JPH0513370Y2 - - Google Patents

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JPH0513370Y2
JPH0513370Y2 JP13230588U JP13230588U JPH0513370Y2 JP H0513370 Y2 JPH0513370 Y2 JP H0513370Y2 JP 13230588 U JP13230588 U JP 13230588U JP 13230588 U JP13230588 U JP 13230588U JP H0513370 Y2 JPH0513370 Y2 JP H0513370Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、呼吸用フイルタに関し、更に詳細に
は、磁気固定デイスク装置及びその他密閉容器、
例えばコンピユータ用デイスプレイ等における呼
吸用フイルタ装置に関するものである。
(従来の技術) 磁気固定デイスク装置は、例えば、実開昭61−
76598号等に開示され、本書添付の第6図に示さ
れているように、磁気デイスク1、およびこの磁
気デイスク1を収容し、覆うケーシング2とカバ
ー3を備えている。この磁気固定デイスク装置
は、塵埃等に対する条件が厳しいため、磁気固定
デイスク装置内部の循環空気中の塵埃を補集する
循環用フイルタ4と、この密閉された磁気固定デ
イスク装置の外圧を同一にする空気路に用いら
れ、外部からの塵埃を内部に入れないようにする
呼吸用フイルタ5とを備えている。
上記公開実用新案公報に開示された呼吸用フイ
ルタ5は、第7図に示されているように、透孔6
が形成されたフイルム7の片面に、上記透孔6よ
りはサイズの大きい濾紙8を、該透孔6を覆うよ
うにして、粘着材層9を介して接着固定して形成
されたものであり、磁気デイスク装置のケーシン
グ2に穿設された呼吸孔10を覆うようにして、
上記粘着材層9を介して該ケーシング2に接着固
定されるものである。
更に、第8a図、第8b図、第8c図を参照し
つつ、上記呼吸用フイルタ5それ自体の構造と、
その製造方法について説明する。
上記呼吸用フイルタ5の製造は、先ず、フイル
ム7の片面に、粘着材層9を設け、この粘着材層
9の表面に剥離紙11を設けて、第8a図に示し
たような積層フイルム12を形成することから行
われる。次いで、この積層フイルム12に、第8
b図に示すような2段の型13を使用して打ち抜
き加工を行い、上記フイルム7と粘着材層9の積
層体に上記透孔6を形成するとともに、剥離紙1
1へ、上記濾紙8を配置するための開口14を形
成する。この後、剥離紙11の上記開口14の部
分を剥離し、この部分に濾紙8を嵌め込み、接着
固定させ、呼吸用フイルタ5を形成していた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記した従来の呼吸用フイルタ
では、次のような課題があつた。
第一の課題は、磁気固定デイスク装置のケーシ
ングへの取り付け作業性が悪いという点である。
具体的には、第8c図に示すような呼吸用フイ
ルタを磁気固定デイスク装置のケーシングに接着
固定するわけであるが、この固定の際に、粘着材
を露呈するため、剥離紙を剥がすときに、この剥
離紙とともに、濾紙の一部をも剥がしてしまい、
このため、取り付けに手間どり、作業性が悪かつ
た。
第二の課題は、呼吸用フイルタを第7図に示す
ように設置する場合は、濾紙を所定形状に打ち抜
いたコバ(切り屑)が、ケーシングへのこの呼吸
用フイルタの取り付け作業中に、該ケーシング内
部に分離され、内部発塵を起こす原因となつてい
た。
更に、第三の課題は、従来の構造の呼吸用フイ
ルタを磁気固定デイスク装置のケーシングに取り
付けた場合には、第7図から明らかなように、濾
紙とケーシングとの間に、粘着材が存在せず、こ
のため、接着性が充分でなく、またこの部分から
のエアリークのおそれもあつた。
そこで、本考案は、磁気固定デイスク装置への
取り付け作業性が向上され、かつその取り付け性
も良好であり、更に、それ自体が内部発塵を防止
できる磁気固定デイスク装置のための呼吸用フイ
ルタを提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案による磁気固定デイスク装置のための呼
吸用フイルタは、それぞれ中央部に通気用の開口
を有し、片面に粘着材が塗布された第1フイルム
および第2フイルムと、粘着材面を向かい合わせ
た状態で配置された前記第1フイルムおよび第2
