JPH049867A - 電子写真式製版用印刷原版 - Google Patents

電子写真式製版用印刷原版

Info

Publication number
JPH049867A
JPH049867A JP11057790A JP11057790A JPH049867A JP H049867 A JPH049867 A JP H049867A JP 11057790 A JP11057790 A JP 11057790A JP 11057790 A JP11057790 A JP 11057790A JP H049867 A JPH049867 A JP H049867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
plate
electrophotographic
acid
formulas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11057790A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromichi Tachikawa
博道 立川
Hiroaki Yokoie
横家 弘明
Osamu Watarai
渡会 脩
Toshiaki Aoso
利明 青合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP11057790A priority Critical patent/JPH049867A/ja
Priority to US07/614,421 priority patent/US5069992A/en
Publication of JPH049867A publication Critical patent/JPH049867A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、有機光導電性化合物を含有する光導電層を存
し、電子写真法により、トナー画像を形成した後、トナ
ー画像部以外の非画像部の光導電層を除去することによ
り印刷版とする電子写真式製版用印刷原版に関する。
[従来の技術] 今日、平版オフセット印刷版としては、ジアゾ化合物と
フェノール樹脂を主成分とするポジ型感光剤やアクリル
系モノマーやプレポリマーを主成分とするネガ型感光剤
を用いるPS版などが実用化されているが、これらはす
べて低感度のため、あらかじめ画像記録されたフィルム
原版を密着露光して製版を行っている。一方、コンピュ
ータ画像処理と大容量データの保存およびデータ通信技
術の進歩によって、近年では、原稿人力、補正、編集、
割り付けから頁組まで一貫してコンピュータ操作され、
高速通信網や衛星通信により即時遠隔地の末端ブロック
に出力できる電子編集システムが実用化している。特に
、即時性の要求される新聞印刷分野において電子編集シ
ステムの要求度は高い。また、現在オリジナル原稿がフ
ィルムの形で保存され、これをもとに必要に応して印刷
版が復製されている分野においても、光ディスクなどの
大容量記録メディアが発達するのにともなって、オリジ
ナルがこれらの記録メディアにデジタルデータとして保
存されるようになると考えられる。
しかしながら、末端プロッタの出力から直接印刷版を作
成する直接型印刷版はほとんど実用化されておらず、電
子編集システムの稼動しているところでも出力は銀塩写
真フィルムにおこなわれ、これをPS版へ密着露光する
ことにより印刷版が作成されているのが実状である。こ
れは、出力プロッタの光源(例えば、He−Neレーザ
ー、半導体レーザなと)により実用的な時間内に印刷版
を作成できるだけの高い怒度を有する直接型印刷版の開
発が困難であることも1つの原因であった。
直接型印刷版を提供し得る高い光感度を有する感光体と
して電子写真感光体が考えられる。
従来、電子写真を利用した印刷版材料(印刷用原版)と
しては例えば、特公昭47−47610号、特公昭48
−40002号、特公昭48−18325号、特公昭5
]−15766号、特公昭51−25761号公報等に
記載の酸化亜鉛−樹脂分散系オフセント印刷版材料が知
られている。
これは、電子写真法によりトナー画像形成後、その非画
