JPH09170398A - 掘削面の地質分布調査装置及びその調査方法と掘削作業制御方法 - Google Patents

掘削面の地質分布調査装置及びその調査方法と掘削作業制御方法

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JPH09170398A
JPH09170398A JP33159895A JP33159895A JPH09170398A JP H09170398 A JPH09170398 A JP H09170398A JP 33159895 A JP33159895 A JP 33159895A JP 33159895 A JP33159895 A JP 33159895A JP H09170398 A JPH09170398 A JP H09170398A
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amplitude
frequency
accelerometer
cutter head
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Jun Kawakami
純 川上
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 掘削面の地質状況を可視的にリアルタイムで
パターン分類し、掘削性の効率化と安全化を図る掘削面
の地質分布調査装置及び調査方法と掘削作業制御方法を
提供する。 【解決手段】 カッターヘッド2に固持されカッターデ
ィスク6を支持するカッター台座5に直接加速度計9を
固定し、掘削時における振動数,振幅を測定する。これ
をアナライザ13により特定する。パソコン14はアナ
ライザ13の振動数,振幅の値を基にして岩盤7の掘削
面のパターン分類を行なう。このパターン分類は可視表
示され、それによって最適の掘削作業の制御が行なわれ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネルボーリン
グマシンで岩盤等を掘削する際に、掘削面の地質分布を
推定し、可視化するに好適な掘削面の地質分布調査装置
及びその調査方法と掘削作業制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】TBM(Tunnel Boring
Machine)は複数のカッターディスクを支持する
カッター台座を円板状のカッターヘッドに多数個固着
し、該カッターヘッドを回転することによりカッターデ
ィスクで岩盤を掘削する施工機械である。このTBMで
トンネルを掘削する場合、破砕帯や断層等の不良地山に
遭遇すると施工不能に落ち入り、多大のコストがかか
る。また、掘削後の岩盤の補強方法は、岩盤の軟硬によ
りそのグレードを変える必要がある。この補強のグレー
ドは前もって準備しておくことができれば迅速な対応が
でき、円滑な施工が可能になる。また、亀裂の方向がト
ンネル軸に対して手前に落ち込んでいる場合(流れ盤と
いう)には、亀裂に沿って掘削面の岩盤が崩壊する可能
性があり、予め亀裂の状態を知っておくことが必要であ
る。然し乍ら、トンネル掘削の場合には掘削面の地質を
直接観察することができない。
【0003】そこで、従来技術においても掘削面の地質
状況を推定する方法として各種の方法が採用されてい
る。その1つとして、特公昭55−39718号公報に
開示するものがあり、更にこの場合における切羽安定制
御に関する公知技術が特開平4−92092号公報に上
げられている。なお、特公昭55−39718号公報の
「メカニカルシールドにおける切羽状態の計測装置」
は、カッターヘッドの前面部に検出棒を装着し、検出棒
の突出端部に作用する地盤の抵抗力を測定することによ
り地盤状態を検出するものである。また、特開平4−9
2092号公報の「シールド掘削時の切羽安定制御方
法」はシールド掘削機における推進ジャッキの推進力を
計測し、この推進力を静止土圧近傍の一定値になるよう
にカッターヘッドの回転数を増減調整することにより切
羽の安定化と方向制御を効果的に行なわれるようにした
ものである。
【0004】また、従来技術として、シールド掘削機の
カッターヘッドに電磁波アンテナを装着し、地山に向け
て発信した電磁波の地山からの反射波を受信し、電磁波
の伝播時間により地山までの距離を算出し切羽の崩壊を
検知する方法がある。また、シールド掘削機のカッター
ヘッドに2つの電磁波アンテナを装着し、片方から電磁
波を発信し、もう一方で電磁波を受信して電磁波の伝播
時間から地山内の電磁波の伝播速度を算出し、掘削面の
地質状況を検出する方法がある。また、TBMのカッタ
ーヘッドの後方にあるカッターヘッドサポートに1つの
加速度計を装着し、その振動を測定することにより掘削
中の地質状態を推定し、且つ異常な振動が発生した場合
にはカッターディスクが損傷していると判断する方法も
採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の特公昭55−3
9718号公報の方法では、突出端部が地盤を削ってい
く状態となり、土質地盤のように比較的軟らかい地盤の
場合には適用可能である。然し乍ら、TBMのように硬
い岩盤を掘削する場合には、突出端部で岩盤を削ってい
くことができす、突出端部がすぐに損傷する可能性が大
きい。また、亀裂性岩盤の場合は、掘削面の岩盤は平滑
とならず凹凸となるため突出端部を岩盤に常に一定の深
さに保持させることが困難である。以上により、この方
法は岩盤を対象とするTBMによる掘削には適用できな
い。また、特開平4−92092号公報の制御方法は、
推進力を一定にするようにカッターヘッドの回転数を制
御し、切羽の安定化を図るもので後に説明する本発明の
方法とは内容において大きく相異する。
【0006】また、前記した電磁波アンテナによるもの
は、切羽の崩壊は検出可能であるが、掘削面の地盤の地
質状態を検出することは困難である。また、前記の2つ
の電磁波アンテナを装着する方法は、シールド掘削の場
合には掘削面とカッターヘッドは密着しているため発信
された電磁波は地山内を伝播し、地山の電磁波伝播速度
を検出することは可能である。然し乍ら、TBMの場合
は、カッターヘッドに装着されているカッターディスク
は、カッターヘッドより地山側に突出しているため、地
山とカッターヘッド間には空気層の空間が生ずる。従っ
て、カッターヘッドに電磁波アンテナを装着した場合、
電磁波は前記空気層を伝播し、地山の電磁波伝播速度を
算出することはできない。また、アンテナを地山に接す
るように装着すると、アンテナに多大な圧力が加わり、
アンテナが損傷する問題点がある。また、TBMのカッ
ターヘッドの後方のカッターヘッドサポートに加速度計
を付ける方法は、測定位置がカッターヘッドの後方にあ
るカッターヘッドサポートの位置のため、掘削面の地質
全体の軟硬の判断が難しい。また、異常振動が発生して
カッターディスクが損傷したと判断しても、どのカッタ
ーディスクが損傷しているかの判断ができず、多数個の
カッターディスクを全数調査する必要があり、調査に多
大な時間がかかる問題点がある。
【0007】本発明は、以上の各種の問題点を解決する
もので、TBMによる掘削において、掘削面の地質分布
が正確に、且つ表示データとして把握でき、掘削の効率
化と安定化に寄与し得る掘削面の地質分布調査装置及び
調査方法と掘削作業制御方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、トンネルボーリングマシンにより掘削
される掘削面の地質分布を推定し、可視化し、且つ作業
を制御するための調査装置であって、カッターディスク
を支持すべくカッターヘッドに固持される多数個のカッ
ター台座に装着される加速度計と、該加速度計の位置検
出を行なうべく前記カッターヘッドに係着される回転角
検出器と、前記加速度計の計測値から振動数および振幅
の平均値を求めるアナライザと、前記カッターヘッドの
少なくとも1回転中に得られた前記卓越振動数および振
動の補正値を基にして掘削面の地質分類を推定し表示す
る情報伝達表示装置(パソコン)を設ける掘削面の地質
分布調査装置を構成するものである。また、トンネルボ
ーリングマシンにより掘削面の地質分布を推定し、可視
化し、且つ作業を制御するための調査方法であって、カ
ッターヘッドに固持されカッターディスクを支持する多
数個のカッター台座に装着された加速度計(番号i)に
より卓越振動数fiと振幅Aiおよび平均振動数fai
平均振幅Aaiを求める第1の手順と、前記加速度計の
装着位置により前記faiおよびAaiを使用して加速度
計(番号i)ごとの振動数補正値αf iおよび振幅補正値
αA iを求める第2の手順と、少なくとも前記カッターヘ
ッドの1回転前のデータを参考にしながら地質分布を判
断するための振動数および振幅の境界値fo,Aoを前
記fa iおよびAa iを補正して求める第3の手順と、前記
fo,Aoを基として、掘削面の位置ごとの前記卓越振
動数fiおよび振幅Aiと前記foおよびAoを比較して
掘削面の軟硬および亀裂の多少を判断し該掘削面の地盤
分布を求め、且つ表示する第4の手順とを順次、且つ繰
返し行なうことを特徴とする掘削面の地質分布調査方法
と掘削作業制御することを特徴とするものである。
【0009】カッターディスクを支持するカッター台座
に加速度計を装着するため、カッターディスクの掘削時
における振動数,振幅が直接求められる。加速度計はカ
ッター台座の数又はこれに近い数の多数個配置されるた
め、掘削面に対して多くのデータが得られる。このデー
タを補正,整理することにより、地質分布を判断するに
必要な振動数および振幅の境界値を求めることができ
る。例えば、掘削面はその部分から発生する振動数が前
記境界値の振動数foよりも大きい場合には硬岩であ
り、且つ振幅が境界値の振幅よりも大きい場合にはその
岩盤は亀裂が少ないものと判断される。従って、掘削面
ごとの卓越振動数と振動をその都度計測し、これを処理
することにより、リアルタイムに掘削面の地質分布を推
定し、且つその計測値をスリップリング等を経由して監
査室に表示し、掘削作業を制御することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳述する。まず、図1により本発明の地質分
布調査装置1の全体構成を説明する。図3にも示すよう
に、円板状のカッターヘッド2はカッターヘッドサポー
ト3に固定され回転軸4を介し図略の駆動手段により回
転駆動される。カッターヘッド2の表面側には図1およ
び図3に示すように多数個のカッター台座5が固着され
る。なお、本例ではカッター台座5は放射方向に沿って
3個又は2個づつ配置されるが、勿論この配列や数に限
定されるものではない。カッター台座5には岩盤7を掘
削するためのカッターディスク6が装着される。
【0011】図2はカッターディスク6の装着構造の詳
細を示すものである。即ち、複数個(図示では4個)の
カッターディスク6は支持軸8上に並設されて固持され
る。支持軸8はカッター台座5にその両端を固定され
る。以上の構造のカッターディスク6を岩盤7に押し当
て、カッターヘッド2を回転することによりカッターデ
ィスク6の先端が岩盤面を剥離させ岩盤7が掘削され
る。なお、この掘削の際、振動が発生する。
【0012】図1乃至図3に示すように、夫々のカッタ
ー台座5には加速度計9が固着される。また、カッター
ヘッドサポート3の背面には回転角検出器10が係着さ
れる。回転角検出器10は加速度計9の位置を検出する
ものである。
【0013】カッターヘッド2等から離隔した位置にあ
る監視室11には、切り替えボックス12,FFTアナ
ライザ13およびパソコン14等が配置される。加速度
計9による計測値は回転軸4に係合するスリップリング
15を介し監視室11側に入力される。また、回転角検
出器10の加速度計9の位置検出値はパソコンに入力さ
れる。
【0014】以上の構成により、岩盤7の掘削時におい
て生じた振動は夫々の加速度計9により振動数および振
幅として検出される。切り替えボックス12で順次加速
度計9からの検出値をFFTアナライザ13に入力する
ことにより、FFTアナライザは岩盤7の掘削面の位置
ごとの平均振動数および平均振幅を求めパソコン14側
に入力する。パソコン14は平均振動数および平均振幅
から岩盤7の地盤を特定するに必要な振動数および振幅
の境界値を求めると共に、掘削によって生ずる掘削面の
位置ごとの卓越振動数および振動と前記の境界値を比較
し、掘削面の地質分布を求める。
【0015】一般に、岩盤7は例えば次のように分類さ
れる。 振動数:高,振幅:大→硬岩,亀裂少ない 振動数:高,振幅:小→硬岩,亀裂多い 振動数:低,振幅:大→軟岩,亀裂少ない 振動数:低,振幅:小→軟岩,亀裂多い 以上により岩盤7の分類が可能になり地質分布が求めら
れる。
【0016】次に、本発明における地質分布調査方法を
図4のフローチャートにより説明する。まず、TBM掘
削開始を行なう(ステップ100)。カッターヘッド2
を数回転し、加速度計9により卓越振動数fi,振幅Ai
および平均振動数fa i,平均振幅Aa iを求める。ここで
iは加速度計の番号を示し、i=1,2・・・nとなる
(ステップ101)。図3に示すように、カッターディ
スク6を固持するカッター台座5は外側と内側との間に
散在し、夫々の走行速度が異なる。従って、同じ岩盤7
の状態でも振動数と振幅の計測値が異なる。そこで、カ
ッターフェイス6の位置による振動数補正値αf iと振幅
補正値αA iを求める(ステップ102)。次に、加速度
計9の配置に基づく位置補正を行ない、岩盤7の地盤を
分類するための振動数および振幅の境界値foおよびA
oを求める(ステップ103)。次に、掘削面からの卓
越振動数と前記境界値foとの大きさを比較し(ステッ
プ104)、卓越振動数>foの場合(YES)には岩
盤7が硬岩であると判断しステップ105に進む。一
方、卓越振動数<foの場合(NO)には岩盤7は軟岩
であると判断し、ステップ106に進む。ステップ10
5は実際の振幅と前記のAoとの比較を行なうもので振
幅<Aoの場合(YES)にはステップ107の判断が
行なわれ、振動>Aoの場合はステップ108の判断が
行なわれる。ステップ107はその岩盤7が硬岩であ
り、且つ亀裂が多いという判断であり、ステップ108
はその岩盤7は硬岩であり、且つ亀裂が少ないという判
断である。一方、ステップ106は振幅と前記Aoとの
比較を行なうもので、振幅<Aoの場合(YES)には
ステップ109の判断が行なわれ、振幅>Aoの場合
(NO)にはステップ110の判断が行なわれる。ステ
ップ109は岩盤7が軟岩であり、且つ亀裂が多いとの
判断であり、ステップ110は、その岩盤7は軟岩であ
り、且つ亀裂が少ないとの判断である。次に、加速度計
9の計測位置における前記の岩盤7の判断に基づく分類
が行なわれ、岩盤7の掘削面の地盤分布が表示される
(ステップ111)。更に、繰返し加速度計9による次
の測定を行ない(ステップ112)境界値fo,Aoの
再設定の有無が判断され(ステップ113)、必要の場
合(YES)にはfo,Aoの再設定が行なわれ(ステ
ップ114)、不必要の場合(NO)には前記のfo,
Aoの値がそのまま使用され、岩盤7の次の地盤分布の
調査が同様の方法により行なわれ、それによって更に掘
削制御が行なわれる。
【0017】図5は以上の地質分布調査方法によって分
類された掘削面の地質パターンを表示したものであり、
パソコン14により可視化される。図示のように掘削面
は分類の硬岩,亀裂多と、分類の硬岩,亀裂少と、
分類の軟岩,亀裂多と、分類の硬岩,亀裂少との4
分類にパターン分けされる。
【0018】以上の説明において、地質分布調査装置1
の構造を図1等に示したものとしたが、勿論、各構成部
の形状,個数等は前記のものに限定はされない。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、次のような顕著な効果
を奏する。 1)本発明は、岩盤に押圧されるカッターディスクを支
持するカッター岩座の夫々に加速度計を装着し、掘削時
にその位置に生ずる振動の振動数と振動を直接測定し、
これを所定の調査方法に基づいてパターン分類する装置
および方法を採用することにより、掘削面の地質分布が
リアルタイムに、且つ正確に把握され、且つ可視化され
る。 2)地質分布が可視化されるため、支保工の準備を前も
って実施でき、効率的な掘削作業ができる。 3)カッターディスク等の切羽の上部が抜け落ちたり、
これ等が崩壊している状況が的確に判断できる。 4)また、カッターディスクの損傷度合が判断できる。 5)掘削の進行ごとの分類パターンを比較することによ
り、地質の境界面の走行と傾斜を算定することができ
る。このため、掘削面が崩壊し易い流れ盤の検知と、そ
れに応じた最適の掘削制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地質分布調査装置の全体構成図。
【図2】本発明におけるカッターディスクまわりの詳細
構造を示す拡大断面図。
【図3】カッターディスクと、その表面に配設された加
速度計を示す正面図。
【図4】本発明の地質分布調査方法を説明するためのフ
ローチャート。
【図5】掘削面の地質状況のパターン分類を表示した模
式的拡大図。
【符号の説明】
1 地質分布調査装置 2 カッターヘッド 3 カッターヘッドサポート 4 回転軸 5 カッター台座 6 カッターディスク 7 岩盤 8 支持軸 9 加速度計 10 回転角検出器 11 監視室 12 切り替えボックス 13 FFTアナライザ 14 パソコン 15 スリップリング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネルボーリングマシンにより掘削さ
    れる掘削面の地質分布を推定し、可視化し、且つ作業を
    制御するための調査装置であって、カッターディスクを
    支持すべくカッターヘッドに固持される多数個のカッタ
    ー台座に装着される加速度計と、該加速度計の位置検出
    を行なうべく前記カッターヘッドに係着される回転角検
    出器と、前記加速度計の計測値から振動数および振幅の
    平均値を求めるアナライザと、前記カッターヘッドの少
    なくとも1回転中に得られた前記卓越振動数および振動
    の補正値を基にして掘削面の地質分類を推定し表示する
    情報伝達表示装置(パソコン)を設けることを特徴とす
    る掘削面の地質分布調査装置。
  2. 【請求項2】 トンネルボーリングマシンにより掘削面
    の地質分布を推定し、可視化し、且つ作業を制御するた
    めの調査方法であって、カッターヘッドに固持されカッ
    ターディスクを支持する多数個のカッター台座に装着さ
    れた加速度計(番号i)により卓越振動数fiと振幅Ai
    および平均振動数faiと平均振幅Aaiを求める第1の
    手順と、前記加速度計の装着位置により前記faiおよ
    びAaiを使用して加速度計(番号i)ごとの振動数補
    正値αf iおよび振幅補正値αA iを求める第2の手順と、
    少なくとも前記カッターヘッドの1回転前のデータを参
    考にしながら地質分布を判断するための振動数および振
    幅の境界値fo,Aoを前記fa iおよびAa iを補正して
    求める第3の手順と、前記fo,Aoを基として、掘削
    面の位置ごとの前記卓越振動数fiおよび振幅Aiと前記
    foおよびAoを比較して掘削面の軟硬および亀裂の多
    少を判断し該掘削面の地盤分布を求め、且つ表示する第
    4の手順とを順次、且つ繰返し行なうことを特徴とする
    掘削面の地質分布調査方法と掘削作業制御方法。
JP33159895A 1995-12-20 1995-12-20 掘削面の地質分布調査装置及びその調査方法と掘削作業制御方法 Pending JPH09170398A (ja)

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