その変動は印
字範囲を越えているため、それを調整しなくても印字品
位等に影響はない。
また、本発明は前記実施例のものに限定されるもので
はなく、必要に応じて種々に変更することができる。
はなく、必要に応じて種々に変更することができる。
以上述べたように本発明に係る記録装置の紙送り制御
方法は、単位紙送りピッチ中における用紙後端部通過時
を、その通過時以後の残りの紙送りピッチに相当する回
転量により、歯車伝達機構の先行したバックラッシュ分
の回転量を吸収するように紙送りピッチを調整するの
で、用紙が所定の紙送りピッチで印字部に送られるまで
に、前記バックラッシュ分が吸収されてしまい、紙送り
ピッチの変動を確実に防止することができる。したがっ
て、印字を行なう場合に、印字が欠けたり、印字が重な
ったりすること等を防止することができ、良好な印字品
質を得ることができる等の効果を奏する。
方法は、単位紙送りピッチ中における用紙後端部通過時
を、その通過時以後の残りの紙送りピッチに相当する回
転量により、歯車伝達機構の先行したバックラッシュ分
の回転量を吸収するように紙送りピッチを調整するの
で、用紙が所定の紙送りピッチで印字部に送られるまで
に、前記バックラッシュ分が吸収されてしまい、紙送り
ピッチの変動を確実に防止することができる。したがっ
て、印字を行なう場合に、印字が欠けたり、印字が重な
ったりすること等を防止することができ、良好な印字品
質を得ることができる等の効果を奏する。
第1図は本発明に係る紙送り制御方法を実施するための
サーマルプリンタの実施例を示す側断面図、第2図は本
発明の制御方法による紙送りピッチを示す説明図、第3
図(a),(b)はそれぞれ従来の紙送り機構を示す概
略構成図、第4図は従来のバックラッシュによる紙送り
ピッチの変動状態を示す説明図である。 1……紙送りローラ、3……上流側小ローラ、4……下
流側小ローラ、5……用紙、7……用紙ガイド、8……
用紙検出センサ、9……プラテン、10……サーマルヘッ
ド。
サーマルプリンタの実施例を示す側断面図、第2図は本
発明の制御方法による紙送りピッチを示す説明図、第3
図(a),(b)はそれぞれ従来の紙送り機構を示す概
略構成図、第4図は従来のバックラッシュによる紙送り
ピッチの変動状態を示す説明図である。 1……紙送りローラ、3……上流側小ローラ、4……下
流側小ローラ、5……用紙、7……用紙ガイド、8……
用紙検出センサ、9……プラテン、10……サーマルヘッ
ド。
Claims (1)
- 【請求項1】紙送りを行なう円筒状の紙送りローラとこ
の紙送りローラの外周面に圧接される上流側および下流
側の小ローラとの間に用紙を挿入し、駆動源からの回転
を歯車伝達機構を介して前記紙送りローラに伝達して回
転させることにより、前記用紙を所定の紙送りピッチで
印字部へ搬送するようにした記録装置の紙送り制御方法
において、前記紙送りローラと上流側小ローラとの間を
用紙の後端部が通過する時を予測し、この予測した用紙
の後端部の通過時における前記紙送りローラの回転時に
おいて、前記用紙の後端部が前記紙送りローラと上流側
小ローラとの間を通過した後に回転する紙送りローラの
回転量が、この通過時に生じる前記歯車伝達機構のバッ
クラッシュ分を吸収する回転量となるように、前記用紙
の後端部が上流側小ローラ部分に達する前段階の紙送り
ピッチを制御することを特徴とする記録装置の紙送り制
御方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1002285A JP2742433B2 (ja) | 1989-01-09 | 1989-01-09 | 記録装置の紙送り制御方法 |
US07/447,968 US5050858A (en) | 1989-01-09 | 1989-12-08 | Sheet feed control method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1002285A JP2742433B2 (ja) | 1989-01-09 | 1989-01-09 | 記録装置の紙送り制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02182474A JPH02182474A (ja) | 1990-07-17 |
JP2742433B2 true JP2742433B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=11525100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1002285A Expired - Fee Related JP2742433B2 (ja) | 1989-01-09 | 1989-01-09 | 記録装置の紙送り制御方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5050858A (ja) |
JP (1) | JP2742433B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2959259B2 (ja) * | 1991-05-27 | 1999-10-06 | セイコーエプソン株式会社 | 印字装置 |
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