JPH05103940A - 気体分離膜モジユール - Google Patents
気体分離膜モジユールInfo
- Publication number
- JPH05103940A JPH05103940A JP3263498A JP26349891A JPH05103940A JP H05103940 A JPH05103940 A JP H05103940A JP 3263498 A JP3263498 A JP 3263498A JP 26349891 A JP26349891 A JP 26349891A JP H05103940 A JPH05103940 A JP H05103940A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- separation membrane
- gas separation
- gas
- frame
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】使用環境の温度変化が激しい場所で使用しても
気密性が損なわれることがなく、耐久性能を向上できる
気体分離膜モジュールを提供する。 【構成】板状のモジュール枠５は格子状の内枠５ａと外
壁５ｂとによって流路５ｃを合成樹脂材料により一体に
形成している。モジュール枠５の両面に混合気体を選択
的に分離する気体分離膜６を設け、さらにシリコーン系
の粘着材を使用した貼着テープ７でモジュール枠５の外
壁５ｂ部を包み込むように気体分離膜６の端縁部６ａを
封止している。 【効果】急激な温度変化によって貼着テープ７とモジュ
ール枠５とに熱膨張差が生じても、貼着テープ７が気体
分離膜６の端縁部６ａを封止している。
気密性が損なわれることがなく、耐久性能を向上できる
気体分離膜モジュールを提供する。 【構成】板状のモジュール枠５は格子状の内枠５ａと外
壁５ｂとによって流路５ｃを合成樹脂材料により一体に
形成している。モジュール枠５の両面に混合気体を選択
的に分離する気体分離膜６を設け、さらにシリコーン系
の粘着材を使用した貼着テープ７でモジュール枠５の外
壁５ｂ部を包み込むように気体分離膜６の端縁部６ａを
封止している。 【効果】急激な温度変化によって貼着テープ７とモジュ
ール枠５とに熱膨張差が生じても、貼着テープ７が気体
分離膜６の端縁部６ａを封止している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、混合気体中から特定の
気体を分離濃縮する気体分離膜モジュールに関する。
気体を分離濃縮する気体分離膜モジュールに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、気体分離膜モジュールは簡単な構
成で混合気体中から特定の気体を分離できるので、特に
空気中から酸素を濃縮する酸素冨化膜は燃焼機器、空調
機器、医療機器などに応用研究がなされ一部実用化され
ている。
成で混合気体中から特定の気体を分離できるので、特に
空気中から酸素を濃縮する酸素冨化膜は燃焼機器、空調
機器、医療機器などに応用研究がなされ一部実用化され
ている。
【０００３】従来、この種の気体分離膜モジュールは特
開平２−１４４１１７号公報に示すようなものがあっ
た。図５において、１は気体または混合気体を選択的に
分離する気体分離膜であり、これを内側から支持する通
気性部材２、外壁を形成する支持板３からなり、さらに
支持板３に沿った気体分離膜１の端面をシール部材４で
接着したものである。
開平２−１４４１１７号公報に示すようなものがあっ
た。図５において、１は気体または混合気体を選択的に
分離する気体分離膜であり、これを内側から支持する通
気性部材２、外壁を形成する支持板３からなり、さらに
支持板３に沿った気体分離膜１の端面をシール部材４で
接着したものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、気体分離膜１と支持板３をシール部材４で
接着しているので、使用される環境の周囲温度が高いと
きや、温度変化が激しいときにはシール部材４と支持板
３との熱膨張率の差によって剥離し、気体分離膜１の気
密性が保持できなくなるという問題があった。
の構成では、気体分離膜１と支持板３をシール部材４で
接着しているので、使用される環境の周囲温度が高いと
きや、温度変化が激しいときにはシール部材４と支持板
３との熱膨張率の差によって剥離し、気体分離膜１の気
密性が保持できなくなるという問題があった。
【０００５】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、使用環境の温度変化が激しい場所で使用しても気密
性が損なわれることがなく、耐久性能を向上できる気体
分離膜モジュールを提供することを目的とする。
で、使用環境の温度変化が激しい場所で使用しても気密
性が損なわれることがなく、耐久性能を向上できる気体
分離膜モジュールを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、透過気体の流路と外壁を形成する板状のモ
