JPH06176075A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JPH06176075A
JPH06176075A JP4327955A JP32795592A JPH06176075A JP H06176075 A JPH06176075 A JP H06176075A JP 4327955 A JP4327955 A JP 4327955A JP 32795592 A JP32795592 A JP 32795592A JP H06176075 A JPH06176075 A JP H06176075A
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JP4327955A
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Hiroyoshi Yamada
広佳 山田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ホスト装置からの要求に応じて動作する演算処
理装置を有効利用することで、ホスト装置に負荷をかけ
ずに高速に積集合演算が行えるようにする。 【構成】CPU11から演算処理装置16に積集合演算
コマンドが与えられると、エンジン制御プロセッサ16
2は、エンジンインタフェースプロセッサ161に対す
る入力処理依頼aにより処理対象となる集合を大容量メ
モリ163に入力させ、ハードウェアソータ制御プロセ
ッサ164に対するEQUAL指定制約処理依頼bによ
り並列関係代数演算モジュール166の演算をEQUA
Lでの制約に設定し、プロセッサ164に通知した条件
側集合のレコードを並列ソーティングモジュール165
を通して並列関係代数演算モジュール166に取り込ま
せ、さらにプロセッサ164に通知した対象側集合のレ
コードをモジュール165を通してモジュール166に
送ってEQUAL判定に基づく制約を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ホスト装置からの要
求に応じて演算対象のファイルデータに対してソートま
たは関係代数演算等の演算処理を実行する演算処理装置
を備え、特に積集合演算に好適なデータ処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータシステムにおいて
は、ソート処理や関係データベースの検索処理等を高速
に実行するために専用のデータベース演算処理装置が設
けられている。このデータベース演算処理装置はハード
ウェアソータと称される演算回路を備えており、この演
算回路を用いることによってホスト装置からの演算処理
要求に応じたソートや関係代数演算等を高速に実行す
る。
【0003】ところが従来は、この種の演算処理装置に
おいて、SQL(Structured QueryLanguage )のIN
TERSECTIONに相当する積集合演算は提供され
ていなかった。そのため積集合演算は、ホスト装置で行
う必要があった。しかし、この積集合演算は、レコード
の重複を検査するために、内部的にソート処理が必要と
されるので、ホスト装置の負荷が重く、処理が低速であ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来
は、ホスト装置とは別に設けられた演算処理装置によ
り、ホスト装置から要求されたソートや関係代数演算等
が行えるようになっているものの、積集合演算について
はホスト装置で行わなければならず、ホスト装置の負荷
が重く、処理が低速であるという問題があった。
【0005】この発明は、このような点を考慮してなさ
れたもので、ホスト装置からの要求に応じてソートや関
係代数演算等を行う演算処理装置を有効利用することに
より、ホスト装置に負荷をかけずに高速に積集合演算を
行うことができるデータ処理装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、ホスト装置
と、演算対象のファイルデータが格納される2次記憶装
置と、この2次記憶装置を直接アクセスするためのパス
を有し、上記ホスト装置からの要求に応じて上記演算対
象のファイルデータに対して所定の演算処理を実行する
演算処理装置とを備えたデータ処理装置において、上記
演算処理装置に、第1乃至第3のプロセッサから構成さ
れるマルチプロセッサ構成を採用し、演算処理装置と2
