JPH0637450Y2 - 電圧発生装置 - Google Patents

電圧発生装置

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JPH0637450Y2
JPH0637450Y2 JP395784U JP395784U JPH0637450Y2 JP H0637450 Y2 JPH0637450 Y2 JP H0637450Y2 JP 395784 U JP395784 U JP 395784U JP 395784 U JP395784 U JP 395784U JP H0637450 Y2 JPH0637450 Y2 JP H0637450Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は半導体試験装置のデバイス用電源に用いら
れ、発生した電圧を負荷に印加し、これにより過大な負
荷電流が発生するとその負荷電流を制限する保護機能を
具備した電圧発生装置に関する。
「従来の技術」 従来のIC試験装置においては試験装置と被試験IC素子と
が比較的長いケーブルで接続されることが多く、IC素子
に電圧Vsを印加し、IC素子に流れる電流を測定する場合
に、試験装置とIC素子とを接続するケーブルの大地に対
する静電容量をVsに充電する必要があり、Vsを変化した
時にそのVsが速くIC素子に印加されるようにすること
が、試験速度を速くする点から重要である。
この点から負荷、例えばIC素子に正電流も負電流も供給
できる構成とすれば速く試験を行うことができる。この
点から第1図に示す電圧発生装置が用いられていた。電
圧源11は入力抵抗器12を通じて演算増幅器13の反転入力
側に接続され、演算増幅器13の非反転入力側は接地さ
れ、出力側は電流検出用抵抗器14を通じ、更にバッファ
回路15,抵抗器16を通じて反転入力側に負帰還接続され
て電圧増幅器17が構成される。電流検出用抵抗器14及び
バッファ回路15の接続点18は負荷19に接続される。
電流検出用抵抗器14の両端は差動増幅器からなる電流検
出回路21に接続され、負荷電流が検出され、負荷電流に
対応する電圧が電流検出回路21から出力される。電流検
出回路21の出力側は比較器22,23の各反転入力側に接続
され、比較器22,23の各非反転入力側に基準電圧−V2
+V3をそれぞれ発生する基準電源24,25がそれぞれ接続
される。比較器22,23の各出力側は分離用ダイオード26,
27を通じて演算増幅器13の反転入力側に接続される。ダ
イオード26は陽極が、ダイオード27は陰極がそれぞれ比
較器22,23側とされている。
抵抗器12,16,14の各抵抗値をそれぞれR1,R2,R3とし、
電圧源11の電圧をV1とすると、接続点18の電圧Vsは Vs=−V1(R2/R1) …(1) となる。電流検出回路21の利得を1,演算増幅器13の出力
電圧をVo,電流検出用抵抗器14を負荷19の方向へ流れる
電流、即ち負荷電流をIとすると、電流検出回路21の
出力電圧Vmは Vm=Vs−Vo=−I・R3 …(2) となり、負荷電流Iは I=−Vm/R3 …(3) となる。いま電圧源11の電圧V1が負、従って出力電圧Vs
が正で、かつ負荷19へ正の許容最大負荷電流I+=V2/R3
以上の電流Iが流れると、電流検出回路21の出力電圧
Vmは、Vm=−R3<−V2となり、比較器22の出力は高
レベルになり、これはダイオード26を通じて演算増幅器
13へ供給され、その出力電圧を下げるように作用し、負
荷電流をIを減少させる。
電圧源1の電圧V1が正、従って出力電圧Vsが負で、か
つ負荷19へ負の許容最大負荷電流−I-=−V3/R3よりも
負方向へ大きい電流Iが流れると、出力電圧Vmは、Vm
=−R3Il>V3となり、比較器23の出力が低レベルにな
り、これがダイオード27を通じて演算増幅器13へ供給さ
れ、その出力電圧を高くするため、負荷電流Iの大き
さ(絶対値)を減少させる。このようにして何れの方向
の負荷電流も許容最大値(I+,I-)以上大きくなると、
これを制限して負荷19及び電圧発生装置を保護してい
る。
ところで、演算増幅器13の内部の出力段は第6図Aに示
すようなNPN形トランジスタQ1のエミッタとPNP形トラン
ジスタQ2のエミッタとの接続点が出力側端子に接続さ
