JPH0510174Y2 - - Google Patents

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JPH0510174Y2
JPH0510174Y2 JP8359487U JP8359487U JPH0510174Y2 JP H0510174 Y2 JPH0510174 Y2 JP H0510174Y2 JP 8359487 U JP8359487 U JP 8359487U JP 8359487 U JP8359487 U JP 8359487U JP H0510174 Y2 JPH0510174 Y2 JP H0510174Y2
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damper
spring
cover body
torsion coil
coil spring
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JP8359487U
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、通気路を開閉するダンパを有するも
のであつて、更にこのダンパを閉塞方向に付勢す
るばねを備えたウエザーカバーに関する。
(従来の技術) この種のウエザーカバーにおいては、ばねとし
て例えばねじりコイルばねをカバー本体に固定的
に取付け、そのねじりコイルばねの一端部をカバ
ー本体に当接させると共に他端部をダンパに当接
させており、常時は熱溶断部材たる温度ヒユーズ
によつて上記ねじりコイルばねの付勢力に抗して
ダンパを開放状態に保持するようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来技術では、ねじりコイ
ルばねがダンパの開放状態では圧縮状態にあるも
のの、ダンパの閉塞状態で拡開状態になるため、
火災等が発生して温度ヒユーズが切断されること
により通気路がダンパにより閉塞されたとき、こ
のダンパを閉塞方向に付勢するねじりコイルばね
の付勢力が最も弱くなるという欠点があつた。ま
た、このものの場合、上述のダンパ閉塞状態にお
いてもねじりコイルばねが強い付勢力を呈するよ
うにしようとすると、ダンパの開放状態において
はそのねじりコイルばねの付勢力があまりにも強
くなつてしまうので、その力により温度ヒユーズ
部分を無理に裂断させてダンパを閉塞させる誤動
作の問題を生じ易くなる。そして、このようなこ
とから、ねじりコイルばねの付勢力を設定するこ
とが困難であるという問題点もあつた。
そこで、本考案の目的は、ダンパの開閉状態に
関係なくそのダンパを閉塞方向に付勢するばねの
付勢力を略所定の大きさに保つことができ、よつ
てダンパ閉塞時にダンパを確実に閉塞させ得、し
かも、誤動作を防止できると共にばねの付勢力を
容易に設定できるウエザーカバーを提供するにあ
る。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案のウエザーカバーは、フード状をなすカ
バー本体内に通気路を開閉するダンパを回動可能
に設けると共に、このダンパを閉塞方向に付勢す
るばねをダンパに取付けてその反ダンパ側の端部
を前記カバー本体に当接させ、そして常時はその
ばねの付勢力に抗して前記ダンパを開放状態に保
持する熱溶断部材を設けたところに特徴を有す
る。
(作用) ばねがダンパに取付けられた構造であるから、
熱溶断部材が溶断されてばねの付勢力によりダン
パが開放状態から閉塞状態に向かつて回動される
とき、ばねがダンパと共に一体的に回動する。こ
のとき、カバー本体に当接されたばねの反ダンパ
側の端部がカバー本体上を摺動するから、ばねの
反ダンパ側の端部がダンパとの間になす開き角度
はほとんど変化しなくなる。従つて、ばねの付勢
力はダンパの開閉状態に関係なく略所定の大きさ
になる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例につき図面を参照しな
がら説明する。
まず第1図において、1は換気扇で、これは壁
2の開口部2a内に室内側(同図中左側)に位置
して配設されている。3は上記換気扇1のケース
4に回動可能に設けられたシヤツタで、これは第
1図に示すように換気扇1の図示しない送風装置