次記憶装置間のデータ入出力を第1のプロセッサに、演
算回路を用いた演算処理を第2のプロセッサに、そし
て、全体の制御を第3のプロセッサにそれぞれ機能分散
すると共に、ホスト装置から指示された演算処理を第3
のプロセッサによって実行制御させるように構成し、さ
らに、ホスト装置から演算処理装置に対して複数の集合
から積集合を生成する積集合演算が要求された場合に、
第3のプロセッサが第1のプロセッサを制御して対象と
なる集合を順次入力させると共に、この第3のプロセッ
サは第2のプロセッサも制御して、上記入力された集合
を演算回路でソートさせながら同回路内に順次取り込ま
せて、同回路においてEQUAL指定での制約処理を行
わせるようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記の構成においては、演算処理装置内の第1
乃至第3のプロセッサによって効率よく負荷分散が図
れ、しかも第1のプロセッサによるデータ入出力と、第
2のプロセッサによる演算回路を用いた演算処理との並
列動作が可能となり、それら並列動作を第3のプロセッ
サが実行制御することにより、ホスト装置の負荷を軽減
すると共に、演算処理装置の動作性能を十分に向上させ
ることができる。
【0008】また、ホスト装置から積集合演算が要求さ
れた場合には、対象となる集合が、第3のプロセッサの
制御のもとで第1のプロセッサにより順次入力されると
共に、この入力された集合が、第3のプロセッサの制御
のもとで第2のプロセッサにより演算回路に順次入力さ
れ、この演算回路が持つソート専用のハードウェア回路
でソートされながら、第2のプロセッサにより設定され
たEQUAL指定での制約処理が、この演算回路が持つ
関係代数演算専用のハードウェア回路にて施される。こ
のように、演算処理装置の演算回路が持つソート機能と
EQUAL判定に基づく制約処理機能を有効利用して、
演算処理装置内で積集合演算が行われるので、ホスト装
置に負荷をかけずに高速に積集合演算を行うことが可能
となる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。
【0010】図1にはこの発明の一実施例に係わるデー
タ処理装置の全体のシステム構成が示されている。この
データ処理装置は、ホストコンピュータ10と、データ
ベース演算処理装置(データベースエンジン;DBE)
16と、外部記憶装置、例えば磁気ディスク装置17と
によって構成されている。
【0011】ホストコンピュータ10は、CPU11、
主記憶装置12、第1および第2のチャネル装置14,
15によって構成されている。これらCPU11、主記
憶装置12、およびチャネル装置14,15はシステム
バス13を介して相互接続されている。
【0012】ホストコンピュータ10とデータベース演
算処理装置16はチャネル装置14によって接続され、
またホストコンピュータ10と磁気ディスク装置17は
チャネル装置15によって接続されている。さらに、デ
ータベース演算処理装置16と磁気ディスク装置17は
専用のアクセスパス18を介して接続されている。
【0013】CPU11は、ホストコンピュータ10全
体の制御を司るものであり、データベース演算処理装置
16に対してソート処理や関係代数演算等の各種演算処
理の実行を依頼する。主記憶装置12には、データベー
ス演算処理装置16に対して演算対象ファイルや演算内
容を指示するためのコマンド群が格納される。
【0014】データベース演算処理装置(DBE)16
は、CPU11からのコマンドに基づいて演算対象ファ
イルのデータに対して演算処理を実行するものであり、
演算対象ファイルの入力および演算結果の出力のため
に、パス18を介して磁気ディスク装置17を直接的に
アクセスする。
【0015】このデータベース演算処理装置(DBE)
16は、エンジンインタフェースプロセッサ(EIP)
161、エンジン制御プロセッサ(ECP)162、大
容量メモリ(EBDM)163、ハードウェア(HW)
ソータ制御プロセッサ(ECAM)164、並列ソーテ
ィングモジュール(PSOM)165、および並列関係
代数演算モジュール(PRAM)166によって構成さ
れている。
【0016】エンジンインタフェースプロセッサ(EI
P)161、エンジン制御プロセッサ(ECP)16
2、およびハードウェアソータ制御プロセッサ(ECA
M)164の3台のプロセッサは、内部バス167によ
