JPH05101112A - データベース演算処理装置 - Google Patents

データベース演算処理装置

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JPH05101112A
JPH05101112A JP3258157A JP25815791A JPH05101112A JP H05101112 A JPH05101112 A JP H05101112A JP 3258157 A JP3258157 A JP 3258157A JP 25815791 A JP25815791 A JP 25815791A JP H05101112 A JPH05101112 A JP H05101112A
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processor
calculation
parallel
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host device
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Application number
JP3258157A
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English (en)
Inventor
Kazunori Shimakawa
和典 島川
Takao Iwasaki
孝夫 岩崎
Hiroyoshi Yamada
広佳 山田
Tomohiko Yamada
朝彦 山田
Yuji Sato
祐治 佐藤
Hironori Hokao
博紀 外尾
Shinichi Amano
慎一 天野
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Toshiba Corp
Toshiba Software Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Software Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】計数検索におけるメモリの使用効率を上げると
共に、高速な処理を可能とする。 【構成】エンジン制御プロセッサ(ECP)162は、
計数検索処理(結果保持なし)が要求された場合に、ハ
ードウェアソータ制御プロセッサ(ECAM)164に
対して、結果データ量に関係なく、1個の小容量の出力
バッファ232を与える。ECAM164は、小容量の
出力バッファ232を繰り返して再利用し、演算結果を
格納する。従って、演算結果は、結果的に捨てられる。
入力バッファ231中の演算対象データについての処理
が完了すると、ECAM164は、ECP162に処理
の完了を通知すると共に、出力レコード数を通知する。
これにより、ECP162は、大容量メモリ(EBD
M)163のメモリ容量を無駄に消費すること無く計数
検索の結果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホスト装置からの要求
に応じて演算対象のファイルデータに対してソートや関
係代数演算等の演算処理を実行する演算処理装置を備え
たデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータシステムにおいて
は、ソート処理や関係データベースの検索系処理等を高
速に実行するために専用のデータベース演算処理装置が
設けられている。このデータベース演算処理装置は、ハ
ードウェアソータと称される演算回路を備えており、こ
の演算回路を用いることによってソートや関係代数演算
を高速に実行することができる。
【0003】データベース演算処理装置で演算処理を行
う場合には、ホスト装置の2次記憶装置からそのデータ
ベース演算処理装置の内部メモリの入力バッファに演算
対象データが入力され、その入力データが演算回路に送
られて所定の演算が実行される。そして、その演算処理
の結果は、内部メモリの出力バッファに入力される。
【0004】ここで、従来のデータベース演算処理装置
における演算処理について説明する。図7には、ホスト
装置からのJOINコマンド(結合処理)の指示が与え
られた場合の演算処理の様子を示している。図7は2つ
のテーブル(テーブルA,テーブルB)をテーブルAの
対象キーとテーブルBの条件キーによりJOIN(結
合;この場合は等結合)し、それによって得られる演算
結果(内部メモリにおけるレコードの先頭アドレスを示
すレコード識別番号(RID)のペア)を示している。
【0005】通常、ホスト装置からの演算要求がある場
合、データベース演算処理装置では、演算処理に応じた