が運転されたとき開放されるようになつている。
以上に対して、5はウエザーカバーで、以下こ
れについて第2図も参照して詳述する。即ち、6
はウエザーカバー5の主体で且つ外殻をなすカバ
ー本体で、これは前面のほかに下面が開放するフ
ード状をなしている。このカバー本体6の前面開
口縁部には、矩形枠状をなすフランジ部6aが形
成されている。そして、カバー本体6は、フラン
ジ部6aを略矩形枠状をなす取付板7を介して壁
2の室外側(第1図中右側)の開口部2a縁部に
例えばねじ止めすることにより取付けられてい
る。ここで、取付板7には、室外側に突出して浅
底状の凹部7aが突設されており、この凹部7a
の底部に通気口7bが形成されている。この結
果、カバー本体6内には、上記通気口7b及びカ
バー本体6の下面開口部を介する通気路8が形成
される。
さて、カバー本体6内において、9は上記通気
路8を開閉するダンパで、これは、第1図中上端
部両側辺部に折曲形成された2個の突片部9a
(第2図参照)がカバー本体6に例えば段付ねじ
10によつて枢支されており、そのねじ10を支
点としてその回りに回動可能に設けられている。
11はばね例えばねじりコイルばねで、これは第
2図に示すように一端部11a、コイル部11b
及び他端部11cから構成されている。このねじ
りコイルばね11は、コイル部11bがダンパ9
の下端部に溶接された断面L字状をなす支持部材
12に例えば段付ねじ13によつて枢支されるこ
とにより、カバー本体6に取付けられており、一
端部11aがダンパ9に当接され、反ダンパ側の
端部たる他端部11cがカバー本体6に摺動可能
に当接されている。これにより、ねじりコイルば
ね11は、ダンパ9を閉塞方向(第1図中矢印A
方向)に付勢している。また、ダンパ9には、室
外側に向かつて凹部9bが突設されており、この
凹部9bの内底面に断面L字状をなす支持部材1
4が例えば溶接され、この支持部材14に一部切
り欠いた形状の連結リング15が引掛け支持され
ている。一方、カバー本体6の内面下端部には、
断面L字状をなす支持部材16が例えば溶接され
ており、この支持部材16に一部切り欠いた形状
の連結リング17が引掛け支持されている。そし
て、18は熱溶断部材たる例えば温度ヒユーズ
で、これは、一端部がダンパ9側の連結リング1
5に連結されると共に、他端部がカバー本体6側
の連結リング17に連結され、以て常時はダンパ
9を第1図に実線で示す開放状態に保持するよう
になつている。
次に、上記構成の作用を説明する。まず、常時
普通に使用するときは、第1図に実線で示すよう
に、カバー本体6の内部において、温度ヒユーズ
18によりねじりコイルばね11の付勢力に抗し
てダンパ9を開放状態に保持する。このとき、ね
じりコイルばね11は、一端部11aと他端部1
1cとが開き角度Xをなすように設定され、その
開き角度Xに応じた付勢力でダンパ9を閉塞方向
(第1図中矢印A方向)に付勢する。この状態で、
換気扇1の送風装置が運転されると、シヤツタ3
が開放されて室内の空気が通気路8を通つて室外
へ排出される。一方、例えば室内に火災が発生し
たときは、その熱により温度ヒユーズ18の温度
が高くなり、この温度が所定の温度を越えるよう
になると、温度ヒユーズ18が溶断される。これ
によつて、ダンパ9がねじりコイルばね11によ
り矢印A方向に付勢されて回動し、第1図に二点
鎖線で示すように取付板7の通気口7bを閉塞す
るようになる。この場合、ねじりコイルばね11
がダンパ9に取付けられていると共に、ねじりコ
イルばね11の他端部11cがカバー本体6に摺
動可能に当接されているから、ダンパ9が回動す
るとき、ねじりコイルばね11は他端部11cを
カバー本体6に摺動させながらダンパ9と一体的
に回動する。そして、第1図に二点鎖線で示すダ
ンパ9の閉塞状態において、ねじりコイルばね1
1は、一端部11aと他端部11cとが開く角度
Yをなすものであり、この開き角度Yは前記開き
角度Xとほとんど変わりがないから、その開き角
度Yに応じた付勢力、即ち前述のダンパ9開放状
態におけるねじりコイルばね11の付勢力と略等
しい付勢力でダンパ9が矢印A方向に付勢され続
ける。この結果、通気路8が閉塞されて室内から
室外へ排出される空気の流れが遮断され、延焼が
防止される。
このような構成の本実施例によれば、次のよう
