JPH0581339A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JPH0581339A
JPH0581339A JP3242152A JP24215291A JPH0581339A JP H0581339 A JPH0581339 A JP H0581339A JP 3242152 A JP3242152 A JP 3242152A JP 24215291 A JP24215291 A JP 24215291A JP H0581339 A JPH0581339 A JP H0581339A
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JP3242152A
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Inventor
Kazunori Shimakawa
和典 島川
Takao Iwasaki
孝夫 岩崎
Hiroyoshi Yamada
広佳 山田
Tomohiko Yamada
朝彦 山田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ホスト装置の負荷の軽減、および文字型コード
変換を伴う各種演算処理の高速化を図る。 【構成】データベース演算処理装置16内に文字型コー
ド変換テーブルが用意されており、デーベース演算処理
装置16はCPU11を介さずに演算対象データを磁気
ディスク装置17から直接入力して、それを文字型コー
ド変換テーブルT1に従ってJISコードのコード値か
らEBCDICコードのコード値に変換する。そして、
その変換されたコード値は並列ソーティングモジュール
165,並列関係代数演算モジュール166に渡され、
所定の演算処理がEBCDICコードのコード値に基づ
いて実行される。したがって、CPU11を介さずに演
算対象データの入力および文字型コードの変換を行うこ
とができるようになり、CPU11の負荷の軽減および
演算処理の高速化を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ホスト装置からの要
求に応じて演算対象のファイルデータに対してソートま
たは関係代数演算等の演算処理を実行する演算処理装置
を備えたデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータシステムにおいて
は、ソート処理や関係データベースの検索系処理等を高
速に実行するために専用のデータベース演算処理装置が
設けられている。このデータベース演算処理装置はハー
ドウェアソータと称される演算回路を備えており、この
演算回路を用いることによってホスト装置からの演算処
理要求に応じたソートや関係代数演算等を高速に実行す
る。
【0003】例えば、ソート処理においては、演算対象
データの各レコードについてソートのためのキーフィー
ルドが指定され、そのキーフィールドの値に基づいてレ
コードが昇順または降順に整列化される。この場合、各
レコードのフィールドの文字は特定の文字型コード(J
ISコード、EBCIDICコード等)で表されてお
り、文字間の順序関係はその表現されている文字型コー
ドの種類によって規定される。
【0004】すなわち、演算対象データがJISコード
に従って記述されたものであれば、キーフィールドの値
もJISコードの値となるので、そのソート結果はJI
Sコードによって定められた文字間の順序関係に従った
ものとなる。一方、演算対象データがEBCDICコー
ドに従って記述されたものであれば、キーフィールドの
値がEBCDICコードの値となり、そのソート結果は
EBCDICコードによって定められた文字間の順序関
係に従ったものとなる。
【0005】このように、従来のデータベース演算処理
装置では、演算対象データが記述されている文字型コー
ドの種類によってその演算結果のレコードの並びが規定
される。このため、例えば、JISコードに従って記述
された演算対象データをEBCDICコードにおける文
字間の順序関係に従ってソートする場合には、ホスト装
置が演算対象データの全てのコード値を一旦JISコー
ドからEBCDICコードに変換した後に、データベー
ス演算処理装置にその変換後のデータを転送する必要が
あった。
【0006】このようなホスト装置における文字型コー
ドの変換処理は、ホスト装置の負荷の増大を招き、結果
として、コンピュータシステム全体の性能低下を引き起
こす大きな原因となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来では、演算処理装
置内で文字型コードの変換を行うことが出来きず、ホス
ト装置の負荷が増大されるという欠点があった。
【0008】この発明はこのような点に鑑みなされたも