容量の出力バッファが確保される。すなわち、JOIN
(結合処理)の結果出力される件数を予測して、それに
見合うだけの容量が確保される。
【0006】JOIN(結合処理)の場合は、図7に示
すように、対象キー及び条件キーの各テーブルにおける
重複率が高いほど、出力データ量が増大するという特徴
をもっている。最大の場合には、n×m件(nはテーブ
ルAのレコード数、mはテーブルBのレコード数)のR
IDのペアが出力される。従って、出力バッファは、予
想される最大のn×m件分の容量が確保される。
【0007】ところで、ホスト装置からのデータベース
演算要求が、JOIN(結合)、SELECT(選
択)、RESTRICT(制約)等の関係代数演算結果
の計数(カウント)のみの場合がある。従来では、この
ような場合であっても、通常の演算処理と同様に、演算
結果のデータ量に応じた出力バッファが確保される。
【0008】つまり、必要とされない演算結果を格納す
るための無駄なメモリ容量が消費されてしまう。SEL
ECTやRESTRICTのように指定された条件で選
択あるいは制約を行なう場合には、最大入力データ量と
同じメモリ量が消費され、JOINの場合には、最大2
つの入力レコード数の積(前述した例ではn×m件分)
のデータ量と同じメモリ量が消費されてしまう。
【0009】特に、JOINの場合には、演算結果が内
部メモリ中に入り切らない可能性があり、この際には2
次記憶装置中に作成された作業ファイルを利用した処理
方式が実行される。この方式が実行されると、計数結果
のみが必要とされるにもかかわらず、演算結果について
の処理のために作業ファイルとのアクセスが必要とな
り、処理速度を低下させてしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のデー
タベース演算処理装置では、計数検索だけが要求される
場合であっても、内部メモリ中に演算結果のデータ量に
応じた出力バッファが確保されてしまう。このため、入
力データ量が多かったり、JOINのように演算結果の
データ量が大きくなる場合には、大量のメモリが消費さ
れることになる。これにより、この演算以降に続く他の
演算の処理に必要なメモリを圧迫することになる。
【0011】また、演算結果データ量が内部メモリの容
量を越えてしまうと、演算結果を2次記憶装置の作業フ
ァイルに出力せざるを得なくなり、大幅な処理効率の低
下を招いてしまう。
【0012】本発明は前記のような点に鑑みてなされた
もので、計数検索におけるメモリの使用効率を上げると
共に、高速な処理が可能なデータベース演算処理装置を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホスト装置、
及び演算対象のテーブルデータが格納される2次記憶装
置と接続され、前記ホスト装置からの要求に応じて前記
演算対象のテーブルデータに対して所定のデータベース
演算処理を実行するデータベース演算処理装置におい
て、装置全体の制御を司る第1のプロセッサと、前記ホ
スト装置との間のインターフェース制御及び前記2次記
憶装置との間の入出力制御を司る第2のプロセッサと、
ソートを並列に実行する並列ソーティング機構及び各種
関係代数演算を並列に実行する並列関係代数演算機構を
制御する第3のプロセッサと、演算対象のテーブルデー
タ、及び前記第3のプロセッサの制御のもとに実行され
た演算によって得られた演算結果を記憶するための内部
メモリとを具備し、前記第1のプロセッサは、前記ホス
ト装置から前記第2のプロセッサを介して計数検索とし
ての演算要求が与えられた場合に、前記第3のプロセッ
サに演算実行を指示すると共に前記内部メモリ中の小容
量の出力バッファを与え、前記第3のプロセッサは、前
記第1のプロセッサに与えられた前記出力バッファのみ
を利用して演算処理を実行させて、演算終了後に計数結
果を第1のプロセッサに通知するように構成されている
ことを第1の特徴とする。
【0014】また本発明は、ホスト装置、及び演算対象
のテーブルデータが格納される2次記憶装置と接続さ
れ、前記ホスト装置からの要求に応じて前記演算対象の
テーブルデータに対して所定のデータベース演算処理を
実行するデータベース演算処理装置において、装置全体
の制御を司る第1のプロセッサと、前記ホスト装置との
間のインターフェース制御及び前記2次記憶装置との間
の入出力制御を司る第2のプロセッサと、ソートを並列
に実行する並列ソーティング機構及び各種関係代数演算
を並列に実行する並列関係代数演算機構を制御する第3
のプロセッサと、演算対象のテーブルデータ、及び前記
第3のプロセッサの制御のもとに実行された演算によっ
て得られた演算結果を記憶するための内部メモリとを具
備し、前記第1のプロセッサは、前記ホスト装置から前
記第2のプロセッサを介して計数検索としての演算要求
