JP2008120199A - 車両用空調コントローラ - Google Patents

車両用空調コントローラ Download PDF

Info

Publication number
JP2008120199A
JP2008120199A JP2006305273A JP2006305273A JP2008120199A JP 2008120199 A JP2008120199 A JP 2008120199A JP 2006305273 A JP2006305273 A JP 2006305273A JP 2006305273 A JP2006305273 A JP 2006305273A JP 2008120199 A JP2008120199 A JP 2008120199A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
air conditioning
operation state
vehicle
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006305273A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Maeda
泰志 前田
Naotaka Hamada
直孝 濱田
Koji Eguchi
浩二 江口
Takahiro Sugiyama
孝浩 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Press Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kojima Press Industry Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Kojima Press Industry Co Ltd
Priority to JP2006305273A priority Critical patent/JP2008120199A/ja
Publication of JP2008120199A publication Critical patent/JP2008120199A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】複数の空調機能の動作状態を切り替え操作可能な車両用空調コントローラにおいて、操作利便性の向上、配置スペースの小型化及び車両運転の安全性の向上を図る。
【解決手段】空調機能の動作状態を切り替えるためのダイヤルノブ20を1つ配置し、空調機能を切り替えるためのレバーノブ22を1つ配置する。そして、運転視線の近くには各空調機能の動作状態を点灯表示するための表示インジケータ26を設ける。表示インジケータ26は、ダイヤルノブ20の回転位置とレバーノブ22の位置に対応して、空調機能の動作状態を表示するようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用空気調和装置の空調機能における動作状態を選択操作する車両用空調コントローラに関し、特に複数の空調機能を切り替えて操作する車両用空調コントローラに関する。
従来、車両の運転席のインストルメントパネルに、車両用空調装置の動作状態を機械的に切り替え操作するための空調コントローラが設けられる。このような空調コントローラとして例えば図1に示すように、3つのダイヤルノブと1つのレバーとを備え、これら各々に、4つの空調機能を割り当てたコントローラ10が知られている。このコントローラ10では、3つのダイヤルノブとレバーとを個別に操作することで、各々の空調機能における動作状態を切り替えるようになっている。例えば、図1において、ダイヤルノブ12aは、風の吹出し口を切り替えるモード切替え用、ダイヤルノブ12bは、風量の強弱の切替え用、ダイヤルノブ12cは、温度コントロール用であり、レバー14は内気と外気の切り替え用である。これらダイヤルノブ及びレバーの操作に伴い、それぞれ対応するケーブルを介して対応する空調装置の動作状態が機械的に切り替えられる。なお、上記構成を開示するものとして、例えば特許文献1がある。
特開2004−302119号公報
しかし、図1の構成では、全てのダイヤルノブがほぼ同じ形状であり同一平面上に多数配置されているので、目視確認なしにいきなり操作したい空調機能のダイヤルノブに運転手等が確実に指をかけて操作することは困難である。また、各々のノブの周囲に空調機能の動作状態を示す表示部16a、16b及び16cが配置されているので、目視確認なしにいきなり選択したい動作状態へノブの回転位置を合わせることは困難である。
また、図1の構成は、ダイヤルノブが多数あるのでコスト増を招くとともに、インストルメントパネル上のスペースを占有する可能性がある。