ので、演算処理装置内で演算対象データの文字型コード
変換を実行できるようにし、ホスト装置の負荷を大幅に
軽減でき、しかも文字型コード変換を伴う各種演算処理
を高速に行うことができるデータ処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は、
ホスト装置と、演算対象のファイルデータが格納される
2次記憶装置と、前記2次記憶装置を直接アクセスする
ためのパスを有し、前記ホスト装置からの要求に応じて
前記演算対象のファイルデータに対して所定の演算処理
を実行する演算処理装置とを備えたデータ処理装置にお
いて、前記演算処理装置に、演算対象のファイルデータ
を前記パスを介して前記2次記憶装置から入力する手段
と、第1の文字型コードを第2の文字型コードに変換す
るための文字型コード変換テーブルと、前記入力データ
内の演算対象フィールドのコード値を、前記文字型コー
ド変換テーブルに従って前記第1の文字型コードの値か
ら前記第2の文字型コードの値に変換する変換手段と、
前記入力データに対するソートまたは関係代数演算の演
算処理を前記変換手段によって変換されたコード値に基
づいて実行する演算処理手段とを具備し、前記演算処理
装置が文字型コードを変換して演算処理を実行すること
を第1の特徴とする。
【0010】このデータ処理装置においては、演算処理
装置内に文字型コード変換テーブルが用意されており、
演算処理装置はホスト装置を介さずに演算対象データを
直接2次記憶装置から入力して、それを文字型コード変
換テーブルに従って第1の文字型コードの値から第2の
文字型コードの値に変換する。そして、その変換された
コード値は演算処理手段に送られ、ソートまたは関係代
数演算の演算処理がそその変換されたコード値に基づい
て実行される。したがって、演算処理装置がホスト装置
を介さずに演算対象データの入力および文字型のコード
変換を行うことができるようになり、ホスト装置の負荷
を軽減できると共に、ホスト装置を経由しない分だけ演
算処理を高速に行うことが可能となる。
【0011】また、この発明は、演算処理装置に第1乃
至第3のプロセッサから構成されるマルチプロセッサ構
成を採用し、演算処理装置と2次記憶装置間のデータ入
出力を第1のプロセッサに、演算回路を用いた演算処理
を第2のプロセッサに、そして、全体の制御を第3のプ
ロセッサにそれぞれ機能分散すると共に、演算対象ファ
イルデータの文字型コード変換処理を第2のプロセッサ
によって実行させ、文字型コード変換後のコード値に基
づいて演算回路に演算処理を実行させるように構成した
ことを第2の特徴とする。
【0012】この構成においては、第1乃至第3のプロ
セッサによって効率良く負荷分散が図れ、しかも第1の
プロセッサによるデータ入力処理と、第2のプロセッサ
による文字型コード変換処理を伴った演算処理との並行
動作が可能となるので、演算処理装置の動作性能を十分
に向上させることができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。
【0014】図1にはこの発明の一実施例に係わるデー
タ処理装置の全体のシステム構成が示されている。この
データ処理装置は、ホストコンピュータ10と、データ
ベース演算処理装置(データベースエンジン;DBE)
16と、磁気ディスク装置17とによって構成されてい
る。ホストコンピュータ10は、CPU11、主記憶装
置12、第1および第2のチャネル装置14,15によ
って構成されており、これらCPU11、主記憶装置1
2、およびチャネル装置14,15はシステムバス13
を介して相互接続されている。
【0015】ホストコンピュータ10とデータベース演
算処理装置16はチャネル装置14によって接続され、
またホストコンピュータ10と磁気ディスク装置17は
チャネル装置15によって接続されている。さらに、デ
ータベース演算処理装置16と磁気ディスク装置17は
専用のアクセスパス18を介して接続されている。
【0016】CPU11は、ホストコンピュータ10全
体の制御を司るものであり、データベース演算処理装置
16に対してソート処理や関係代数演算等の各種演算処
理の実行を依頼する。この演算処理の依頼に際し、文字
型のコード変換が必要な時は、CPU11は、その変換
のための文字型コード変換テーブルをデータベース演算
処理装置16に渡す。文字型コード変換テーブルは、例
えば、JISコードのコード値をEBCDICコードの
コード値に変換するためのものである。主記憶装置12
には、データベース演算処理装置16に演算対象ファイ
ルや演算内容を指示するためのコマンドが格納される。
【0017】データベース演算処理装置(DBE)16
は、CPU11からのコマンドに基づいて演算対象ファ
イルのデータに対して演算処理を実行するものであり、
演算対象ファイルの入力および演算結果の出力のため