像部を不感脂性とするために不惑脂化液(例えば、フェ
ロシアン塩またはフェリシアン塩を含有する酸性水溶液
)で湿潤させ、使用される。
この様な処理をされたオフセント印刷版は、耐刷力が、
5千枚から1万枚程度であり、これ以上の印刷には適し
ているとは言えない。また、不惑脂化液として、有害な
シアン化合物を使用する決定を有していた。
電子写真を用いた印刷版作成の他の方法としては、トナ
ー画像形成後、非画像部の光導電層を除去する方法が既
に知られている。例えば、特公昭37−17162号、
同38−6961号、同38−7758号、同41−2
426号、同4639405号、特開昭5(I−195
09号、同50−1.9510号、同52−2437号
、同54145538号、同51134632号、同5
5−105254号、同55−153948号、同55
−161250号、同57−147656号、同57−
161863号公報等に記載の電子写真式製版用印刷原
版があげられる。
上記方法では、電子写真感光体の非画像部をエツチング
で除去し親水性の面を露出させる必要があるため、結合
樹脂としてアルカリ性溶剤に溶解するかもしくは膨潤し
て脱離する結合樹脂を用いることが多い。
電子写真式製版用印刷原版に用いられている従来公知の
結合樹脂としては、特公昭41−2426号、同37−
17162号、同38−6961号、特開昭52−24
37号、同54−1.9803号、同54−13463
2号、同55−105254号、同50−19509号
、同1951.0号などに記載の、スチレン−無水マレ
イン酸共重合体、酢酸ビニル−クロトン酸共重合体、酢
酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、フェノール樹脂、
等が知られている。しかしながらこれらを有機光導電性
化合物を使用した電子写真式製版用印刷原版に用いたと
きは種々の問題点を有している。フェノール樹脂を結合
樹脂として用いた場合は、形成皮膜が脆弱で、耐剛性が
悪い。また、酢酸ビニル−クロトン酸共重合体、酢酸ビ
ニル−無水マレイン酸共重合体はやはり耐剛性が不十分
であった。
アクリルエステル系バインダーを用いた場合、耐剛性は
良好であるが、アルカリ水溶液に対する溶解性が充分で
なく、エンチング時間に長時間を要する等の問題点があ
った。また、本方式の電子写真式製版用印刷原版の作成
において現像したトナー画像をレジスト層とし非画像部
の感光層をエツチングするため、サイドエッチと呼ばれ
る平面方向へのエツチングが生じ易く、画質低下の原因
となっていた。
[発明が解決しようとする課題1 本発明の目的は、耐剛性の優れた電子写真式製版用印刷
原版を提供することである。
本発明の他の目的は、画像性の優れた電子写真式製版用
印刷原版を提供することである。
本発明の更に他の目的は、レーザなどの走査露光による
画像形成る適した高感度の電子写真式製版用印刷原版を
提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、
導電性支持体上に、少なくとも有機光導電性化合物およ
びカルボキシル基を有するボリウレクン樹脂を含有する
光導電層を有し、画像露光しトナー画像を形成した後、
トナー画像部以外の非画像部の光導電層を除去すること
により印刷版とする電子写真式製版用印刷原版において
、前記ポリウレタン樹脂中に、前記一般式(I)ないし
(V)で表されるジオール化合物の構造の少なくとも一
種を構造単位として含有させることにより、前記目的を
達成することができた。
I HO−R,→0−C−R1+、l!0H(I[) HORs−十OCRs±、、30H HO−←−糧CHz母CH−OF+1. H(I[1) (IV) HO−(−CH,−CH=CH−CH,÷ns (−C
H!−CH→1.○HRq    (V) (式中、R,、R,、R1、R,およびR6はそれぞれ
同一でも相違してもよく二価の脂肪族または芳香族炭化
水素を示す。好ましくはR+ 、Rs、R4およびR2
はそれぞれ炭素数2〜20個のアルキレンまたは炭素数
6〜15個のアリーレン基、更に好ましくは炭素数2〜
10個のアルキレンまたは炭素数6〜10個のアリーレ
ン基を示し、R2は炭素数1〜20個のアルキレンまた