本発明は、車両運転手等が予め選択した空調機能における動作状態を容易に操作可能で、かつ小型化可能な車両用空調コントローラを提供することを目的とする。
本発明に係る車両用空調コントローラは、複数の空調機能から任意の一の機能をスライド操作により選択する一つのレバースイッチと、レバースイッチにより選択された機能に対応する動作状態を表示する動作状態表示部と、動作状態表示部に表示された動作状態を回転操作により切り替える一つのダイヤルノブと、を備え、動作状態表示部は、ダイヤルノブの回転操作により切り替えられた動作状態を表示することを特徴とする。ここで、動作状態表示部は、運転者からみてレバースイッチ及びダイヤルノブよりも運転時の視線に近い位置に配置されることが望ましい。
本発明に係る他の車両用空調コントローラは、上記において、複数の空調機能は、車内への調和空気の吹き出し口位置を選択する吹き出しモード切替機能と、車内への調和空気の温度を選択する温度調節機能と、車内への調和空気の風量を選択する風量調節機能と、取り入れられる内気と外気との割合を調節操作するための内外気調節機能と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、唯一個のダイヤルノブに容易に指をかけることができる。操作頻度が最も高い空調機能における動作状態を、操作頻度が低い他の空調機能に優先して容易かつ的確に操作することができる。また、ダイヤルノブが唯一個となるので、部品点数を減らしてコストを低減するとともに、パネル面における空調コントローラの占有面積を小さくすることができる。
以下に図面を用いて、本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。図2は、本発明に係る車両用空調コントローラ100が配置されたパネル正面図である。この空調コントローラは、車両のインストルメントパネルの運転席と助手席の間の部分(以下、パネル)に設けられ、4つの空調機能(吹き出し口モード切り替え機能、内外気モード切り替え機能、温度切り替え機能、風量切り替え機能)の動作状態をそれぞれ調整することができるように構成されている。
図2に示すように、パネル18の左側部分には丸い形をした一個のダイヤルノブ20が回転可能に設けられる。このダイヤルノブ20は、回転軸方向(手前側)に突出した略円柱形状をしている。また、略中央部分には一個のレバーノブ22が溝24に沿って上下方向にスライド移動可能に設けられ、右側部分には4つの空調機能の各動作状態を表示する四角い形をした表示インジケータ26が設けられている。
レバーノブ22は、4つの空調機能から任意の一つの空調機能を選択するために設けられる。このレバーノブ22の溝24の右横には、各空調機能の位置に対応して小丸の目印28a、28b、28c、28dが縦方向に4つ設けられている。さらに各目印の右横の表示インジケータ26内には、対応する空調機能にて選択可能な動作状態を示すマークが左右方向に並べて複数配置される。レバーノブ22を上下方向にスライド操作すると、レバーノブ22の位置に対応して操作可能な空調機能が切り替わる。このようにすることで、レバーノブ22を予め操作頻度の高い空調機能に対応する位置へ合わせておけば、その動作状態を即座に操作することができる。
ダイヤルノブ20は、レバーノブ22によって選択された空調機能における動作状態を変更するために設けられ、手を伸ばすことで容易に探り当てることができるように唯一個設けられる。ダイヤルノブ20を回転操作すると、ダイヤルノブ20の回転位置に対応して空調機能における動作状態が切り替わる。例えばレバーノブ22の位置が温度切り替え機能の位置(目印28c)に合わされている場合にダイヤルノブ20を回すと、設定温度が例えば30度の温風から25度の冷風へと切り替わり、レバーノブ22の位置が吹き出し口モード切り替え機能の位置(目印28a)に合わされている場合にダイヤルノブ20を回すと、吹き出し口モードが例えばFACEモードからFOOTモードへと切り替わる。
表示インジケータ26は、4つの空調機能の各々の動作状態を表示するために設けられ、目視確認が容易なように運転時の視線の近くに設けられる。表示インジケータ26内には、上から、吹き出し口モード表示部30、内外気モード表示部32、温度表示部34、風量表示部36が各空調機能に対応して配置され、それぞれの表示部には、各空調機能にて選択可能な動作状態を示す複数のマーク表示が左右方向に並べて配置される。表示インジケータ26は、レバーノブ22の操作に応じてその位置に対応する空調機能を点灯し、ダイヤルノブ20の操作に応じてその回転位置に対応する動作状態を点灯する。例えば、レバーノブ22を温度切り替え位置(目印28c)に合わせると温度表示部34が点灯し、この状態でダイヤルノブを回すと、回転位置に応じて設定温度が切り替わってデジタル表示領域34cにその温度値が点灯表示される。