が与えられた場合に、前記第3のプロセッサに演算実行
を指示し、前記第3のプロセッサは、演算処理の結果を
破棄し、演算終了後に計数結果のみを前記第1のプロセ
ッサを介して前記ホスト装置に通知するように構成され
ていることを第2の特徴とする。
【0015】
【作用】このような構成によれば、ホスト装置から計数
検索の要求があった場合には、1個の小容量出力バッフ
ァが確保され、この出力バッファのみを何度も再利用し
て演算結果が格納される。すなわち、演算処理によって
得られるデータ量に関係なく、使用されるメモリ量が小
量となっているので、内部メモリの使用効率を向上させ
ることができる。また、確保された小容量の出力バッフ
ァが再利用されるので、作業ファイルを用いた処理が必
要な状況にはなりえず、処理速度の低下を招かない。
【0016】さらに、第3のプロセッサが演算結果を破
棄する機能を有することで、本来不要である出力バッフ
ァを全く必要とせず、メモリ使用効率を最大とすること
ができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。
【0018】図1にはこの発明の一実施例に係わるデー
タ処理装置の全体のシステム構成が示されている。この
データ処理装置は、ホストコンピュータ10と、データ
ベース演算処理装置(データベースエンジン;DBE)
16と、磁気ディスク装置17とによって構成されてい
る。ホストコンピュータ10は、CPU11、主記憶装
置12、第1及び第2のチャネル装置14,15によっ
て構成されており、これらCPU11、主記憶装置1
2、及びチャネル装置14,15はシステムバス13を
介して相互接続されている。
【0019】ホストコンピュータ10とデータベース演
算処理装置16はチャネル装置14によって接続され、
またホストコンピュータ10と磁気ディスク装置17は
チャネル装置15によって接続されている。さらに、デ
ータベース演算処理装置16と磁気ディスク装置17は
専用のアクセスパス18を介して接続されている。
【0020】CPU11は、ホストコンピュータ10全
体の制御を司るものであり、データベース演算処理装置
16に対してソート処理や関係代数演算等の各種演算処
理の実行を依頼する。また、この演算処理の依頼に際
し、CPU11は、磁気ディスク装置17の一部の記憶
領域を作業ファイル171としてデータベース演算処理
装置16に割り当てることができる。この作業ファイル
171の割り当ては、CPU11が、どの記憶領域を作
業ファイルとして使用するのかを指定する作業ファイル
コマンドを発行することによって行われる。作業ファイ
ル171の大きさは、演算対象の入力ファイルの大きさ
等に基づいて決定される。
【0021】主記憶装置12には、データベース演算処
理装置16に演算対象ファイルや演算内容を指示するた
めのコマンドや、作業ファイルを指定する作業ファイル
コマンド等が格納される。
【0022】データベース演算処理装置(DBE)16
は、CPU11からのコマンドに基づいて演算対象ファ
イルのデータに対して演算処理を実行するものであり、
演算対象ファイルの入力及び演算結果の出力等の入出力
のために、パス18を介して磁気ディスク装置17を直
接的にアクセスする。
【0023】このデータベース演算処理装置(DBE)
16は、エンジンインターフェースプロセッサ(EI
P)161、エンジン制御プロセッサ(ECP)16
2、大容量メモリ(EBDM)163、ハードウェアソ
ータ制御プロセッサ(ECAM)164、並列ソーティ
ングモジュール(PSOM)165、及び並列関係代数
演算モジュール(PRAM)166によって構成されて
いる。
【0024】エンジンインターフェースプロセッサ(E
IP)161、エンジン制御プロセッサ(ECP)16
2、及びハードウェアソータ制御プロセッサ(ECA
M)164の3台のプロセッサは内部バス16によって
相互接続されており、大容量メモリ(EBDM)163
を共有メモリとする密結合のマルチプロセッサを構成し
ている。
【0025】大容量メモリ(EBDM)163は、3台
の各プロセッサの共通のアドレス空間上に配置されてい
る。また、これら3台のプロセッサ、つまりエンジンイ
ンターフェースプロセッサ(EIP)161、エンジン
制御プロセッサ(ECP)162、及びハードウェアソ
ータ制御プロセッサ(ECAM)164には機能分散が
なされている。この場合、それぞれの固有の役割を効率
良く実行するために、これら各プロセッサは、密結合な
がらそれぞれに適した独立のモニタによって動作制御さ
れるように構成されている。
【0026】エンジンインターフェースプロセッサ(E
IP)161、エンジン制御プロセッサ(ECP)16
2、及びハードウェアソータ制御プロセッサ(ECA
