JPH05103889A - 加工布折曲げ装置 - Google Patents

加工布折曲げ装置

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JPH05103889A
JPH05103889A JP29853791A JP29853791A JPH05103889A JP H05103889 A JPH05103889 A JP H05103889A JP 29853791 A JP29853791 A JP 29853791A JP 29853791 A JP29853791 A JP 29853791A JP H05103889 A JPH05103889 A JP H05103889A
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JP
Japan
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cloth
pocket
bending
support plate
work cloth
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JP29853791A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Iwasaki
利昭 岩崎
Satoshi Morii
敏 森井
Hiroyuki Mitsui
裕之 三井
Minoru Yamaguchi
稔 山口
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 折曲げ部材により加工布の側縁部を支持板の
下面側へ折曲げるときに、加工布の側縁部のポケット開
口側の一端がポケット開口部から外へはみ出すことを防
止でき、しかも、加工布が厚物であったりニット等の材
質である場合にもポケットの見栄えを向上させることが
できる加工布折曲げ装置を提供すること。 【目的】 支持板13に載置されたポケット布片4の側
縁部を支持板13の下面側に折り込むために折曲げ部材
支持体27上に折曲げ部材35,36がエアシリンダ2
8,29を介して支持されている。この折曲げ部材3
5,36の移動方向はポケットの開口部側からポケット
の底部側に向って斜め方向に設定されており、折曲げ部
材35,36の折曲げ片部41には折込動作時にポケッ
ト片の開口部側上縁に当接してその部分をポケット底部
側に押し込む作用をする押え凸部41bが形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、身頃布にポケットを縫
い付けるための縫製装置として例えばポケットセッター
が供されており、このポケットセッターに組込むのに好
適する加工布折曲げ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の加工布折曲げ装置の一例とし
て、実開昭63−91275号公報に開示された装置が
ある。この構成では、身頃布を載置するテーブルの上方
に、ポケットの形状を決定するゲージ板としての機能を
有する支持板を移動可能に設け、この支持板上にポケッ
ト用の加工布を載置支持すると共に、折曲げ部材により
上記載置支持された加工布の側縁部を支持板の下面側へ
折曲げるように構成している。そして、この折曲げた加
工布を身頃布上に載置して送り用押え板により押え付け
た後、支持板を加工布と身頃布との間から引き抜くよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、折曲げ部材により加工布の側縁部を折曲げ
たとき、図6に示すように、加工布101の側縁部10
1aのポケット開口側の一端101bがポケットの開口
から外へはみ出すことがある。特に、折曲げた加工布1
01を身頃布上に載置して送り用押え板により押え付け
た後、支持板を加工布101と身頃布との間から引き抜
くときに、加工布101の上記一端101bが支持板に
より若干引っ張られてポケットの開口から外へはみ出す
ことが多かった。
【0004】この場合、加工布101の一端101bが
外へはみ出したままで、加工布101を身頃布に縫い付
けてしまうと、縫製されたポケットの見栄えが非常に悪
くなり、縫製品質が大幅に低下するという欠点があっ
た。
【0005】この欠点を解消する構成として、従来よ