吹き出し口モード表示部30は、乗員の顔付近へ送風するための吹き出し口から送風をする状態を示す「FACE」表示30aと、乗員の顔付近と足元へ送風するための吹き出し口から送風をする状態を示す「B/L」表示30bと、足元へ送風するための吹き出し口から送風をする状態を示す「FOOT」表示30cと、足元へ送風するための吹き出し口とデフロスタから送風をする状態を示す「FOOT/DEF」表示30dとを左右に設けている。各々の表示は、レバーノブ22によって吹き出し口モード切り替え用の空調機能が選択され、かつ、ダイヤルノブ20の操作により所定の回転位置に対応する動作状態が選択されたときにその動作状態を点灯し、その動作状態を切り替えない限り以後その表示状態が維持される。例えば、動作状態として「FACE」モードを選択すると、「FACE」表示30aが点灯するようになる。
内外気モード表示部32は、車外の空気を車内に導入する状態を示す「外気導入」表示32aと、車内の空気を循環する状態を示す「内気循環」表示32bとを左右に設けている。各表示は、レバーノブ22によって内外気モード切り替え用の空調機能が選択され、かつ、ダイヤルノブ20の操作により所定の回転位置に対応する動作状態が選択されたときにその動作状態を点灯し、その動作状態を切り替えない限り以後その表示状態が維持される。例えば、動作状態として「外気導入」モードを選択すると、「外気導入」表示32aが点灯するようになる。
温度表示部34は、温度表示であることを示す「TEMP」表示34aと、設定温度上限であることを示す「MAX」表示34bと、設定温度をデジタル表示するデジタル表示領域34cとを左右に設けている。各々の表示は、レバーノブ22によって温度切り替え用の空調機能が選択され、かつ、ダイヤルノブ20の操作により所定の回転位置に対応する設定温度が選択されたときに温度数値をデジタル表示領域34cに点灯表示し、その動作状態を切り替えない限り以後その表示状態が維持される。
風量表示部36は、風量機能であることを示すマーク表示36aと、風量のオフ制御状態を示す「OFF」表示36bと、風量のオート制御状態を示す「AUTO」表示36cと、風量の大きさをそれぞれ弱・中・強でマニュアル制御する状態を示す「LO」表示36dと「MI」表示36eと「HI」表示36fとを左右に設けている。各々の表示は、レバーノブ22によって風量モード切り替え用の空調機能が選択され、かつ、ダイヤルノブ20の操作により所定の回転位置に対応する動作状態が選択されたときにその動作状態を点灯し、その動作状態を切り替えない限り以後その表示状態が維持される。例えば、動作状態として「HI」モードを選択すると、「HI」表示36fが点灯するようになる。
このように構成される車両用空調コントローラ100が組み込まれる空調装置について、以下に説明する。図3は車両用空調コントローラ100が組み込まれる空調装置の作動機構を示したものであり、図2のA−A線に沿った断面で示している。
図3に示すように、この空調装置は主に、本発明に係る空調コントローラ100の操作部(ダイヤルノブ20及びレバーノブ22)が配置されるパネル18と、操作部から切り離されて設けられた表示インジケータ26と、空調コントローラ100からの信号を受け取るアンプ38と、アンプ38からの信号を受けて駆動する機能切替モータ40(図3の右上部)及び駆動モータ42(図3の左上部)と、機能切替モータ40の駆動により左右方向に動く横長の板状のリンク44と、駆動モータ42の駆動により回動するコグベルト46と、そして空調機能毎に設けられ、左右方向一列に並べられた4つの引き引きケーブルユニット50a、50b、50c、50dと、空調機能の動作状態を調整するための開閉ドア(不図示)とを含んで構成される。
ダイヤルノブ20及びレバーノブ22は、パネル18の表面に設けられる。図3においてはパネル18の図における下側がパネル表面側、図における上側がパネル裏面側になっている。パネル18の表面の左側部分にはダイヤルノブ20が回転可能に設けられ、その回転軸端部はパネル18の裏面側に配置された可変抵抗48に接続している。可変抵抗48は、ダイヤルノブ20の回転によって生ずる抵抗の変化を識別する信号をパネル18の裏面側に配置されたアンプ38に出力する。一方、パネル18の表面の略中央部分にはレバーノブ22がスライド可能に設けられ、その端部はパネル18の裏面側に配置されたスライドスイッチ52に接続している。スライドスイッチ52はレバーノブ22のスライド位置に応じて信号をアンプ38に出力する。
表示インジケータ26は、ダイヤルノブ20等と切り離されて運転時の視線の近くに設けられる。表示インジケータ26は、アンプ38からの信号を受けて所定の空調機能の動作状態を示すマーク表示(図2における表示部30〜36)を点消灯するようになっている。