M)164の機能分散は、次のようになされている。
【0027】すなわち、エンジンインターフェースプロ
セッサ(EIP)161は、ホストコンピュータ10と
データベース演算処理装置16間の通信を行うと共に、
磁気ディスク装置17のディスクコントローラにもパス
18を介して接続されており、磁気ディスク17とのデ
ータ入出力を直接的に制御する。また、エンジンインタ
ーフェースプロセッサ(EIP)161は、磁気ディス
ク装置17にデータを出力する際、出力ファイルの再構
成処理も行う。
【0028】ホストコンピュータ10との間の通信にお
いては、エンジンインターフェースプロセッサ(EI
P)161は、第1のチャネル装置14を介してCPU
11から送られてくるコマンドを受信し、それをエンジ
ン制御プロセッサ(ECP)162に送信する。また、
エンジンインターフェースプロセッサ(EIP)161
は、エンジン制御プロセッサ(ECP)162から送ら
れてくるコマンド結果としてのステータスを受信し、そ
れを第1のチャネル装置14を介してCPU11に返信
する。
【0029】磁気ディスク装置17との間のデータ入出
力処理においては、エンジンインターフェースプロセッ
サ(EIP)161は、エンジン制御プロセッサ(EC
P)162からの入出力要求を受け付け、大容量メモリ
(EBDM)163と磁気ディスク装置17との間でデ
ータ転送を行う。
【0030】このデータ転送には、演算対象ファイルを
磁気ディスク装置17から入力するデータ入力処理(R
EADコマンドによる)、演算の最終結果を磁気ディス
ク装置17へ出力するデータ出力処理(PROJECT
IONコマンドによる)、所定のデータ範囲毎の演算の
中間結果を磁気ディスク装置17の作業ファイル171
との間で入出力する中間結果入出力処理がある。
【0031】エンジン制御プロセッサ(ECP)162
は、エンジンインターフェースプロセッサ(EIP)1
61、大容量メモリ(EBDM)163、及びハードウ
ェア制御プロセッサ(ECAM)164を内部バス16
7を介して制御する。
【0032】大容量メモリ(EBDM)163は、磁気
ディスク装置17から読み出された演算対象のファイル
データ、ハードウェア制御プロセッサ(ECAM)16
4、並列ソーティングモジュール(PSOM)165、
及び並列関係代数演算モジュール(PRAM)166に
よる演算処理における演算結果、さらには、エンジン制
御プロセッサ(ECP)162による統合結果等を格納
する共有メモリである。演算対象のファイルデータは大
容量メモリ(EBDM)163内の入力バッファ部に格
納され、演算結果及び統合処理結果は大容量メモリ(E
BDM)163内の出力バッファ部に格納される。
【0033】ハードウェアソータ制御プロセッサ(EC
AM)164は、エンジン制御プロセッサ(ECP)1
62からの指令に基づいて、並列ソーティングモジュー
ル(PSOM)165及び並列関係代数演算モジュール
(PRAM)166による演算を制御する。
【0034】この場合、ハードウェアソータ制御プロセ
ッサ(ECAM)164は、大容量メモリ(EBDM)
163上のデータを並列ソーティングモジュール(PS
OM)165に入力し、並列関係代数演算モジュール
(PRAM)166から出力された演算結果を大容量メ
モリ(EBDM)163上に格納するが、並列ソーティ
ングモジュール(PSOM)165へのデータ入力に際
しては、所定のデータ範囲毎にキー切り出し処理を実行
する。
【0035】このキー切り出し処理においては、ハード
ウェアソータ制御プロセッサ(ECAM)164は、演
算対象データ範囲の各レコードから演算に必要なキーの
みを切り出し、それにレコード識別番号(大容量メモリ
163上におけるレコードの先頭アドレス)を付加して
並列ソーティングモジュール(PSOM)165へ送出
する。
【0036】並列ソーティングモジュール(PSOM)
165は、ハードウェアソータ制御プロセッサ(ECA
M)164によって駆動され、ソートを並列に実行する
専用のハードウェア回路であり、並列関係代数演算モジ
ュール(PRAM)166に接続されている。この並列
ソーティングモジュール(PSOM)165は、パイプ
ラインマージソータと称されるものであり、2−ウェイ
マージを行う複数のソートセルをカスケード接続してな
る。
【0037】並列関係代数演算モジュール(PRAM)
166は、関係型データベースにおけるJOIN(結
合)やRESTRICT(制約)といった関係代数演算
を並列に実行する専用のハードウェア回路であり、並列
ソーティングモジュール(PSOM)165からソート
されたデータを入力し、演算結果をハードウェアソータ
制御プロセッサ(ECAM)164に出力する。ソート
処理だけを実行する場合には、並列関係代数演算モジュ
ール(PRAM)166は、最終段のソートセルとして