り、折曲げ部材により加工布101の側縁部101aを
折曲げるときに、図7に示すように、加工布101の側
縁部101aのポケット開口側の一端101bを、図示
しない面取り部材によって内方へ折り返すように構成し
たものがある。この構成では、加工布101の側縁部1
01aの一端101bが折り返されるので、該一端10
1bがポケットの開口から外へはみ出すことを防止で
き、縫製されたポケットの見栄えが良くなる。
【0006】しかし、上記構成では、加工布101の一
端101bを折り返すため、その折り返し部分101c
は布地が3重になってしまう。この場合、加工布の材質
が薄物であるときには、それほど問題とならないが、加
工布の材質が厚物やニット等の場合には、上記折り返し
部分2bが大きく膨らんだり、折り返し部分101cで
布地が伸びたりして、やはり、ポケットの見栄えが悪く
なるという問題点があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、折曲げ部材によ
り加工布の側縁部を支持板の下面側へ折曲げるときに、
加工布の側縁部のポケット開口側の一端がポケットの開
口部から外へはみ出すことを防止でき、しかも、加工布
が厚物であったり、その材質がニット等である場合に
も、ポケットの見栄えを向上させることができる加工布
折曲げ装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の加工布折曲げ装
置は、加工布をその側縁部及び底部を折曲げて身頃布に
縫い付けるためのものであって、前記加工布を支持板上
に載置支持すると共に、この載置支持された前記加工布
の側縁部及び底部を折曲げ、この折曲げた加工布を前記
身頃布上に載置して押え付け、更に、前記支持板を前記
加工布と前記身頃布との間から引き抜くように構成して
成る加工布折曲げ装置において、前記支持板に載置支持
された前記加工布の側縁部を前記支持板の下面側へ折曲
げる折曲げ部材を備えると共に、前記加工布の側縁部を
内方へ折曲げるように前記折曲げ部材を前記加工布の底
部側へ斜めに移動駆動する駆動機構を備え、そして、前
記折曲げ部材に設けられ前記加工布の側縁部を折曲げる
ときに前記側縁部の加工布開口側一端を前記加工布の底
部側へ押え付ける布押え部を備えたところに特徴を有す
る。
【0009】
【作用】上記手段によれば、駆動機構により折曲げ部材
をポケットの底部側へ斜めに移動駆動して、加工布の側
縁部を内方へ折曲げるようにする。これと共に、折曲げ
部材に布押え部を設け、加工布の側縁部を折曲げるとき
に、折曲げ部材の布押え部によって加工布の側縁部のポ
ケット開口側一端をポケットの底部側へ押え付けるよう
にする。これによって、加工布の側縁部のポケット開口
側一端がポケットの開口部から若干内側へ入って位置す
るようになり、該一端がポケットの開口から外へはみ出
すことを確実に防止できる。
【0010】特に、この場合、折曲げた加工布を身頃布
上に載置して押え付けた後、支持板を加工布と身頃布と
の間から引き抜く際に、加工布の側縁部のポケット開口
側一端がポケットの開口から若干内側へ入っているの
で、上記一端が支持板により若干引っ張られたとして
も、該一端がポケットの開口から外へはみ出さないよう
になる。
【0011】しかも、従来構成とは異なり、加工布の側
縁部のポケット開口側一端を折り返していないので、加
工布の材質が厚物やニット等である場合にも、ポケット
の見栄えが悪くなることもない。
【0012】
【実施例】以下、本発明をポケットセッターに適用した
一実施例について図1ないし図5を参照しながら説明す
る。まず、全体構成を示す図3において、テーブル1に
は、その左方部に加工布折曲げ装置2が配設されている
と共に、右方部に縫製装置3が配設されている。加工布
折曲げ装置2は、ポケット用の加工布であるポケット布
片4の周縁部を折曲げ、この折曲げたポケット布片4を
身頃布5上に載置して押え付ける装置である。縫製装置
3は、身頃布5上に載置されたポケット布片4の上部を
除いた周縁部を縫製して、ポケット布片4を身頃布5に
縫い付ける装置である。
【0013】以下、まず加工布折曲げ装置2について説
明するに、テーブル1の後部には、補助テーブル6が後
方へ突設されている。この補助テーブル6には、支持部
材7が軸8を支点としてその回りに回動可能に設けられ
ている。上記支持部材7は、補助テーブル6上に配設さ
