JPH05103569A - 釣用電動リールの変速装置 - Google Patents

釣用電動リールの変速装置

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JPH05103569A
JPH05103569A JP3271120A JP27112091A JPH05103569A JP H05103569 A JPH05103569 A JP H05103569A JP 3271120 A JP3271120 A JP 3271120A JP 27112091 A JP27112091 A JP 27112091A JP H05103569 A JPH05103569 A JP H05103569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
rotation speed
detected
controller
cpu
Prior art date
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Pending
Application number
JP3271120A
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English (en)
Inventor
Naohisa Katagiri
尚久 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympic Co Ltd
Original Assignee
Olympic Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympic Co Ltd filed Critical Olympic Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 モータの回転数を制御するコントローラを大
型化、高価格化することなく広範囲の速度域の変速を可
能にする。 【構成】 コントローラ3のCPUで操作部4の指示す
る回転速度とスプール回転数検出部5の検出した回転数
とを比較してモータ2の回転数を増減制御するようにし
てなるものにおいて、スプール回転数検出部5をスプー
ルS側に取付けられスプールSと一体的に回転する被検
出素子51と側枠A側に設けられ回転通過する被検出素
子51の個数を検出する検出素子52とで構成し、コン
トローラ3のCPUには単位時間における検出素子52
による被検出素子51の検出個数でスプールSの回転数
を判断するように設定しておき、被検出素子51のスプ
ールS側への取付け個数を可変可能にしまたは被検出素
子51の取付け個数の異なるスプールSを交換可能にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釣用電動リールの変速
装置に関する。さらに詳しくは、一定の変速パターンプ
ログラムが組込まれた釣用電動リールの変速装置におけ
る変速性能に係る改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、釣用電動リールの変速装置として
は、例えば、階段的または無段階的に速度変化する一定
の変速パターンプログラムが組込まれたCPUを有して
スプールを回転駆動するモータの回転数を制御するコン
トローラと、側枠等に露出装備されコントローラのCP
Uに変速指示するレバー,ボタン等の操作部と、コント
ローラのCPUにスプールの回転数を検出伝達するスプ
ール回転数検出部とを備えてなり、コントローラのCP
Uで操作部の指示する回転速度とスプール回転数検出部
の検出した回転数とを比較してモータの回転数を増減制
御するようにしてなるものが知られている。
【0003】このような従来の釣用電動リールの変速装
置では、釣対称魚の変更等に対応してコントローラのC
PUに組込まれた変速パターンプログラム以外の速度域
に変速することが不可能であり、仮に可能にするとすれ
ば変速パターンプログラムを複雑にしてCPUの容量を
大きなものにしなければならず、コントローラが大型
化,高価格化するという問題点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の問題
点を考慮してなされたもので、モータの回転数を制御す
るコントローラを大型化,高価格化することなく広範囲
の速度域の変更が可能な釣用電動リールの変更装置を提
供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る釣用電動リールの変速装置は、次のよ
うな手段を採用する。
【0006】即ち、請求項1では、一定の速度パターン
プログラムが組込まれたCPUを有してスプールを回転
駆動するモータの回転数を制御するコントローラと、コ
ントローラのCPUに変速指示する操作部と、コントロ
ーラのCPUにスプールの回転数を検出伝達するスプー
ル回転数検出部とを備えてなり、コントローラのCPU
で操作部の指示する回転速度とスプール回転数検出部の
検出した回転数とを比較してモータの回転数を増減制御
するようにしてなる釣用電動リールの変速装置におい
て、スプール回転数検出部をスプール側に取付けられス
プールと一体的に回転する被検出素子と側枠側に設けら
れ回転通過する被検出素子の個数を検出する検出素子と
で構成し、コントローラのCPUには単位時間における
検出素子による被検出素子の検出個数でスプールの回転
数を判断するように設定しておき、被検出素子のスプー
ル側への取付け個数を可変可能にしまたは被検出素子の
取付け個数の異なるスプールを交換可能にしたことを特
徴とする。
【0007】また、請求項2では、一定の変速パターン
プログラムが組込まれたCPUを有してスプールを回転
駆動するモータの回転数を制御するコントローラと、コ
ントローラのCPUに変速指示する操作部と、コントロ
ーラのCPUにスプールの回転数を検出伝達するスプー
ル回転数検出部とを備えてなり、コントローラのCPU
で操作部の指示する回転速度とスプール回転数検出部の
検出した回転数とを比較してモータの回転数を増減制御
するようにしてなる釣用電動リールの変速装置におい
て、スプール回転数検出部をスプール側に取付けられス