に、パス18を介して磁気ディスク装置17を直接的に
アクセスする。
【0018】このデータベース演算処理装置(DBE)
16は、エンジンインターフェースプロセッサ(EI
P)161、エンジン制御プロセッサ(ECP)16
2、大容量メモリ(EBDM)163、ハードウェアソ
ータ制御プロセッサ(ECAM)164、並列ソーティ
ングモジュール(PSOM)165、および並列関係代
数演算モジュール(PRAM)166によって構成され
ている。
【0019】エンジンインターフェースプロセッサ(E
IP)161、エンジン制御プロセッサ(ECP)16
2、およびハードウェアソータ制御プロセッサ(ECA
M)164の3台のプロセッサは内部バス167によっ
て相互接続されており、大容量メモリ(EBDM)16
3を共有メモリとする密結合のマルチプロセッサを構成
している。大容量メモリ(EBDM)163は、3台の
各プロセッサの共通のアドレス空間上に配置されてい
る。また、これら3台のプロセッサ、つまりエンジンイ
ンターフェースプロセッサ(EIP)161、エンジン
制御プロセッサ(ECP)162、およびハードウェア
ソータ制御プロセッサ(ECAM)164には機能分散
がなされている。この場合、それぞれの固有の役割を効
率良く実行するために、これら各プロセッサは、密結合
ながらそれぞれに適した独立のモニタによって動作制御
されるように構成されている。
【0020】エンジンインターフェースプロセッサ(E
IP)161、エンジン制御プロセッサ(ECP)16
2、およびハードウェアソータ制御プロセッサ(ECA
M)164の機能分散は、次のようになされている。
【0021】すなわち、エンジンインターフェースプロ
セッサ(EIP)161は、ホストコンピュータ10と
データベース演算処理装置16間の通信を行うと共に、
磁気ディスク装置17のディスクコントローラにもパス
18を介して接続されており、磁気ディスク装置17と
のデータ入出力を制御する。また、エンジンインターフ
ェースプロセッサ(EIP)161は、磁気ディスク装
置17にデータを出力する際、出力ファイルの再構成処
理も行う。
【0022】ホストコンピュータ10との間の通信にお
いては、エンジンインターフェースプロセッサ(EI
P)161は、第1のチャネル装置14を介してCPU
11から送られてくるコマンドおよび文字型コード変換
テーブルを受信し、それをエンジン制御プロセッサ(E
CP)162に送信する。また、エンジンインターフェ
ースプロセッサ(EIP)161は、エンジン制御プロ
セッサ(ECP)162から送られてくるコマンド結果
としてステータスを受信し、それを第1のチャネル装置
14を介してCPU11に返信する。
【0023】磁気ディスク装置17との間のデータ入出
力処理においては、エンジンインターフェースプロセッ
サ(EIP)161は、エンジン制御プロセッサ(EC
P)162からの入出力要求を受け付け、大容量メモリ
(EBDM)163と磁気ディスク装置17との間でデ
ータ転送を行う。
【0024】エンジン制御プロセッサ(ECP)162
は、エンジンインターフェースプロセッサ(EIP)1
61、大容量メモリ(EBDM)163、およびハード
ウェア制御プロセッサ(ECAM)164を内部バス1
67を介して制御するものであり、データの演算処理時
にはハードウェア制御プロセッサ(ECAM)164に
対して文字型コード変換を伴う演算処理を指示する。
【0025】大容量メモリ(EBDM)163は、磁気
ディスク装置17から読み出された演算対象のファイル
データ、CPU11から与えられた文字型コード変換テ
ーブル、ハードウェアソータ制御プロセッサ(ECA
M)164、並列ソーティングモジュール(PSOM)
165、および並列関係代数演算モジュール(PRA
M)166による演算処理結果、さらには、エンジン制
御プロセッサ(ECP)162による演算結果の統合結
果等を格納する共有メモリである。演算対象のファイル
データは大容量メモリ(EBDM)163内の入力バッ
ファ部に格納され、演算処理結果は大容量メモリ(EB
DM)163内の出力バッファ部に格納される。また、
文字型コード変換テーブルは、文字型コード変換テーブ
ル用バッファに格納される。
【0026】ハードウェアソータ制御プロセッサ(EC
AM)164は、エンジン制御プロセッサ(ECP)1
62からの指令に基づいて、文字型コード変換テーブル
を用いた演算対象フィールドのコード値の変換処理を実
行すると共に、並列ソーティングモジュール(PSO
M)165および並列関係代数演算モジュール(PRA
M)166による演算を制御する。
【0027】この場合、ハードウェアソータ制御プロセ
ッサ(ECAM)164は、大容量メモリ(EBDM)
163上のデータを並列ソーティングモジュール(PS
OM)165に入力し、並列関係代数演算モジュール
(PRAM)166から出力された演算結果を大容量メ
