JPH0498713A - 架空絶縁電線 - Google Patents
架空絶縁電線Info
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は架空絶縁電線に関し、更に詳しくは、水密性が
優れ、断線が起こりにくい架空絶縁電線に関する。
優れ、断線が起こりにくい架空絶縁電線に関する。
(従来の技術)
一般に、架空絶縁電線のうち、導体が複数本の素線を撚
り合わせて撚線導体としたものは、この撚線導体の外周
を、ポリエチレン、架橋ポリエチレンのような樹脂から
成る絶縁体層で被覆・形成した構造を電線の中心部とし
ている。
り合わせて撚線導体としたものは、この撚線導体の外周
を、ポリエチレン、架橋ポリエチレンのような樹脂から
成る絶縁体層で被覆・形成した構造を電線の中心部とし
ている。
ところで、この架空絶縁電線の上記した撚線導体におい
ては、それを構成する素線の一部または全部が、時とし
て、断線することがある。
ては、それを構成する素線の一部または全部が、時とし
て、断線することがある。
この断線は、雨水の侵入などによる素線の腐食と各素線
に撚りを与えたことによる残存応力との相互作用として
発現する応力腐食割れを原因として起こるものとされて
いる。
に撚りを与えたことによる残存応力との相互作用として
発現する応力腐食割れを原因として起こるものとされて
いる。
このため、従来から、素線の応力腐食割れに基づく断線
を防止することを目的として、例えば、撚線導体と絶縁
体層との空隙に、水密性の樹脂組成物を充填することに
より、導体への雨水などの浸入を防止し、残留応力を減
少させるという構造の架空絶縁電線が製造されている。
を防止することを目的として、例えば、撚線導体と絶縁
体層との空隙に、水密性の樹脂組成物を充填することに
より、導体への雨水などの浸入を防止し、残留応力を減
少させるという構造の架空絶縁電線が製造されている。
そして、近年、上記水密性の樹脂組成物としては、作業
性が優れていることなどから、ゴムやプラスチック系の
材料を用いた、いわゆるトライタイプの架空絶縁電線か
増加している。
性が優れていることなどから、ゴムやプラスチック系の
材料を用いた、いわゆるトライタイプの架空絶縁電線か
増加している。
(発明が解決しようとする課題)
上記したようなトライタイプの架空絶縁電線に用いる水
密性の樹脂組成物としては、主に、エチレン−エチルア
クリレート共重合体やエチレン−酢酸ビニル共重合体を
含むものが多く用いられている。
密性の樹脂組成物としては、主に、エチレン−エチルア
クリレート共重合体やエチレン−酢酸ビニル共重合体を
含むものが多く用いられている。
しかしながら、上記したドライタイプの架空絶縁電線は
、とくに夏場のような気温が高い場合には、電柱上で張
線・布設作業を行っているときに、水密性の樹脂組成物
が軟化して撚線導体と絶縁体層の間で滑りが発生し、極
端な場合は絶縁体層の切れを起こすことがある。
、とくに夏場のような気温が高い場合には、電柱上で張
線・布設作業を行っているときに、水密性の樹脂組成物
が軟化して撚線導体と絶縁体層の間で滑りが発生し、極
端な場合は絶縁体層の切れを起こすことがある。
すなわち、電柱上における張線・布設作業は、通常、1
11.tIIAを電線把持具て把持し、一定張力になる
まで電線を引張ったのち、端末に固定するという作業で
あるが、上記したように水密性の樹脂組成物が軟化して
いると、この把持した部分で絶縁体層が切れることがあ
る。
11.tIIAを電線把持具て把持し、一定張力になる
まで電線を引張ったのち、端末に固定するという作業で
あるが、上記したように水密性の樹脂組成物が軟化して
いると、この把持した部分で絶縁体層が切れることがあ
る。
本発明は、トライタイプの架空絶縁電線における上記し
た問題を解決し、水密性か優れ、したかって撚線導体の
断線の発生を著しく減少させることかできると同時に、
高温下における張線・布設作業時においても絶縁切れを
起こすことのない架空絶縁電線の提供を目的とする。
た問題を解決し、水密性か優れ、したかって撚線導体の
断線の発生を著しく減少させることかできると同時に、
高温下における張線・布設作業時においても絶縁切れを
起こすことのない架空絶縁電線の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段・作用)
上記した目的を達成するため、本発明においては、複数
本の素線を撚り合わせて成る撚線導体と該撚線導体を被
覆する絶縁体層とを中心部に有する架空絶縁電線におい
て、前記複数本の素線の相互間に形成されている空隙お
よび前記撚線導体と前記絶縁体層の間に形成されている
空隙に、ポリオレフィン共重合体を主成分とし、J I
S K7210で規定するメルトフローレートが20
g/10分以上で、かつ、J I SK7206で規定
するビカット軟化点が50℃以上である樹脂組成物が充
填されていることを特徴とする架空絶縁電線が提供され
る。
本の素線を撚り合わせて成る撚線導体と該撚線導体を被
覆する絶縁体層とを中心部に有する架空絶縁電線におい
て、前記複数本の素線の相互間に形成されている空隙お
よび前記撚線導体と前記絶縁体層の間に形成されている
空隙に、ポリオレフィン共重合体を主成分とし、J I
S K7210で規定するメルトフローレートが20
g/10分以上で、かつ、J I SK7206で規定