フイルムで挟み込まれ、サイズが、前記開口より
大きく、前記第1フイルムおよび第2フイルムよ
りは小さい濾紙と、前記第1フイルムおよび第2
フイルムの何れか一方に塗布された磁気固定デイ
スク装置への取り付け用の粘着材と、この粘着材
の表面に配置された剥離紙を備えていることを特
徴とするものである。すなわち、本考案の呼吸用
フイルタは、2枚の粘着材付のフイルムの間に、
濾紙を接着固定したものである。
(考案の作用・効果) 本考案による磁気固定デイスク装置のための呼
吸用フイルタは、上記したように、2枚のフイル
ムのいずれかに塗布された粘着材の上に剥離紙が
配置されているため、呼吸用フイルタを取り付け
る際に、剥離紙をはがしたときに濾紙をも剥がし
てしまうことがない。また、上記2枚のフイルム
により、打ち抜き形成の際に濾紙の外縁に形成さ
れるコバを固定することができるので、このコバ
が塵埃のもとになることがない。更に、磁気固定
デイスク装置への取り付け用の粘着材を、フイル
ム面に塗布したので、ケーシングの開口の縁から
フイルムの開口の縁までの間の間隔を無くすこと
ができ、取り付け性を向上することができる。
(実施例) 以下、添付図面を参照しつつ、本考案の実施例
による磁気固定デイスク装置のための呼吸用フイ
ルタについて説明する。この呼吸用フイルタは、
矩形や円形に形成されるものであるが、ここで
は、円形のものとして説明する。なお、磁気固定
デイスク装置自体の構造は、上述した構造のもの
と同じものであつてよいので、この磁気固定デイ
スク装置自体の構造の説明は省略する。
第1図は、本考案の第一実施例による磁気固定
デイスク装置のための呼吸用フイルタ20の断面
図である。
この呼吸用フイルタ20は、同一形状の環状の
第1フイルム21および第2フイルム22を備え
ており、この第1フイルム21と第2フイルム
は、それぞれ中央部に通気用の円形の開口23,
24を有し、片面に粘着材層25,26が形成さ
れている。上記粘着材層25,26を向かい合わ
せた状態で配置された第1フイルム21および第
2フイルム22の間には、円形の濾紙27が、上
記第1フイルム21および第2フイルム22で挟
み込まれた状態で配置されている。従つて、第1
フイルム21は、粘着材層25を介して、第2フ
イルム22は、粘着材層26を介して、それぞれ
濾紙27に接着されている。
この円形の濾紙27は、その直径が、開口2
3,24より大きく、上記第1および第2フイル
ム21,22の外径よりは小さく設定されてい
る。上記第2フイルム22の下面には、磁気固定
デイスク装置への取り付け用の粘着材層28が形
成されており、この粘着材層28の表面には、剥
離紙29が設けられている。
フイルム21,22の材料としては、磁気固定
デイスク装置のケーシングが剛性のあるもので形
成されるため、可撓性があり、このケーシングの
形状に良く順応するものであることが望ましい。
例えば、合成樹脂、アルミニユームのフイルム、
紙等を用いることができる。また、このフイルム
の厚さは、10〜100μmの薄いものが、ケーシン
グおよび濾紙27との密着性が良いため好まし
い。粘着材層25,26,27を形成する粘着性
材料としては、通常の粘着材、例えばアクリル系
のものが用いられる。
呼吸用フイルタ20の磁気固定デイスク装置へ
の設置は、先ず剥離紙29を剥離し、粘着材層2
8を露出させ、第1図に示したように、濾紙27
の部分が丁度、磁気固定デイスク装置のケーシン
グ30の内側であつて、呼吸孔31が形成された
部分に位置するようにして、上記粘着材層28に
よつて接着されて行われる。
次に、第3図以降を参照して、本考案の他の実
施例による呼吸用フイルタについて説明する。
第1図に示された呼吸用フイルタ20におい
て、互いに接触し合う粘着材層25,26が、両
者ともに、例えばアクリル接着材で形成された場
合、静電気反発を生じて、エアを含む細い筋が形
成されて、密着性が阻害され、エアーリークの原
因となるおそれがある。
これを改善するため、第3図に示した第二実施
例においては、第1フイルム21の粘着材層25
aを、フイルム21と濾紙27との重なり部分の
みに、部分印刷等により施した。これにより、静
電気反発の生じるフイルム21とフイルム22の
接合部には、フイルム22の粘着材層26のみが
設けられているため、密着性が良好なものとなつ
た。
上記問題点を解決するため、第4図に示した第
三実施例においては、粘着材層自体はそのままに
しておき、第1フイルム21と第2フイルム22
の接合部のみにセパレータ40を介設して、粘着
材層25,26同士が直接接触するのを回避させ
