JPH05105012A - 自動車のニープロテクタ構造 - Google Patents

自動車のニープロテクタ構造

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Publication number
JPH05105012A
JPH05105012A JP3295088A JP29508891A JPH05105012A JP H05105012 A JPH05105012 A JP H05105012A JP 3295088 A JP3295088 A JP 3295088A JP 29508891 A JP29508891 A JP 29508891A JP H05105012 A JPH05105012 A JP H05105012A
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JP
Japan
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knee protector
automobile
knee
protector structure
steering
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Application number
JP3295088A
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English (en)
Inventor
Isao Hirashima
功 平島
Takeshi Yamagiwa
剛 山際
Kenji Nonaka
健次 野中
Sachiko Miyamae
佐智子 宮前
Tetsuya Umeki
哲哉 梅木
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大幅な設計変更を行うことなくコンパクトに
配設可能な自動車のニープロテクタ構造を提供する。 【構成】 衝突時に前席の乗員の膝部11を保護する為
の自動車のニープロテクタ構造12において、ダッシュ
アッパパネル1に固定された補強フレーム3であってイ
ンストルメントパネル2内に延びる補強フレーム3にニ
ープロテクタ部材12を固定した。補強フレーム3にス
テアリングシャフト9を支持する為のステアリング支持
ブラケット8を設け、ステアリング支持ブラケット8に
その左右両側方へ延びる支持ロッドを設け、ステアリン
グ支持ブラケット9の両側において支持ロッドにニープ
ロテクタ部材を固定した。支持ロッドの少なくとも一端
部を補強フレーム3に固定する為の支持ブラケットを設
けた。支持ロッドの少なくとも一端部を補強フレーム3
とフロントフロアとに亙って連結する為のステーを設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のニープロテクタ
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、衝突時における衝撃から乗員を保
護する為のエネルギ吸収装置が各種採用されており、乗
員の膝部を保護する為のニープロテクタ構造を備えた自
動車も広く採用されつつある。通常、前記ニープロテク
タ構造は、例えば、実開昭62−90252号公報に記
載されているように、インストルメントパネル内に車幅
方向向きに配設されたパイプ状の支持部材と、支持部材
の途中部に乗員の膝部に対応させて設けられたニープロ
テクタ部材とを備え、衝突時にニープロテクタ部材で乗
員の膝部を受け止めてその衝突エネルギを吸収すること
により、乗員の膝部を保護するように構成してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のニープロテ
クタ構造では、インストルメントパネル内に車幅全幅に
わたるパイプ状の支持部材を設けるので、インストルメ
ントパネル内に機器を配置する設計の自由度が制約され
ること、インストルメントパネル内の狭い空間に種々の
機器を配置するうえでスペースの有効活用が図れないこ
と、パイプ状の支持部材とニープロテクタを備えていな
い既存の車種をマイナーモデルチェンジしてニープロテ
クタを設ける場合に、大幅な設計変更が必要になるこ
と、などの問題がある。
