JPH05103650A - 飼料の製造方法およびその装置 - Google Patents

飼料の製造方法およびその装置

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JPH05103650A
JPH05103650A JP3264831A JP26483191A JPH05103650A JP H05103650 A JPH05103650 A JP H05103650A JP 3264831 A JP3264831 A JP 3264831A JP 26483191 A JP26483191 A JP 26483191A JP H05103650 A JPH05103650 A JP H05103650A
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JP
Japan
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fluidized bed
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hot air
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Pending
Application number
JP3264831A
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English (en)
Inventor
Kiyotake Kawasaki
精雄 川崎
Goro Kasai
悟郎 河西
Atsushi Shiga
厚 志賀
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/80Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
    • Y02P60/87Re-use of by-products of food processing for fodder production

Landscapes

  • Fodder In General (AREA)
  • Beans For Foods Or Fodder (AREA)
  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 醗酵処理時間を短縮し、保存性のよい飼料を
製造する。 【構成】 食品廃棄物を水分調整し、これに好熱菌を添
加して混和し、攪拌しながら50〜85℃に保持して醗
酵させる飼料の製造装置であって、下方より熱風を吹き
込み内部の原料を乾燥する流動層乾燥炉1の上部を集塵
機7に接続し、さらにこの集塵機7の下部の充填槽9と
流動槽乾燥炉1の下部を接続する管路11、11' の中間に
循環調整装置12を設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品廃棄物を醗酵させ
て畜産用の飼料を製造する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】食品産業の廃棄物であるトウフ粕、しょ
うゆ粕、リンゴ粕、ビール粕、パン屑、菓子屑、もみ殻
等や家庭からの生ごみなどは、従来その一部が家畜の飼
料として利用される程度で大部分は産業廃棄物として処
分あるいは投棄され、社会問題となっているのが現状で
ある。これらを乾燥および醗酵により採食性や貯蔵性を
向上させ、飼料として有効利用することが考えられ、本
出願人もさきに特許出願して特開平2-257833号公報等に
より開示されている。
【0003】この特開平2-257833号公報の発明は、食品
廃棄物を水分調整し、これに1種ないし2種以上の中等
度好熱菌を添加して混和し、攪拌しながら1時間以内に
50〜85℃に加熱し、以後この温度を保持しながら1
〜24時間で醗酵を完了させて飼料を製造することを特
徴とする醗酵方法で、食品廃棄物から短時間に芳香性、
嗜好性に富んだ保存性の高い飼料を容易に製造できる。
【0004】図3は特開平2-257833号公報に開示された
醗酵装置の一例で、攪拌槽51内にリボン状の攪拌羽根52
を取り付けた回転軸53がほぼ水平に配設され、モータ54
によって駆動される。槽の上部にバーナ55が設けられほ
ぼ水平な火焔56を発し、排気筒57から排気する。図示省
略された材料投入口から水分調整した材料58および好熱
菌の所定量を投入し、攪拌しながら加熱する。槽内の原
料58は上面がほぼ水平を保ちながら一様に攪拌され、上
面から熱を受けて昇温する。
【0005】しかし、この方法および装置においては、
熱媒体を直接原料に接触させるため局部的に高温部が生
じ、これを機械的手段により攪拌するものの部分的な水