モリ(EBDM)163上に格納するが、並列ソーティ
ングモジュール(PSOM)165へのデータ入力に際
しては、まず、キー切り出し処理を実行する。このキー
切り出し処理においては、ハードウェアソータ制御プロ
セッサ(ECAM)164は、演算対象の各レコードか
ら演算に必要な演算対象キーフィールドのみを切り出
す。そして、その切り出したキーフィールドのコード値
を文字型コード変換テーブルに従って変換し、その変換
結果にレコード識別番号(大容量メモリ163上におけ
るレコードの先頭アドレス)を付加して並列ソーティン
グモジュール(PSOM)165へ送出する。
【0028】並列ソーティングモジュール(PSOM)
165は、ハードウェアソータ制御プロセッサ(ECA
M)164によって駆動され、ソートを並列に実行する
専用のハードウェア回路であり、並列関係代数演算モジ
ュール(PRAM)166に接続されている。この並列
ソーティングモジュール(PSOM)165は、パイプ
ラインマージソータと称されるものであり、2−ウェイ
マージを行う複数のソートセルをカスケード接続してな
る。
【0029】並列関係代数演算モジュール(PRAM)
166は、関係型データベースにおけるJOIN(結
合)やRESTRICT(制約)といった関係代数演算
を並列に実行する専用のハードウェア回路であり、並列
ソーティングモジュール(PSOM)165からソート
されたデータを入力し、演算結果をハードウェアソータ
制御プロセッサ(ECAM)164に出力する。ソート
処理だけを実行する場合には、並列関係代数演算モジュ
ール(PRAM)166は、最終段のソートセルとして
機能する。
【0030】このように、エンジンインターフェースプ
ロセッサ(EIP)161、エンジン制御プロセッサ
(ECP)162、およびハードウェアソータ制御プロ
セッサ(ECAM)164にはそれぞれ各種演算処理、
例えばソート処理やセレクト処理を実行するための機能
が分散されている。この場合、これらプロセッサは、大
容量メモリ(EBDM)163上のバッファのやりとり
を除けば非同期に動作し、並行して各機能を実行する。
すなわち、ソートやセレクト等の処理は、通常、演算対
象データの入力処理、演算処理、および演算結果の出力
処理から構成されるが、ハードウェアソータ制御プロセ
ッサ(ECAM)164の制御による文字型コード変換
を伴った演算処理は、エンジンインターフェースプロセ
ッサ(EIP)161による磁気ディスク装置17から
の演算対象データの入力処理と並行して実行される。ま
た、ハードウェアソータ制御プロセッサ(ECAM)1
64からの演算結果をエンジン制御プロセッサ(EC
P)162によって統合する必要がある場合には、その
統合処理とエンジンインターフェースプロセッサ(EI
P)161による磁気ディスク装置17への出力処理も
並行して実行される。
【0031】次に、図2を参照して、ハードウェアソー
タ制御プロセッサ(ECAM)164の文字型コード変
換処理で使用される文字型コード変換テーブルについて
説明する。
【0032】図示のように、大容量メモリ(EBDM)
163上には入力バッファ201、出力バッファ20
2、および文字型コード変換テーブル用バッファ203
が設けられており、CPU11から与えられた文字型コ
ード変換テーブルT1は文字型コード変換テーブル用バ
ッファ203に格納される。
【0033】この文字型コード変換テーブルT1は、例
えば、JISコードのコード値をEBCIDICコード
のコード値に変換するためのものであり、数字、小文字
の英字、大文字の英字等の文字における各文字毎にJI
Sコードのコード値とEBCIDICコードのコード値
との対応を示している。JISコードとEBCIDIC
コードは共に8ビットのコードデータによって文字を表
現するものであり、例えば、大文字英字のアルファベッ
ト“A”はJISコードでは「01000001」で表
され、EBCIDICコードでは「11000001」
で表される。この場合、文字型コード変換テーブルT1
には、図示のように、JISコードの“A”のコード値
「01000001」に対応してEBCIDICコード
の“A”のコード値「11000001」が格納され
る。
【0034】JISコードにおいては、図3に示されて
いるように、数字、大文字の英字、小文字の英字の順で
コード値が大きくなる。
【0035】例えば、数字1,2,…についてはそのコ
ードデータの上位4ビットは「0011」であり、大文
字の英字A,B,…についてはコードデータの上位4ビ
ットは「0100」または「0101」であり、小文字
の英字a,b,…についてはコードデータの上位4ビッ
トは「0110」または「1111」である。また、数
字間の順序関係はそれが表す数の順と一致し、大文字の
英字間の順序関係および小文字の英字間の順序関係は、
それぞれアルファベット順に一致する。