プールと一体的に回転する被検出素子と側枠側に設けら
れ回転通過する被検出素子の個数を検出する検出素子と
で構成し、コントローラのCPUには単位時間における
検出素子による被検出素子の検出個数でスプールの回転
数を判断するように設定しておき、被検出素子を取付け
個数を異ならせて複数に配列し、この被検出素子の配列
を検出素子の物理的移動または電気的切換えにより選択
可能にしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】前述の手段によると、請求項1,2の双方にお
いて、被検出素子の取付け個数の可変,スプールの交
換,被検出素子の配列の選択により、同一の速度で回転
しているスプールについて単位時間に検出素子によって
検出される被検出素子の個数を増減することができ、個
数を増減させると実際の回転速度よりも高速度である信
号をコントローラのCPUに伝達することになって操作
部の指示する回転速度よりも低速域に変速することにな
り、個数を減少させると実際の回転速度よりも低速度で
ある信号をコントローラのCPUに伝達することになっ
て操作部の指示する回転速度よりも拘束域に変速するこ
とになり、コントローラのCPUを変更することなく組
込まれた変速パターンプログラム以外の速度域に変速す
ることが可能となるため、モータの回転数を制御するコ
ントローラを大型化,高価格化することなく広範囲の速
度域の変速が可能な釣用電動リールの変速装置を提供す
るという課題が解決される。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る釣用電動リールの変速装
置の実施例を図面に基いて説明する。
【0010】図1〜図4は、本発明に係る釣用電動リー
ルの変速装置の第1実施例を示すもので、請求項1に対
応するものである。
【0011】この実施例では、図1に示すように、各部
を左側枠A側に集中配置したものを示してある。
【0012】左側枠Aの内側には、駆動エネルギ源であ
るバッテリ1と、階段的または無階段的に速度変化する
一定の変速パターンプログラムが組込まれたCPUを有
してモータ2の回転数を制御するコントローラ3とが内
蔵されている。また、左側枠Aの上面側には、コントロ
ーラ3のCPUに接続して変速を指示するボタン式の操
作部4が露出装備されている。さらに、左側枠A、スプ
ールSの間には、スプールSを回転駆動するモータ2
と、コントローラ3のCPUにスプールSの回転数を検
出伝達するスプール回転数検出部5とが装備されてい
る。
【0013】スプール回転数検出部5は、スプールSの
左側枠A側の端面S′にスプールSの回転軸を中心とす
る円周上に等間隔で取付けられスプールSと一体的に回
転する短柱形のマグネットの被検出素子51と、左側枠
Aに被検出素子51の取付けられている円周に対面する
ように固定され回転通過する被検出素子51の個数を検
出するホールIC等の検出素子52とからなる。そし
て、このような被検出素子51を有するスプールSは、
図2〜図4に示すように、被検出素子51の取付け個数
を異ならせたものを複数個交換可能に用意する。
【0014】なお、前期コントローラ3は、操作部4の
指示する回転速度とスプール回転数検出部5の検出した
回転数とをCPUで比較してモータ2の回転数を増減制
御するようになっている。また、コントローラ3のCP
Uは、単位時間におけるスプール回転数検出部5の検出
素子52による被検出素子51の検出個数でスプールS
の回転数を判断する用に設定されている。
【0015】このような実施例によると、図2に示すス
プールS(被検出素子51の取付け個数が4個)がコン
トローラ3のCPUに適応した標準装備であるならば、
図3に示すスプールS(被検出素子51の取付け個数が
8個)に交換することにより、単位時間におけるスプー
ル回転数検出部5の検出素子52による被検出素子51
の回転通過する検出個数を増加(4個対8個で2倍に)
させることができ、実際の回転速度よりも高速度(2倍
の速度)である信号をコントローラのCPUに伝達する
ことになって、CPUでの比較情報を変更して操作部4
の指示する回転速度よりも低速域に変速することにな
る。また、逆に、図4に示すスプールS(被検出素子5
1の取付け個数が3個)に交換することにより、単位時
間におけるスプール回転数検出部5の検出素子52によ
る被検出素子51の回転通過する検出個数を減少(4個
対3個で3/4に)させることができ、実際の回転速度
よりも低速度(3/4の速度)である信号をコントロー
ラのCPUに伝達することになって、CPUでの比較情
報を変更して操作部4の指示する回転速度よりも高速域
に変速することになる。
【0016】従って、コントローラ3のCPUの変速パ
ターンプログラムを変更せず、スプールSを交換するだ
けでCPUに組込まれた変速パターンプログラム以外の
広範囲の速度域の変速を行なうことができ、CPUの複
雑化による容量の大型化を避けてコントローラ3の大型
化、高価格化を防止して釣対象魚の変更等に対応した適
切な変速を行なうことができる。
【0017】なお、前述した第1実施例の変形例として
は、スプールSを交換可能にせずに、スプールSに対し
て被検出素子51を着脱自在にして取付け個数を可変可
能にしたり、スプールSに取付けられた被検出素子51
を選択遮蔽して検出素子52に検出可能な取付け個数を
可変可能にしたりすることも考えられる。
【0018】図5、図6は、本発明に係る釣用電動リー
ルの変速装置の第2実施例を示すもので、請求項2に対
応するものである。
【0019】この実施例では、前述の第1実施例におけ
る図2〜図4のスプール回転数検出部5の被検出素子5
1の取付け個数の3態様の変更を1つのスプールSにお
ける3つの同心円に複数配列したものである。そして、
検出素子52をレバー61、ネジ62等からなる選択機
構6によりスプールSの径方向へ移動可能にし、被検出
素子51の3つの配列に検出素子52を選択対面するこ
とができるようにしてある。
【0020】このような実施例によると、スプールSの
交換等の手間が省略され、変速の操作性が良好になる利
点がある。
【0021】図7は、本発明に係る釣用電動リールの変
速装置の第3実施例を示すもので、請求項2に対応する
ものである。
【0022】この実施例では、前述の第2実施例の選択