分調整が困難であるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点を解決し、水分調整や好熱菌の醗酵助長に適した
温度管理を適正に行い、醗酵処理時間の短縮ならびに飼
料の保存性を改善した飼料の製造方法ならびにその装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の飼料の製造方法
は、食品廃棄物を水分調整し、これに好熱菌を添加して
混和し、攪拌しながら50〜85℃に保持して醗酵させ
る飼料の製造方法において、流動層乾燥炉に原料を装入
するとともに好熱菌を添加し、下方より熱風を吹き込ん
で流動状態で原料を乾燥して醗酵させ、所定の含水率と
なった原料を集塵機で補集して取り出すことを特徴とす
る。
【0008】また、本発明の飼料の製造装置は、食品廃
棄物を水分調整し、これに好熱菌を添加して混和し、攪
拌しながら50〜85℃に保持して醗酵させる飼料の製
造装置であって、下方より熱風を吹き込み内部の原料を
乾燥する流動層乾燥炉の上部を集塵機に接続し、さらに
この集塵機の下部と前記流動層乾燥炉の下部を接続する
管路の中間に循環調整装置を設けてなる。
【0009】
【作 用】実験によると、原料の含水率を50〜60%
の範囲に調整すると醗酵が短時間に進行し、また、好熱
菌の醗酵助長温度範囲を50〜85℃とすると、飼料の
保存性が向上することが判明した。原料の含水率が上記
範囲よりも高い場合、フスマなどの無害な粉末を混合し
て含水率を予備調整するのが一般的であり、本発明にお
いてもこの方法で予備調整してもよいが、本発明では装
置として流動層乾燥炉が使用されているので、原料の水
分の高い場合、流動層乾燥炉に装入し、醗酵を行わせる
前に 100〜120 ℃の熱風を下方から吹き込んで脱水乾燥
を行って前記の範囲とすることが可能である。
【0010】いずれにせよ含水率を50〜60%の範囲
に調整した原料を流動層乾燥炉に装入し、好熱菌を添加
し、これにヒートショックを与えて発芽させた後、熱風
の風量を増して加熱ならびに醗酵を行い、乾燥の進行し
たものを集塵機によって補集し、かつ補集したものの醗
酵あるいは乾燥が不充分な場合は循環配管によって流動
層乾燥炉に戻して処理を継続するようにしたから、上記
の含水率および温度範囲が容易に管理でき、目的とする
芳香性および嗜好性に富み、保存性にすぐれた飼料を短
時間で製造することができる。
【0011】
【実施例】
実施例1 図1により本発明の第1の実施例を説明する。1は流動
層乾燥炉で、装入口2より原料である食品廃棄物と好熱
菌を装入する。流動層乾燥炉1の底部には孔あき板より
なる目皿4が設けられており、その下方の熱風吹き込み
口3より熱風が流動層乾燥炉1内の原料層に吹き込ま
れ、流動層5を形成する。乾燥の進行により比重の軽く
なった原料は、熱風の風速を高めてやると粉塵状となっ
て流動層の上方に浮上し、流動層乾燥炉1内を下方より
上方に吹き抜ける気流に乗って上部連絡配管6を経てサ
イクロン集塵機7へ導かれ、清浄な気体は排気管8より
排出され、補集されたダストは集塵機下部の充填槽9に
落下して蓄積される。ここで充填槽9内のダストすなわ
ち飼料を取り出し口10より採取して水分ならびに醗酵
度、熟成度を検査し、良好と判断された場合はそのまま
所要量を取り出すが、反応が不十分と判断されたとき
は、下部連絡配管11、11' を経て再び流動層乾燥炉1内
へ戻入する。ここで充填槽9と流動層乾燥炉1の下部を
接続する連絡配管11の中間に循環調整装置12を設け、必
要に応じて戻入作業を行えるようにするのが望ましく、
循環調整装置12としては送り込みおよび停止の操作が任
意に行える搬送装置であれば何でもよいが、具体例とし
て図2に示すような粉体の定量供給装置などがよい。こ
の装置は筒状体12A の内部にスリットを備えた仕切り板
12C と、本発明の流動層乾燥炉における目皿4に相当す
る多孔板12B とを設け、下部連絡配管11、11' と接続し
てなり、通常は下部連絡配管11を経て流入した飼料が多
孔板12B の上に充填されているが、気体吹き込み口12D
より気体を吹き込んでやると、内部の飼料は流動層化
し、この気体に搬送されて下部連絡配管11' から排出さ
れる。
【0012】以上の構成の装置により、含水率80〜85%
のトウフ粕およそ5トンを流動層乾乾燥炉1に装入し、
100〜120 ℃の熱風で脱水乾燥して含水率を60〜65%と
した後、熱風の吹き出す目皿4の近傍に好熱菌を添加
し、 500〜600 ℃の熱風を吹き込んで好熱菌にヒートシ
ョックを与えて発芽させた後、熱風温度を60〜70℃に下
げると同時に風量を増して醗酵を促進し、数時間経過の
のち熱風の風速を上昇して原料を流動層からサイクロン
集塵機に移行させ、集塵機下部の充填槽9に落下させた
まま50〜70℃で24時間保持して熟成させたのち取り出し
口10より取り出し、ただちに真空パックにより袋詰めを