ジュール枠と、このモジュール枠の両面に設けた気体ま
たは混合気体を選択的に分離する気体分離膜と、この気
体分離膜によって分離された透過気体を取り出す取出口
とを備え、前記モジュール枠の外壁部を包み込むように
前記気体分離膜の端縁部を封止する貼着テープを設けた
構成を有している。
するために、透過気体の流路と外壁を形成する板状のモ
ジュール枠と、このモジュール枠の両面に設けた気体ま
たは混合気体を選択的に分離する気体分離膜と、この気
体分離膜によって分離された透過気体を取り出す取出口
とを備え、前記モジュール枠の外壁部を包み込むように
前記気体分離膜の端縁部を封止する貼着テープを設けた
構成を有している。
【０００７】
【作用】上記構成において、貼着テープがモジュール枠
の外壁部を包み込むように気体分離膜の端縁部を封止し
ているので、急激な温度変化によって貼着テープとモジ
ュール枠とが熱膨張差により剥離が生じても、貼着テー
プが気体分離膜の端縁部を封止しており気密性を損なう
ことがない。
の外壁部を包み込むように気体分離膜の端縁部を封止し
ているので、急激な温度変化によって貼着テープとモジ
ュール枠とが熱膨張差により剥離が生じても、貼着テー
プが気体分離膜の端縁部を封止しており気密性を損なう
ことがない。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図１〜図
３を参照しながら説明する。図に示おいて、５は板状の
モジュール枠であり、格子状の内枠５ａと外壁５ｂによ
って流路５ｃを合成樹脂材料によって一体に形成してい
る。このモジュール枠５の両面に混合気体を選択的に分
離する気体分離膜６を設け、さらに貼着テープ７でモジ
ュール枠５の外壁５ｂ部を包み込むように気体分離膜６
の端縁部６ａを封止している。そして気体分離膜６によ
って分離された透過気体はモジュール枠５の流路５ｃと
連通した取出口８から真空ポンプ（図示せず）へ導入さ
れる。気体分離膜６は、不織布を基材としてポリエーテ
ルスルホン樹脂の多孔質膜を湿式法により形成し、その
上に主としてシリコーン樹脂からなる膜を水面展開法に
より形成した。また貼着テープ７は、ポリエステルフィ
ルムを基材としてシリコーン系粘着剤を塗布したものを
使用している。また気体分離膜６の隅部の封止は、図３
のように、貼着テープ７の端部を重ね合わせて接着し、
さらに２液性エポキシ接着剤、シリコーン系シーラント
等の封止材で封止している。
３を参照しながら説明する。図に示おいて、５は板状の
モジュール枠であり、格子状の内枠５ａと外壁５ｂによ
って流路５ｃを合成樹脂材料によって一体に形成してい
る。このモジュール枠５の両面に混合気体を選択的に分
離する気体分離膜６を設け、さらに貼着テープ７でモジ
ュール枠５の外壁５ｂ部を包み込むように気体分離膜６
の端縁部６ａを封止している。そして気体分離膜６によ
って分離された透過気体はモジュール枠５の流路５ｃと
連通した取出口８から真空ポンプ（図示せず）へ導入さ
れる。気体分離膜６は、不織布を基材としてポリエーテ
ルスルホン樹脂の多孔質膜を湿式法により形成し、その
上に主としてシリコーン樹脂からなる膜を水面展開法に
より形成した。また貼着テープ７は、ポリエステルフィ
ルムを基材としてシリコーン系粘着剤を塗布したものを
使用している。また気体分離膜６の隅部の封止は、図３
のように、貼着テープ７の端部を重ね合わせて接着し、
さらに２液性エポキシ接着剤、シリコーン系シーラント
等の封止材で封止している。
【０００９】上記実施例の気体分離膜モジュールは、シ
リコーン系の粘着材を使用した貼着テープ７でモジュー
ル枠５の外壁５ｂ部を包み込むように気体分離膜６の端
縁部６ａを封止しているので、急激な温度変化によって
貼着テープ７とモジュール枠５とが熱膨張差により剥離
が生じても、貼着テープ７が気体分離膜６の端縁部６ａ
を封止できる。実験によれば、９０℃にて２時間放置
後、１時間かけて−２０℃まで温度を下げ、２時間放置
し１時間かけて９０℃まで温度を上昇する温度サイクル
試験を３０サイクル行っても接着部は剥離しなく気密性
が損なわれることはなかった。
リコーン系の粘着材を使用した貼着テープ７でモジュー
ル枠５の外壁５ｂ部を包み込むように気体分離膜６の端
縁部６ａを封止しているので、急激な温度変化によって
貼着テープ７とモジュール枠５とが熱膨張差により剥離
が生じても、貼着テープ７が気体分離膜６の端縁部６ａ
を封止できる。実験によれば、９０℃にて２時間放置
後、１時間かけて−２０℃まで温度を下げ、２時間放置
し１時間かけて９０℃まで温度を上昇する温度サイクル
試験を３０サイクル行っても接着部は剥離しなく気密性
が損なわれることはなかった。
【００１０】なお、図４のように１枚の気体分離膜６を
折り曲げて、モジュール枠５の三方の開口部を貼着テー
プ７で封止してよい。またモジュール枠５は合成樹脂材
料を使用したが、連続気泡を持つ発泡シート、金属材料
の焼結体、波板状の樹脂シート、金属ネット、樹脂ネッ
ト等でもよく、また樹脂板、金属板の片面または両面に
通気孔を有するものでもよい。
