JPH0510410Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0510410Y2 JPH0510410Y2 JP6283286U JP6283286U JPH0510410Y2 JP H0510410 Y2 JPH0510410 Y2 JP H0510410Y2 JP 6283286 U JP6283286 U JP 6283286U JP 6283286 U JP6283286 U JP 6283286U JP H0510410 Y2 JPH0510410 Y2 JP H0510410Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- operational amplifier
- amplifier
- input terminal
- voltage
- input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
A 産業上の利用分野
本考案は、サーボモータによるトルク制御など
に用いるリミツタ付演算増幅器に関するものであ
る。
に用いるリミツタ付演算増幅器に関するものであ
る。
B 考案の概要
本考案は、入力電圧が過大な時に出力電圧を一
定値以下に制限するリミツタ付演算増幅器におい
て、 主演算増幅器の入、出力端間にフイードバツク
抵抗などによるフイードバツク回路を設けるとと
もに、主演算増幅器の出力端に一端が接続され、
他端に定電圧が印加される抵抗分圧回路の任意分
圧点と主演算増幅器の入力端との間にダイオード
及び補助演算増幅器よりなるフイードバツク回路
とを設けることにより、 リミツト値が入力電圧に影響されずに一定とな
り、しかもリミツト値を零にすることができるよ
うにしたものである。
定値以下に制限するリミツタ付演算増幅器におい
て、 主演算増幅器の入、出力端間にフイードバツク
抵抗などによるフイードバツク回路を設けるとと
もに、主演算増幅器の出力端に一端が接続され、
他端に定電圧が印加される抵抗分圧回路の任意分
圧点と主演算増幅器の入力端との間にダイオード
及び補助演算増幅器よりなるフイードバツク回路
とを設けることにより、 リミツト値が入力電圧に影響されずに一定とな
り、しかもリミツト値を零にすることができるよ
うにしたものである。
C 従来の技術
第2図に一端的な回路構成のリミツタ付演算増
幅器を示す。第2図において、A1は演算増幅器、
Riはこの増幅器A1の(−)入力端に接続された
入力抵抗、Rfはフイードバツク抵抗、Rcは前記
増幅器A1の(+)入力端と共通端との間に接続
された抵抗、R1a,R1b,R2a及びR2bはダイオー
ドD1,D2と共にリミツタを構成する抵抗である。
抵抗R1a及びR1bの値はR1、抵抗R2a及びR2bの値
はR2とする。
幅器を示す。第2図において、A1は演算増幅器、
Riはこの増幅器A1の(−)入力端に接続された
入力抵抗、Rfはフイードバツク抵抗、Rcは前記
増幅器A1の(+)入力端と共通端との間に接続
された抵抗、R1a,R1b,R2a及びR2bはダイオー
ドD1,D2と共にリミツタを構成する抵抗である。
抵抗R1a及びR1bの値はR1、抵抗R2a及びR2bの値
はR2とする。
このような構成の回路は、例えば正側のリミツ
タを考えると、e0=(R2/R1)・Eの時にダイオ
ードD2が導通して増幅器A1のフイードバツクが
フイードバツク抵抗Rfのみから抵抗Rf,R2の並
列回路となり、ゲインがG=−Rf/RiからG=− (Rf・R2/Rf+R2)/Riに変化して、ゲインが低下する ことから見掛上リミツタとなる。
タを考えると、e0=(R2/R1)・Eの時にダイオ
ードD2が導通して増幅器A1のフイードバツクが
フイードバツク抵抗Rfのみから抵抗Rf,R2の並
列回路となり、ゲインがG=−Rf/RiからG=− (Rf・R2/Rf+R2)/Riに変化して、ゲインが低下する ことから見掛上リミツタとなる。
D 考案が解決しようとする問題点
しかし、上記構成のリミツタ付演算増幅器には
次のような問題点がある。
次のような問題点がある。
(1) 上述したようにゲインが低下するだけである
から、リミツタといつても入力電圧eiの影響を
受け、第3図に示すようにリミツトの値が変化
する。
から、リミツタといつても入力電圧eiの影響を
受け、第3図に示すようにリミツトの値が変化
する。
(2) 増幅器A1のフイードバツク回路の構成素子
としてダイオードを含むため、ei=0以外はR2
=0としてもダイオードのえん層分電圧(約
0.7V)が出力電圧e0に現われるようになり、リ
ミツトを零とすることができない。
としてダイオードを含むため、ei=0以外はR2
=0としてもダイオードのえん層分電圧(約
0.7V)が出力電圧e0に現われるようになり、リ
ミツトを零とすることができない。
従つて、モータの速度制御アンプ(PIコント
ローラ)としては良く使用されるが、例えばサー
ボモータのように正確かつ広範囲なトルク制御を
要求される用途には不向きである。
ローラ)としては良く使用されるが、例えばサー
ボモータのように正確かつ広範囲なトルク制御を
要求される用途には不向きである。
E 問題点を解決するための手段
本考案は、主演算増幅器の入出力端間にフイー
ドバツク回路を有するリミツタ付演算増幅器にお
いて、 一端が前記主演算増幅器の出力端に接続され、
他端に定電圧が供給される抵抗分圧回路と、 負側入力端が前記主演算増幅器の負側入力端に
接続されるとともに正側入力端が前記抵抗分圧回