アンプ38は、可変抵抗48及びスライドスイッチ52からの信号を受けて、機能切替モータ40と駆動モータ42とに制御信号を送信することによりこれらモータの駆動を制御している。機能切替モータ40の出力軸にはこのモータの回転に基づいてリンク44の左右方向位置を検知するための位置センサ54が設けられ、駆動モータ42の出力軸にはこのモータの回転角度を検知するための回転センサ56が設けられる。各センサ54、56からの信号はアンプ38に送られており、アンプ38は、リンク44の左右方向位置と駆動モータ42の回転位置とを把握するようになっている。
引き引きケーブルユニット50a〜50dは、空調機能の各動作状態を切り替えるため空調機能毎に設けられており、左右方向一列に並べられ、樹脂性のハウジング58に収納されている。ユニット50a〜50dは、それぞれ形状が共通する複数の部材で構成されている。例えばユニット50bは、図4に示すように下側から上側に向かって、略円筒状の被駆動側クラッチ回転体60、クラッチ回転体62、中空シャフト64、引き引きケーブル組立体66が各々同軸状に配置されるようにして構成されている。他のユニット50b〜50dもユニット50aと同様の構造を有している。なお、以下では、引き引きケーブルユニット50a〜50dの各々に共通して含まれる部材の符号については、特に断らない限りユニット50aにおける符号を用いて説明することにする。
被駆動側クラッチ回転体60は、回転軸周りに回転可能かつ軸方向に移動可能であって、上方に配置され軸周りに回転可能かつ軸方向に固定されたクラッチ回転体62に対して、ドッグクラッチのような周知のクラッチ係合手段によって係合・離脱をすることができる構造を有している。すなわち被駆動側クラッチ回転体60の上面の外径側には軸方向に突出した複数の台形の係合突起68が円周方向に離間して設けられる。一方、クラッチ回転体62の下面の外径側には、複数の係合穴70が円周方向に離間して設けられる。被駆動側クラッチ回転体60が軸方向上方に移動して複数の係合突起68がそれぞれ対応する係合穴70に嵌まり込むと、被駆動側クラッチ回転体60とクラッチ回転体62とが機械的に係合するようになっている。
中空シャフト64は、軸周りに回転可能かつ軸方向に固定された略円筒状の中空体であり、その上端には引き引きケーブル組立体66が固定されている。一方、中空シャフト64の下端部72には、軸線方向の凹凸が形成されており(図3では便宜上ユニット50bの中空シャフトの方に符号を付している)、この凹凸に係合する軸線方向の凹凸が、対向する被駆動側クラッチ回転体60の上面の内径側で軸線方向上方に突出した円筒73の上端部74に形成されている(図3では便宜上ユニット50bの被駆動側クラッチ回転体の方に符号を付している)。この円筒73は中空シャフト64と同径であり、両凹凸を係合させることにより、中空シャフト64と被駆動側クラッチ回転体60とを結合する。そして、被駆動側クラッチ回転体60が上方に移動してクラッチ回転体62と係合すると、この両凹凸も係合し、クラッチ回転体62と被駆動側クラッチ回転体60と中空シャフト64は一体となって回転できるようになる。また、円筒73の外周には、中空シャフト64の下側のやや上方から径方向外側に延びるフランジ76の下面と、被駆動側クラッチ回転体60の上面との間に挟まれるようにしてコイルバネ78が設けられ、クラッチが係合状態にあるときに中空シャフト64と被駆動側クラッチ回転体60とを互いに引き離す方向に付勢するようになっている。そして、後述する突起94a等が被駆動側クラッチ回転体60の後述するシャフト下端96a等から外れると、コイルバネ78による付勢力により被駆動側クラッチ回転体60が下方に移動してクラッチが離脱し、シャフト下端96a等がリンク44上面に当接する状態となる。このようにして中空シャフト64は、ドッグクラッチのような周知のクラッチ係合手段によって被駆動側クラッチ回転体60との係合・離脱を行う構造を有しており、クラッチが係合状態にあるときにはクラッチ回転体62の回転を被駆動側クラッチ回転体60を介して引き引きケーブル組立体66に伝達するようになっている。なお、中空シャフト64はその下側のフランジ76の外周面にて、クラッチ回転体62の内周面の上側部と当接しているが、クラッチが離脱状態にあるときには滑り合うので両者が一体として回転することはない。