って相互接続されており、大容量メモリ(EBDM)1
63を共有メモリとする密結合のマルチプロセッサを構
成している。大容量メモリ(EBDM)163は、3台
の各プロセッサの共通のアドレス空間上に配置されてい
る。
【0017】また、これら3台のプロセッサ、つまりエ
ンジンインタフェースプロセッサ(EIP)161、エ
ンジン制御プロセッサ(ECP)162、およびハード
ウェアソータ制御プロセッサ(ECAM)164には機
能分散がなされている。この場合、それぞれの固有の役
割を効率良く実行するために、これら各プロセッサは、
密結合ながらそれぞれに適した独立のモニタ(マイクロ
プロセッサ用オペレーティングシステム)によって動作
制御されるように構成されている。
【0018】エンジンインタフェースプロセッサ(EI
P)161、エンジン制御プロセッサ(ECP)16
2、およびハードウェアソータ制御プロセッサ(ECA
M)164の機能分散は、次のようになされている。
【0019】まず、エンジンインタフェースプロセッサ
(EIP)161は、ホストコンピュータ10とデータ
ベース演算処理装置16間の通信を行うと共に、磁気デ
ィスク装置17のディスクコントローラにもパス18を
介して接続されており、磁気ディスク装置17との間で
のデータ入出力を制御する。また、エンジンインタフェ
ースプロセッサ(EIP)161は、磁気ディスク装置
17にデータを出力する際、出力ファイルの再構成処理
も行う。
【0020】ホストコンピュータ10との間の通信にお
いては、エンジンインタフェースプロセッサ(EIP)
161は、第1のチャネル装置14を介してCPU11
から送られてくるコマンドを受信し、それをエンジン制
御プロセッサ(ECP)162に送信する。また、エン
ジンインタフェースプロセッサ(EIP)161は、エ
ンジン制御プロセッサ(ECP)162から送られてく
るコマンド結果としてのステータスを受信し、それを第
1のチャネル装置14を介してCPU11に返信する。
【0021】磁気ディスク装置17との間のデータ入出
力においては、エンジンインタフェースプロセッサ(E
IP)161は、エンジン制御プロセッサ(ECP)1
62からの入出力要求を受け付け、大容量メモリ(EB
DM)163と磁気ディスク装置17との間でデータ転
送を行う。その際、エンジンインタフェースプロセッサ
(EIP)161は、エンジン制御プロセッサ(EC
P)162からの要求に従い、出力ファイルデータの再
構成処理も行う。
【0022】エンジン制御プロセッサ(ECP)162
は、エンジンインタフェースプロセッサ(EIP)16
1、大容量メモリ(EBDM)163、およびハードウ
ェアソータ制御プロセッサ(ECAM)164を内部バ
ス167を介して制御するものである。エンジン制御プ
ロセッサ(ECP)162は、CPU11からのコマン
ドが、ソートや関係代数演算などの演算処理コマンドの
場合には、それに対応する各種コマンド処理プロセスの
生成・実行を司る。
【0023】大容量メモリ(EBDM)163は、磁気
ディスク装置17から読み出された演算対象のファイル
データ、CPU11から送られてくる各種演算処理コマ
ンド、ハードウェアソータ制御プロセッサ(ECAM)
164、並列ソーティングモジュール(PSOM)16
5、および並列関係代数演算モジュール(PRAM)1
66による演算結果、さらには、エンジン制御プロセッ
サ(ECP)162による演算結果の統合結果等を格納
する共有メモリである。演算対象のファイルデータは大
容量メモリ(EBDM)163内の入力バッファ部に格
納され、演算処理結果は大容量メモリ(EBDM)16
3内の出力バッファ部に格納される。
【0024】ハードウェアソータ制御プロセッサ(EC
AM)164は、エンジン制御プロセッサ(ECP)1
62からの指令に基づいて、並列ソーティングモジュー
ル(PSOM)165および並列関係代数演算モジュー
ル(PRAM)166による演算を制御する。
【0025】この場合、ハードウェアソータ制御プロセ
ッサ(ECAM)164は、大容量メモリ(EBDM)
163上のデータを並列ソーティングモジュール(PS
OM)165に入力し、並列関係代数演算モジュール
(PRAM)166から出力された演算結果を大容量メ
モリ(EBDM)163上に格納するが、並列ソーティ
ングモジュール(PSOM)165へのデータ入力に際
しては、まず、キー切り出し処理を実行する。このキー
切り出し処理においては、ハードウェアソータ制御プロ