【0004】本発明の目的は、コンパクトに配設可能
で、インストルメントパネル内に機器を配置する設計の
自由度を向上出来るような自動車のニープロテクタ構造
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る自動車の
ニープロテクタ構造は、衝突時に前席の乗員の膝部を保
護する自動車のニープロテクタ構造において、ダッシュ
パネルに固定されインストルメントパネル内に延びるダ
ッシュパネル側部材にニープロテクタ部材を固定したも
のである。
【0006】請求項2に係る自動車のニープロテクタ構
造は、衝突時に前席の乗員の膝部を保護する自動車のニ
ープロテクタ構造において、ダッシュパネルに固定され
たダッシュパネル側部材にインストルメントパネル内へ
突出状に延びる支持フレームを設け、前記支持フレーム
にニープロテクタ部材を固定したものである。
【0007】請求項3に係る自動車のニープロテクタ構
造は、衝突時に前席の乗員の膝部を保護する自動車のニ
ープロテクタ構造において、ダッシュパネルに固定され
インストルメントパネル内に延びるダッシュパネル側部
材にステアリングシャフトを支持するステアリング支持
ブラケットを設け、ステアリング支持ブラケットにその
左右両側方へ延びる支持部材を設け、ステアリング支持
ブラケットの両側において支持部材にニープロテクタ部
材を固定したものである。
【0008】請求項4に係る自動車のニープロテクタ構
造は、請求項3に記載の自動車のニープロテクタ構造に
おいて、前記支持部材の少なくとも一端部をダッシュパ
ネル側部材に固定する為の支持ブラケットを設けたもの
である。
【0009】請求項5に係る自動車のニープロテクタ構
造は、請求項3に記載の自動車のニープロテクタ構造に
おいて、前記支持部材の少なくとも一端部をダッシュパ
ネル側部材とフロアパネルとに固定する為のステーを設
けたものである。
【0010】請求項6に係る自動車のニープロテクタ構
造は、請求項1又は請求項2又は請求項3に記載の自動
車のニープロテクタ構造において、前記ダッシュパネル
側部材が車幅方向に延びる閉断面構造に構成されたもの
である。
【0011】請求項7に係る自動車のニープロテクタ構
造は、請求項3に記載の自動車のニープロテクタ構造に
おいて、前記左右のニープロテクタ部材にステアリング
支持ブラケットを中心とするステアリングシャフトの回
動を規制する規制部材を架着したものである。
【0012】請求項8に係る自動車のニープロテクタ構
造は、衝突時に前席の乗員の膝部を保護するニープロテ
クタ部材をステアリングシャフトの左右両側に設けた自
動車のニープロテクタ構造において、前記両ニープロテ
クタ部材に、ステアリングシャフトを支持するステアリ
ング支持ブラケットを中心とするステアリングシャフト
の回動を規制する規制部材を架着したものである。
【0013】
【作用】請求項1に係る自動車のニープロテクタ構造に
おいては、ダッシュパネルに固定されインストルメント
パネル内に延びるダッシュパネル側部材に乗員の膝部を
保護するニープロテクタ部材を固定したので、インスト
ルメントパネル内に機器を配置する設計の自由度が向上
し且つスペース的に有利になり、ダッシュパネル側部材
を有効活用してコンパクトにニープロテクタ構造を設け
ることが出来る。しかも、マイナーチェンジにてニープ
ロテクタを付加する場合にも、僅かの設計変更で対応し
得る。
【0014】請求項2に係る自動車のニープロテクタ構
造においては、ダッシュパネルに固定されたダッシュパ
ネル側部材にインストルメントパネル内へ突出状に延び
る支持フレームを設け、支持フレームにニープロテクタ
部材を固定したので、ニープロテクタ部材を固定するの
に十分で小型の支持フレームを介してニープロテクタ部
材を設けることができるため、基本的に請求項1と同様
の作用が得られる。
【0015】請求項3に係る自動車のニープロテクタ構
造においては、ダッシュパネルに固定されインストルメ
ントパネル内に延びるダッシュパネル側部材にステアリ
ングシャフトを支持するステアリング支持ブラケットを
設け、ステアリング支持ブラケットにその左右両側方へ
延びる支持部材を設け、ステアリング支持ブラケットの
両側において支持部材にニープロテクタ部材を固定した
ので、ステアリング支持ブラケットを有効活用し、ニー