機能する。また、JOIN(結合)やRESTRICT
(制約)といった関係代数演算を行う場合には、並列ソ
ーティングモジュール(PSOM)165のソートセル
を数段用いたソート後に、並列関係代数演算モジュール
(PRAM)166に入力される。
【0038】次に、同実施例の動作について図2及び図
3を参照しながら説明する。図2はデータベース演算処
理装置16における計数検索処理の制御の流れを示す
図、図3は計数検索処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【0039】なお、以下に説明する計数検索処理は、ホ
ストコンピュータ10から与えられるコマンド列中の一
つのコマンドにより指示されるものとする。従って、計
数演算処理を要求するコマンドがデータベース演算処理
装置16が与えられる前に、READ(読み込み)コマ
ンドにより、演算対象とするテーブルデータに応じて入
力バッファ231が確保され、また他のコマンドにより
同コマンドの処理内容に応じた出力バッファが確保され
ているものとする。
【0040】まず、ホストコンピュータ10(CPU1
1)から計数検索要求(結果保持なし)としてのコマン
ドが出力されると、データベース演算処理装置16のエ
ンジンインターフェースプロセッサ(EIP)161に
入力される。エンジンインターフェースプロセッサ(E
IP)161は、CPU11からの計数検索要求として
のコマンドをエンジン制御プロセッサ(ECP)162
に内部バス167を経由して渡す(ステップS1)。
(図2において(1)の流れ。)
【0041】エンジン制御プロセッサ(ECP)162
は、エンジンインターフェースプロセッサ(EIP)1
61からのコマンドに基づいて、大容量メモリ(EBD
M)163上の演算対象データ全てが格納されている入
力バッファ231(アドレス及びサイズ)と、演算結果
データ量より十分に小さな容量となるように予め大容量
メモリ(EBDM)163に確保しておいた必要最小限
・小容量の出力バッファ232(アドレス及びサイズ)
と、コマンドに応じた演算指示を、内部バス167を経
由してハードウェアソータ制御プロセッサ(ECAM)
164に対して出力する(ステップS2)。
【0042】ハードウェアソータ制御プロセッサ(EC
AM)164は、入力バッファ231内のデータを並列
ソーティングモジュール(PSOM)165と、並列関
係代数演算モジュール(PRAM)166に順次送り込
み、演算を実行させる(ステップS3)。(図2中にお
いて(2)の流れ。)ハードウェアソータ制御プロセッ
サ(ECAM)164は、その演算結果を出力バッファ
232に格納する。(図2中において(3)の流れ。)
【0043】ここで、入力バッファ231中の演算対象
データの全てについて処理が終了しておらず、出力バッ
ファ232の容量に空きがある場合、ハードウェアソー
タ制御プロセッサ(ECAM)164は、入力バッファ
231内のデータについての演算を順次実行させる(ス
テップS4,S5,S3)。
【0044】この演算中、出力バッファ232に全て演
算結果が格納されて空き容量がなくなった場合、ハード
ウェアソータ制御プロセッサ(ECAM)164は、演
算処理を一時中断する(ステップS5,S6)。そし
て、ハードウェアソータ制御プロセッサ(ECAM)1
64は、エンジン制御プロセッサ(ECP)162に対
して出力バッファ232が不足であることを通知する
(ステップS7)。(図2中において(4)の流れ。)
【0045】エンジン制御プロセッサ(ECP)162
は、ハードウェアソータ制御プロセッサ(ECAM)1
64から出力バッファ232の不足の通知を受けると、
ステップS2において先に与えたものと同じ出力バッフ
ァ232を再びハードウェアソータ制御プロセッサ(E
CAM)164に与える(ステップS8)。(図2中に
おいて(5)の流れ。)
【0046】ハードウェアソータ制御プロセッサ(EC
AM)164は、一時中断していた演算処理を再開し
(ステップS9)、入力バッファ231に格納されてい
る演算対象データに対して演算を実行させ、演算結果を
出力バッファ232に格納する。すなわち、先に出力バ
ッファ232に格納されていた演算結果は、結果的に捨
てられることになる。
【0047】こうして、小容量の出力バッファ232を
繰り返して利用しながら一連の処理を継続して行なう。
入力バッファ231に格納されたデータについての演算
処理が終了すると、ハードウェアソータ制御プロセッサ
(ECAM)164は、演算完了を通知すると共に、出
力した演算結果データの件数をエンジン制御プロセッサ
(ECP)162に通知する(ステップS10)。
【0048】エンジン制御プロセッサ(ECP)162
は、ハードウェアソータ制御プロセッサ(ECAM)1