セッサ(ECAM)164は、演算対象の各レコードか
ら演算に必要な演算対象キーフィールドのみを切り出
し、それに大容量メモリ(EBDM)163上における
レコードの先頭アドレス(を示すポインタ)であるレコ
ード識別番号RIDを付加して並列ソーティングモジュ
ール(PSOM)165へ送出する。
【0026】並列ソーティングモジュール(PSOM)
165は、ハードウェアソータ制御プロセッサ(ECA
M)164によって駆動され、ソートを並列に実行する
専用のハードウェア回路であり、並列関係代数演算モジ
ュール(PRAM)166に接続されている。並列ソー
ティングモジュール(PSOM)165は、パイプライ
ンマージソータと称されるものであり、2−ウェイマー
ジを行う複数のソートセルをカスケード接続してなる。
【0027】並列関係代数演算モジュール(PRAM)
166は、関係データベースにおけるJOIN(結合)
やRESTRICT(制約、準結合)といった関係代数
演算を並列に実行する専用のハードウェア回路であり、
並列ソーティングモジュール(PSOM)165からソ
ートされたデータを入力し、演算結果をハードウェアソ
ータ制御プロセッサ(ECAM)164に出力する。ソ
ート処理だけを実行する場合には、並列関係代数演算モ
ジュール(PRAM)166は最終段のソートセルとし
て機能する。
【0028】このように、エンジンインタフェースプロ
セッサ(EIP)161、エンジン制御プロセッサ(E
CP)162、およびハードウェアソータ制御プロセッ
サ(ECAM)164には、各種演算処理、例えばソー
ト処理やセレクト(選択)処理を実行するための機能が
分散されている。この場合、これらプロセッサは、大容
量メモリ(EBDM)163上のバッファのデータの授
受を除けば非同期に動作し、並行して各機能を実行す
る。すなわち、ソートやセレクト等の処理は、通常、入
力処理、演算処理、および出力処理から構成されるが、
ハードウェアソータ制御プロセッサ(ECAM)164
の制御による演算処理は、エンジンインタフェースプロ
セッサ(EIP)161による演算対象データの入力処
理と並行して実行される。またハードウェアソータ制御
プロセッサ(ECAM)164からの演算結果をエンジ
ン制御プロセッサ(ECP)162によって統合処理す
る必要がある場合には、その統合処理とエンジンインタ
フェースプロセッサ(EIP)161による出力処理も
並行して実行される。ここで、本発明に直接関係する積
集合演算について、図2の積集合演算例を参照して説明
する。
【0029】まず、積集合演算とは、対象となる全集合
に共通に含まれる要素を全て含む最小の集合を求める演
算である。このように積集合演算では、重複しているも
のだけを出力するため、レコード内容の一致を検査する
ことが必要になる。
【0030】図2の例は、表21と表22との積集合演
算を行って表23を求める場合を示したものである。図
2に示す表21,22はそれぞれ4件のレコード211
〜214,221〜224を持つ、
【0031】図2の例では、表21と表22との間での
レコード内容の一致検査(レコード照合)の結果、レコ
ード214とレコード224、レコード212とレコー
ド221はそれぞれ一致し、それぞれ1件のレコード2
31、レコード232となって出力される。ここで、レ
コード211とレコード223とは社員名が一致してい
るが、他の属性が異なっているために同姓の他の別人で
あると判定され、出力の対象とはならない。
【0032】このように重複の判定を行うためには、一
般にはレコード全体にわたって同一性の判定を行う必要
がある。但し、レコード中に同一性の判定に利用可能な
属性(例えば従業員番号)が存在する場合には、この限
りでなく、その属性(従業員番号)の一致だけを検査す
るだけでよい。
【0033】次に、図1のデータベー演算処理装置(D
BE)16内のエンジン制御プロセッサ(ECP)16
2の制御による積集合演算処理について、図3のフロー
チャートを参照して説明する。
【0034】まず本実施例においては、ホストコンピュ
ータ10(のCPU11)が積集合演算を必要とする場
合、同コンピュータ10(のCPU11)からデータベ
ース演算処理装置(DBE)16に、システムバス1
3、第1のチャネル装置14を介して積集合演算を要求
するコマンド(積集合演算コマンド)が送られる。
【0035】ホストコンピュータ10(のCPU11)
からデータベース演算処理装置(DBE)16に送られ
た積集合演算コマンドは、エンジンインタフェースプロ
セッサ(EIP)161によって受信され、エンジン制
御プロセッサ(ECP)162に渡される。
【0036】すると、エンジン制御プロセッサ(EC
P)162は、まずホストコンピュータ10(のCPU
11)からの積集合演算コマンドによって指定された処
理対象となるレコード集合群(表群)の中から2つを選
び出した後、エンジンインタフェースプロセッサ(EI
P)161に対して図1において符号aで示すように入
力処理を依頼して、その選んだ2つのレコード集合
(表)を、例えば磁気ディスク装置17から大容量メモ
リ(EBDM)163上の入力バッファに入力させる
(ステップS1)。
【0037】ここで選ばれる2つのレコード集合は、レ
コード集合群の中で最も要素数(レコード数)が少ない
集合であることが望ましい。その理由は、積集合演算に
おいては、結果レコード数がもとのレコード数よりも減
少することから、レコード数の少ない集合から先に処理
した方が、早期にレコードを絞り込むことができるよう
になるためである。
【0038】なお、図2の例のように、2つのレコード
集合だけを対象とする積集合演算の場合には、その2つ
の集合が無条件で選ばれる。ここでは、図2に示す表2
1と表22を対象とする積集合演算が指定されているも
のとして、説明を続ける。
【0039】次に、エンジン制御プロセッサ(ECP)
162は、早期にレコードを絞り込むために、選んだ2
つのレコード集合(表21,22)のうち、レコード数
が少ないほうの集合を制約の条件とし、もう一方の集合
を制約の対象として、レコード全体のEQUAL判定に
基づく制約を以下に述べるように行う。なお、この例で
は表21,22のレコード数は同数であり、いずれを制
約条件としても構わないが、便宜上、表21を制約条
件、表22を制約対象として説明する。
【0040】まず、エンジン制御プロセッサ(ECP)
162は、ハードウェアソータ制御プロセッサ(ECA
M)164に対して、図1において符号bで示すように
EQUAL判定に基づく制約処理(EQUAL指定の制
約処理)を依頼する(ステップS2)。これによりハー
ドウェアソータ制御プロセッサ(ECAM)164は、
並列関係代数演算モジュール(PRAM)166の演算
モードを、EQUALでの制約に設定する。なお、この
制約処理依頼bでは、制約処理結果の出力先となる大容
量メモリ(EBDM)163上の領域(出力バッファ)
も指定される。
【0041】次に、エンジン制御プロセッサ(ECP)
162は、制約条件(表21)のレコードを並列関係代
数演算モジュール(PRAM)166に入力させるため
に、ハードウェアソータ制御プロセッサ(ECAM)1
64に対して、図1において符号cで示すように制約条
件(表21)の通知を行う(ステップS3)。
【0042】ハードウェアソータ制御プロセッサ(EC
AM)164は、エンジン制御プロセッサ(ECP)1
62からの制約条件通知cを受け取ると、大容量メモリ
(EBDM)163上の指定の入力バッファに格納され
ている制約条件(表21)のレコードを内部バス167
を介して読み込み、並列ソーティングモジュール(PS
OM)165を介して並列関係代数演算モジュール(P
RAM)166内の入力バッファに入力させる。この入
力レコード数には、並列ソーティングモジュール(PS
OM)165のソートセルの構成(段数)で決まる上限
があり、その上限値(許容件数)を超える分のレコード
の入力は待たされる。
【0043】さて、並列関係代数演算モジュール(PR
AM)166の入力バッファに入力された制約条件(表
21)のレコード群は、ソートを並列に実行する専用の
ハードウェア回路である並列ソーティングモジュール
(PSOM)165を通っているため、ソートされてい
る(ここでは、社員名の五十音順にソートされるものと
する)。このため、後述する、並列関係代数演算モジュ
ール(PRAM)166における制約対象のレコードと
の比較処理が効率的に行える。
【0044】次に、エンジン制御プロセッサ(ECP)
162は、先に通知した制約条件に基づいて、制約対象
を並列関係代数演算モジュール(PRAM)166で制
約させるために、ハードウェアソータ制御プロセッサ
(ECAM)164に対して、図1において符号dで示
すように制約対象(表22)の通知を行う(ステップS
4)。
【0045】ハードウェアソータ制御プロセッサ(EC
AM)164は、エンジン制御プロセッサ(ECP)1
62からの制約対象通知dを受け取ると、大容量メモリ
(EBDM)163上の指定の入力バッファに格納され
ている制約対象(表22)のレコードを内部バス167
を介して読み込み、並列ソーティングモジュール(PS
OM)165を介して並列関係代数演算モジュール(P
RAM)166に入力させる。これにより、並列関係代
数演算モジュール(PRAM)166には、制約対象
(表22)のレコードの群が並列ソーティングモジュー
ル(PSOM)165によりソートされて入力される。
【0046】すると、並列関係代数演算モジュール(P
RAM)166は、この制約対象レコードが入力される
毎に、そのレコードと(先に入力されている)入力バッ
ファ内の制約条件との比較を行い、レコードの同一性を
判定する。そして同一であると判定した場合、並列関係
代数演算モジュール(PRAM)166は、その制約対
象のレコードをハードウェアソータ制御プロセッサ(E
CAM)164に出力する。ハードウェアソータ制御プ
ロセッサ(ECAM)164は、このレコードを、エン
ジン制御プロセッサ(ECP)162により(ステップ
S2で)指定された大容量メモリ(EBDM)163上
の出力バッファに格納する。
【0047】並列関係代数演算モジュール(PRAM)
166は、入力された全ての制約対象レコードについ
て、制約条件との比較を完了すると、その旨をハードウ
ェアソータ制御プロセッサ(ECAM)164に通知す
る。すると、ハードウェアソータ制御プロセッサ(EC
AM)164は、エンジン制御プロセッサ(ECP)1
62に対して図1において符号eに示すように処理完了
を通知する。
【0048】これを受けてエンジン制御プロセッサ(E
CP)162は、制約条件の全レコードについての処理
が完了したか否かをチェックし(ステップS5)、まだ
未処理の制約条件レコードが残っているならば、ステッ
プS2に戻って、その残りの制約条件について、前記と
同様にして、制約対象のレコードが先頭から処理される
ように制御する。
【0049】以上の処理により、図2の例のような2つ
の表(集合)のINTERSECTION(積集合演
算)の結果を得ることができる。更に、この結果得られ
た表と、他の表を組み合わせれば、3つ以上のINTE
RSECTIONも同様に処理できる。
【0050】そのために、エンジン制御プロセッサ(E
CP)162は、制約条件の全レコードについての処理
が完了したならば、未処理の表(集合)が残っているか
否かをチェックする(ステップS6)。もし、未処理の
表が残っているならば、エンジン制御プロセッサ(EC
P)162は、残りの表群(集合群)から例えばレコー
ド数が最も少ない表を1つ選び、エンジンインタフェー
スプロセッサ(EIP)161に対する入力処理依頼
(a)により、その表を大容量メモリ(EBDM)16
3の入力バッファに入力させ(ステップS7)、ステッ
プS2に戻る。このステップS2以降の処理は、ステッ
プS7で選ばれた未処理の表と、それまでのINTER
SECTION(積集合演算)により大容量メモリ(E
BDM)163上に得られている表とが処理対象となる
点を除き、最初に(ステップS1で)2つの表(集合)
を選んだ場合のステップS2以降の処理と同様となる。
この場合、早期にレコードを絞り込むためには、前記し
たように、2つの表のうち、レコード数の少ないほうを
制約条件として処理を行えばよい。
【0051】なお、図3のフローチャートにおいて、各
ステップの処理は直列に実行されるものではなく、並列
に実行され得るものは並列で処理される。例えば、図3
のフローチャートでは、2つの集合が処理対象として選
ばれて大容量メモリ(EBDM)163上の入力バッフ
ァに入力された(ステップS1)後、その入力バッファ
上の2つの集合のうち制約条件となる集合のレコードが
並列ソーティングモジュール(PSOM)165を介し
て並列関係代数演算モジュール(PRAM)166に取
り込まれる(ステップS3)ように示されているが、次
のようにすることで両ステップS1,S3の並行処理が
可能となる。即ち、ステップS1において、まず制約条
件(となる集合)を入力し、次に制約対象を入力するな
ら、この制約対象の入力と並行してステップS3を実行
することで、制約対象を大容量メモリ(EBDM)16
3に入力しながら、入力済みの制約条件を並列関係代数
演算モジュール(PRAM)166に取り込むことがで
き、高速処理が可能となる。
【0052】また、並列関係代数演算モジュール(PR
AM)166による制約処理の期間に、ステップS6の
判定を行い、未処理の集合が残っているなら、残りの集
合群から1つ集合を選んで、その集合を大容量メモリ
(EBDM)163上の入力バッファに入力しておく
(ステップS7)ことも可能である。
【0053】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ホス
ト装置からの要求に応じて演算対象のファイルデータに
対して演算処理を実行する演算処理装置に、第1乃至第
3のプロセッサから構成されるマルチプロセッサ構成を
採用し、演算処理装置と2次記憶装置間のデータ入出力
を第1のプロセッサに、演算回路を用いた演算処理を第
2のプロセッサに、そして、全体の制御を第3のプロセ
ッサにそれぞれ機能分散すると共に、第1のプロセッサ
によるデータ入出力と第2のプロセッサによる演算処理
との並列動作を第3のプロセッサにより実行制御させる
ように構成し、さらに、ホスト装置から積集合演算が要
求された場合には、第3のプロセッサの制御のもとで、
第1のプロセッサにより積集合演算の対象となる集合を
入力すると共に、その集合を第2のプロセッサにより演
算回路に入力することで同回路のソート機能を用いて自
動ソートし、そのソート後の集合に対するEQUAL指
定の制約処理を同回路にて行わせる構成としたので、積
集合演算が演算処理装置(データベース演算処理装置)
を有効利用して高速に行えるようになり、積集合演算処
理時におけるホスト装置の負荷を軽減でき、システム全
体として効率の良いデータ処理装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わるデータ処理装置の
システム構成を示すブロック図。
【図2】積集合演算を具体例を挙げて説明するための
図。
【図3】同実施例における積集合演算処理の手順を説明
するためのフローチャート。
【符号の説明】
10…ホストコンピュータ、11…CPU、13…シス
テムバス、16…データベース演算処理装置(DB
E)、17…磁気ディスク装置(2次記憶装置)、18
…パス、161…エンジンインタフェースプロセッサ
(EIP、第1のプロセッサ)、162…エンジン制御
プロセッサ(ECP、第3のプロセッサ)、163…大
容量メモリ(EBDM、内部メモリ)、164…ハード
ウェア(HW)ソータ制御プロセッサ(ECAM、第2
のプロセッサ)、165…並列ソーティングモジュール
(PSOM、演算回路)、166…並列関係代数演算モ
ジュール(PRAM、演算回路)、a…入力処理依頼、
b…EQUAL指定制約処理依頼、c…制約条件通知、
d…制約対象通知、e…処理完了通知。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置と、演算対象のファイルデー
    タが格納される2次記憶装置と、前記2次記憶装置を直
    接アクセスするためのパスを有し、前記ホスト装置から
    の要求に応じて前記演算対象のファイルデータに対して
    所定の演算処理を実行する演算処理装置とを備えたデー
    タ処理装置において、 前記演算処理装置は、 前記ホスト装置との間の通信、および前記2次記憶装置
    との間のデータ入出力を実行する第1のプロセッサと、
    ソートまたは関係代数演算を行う演算回路と、この演算
    回路による演算を実行制御する第2のプロセッサと、前
    記第1のプロセッサによって入力される演算対象のファ
    イルデータおよび前記演算回路による演算結果が格納さ
    れる内部メモリと、前記第1のプロセッサを介し供給さ
    れる前記ホスト装置からの指示に基づいて、前記第1お
    よび第2のプロセッサを動作制御する第3のプロセッサ
    とを具備し、 前記第3のプロセッサは、前記ホスト装置から前記演算
    処理装置に対して複数の集合から積集合を生成する積集
    合演算が要求された場合に、前記第1のプロセッサを制
    御して対象となる集合を順次入力させると共に、前記第
    2のプロセッサを制御して、前記入力された集合を前記
    演算回路でソートさせながら同回路内に順次取り込ませ
    て、同回路においてイコール(EQUAL)指定での制
    約処理を行わせることを特徴とするデータ処理装置。
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