た。このセパレータ40は、フイルム21,22
と同質の材料で形成することができ、その厚さ
は、5〜20μm程度に設定される。
更に、上記問題点を解決するため、第1フイル
ム21と第2フイルム22の接合部のみに、緩衝
材層41を形成した。この緩衝材層41の厚さ
は、濾紙27と同じ厚さであつて、例えば、0.1
〜1.0mmに設定される。
このように、緩衝材層41を第1フイルム21
と第2フイルム22の接合部に設けることによ
り、上記第三実施例と同じ原理で静電気反発を防
止することができるとともに、呼吸用フイルタ2
0をケーシング30に設置したときの平滑性を向
上することができる。
即ち、呼吸用フイルタ20をケーシング30に
設置すると、濾紙27に比べてフイルム21,2
2の厚さが大幅に薄いため、第2図に示したよう
に、呼吸用フイルタ20の平滑性が損なわれる
が、この緩衝材層41を設けることにより、呼吸
用フイルタ20の平滑性が保持され、各層間の密
着性が向上し、呼吸用フイルタ全体としての気密
性も向上する。
以上、本考案の磁気固定デイスク装置の呼吸用
フイルタは、上記したように、2枚のフイルムの
いずれかに塗布された粘着材の上に剥離紙が配置
されているため、呼吸用フイルタを取り付ける際
に、剥離紙をはがしたときに濾紙をも剥がしてし
まうことがない。また、上記2枚のフイルムによ
り、打ち抜き形成の際に濾紙の外縁に形成される
コバを固定することができるので、このコバが塵
埃のもとになることがない。更に、磁気固定デイ
スク装置への取り付け用の粘着材を、フイルム面
に塗布したので、ケーシングの開口の縁からフイ
ルムの開口の縁までの間の間隔を無くすことがで
き、取り付け性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第一実施例による磁気固定
デイスク装置のための呼吸用フイルタの断面図、
第2図は、第1図に示した呼吸用フイルタの磁気
固定デイスク装置のケーシングへの設置状態を示
す断面図、第3図は、本考案の第二実施例による
磁気固定デイスク装置のための呼吸用フイルタの
断面図、第4図は、本考案の第三実施例による磁
気固定デイスク装置のための呼吸用フイルタの断
面図、第5図は、本考案の第四実施例による磁気
固定デイスク装置のための呼吸用フイルタの断面
図、第6図は、磁気固定デイスク装置の構造を示
す断面図、第7図は、従来の呼吸用フイルタを磁
気固定デイスク装置のケーシングに取り付けた状
態で示した断面図、第8a図、第8b図および第
8c図は、従来の呼吸用フイルタそれ自体の構造
と、その製造方法を説明する図である。 20……呼吸用フイルタ、21……第1フイル
ム、22……第2フイルム、23,24……開
口、25,26……粘着材層、27……濾紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. それぞれに通気用の開口を有し、片面に粘着材
    が塗布された第1フイルムおよび第2フイルム
    と、粘着材面を向かい合わせた状態で配置された
    前記第1フイルムおよび第2フイルムで挟み込ま
    れ、サイズが、前記開口より大きく、前記第1フ
    イルムおよび第2フイルムよりは小さい濾紙と、
    前記第1フイルムおよび第2フイルムの何れか一
    方に塗布された取り付け用の粘着材と、この粘着
    材の表面に配置された剥離紙とを備えていること
    を特徴とする呼吸用フイルタ。
JP13230588U 1988-10-12 1988-10-12 Expired - Lifetime JPH0513370Y2 (ja)

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JP13230588U JPH0513370Y2 (ja) 1988-10-12 1988-10-12

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JP13230588U JPH0513370Y2 (ja) 1988-10-12 1988-10-12

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JPH0253115U JPH0253115U (ja) 1990-04-17
JPH0513370Y2 true JPH0513370Y2 (ja) 1993-04-08

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