行った。熟成時間が長すぎると堆肥化が起こり飼料とし
て適さなくなってしまうので、取り出すタイミングは重
要である。取り出し後は醗酵を進行させないため、空気
を除去することが有効であり、真空パック法が好適であ
る。
【0013】実施例2 さきの実施例と同じ装置を使用して、含水率80〜85%の
トウフ粕およそ4トンを流動層乾乾燥炉1に装入し、 1
00〜120 ℃の熱風で脱水乾燥して含水率を50〜55%とし
た後、熱風の吹き出す目皿4の近傍に好熱菌 200kgと、
サイクロン集塵機7下部の充填槽9より下部連絡配管11
を経て戻入させた半熟成飼料 500kgを添加し、これらに
500〜600 ℃の熱風を当て、好熱菌にヒートショックを
与えて発芽させた後、熱風温度を60〜70℃に下げると同
時に風量を増して醗酵を促進し、数時間経過ののち熱風
の風速を上昇して原料を流動層からサイクロン集塵機に
移行させ、集塵機下部の充填槽9に落下させたまま30〜
50℃で20時間保持して熟成させたのち取り出し口10より
取り出し、ただちに真空パックにより袋詰めを行った。
【0014】この実施例では、戻入させた半熟成飼料中
に生存している好熱菌が、新たに添加された好熱菌の増
量分として醗酵に寄与している。同様に、熟成した飼料
を全量取り出さず、つねに残量を戻入させるようにすれ
ば、新規に添加する好熱菌を大幅に節減することができ
る。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、醗酵処理時間が短縮さ
れ、保存性のよい飼料を製造することができる。具体的
にまとめると、つぎのような効果がある。 原料の含水率がばらついていても、原料装入後の事前
工程として同一の装置を使用した熱風による脱水乾燥が
容易に行え、含水率の管理が容易である。 原料と好熱菌との接触、混合が流動層内で好適に行わ
れるので、むらのない均一な製品が得られる。 醗酵処理が流動層内で行われるため、含水率や処理温
度の管理が容易で、安定した品質が得られる。 装置に循環機構が設けられているので、半熟成肥料を
再度流動層に戻入して再醗酵させたり、半熟成肥料を好
熱菌の代替とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の装置の実施例における循環調整装置の
斜視図である。
【図3】従来の醗酵装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 流動層乾燥炉 2 装入口 4 目皿 6 上部連絡配管 7 サイクロン集塵機 9 充填槽 10 飼料取り出し口 11、11' 下部連絡配管 12 循環調整装置 51 攪拌槽 52 攪拌羽根 55 バーナ 57 排気筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志賀 厚 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 日 比谷国際ビル 川崎製鉄株式会社東京本社 内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品廃棄物を水分調整し、これに好熱菌
    を添加して混和し、攪拌しながら50〜85℃に保持し
    て醗酵させる飼料の製造方法において、流動層乾燥炉に
    原料を装入するとともに好熱菌を添加し、下方より熱風
    を吹き込んで流動状態で原料を乾燥して醗酵させ、所定
    の含水率となった原料を集塵機で補集して取り出すこと
    を特徴とする飼料の製造方法。
  2. 【請求項2】 食品廃棄物を水分調整し、これに好熱菌
    を添加して混和し、攪拌しながら50〜85℃に保持し
    て醗酵させる飼料の製造装置であって、下方より熱風を
    吹き込み内部の原料を乾燥する流動層乾燥炉の上部を集
    塵機に接続し、さらにこの集塵機の下部と前記流動層乾
    燥炉の下部を接続する管路の中間に循環調整装置を設け
    てなる飼料の製造装置。
JP3264831A 1991-10-14 1991-10-14 飼料の製造方法およびその装置 Pending JPH05103650A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100770367B1 (ko) * 2006-05-02 2007-10-26 고천일 가축사료 발효배합장치
JP2009268956A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Kanae Co Ltd クラゲ類の処理方法
CN111495940A (zh) * 2020-05-13 2020-08-07 杭州兴靼德科技有限公司 一种饲料发酵用除尘去味装置

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