JPH0510114U - バンパ上面の支持構造 - Google Patents

バンパ上面の支持構造

Info

Publication number
JPH0510114U
JPH0510114U JP6498091U JP6498091U JPH0510114U JP H0510114 U JPH0510114 U JP H0510114U JP 6498091 U JP6498091 U JP 6498091U JP 6498091 U JP6498091 U JP 6498091U JP H0510114 U JPH0510114 U JP H0510114U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bumper
bumper skin
retainer
flange portion
horizontal groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6498091U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2587853Y2 (ja
Inventor
信雄 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP1991064980U priority Critical patent/JP2587853Y2/ja
Publication of JPH0510114U publication Critical patent/JPH0510114U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2587853Y2 publication Critical patent/JP2587853Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 合成樹脂製のバンパ表皮の上面の確実な支持
を図る。 【構成】 合成樹脂製のバンパ表皮20は、その上面端
部に水平溝25を有する。リテーナ60と補強部材40
は、一体に固着される。リテーナ60は、フランジ部6
2を有し、フランジ部62を水平溝25に挿入してバン
パ表皮20の上面を支持する。フランジ部62は高位面
62Aと低位面62Bが交互に連続する波形に形成され
ており、バンパ表皮20の水平溝25に確実に係合し、
バンパ表皮の変形を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用の樹脂製のバンパの上面の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は樹脂製のバンパを装備した車両の概要を示す斜視図である。 車両1の前部及び後部にはバンパ10が装備されるが、バンパの表皮をプラス チック成形し、このプラスチック製のバンパ表皮を鋼板で補強したプラスチック バンパが知られている。 バンパの表皮となるプラスチック材料は、コスト、成形性、耐衝撃性等の要件 を勘案して選択されるが、例えばポリプロピレンが使用される。 ポリプロピレン等のプラスチックは成形時に歪が生じやすく、また、線膨張係 数が大きく、熱変形を起こしやすい等の性質をもつ。 車両のバンパは太陽熱等を受けるので、熱膨張も生じやすく、特に、バンパの 上面はこの傾向が強い。バンパの上面は美観上からも整形を要するので、線膨張 を吸収し、かつ確実にバンパ上面を支持する構造が求められる。 特開昭61ー21845号公報は、金属板材製の補強部材(レインホース)に 対するプラスチック製のバンパ表皮の取付構造にあって、レインホースの上下線 部を折曲げて溝を形成し、この溝にバンパ表皮のリブを挾む構造を開示している 。車幅方向(バンパの長手方向)に延びる溝を波形にしてバンパ表皮の突出部を 確実に挾み込む。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
1枚のレインホースの上下縁部を折曲げて溝をつくるので、折曲げ用の金型の 寸法上の制約から、バンパ表皮のリブを余り薄くすることはできず、リブの上部 に設ける棚部の立上り高さ寸法も大きくとらざるを得ない。 この結果、バンパ上面のデザインも制約を受けることとなる。 本考案は上述した不具合を解消するバンパ上面の押え構造を提供するものであ る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案のバンパは、バンパ表皮の上端部に水平溝を設けるとともに、バンパ表 皮の水平溝に挿入されるフランジ部を有するリテーナを補強部材とは別体に有す る。 リテーナと補強部材とはボルト、ナット等により一体に固着される。リテーナ のフランジ部は高位面と低位面が交互に連続する波形に形成される。
【0005】
【作用】
リテーナのフランジ部を波形に形成してあるので、バンパ表皮の水平溝の幅寸 法の誤差を吸収して確実に係合される。したがって、バンパ表皮の上面の支持剛 性は向上する。
【0006】
【実施例】
図1は本考案のプラスチックバンパを構成する部材を示す説明図、図2は断面 図である。 全体を符号10で示すプラスチックバンパは、ポリプロピレン等のプラスチッ クを成形したバンパ表皮20と、表皮20の裏側に配設される補強部材40を有 する。バンパ表皮20は、バンパの形状に応じて成形されるが、その上面端部2 2には、水平溝25が設けられる。バンパ表皮20の裏側には、適宜間隔で取付 部28が設けられ、貫通穴30を利用して車体側への連結部材等に固着される。 補強部材40は、鋼板でつくられており、貫通穴44を有する取付部42を形 成する。補強部材40は、リテーナ60、車体側への連結部材90とともにボル ト80、ナット82等の固着部材により一体に結合される。 リテーナ60は、断面がL字形に折曲げた形状を有し、取付部64とフランジ 部62を設ける。
【0007】 リテーナ60の取付部64は貫通穴66を有し、補強部材40の取付部42の 貫通穴44と合わせて、ボルト80、ナット82により固着される。 リテーナ60のフランジ部62は、高位面62Aと低位面62Bを交互に連結 した波形に形成される。 バンパ表皮20は、可撓性の高いプラスチック成形品であり、寸法も大きいの で、上端部22に設ける水平溝25の位置、寸法に成形時の誤差が生じやすく、 熱変形も受けやすい。この水平溝25の幅寸法誤差は、リテーナ60のフランジ 部62との間で組付誤差を生じ、バンパ上面の支持に不具合の原因となる。 本装置にあっては、フランジ部62を波形に形成してあるので、フランジ部6 2をバンパ表皮20の水平溝25に挿入したときに、フランジ部62の高位面6 2Aと低位面62Bが水平溝25の上面と下面に確実に係合される。 この結果、リテーナ60はバンパ表皮20の上面端部22を確実に支持するこ とができる。バンパ表皮20が線膨張した場合にも、リテーナ60のフランジ部 62と水平溝25の間で滑りが生じ、変位を吸収する。 リテーナ60は、補強部材40とは別体に構成されるので、補強部材40とリ テーナ60のフランジ部62の高さを自由に設定することができる。したがって 、バンパ表皮20の上端部22とバンパ上面20Aとの段差を小さくすることが でき、設計上の自由度を増し、美観も向上する。
【0008】
【考案の効果】
本考案は以上のように、合成樹脂を成形したバンパ表皮と、補強部材を組合せ たバンパにおいて、バンパ表皮の上端部に水平溝を設け、この水平溝に挿入され るフランジ部を有するリテーナを補強部材に連結する構成を備える。 リテーナのフランジ部は高位面と低位面を交互に組合せた波形を有するので、 バンパ表皮の水平溝に確実に係合する。 リテーナを補強部材とは別部材としてあるので、バンパ表皮のデザイン上の自 由度も高く、外観上も有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のバンパの構成部品を示す説明図。
【図2】バンパの断面図。
【図3】本考案を実施する車両の概要を示す説明図。
【符号の説明】
10 バンパ 20 合成樹脂製のバンパ表皮 25 水平溝 40 補強部材 60 リテーナ 62 フランジ部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 合成樹脂材料を成形したバンパ表皮と、
    バンパ表皮の補強部材とにより構成されるバンパであっ
    て、バンパ表皮の上端部に水平溝を設けるとともに、バ
    ンパ表皮の水平溝に挿入されるフランジ部を有して補強
    部材に固着されるリテーナを備え、リテーナのフランジ
    部を高位面と低位面が交互に連続する波形に形成してな
    るバンパ上面の支持構造。
JP1991064980U 1991-07-23 1991-07-23 バンパ上面の支持構造 Expired - Fee Related JP2587853Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991064980U JP2587853Y2 (ja) 1991-07-23 1991-07-23 バンパ上面の支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991064980U JP2587853Y2 (ja) 1991-07-23 1991-07-23 バンパ上面の支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0510114U true JPH0510114U (ja) 1993-02-09
JP2587853Y2 JP2587853Y2 (ja) 1998-12-24