れ、トランジスタQ1のコレクタには正電圧+Vpが、トラ
ンジスタQ2のコレクタには負電圧−Vnがそれぞれ供給さ
れており、電圧発生装置は第2図に示すような電圧Vs−
電流Il特性が方形で示される内側で動作する。通常
はVsが+,Iが+の第1象限、またはVsが−,Iが−の
第3象限で使用されるが、負荷が容量性の場合はVsが+
でIが−の第4象限、またはVsが−でIが+の第2
象限で使用される。
即ち、例えば試験装置と被試験IC素子との距離が比較的
長い場合に、正(または負)のVsを出力して負荷に正
(または負)電流を流し、試験装置及び負荷間のケーブ
ル容量を充電して負荷に正(または負)のVsを印加し、
この状態から|V1|を小にして|Vs|の値を小にすると、
そのVsの変化分と対応して負荷から放電電流が負方向に
流れ(または負荷へ充電電流が正方向に流れ)、従って
印加電圧Vsが正(または負)で負荷電流Iが負(また
は正)の状態の第4(または第2)象限となる。このよ
うな場合においては、第2図で斜線を施した領域は、演
算増幅器13のトランジスタQ1またはQ2の電力損失が大き
くなる。つまり第6図Bに示すように第4象限ではVsの
値が大きくなると、負の電流Iの大きさを許容最大値
I-以下に制限してもトランジスタQ2のエミッタ−コレク
タ間の電位差はVs−(−VN)=Vs+VNとなり、その電力
損失は(Vs+VN)|I|となり、Vsの値が大きくなるに
伴って斜線部の電力損失が大きくなる。
同様に第2象限では|Vs|の値が大きくなると正の電流I
を許容最大値I+以下に制限してもトランジスタQ1のコ
レクタ−エミッタ間の電位差はVp−(−|Vs|)=(Vp+
|Vs|)となり、その電力損失は(Vp+|Vs|)Iとなっ
てVsが負方向に大きくなるに伴って斜線部の電力損失が
大きくなり、演算増幅器13を破壊するおそれがあった。
「考案が解決しようとする課題」 従来の電圧発生装置では負荷が容量性の場合、出力電圧
Vsが正で負荷電流Iが負の第4象限、または出力電圧
Vsが負で負荷電流Iが正の第2象限で使用される場合
において、負荷に流れる電流Iの大きさを許容最大値
I+.I-以下に制限しても、演算増幅器13の電力損失は出
力電圧|±Vs|の増加に伴って増加し、破壊するおそれ
が生じるという課題があった。
この考案は、このような従来の課題を解決するためにな
されたものであり、しかも負荷に容量成分がある場合で
も、その負荷に充電していた電荷を速く放電させ、新た
な電圧の発生を早くすることができる電圧発生装置を提
供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 以上述べたように、第2図のI−Vs特性の動作領域に
おいて第4象限及び第2象限で斜線を付した領域で演算
増幅器13の出力段のトランジスタのコレクタ損失が増加
し、破壊するおそれがあるので、この考案では第4図に
示すように第2図の斜線部を除去した動作領域となるよ
うに改良する。
即ち、第4象限では、Vs>Vd2/k(Vd2は正の第2しきい
値電圧、kは正の定数)の範囲で、負荷電流|I|が出
力電圧Vsの増加に応じて減少するようにしている。
また第2象限では、Vs>−Vd1/k(−Vd1は負の第1しき
い値電圧)の範囲で、IがVsの減少、つまり|Vs|の増
加に応じて減少するようにしている。
そのため比較器23の基準電圧(VR2)は、第1図のよう
に常にVR2=V3のように一定ではなく、Vs>Vd2/kの範囲
では、VR2=V3−kVs+Vd2のようにVsの増加に応じて減
少する。
同様じ、比較器22の基準電圧(VR1)は、第1図のよう
に常にVR1=−V2のように一定ではなく、Vs<−Vd1/kの
範囲では、VR1=−(V2+kVs+Vd1)のように大きさが|
Vs|の増加に応じて減少する。
「実施例」 第3図はこの考案による電圧発生装置の実施例を示し、
第1図と対応する部分に同一符号を付けてある。
この考案においては電圧源11の電圧V1に比例した電圧が
比例電圧発生回路31で発生される。例えば電圧源11は抵
抗器32を通じて演算増幅器33の反転入力側に接続され、
演算増幅器33の非反転入力側は接地され、出力側は帰還
抵抗器34を通じて反転入力側に負帰還接続されている。
抵抗器32,34の各抵抗値をR4,R5とすると、比例電圧発