【0036】EBCDICコードにおいては、図4に示
されているように、小文字の英字、大文字の英字、数字
の順でコード値が大きくなる。例えば、小文字の英字
a,b,…についてはコードデータの上位4ビットは
「1000」、「1001」または「1010」であ
り、大文字の英字A,B,…についてはコードデータの
上位4ビットは「1100」、「1101」または「1
110」であり、数字1,2,…についてはコードデー
タの上位4ビットは「1111」である。また、数字間
の順序関係はそれが表す数の順と一致し、大文字の英字
間の順序関係および小文字の英字間の順序関係は、アル
ファベット順に一致する。
【0037】このように、JISコードとEBCDIC
コードとでは、数字、大文字の英字、小文字の英字間に
おける順序関係が異なっている。
【0038】次に、図5および図6を参照して、文字型
コード変換を実行した場合と実行しない場合におけるソ
ート処理結果の違いについて説明する。
【0039】図5には、JISコードで記述された演算
対象データを文字型コードの変換をせずにそのままソー
ト処理した場合が示されている。
【0040】前述したように、JISコードでは、数
字、大文字の英字、小文字の英字の順でコード値が大き
くなる。このため、キーフィルードKについて演算対象
データD1のレコードR1〜R7を昇順にソート処理す
ると、図5に示すように、キーフィルードKの値が2,
4,A,C,D,a,bの順に並ぶようにレコードR1
〜R7が整列化され、これによって演算結果D2が得ら
れる。
【0041】図6には、JISコードで記述された演算
対象データを文字型コード変換テーブルT1を用いて文
字型コードの変換をしてからソート処理した場合が示さ
れている。
【0042】前述したように、EBCDICコードで
は、小文字の英字、大文字の英字、数字の順でコード値
が大きくなる。このため、キーフィルードKについて演
算対象データD1のレコードR1〜R7を昇順にソート
処理すると、図6に示すように、キーフィルードKの値
がa,b,A,C,D,2,4の順でレコードR1〜R
7が整列化され、それが演算結果D2となる。
【0043】次に、図7のフローチャートを参照して、
データベース演算処理装置16の動作を説明する。
【0044】まず、エンジンインターフェースプロセッ
サ(EIP)161は、CPU11からの文字型コード
変換を伴うソート処理等の演算要求コマンド(コマンド
と文字型コード変換テーブルT1)を受取り、それを内
部バス167を介してエンジン制御プロセッサ(EC
P)162に渡す(ステップS11)。エンジン制御プ
ロセッサ(ECP)162は、エンジンインターフェー
スプロセッサ(EIP)161から渡されたCPU11
からの文字型コード変換テーブルT1を、大容量メモリ
(EBDM)163上に確保した文字型コード変換テー
ブル用バッファ203内に格納する(ステップS1
2)。
【0045】また、この時、エンジン制御プロセッサ
(ECP)162は、コマンドに基づいて演算対象ファ
イルの入力処理をエンジンインターフェースプロセッサ
(EIP)161に指示すると共に、大容量メモリ(E
BDM)163の入力バッファ201をエンジンインタ
ーフェースプロセッサ(EIP)161に渡す。エンジ
ンインターフェースプロセッサ(EIP)161は、エ
ンジン制御プロセッサ(ECP)162からの入力指示
に従って磁気ディスク装置17から演算対象データを入
力し、それを大容量メモリ(EBDM)163の入力バ
ッファ201に格納する。
【0046】次いで、エンジン制御プロセッサ(EC
P)162は、ハードウェアソータ制御プロセッサ(E
CAM)164に対して大容量メモリ(EBDM)16
3の入力バッファ201、出力バッファ202および文
字型コード変換テーブル用バッファ203を渡すと共
に、ハードウェアソータ制御プロセッサ(ECAM)1
64に対して入力バッファ201のデータに対するソー
ト処理および文字型コード変換の指示し、且つ演算結果
を大容量メモリ(EBDM)163の出力バッファ20
2に格納するように指示する(ステップS13)。
【0047】ハードウェアソータ制御プロセッサ(EC
AM)164は、入力バッファ201のデータの各レコ
ードから演算対象のキーフィールドのコード値(JIS
コード)を切り出し、それを文字型コード変換テーブル
T1に従ってEBSDICコードのコード値に変換する
(ステップS14)。そして、ハードウェアソータ制御
プロセッサ(ECAM)164は、変換したキーフィー
ルドの値に、対応するレコード識別番号(入力バッフア
201上のレコードの先頭アドレス)を付加し、それを
並列ソーティングモジュール(PSOM)165,並列
関係代数演算モジュール(PRAM)166に渡して、
ソート処理を実行させる(ステップS15)。