プロテクタ部材を固定するのに十分で小型の支持部材を
介してニープロテクタ部材を設けることができるため、
基本的に請求項1と同様の作用が得られる。
【0016】請求項4に係る自動車のニープロテクタ構
造においては、請求項3と同様の作用が得られるが、支
持部材の少なくとも一端部が支持ブラケットを介してダ
ッシュパネル側部材に固定されているので、支持部材の
支持強度を向上出来る。
【0017】請求項5に係る自動車のニープロテクタ構
造においては、請求項3と同様の作用が得られるが、支
持部材の少なくとも一端部がステーを介してダッシュパ
ネル側部材とフロアパネルとに固定されているので、支
持部材の支持強度を向上出来る。
【0018】請求項6に係る自動車のニープロテクタ構
造においては、請求項1又は請求項2又は請求項3と同
様の作用が得られるが、ダッシュパネル側部材が車幅方
向に延びる閉断面構造に構成されているので、ダッシュ
パネル側部材の強度・剛性が高いため、正面衝突時にお
ける乗員の安全性を一層向上出来る。
【0019】請求項7に係る自動車のニープロテクタ構
造においては、請求項3と同様の作用が得られるが、左
右のニープロテクタ部材にステアリング支持ブラケット
を中心とするステアリングシャフトの回動を規制する規
制部材を架着したので、衝突時にステアリングハンドル
を適正な姿勢に保持できるから衝突時の安全性を一層向
上出来る。特に、ステアリングハンドルにエアバッグ装
置を備えた自動車では、ステアリングシャフトの回動に
よるエアバッグの位置ずれを防止できるため、安全性を
一層向上出来る。
【0020】請求項8に係る自動車のニープロテクタ構
造においては、衝突時に前席の乗員の膝部を保護するニ
ープロテクタ部材をステアリングシャフトの左右両側に
設け、両ニープロテクタ部材に、ステアリングシャフト
を支持するステアリング支持ブラケットを中心とするス
テアリングシャフトの回動を規制する規制部材を架着し
たので、衝突時にステアリングハンドルを適正な姿勢に
保持できるから衝突時の安全性を一層向上出来る。特
に、ステアリングハンドルにエアバッグ装置を備えた自
動車では、ステアリングシャフトの回動によるエアバッ
グの位置ずれを防止できるため安全性を一層向上出来
る。
【0021】
【発明の効果】前記作用の項で説明したように次のよう
な効果が得られる。請求項1に係る自動車のニープロテ
クタ構造によれば、ダッシュパネル側部材にニープロテ
クタ部材を固定したことにより、インストルメントパネ
ル内に機器を配置する設計の自由度が向上し且つスペー
ス的に有利になり、ダッシュパネル側部材を有効活用し
てコンパクトにニープロテクタ構造を設けることが出来
る。しかも、マイナーチェンジにてニープロテクタを付
加する場合にも、僅かの設計変更で対応し得る。
【0022】請求項2に係る自動車のニープロテクタ構
造によれば、ダッシュパネル側部材に支持フレームを設
け、支持フレームにニープロテクタ部材を固定したこと
により、ニープロテクタ部材を固定するのに十分で小型
の支持フレームを介してニープロテクタ部材を設けるこ
とができるため、基本的に請求項1と同様の作用が得ら
れる。
【0023】請求項3に係る自動車のニープロテクタ構
造によれば、ダッシュパネル側部材にステアリング支持
ブラケットを設け、ステアリング支持ブラケットに支持
部材を設け、ステアリング支持ブラケットの両側におい
て支持部材にニープロテクタ部材を固定したことによ
り、ステアリング支持ブラケットを有効活用し、ニープ
ロテクタ部材を固定するのに十分で小型の支持部材を介
してニープロテクタ部材を設けることができるため、基
本的に請求項1と同様の作用が得られる。
【0024】請求項4に係る自動車のニープロテクタ構
造によれば、請求項3と同様の効果が得られるが、支持
ブラケットを介して支持部材の少なくとも一端部をダッ
シュパネル側部材に固定したことにより、支持部材の取
付け強度を向上出来る。
【0025】請求項5に係る自動車のニープロテクタ構
造によれば、請求項3と同様の効果が得られるが、ステ
ーを介して支持部材の少なくとも一端部をダッシュパネ
ル側部材とフロアパネルとに固定したことにより、支持
部材の取付け強度を向上出来る。
【0026】請求項6に係る自動車のニープロテクタ構
造によれば、請求項1又は請求項2又は請求項3と同様