れたエアシリンダ9により回動駆動されるようになって
いる。
【0014】また、支持部材7の下面には、エアシリン
ダ10が配設されており、このエアシリンダ10はピス
トン11を前後方向へ伸縮駆動するようになっている。
このピストン11の前端部には、支持板取付部材12が
設けられている。上記支持板取付部材12の前端部に、
支持板13が着脱可能に取付けられている。この支持板
13は、その前端部分がポケットの形状を設定するゲー
ジ板としての機能を有しており、この部分に前記ポケッ
ト布片4(図3中2点鎖線で示す)が載置支持されるよ
うになっている。
【0015】この場合、支持板13は、支持部材7と一
体に上下方向へ回動駆動されると共に、エアシリンダ1
0によって前後方向へ移動駆動されるように構成されて
いる。この前後方向への移動により、支持板13は、前
方位置である使用位置(図3に示す位置)と、支持部材
7の下側に格納される後方位置である退避位置との間で
移動可能になっている。
【0016】また、上記支持部材7の前部左右両端に
は、支持突片部14及び15が前方へ向けて突設されて
おり、これら支持突片部14及び15の前端部間にわた
るように軸16が設けられている。押え板取付部材17
が、この軸16の中間部分に該軸16を支点としてその
回りに回動可能に設けられている。この押え板取付部材
17は、支持部材7の上面に配設されたエアシリンダ1
8によりピストンロッド19を介して回動駆動されるよ
うになっている。
【0017】上記押え板取付部材17の前端部に、折曲
げ用押え板20が着脱可能に取付けられている。この折
曲げ用押え板20は、押え板取付部材17と一体に回動
されて、支持板13上に載置支持されたポケット布片4
を上方から押えるようになっている。
【0018】また、上記軸16の左右両端部には、一対
のほぼL字状をなす支持ブロック21及び22が該軸1
6を支点としてその回りに回動可能に設けられている。
これら支持ブロック21及び22は、支持部材7の左右
両端部に配設されたエアシリンダ23及び24によりピ
ストンロッド25及び26を介して回動駆動されるよう
になっている。
【0019】上記支持ブロック21及び22の前端部に
は、ほぼU字板状をなす折曲げ部材支持体27が着脱可
能に取付けられている。この折曲げ部材支持体27は、
支持ブロック21及び22と一体に回動されて、支持板
13の外側に配置されるようになっている。
【0020】そして、折曲げ部材支持体27の上面に
は、図3に示すように、例えば5個のエアシリンダ2
8,29,30,31,32が支持板13即ちポケット
布片4の外側を囲むように配設されている。具体的に
は、ポケットの左右両側辺部側にエアシリンダ28及び
29が配置され、ポケットの底辺部の左右両隅部にエア
シリンダ30及び31が配置され、ポケットの底辺部側
にエアシリンダ32が配置されている。
【0021】上記エアシリンダ28及び29は、図4
(a)にも示すように、ピストンロッド33及び34を
介して断面ほぼL字状の折曲げ部材35及び36を左右
方向へ移動駆動するようになっている。この場合、折曲
げ部材35及び36は、その上下方向の高さ位置がピス
トンロッド33及び34に対して調節可能に取付けられ
ている。上記折曲げ部材35及び36により、支持板1
3に載置支持されたポケット布片4の左右の側縁部が支
持板13の下面側へ折曲げられるようになっている。こ
こで、上記エアシリンダ28及び29が、折曲げ部材3
5及び36をポケットの底部側へ斜めに移動駆動する駆
動機構を構成している。
【0022】また、エアシリンダ30及び31は、図示
しないピストンロッドを介して断面ほぼL字状の折曲げ
部材37及び38を斜め前後方向へ移動駆動するように
なっている。そして、エアシリンダ32は、図示しない
ピストンロッドを介して断面ほぼL字状の折曲げ部材3
9を前後方向へ移動駆動するようになっている。この場
合、折曲げ部材37、38及び39は、その上下方向の
高さ位置がピストンロッドに対して調節可能に取付けら
れている。上記折曲げ部材37、38及び39により、
支持板13に載置支持されたポケット布片4の底辺部側
の側縁部が支持板13の下面側へ折曲げられるようにな
っている。
【0023】さて、ポケットの左右両側辺部側に配置さ
れたエアシリンダ28及び29並びに折曲げ部材35及
び36について詳述する。この場合、エアシリンダ28