路の分圧点に接続され、且つ負側入力端と出力端
の間にダイオードが接続される補助演算増幅器と
を備えたことを特徴としている。
ドバツク回路を有するリミツタ付演算増幅器にお
いて、 一端が前記主演算増幅器の出力端に接続され、
他端に定電圧が供給される抵抗分圧回路と、 負側入力端が前記主演算増幅器の負側入力端に
接続されるとともに正側入力端が前記抵抗分圧回
路の分圧点に接続され、且つ負側入力端と出力端
の間にダイオードが接続される補助演算増幅器と
を備えたことを特徴としている。
F 作用
出力電圧が抵抗分圧回路の分圧電圧以下であれ
ば、補助演算増幅器の(+)入力端の電圧が零以
下となる。この時、補助演算増幅器の(−)入力
端は零(V)になつているから、その出力端の電
圧は負になり、ダイオードが導通して電流が流
れ、出力電圧は一定値にリミツトされる。
ば、補助演算増幅器の(+)入力端の電圧が零以
下となる。この時、補助演算増幅器の(−)入力
端は零(V)になつているから、その出力端の電
圧は負になり、ダイオードが導通して電流が流
れ、出力電圧は一定値にリミツトされる。
G 実施例
第1図は本考案の一実施例を示すもので、PI
制御アンプに適用した場合である。第1図におい
て、A1〜A3は演算増幅器、Riは増幅器A1の
(−)入力端に接続した入力抵抗、Rcは増幅器A1
の(+)入力端と共通端COMの間に接続した抵
抗、Rfはフイードバツク抵抗、Cfはコンデンサで
ある。抵抗RfとコンデンサCfの直列回路を増幅器
A1の(−)入力端と出力端の間に接続してフイ
ードバツク回路としている。
制御アンプに適用した場合である。第1図におい
て、A1〜A3は演算増幅器、Riは増幅器A1の
(−)入力端に接続した入力抵抗、Rcは増幅器A1
の(+)入力端と共通端COMの間に接続した抵
抗、Rfはフイードバツク抵抗、Cfはコンデンサで
ある。抵抗RfとコンデンサCfの直列回路を増幅器
A1の(−)入力端と出力端の間に接続してフイ
ードバツク回路としている。
R1a,R1b,R2a,R2bはリミツタの構成素子と
しての抵抗で、抵抗R1a,R2aの直列回路の一端
を増幅器A1の出力端に接続し、他端に電圧+E
を印加している。また、抵抗R1b,R2bの直列回
路の一端を増幅器A1の出力端に接続し、他端に
電圧−Eを印加している。抵抗R1a及びR1bの値
はR1、抵抗R2a及びR2bの値はR2とする。
しての抵抗で、抵抗R1a,R2aの直列回路の一端
を増幅器A1の出力端に接続し、他端に電圧+E
を印加している。また、抵抗R1b,R2bの直列回
路の一端を増幅器A1の出力端に接続し、他端に
電圧−Eを印加している。抵抗R1a及びR1bの値
はR1、抵抗R2a及びR2bの値はR2とする。
前記増幅器A2は、その(−)入力端を増幅器
A1の(−)入力端に接続するとともに、自体の
出力端との間にダイオードD1をアノードが(−)
入力端側となる極性で接続し、(+)入力端を前
記抵抗R1a,R2aの共通接続点10に接続してい
る。前記増幅器A3は、その(−)入力端を前記
増幅器A1の(−)入力端に接続するとともに、
自体の出力端との間にダイオードD2をそのカソ
ードが(−)入力端側となる極性で接続し、(+)
入力端を前記抵抗R1b,R2bの接続点11に接続
している。
A1の(−)入力端に接続するとともに、自体の
出力端との間にダイオードD1をアノードが(−)
入力端側となる極性で接続し、(+)入力端を前
記抵抗R1a,R2aの共通接続点10に接続してい
る。前記増幅器A3は、その(−)入力端を前記
増幅器A1の(−)入力端に接続するとともに、
自体の出力端との間にダイオードD2をそのカソ
ードが(−)入力端側となる極性で接続し、(+)
入力端を前記抵抗R1b,R2bの接続点11に接続
している。
次に、動作について説明する。今、出力電圧e0
の負側のリミツタの動作を考える。増幅器A2の
(+)入力端の電圧VBは VB=(E−e0)R2/R1+R2+e0 =ER2+e0R1/R1+R2 ……(1) となる。ここで、 e0≦−R2/R1・E ……(2) とすると、VB≦0となる。この時、増幅器A2の
(−)入力端は増幅器A1の(−)入力端と同一電
圧で零(V)になつているから、VB≦0となれ
ば、増幅器A2の出力端の電圧は負になり、ダイ
オードD1が導通する。そして、電流iが流れる
ことにより、出力電圧e0の値は−R2/R1・Eにリミ ツトされる。この場合、電流iは増幅器A1のフ
イードバツクに関係なく増幅器A2に入るため、
電流iは出力電圧e0に影響を与えない。
の負側のリミツタの動作を考える。増幅器A2の
(+)入力端の電圧VBは VB=(E−e0)R2/R1+R2+e0 =ER2+e0R1/R1+R2 ……(1) となる。ここで、 e0≦−R2/R1・E ……(2) とすると、VB≦0となる。この時、増幅器A2の
(−)入力端は増幅器A1の(−)入力端と同一電
圧で零(V)になつているから、VB≦0となれ
ば、増幅器A2の出力端の電圧は負になり、ダイ
オードD1が導通する。そして、電流iが流れる
ことにより、出力電圧e0の値は−R2/R1・Eにリミ ツトされる。この場合、電流iは増幅器A1のフ
イードバツクに関係なく増幅器A2に入るため、
電流iは出力電圧e0に影響を与えない。
従つて、(a)リミツト値は入力電圧eiの影響を受
けず、一定になる。(b)R2=0とすればリミツト
値を零にすることができる、ことになる。
けず、一定になる。(b)R2=0とすればリミツト
値を零にすることができる、ことになる。
H 考案の効果