【0048】ここで、エンジンインターフェースプロセ
ッサ(EIP)161によるデータ入力処理と、ハード
ウェアソータ制御プロセッサ(ECAM)164による
文字型コード変換処理および演算処理の制御は並行して
行なわれる。
【0049】並列ソーティングモジュール(PSOM)
165,並列関係代数演算モジュール(PRAM)16
6は、入力されたデータに対してソートを行って昇順ま
たは降順に整列化されたソート列を順次生成し、それを
出力バッファ202に書き込む。
【0050】ステップS14,S15の処理は、演算対
象の入力データがなくなるまで繰り返し実行される。そ
して、全てのデータについて演算処理が完了すると、エ
ンジン制御プロセッサ(ECP)162は、エンジンイ
ンターフェースプロセッサ(EIP)161を介してC
PU11に完了のステータスを返却する(ステップS1
7,S18)出力バッファ202上に格納された演算結
果の各レコードは、レコード識別情報とEBCDICコ
ードのコード値とによってのみ構成されているので、磁
気ディスク17にソート結果を出力する際には、エンジ
ンインターフェースプロセッサ(EIP)161によっ
てそのソート結果の再構成処理が行われる。
【0051】すなわち、エンジンインターフェースプロ
セッサ(EIP)161は、入力バッフア201に格納
されている演算対象データのレコードを、出力バッファ
202のソート結果のレコード識別情報の並びにしたが
って再構成し、それを磁気ディスク装置17に出力す
る。
【0052】以上説明したように、この実施例において
は、データベース演算処理装置16内に文字型コード変
換テーブルT1が用意されるので、デーベース演算処理
装置16はCPU11を介さずに演算対象データを直接
磁気ディスク装置17から入力して、それを文字型コー
ド変換テーブルT1に従ってJISコードのコード値か
らEBCDICコードのコード値に変換できる。そし
て、その変換されたコード値は並列ソーティングモジュ
ール(PSOM)165,並列関係代数演算モジュール
(PRAM)166に渡され、ソート処理がEBCDI
Cコードのコード値に基づいて実行される。
【0053】したがって、データベース演算処理装置1
6がCPU11を介さずに演算対象データの入力および
文字型コード変換を行うことができるようになり、CP
U11の負荷を軽減できると共に、CPU11を経由し
ない分だけ演算処理を高速に行うことが可能となる。
【0054】また、エンジンインターフェースプロセッ
サ(EIP)161によるデータ入力処理と、ハードウ
ェアソータ制御プロセッサ(ECAM)164による文
字型コード変換処理および演算処理は並行して行なわれ
るので、文字型コード変換処理に要する時間によって、
データベース演算処理装置16のソート処理全体に要す
る時間が増加されることもない。
【0055】尚、ここでは、JISコードからEBCD
ICコードへの変換について説明したが、EBCDIC
コードからJISコードへの変換、またはASCΠコー
ドのような他の文字型コードへの変換も同様にして実現
できる。
【0056】また、このような文字型コード変換処理は
ソート処理を行う場合にだけ適用されるものではなく、
例えば、セレクト処理等の他の関係代数演算を行う場合
にも適用可能である。セレクト処理の場合は、例えば、
選択キーフィールドのコード値や選択条件としての定数
値が文字型コード変換される。
【0057】さらに、この実施例では、ハードウェアソ
ータ制御プロセッサ(ECAM)164がキー切り出し
方式で演算対象データを並列ソーティングモジュール
(PSOM)165,並列関係代数演算モジュール(P
RAM)166に渡したのでEBCDICコードに変換
されるのはキーフィールドの値だけであったが、全ての
フィールドをEBCDICコードに変換することも可能
である。
【0058】このようにすれば、全てのフィールドにつ
いてEBCDICコードに変換された演算結果が得られ
るので、JISコードの演算対象ファイルをEBCDI
Cコードのファイルに変換することもできる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、演算
処理装置内で文字型コード変換を実行できるようにな
り、ホスト装置の負荷を大幅に軽減でき、しかも文字型
コード変換を伴う各種演算処理を高速に行うことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わる全体のシステム構
成を示すブロック図。
【図2】同実施例のデータベース演算処理装置における
文字型コード変換テーブルの内容の一例を説明するため
の図。
【図3】同実施例のデータベース演算処理装置の文字型
コード変換処理で使用されるJISコードの特徴を説明
するための図。
【図4】同実施例のデータベース演算処理装置の文字型
コード変換処理で使用されるEBCDICコードの特徴