並びに折曲げ部材35と、エアシリンダ29並びに折曲
げ部材36とは、左右対称な構成であるから、以下、右
側のエアシリンダ29並びに折曲げ部材36について、
図1及び図2を参照して説明する。
【0024】図1に示すように、エアシリンダ29は、
折曲げ部材36をポケットの底部側へ斜めにつまり矢印
A方向へ移動駆動して、ポケット布片4の右側の側縁部
を内方へ折曲げるようになっている。具体的には、エア
シリンダ29は、支持板13の側辺部に対して斜めに例
えば数十度の角度をなすように配設されており、これに
よって、折曲げ部材36がポケットの底辺部に対して斜
めに即ち数十度の角度をなすように移動されるように構
成されている。
【0025】そして、折曲げ部材36は、ピストンロッ
ド34に取付けられる取付板部40とこの取付板部40
の下端に左方へ向けて延設された折曲げ片部41とから
構成されている。この折曲げ片部41の図1中上端部の
左端面には、布押え部である例えば傾斜面部41aが設
けられている。この傾斜面部41aは、折曲げ片部41
の左端面の他の部分を延長した線B(図1中1点鎖線に
て示す)に対して例えば数十度の角度をなすように傾斜
している。これにより、折曲げ部材36の折曲げ片部4
1がポケット布片4の側縁部を折曲げるときに、傾斜面
部41aがポケット布片4の側縁部のポケット開口側一
端をポケットの底部側へ押え付けるようになっている。
【0026】また、折曲げ片部41の図1中上端部の上
面には、布押え部である例えば押え凸部41bが突設さ
れている(図2参照)。この場合、折曲げ部材36の折
曲げ片部41がポケット布片4の側縁部を折曲げるとき
に、押え凸部41bの下側の側面部41cがポケット布
片4の側縁部のポケット開口側一端をポケットの底部側
へ押え付けるようになっている。
【0027】一方、前記縫製装置3について図3を参照
して述べる。この縫製装置3において、テーブル1の右
方部にはミシン42が配設されており、このミシン42
はベッド部43及びアーム部44から構成されている。
上記ベッド部43は、その上面がテーブル1の上面とほ
ぼ面一になるように設けられている。
【0028】アーム部44の左端部には、針棒45が上
下動可能に設けられており、この針棒45の下端に縫針
46が取付けられている。また、ベッド部43には、上
記縫針46に対応して糸輪捕捉器である例えばかま(図
示しない)が配設されている。この場合、縫針46の上
下動によって糸輪が形成されると共に、縫針46に同期
して回転駆動されるかまにより上記糸輪が捕捉されて縫
目が形成されるようになっている。
【0029】また、テーブル1の後部には、送り腕47
が左右方向及び前後方向へ即ち図3中X方向及びY方向
へ移動可能に設けられている。この送り腕47の前端に
は、送り用押え板48が着脱可能に装着されており、こ
の送り用押え板48はX方向及びY方向へ移動駆動され
るようになっている。上記送り用押え板48には、ポケ
ットの輪郭のうちの開口側の側辺部を除く部分にほぼ対
応する形状の針案内溝48aが形成されており、この針
案内溝48aに沿って縫針46が案内されるようになっ
ている。
【0030】上記送り用押え板48は、前記加工布折曲
げ装置2により折曲げられたポケット布片4を身頃布5
上に載置して押え付けると共に、上記ポケット布片4及
び身頃布5をミシン42側へ移動させ、更に、上下動す
る縫針46を針案内溝48aに沿って案内するように構
成されている。これにより、ポケット布片4の周縁部の
うちのポケット開口側を除く部分が縫製されて、ポケッ
ト布片4が身頃布5に縫い付けられるようになってい
る。
【0031】次に、上記構成の作用を図4及び図5も参
照して説明する。まず、加工布折曲げ装置2側におい
て、ポケット布片4の側縁部を折曲げ、この折曲げたポ
ケット布片4を身頃布5上に載置して押え付けるまでの
各行程について、具体的に説明する。
【0032】始めに、支持部材7を上方へ回動させてお
き、支持板13、折曲げ用押え板20、折曲げ部材支持
体27等をテーブル1の上方へ位置させた状態で、身頃
布5をテーブル1上に載置する。このとき、折曲げ用押
え板20及び折曲げ部材支持体27は、支持板13より
も上方に配置されている。
【0033】この状態で、予め上辺部即ちポケット開口
側の側辺部を例えば3つ折りにしたポケット布片4を支
持板13上に載置支持する。この場合、ポケット布片4
の上辺部を除く側縁部は、支持板13上から外側へ突出