以上のように本考案によれば、補助演算増幅器
を用いてダイオードを含むフイードバツク回路を
形成したので、リミツトの値を正確に制御するこ
とができ、モータの速度制御アンプとして用いた
場合にはリミツトを正確にかけることができると
ともに、サーボモータの様な広範囲かつ正確なト
ルク制御を必要とする用途にも適用可能である。
を用いてダイオードを含むフイードバツク回路を
形成したので、リミツトの値を正確に制御するこ
とができ、モータの速度制御アンプとして用いた
場合にはリミツトを正確にかけることができると
ともに、サーボモータの様な広範囲かつ正確なト
ルク制御を必要とする用途にも適用可能である。
第1図は本考案に係るリミツタ付演算増幅器の
一実施例を示す回路図、第2図は従来例を示す回
路図、第3図は第2図回路の特性図である。 A1,A2,A3……演算増幅器、Ri……入力抵
抗、Rf……フイードバツク抵抗、Cf……コンデン
サ、D1,D2……ダイオード、R1a,R1b,R2a,
R2b……抵抗。
一実施例を示す回路図、第2図は従来例を示す回
路図、第3図は第2図回路の特性図である。 A1,A2,A3……演算増幅器、Ri……入力抵
抗、Rf……フイードバツク抵抗、Cf……コンデン
サ、D1,D2……ダイオード、R1a,R1b,R2a,
R2b……抵抗。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 主演算増幅器の入出力端間にフイードバツク回
路を有するリミツタ付演算増幅器において、 一端が前記主演算増幅器の出力端に接続され、
他端に定電圧が供給される抵抗分圧回路と、 負側入力端が前記主演算増幅器の負側入力端に
接続されるとともに正側入力端が前記抵抗分圧回
路の分圧点に接続され、且つ負側入力端と出力端
の間にダイオードが接続される補助演算増幅器と
を備えたことを特徴とするリミツタ付演算増幅
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6283286U JPH0510410Y2 (ja) | 1986-04-25 | 1986-04-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6283286U JPH0510410Y2 (ja) | 1986-04-25 | 1986-04-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62177110U JPS62177110U (ja) | 1987-11-10 |
JPH0510410Y2 true JPH0510410Y2 (ja) | 1993-03-15 |
Family
ID=30897486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6283286U Expired - Lifetime JPH0510410Y2 (ja) | 1986-04-25 | 1986-04-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0510410Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-04-25 JP JP6283286U patent/JPH0510410Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62177110U (ja) | 1987-11-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4475151A (en) | Switching amplifier circuit | |
US3990020A (en) | DC linear power amplifier | |
US4109214A (en) | Unbalanced-to-balanced signal converter circuit | |
US4227095A (en) | Deviation driver circuit | |
JPH0510410Y2 (ja) | ||
JPH0770935B2 (ja) | 差動電流増幅回路 | |
JPS58172995A (ja) | 負荷電流検出回路 | |
EP0056059B1 (en) | Speed control device for electric motor | |
JPH0266613A (ja) | 定電流回路 | |
JPH0119599Y2 (ja) | ||
JPH0124443B2 (ja) | ||
JPH0435966Y2 (ja) | ||
JPS6155357B2 (ja) | ||
JP2615447B2 (ja) | 直流モータの速度制御装置 | |
JP2607296B2 (ja) | 直流モータの速度制御回路 | |
JPS6031427Y2 (ja) | 電動機速度制御装置 | |
JPH0122400Y2 (ja) | ||
JPS639277Y2 (ja) | ||
JPS6341839Y2 (ja) | ||
JPH071859Y2 (ja) | 演算増幅回路 | |
JPS6339791Y2 (ja) | ||
JPH025419Y2 (ja) | ||
JPS6197577A (ja) | 電流比較回路 | |
JPS6292508A (ja) | 電圧振幅制限回路 | |
JPS62194468A (ja) | 整流回路 |