また、中空シャフト64には、空調機能の動作状態を把握するためのロータリースイッチが設けられる。具体的には、中空シャフト64の上下方向の略中間の外周部には、径方向外側やや上方に張り出した円盤状の摺動子片80が固定されており、摺動子片80の上面の外径側には複数の可動接点82が設けられる。一方、摺動子片80の上方には、ハウジング58に固定された円盤状の基板84が中空シャフト64によって貫通されるように設けられ、基板84は中空シャフト64と共に回転しないようになっている。この基板84の下面には予め設定された空調機能の動作状態の数に応じた複数個の固定接点86が周方向に離間して設けられており、固定接点86は図4に示す外部出力コネクタ87を介してアンプ38と電気的に接続している(不図示)。そして、中空シャフト64の回転によって摺動子片80が基板84上を回転摺動すると、可動接点82がその位置に応じた固定接点86と接触するようになっている。このようなロータリースイッチを用いて中空シャフト64の回転位置、つまり引き引きケーブル組立体66のケーブル88の巻き取り状態(開閉ドアの開閉状況)を検出することにより、空調機能の動作状態をアンプ38側で把握するようになっている。
引き引きケーブル組立体66は、周知のケーブル巻き取り構造体であり、組立体66内に設けられたプーリ90を回転させることでケーブル88を引き引きし、ケーブル88の端部に固定された開閉ドア等(不図示)の開閉したり、軸を回転等することにより、空調機能における動作状態を切り替えるようになっている。
機能切替モータ40は、4つのユニット50a〜50dの右方に配置され、その出力軸には複数のギア等で構成される減速機構92が設けられる。この減速機構92に噛合したピニオンギヤ93は4つのユニット50a〜50dの下方に敷かれた横長の平板状のリンク44の右側部の左右方向に形成されたラックピニオン(不図示)に噛み合っている。機能切替モータ40を駆動すると減速機構92を介してリンク44が左右方向に摺動するようになっている。リンク44の上面には、4つのユニット50a〜50dの左右方向の配置に応じた所定の間隔で、略円錐状の4つの突起94a、94b、94c、94dが形成されている。そして、リンク44を左右方向に所定量動かすことで4つの突起94a〜94dのうち1つが被駆動側クラッチ回転体のシャフト下端96a、96b、96c、96dのいずれか一つに接触する。これにより一つの被駆動側クラッチ回転体を上方に押し上げ、クラッチ回転体と係合させるとともに、その被駆動側クラッチ回転体と中空シャフトとを係合させる。
駆動モータ42は、4つのユニット50a〜50dの左方に配置され、その出力軸には減速機構97を介してプーリ98が連結されている。そして、このプーリ98と、4つのユニット50a〜50dのクラッチ回転体の外周に形成されたプーリ99a、99b、99c、99dには、無端状のコグベルト46が巻き掛けられている。駆動モータ42を駆動するとプーリ98を介してコグベルト46が回動する。コグベルト46の回動に伴って各プーリ98、99a〜99dが回転するようになっている。
上記構成の動作を説明する。レバーノブ22を所望の空調機能の位置に合わせると、スライドスイッチ52に信号が生じる。アンプ38は、この信号と位置センサ54からの信号とに基づいて機能切替モータ40が所定回転量だけ回転するように機能切替モータ40を駆動制御すると同時に、表示インジケータ26に対して選択された空調機能の表示がなされるように点灯制御を行う。機能切替モータ40の駆動によってリンク44が動き、選択された空調機能に対応する突起が、選択された空調機能に対応する引き引きケーブルユニットの被駆動側クラッチ回転体のシャフト下端に接触することで、被駆動側クラッチ回転体を上方へ押し込み、被駆動側クラッチ回転体とクラッチ回転体とを噛み合わせると同時に、被駆動側クラッチ回転体と中空シャフトとを噛み合わせる(図3ではユニット50aがこの状態になっている)。これにより、選択された空調機能に対応する引き引きケーブルユニットの引き引きケーブル組立体が操作可能状態となる。
この状態で、ダイヤルノブ20を回すと、可変抵抗48に回転位置に応じた信号が生じる。アンプ38は、この信号と回転センサ56からの信号と、選択された空調機能に対応するユニットのロータリースイッチからの信号とに基づいて駆動モータ42が所定角度だけ回転するように駆動モータ42を駆動制御すると同時に、表示インジケータ26に対して選択された動作状態の表示がなされるように点灯制御を行う。駆動モータ42の駆動によってコグベルト46が回動し、クラッチが噛み合っているクラッチ回転体の回転のみが被駆動側クラッチ回転体に伝達され、被駆動側クラッチ回転体の回転が中空シャフトに伝達される。この中空シャフトを介して引き引きケーブル組立体のプーリが回転し、ケーブルが上記3つの信号に基づいて所定量だけ引き引きされる。ケーブルに繋がれた開閉ドア(不図示)を開閉することにより、選択された空調機能における動作状態が切り替えられる。