されている。この後、図4(a)に示すように、エアシ
リンダ18を駆動して折曲げ用押え板20を支持板13
上に重ね合わせると共に、エアシリンダ23,24を駆
動して折曲げ部材支持体27を支持板13のほぼ側方へ
位置させる。上記折曲げ用押え板20を支持板13上に
重ね合わせることにより、ポケット布片4の側縁部4a
が下方へ直角に折曲げられる。
【0034】この後、図4(b)に示すように、各エア
シリンダ28〜32を駆動して各折曲げ部材35〜39
を移動させることにより、ポケット布片4の側縁部4a
を支持板13の下面側へ折曲げる。
【0035】ここで、支持板13の左右の折曲げ部材3
5及び36については、図1に示すように、エアシリン
ダ28及び29が折曲げ部材35及び36をポケットの
底辺部に対して斜めに移動させるので、ポケット布片4
の左右の側縁部4aが内方へ折曲げられる。これと共
に、折曲げ部材35及び36の折曲げ片部41の図1中
上端部に傾斜面部41a及び押え凸部41bが設けられ
ているので、図5に示すように、ポケット布片4の側縁
部4aのポケット開口側一端4bがポケットの底部側へ
押え付けられる。この結果、ポケット布片4の側縁部4
aのポケット開口側一端4bがポケットの開口から外へ
はみ出すことが確実に防止される。
【0036】この後、図4(c)に示すように、支持部
材7を下方へ回動駆動して、支持板13、折曲げ用押え
板20、折曲げ部材支持体27等をテーブル1の上まで
下降させる。そして、図4(d)に示すように、各エア
シリンダ28〜32をそのピストンロッド33,34が
没入するように駆動して、各折曲げ部材35〜39を支
持板13の下方から外側へ移動させる。
【0037】続いて、図4(e)に示すように、エアシ
リンダ18をピストンロッド19が没入するように駆動
して折曲げ用押え板20を支持板13の上から上方へ移
動させると共に、エアシリンダ23,24をピストンロ
ッド25,26が没入するように駆動して、折曲げ部材
支持体27を支持板13のほぼ側方から上方へ移動させ
る。
【0038】そして、図4(f)に示すように、送り腕
47を駆動して送り用押え板48をポケット布片4の上
方へ移動させると共に、該送り用押え板48をポケット
布片4上に下降させる。この送り用押え板48により、
ポケット布片4が身頃布5上に押え付けられる。
【0039】この後、図4(g)に示すように、エアシ
リンダ10をピストン11が没入するように駆動して、
支持板13を使用位置から退避位置へ移動させる。これ
により、支持板13がポケット布片4と身頃布5との間
から引き抜かれる。そして、送り用押え板48がポケッ
ト布片4及び身頃布5をテーブル1上に押え付けたまま
の状態で、テーブル1上で身頃布5を滑らせて上記送り
用押え板48を縫製装置3のミシン42側へ移動させ
る。
【0040】続いて、縫製データに従って、ミシン42
の縫針46及びかまが駆動されると共に、送り用押え板
48がX方向及びY方向へ移動駆動されることにより、
ポケット布片4の周縁部のうちのポケット開口側を除く
部分が縫製されて、ポケット布片4が身頃布5に縫い付
けられる。
【0041】このような構成の本実施例によれば、エア
シリンダ28及び29が折曲げ部材35及び36をポケ
ットの底辺部に対して斜めに移動駆動するので、ポケッ
ト布片4の左右の側縁部が内方へ折曲げられる。これと
共に、折曲げ部材35及び36の折曲げ片部41の図1
中上端部に傾斜面部41a及び押え凸部41bを設けた
ので、ポケット布片4の側縁部4aのポケット開口側一
端4bがポケットの底部側へ押え付けられる。
【0042】この結果、図5に示すように、ポケット布
片4の側縁部4aのポケット開口側一端4bがポケット
の開口から若干内側へ入って位置するようになり、該一
端がポケットの開口から外へはみ出すことを確実に防止
できる。これにより、加工布を身頃布に縫い付けたと
き、縫製されたポケットの見栄えが良くなり、縫製品質
が向上する。
【0043】特に、この場合、折曲げたポケット布片4
を身頃布5上に載置して押え付けた後、支持板13をポ
ケット布片4と身頃布5との間から引き抜く際に、図5
に示すように、ポケット布片4の側縁部4aのポケット
開口側一端4bがポケットの開口から若干内側へ入って
いるので、支持板13が上記一端4bを外方へ若干引っ
張ることがあったとしても、該一端4bがポケットの開
口から外へはみ出すことがなくなる。