生回路31の出力側、即ち演算増幅器33の出力側の電圧Vr
は Vr=−V1(R5/R4) …(4) となる。(4)式のV1に、(1)式より求めたV1=−Vs
(R1/R2)を代入すると、 Vr=Vs・(R1R5/R2R4) =kVs …(5) kは比例定数であり、次式で与えられる。
k=R1R5/R2R4 …(6) この比例電圧発生回路31の出力側はそれぞれ単方向導通
素子としてのダイオード35,36の一端に接続される。こ
の接続は互いに逆極性で、ダイオード35の陰極、ダイオ
ード36の陽極がそれぞれ比例電圧発生回路31の出力側に
接続される。これらダイオード35,36はそれぞれのしき
い値電圧Vd1,Vd2以上の電圧が印加されると一方向にお
いてのみ導通するものである。ダイオード35,36の他端
はそれぞれ引算回路37,38の反転入力側に接続され、こ
れら引算回路37,38の非反転入力側にそれぞれ基準電源2
4,25が接続され、基準電源24,25はそれぞれ−V2,+V3
を発生する。引算回路37,38の各出力側はそれぞれ比較
器22,23の非反転入力側に接続される。
引算回路37,38の反転入力端子はそれぞれ抵抗器41,42を
通じて共通電位点に接続される。しかし、引算回路が同
様な抵抗器を内部に有する場合は省略してもよい。
比較器22及びダイオード26により第1比較回路51が、比
較器23及びダイオード27により第2比較回路52がそれぞ
れ構成される。また、ダイオード35,抵抗器41,基準電源
24及び引算回路37により第1基準電圧発生回路61が、ダ
イオード36,抵抗器42,基準電源25及び引算回路38により
第2基準電圧発生回路62がそれぞれ構成される。
この考案による電圧発生装置のI‐Vs特性の動作領域
を示した第4図の各象限ごとに、Iに対する制限動作
を詳細に説明しよう。
(a)第4図の第1象限における動作 この場合は、出力電圧Vs,負荷電流Iとも正である。
(イ)Vr=kVs≧Vd2の場合 ダイオード36はオンであり、引算回路38の出力である基
準電圧VR2は 0<VR2=−(kVs−Vd2)+V3 …(7) となる。いかなる場合でもVR2は正となるように設定さ
れる。Vm=−IlR3は負であるので、Vm<VR2となり、比
較器23の出力は高レベルとなり、ダイオード27はオフと
される。
一方、ダイオード35はオフであり、引算回路37の出力で
ある基準電圧VR1は VR1=−V2 …(8) となる。Ilが増加し、従ってVmが負方向に大きくなり、
Vm<VR1となると、比較器22の出力は高レベルとなり、
ダイオード26を介して演算増幅器13の反転入力端子に与
えられる。そのため出力電圧Voは低くされ、Iは減少
される。従って、Vm=−IlR3は Vm≧VR1=−V2 …(9) に制限される。従って、 −IlR3≧−V2 ∴I≦V2/R3=−VR1/R3 …(10) V2/R3は正方向の許容最大負荷電流I+に等しくされる。
(ロ)Vr=kVs<Vd2の場合 ダイオード36はオフであり、 VR2=V3(>0) …(11) となる。(イ)と同様にVm=−IlR3<VR2であり、比較器23
の出力は高レベルで、ダイオード27はオフとされる。
一方、ダイオード35もオフであり(イ)と同様に(8),
(9),(10)が成立し、Iは許容最大負荷電流I+
下に制限される。
(b)第4図の第4象限における動作 この場合は、容量性負荷を正の最大出力電圧Vs=V+
ち、 V+=−V1min(R2/R1) …(12) に充電した後(V1minは負)、Vsの大きさを減少させて
負荷19より演算増幅器13へ放電電流、つまり負の負荷電
流Iを流した場合に相当する。
Vr=kVsは正であるからダイオード35はオフとされ、基
準電圧VR1は、 VR1=−V2 …(13) となる。Vm=−IlR3は正であるので、Vm>VR1となり、
比較器22の出力は低レベルとなり、ダイオード26はオフ
とされる。
(イ)Vr=kVs≧Vd2の場合 ダイオード36はオンとされ、基準電圧VR2は 0<VR2=−(kVs−Vd2)+V3 …(14) となる。Iが負方向に増加して、Vm=−IlR3>VR2
なると、比較器23の出力は低レベルとなり、ダイオード
27を通じて演算増幅器13の反転入力端子に印加される。