の効果が得られるが、ダッシュパネル側部材が車幅方向
に延びる閉断面構造に構成されているので、ダッシュパ
ネル側部材の強度・剛性が高いため、乗員に対する安全
性を一層向上出来る。
【0027】請求項7に係る自動車のニープロテクタ構
造によれば、請求項3と同様の効果が得られるが、左右
のニープロテクタ部材間に規制部材を架着したことで、
衝突時にステアリングハンドルを適正な姿勢に保持し
て、安全性を一層向上出来る。特に、エアバッグ装置を
備えた自動車では、ステアリングシャフトの回動による
エアバッグの位置ずれを防止して安全性を一層向上出来
る。
【0028】請求項8に係る自動車のニープロテクタ構
造によれば、ステアリングシャフトの左右両側に設けた
ニープロテクタ部材に規制部材を架着したので、衝突時
にステアリングハンドルを適正な姿勢に保持して、安全
性を一層向上出来る。特に、エアバッグ装置を備えた自
動車では、ステアリングシャフトの回動によるエアバッ
グの位置ずれを防止して安全性を一層向上出来る。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例は、左ハンドル車のニープロテクタ構造
に本発明を適用した場合のものである。尚、本実施例で
は、自動車の前後左右を基準に前後左右を定義して説明
する。図1・図2に示すように、自動車のエンジンルー
ムと車室とを仕切るダッシュアッパパネル1の上端近傍
部にはインストルメントパネル2の前後方向の略中央部
付近まで延びる補強フレーム3(これがダッシュパネル
側部材に相当する)が自動車の略全幅に亙って設けら
れ、補強フレーム3の左右両端部は左右のヒンジピライ
ンナに接合され、補強フレーム3とダッシュアッパパネ
ル1とで閉断面構造4が構成され、ダッシュアッパパネ
ル1の上端近傍部の左部の前側にはカウルボックス5が
設けられている。このように、閉断面状の補強フレーム
3を設けることで、衝突時における乗員の安全性を十分
に確保しつつ、カウルボックス5をコンパクトに構成し
てエンジンルームを極力広く設定してある。前記補強フ
レーム3の左部には、図1〜図3に示すように、上下1
対のブラケット形成部材6・7からなる閉断面状のステ
アリング支持ブラケット8が後方へ向けて突出状に設け
られ、ステアリング支持ブラケット8の先端部近傍下部
にはステアリングシャフト9を受ける受部材10が固着
され、ステアリングシャフト9の上段部は受部材10及
びステアリング支持ブラケット8を介して補強フレーム
3に前方下がりの傾斜状に支持されている。
【0030】次に、乗員の膝部11を保護する為のニー
プロテクタ構造12について説明すると、図1・図2・
図4に示すように、ステアリング支持ブラケット8の左
右両側の補強フレーム3の部分には運転席側の乗員の膝
部11に対応させて左右1対の略U字状のニープロテク
タ部材13が固定され、このニープロテクタ部材13は
その基端部に設けられた3つのフランジ部13aにおい
て補強フレーム3の後端面と下端面とに亙って接合さ
れ、ニープロテクタ部材13の左右両側部には補強フラ
ンジ部13bが外方へ向けて形成され、補強フランジ部
13bは基端部から先端部にかけて先細りに形成され、
ニープロテクタ部材13の後半部は所定の隙間を隔てて
インストルメントパネル2の内端面に沿って上方へ延設
され、衝突時に乗員の膝部11がインストルメントパネ
ル2に衝突してインストルメントパネル2が後退する
と、図2に仮想線で図示のように、ニープロテクタ部材
13が変形して膝部11に作用する衝突エネルギが吸収
され、膝部11が保護されるようになっている。前記左
右のニープロテクタ部材13間にはステアリングシャフ
ト9の下側を通る規制ロッド14が車幅方向向きに架着
され、ステアリングハンドル15の略中央部には図示外
のエアバッグ装置が内装されている。尚、前記規制ロッ
ド14はステアリングシャフト9の上下両側に配置して
もよい。
【0031】次に、前記ニープロテクタ構造12の作用
について説明する。既存の補強フレーム3に固定された
1対のニープロテクタ部材13でニープロテクタ構造1
2を構成してあるので、ニープロテクタ構造12が全体
として小型化し、インストルメントパネル2内に機器を
配置する為の設計の自由度が大幅に向上し、安価に製作
可能である。しかも、ニープロテクタ構造を備えていな