【0044】しかも、従来構成(図7参照)とは異な
り、ポケット布片4の側縁部4aのポケット開口側一端
4bを折り返していないので、ポケット布片4の材質が
厚物やニット等である場合にも、ポケットの見栄えが悪
くなることを防止できる。
【0045】尚、上記実施例では、折曲げ部材35及び
36の折曲げ片部41に傾斜面部41a及び押え凸部4
1bを設ける構成としたが、傾斜面部41a又は押え凸
部41bのいずれか一方だけを設ける構成としても良
く、この場合にも同様な効果を得ることができる。
【0046】また、上記実施例では、折曲げ部材35及
び36の折曲げ片部41に押え凸部41bを一体に設け
る構成としたが、これに代えて、別体の押え凸部をその
取付角度を調節可能に設ける構成としても良い。
【0047】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、支持板に載置支持された加工布の側縁部を支持板の
下面側へ折曲げる折曲げ部材を備えると共に、加工布の
側縁部を内方へ折曲げるように折曲げ部材をポケットの
底部側へ斜めに移動駆動する駆動機構を備え、そして、
折曲げ部材に設けられ加工布の側縁部を折曲げるときに
側縁部のポケット開口側一端をポケットの底部側へ押え
付ける布押え部を備える構成としたので、折曲げ部材に
より加工布の側縁部を支持板の下面側へ折曲げるとき
に、加工布の側縁部のポケット開口側の一端がポケット
の開口部から外へはみ出すことを防止でき、しかも、加
工布の材質が厚物やニット等である場合にも、ポケット
の見栄えを向上させ得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す支持板及び折曲げ部材
周辺の上面図
【図2】図1中II−II線に沿う縦断面図
【図3】全体の斜視図
【図4】(a)〜(g)はポケット布片を折曲げる工程
を順に示す図
【図5】ポケット布片の側縁部及び底部を折曲げた状態
を示す上面図
【図6】従来構成を示す図5相当図
【図7】異なる従来構成を示す図5相当図
【符号の説明】
1はテーブル、2は加工布折曲げ装置、3は縫製装置、
4はポケット布片(加工布)、5は身頃布、13は支持
板、20は折曲げ用押え板、27は折曲げ部材支持体、
28はエアシリンダ(駆動機構)、29はエアシリンダ
(駆動機構)、35,36は折曲げ部材、41は折曲げ
片部、41aは傾斜面部(布押え部)、41bは押え凸
部(布押え部)、42はミシン、45は針棒、46は縫
針、47は送り腕、48は送り用押え板を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 稔 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工布をその側縁部及び底部を折曲げて
    身頃布に縫い付けるためのものであって、前記加工布を
    支持板上に載置支持すると共に、この載置支持された前
    記加工布の側縁部及び底部を折曲げ、この折曲げた加工
    布を前記見頃布上に載置して押え付け、更に、前記支持
    板を前記加工布と前記身頃布との間から引き抜くように
    構成して成る加工布折曲げ装置において、 前記支持板に載置支持された前記加工布の側縁部を前記
    支持板の下面側へ折曲げる折曲げ部材と、 前記加工布の側縁部を内方へ折曲げるように前記折曲げ
    部材を前記加工布の底部側へ斜めに移動駆動する駆動機
    構と、 前記折曲げ部材に設けられ前記加工布の側縁部を折曲げ
    るときに前記側縁部の加工布開口側一端を前記加工布の
    底部側へ押え付ける布押え部とを備えたことを特徴とす
    る加工布折曲げ装置。
JP29853791A 1991-10-17 1991-10-17 加工布折曲げ装置 Pending JPH05103889A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102828357A (zh) * 2012-09-14 2012-12-19 东莞市中玲实业有限公司 一种缝合牙边带的拉筒
CN107287775A (zh) * 2017-06-05 2017-10-24 广东溢达纺织有限公司 向下折止口机构及向下折止口方法

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