そのため出力電圧Voは高くなり、負のIの大きさを減
少させる。従って、Vm=−IlR3は Vm≦VR2=−(kVs−Vd2)+V3 …(15) に制限される。よって、 −IlR3≦−(kVs−Vd2)+V3 IlR3≧kVs−Vd2−V3 ∴I≧−(V3−kVs+Vd2)/R3 =−VR2/R3 …(16) 負のIはVsが大きいほどその絶対値は小さく制限され
る。
(ロ)Vr=kVs<Vd2の場合 ダイオード36はオフとされ、基準電圧VR2は VR2=V3 …(17) となる。Iが負方向に増加して、Vm=−IlR3>VR2
なると、(イ)と全く同様に負帰還制御されて、I
大きさを減少させ、Vm=−IlR3は Vm≦VR2=V3 …(18) に制限される。よって、 −IlR3≦V3 ∴I≧−V3/R3 =−VR2/R3 …(19) となる。−V3/R3は負の許容最大負荷電流I-に等しく設
定される。従って、|I|はI-以下に制限される。
(c)第4図の第2象限における動作 この場合は、容量性負荷をVs=−V-(負の最大出力電
圧)、即ち、 −V-=−V1max(R2/R1) …(20) に充電した後、|Vs|を小さくして、正の充電電流I
流した場合に相当する。
Vr=kVsは負であるからダイオード36はオフにされ、基
準電圧VR2は VR2=V3>0 …(21) となる。Iは正であるから、Vm=−IlR3は負となり、
Vm<VR2となるので、比較器23の出力は高レベルとな
り、ダイオード27はオフにされる。
(イ)Vr=kVs≦−Vd1の場合 ダイオード35はオンとされ、基準電圧VR1は 0>VR1=−(kVs+Vd1)−V2 …(22) となる。VR1はいかなる場合も負となるように設定され
る。正の負荷電流Iが増加し、Vm=−IlR3が負方向に
増加し、Vm<VR1になると、比較器22の出力は高レベル
となり、ダイオード26を介して演算増幅器13の反転入力
端子に与えられる。そのため出力電圧Voは低くされ、I
を減少させる。従って、Vm=−IlR3は Vm≧VR1=−(kVs+Vd1)−V2 …(23) に大きさが制限される。よって、 −IlR3≧−(kVs+Vd1)−V2 ∴I≦(V2+kVs+Vd1)/R3 =−VR1/R3 …(24) 従ってIはVsが負方向に大きくなるにつれて減少す
る。
(ロ)Vr=kVs>−Vd1の場合 ダイオード35はオフにされ、基準電圧VR1は VR1=−V2 …(25) となる。(イ)と同様に負帰還制御されて、Vm=−IlR3
は Vm≧VR1=−V2 …(26) に大きさが制限される。よって、 −IlR3≧−V2 ∴Il≦V2/R3=−VR2/R3 …(27) となる。V2/R3は許容最大負荷電流I+に等しく設定さ
れ、従ってIはI+以下に制限される。
(d)第4図の第3象限の動作 I,Vsとも負となるが、第1象限の動作と同様である
ので説明を省略する。(b)の第4象限の場合、第6図
A,Bに示すようにPNPトランジスタQ2のエミッタ・コレク
タ間電位差(VN+Vs)が大きくても負の負荷電流I
(16)式により大きさが制限されているため、トランジ
スタQ2の電力損失は斜線で示した部分だけ小さくなり、
つまり演算増幅器13での電力損失は第1図に示したもの
よりも少なくなる。
ダイオード36の電圧降下Vd2がゼロの場合は電流制限特
性は第4図の点線のようになり、電流制限が強過ぎて、
それだけ負荷19からの電荷の放電が遅れるが、この考案
ではVd2≠0であるから比較的急速に電荷を放電するこ
とができる。
負荷19が容量負荷の場合に、電圧V1を変化させて例えば
第5図Aの実線に示すように負荷への印加電圧Vsを時点
t0から増加させ、時点t1で一定とし、時点T2より減少さ
せ、時点t3で完全にゼロにすると、この考案の装置では
負荷電流Iは第5図Bの実線に示すように時点t0から
増加し、時点t1の後ゼロになり、時点t2から放電電流、
即ち負の電流Iが流れ、この電流は時点t3の僅か後の
時点t4でゼロになる。しかしダイオード36の降下電圧Vd
2がゼロの場合はVsは第5図Aの点線で示すように徐々
に減少し、放電電流Iも第5図Bの点線に示すように
徐々に減少する。この減少の状態をダイオード36のVd2
の値や、直列に使用する数を選定して変更することがで
きる。
「考案の効果」 以上述べたように、この考案によれば容量性負荷で、出