64から通知された演算結果データの件数を計数検索の
結果とし、エンジンインターフェースプロセッサ(EI
P)161を経由してホストコンピュータ10(CPU
11)に通知する(ステップS11,S12)。
【0049】次に、前述した計数検索処理の具体的な例
について、図4乃至図6を参照して説明する。図4乃至
図6は、図7に示す演算処理と同様に、2つのテーブル
(テーブルA,テーブルB)をJOIN(結合)し、そ
れによって得られる演算結果(入力バッファ231にお
けるレコードの先頭アドレスを示すレコード識別番号
(RID)のペア)を示している。
【0050】ここでは、1個の出力バッファ232とし
て、RIDのペア5個分だけの僅かな容量が確保されて
いるものとする。まず、ハードウェアソータ制御プロセ
ッサ(ECAM)164によって実行された演算の結果
が、出力バッファ232に格納される。RIDのペア5
個分が出力バッファ232に格納されると、ハードウェ
アソータ制御プロセッサ(ECAM)164は、エンジ
ン制御プロセッサ(ECP)162に出力バッファ23
2の不足を通知する。エンジン制御プロセッサ(EC
P)162は、この通知に対して同じ出力バッファ23
2をハードウェアソータ制御プロセッサ(ECAM)1
64に与える。
【0051】ハードウェアソータ制御プロセッサ(EC
AM)164は、図5に示すように、図4に示す状態で
一時中断した処理を再開し、同じ出力バッファ232に
演算結果を格納する。
【0052】以下、図6に示すように、入力バッファ2
31中のテーブルA及びテーブルBの全てのレコードに
ついての処理が完了するまで、1個の出力バッファ23
2を何度も再利用しながら演算処理を行なう。ハードウ
ェアソータ制御プロセッサ(ECAM)164は、処理
完了をエンジン制御プロセッサ(ECP)162に通知
する際に出力レコード数を与えることにより、小容量の
出力バッファ232のみで計数検索の目的が達成され
る。
【0053】このようにして、計数検索処理の際には、
演算処理の結果得られるデータ量と関係なく、小容量の
1個の出力バッファ232だけが利用されるので、大容
量メモリ(EBDM)163のメモリ容量を無駄に消費
することなく、他の演算処理に必要なメモリを圧迫する
ようなことがない。
【0054】また、確保されるのが小容量の1個の出力
バッファ232だけであるので、作業ファイルが必要と
なる状況とはなりえず、よって磁気ディスク17にアク
セスする必要が無いため処理速度の低下を招かない。
【0055】なお、前記実施例においては、小容量の1
個の出力バッファ231を繰り返して利用することで大
容量メモリ(EBDM)163のメモリ使用効率を上げ
るものとしたが、ハードウェアソータ制御プロセッサ
(ECAM)164に演算結果データを破棄する機能を
設け、エンジン制御プロセッサ(ECP)162からハ
ードウェアソータ制御プロセッサ(ECAM)164に
対して演算結果の破棄を指示することにより、出力バッ
ファ232を一切使用しないようにもできる。これによ
り、大容量メモリ(EBDM)163の使用効率を最大
とすることができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、計数検索
においてデータベース演算処理装置の使用メモリ量を最
小におさえることにより、メモリの使用効率を上げ、さ
らには作業ファイルの使用契機をなくことで高速な処理
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるデータ処理装置の全
体のシステム構成を示すブロック図。
【図2】データベース演算処理装置16における計数検
索処理を行なう際の制御の流れを示す図
【図3】計数検索処理の流れを示すフローチャート。
【図4】計数検索処理の具体例を説明するための図。
【図5】計数検索処理の具体例を説明するための図。
【図6】計数検索処理の具体例を説明するための図。
【図7】従来のデータベース演算処理装置における演算
処理の一例を説明するための図。
【符号の説明】
10…ホストコンピュータ、16…データベース演算処
理装置、17…磁気ディスク装置、161…エンジンイ
ンターフェースプロセッサ(EIP)、162…エンジ
ン制御プロセッサ(ECP)、164…ハードウェアソ
ータ制御プロセッサ(ECAM)、163…大容量メモ
リ(EBDM)、165…並列ソーティングモジュール
(PSOM)、166…並列関係代数演算モジュール