な効果を得ることができる。即ち、ダンパ9を閉
塞方向に付勢したねじりコイルばね11をダンパ
9に取付けると共に、ねじりコイルばね11の他
端部11cをカバー本体6に摺動可能に当接させ
たので、ダンパ9の開放状態におけるねじりコイ
ルばね11の開き角度Xと、ダンパ9の閉塞状態
におけるねじりコイルばね11の開き角度Yとを
略等しくし得、ダンパ9の開閉状態に関係なくね
じりコイルばね11の付勢力を略所定の大きさに
略一定化することができる。このため、ダンパ9
の閉塞状態において、ダンパ9に十分な閉塞方向
の付勢力を与えることができる。しかもこの場
合、従来とは異なりダンパ9の開放状態において
温度ヒユーズ18に無理に強い付勢力を加える必
要がなくなるから、その無理な力によつて温度ヒ
ユーズ18が裂断されるような誤動作の発生を防
止できる。更に、ダンパ9の開放状態におけるね
じりコイルばね11の開き角度Xと、ダンパ9の
閉塞状態におけるねじりコイルばね11の開き角
度Yとが略等しいことから、ねじりコイルばね1
1の付勢力の設定も容易にできる。
尚、上記実施例においては、ダンパ9に室外側
に突出する凹部9bを形成し、この凹部9b内に
支持部材14を取付け、この支持部材14に温度
ヒユーズ18連結用の連結リング15を引掛け支
持するようにしたので、換気扇1のシヤツタ3が
開放されたとき、このシヤツタ3が上記連結リン
グ15により邪魔されてその開放角度が小さくな
るような問題が防止される。
この他、上記実施例では、ばねとしてねじりコ
イルばね11を用いたが、これに限られるもので
はなく、例えば板ばねを用いるようにしても良
い。
[考案の効果] 本考案は以上の説明から明らかなように、フー
ド状をなすカバー本体内に通気路を開閉するダン
パを回動可能に設けると共に、このダンパを閉塞
方向に付勢するばねをダンパに取付けてその反ダ
ンパ側の端部を前記カバー本体に当接させる構成
としたので、ダンパの開閉状態に関係なくそのダ
ンパを閉塞方向に付勢するばねの付勢力を略所定
の大きさに保つことができ、よつてダンパ閉塞時
にダンパを確実に閉塞させ得、しかも、誤動作を
防止できると共にばねの付勢力を容易に設定でき
るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は全体の縦断面図、第2図は要部の分解斜視図で
ある。 図面中、5はウエザーカバー、6はカバー本
体、8は通気路、9はダンパ、11はねじりコイ
ルばね(ばね)、11cは他端部(端部)、18は
温度ヒユーズ(熱溶断部材)を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フード状をなすカバー本体と、このカバー本体
    内に回動可能に設けられ通気路を開閉するダンパ
    と、このダンパに取付けられ反ダンパ側の端部が
    前記カバー本体に摺動可能に当接されて該ダンパ
    を閉塞方向に付勢したばねと、常時は前記ばねの
    付勢力に抗して前記ダンパを開放状態に保持する
    熱溶断部材とを具備してなるウエザーカバー。
JP8359487U 1987-05-29 1987-05-29 Expired - Lifetime JPH0510174Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8359487U JPH0510174Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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JP8359487U JPH0510174Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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Publication Number Publication Date
JPS63194232U JPS63194232U (ja) 1988-12-14
JPH0510174Y2 true JPH0510174Y2 (ja) 1993-03-12

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