い自動車に対しても大幅な設計変更を行うことなく、ス
テアリングシャフト9の左右両側のスペースを有効活用
してコンパクトなニープロテクタ構造12を設けること
が出来る。簡単な構成の規制ロッド14を左右のニープ
ロテクタ部材13に架着することで、衝突時にステアリ
ングシャフト9が図2に仮想線で示すように回動するの
を防止して、展開したエアバッグ(図示略)と乗員との
位置関係が変動するのを防止出来、乗員に対する安全性
をより一層向上出来る。
【0032】以上のように、既存の補強フレーム3を有
効活用して大幅な設計変更を行うことなくニープロテク
タ構造12を設けることが出来ること、簡単な構成のニ
ープロテクタ構造12を構成出来ること、展開したエア
バッグと乗員との位置関係が変動することを防止出来、
乗員の安全性をより一層向上出来ること、などの効果が
得られる。尚、本実施例では、運転席側のニープロテク
タ構造12に本発明を適用したが、助手席側のニープロ
テクタ構造に対しても本発明を同様に適用出来る。尚、
前記規制ロッド14は、自動車の略全幅に亙って車幅方
向に延びる支持ロッドと、支持ロッドに固定された複数
のニープロテクタ部材とを備えた一般的な構成のニープ
ロテクタ構造に対しても同様に適用出来る。
【0033】次に、前記ニープロテクタ構造12の別実
施例について説明する。尚、前記実施例と同一部材には
同一符号を付してその詳細な説明を省略する。 〔第1別実施例〕このニープロテクタ構造12Aは、図
5に示すように、ステアリング支持ブラケット8の略中
央部にステアリング支持ブラケット8の左右両側へ延び
る支持ロッド16が挿通状に固定され、支持ロッド16
の右端部は支持ブラケット17を介して補強フレーム3
に固定され、ステアリング支持ブラケット8の左右両側
において支持ロッド16には乗員の膝部11に対応させ
てニープロテクタ部材13Aが固定され、ニープロテク
タ部材13Aは略U字状に形成され、その後半部は所定
の隙間を隔ててインストルメントパネル2の内端面に沿
って上方へ延設されている。尚、支持ブラケット17と
ステアリング支持ブラケット8と支持ロッド16とで支
持フレームが構成される。前記ニープロテクタ構造12
Aでは、前記実施例と同様の効果が得られるとともに、
支持ロッド16をステアリング支持ブラケット8の略中
央部に挿通状に設けてあるので、その分ニープロテクタ
部材13Aをインストルメントパネル2側に配置するこ
とが出来、ニープロテクタ部材13Aを小型に構成出来
ること、支持ブラケット17を介して支持ロッド16の
右端部を補強フレーム3に固定してあるので、支持ロッ
ド16の取付け強度を向上出来ること、などの効果が得
られる。尚、前記支持ブラケット17を省略して支持ロ
ッド16をステアリング支持ブラケット8のみに固定す
るようにしてもよい。この場合、補強フレーム3を備え
ていない自動車に対しても本発明を同様に適用出来る。
尚、前記支持ブラケット17を左右1対設け、左右の支
持ブラケット17間に支持ロッド16を架着してもよ
い。この場合、助手席側のニープロテクタ構造に対して
も本発明を同様に適用出来る。
【0034】〔第2別実施例〕このニープロテクタ構造
12Bは、図6に示すように、ステアリング支持ブラケ
ット8の略中央部にステアリング支持ブラケット8の左
右両側へ延びる支持ロッド16が挿通状に固定され、支
持ロッド16の右端部はステー18を介して補強フレー
ム3及びフロントフロア19に固定され、ステアリング
支持ブラケット8の左右両側において支持ロッド16に
は乗員の膝部11に対応させてニープロテクタ部材13
Aが固定され、ニープロテクタ部材13Aは略U字状に
形成され、その後半部は所定の隙間を隔ててインストル
メントパネル2の内端面に沿って上方へ延設されてい
る。尚、この場合、ステー18とステアリング支持ブラ
ケット8と支持ロッド16とで支持フレームが構成され
る。前記ニープロテクタ構造12Bでは、前記第1別実
施例と同様にニープロテクタ部材13Aを小型に構成出
来るとともに、ステー18を介して支持ロッド16の右
端部を補強フレーム3及びフロントフロア19に固定し
てあるので、支持ロッド16の取付け強度を向上出来
る。尚、前記ステー18を左右1対設け、左右のステー
18に支持ロッド16を架設してもよい。この場合、助
手席側のニープロテクタ構造に対しても本発明を同様に