(PRAM)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 孝夫 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式会 社東芝青梅工場内 (72)発明者 山田 広佳 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式会 社東芝青梅工場内 (72)発明者 山田 朝彦 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式会 社東芝青梅工場内 (72)発明者 佐藤 祐治 東京都青梅市新町1385番地 東芝ソフトウ エアエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 外尾 博紀 東京都青梅市新町1385番地 東芝ソフトウ エアエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 天野 慎一 東京都青梅市新町1385番地 東芝ソフトウ エアエンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置、及び演算対象のテーブルデ
    ータが格納される2次記憶装置と接続され、前記ホスト
    装置からの要求に応じて前記演算対象のテーブルデータ
    に対して所定のデータベース演算処理を実行するデータ
    ベース演算処理装置において、 装置全体の制御を司る第1のプロセッサと、 前記ホスト装置との間のインターフェース制御及び前記
    2次記憶装置との間の入出力制御を司る第2のプロセッ
    サと、 ソートを並列に実行する並列ソーティング機構及び各種
    関係代数演算を並列に実行する並列関係代数演算機構を
    制御する第3のプロセッサと、 演算対象のテーブルデータ、及び前記第3のプロセッサ
    の制御のもとに実行された演算によって得られた演算結
    果を記憶するための内部メモリと、 を具備し、 前記第1のプロセッサは、前記ホスト装置から前記第2
    のプロセッサを介して計数検索としての演算要求が与え
    られた場合に、前記第3のプロセッサに演算実行を指示
    すると共に前記内部メモリ中の小容量の出力バッファを
    与え、 前記第3のプロセッサは、前記第1のプロセッサに与え
    られた前記出力バッファのみを利用して演算処理を実行
    させて、演算終了後に計数結果を第1のプロセッサに通
    知するように構成されていることを特徴とするデータベ
    ース演算処理装置。
  2. 【請求項2】 ホスト装置、及び演算対象のテーブルデ
    ータが格納される2次記憶装置と接続され、前記ホスト
    装置からの要求に応じて前記演算対象のテーブルデータ
    に対して所定のデータベース演算処理を実行するデータ
    ベース演算処理装置において、 装置全体の制御を司る第1のプロセッサと、 前記ホスト装置との間のインターフェース制御及び前記
    2次記憶装置との間の入出力制御を司る第2のプロセッ
    サと、 ソートを並列に実行する並列ソーティング機構及び各種
    関係代数演算を並列に実行する並列関係代数演算機構を
    制御する第3のプロセッサと、 演算対象のテーブルデータ、及び前記第3のプロセッサ
    の制御のもとに実行された演算によって得られた演算結
    果を記憶するための内部メモリと、 を具備し、 前記第1のプロセッサは、前記ホスト装置から前記第2
    のプロセッサを介して計数検索としての演算要求が与え
    られた場合に、前記第3のプロセッサに演算実行を指示
    し、 前記第3のプロセッサは、演算処理の結果を破棄し、演
    算終了後に計数結果のみを前記第1のプロセッサを介し
    て前記ホスト装置に通知するように構成されていること
    を特徴とするデータベース演算処理装置。
JP3258157A 1991-10-04 1991-10-04 データベース演算処理装置 Pending JPH05101112A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010106681A1 (ja) * 2009-03-19 2010-09-23 富士通株式会社 データベース検索プログラムを記録するコンピュータ読取可能な記憶媒体、データベース検索装置、および、データベース検索方法

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US8825696B2 (en) 2009-03-19 2014-09-02 Fujitsu Limited Computer readable storage medium recording database search program, database search device, and database search method

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