を説明するための図。
【図5】同実施例のデータベース演算処理装置で文字型
コードの変換を実行しなかった場合の演算結果を示す
図。
【図6】同実施例のデータベース演算処理装置で文字型
コードの変換を実行した場合の演算結果を示す図。
【図7】同実施例のデータベース演算処理装置の動作を
説明するフローチャート。
【符号の説明】
10…ホストコンピュータ、16…データベース演算装
置、17…磁気ディスク装置、161,162,164
…プロセッサ、163…大容量メモリ、165…並列ソ
ーティングモジュール、166…並列関係代数演算モジ
ュール、T1…文字型コード変換テーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 朝彦 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式会 社東芝青梅工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置と、演算対象のファイルデー
    タが格納される2次記憶装置と、前記2次記憶装置を直
    接アクセスするためのパスを有し、前記ホスト装置から
    の要求に応じて前記演算対象のファイルデータに対して
    所定の演算処理を実行する演算処理装置とを備えたデー
    タ処理装置において、 前記演算処理装置は、演算対象のファイルデータを前記
    パスを介して前記2次記憶装置から入力する手段と、第
    1の文字型コードを第2の文字型コードに変換するため
    の文字型コード変換テーブルと、前記入力データ内の演
    算対象フィールドのコード値を、前記文字型コード変換
    テーブルに従って前記第1の文字型コードの値から前記
    第2の文字型コードの値に変換する変換手段と、前記入
    力データに対するソートまたは関係代数演算の演算処理
    を前記変換手段によって変換されたコード値に基づいて
    実行する演算処理手段とを具備し、 前記演算処理装置が文字型コードを変換して演算処理を
    実行することを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 ホスト装置と、演算対象のファイルデー
    タが格納される2次記憶装置と、前記2次記憶装置を直
    接アクセスするためのパスを有し、前記ホスト装置から
    の要求に応じて前記演算対象のファイルデータに対して
    所定の演算処理を実行する演算処理装置とを備えたデー
    タ処理装置において、 前記演算処理装置は、前記ホスト装置との間の通信、お
    よび前記2次記憶装置との間のデータ入出力を実行する
    第1のプロセッサと、ソートまたは関係代数演算を行う
    演算回路と、この演算回路による演算を実行制御する第
    2のプロセッサと、第1の文字型コードを第2の文字型
    コードに変換するための文字型コード変換テーブルと、
    前記第1のプロセッサによって入力される演算対象のフ
    ァイルデータ、前記演算回路による演算結果および前記
    文字型コード変換テーブルが格納される内部メモリと、
    前記第1のプロセッサを介して供給される前記ホスト装
    置からの指示に基づき、前記第1および第2のプロセッ
    サを動作制御する第3のプロセッサとを具備し、 前記第2のプロセッサは、前記入力された演算対象のフ
    ァイルデータにおける演算対象フィールドのコード値
    を、前記文字型コード変換テーブルに従って前記第1の
    文字型コードの値から前記第2の文字型コードの値に変
    換し、その変換結果を前記演算回路に出力するように構
    成されていることを特徴とするデータ処理装置。
JP3242152A 1991-09-21 1991-09-21 データ処理装置 Pending JPH0581339A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008304959A (ja) * 2007-06-05 2008-12-18 Brother Ind Ltd ラベルデータ作成装置、プログラム及び記録媒体
JP2010102628A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Nec Corp データ並べ替え方法およびデータ処理装置

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JP2008304959A (ja) * 2007-06-05 2008-12-18 Brother Ind Ltd ラベルデータ作成装置、プログラム及び記録媒体
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