機構6を廃して、予め被検出素子51の3つの配列に夫
々検出素子52を対面させておき、リレー構造等の切換
部7で3個の検出素子52を電気的に接続切換えするよ
うにしてある。
【0023】このような実施例によると、接続切換えを
瞬時に行なうことができ、第2実施例よりもさらに変速
の操作性が良好になる利点がある。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明に係る釣用電動リー
ルの変速装置は、請求項1,2共通して、コントローラ
のCPUを変更することなくその他の部材の交換、切換
え等によりCPUに組込まれた変速パターンプログラム
以外の速度域に変速することが可能であるため、モータ
の回転数を制御するコントローラを大型化、高価格化す
ることなく広範囲の速度域の変速が可能になる効果があ
る。また、この効果により、釣対象に対応した適切な変
速が可能になる効果が生ずる。
【0025】さらに、請求項2のみとして、交換操作で
はなく切換え操作により変速するため、変速の操作性が
良好である効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る釣用電動レールの変速装置の第
1実施例を示す一部切断の正面図である。
【図2】 図1の要部の側面図である。
【図3】 図2の交換部材の側面図である。
【図4】 図2,図3の交換部材の側面図である。
【図5】 本発明に係る釣用電動リールの変速装置の第
2実施例を示す要部の正面断面図である。
【図6】 図5の要部の側面図である。
【図7】 本発明に係る釣用電動リールの変速装置の第
3実施例を示す要部の正面断面図である。
【符号の説明】
2:モータ 3:コントローラ 4:操作部 5:スプール回転数検出部 51:被検出
素子 52:検出素子 S:スプール
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の変速パターンプログラムが組込ま
    れたCPUを有してスプールを回転駆動するモータの回
    転数を制御するコントローラと、コントローラのCPU
    に変速指示する操作部と、コントローラのCPUにスプ
    ールの回転数を検出伝達するスプール回転数検出部とを
    備えてなり、コントローラのCPUで操作部の指示する
    回転速度とスプール回転数検出部の検出した回転数とを
    比較してモータの回転数を増減制御するようにしてなる
    釣用電動リールの変速装置において、スプール回転数検
    出部をスプール側に取付けられスプールと一体的に回転
    する被検出素子と側枠側に設けられ回転通過する被検出
    素子の個数を検出する検出素子とで構成し、コントロー
    ラのCPUには単位時間における検出素子による被検出
    素子の検出個数でスプールの回転数を判断するように設
    定しておき、被検出素子のスプール側への取付け個数を
    可変可能にしまたは被検出素子の取付け個数の異なるス
    プールを交換可能にしたことを特徴とする釣用電動リー
    ルの変速装置。
  2. 【請求項2】 一定の変速パターンプログラムが組込ま
    れたCPUを有してスプールを回転駆動するモータの回
    転数を制御するコントローラと、コントローラのCPU
    に変速指示する操作部と、コントローラのCPUにスプ
    ールの回転数を検出伝達するスプール回転数検出部とを
    備えてなり、コントローラのCPUで操作部の指示する
    回転速度とスプール回転数検出部の検出した回転数とを
    比較してモータの回転数を増減制御するようにしてなる
    釣用電動リールの変速装置において、スプール回転数検
    出部をスプール側に取付けられスプールと一体的に回転
    する被検出素子と側枠側に設けられ回転通過する被検出
    素子の個数を検出する検出素子とで構成し、コントロー
    ラのCPUには単位時間における検出素子による被検出
    素子の検出個数でスプールの回転数を判断するように設
    定しておき、被検出素子を取付け個数を異ならせて複数
    に配列し、この被検出素子の配列を検出素子の物理的移
    動または電気的切換えにより選択可能にしたことを特徴
    とする釣用電動リールの変速装置。
JP3271120A 1991-10-18 1991-10-18 釣用電動リールの変速装置 Pending JPH05103569A (ja)

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JP3271120A JPH05103569A (ja) 1991-10-18 1991-10-18 釣用電動リールの変速装置

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JPH05103569A true JPH05103569A (ja) 1993-04-27

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ID=17495612

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JP (1) JPH05103569A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010166839A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Miyamae:Kk 魚釣用リール
JP2020000135A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 バナックス カンパニー リミテッド スプール及びライン交換装着型釣用電動リールの制御装置

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JP2010166839A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Miyamae:Kk 魚釣用リール
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