力電圧Vsが正で、かつダイオード36を導通させる状態で
は、比較器23の基準電圧VR2はV3−(kVs−Vd2)とな
り、負荷電流がI≧−VR2/R3に制限されて第4図の
第4象限に示す電流制限特性となる。また容量性負荷
で、負荷電圧Vsが負で、かつダイオード35を導通させる
状態では、比較器22の基準電圧VR1は−V2−(kVs+V
d1)となり、負荷電流がI≦−VR1/R3に制限されて
第2象限に示す電流制限特性となる。従って電圧増幅器
17の電力損失が少なくでき、その破壊が完全に防止され
る。しかも容量性負荷に対して放電電流の減少を比較的
急に行うことができ、新たな電圧の発生を早くすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電圧発生装置を示すブロック図、第2図
はその電流制限特性を示す図、第3図はこの考案による
電圧発生装置の一例を示すブロック図、第4図は第3図
の装置の電流制限特性図、第5図は容量負荷とした場合
の第3図の装置の発生電圧Vsの変化と、電流Iの変化
との例を示す波形図、第6図Aは演算増幅器の出力端側
から負荷側へ電流の流出入する回路の一例を示す図、B
は第2図の電流制限特性による出力トランジスタQ1,Q2
における電力損失特性を示す図である。 11:電圧源、12,32,34,41,42:抵抗器、14:電流検出用抵
抗器、15:バッファ回路、16:負帰還抵抗器、17:電圧増
幅器、18:接続点、19:負荷、21:電流検出回路、22,23:
比較器、24,25:基準電源、26,27:ダイオード、31:比例
電圧発生回路、35,36:単方向導通素子、37,38:引算回
路、51:第1比較回路、52:第2比較回路、61:第1基準
電圧発生回路、62:第2基準電圧発生回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電圧増幅器(17)と、電流検出回路(21)
    と、第1,第2比較回路(51,52)と、比例電圧発生回路
    (31)と、第1,第2基準電圧発生回路(61,62)とより
    成る電圧発生装置であって、 電圧増幅器(17)は、電圧源(11)の出力を入力して、
    増幅した出力(Vs)を負荷(19)に供給し、 電流検出回路(21)は、電圧増幅器(17)から負荷(1
    9)へ流れる負荷電流(I)を検出して、対応した電
    圧(Vm)を出力し、 比例電圧発生回路(31)は、電圧源(11)の出力(V1
    を入力して、電圧増幅器(17)の出力(Vs)に比例した
    電圧(Vr=kVs;kは比例定数)を発生し、 第1基準電圧発生回路(61)は、比例電圧発生回路(3
    1)の出力(Vr=kVs)を入力し、 その値が負の第1しきい値電圧(−Vd1)より大きいと
    きには、正の許容最大負荷電流(I+)に対応する電圧値
    (−V2)をとる第1基準電圧(VR1)を、小さいとき(V
    sは負)には、その電圧値(−V2)の大きさより電圧増
    幅器(17)の出力(Vs)の大きさに応じて大きさ(絶対
    値)が減少する電圧値〔−(V2+kVs+Vd1)〕をとる第
    1基準電圧(VR1)を、発生し、 第2基準電圧発生回路(62)は、比例電圧発生回路(3
    1)の出力(Vr=kVs)を入力し、 その値が正の第2しきい値電圧(+Vd2)より小さいと
    きには、負の許容最大負荷電流(−I-)に対応する電圧
    値(V3)となる第2基準電圧(VR2)を、大きいとき(V
    sは正)には、その電圧値(V3)の大きさより電圧増幅
    器(17)の出力(Vs)の大きさに応じて大きさが減少す
    る電圧値(V3−kVs+Vd2)となる第2基準電圧(VR2
    を発生し、 第1、または第2比較回路(51,52)は、電流検出回路
    (21)の出力電圧(Vm)と第1、または第2基準電圧
    (VR1,VR2)とをそれぞれ入力して比較し、前者の大き
    さが後者の大きさを越えないように電圧増幅器(17)を
    制御する負帰還信号を出力する、 電圧発生装置。
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