適用出来る。尚、本実施例では、左ハンドル車に本発明
を適用したが右ハンドル車に対しても同様に本発明を適
用出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】インストルメントパネル付近の分解斜視図であ
る。
【図2】インストルメントパネル付近の縦断面図であ
る。
【図3】ステアリング支持ブラケットの斜視図である。
【図4】ニープロテクタ部材の斜視図である。
【図5】第1別実施例に係るニープロテクタ構造の図1
相当図である。
【図6】第2別実施例に係るニープロテクタ構造の図1
相当図である。
【符号の説明】
1 ダッシュアッパパネル 3 補強フレーム 8 ステアリング支持ブラケット 9 ステアリングシャフト 11 膝部 12・12A・12B ニープロテクタ構造 13・13A ニープロテクタ部材 14 規制ロッド 16 支持ロッド 17 支持ブラケット 18 ステー 19 フロントフロア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮前 佐智子 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 梅木 哲哉 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衝突時に前席の乗員の膝部を保護する自
    動車のニープロテクタ構造において、 ダッシュパネルに固定されインストルメントパネル内に
    延びるダッシュパネル側部材にニープロテクタ部材を固
    定したことを特徴とする自動車のニープロテクタ構造。
  2. 【請求項2】 衝突時に前席の乗員の膝部を保護する自
    動車のニープロテクタ構造において、 ダッシュパネルに固定されたダッシュパネル側部材にイ
    ンストルメントパネル内へ突出状に延びる支持フレーム
    を設け、前記支持フレームにニープロテクタ部材を固定
    したことを特徴とする自動車のニープロテクタ構造。
  3. 【請求項3】 衝突時に前席の乗員の膝部を保護する自
    動車のニープロテクタ構造において、 ダッシュパネルに固定されインストルメントパネル内に
    延びるダッシュパネル側部材にステアリングシャフトを
    支持するステアリング支持ブラケットを設け、ステアリ
    ング支持ブラケットにその左右両側方へ延びる支持部材
    を設け、ステアリング支持ブラケットの両側において支
    持部材にニープロテクタ部材を固定したことを特徴とす
    る自動車のニープロテクタ構造。
  4. 【請求項4】 前記支持部材の少なくとも一端部をダッ
    シュパネル側部材に固定する為の支持ブラケットを設け
    たことを特徴とする請求項3に記載の自動車のニープロ
    テクタ構造。
  5. 【請求項5】 前記支持部材の少なくとも一端部をダッ
    シュパネル側部材とフロアパネルとに固定する為のステ
    ーを設けたことを特徴とする請求項3に記載の自動車の
    ニープロテクタ構造。
  6. 【請求項6】 前記ダッシュパネル側部材が車幅方向に
    延びる閉断面構造に構成されたことを特徴とする請求項
    1又は請求項2又は請求項3に記載の自動車のニープロ
    テクタ構造。
  7. 【請求項7】 前記左右のニープロテクタ部材にステア
    リング支持ブラケットを中心とするステアリングシャフ
    トの回動を規制する規制部材を架着したことを特徴とす
    る請求項3に記載の自動車のニープロテクタ構造。
  8. 【請求項8】 衝突時に前席の乗員の膝部を保護するニ
    ープロテクタ部材をステアリングシャフトの左右両側に
    設けた自動車のニープロテクタ構造において、 前記両ニープロテクタ部材に、ステアリングシャフトを
    支持するステアリング支持ブラケットを中心とするステ
    アリングシャフトの回動を規制する規制部材を架着した
    ことを特徴とする自動車のニープロテクタ構造。
JP3295088A 1991-10-14 1991-10-14 自動車のニープロテクタ構造 Pending JPH05105012A (ja)

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