JPS6197577A - 電流比較回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、二つの電流の大きさを比較する電流比較回路
に関するものである０ 従来例の構成とその問題点 一般によく知られている電流比較回路は、一対の抵抗に
、比較する二つの電流を流し、同電流値をこの抵抗の端
子電圧に変換し、この抵抗の端子電圧を電圧比較器に入
力して電流の大小を比較している。第１図はこの方式の
回路構成例を示している。

比較する電流源１および２の電流をそれぞれ同じ抵抗値
の抵抗３および４に流す。電圧比較器６は、抵抗３およ
び４の端子の電圧を比較して、その結果に従って出力を
得ている。ところで、このように構成された電流比較回
路では、電流値が小さくなると、抵抗値を大きくしない
と、端子電圧が小さくなり比較の精度が下がる〇一方、
抵抗値を大きくすると、これらの抵抗値の精度が悪くな
り、電流比較の精度が悪くなる。また、比較する電流と
抵抗の積が電源電圧を越えて比較することはできないの
で、電流が広い範囲にわたって変る場合、第１図の構成
では対応できない等の問題があった０ 発明の目的 本発明は、上記従来の問題点を解消するもので比較する
電流が小さいときに比較の精度を上げると共に、電源電
圧が低く、比較する電流が広い範囲にわたって変わると
きにも連続的に十分な電流値の比較ができる電流比較回
路を提供するものである。

発明の構成 本発明は、二つの電流源を一対のダイオードのアノード
側に接続し、カソード側を共通接続とし、前記一対の各
アノードを電圧比較器の一対の入力端子にそれぞれ接続
した構成の電流比較回路である。この構成によれば、ダ
イオードの電流電圧特性が非線型であるので、電流値が
小さいときでも、大きな電圧が得られると共にダイオー
ドの特性が同一特性を示すので精度が上がる。

実施例の説明 第２図は、本発明の電流比較回路の一例である。

比較すべき電流源１．２の電流を特性のそろった二つの
ダイオード６．７のアノード側に接続し、カソード側は
共通接地電位接続とする。ダイオードら、７のアノード
を電圧比較回路６の正および負入力端子接続とする。電
流源１，２の電流値の大小関係が逆転すると、電圧比較
回路５の出力信号も逆転する。この実施例回路の特性を
従来例回路の場合と比較してのべると、次のことが明ら
かである。

まず、従来例の抵抗による電圧変換の場合、電流をＩ、
　、　Ｉ、　、抵抗をＲとすると、端子電圧はＲ１１゜
及びＲＩ、で、抵抗の相対値が±１％では、比較器であ
るから、ダイオードの順方向電圧のバラツキとなり、約
２％となる。

従って、抵抗の相対値が２％以内であれば抵抗による電
圧変換の方が電流比較の精度は高い。

しかし０．０１μ八以下の低電流を比較するには、抵抗
１　ｏｏｘΩ程度が必要となり、集積回路でこの抵抗値
による抵抗対の相対値は、通常数チとなり、この場合に
は、本実施例回路の方が精度が良い。

また、ダイオードは、高抵抗にくらべて集積回路化に適
し、この点でも有利である。

発明の効果 本発明によると、ダイオードの電流電圧特性が非線型で
あるので、電流が小さいときでも、大きな電圧が得られ
ると共に、ダイオードの特性が同一特性を示すので精度
が上がる。また、ダイオードの端子電圧は電流に対し、
対数的に変化するので側桁も電流が変る場合でも、１■
以下のダイナミックレンジで対応できるので、電源電圧
が低い場合にも、電流比較を行なうことができ、特にモ
ノリシックにダイオード形成することにより、その効果
は十分発揮され得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の電流比較回路図、第２図は本発明実施
例の電流比較回路図である。 １．２・・・・・・電流源、３，４・・・・・・電圧変
換用抵抗、５・・・・・・電圧比較器、６．了・・・・
・・電圧変換用ダイオード。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 二つの電流源を、一対のダイオードのアノード側に接続
   し、カソード側を共通接地接続とし、前記一対の各アノ
   ードを電圧比較器の一対の入力端子にそれぞれ接続した
   ことを特徴とする電流比較回路。