上記の実施形態において、例えば、吹き出し口モード切り替え機能を頻繁に操作する運転手は、車両走行前に予めレバーノブ22を目印28aの位置に合わせておくようにすればよい。こうすることで操作頻度の高いユニットのクラッチを予め噛み合い状態にしておくことができ、所望の動作状態へと素早く操作できるようになる。そして、走行中に吹き出し口モードを「FOOT」に切り替えたくなった場合には、目視確認なしに唯一個のダイヤルノブ20に指をかけ、運転視線の近くにある表示インジケータ26を見て、「FOOT」表示30cが点灯するようにダイヤルノブ20を回せば、上記ユニットが操作されて「FOOT」モードへと切り替わる。こうすることで、操作頻度が最も高い空調機能における動作状態を他の機能に優先して容易かつ的確に操作でき、走行中の安全性を損ねない。
上記の実施形態において、コグベルト46を回動する駆動源として駆動モータ42を用いる代わりに、ダイヤルノブ20の回転軸をプーリ98等に接続して駆動源とする構成を用いてもよい。また、リンク44を移動させる駆動源としては、機能切替モータ40を用いる代わりに、レバーノブ22の支点端部をリンク44のようなクラッチ切り替え機構に対して機械的に接続することで、レバーノブ22のスライド操作により直接リンク44が動くような構成を用いてもよい。このようにすることでモータ数を低減することができる。さらに、空調機能を切り替える操作部材としては、レバーノブ22を用いる代わりに、動作状態切り替え用のダイヤルノブ20とは区別し得る形態をした操作部材を用いてもよい。この場合、例えば小型のダイヤルノブを用いてもよいし、空調機能数に応じた数のプッシュノブを設けてもよい。
本発明に係る車両用空調コントローラは、複数種の機能を切り替えて使用する車両用の集合式のスイッチであれば空調スイッチに限られず応用可能であり、例えばレオスタットやミラースイッチのような集合式のスイッチに応用することができる。
従来の車両用空調コントローラの概略構成を示すパネル正面図である。 本発明に係る車両用空調コントローラの実施形態の一例を示すパネル正面図である。 本発明に係る車両用空調コントローラが組み込まれる空調装置の作動機構を示した図であり、図2のA−A線に沿った断面図である。 図3のB−B線に沿った断面図である。
符号の説明
10 空調コントローラ、12a,12b,12c ダイヤルノブ、14 レバー、16a,16b,16c 表示部、18 パネル、20 ダイヤルノブ、22 レバーノブ、24 溝、26 表示インジケータ、28a,28b,28c,28d 目印、30 吹き出し口モード表示部、32 内外気モード表示部、34 温度表示部、36 風量表示部、38 アンプ、40 機能切替モータ、42 駆動モータ、44 リンク、46 コグベルト、48 可変抵抗、50a,50b,50c,50d 引き引きケーブルユニット、52 スライドスイッチ、54 位置センサ、56 回転センサ、58 ハウジング、60 被駆動側クラッチ回転体、62 クラッチ回転体、64 中空シャフト、66 引き引きケーブル組立体、68 係合突起、70 係合穴、73 円筒、76 フランジ、78 コイルバネ、80 摺動子片、82 可動接点、84 基板、86 固定接点、88 ケーブル、90 プーリ、92 減速機構、93 ピニオンギヤ、94a,94b,94c,94d 突起、96a,96b,96c,96d シャフト下端、97 減速機構、98,99a,99b,99c,99d プーリ、100 車両用空調コントローラ。

Claims (3)

  1. 複数の空調機能から任意の一の機能をスライド操作により選択する一つのレバースイッチと、
    レバースイッチにより選択された機能に対応する動作状態を表示する動作状態表示部と、
    動作状態表示部に表示された動作状態を回転操作により切り替える一つのダイヤルノブと、
    を備え、
    動作状態表示部は、ダイヤルノブの回転操作により切り替えられた動作状態を表示すること
    を特徴とする車両用空調コントローラ。
  2. 請求項1に記載の車両用空調コントローラにおいて、
    動作状態表示部は、運転者からみてレバースイッチ及びダイヤルノブよりも運転時の視線に近い位置に配置されること
    を特徴とする車両用空調コントローラ。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用空調コントローラにおいて、
    複数の空調機能は、
    車内への調和空気の吹き出し口位置を選択する吹き出しモード切替機能と、
    車内への調和空気の温度を選択する温度調節機能と、
    車内への調和空気の風量を選択する風量調節機能と、
    取り入れられる内気と外気との割合を調節操作するための内外気調節機能と、
    を含むことを特徴とする車両用空調コントローラ。