Family

ID=13273714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991064980U Expired - Fee Related JP2587853Y2 (ja) 1991-07-23 1991-07-23 バンパ上面の支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2587853Y2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6121845A (ja) * 1984-07-10 1986-01-30 Nissan Motor Co Ltd 車両用バンパ構造
JPH01229762A (ja) * 1988-03-11 1989-09-13 Hitachi Ltd 鉄道車両構体のトラス台枠構造
JP3053356U (ja) * 1998-01-14 1998-10-27 知宏 斎田 起きるまでアラームが鳴りやまない目覚まし時計

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6121845A (ja) * 1984-07-10 1986-01-30 Nissan Motor Co Ltd 車両用バンパ構造
JPH01229762A (ja) * 1988-03-11 1989-09-13 Hitachi Ltd 鉄道車両構体のトラス台枠構造
JP3053356U (ja) * 1998-01-14 1998-10-27 知宏 斎田 起きるまでアラームが鳴りやまない目覚まし時計

Also Published As

Publication number Publication date
JP2587853Y2 (ja) 1998-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7416232B2 (en) Vehicle side step
US20100327624A1 (en) Reinforcing part for an air-guiding device of a motor vehicle
JP4853151B2 (ja) 自動車の前部構造
EP0855313B1 (en) Energy absorbing automotive vehicle body structure
WO2003069251A1 (en) Attachment and articles using same
US4877279A (en) Stroking fascia for vehicle energy absorbing bumper systems
GB2440441A (en) Vehicle underspoiler
JPH0510114U (ja) バンパ上面の支持構造
GB2069096A (en) Bumper construction for automotive
JP3380339B2 (ja) 自動車用バンパー取り付け金具
JP4167312B2 (ja) クリップの取付構造
JPS6233104B2 (ja)
JP4056108B2 (ja) 自動車のサイドマッドガード
JPS6340041Y2 (ja)
JPH0528128Y2 (ja)
JPH0221327Y2 (ja)
JPH0327004Y2 (ja)
JPH0112995Y2 (ja)
JPS6024974Y2 (ja) 固定用弾着クリツプ構造
JPS625404Y2 (ja)
JPH0424259B2 (ja)
JPS6117897Y2 (ja)
JPH0584523U (ja) ラジエ−タサポ−ト
JPS6323245Y2 (ja)
JPS607234Y2 (ja) 自動車用シ−トクツシヨンの取付装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees