JPH0510114A - 2サイクルエンジンの潤滑油供給装置 - Google Patents

2サイクルエンジンの潤滑油供給装置

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JPH0510114A
JPH0510114A JP18408291A JP18408291A JPH0510114A JP H0510114 A JPH0510114 A JP H0510114A JP 18408291 A JP18408291 A JP 18408291A JP 18408291 A JP18408291 A JP 18408291A JP H0510114 A JPH0510114 A JP H0510114A
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duty
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2サイクルエンジンに潤滑油をデューティ制
御して供給する装置において、高精度に潤滑油を供給す
る。 【構成】 三方電磁弁8でデューティ制御するときのデ
ューティ比を、エンジンが必要とする潤滑油量となる値
に設定した。デューティ比を設定するに当たって、潤滑
油供給時間を一定にして潤滑油戻し時間を変えた。この
ため、潤滑油はデューティ比で定められた時間だけ戻り
通路7に流されるから、最低供給量を確保しつつ潤滑油
供給量を微調整することができる。したがって、潤滑油
を高精度に計量して供給することができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2サイクルエンジンの潤
滑油供給装置に関し、特にエンジンへの潤滑油の供給量
をエンジンが必要とする適切な量に制御できるようにし
た制御方法の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】2サイクルエンジンの潤滑油供給装置と
して、従来、エンジン回転数に応じた吐出量を有するエ
ンジン駆動式潤滑油ポンプを採用すると共に、例えば図
11の特性線aに示すように、エンジン回転数,アクセ
ル開度に応じて上記潤滑油ポンプのプランジャストロー
クを変化させ、これによってポンプ自体の吐出量をエン
ジン出力カーブbに沿った量に制御するようにした装置
が一般的である。
【0003】しかし、この従来の潤滑油供給装置では、
例えば低速走行状態からアクセルを大きく開けて加速す
ると、プランジャストロークが図11の特性線cに示す
ように必要以上に大きくなり、そのため潤滑油がエンジ
ンに過剰に供給され、結局エンジンの運転状態に対応し
た潤滑油量制御は困難である。
【0004】そこで、上述したような問題を解消できる
装置として、潤滑油の供給通路に戻り通路を接続し、そ
の接続部に、供給通路側または戻り通路の何れか一方を
開いたときに他方を閉じる三方電磁弁を配設し、この電
磁弁をデューティ制御するようにした潤滑油供給装置が
提案されている(例えば特開平2−139307号公報
参照)。この公報に開示された潤滑油供給装置は、三方
電磁弁を制御するに当たって絞り弁の開度信号が取り入
れられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、絞り弁の開
度によって潤滑油供給量をデューティ制御したのでは、
供給量が少量のときには供給量が不正確になってしまう
という問題があった。すなわち、例えばエンジンが低回
転のときに急にアクセルを開けて加速するような場合に
は、潤滑油供給量が必要量より多くなって排気管から白
煙が生じやすくなってしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る2サイクル
エンジンの潤滑油供給装置は、デューティ制御するとき
のデューティ比を、潤滑油供給時間を一定にして潤滑油
戻し時間を変えることによって、エンジンが必要とする
潤滑油量となる値に設定したものである。
【0007】
【作用】潤滑油はデューティ比で定められた時間だけ戻
り通路に流されるから、潤滑油戻し時間を変えることに
よって、最低供給量を確保しつつ潤滑油供給量を微調整
することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図5に
よって詳細に説明する。図1は本発明に係る2サイクル
エンジンの潤滑油供給装置の構成を示すブロック図、図
2は本発明に係る2サイクルエンジンの潤滑油供給装置
に使用する制御ユニットのブロック図、図3は本発明に
係る2サイクルエンジンの潤滑油供給装置の動作を説明
するための図で、同図(a)は潤滑油ポンプの作動サイ
クルを示し、同図(b)はデューティ制御のサイクルを
示し、同図(c)はデューティ比を変えた場合のデュー
ティ制御のサイクルを示す。図4はデューティ比を設定
するための最適給油量を示すグラフ、図5は本発明に係
る2サイクルエンジンの潤滑油供給装置の動作を説明す
るためのフローチャートで、同図(a)は制御動作全体
を示すフローチャート、同図(b)は回転数計算ステッ
プを拡大して示すフローチャート、同図(c)はデュー
ティ比計算ステップを拡大して示すフローチャート、同
図(d)は三方電磁弁制御ステップを拡大して示すフロ
ーチャートである。これらの図において、1は本発明に
係る2サイクルエンジンの潤滑油供給装置である。この
潤滑油供給装置1は、2サイクルエンジン2にエンジン
駆動式の潤滑油ポンプ3を供給通路4を介して接続し、
前記潤滑油ポンプ3の吸込側にオイルタンク5を導入路
6を介して接続すると共に、前記供給通路4とオイルタ
ンク5とを、前記潤滑油ポンプ3,導入路6をバイパス
するように戻り通路7で接続した構成となっている。ま
た、前記潤滑油ポンプ3は、プランジャ(図示せず)が
エンジン2によって駆動される構造のものが採用され、
プランジャの往復ストロークをスロットル開度に応じて
調整できるように構成されている。
【0009】そして、前記戻り通路7と供給通路4との
接続部には三方電磁弁8が配設されている。この三方電
磁弁8は、前記供給通路4側に連通する供給口9a,戻
り通路7側に連通する戻り口9bを有するバルブケース
9と、このバルブケース9内に配置され前記供給口9
a,戻り口9bの何れか一方を開いたとき他方を閉じる
弁体10と、この弁体10を、供給口9aを開く位置に
付勢する付勢ばね11と、前記弁体10を、通電時に戻
り口9bを開く位置に移動させる電磁コイル12とから
構成されている。すなわち、このように構成された三方
電磁弁8では、電磁コイル12が通電されて励磁される
と、弁体10が図において左側に移動して戻り通路7が
供給通路4に連通され、通電が解かれると、弁体10が
復帰して供給通路4がエンジン2に連通されることにな
る。
【0010】13は前記三方電磁弁8の動作を制御する
ための制御ユニットで、この制御ユニット13は、メイ
ンスイッチ14を介してバッテリー15に接続されると
共に、エンジン2の回転数を算出するためにエンジン2
の点火系に接続されており、エンジン回転数に応じて定
められたデューティ比に則って三方電磁弁8をデューテ
ィ制御するように構成されている。なお、16はエンジ
ン2の点火ユニットを示す。
【0011】前記制御ユニット13は図2に示すように
構成され、点火ユニット16の点火ピックアップ16a
からの回転数信号によってエンジン2の平均回転数を計
算する回転数計算手段17と、この回転数計算手段17
からの回転数データと後述するマップ18に定められた
必要給油量とからデューティ比およびデューティ制御時
の制御間隔とを演算するデューティ演算手段19と、発
振器20等とを備えている。
【0012】前記マップ18は、エンジン回転数に応じ
た潤滑油必要量(ピストンが汚損される限界となる給油
量)が書き込まれている。この潤滑油必要量としては、
図4の特性線Aに沿った量とされる。図4は、エンジン
回転数に応じた最適な給油量を示すグラフで、本実施例
ではこの給油量に則ってエンジン2に潤滑油が供給され
る。
【0013】ここで、図3(a)〜(c)によって前記
制御ユニット13での制御方法を説明する。図3
(b),(c)において、Aはデューティ制御するとき
の制御間隔(以下、この時間をサイクルタイムとい
う)、Bは電磁コイル12への通電時間(以下、この時
間を潤滑油戻し時間という)を示す。また、図3(c)
はエンジン回転数に応じてデューティ比が変わる様子を
示し、同図中イでは全開運転時などの高回転時の制御サ
イクルを、それより回転数が低くなったときの制御サイ
クルをロ,ハ,ニで示す。
【0014】制御ユニット13は、三方電磁弁8を通っ
てエンジン2へ供給される潤滑油量を、エンジン回転数
データおよびマップ18でのデータからデューティ比
(B/A×100%)およびサイクルタイムAを決定し
て制御する。すなわち、マップ18のデータに則って制
御すると、図3(c)で示すように、回転数が高くなっ
て必要潤滑油量が増大するほど潤滑油戻し時間Bが短く
なってデューティ比が小さくなり、サイクルタイムAが
短くなる。
【0015】次に、本発明に係る2サイクルエンジンの
潤滑油供給装置の動作を図5(a)〜(d)に示すフロ
ーチャートによって説明する。先ず、概略動作を図5
(a)によって説明する。メインスイッチ14がONさ
れると、図5(a)中P1 で制御ユニット13の初期設
定が行われる。そして、P2 でエンジン回転数を計算し
た後、P3 でデューティ比,サイクルタイム等を計算す
る。次いで、その計算結果によってP4 で三方電磁弁8
をデューティ制御する。1サイクル制御した後、P5
フェールセーフ検出を行い、電圧が急変動したりして制
御ユニット13の出力誤差が大きくなっていないかを確
認する。正常であるときには前記P2 の回転数計算ステ
ップに戻って前記動作を繰り返す。また、出力誤差が大
きくなっているときには、P6,P7からなるフェールセ
ーフステップにおいて、デューティ制御せずに常に潤滑
油がエンジン2へ供給されるようにする。このステップ
6 では三方電磁弁8への通電を遮断させ、ステップP
7 では一定時間経過後にユニット全体をリセットしてス
テップP1 へ戻って制御動作を行なうように構成されて
いる。上述した一連の動作はメインスイッチ14がOF
Fされるまで行われる。
【0016】前記回転数計算ステップP2 では、図5
(b)に示した手順によって計算が行われる。すなわ
ち、先ず、P21で単位時間当たりの点火信号数からエン
ジン回転数データ(回転時間データ)を計算する。そし
て、そのデータがP22で正常であると確認された後、P
23で前記データをN回累積し、累積結果をNで除して平
均エンジン回転数を計算する。なお、この回転数計算ス
テップP2 での計算は、制御装置13の回転数計算手段
17によって行われる。
【0017】前記デューティ比,サイクルタイム計算ス
テップP3 では、図5(c)に示した手順によって計算
が行われる。先ず、P31でデューティ演算手段19が回
転数計算手段17からの回転数データを読み込み、P32
でこの回転数データおよびマップ18からデューティ比
を計算する。次に、P33でサイクルタイムAを計算す
る。サイクルタイムAは、OFFタイムをデューティ比
で除して計算される。なお、OFFタイムは本実施例で
は4秒で一定とした。そして、P34でOFFタイムを4
秒としてセットし、P35で前記サイクルタイムAおよび
OFFタイムをセーブする。
【0018】前記三方電磁弁制御ステップP4 では、図
5(d)に示した手順によって三方電磁弁8が制御され
る。すなわち、前記ステップP3 で計算されたサイクル
タイムAおよびOFFタイムをP41で読み込み、P42
サイクルタイムA,OFFタイムに合わせて三方電磁弁
8のON/OFF時間を決定する。次に、P43,P44
一定時間OFF出力する。言い換えれば、4秒間だけ通
電しない状態とする。その後、P45,P46でサイクルタ
イムAから前記OFFタイムを差し引いた残り時間だけ
ON出力する。このON出力時に三方電磁弁8の電磁コ
イル12が励磁され、オイルポンプ3から吐出された潤
滑油は戻り通路7を通ってオイルタンク5へ戻される。
しかる後、P47で再びOFF出力してP5 へ進む。
【0019】したがって、このように構成された2サイ
クルエンジンの潤滑油供給装置1によれば、潤滑油はデ
ューティ比で定められた時間だけ戻り通路7に流される
から、潤滑油戻し時間(電磁弁通電時間)を変えること
によって、最低供給量を確保しつつ潤滑油供給量を微調
整することができる。
【0020】また、前記実施例ではエンジン回転域の全
域にわたってマップ18を使用してデューティ制御した
が、図6および図7に示すように、マップを使用せず
に、しかも、エンジンが所定回転数以下で回転している
ときのみにデューティ制御するように構成することもで
きる。
【0021】図6はスロットル連動スイッチを取付けた
潤滑油供給装置を示すブロック構成図、図7は同じく動
作を説明するための図である。これらの図において前記
図1ないし図4で説明したものと同一もしくは同等部材
については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。こ
れらの図において、21はスロットル連動スイッチで、
このスイッチ21は、スロットル(図示せず)が一定開
度に達したときに制御ユニット13に制御停止信号を出
力するように構成されている。なお、このスイッチ21
は、ハンドルグリップやスロットルワイヤーの途中に設
置される。
【0022】この例で使用する制御ユニット13は、前
記スイッチ21からの制御停止信号が入力されるとデュ
ーティ制御動作を停止し、その信号が絶たれると再びデ
ューティ制御するように構成されている。さらに、この
制御ユニット13は、デューティ比が固定値とされ、発
振回路によって定められたサイクルタイムに則ってデュ
ーティ制御するような構造とされている。なお、図7中
PWMは三方電磁弁8を示す。
【0023】このように構成された潤滑油供給装置で
は、スロットル開度が所定値より小さいときにはスイッ
チ21がOFFとなる関係から、制御ユニット13が三
方電磁弁8を駆動してデューティ制御される。スロット
ル開度が一定開度に達したときには、スイッチ21がO
Nとなって制御ユニット13がデューティ制御動作を中
断する。このときには、オイルポンプ3から吐出された
潤滑油は全てエンジン2に供給される。
【0024】スロットルを戻してスイッチ21がOFF
となったときには制御ユニット13によって再びデュー
ティ制御されるが、そのときのデューティ制御はOFF
状態(エンジン2に潤滑油を供給する状態)から再開さ
れる。このように制御すると、高回転で回転しているエ
ンジン2に急に潤滑油が供給されなくなるのを防ぐこと
ができる。
【0025】なお、上述した各実施例では、予め定めら
れたデューティ比によってデューティ制御する例を示し
たが、デューティ比をスイッチなどによって適宜変更す
ることができるように構成することもできる。その実施
例を図8〜図10(a),(b)によって説明する。
【0026】図8はデューティ比を変更可能とした他の
実施例装置のブロック構成図、図9は動作を説明するた
めの図、図10はデューティ比を変更可能とした他の実
施例装置の動作を示すフローチャートで、同図(a)は
制御動作全体を示すフローチャート、同図(b)はデュ
ーティ比計算ステップを拡大して示すフローチャートで
ある。なお、図10において前記図5で説明したステッ
プについては同一符号を付し詳細な説明は省略する。こ
れらの図において、31はデューティ比変更用スイッチ
で、このスイッチ31は、デューティ比を任意な値に設
定できる構造とされ、制御ユニット13内のデューティ
演算手段にデューティ比データを出力するように構成さ
れている。
【0027】本実施例で使用する制御ユニット13は、
エンジン回転数が低速域のときにデューティ制御を行
い、エンジン回転数が所定値に達したときにデューティ
制御を中断するように構成されている。すなわち、エン
ジン回転数が所定値より大きくなったときには、オイル
ポンプ3から吐出された潤滑油は全てエンジン2に供給
されることになる。また、デューティ制御を中断すると
きのエンジン回転数(PWM停止回転数)は、図9に示
すように、デューティ制御を再開するときのエンジン回
転数(PWM開始回転数)に対してヒステリシスをもた
せるために高い値とされている。図9においてヒステリ
シス値をHで示す。このようにすると、エンジンがPW
M停止回転数の前後の回転域で運転されているときに、
三方電磁弁8の動作にばたつきが生じるのを防ぐことが
できる。
【0028】次に、この潤滑油供給装置の動作を図10
(a),(b)によって説明する。先ず、図10(a)
のP1 で初期設定を行い、S1でスイッチ設定データを
読み込む。次に、P2 で回転数計算を行ない、S2 でサ
イクルタイム等を計算する。ステップS2 では、図10
(b)に示すように、S21でエンジン回転数データの読
み込み作業とヒステリシス値設定作業を行い、S22でス
イッチ設定データからデューティ比,サイクルタイムA
およびOFFタイムを計算する。なお、OFFタイムと
しては、最低4秒とすることが望ましい。そして、S23
でサイクルタイムAとOFFタイムとをセーブし、次の
ステップP4 へ進む。ステップP4 以降は図5で示した
動作と同様であるため、ここでの説明は省略する。
【0029】このようにデューティ比をマップによらず
に固定値に設定しても前記実施例と同様の効果が得られ
る。
【0030】なお、上述した各実施例ではオイルポンプ
3の潤滑油吐出量をスロットル開度に応じて増減させる
構成としたが、本発明はこのような限定にとらわれるこ
となく、潤滑油吐出量を一定とすることもできる。上述
したようにオイルポンプ3の潤滑油吐出量をスロットル
開度に応じて増減させると、潤滑油要求量に応じた供給
量をもって潤滑油が供給されるので、単純な構成で信頼
性の高い潤滑油供給装置が得られる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る2サイ
クルエンジンの潤滑油供給装置は、デューティ制御する
ときのデューティ比を、潤滑油供給時間を一定にして潤
滑油戻し時間を変えることによって、エンジンが必要と
する潤滑油量となる値に設定したため、潤滑油はデュー
ティ比で定められた時間だけ戻り通路に流されるから、
潤滑油戻し時間を変えることによって、最低供給量を確
保しつつ潤滑油供給量を微調整することができる。した
がって、潤滑油を高精度に計量して供給することができ
るようになり、無駄に消費される潤滑油を可及的少なく
抑えることができる。また、予め定められたデューティ
比に則ってデューティ制御するため、従来の装置に較べ
てエンジンの運転状態を検出するセンサーの数量を減ら
すことができると共に、複雑な演算を行なう演算手段が
不必要となる。このため、装置構成を簡略化でき製造コ
ストを低く抑えることができるという効果もある。さら
に、デューティ比を設定するに当たり潤滑油供給時間を
一定にして潤滑油戻し時間を変えたため、電源が絶たれ
たり、制御ユニットが何らかの原因で誤動作したとして
も、最低必要な潤滑油量を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2サイクルエンジンの潤滑油供給
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る2サイクルエンジンの潤滑油供給
装置に使用する制御ユニットのブロック図である。
【図3】本発明に係る2サイクルエンジンの潤滑油供給
装置の動作を説明するための図で、同図(a)は潤滑油
ポンプの作動サイクルを示し、同図(b)はデューティ
制御のサイクルを示し、同図(c)はデューティ比を変
えた場合のデューティ制御のサイクルを示す。
【図4】デューティ比を設定するための最適給油量を示
すグラフである。
【図5】本発明に係る2サイクルエンジンの潤滑油供給
装置の動作を説明するためのフローチャートで、同図
(a)は制御動作全体を示すフローチャート、同図
(b)は回転数計算ステップを拡大して示すフローチャ
ート、同図(c)はデューティ比計算ステップを拡大し
て示すフローチャート、同図(d)は三方電磁弁制御ス
テップを拡大して示すフローチャートである。
【図6】スロットル連動スイッチを取付けた潤滑油供給
装置を示すブロック構成図である。
【図7】スロットル連動スイッチを取付けた潤滑油供給
装置の動作を説明するための図である。
【図8】デューティ比を変更可能とした他の実施例装置
のブロック構成図である。
【図9】デューティ比を変更可能とした他の実施例装置
の動作を説明するための図である。
【図10】デューティ比を変更可能とした他の実施例装
置の動作を示すフローチャートで、同図(a)は制御動
作全体を示すフローチャート、同図(b)はデューティ
比計算ステップを拡大して示すフローチャートである。
【図11】従来の潤滑油供給装置の問題点を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 潤滑油供給装置 2 エンジン 3 オイルポンプ 4 供給通路 7 戻り通路 8 三方電磁弁 13 制御ユニット

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 エンジン駆動式潤滑油ポンプの吐出側
    に、潤滑油通路を2サイクルエンジン側供給通路と、潤
    滑油ポンプ吸込側に連通された戻り通路とに選択的に切
    り換える切換弁を設け、この切換弁を制御装置によって
    デューティ制御する2サイクルエンジンの潤滑油供給装
    置において、デューティ制御するときのデューティ比
    を、潤滑油供給時間を一定にして潤滑油戻し時間を変え
    ることによって、エンジンが必要とする潤滑油量となる
    値に設定したことを特徴とする2サイクルエンジンの潤
    滑油供給装置。
JP3184082A 1991-06-28 1991-06-28 2サイクルエンジンの潤滑油供給装置 Expired - Fee Related JP2973338B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0938283A (ja) * 1995-07-26 1997-02-10 Maruhon Ind Co Ltd パチンコ機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0938283A (ja) * 1995-07-26 1997-02-10 Maruhon Ind Co Ltd パチンコ機

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