JP2006305273A 2006-11-10 2006-11-10 車両用空調コントローラ Pending JP2008120199A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006305273A JP2008120199A (ja) 2006-11-10 2006-11-10 車両用空調コントローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006305273A JP2008120199A (ja) 2006-11-10 2006-11-10 車両用空調コントローラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008120199A true JP2008120199A (ja) 2008-05-29

Family

ID=39505447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006305273A Pending JP2008120199A (ja) 2006-11-10 2006-11-10 車両用空調コントローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008120199A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101469754B1 (ko) * 2008-12-18 2014-12-05 한라비스테온공조 주식회사 차량용 공조시스템의 콘트롤러
KR20190117208A (ko) * 2018-04-06 2019-10-16 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101469754B1 (ko) * 2008-12-18 2014-12-05 한라비스테온공조 주식회사 차량용 공조시스템의 콘트롤러
KR20190117208A (ko) * 2018-04-06 2019-10-16 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
CN110341420A (zh) * 2018-04-06 2019-10-18 翰昂汽车零部件有限公司 车辆用空调装置
KR102510200B1 (ko) * 2018-04-06 2023-03-16 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1569073B1 (en) Single knob multifunction controller and display unit
KR101534867B1 (ko) 자동차용 공기조화장치의 통합 제어 장치
EP1707410B1 (en) Control operation device for air conditioner of vehicle
EP3379370B1 (en) Shift by wire gear shift actuator
JP5279597B2 (ja) 車両用操作装置
SK284086B6 (sk) Obslužné zariadenie klimatizačnej automatiky motorového vozidla
JP3839191B2 (ja) 車載用入力装置
JP2008120199A (ja) 車両用空調コントローラ
JP2008120195A (ja) 車両用空調コントローラ
JP2008120201A (ja) 車両用空調コントローラ
JP4465612B2 (ja) 空調装置用操作装置
EP2104017B1 (en) Rotary switch assembly for air conditioner in vehicle
US7854139B2 (en) Vehicular air conditioning control operating apparatus
JP2009074809A (ja) 車載用電子機器操作ユニット
JP2006264553A (ja) 空調装置用操作装置
JP4953062B2 (ja) 車両空調用コントロール操作装置
JP2008534362A (ja) 自動車の暖房装置、換気装置或いは空調装置を調整する操作要素
JP2008120196A (ja) 車両用空調コントロール装置
JPH10172390A (ja) 車両用エアコンディショナーの操作装置
KR101403442B1 (ko) 차량 공조장치용 컨트롤러 및 그 제어방법
US20230159081A1 (en) Steering Wheel Input Device
JP5013273B2 (ja) ダイヤル式コントロール操作装置
KR101793978B1 (ko) 차량용 공조장치
KR20230073830A (ko) 차량의 주행 제어 장치 및 방법
JP2008120202A (ja) 車両用空調コントロール装置