JPH0499413A - 有機質土壌改良材およびその製造方法 - Google Patents

有機質土壌改良材およびその製造方法

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JPH0499413A
JPH0499413A JP2215845A JP21584590A JPH0499413A JP H0499413 A JPH0499413 A JP H0499413A JP 2215845 A JP2215845 A JP 2215845A JP 21584590 A JP21584590 A JP 21584590A JP H0499413 A JPH0499413 A JP H0499413A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、農業生産に通した土壌づくり、すなわち地力
の回復あるいは増進に好適に用いられる有機質土壌改良
材とその製造方法に関し、とくに、土壌改良効果に優れ
る他、機械散布化にも応じられるなど、取扱いにも優れ
た形態(粒状)の有機質土壌改良材についての提案であ
る。
〔従来の技術〕
近年の農業は、高収益性作物の集約栽培化の傾向を強め
ている。そのために、営農方法も同一作物の連作や化学
肥料の多量施用化へと向かっており、このことが、いわ
ゆる土壌における「地力」の減退を招いたり、そのこと
に起因する病害の発生や、作物の収量低下という問題を
招いていた。
このような状況の下で、最近、主として土壌の改良を目
的とした幾つかの技術が提案されている。
例えば、わらなどを原料とした植物性有機質資材:すな
わち堆肥を施用することが再び脚光を浴びている。とこ
ろが、このような堆肥は、−Cには個々の農家による自
家生産に顧るしかなく、実際には労力の問題もあって、
あまり行われていないのが実情である。
そこで、堆肥と同じような効果があり、かつ安定供給に
便利な農業土壌改良材として、従来、樹皮やのこ屑を熟
成して得た“バーク堆肥”が広く利用されている。すな
わち、このバーク堆肥を使うと、土壌中の通気性や透水
性を改善することができる。
[発明が解決しようとする課題] 上記バーク堆肥は、土壌の各種物性を改良する効果は認
められるが、例えば本発明者らの研究では、−Gの肥料
に比べて大量(10アール当り数百キログラム)に施用
しなければ改善効果が少ないという結果が得られている
さらに、市販のバーク堆肥は、もともと比重の小さい樹
皮、のこ屑などを原料としていることから、施用効果を
得るためには、極めて大量のハーク堆肥が必要となる。
また、このハーク堆肥の場合、堆肥本来の総合的な地力
増進効果に乏しく、例えば腐植酸成分にしても、僅か2
〜3%にしかすぎない、もちろん、そうした肥料:腐植
酸苦土肥料と併用して11!業用土中に散布する方法も
あるが、それでは二重に手間がかかることになる。
さらに、市販のハーク堆肥は、粉状または木片状で提供
されていて、もともと成形が困離であり、機械散布には
通しないものであった。しかも、大量に施用する必要が
あることから、その施用には莫大な労力が必要であった
。とくにこのような従来堆肥を粉状で散布したような場
合には、施用時または施用後に飛散し易いために所期の
目的を達成することができないといった課題もあった。
そこで、本発明の目的は、こうした従来バーク堆肥の抱
える課題を解消し、土壌物性の改善と共に化学性や生物
性の改善効果も大きく、かつ散布。
時における取扱いが容易で機械散布の可能な有機質土壌
改良材を得ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上掲の如き課題とその解決目標に対して各種の実験研究
に努めた結果、本発明者らは、次のような有用な土壌改
良材を開発するに至った。すなわち本発明は、 100重量部のバーク堆肥と、外数で10〜50重量部
の腐植酸および/またはその塩との混和成形物からなる
有機質土壌改良材、または前記混和成形物の表面上を、
さらに別工程で腐植酸またはその塩を被覆して多層状と
した有機質土壌改良材を提供するものである。
さらに本発明は、上記有機質土壌改良材を、バーク堆肥
100重量部に対し、10〜50重量部に当たる量の腐
植酸および/またはその塩を混合し、ついでその混合物
を粒状化することで製造する方法、およびこのようにし
て得られた前記有機質土壌改良材の表面を、さらに腐植
酸もしくはその塩で被覆して多層状粒状有機質土壌改良
材を製造する方法を提案するものである。
(作 用〕 一般に、バーク堆肥の如き有機質資材の施用効果は、膨
軟な材を大量に土壌に施用することで得られる、通気性
、透水性等の物性改善効果、および有機質資材中に含ま
れる若干量の腐植酸が、土壌の保肥力を高めたり、りん
酸の肥効を高めたり、作物根の活性を高めたりする化学
性や生物性の改善であり、これらの2つの効果が相乗的
に発揮されることにより、いわゆる「地力」の改善が果
たされるのである。
しかし、従来提供されているバーク堆肥は、土壌物性の
改善効果は大きいが、化学性や生物性の改善効果をあげ
るための腐植酸含有量はせいぜい2〜3%と低く、その
効果はあまり期待できない。
つまり本発明は、従来バーク堆肥に、化学性や生物性の
改善効果をあげるために、改めて腐植酸やその塩類を添
加することにより、上述の欠点を補うこととした。
すなわち、樹皮、のこ屑を熟成して得た粉状または木片
状のバーク堆肥100重量部に対し、外数で10〜50
重量部に当たる量の腐植酸および/またはこの腐植酸に
Na、にのようなアルカリ金属や、Ca、Mgのような
アルカリ土類金属を結合させて塩類としたもの(以下、
総称して腐植酸という、)をバインダー機能をもたせて
混合する。混合に際しては、リボンブレンダーやニーダ
−などを用いる。この混合処理により、粉状または木片
状のバーク堆肥は、解砕され、均質な粉状となる。
次に、本発明では、上述した化学性や生物性の改善効果
だけでなく、さらに機械散布などに適した形態とするた
めに、粒状化することとした。すなわち、上述のように
して混合した混合物を、押出成型機やパンペレタイザー
などの造粒機により、必要により水分を加え、粒状化す
る。
ここで、バーク堆肥を粒状化するために用いる腐植酸の
量を限定した理由は、その量がlht%未満だと腐植酸
が持つ土壌改良効果を期待することができないし、また
バインダーとしての作用が不足し、粒状化することがで
きないためである。−方、この腐植酸の量が50−t%
以上だと、ハーク堆肥のもつ土壌中の通気性や透水性の
ような物理性の改善効果を生かすことができなくなり、
また、腐植酸はバーク堆肥とくらべ高価であるために経
済性においても不利となるためである。
なお、本発明に用いる腐植酸は、土壌の保肥力を高める
こと、りん酸固定防止、作物根の活性化といった効果を
有し、上記バーク堆肥の土壌改良効果と相まって、いわ
ゆる地力を改善する、極めてバランスのよい有機質土壌
改良材を得ることができる。
また、本発明の土壌改良材については、上述のようにし
て得られた粒状化させたものの表面に、さらに腐植酸や
その塩類の所定量(5〜15−1%)を浸漬、塗布、粉
衣などの方法によってコーティングしたものでもよい。
このような腐植酸類被覆改良材は、被M’FMのゆえに
その強度が向上し、粉化防止に有効となる。
〔実施例〕
実施例1 市販のハーク堆肥(アイノー有機(株)製)100重量
部と、粉状の腐植酸マグネシウム塩(日本重化学工業(
株)製) 12.5重量部とをニーダーにて10分間混
和し、2mm穴のスクリーンを持つ押し出し成型機で成
型し、マルメライザーで粒状に加工したく本発明品A)
。その際、一部を、マルメライザー造粒時に、腐植酸マ
グネシウム塩12.5重量部をさらに添加し、粒表面へ
腐植酸マグネシウムのコーティングを施し、粒状の有機
質土壌改良材を得たC本発明品B)。
次に、コマツナを5年間連作しているハウス土壌中に、
上述のようにして得たそれぞれの本発明の有機質土壌改
良材、またはバーク堆肥を各々10重量%添加し、それ
ぞれ十分に混和した。
次に、本発明にかかる有機質土壌改良材AおよびB、従
来のバーク堆肥、および全く無添加状態の4種の各土壌
を、115,0OOaワグネルボ7)に3kgづつ充填
し、コマツナを30日間生育させて、その生育量を比較
した。
各ポットにはN  P=Os  KzO□各0.5gの
肥料を添加し、コマツナは各ポット3本、立てとした。
その結果を第1表に示す。なお、それぞれの値は、ポッ
ト当りのグラム数とし、各3連の平均値である。
第1表 コマツナの成育fit    (g/ρot)
同表から、本発明の粒状有機質土壌改良材AおよびBを
用いた区が、化体重量、組型および全型のすべてに亘っ
て優れていることが判った。
実施例2 実施例1に示した、本発明による粒状のを機質土壌改良
材AおよびBと、市販のバーク堆肥の両者について、小
型ブロードキャスターによる散布テストを行った。
その結果、本発明による土壌改良材は、ブロードキャス
ターのホッパー内での流動性も良く、均一で効率的な散
布が可能であったが、市販の粉状バーク堆肥は、ブロー
ドキャスターのホッパー内への付着や棚つり現象が生じ
、風による飛散もはなはだしく、実用酌ではなかった。
なお、本発明品のAとBを比べると、本発明品Bの方の
粉化率が極めて少ないことが認められた。
〔発明の効果〕
4以上説明したところから明らかなように本発明方法に
よれば、土壌の通気性や透水性七いった物性の改善効果
と保肥力の向上、りん酸固定防止や作物根の活性化とい
った化学性や生物性の改善効果が同時に発揮され、また
、粉化することなく、簡単に所定量を機械散布するのに
有用な、施肥労力の少ない有機質土壌改良材を提供する
ことができる。
特許出願人 日本重化学工業株式会社 代理人 弁理士  小 川 順 三 同  弁理士  中 村 盛 夫

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、100重量部のバーク堆肥と、外数で含有させる1
    0〜50重量部の腐植酸および/またはその塩との混和
    成形物からなる有機質土壌改良材。 2、上記混和成形物の表面を、さらに腐植酸またはその
    塩で被覆したことを特徴とする請求項1に記載の有機質
    土壌改良材。 3、バーク堆肥100重量部に対し、10〜50重量部
    に当たる量の腐植酸および/またはその塩を混合し、次
    にその混合物を粒状化することを特徴とする有機質土壌
    改良材の製造方法。 4、請求項3で製造された粒状化した有機質土壌改良材
    の表面を、腐植酸もしくはその塩で被覆することを特徴
    とする有機質土壌改良材の製造方法。
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JP2018090824A (ja) * 2018-03-08 2018-06-14 国土防災技術株式会社 土壌改良資材、その製造方法、及び土壌改良方法
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