するビカット軟化点が50℃以上である樹脂組成物が充
填されていることを特徴とする架空絶縁電線が提供され
る。
以下、本発明の架空絶縁電線の断面図を第1図に基つい
て説明する。
て説明する。
本発明の架空絶縁電線lは、複数本(図では19本)の
素線2が撚り合わされて成る撚線導体3と、撚線導体3
の周囲に被覆・形成されている絶縁体層5とから構成さ
れている。
素線2が撚り合わされて成る撚線導体3と、撚線導体3
の周囲に被覆・形成されている絶縁体層5とから構成さ
れている。
そして、素線2の相互間に形成されている空隙4aと、
撚線導体3と絶縁体層5の間に形成されている空隙4b
には、水密性の樹脂組成物4が隙間なく充填されている
。
撚線導体3と絶縁体層5の間に形成されている空隙4b
には、水密性の樹脂組成物4が隙間なく充填されている
。
この水密性樹脂組成物4は、上記したポリオレフィン共
重合体を主成分とする。
重合体を主成分とする。
この主成分であるポリオレフィン共重合体としては、例
えば、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メチルメタクリレ
ート共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体の部分ケン化物をあげることが
できる。
えば、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メチルメタクリレ
ート共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体の部分ケン化物をあげることが
できる。
また、他の成分としては、本発明の目的を損なわない範
囲内で、酸化防止剤、有機過酸化物、カーボンブラック
などの顔料、架橋剤、架橋促進剤等を含有させることか
できる。
囲内で、酸化防止剤、有機過酸化物、カーボンブラック
などの顔料、架橋剤、架橋促進剤等を含有させることか
できる。
本発明においては、空隙4a、=1bに充填する水密性
の樹脂組成物は、そのメルトフローレートか20g/1
0分以上で、かつ、ビカット軟化点か50℃以上である
ように、調製される。
の樹脂組成物は、そのメルトフローレートか20g/1
0分以上で、かつ、ビカット軟化点か50℃以上である
ように、調製される。
メルトフローレートか20g/10分未満の場合は、そ
の流動性が低下して、空隙4a、4bに充填する作業か
困難となり、その結果、製造された架空絶縁電線の水密
性は低下する。
の流動性が低下して、空隙4a、4bに充填する作業か
困難となり、その結果、製造された架空絶縁電線の水密
性は低下する。
また、ビカット軟化点か50°C未満のものは、高温下
で軟化して撚線導体3と絶縁体5の拘束力が低下し、電
柱上での張線・布設作業時に絶縁切れを招くことかある
。
で軟化して撚線導体3と絶縁体5の拘束力が低下し、電
柱上での張線・布設作業時に絶縁切れを招くことかある
。
樹脂組成物の好ましい状態は、メルトフローレートが4
0〜100g/10分で、かつ、ビカット軟化点60〜
90℃の状態である。
0〜100g/10分で、かつ、ビカット軟化点60〜
90℃の状態である。
なお、絶縁体層5の材料として未架橋の重合体、例えば
、未架橋ポリオレフィン等を使用した場合には、絶縁体
層5を形成したのち、それを連続架橋装置内に導入して
架橋反応を行なって形成され(発明の実施例) 実施例1〜3.比較例1.2 撚線導体3としては、計19本の硬銅型の素線2を撚り
合わせて断面積か22mm2のものを用いた。また、樹
脂組成物としては、それぞれ第1表に示すものを用いた
。
、未架橋ポリオレフィン等を使用した場合には、絶縁体
層5を形成したのち、それを連続架橋装置内に導入して
架橋反応を行なって形成され(発明の実施例) 実施例1〜3.比較例1.2 撚線導体3としては、計19本の硬銅型の素線2を撚り
合わせて断面積か22mm2のものを用いた。また、樹
脂組成物としては、それぞれ第1表に示すものを用いた
。
これらの材料を用いて、以下の方法で本発明の架空絶縁
電線Iを製造した。
電線Iを製造した。
まず、溶融状態の前記樹脂組成物を撚線導体3の外側か
ら高圧で圧太し、複数本の素線2の相互間に形成されて
いる空隙4aにまで樹脂組成物を充填した。その後もさ
らに圧入を継続し、撚線3の周囲にも樹脂組成物を付着
させた。なお、この場合の圧入量は、絶縁体層5を形成
したときに、絶縁体層5と撚線導体3が形成する空隙4
bも樹脂組成物4で、隙間なく充填されるように適宜調
節した。
ら高圧で圧太し、複数本の素線2の相互間に形成されて
いる空隙4aにまで樹脂組成物を充填した。その後もさ
らに圧入を継続し、撚線3の周囲にも樹脂組成物を付着
させた。なお、この場合の圧入量は、絶縁体層5を形成
したときに、絶縁体層5と撚線導体3が形成する空隙4
bも樹脂組成物4で、隙間なく充填されるように適宜調
節した。
次いで、樹脂組成物4が付着されている撚線導体3の外
周面に、押出口にクロスへットダイを備えた押出機によ
ってポリオレフィンからなる絶縁体層5を被覆形成して
本発明の架空絶縁電線lを製造した。
周面に、押出口にクロスへットダイを備えた押出機によ
ってポリオレフィンからなる絶縁体層5を被覆形成して
本発明の架空絶縁電線lを製造した。
このようにして得られた電線につき、撚線導体3と絶縁
体層5の密着度および架空絶縁電線の水密性について試
験した。
体層5の密着度および架空絶縁電線の水密性について試
験した。
水密性の良否については、長さ1.5mに切断した架空
絶縁電線の一方の切断面に、0.5 kg / crj
の水圧を印加して24時間放置した場合に他方の切断面
に水か滲出するかどうかで判断した。
絶縁電線の一方の切断面に、0.5 kg / crj
の水圧を印加して24時間放置した場合に他方の切断面
に水か滲出するかどうかで判断した。
また、高温下における撚線導体3と絶縁体層5の密着度
は、60°Cの恒温槽に、長さ2mに切断した架空絶縁
電線を1時間以上放置したのちに、素早(、電線張線治
具を用いて電線を張線し、絶縁体層か、剥ぎ取られると
きの応力をロードセルにより読み取った。
は、60°Cの恒温槽に、長さ2mに切断した架空絶縁
電線を1時間以上放置したのちに、素早(、電線張線治
具を用いて電線を張線し、絶縁体層か、剥ぎ取られると
きの応力をロードセルにより読み取った。
以上の結果を一括して第1表に示した。
(以下余白)
4゜
(発明の効果)
以上の説明で明らかなように、本発明の架空絶縁電線は
、素線相互間の空隙や撚線導体と絶縁体層の間の空隙に
充填される樹脂組成物のメルトフローレートやビカット
軟化点か、適正に管理されているので、前記空隙への充
填時に、隙間なく充填することができ、優れた水密性を
実現することかできる。したかって、雨水の侵入などに
起因する撚線導体の断線事故を著しく減少させることか
でき、また、高温下における撚線導体と絶縁体層の密着
度も大きいので、夏場の張線・布設作業時でも絶縁切れ
を起こすこともなくなる。
、素線相互間の空隙や撚線導体と絶縁体層の間の空隙に
充填される樹脂組成物のメルトフローレートやビカット
軟化点か、適正に管理されているので、前記空隙への充
填時に、隙間なく充填することができ、優れた水密性を
実現することかできる。したかって、雨水の侵入などに
起因する撚線導体の断線事故を著しく減少させることか
でき、また、高温下における撚線導体と絶縁体層の密着
度も大きいので、夏場の張線・布設作業時でも絶縁切れ
を起こすこともなくなる。
第1図は、本発明の架空絶縁電線の断面図である。
1・・・架空絶縁電線、2・・・素線、3・・・撚線導
体、4・・・樹脂組成物、4a、4b・・・空隙、5・
・・絶縁体層。
体、4・・・樹脂組成物、4a、4b・・・空隙、5・
・・絶縁体層。
Claims (1)
- 複数本の素線を撚り合わせて成る撚線導体と該撚線導体
を被覆する絶縁体層とを中心部に有する架空絶縁電線に
おいて、前記複数本の素線の相互間に形成されている空
隙および前記撚線導体と前記絶縁体層の間に形成されて
いる空隙に、ポリオレフィン共重合体を主成分とし、J
ISK7210で規定するメルトフローレートが20g
/10分以上で、かつ、JISK7206で規定するビ
カット軟化点が50℃以上である樹脂組成物が充填され
ていることを特徴とする架空絶縁電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2216435A JPH0498713A (ja) | 1990-08-16 | 1990-08-16 | 架空絶縁電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2216435A JPH0498713A (ja) | 1990-08-16 | 1990-08-16 | 架空絶縁電線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0498713A true JPH0498713A (ja) | 1992-03-31 |
Family
ID=16688507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2216435A Pending JPH0498713A (ja) | 1990-08-16 | 1990-08-16 | 架空絶縁電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0498713A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101834023A (zh) * | 2010-04-23 | 2010-09-15 | 江苏远洋东泽电缆股份有限公司 | 舰船用无卤纵向高压水密封电缆及其制造方法 |
CN103474162A (zh) * | 2013-09-30 | 2013-12-25 | 上海南洋-藤仓电缆有限公司 | 水密型架空防护电缆 |
-
1990
- 1990-08-16 JP JP2216435A patent/JPH0498713A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101834023A (zh) * | 2010-04-23 | 2010-09-15 | 江苏远洋东泽电缆股份有限公司 | 舰船用无卤纵向高压水密封电缆及其制造方法 |
CN103474162A (zh) * | 2013-09-30 | 2013-12-25 | 上海南洋-藤仓电缆有限公司 | 水密型架空防护电缆 |
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