折り曲げて、モジュール枠５の三方の開口部を貼着テー
プ７で封止してよい。またモジュール枠５は合成樹脂材
料を使用したが、連続気泡を持つ発泡シート、金属材料
の焼結体、波板状の樹脂シート、金属ネット、樹脂ネッ
ト等でもよく、また樹脂板、金属板の片面または両面に
通気孔を有するものでもよい。
【００１１】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように本発明の
気体分離膜モジュールは、透過気体の流路と外壁を形成
する板状のモジュール枠と、このモジュール枠の両面に
設けた気体または混合気体を選択的に分離する気体分離
膜と、この気体分離膜によって分離された透過気体を取
り出す取出口とを備え、前記モジュール枠の外壁部を包
み込むように前記気体分離膜の端縁部を封止する貼着テ
ープを設けたものであり、この構成とすることにより、
使用環境の温度変化が激しい場所で使用しても気密性が
損なわれることがなく、耐久性能を向上できる。
気体分離膜モジュールは、透過気体の流路と外壁を形成
する板状のモジュール枠と、このモジュール枠の両面に
設けた気体または混合気体を選択的に分離する気体分離
膜と、この気体分離膜によって分離された透過気体を取
り出す取出口とを備え、前記モジュール枠の外壁部を包
み込むように前記気体分離膜の端縁部を封止する貼着テ
ープを設けたものであり、この構成とすることにより、
使用環境の温度変化が激しい場所で使用しても気密性が
損なわれることがなく、耐久性能を向上できる。
【図１】本発明の一実施例における気体分離膜モジュー
ルの断面図
ルの断面図
【図２】同気体分離膜モジュールの外観斜視図
【図３】同気体分離膜モジュールの隅部平面図
【図４】本発明の他の実施例における気体分離膜モジュ
ールの断面図
ールの断面図
【図５】従来の気体分離膜モジュールの部分断面図
５ モジュール枠 ５ａ 外壁 ６ 気体分離膜 ６ａ 端縁部 ７ 貼着テープ
Claims (1)
- 【請求項１】透過気体の流路と外壁を形成する板状のモ
ジュール枠と、このモジュール枠の両面に設けた気体ま
たは混合気体を選択的に分離する気体分離膜と、この気
体分離膜によって分離された透過気体を取り出す取出口
とを備え、前記モジュール枠の外壁部を包み込むように
前記気体分離膜の端縁部を封止する貼着テープを設けた
気体分離膜モジュール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3263498A JPH05103940A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 気体分離膜モジユール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3263498A JPH05103940A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 気体分離膜モジユール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05103940A true JPH05103940A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17390364
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3263498A Pending JPH05103940A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 気体分離膜モジユール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05103940A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040047329A (ko) * | 2002-11-29 | 2004-06-05 | 주식회사 코레드 | 수처리용 평막모듈과 막 단위체 및 그 평막모듈 제조방법 |
| KR100596942B1 (ko) * | 2005-06-10 | 2006-07-04 | (주)우리텍 | 기체 및 휘발성유기화합물의 제거 또는 회수를 위한 판틀형기체분리막모듈 |
-
1991
- 1991-10-11 JP JP3263498A patent/JPH05103940A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040047329A (ko) * | 2002-11-29 | 2004-06-05 | 주식회사 코레드 | 수처리용 평막모듈과 막 단위체 및 그 평막모듈 제조방법 |
| KR100596942B1 (ko) * | 2005-06-10 | 2006-07-04 | (주)우리텍 | 기체 및 휘발성유기화합물의 제거 또는 회수를 위한 판틀형기체분리막모듈 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |