JPH051030Y2 - - Google Patents

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JPH051030Y2
JPH051030Y2 JP15288287U JP15288287U JPH051030Y2 JP H051030 Y2 JPH051030 Y2 JP H051030Y2 JP 15288287 U JP15288287 U JP 15288287U JP 15288287 U JP15288287 U JP 15288287U JP H051030 Y2 JPH051030 Y2 JP H051030Y2
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lever
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は機器本体の上面に形成されたカセツト
挿入口に対してカセツトを挿入し、該カセツトを
メカニズムに装着するようにしたカセツト式テー
プレコーダーに関するものである。
(ロ) 従来の技術 一般にカセツトを水平にローデイングする形式
のテープレコーダーにおいては、機器本体のカセ
ツト挿入口に蓋体を回動自在に設け、該蓋体をカ
セツト挿入口に対し常時閉成するようにスプリン
グによつて弾発し、カセツトをカセツト挿入口よ
り挿入してメカニズムに装着すると該蓋体が閉成
状態に復帰するように構成されていた。
このような従来の蓋体構成であれば、カセツト
の未装着時に蓋体を手で簡単に開けることができ
る。
このため、カセツト挿入口における蓋体を誤つ
て開けてカセツト以外の小物を挿入してしまう虞
れがあり、特にカセツト挿入口が機器本体の上面
に形成され、このカセツト挿入口からカセツトを
上から下方向にローデイングするようにしたカセ
ツト式テープレコーダーの場合には、カセツト挿
入口よりコイン等の小物が落下して挿入され、異
物の挿入によりテープレコーダーが動作不良とな
る可能性が大であつた。
このため、従来実開昭59−164905号
(G11B1/00)に見られるようなドアロツク装置
が提案されている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 上記実開昭59−164905号公報には、電源スイツ
チのオフの時ドアの回動をロツクレバーによつて
ロツクし、又電源スイツチがオンになつた時ロツ
クレバーを移動させてドアを回動することが出来
るようにした構成であるため、電源スイツチをオ
ンにすると、ドアをいつでも開けたり閉めたりす
ることが可能になり、この状態でカセツト以外の
異物がカセツト挿入口より挿入されるという事態
を避けることが出来ないものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は上述のような問題点に鑑み提案された
もので、機器本体のカセツト挿入口に蓋体を回動
自在に設け、該蓋体をカセツト挿入口に対し常時
閉成するようスプリングによつて弾発し、カセツ
トをカセツト挿入口より挿入してメカニズムに装
着すると該蓋体が閉成状態に復帰するカセツト式
テープレコーダーにおいて、閉成位置にある蓋体
と係合し且つ開放方向への回動を阻止する係合片
を有するロツクレバーと、前記カセツト挿入口に
おける蓋体の表側に突出し且つカセツトと当接す
る当接片を有し、前記ロツクレバーを作動させる
ロツク解除レバーと、前記蓋体をスプリングに抗
して開放方向へ回動させる開放レバーと、メカニ
ズムに装着されたカセツトをカセツト挿入口より
排出する時に動作状態となり、前記ロツクレバー
を作動させると共に前記開放レバーを作動させる
プランジヤと、を具備したことを特徴とするカセ
ツト式テープレコーダーの蓋体制御装置を提供す
るものである。
(ホ) 作用 カセツト挿入口に対して回動自在に設けられた
蓋体は、カセツトがカセツト挿入口に対して挿入
される時以外はロツクレバーの係合片によつて開
放方向への回動が阻止されており、カセツトをカ
セツト挿入口に挿入する際にカセツトの先端部が
当接片に当接してロツク解除レバーが自動的に作
動し前記ロツクレバーによる蓋体のロツクを先ず
解除することができるので、この状態を経てカセ
ツトにより蓋体を開放しながらカセツトをローデ
イングしてメカニズムに装着することが出来る。
カセツトの装着が完了すると、蓋体は閉成位置に
回動復帰し再びロツクレバーの係合片に係合しロ
ツクされる。
カセツトを排出する場合には、プランジヤが動
作してロツクレバーによる蓋体のロツクを先ず解
除し、次いで開放レバーによつて蓋体を開放方向
に回動させることが出来るので、蓋体が開放した
カセツト挿入口よりカセツトを排出することが出
来る。
(ヘ) 実施例 以下図面に示す本考案装置の実施例について説
明する。
図の実施例は、機器本体1の上面1aに形成さ
れたカセツト挿入口2よりカセツト3を上から下
に向つて挿入させる形態のものである。
4は前記カセツト挿入口2の内側に支軸5によ
つて回動自在に設けられた蓋体で、該蓋体4はカ
セツト挿入口2を開閉するもので、スプリング6
によつて閉成位置に回動附勢されている。
7は閉成位置にある蓋体4の端縁と裏側から係
合し且つ開放方向への回動を阻止する係合片7a
を有するロツクレバーで、該ロツクレバー7は機
器本体上面1aの裏側に軸8によつて回動自在に
設けられ、樹脂で一体成型された弾性片7bがス
トツパーピン9に当接して係合片7aが蓋体4に
係合する方向に附勢されている。
10は前記カセツト挿入口2における蓋体4の
表側に切欠4aを通じて突出し且つカセツト3と
当接する断面略三角形状の当接片10aを有する
ロツク解除レバーで、該ロツク解除レバー10は
前記ロツクレバー7と並んで軸11によつて回動
自在に設けられ、樹脂で一体成型された弾性片1
0bがストツパーピン12に当接して当接片10
aが突出する方向に附勢されている。
前記ロツク解除レバー10の一端部10cはロ
ツクレバー7の一端部7cに対して当接するよう
対向し、ロツク解除レバー10の当接片10aが
カセツト3の先端部に当接して該ロツク解除レバ
ー10が弾性片10bの力に抗して回動した時、
各々の一端部10c,7cを介してロツクレバー
7が弾性片7bの力に抗して回動し、該ロツクレ
バー7の係合片7aが蓋体4の端縁から離間する
ように構成されている。
7dは前記ロツクレバー7の他端側に設けられ
た突ピンである。
13は機器本体上面1aの裏側に螺子14によ
つて取付けられたブラケツトで、該ブラケツト1
4にはプランジヤ15が取付けられている。16
は該プランジヤ15の作動ピン15aが嵌入した
縦方向スリツト16aを有し、軸17に長孔16
bが組合つてプランジヤの吸引方向に移動するス
ライドレバーで、該スライドレバー16の先端に
は前記ロツクレバー7の突ピン7dと対向した傾
斜部16cが形成されている。
18は前記プランジヤ15の作動ピン15aが
嵌入した吸引方向に延びる長孔18aを有し、ブ
ラケツト13に設けられた軸19に枢支された回
動レバーである。
19は前記ブラケツト13に軸20によつて回
動自在に設けられ、機器本体上面の裏側と蓋体4
との間隙内に開放ピン19aが位置した開放レバ
ーで、該開放レバー19はスプリングによつて前
記間隙内に開放ピン19aが位置するよう附勢さ
れている。
そして前記回動レバー18の一端作動片18b
は前記開放レバー19をスプリングの力に抗して
回動させるよう開放レバー19と対向している。
上述のスライドレバー16と開放レバー19の
動作は、プランジヤ15の全吸引ストロークのう
ち前半のストロークによつてスライドレバー16
のスライドが開始され、後半のストロークにより
開放レバー19が作動されるように構成されてい
る。
21は前記ロツクレバー7及びロツク解除レバ
ー10のガイドリブ、22はカセツト挿入口2よ
り蓋体4を押し開いて挿入されるカセツト3のロ
ーデイングメカニズムシヤーシの一部である。2
3はカセツト排出用の操作釦で、タクトスイツチ
(図示せず)を作動し、フルロジツクコントロー
ルされるメカニズムに装着されたカセツトを排出
動作させるもので、これと共に前記プランジヤ1
5が一定時間だけ動作されるように構成されてい
る。
本考案は上述したように構成されており、以下
その動作について説明する。
カセツト挿入口2の蓋体4がスプリング6によ
つて閉成位置にある時、第4図に示すように該蓋
体4の端縁の裏側にロツクレバー7の係合爪7a
が係合しており、このため蓋体4は開放方向へ回
動することが出来ないようにロツクされている。
斯る状態において、第3図に示すようにカセツ
ト3をカセツト挿入口2より挿入しようとする
と、カセツト3の先端部3aが先ず当接片10a
に当接することになり、この当接片10aととも
にロツク解除レバー10が弾性片10bの力に抗
して回動され、これに連動してロツクレバー7が
弾性片7bの力に抗して回動される。
このロツクレバー7の回動によつて係合片7a
が蓋体4の端縁から離間し、蓋体4のロツクが自
動的に解除されることになるので、そのまゝカセ
ツト3をカセツト挿入口2内に挿入すると蓋体4
が押し開かれ、カセツトがローデイングメカニズ
ムシヤーシ22内に自動的に引き込まれてメカニ
ズムに装着されることになる。
このカセツト3の装着動作が完了すると、蓋体
4はスプリング6によつて係合片7aを乗り越え
て閉成位置に回動復帰し、ロツクレバー7にて再
びロツクされることとなる。
次にカセツト3を排出する場合には、排出用の
操作釦23を操作しタクトスイツチを作動させる
ことによりロジツクコントロールされるメカニズ
ムよりカセツトの排出動作を実行させることが出
来るが、この時プランジヤ15が動作する。
このプランジヤ15の動作によつて作動ピン1
5aが矢印方向に移動し、この時の吸引ストロー
クの前半のストロークによつてスライドレバー1
6がスライドを開始し、その傾斜部16cが突ピ
ン7dを介してロツクレバー7を弾性片7bの力
に抗して回動させることになり、該ロツクレバー
7の係合爪7aが蓋体4の端縁より離間し蓋体4
のロツクが解除される。そしてプランジヤ15の
吸引ストロークの後半のストロークにより回動レ
バー18が矢印A方向に回動し、該回動レバー1
8の一端作動片18bが開放レバー19を矢印B
方向に回動させる。
従つて、該開放レバー19の開放ピン19aが
蓋体4をスプリング6の力に抗して開放方向(矢
印C方向)に回動させることになり、メカニズム
からアンローデイングされるカセツト3をカセツ
ト挿入口2より排出させることが出来るものであ
る。
カセツト3をカセツト挿入口2より取り出した
ならば、蓋体4はスプリング6の力によつて閉成
位置に回動復帰し、ロツクレバー7の係合片7a
によつてロツクされる。
(ト) 考案の効果 本考案は上述したように構成されているので、
カセツト挿入口を開閉する蓋体は、カセツトがカ
セツト挿入口に対して挿入される時以外はロツク
レバーの係合片によつて開放方向への回動かが阻
止されており、このため蓋体が不用意に開放され
て機器本体内に異物が誤つて入り込みテープレコ
ーダーが動作不良を起すという懸念を回避し得る
ものである。
又、蓋体は、カセツトをカセツト挿入口に挿入
する際にカセツトの存在を検出したロツク解除レ
バーを介してロツクレバーによる回動阻止が自動
的に解除されて開放されるものであるから、従来
のように電源スイツチのオン動作によつて蓋体の
ロツクを解除する構成のものに比し、カセツト挿
入口からの異物の入り込みを完全に防止すること
が出来る。
更に、カセツトを挿入した後、蓋体は再び閉成
位置にロツクレバーにてロツクされているので、
蓋体の不用意な開放が防止されるものである。
従つて、本考案は機器本体の上面にカセツト挿
入口を形成し、このカセツト挿入口よりカセツト
を上から下方向に挿入させる形式のテープレコー
ダーに用いて極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の要部斜視図、第2図は機
器本体上面の裏側から見た平面図、第3図は蓋体
とロツク解除レバーとの位置関係を示す要部断面
図、第4図は蓋体とロツクレバー及び開放レバー
の位置関係を示す要部断面図、第5図はプランジ
ヤ部分の要部斜視図である。 1a……機器本体の上面、2……カセツト挿入
口、3……カセツト、4……蓋体、6……スプリ
ング、7……ロツクレバー、7a……係合片、1
0……ロツク解除レバー、10a……当接片、1
5……プランジヤ、15a……作動ピン、16…
…スライドレバー、18……回動レバー、19…
…開放レバー、22……ローデイングメカニズム
シヤーシ、23……排出用操作釦。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 機器本体のカセツト挿入口に蓋体を回動自在に
    設け、該蓋体をカセツト挿入口に対し常時閉成す
    るようスプリングによつて弾発し、カセツトをカ
    セツト挿入口より挿入してメカニズムに装着する
    と該蓋体が閉成状態に復帰するカセツト式テープ
    レコーダーにおいて、 閉成位置にある蓋体と係合し且つ開放方向への
    回動を阻止する係合片を有するロツクレバーと、 前記カセツト挿入口における蓋体の表側に突出
    し且つカセツトと当接する当接片を有し、前記ロ
    ツクレバーを作動させるロツク解除レバーと、 前記蓋体をスプリングに抗して開放方向へ回動
    させる開放レバーと、 メカニズムに装着されたカセツトをカセツト挿
    入口より排出する時に動作状態となり、前記ロツ
    クレバーを作動させると共に前記開放レバーを作
    動させるプランジヤと、 を具備したことを特徴とするカセツト式テープレ
    コーダーの蓋体制御装置。
JP15288287U 1987-10-06 1987-10-06 Expired - Lifetime JPH051030Y2 (ja)

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JPH0159990U JPH0159990U (ja) 1989-04-14
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