JPH0510090A - 掘進機における土質性状判別装置 - Google Patents

掘進機における土質性状判別装置

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JPH0510090A
JPH0510090A JP18961091A JP18961091A JPH0510090A JP H0510090 A JPH0510090 A JP H0510090A JP 18961091 A JP18961091 A JP 18961091A JP 18961091 A JP18961091 A JP 18961091A JP H0510090 A JPH0510090 A JP H0510090A
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昌弘 長谷川
Masaru Usui
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Abstract

(57)【要約】 【目的】掘削地盤の土質状況を、掘進しながらリアルタ
イムでしかも分布の態様まで精度良くかつ少ないセンサ
数をもって広範囲に観測できるようにする。 【構成】掘進機前面の回転カッタの面板4に、切羽12
との接触により土質に応じた電気信号を発生するセンサ
9を設け、該センサに、それからの電気信号を解析して
土質の判別をする波形解析装置16を接続してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド掘進機やトン
ネルボーリングマシン(トンネル掘進機)等の掘進機に
おいて、土質を検知してその性状を判別する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】トンネル掘削工事では、掘削対象地盤の
土質性状に適合した施工管理や施工対策を講ずる必要が
あり、それが不適当であると切羽崩壊や地表陥没事故に
もつながる。そのため、切羽の土質性状を常時把握する
必要がある。
【0003】従来、密閉式シールド掘進機やトンネルボ
ーリングマシンでは、切羽の土質性状の把握を主に次の
又はの方法で行っていた。 排土観察による方法。 この方法は、スクリューコンベヤや排砂ピットに排出さ
れた土砂(ずり)を直接目視観察する。 推定土質縦断面による方法。 この方法は、事前の地盤調査の結果から土質縦断面を推
定する。
【0004】また、研究・試行段階の方法として次の
及びがあった。 比抵抗法。 この方法は、比抵抗が土質(特に含水比)によって異な
ることを利用して土質判別をする。 コーンペネトロメータ法。 この方法は、AE(Acoustic・Emissio
n)センサ、又は加速度センサ或いは荷重センサを装着
したコーン状のペネトロメータ(Cone−Penet
rometer)を掘進機の前面から土中に貫入させ、
その貫入時の音波、又は振動加速度或いは貫入抵抗の状
況から土質を判別する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の方法ではそれぞれ次のような問題点があった。 排土観察による方法。 切羽面の土砂が排出されるまでのタイムラグがあり、リ
アルタイムの観測ができないばかりでなく、個人差も大
きい。また、切羽全体の土が混合されたものを観察する
ため、施工上問題となる崩壊性の土がどこに分布してい
るか判別できない。
【0006】 推定土質縦断面による方法。 地盤調査が通常100m〜500m間隔で行われている
ため、局所的な堆積状況の変化を把握することが難し
く、推定誤差が大きい。 比抵抗法。 薄層の場合の測定が非常に困難であり、しかも泥水によ
る影響が大きい。
【0007】 コーンペネトロメータ法。 センサを切羽面に貫入しながら測定するため、切羽全体
の土質分布を観測するには多数の装置が必要となる。ま
た、掘進機の掘進停止時にしか測定を行えない。
【0008】本発明の目的は、土質状況を、掘進しなが
らリアルタイムでしかも分布の態様まで精度良くかつ少
ないセンサ数をもって広範囲に観測できるようにするこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、掘進機前面
の回転カッタに、切羽との接触により土質に応じた電気
信号を発生するセンサを設け、該センサに、それからの
電気信号を解析して土質の判別をする波形解析装置を接
続してなるものである。
【0010】
【作用】回転カッタを回転させて掘進すると、該回転カ
ッタと一体にセンサが旋回し、切羽面の土質を全周にわ
たって検出する。このセンサから出力される土質に応じ
た電気信号は、波形解析装置による波形解析によって土
質状況とその分布が判別される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき詳細
に説明する。図1はシールド掘進機1に適用した例を示
す。シールド掘進機1の前面の回転カッタ2は軸3を中
心に公知に如く回転される。この回転カッタ2の面板4
の表面に、センサユニット5が、図2に示すように隣接
する刃6の中間に装着され、該センサユニット5は面板
4と一体に回転する。
【0012】図3にセンサユニット5の一例を示す。こ
のセンサユニット5は、面板4の表面に取り付けられる
台板7に、センサホルダであるレバー8を支点8’にお
いて回動自在に枢着し、該レバー8の遊端部に受振セン
サ9を緩衝材10を介して保持している。受振センサ9
の前面には接触子11が設けられている。レバー8は、
接触子11を切羽面12に圧接させるためスプリング1
3により面板4の前方へ付勢されている。
【0013】同図において、面板4が回転して刃6が矢
印方向に移動しながら地盤を掘削すると、その掘削後の
切羽面12に接触子11が圧接しながら刃6と同時に移
動し、切羽面12との摩擦により微小の音を発生する。
その音は、切羽面12の表面の粗さによって特性が異な
る。例えば、図4に示すように礫地盤Aであれば、表面
の粗さが大きいので、図5に示すように音の振幅は大き
くかつ周波数分布も大きい。砂地盤Bでは表面の粗さが
小さいので、音の振幅は小さいが周波数は若干高くな
る。シルト・粘土地盤Cでは表面が滑らかであるため、
音の発生はほとんど無い。
【0014】受振センサ9は、上記のような摩擦音をそ
の発生源の至近位置でアナログ電気信号として検出す
る。このアナログ電気信号は増幅器14で増幅された
後、回線15(図1)を介してコンピュータによる波形
解析装置16へ伝送される。
【0015】波形解析装置16は、例えば上記のような
3様の波形を別々に検出するためのフィルタ17A・1
7B・17C、及びCPUやA/Dコンバータ等を含む
演算処理装置18から構成されている。この演算処理装
置18には、回転カッタ2の回転を検出するカッタ回転
検出器19からのタイミング信号が入力される。演算処
理装置18は、フィルタ17A・17B・17Cからの
アナログ電気信号を回転カッタ2の回転タイミングに従
って処理する。つまり、土質の違いによって発生する音
の特性の違いを、振幅及びスペクトル分布等の定量的デ
ータに置き換えて土質性状の判別を行う。
【0016】判別結果は、表示又は記録装置20によっ
て表示又は記録される。判別データの表現方法は種々考
えられるが、図1は、土質性状をCRT等の表示装置2
0上に模式断面図にして表示した状態を示している。
【0017】図6はセンサユニット5の他の例を示し、
受振センサ9に代えて荷重センサ21を使用したもので
ある。この場合、接触子11が切羽面12の凹凸に応じ
て揺動し、荷重センサ21に作用する荷重が変化する。
その変化量は切羽面12の粗さによって特性が異なり、
例えば櫟地盤と砂地盤とシルト・粘土地盤とでは、振幅
及び周波数が異なる3様のアナログ信号が荷重センサ2
1から得られる。従って、この場合も音による場合と同
様にして土質性状を判別できる。
【0018】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
はこれに限られるものではない。すなわち、本発明は、
トンネルボーリングマシン等の他の掘進機にも適用でき
る。複数のセンサを回転カッタの半径方向に離して取り
付ければ、土質分布状況の把握の精度が一層高まる。ま
た、センサは、土質性状の違いにより電気信号の出力形
態が異なるものであれば良く、受振センサや荷重センサ
に限られない。更に、センサを保持するホルダもレバー
に限られるものではない。
【0019】
【発明の効果】本発明は、センサを回転カッタと一体に
回転させて土質性状を切羽断面の全周にわたりリアルタ
イムで連続的に検出できるため、次のような効果があ
る。 土質状況を掘進しながらリアルタイムで判別で
きる。 土質性状とその分布の態様を精度良くかつ少
ないセンサ数をもって広範囲に効率良く観測できる。
地盤状況に適した泥水・加泥材調整が可能になる。
適切な掘削施工管理及び対策を講ずることができるの
で、切羽の安定性向上及び地表面の沈下抑制が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による土質性状判別装置をシールド掘進
機に適用した例の概念図である。
【図2】同シールド掘進機の回転カッタの正面図であ
る。
【図3】受振センサを使用したセンサユニットと回転カ
ッタと切羽の関係を示す拡大平面図である。
【図4】本発明による土質性状判別装置の一例のブロッ
ク図である。
【図5】同土質性状判別装置の受振センサで検出される
音の波形図である。
【図6】荷重センサを使用したセンサユニットと回転カ
ッタと切羽の関係を示す拡大平面図である。
【符号の説明】
1 シールド掘進機 2 回転カッタ 4 面板 8 レバー 9 受振センサ 16 波形解析装置 21 荷重センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面に回転カッタを有する掘進機におい
    て、前記回転カッタに、切羽との接触により土質に応じ
    た電気信号を発生するセンサを設け、該センサに、それ
    からの電気信号を解析して土質の判別をする波形解析装
    置を接続してなることを特徴とする、掘進機における土
    質性状判別装置。
  2. 【請求項2】前記センサを、切羽側に付勢されたホルダ
    を介して前記回転カッタの面板に装着したことを特徴と
    する請求項1に記載の掘進機における土質性状判別装
    置。
  3. 【請求項3】前記センサが、切羽との間の接触音を検出
    して電気信号に変換する受振センサである請求項1に記
    載の掘進機における土質性状判別装置。
  4. 【請求項4】前記センサが、切羽との間の荷重に応じた
    電気信号を発生する荷重センサである請求項1又は2に
    記載の掘進機における土質性状判別装置。
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