は炭素数6〜15個のアリーレン基、更に好ましくは炭
素数1〜10個のアルキレンまたは炭素数6〜10個の
アリーレン基を示す。またR2、Rz 、R3、R4お
よびR9の中にはイソシアネート基と反応しない他の官
能基、例えばエーテル、カルボニル、エステル、シアン
、オレフィン、ウレタン、アミド、ウレイド基またはハ
ロゲン原子等があってもよい、R4は水素原子、アルキ
ル、アリール、アラルキル、シアノ基またはハロゲン原
子を示す。
好ましくは水素原子、炭素数1〜10個のアルキル、炭
素数6〜15個のアリール、炭素数7〜15個のアラル
キル、シアノ基またはハロゲン原子を示し、更に好まし
くは水素原子、炭素数1〜6個のアルキルまたは炭素数
6〜10個のアリール基を示す。またR4の中にはイソ
シアネート基と反応しない他の官能基、例えばアルコキ
シ、カルボニル、オレフィン、エステル基またはハロゲ
ン原子等があってもよい。R7はアリールまたはシアノ
基を示し、好ましくは炭素数6〜10個のアリール基ま
たはシアノ基を示す0mは2〜4の整数を示す。nl、
H2、R3、R4およびR5はそれぞれ2以上の整数を
示し、好ましくは2〜100の整数を示す。H6は0ま
たは2以上の整数を示し、好ましくはOまたは2〜10
0の整数を示す。
本発明に用いるアルカリ可溶性ポリウレタン樹脂として
は好ましくは、下記一般式(Vl)で表されるジイソシ
アネート化合物の構造と、下記一般式(■)ないしくE
X)で表されるジオール化合物の構造の少なくとも1種
と、前記一般式(I)ないし(V)で表されるジオール
化合物の構造の少なくとも1種とを基本構造として含有
するポリウレタン樹脂である。
OCN  Rs  NCO(Vl) R噂 HO−R,。−CRII  OH(■)R,+2 0OH HO−Rho−A、r−RII−OH(■)I2 0OH HO−R,。−N−R,、−OH(IX)I2 OOH 式中、R8は置換基(例えば、アルキル、アラルキル、
アリール、アルコキシ、ハロゲノの各基が好ましい。)
を有していてもよい二価の脂肪族又は芳香族炭化水素基
を示す。必要に応し、R6中はイソシアネート基と反応
しない他の官能基例えばエステル、ウレタン、アミド、
ウレイド基を有していてもよい。
R1は水素原子、置換基(例えば、シアノ、ニトロ、ハ
ロゲン原子(−F、−CF4、−Br、! ) 、CO
N Hz 、COOR1s、  OR+*、NHCON
HR,、、−NHCOOR,、、−NHCOR13、−
0CONHR,、、CON HR+ *(ここで、R1
1は炭素数1〜10のアルキル基、炭素数7〜15のア
ラルキル基を示す。)などの各基が含まれる。)を有し
ていてもよいアルキル、アラルキル、アリール、アルコ
キシ、アリーロキシ基を示し、好ましくは水素原子、炭
素数1〜8個のアルキル、炭素数6〜15個ノアリール
基を示す。RIo、RII、R1□はそれぞれ同一でも
相異していてもよく、また1換基を持たないあるいは置
換基(例えば、アルキル、アラルキル、アリール、アル
コキシ、ハロゲノの各基が好ましい。)を有していても
よい二価の脂肪族または芳香族炭化水素を示す。好まし
くは炭素数1〜20個のアルキレン基、炭素数6〜15
個のアリーレン基、更に好ましくは炭素数1〜8個のア
ルキレン基を示す。また必要に応し、Rto、RII、
R12中にイソシアネート基と反応しない他の官能基、
例えばカルボニルエステル、ウレタン、アミド、ウレイ
ド、エーテル基を有していてもよい。なおR9、R3゜
、R11% RI2のうちの2又は3個で形成してもよ
い。
Arは置換基を有していてもよい三価の芳香族炭化水素
を示し、好ましくは炭素数6〜15個の芳香族基を示す
前記一般式(+)ないし(V)で示されるジオール化合
物としては具体的に以下に示すものが含まれる。
(障1) (No、2) (M3) (No、4) (阻5) HOCHzCHz+0−C+CHz−+T−C→−CH
,CH2子0HCI。
H3 [0−CHzCHz−0−CHzCHz + O−C+
(Jlz −h−C−0−CHzCHz−0−CHzC
Hz→、OH(荀6) (阻8) (階9) CL(Jlz H−”0 0日CIl□−h→−、−011 (No、16) HO−←CH2寸τ−←0−C−←CH,→ゴー→−、
O)l(No、 1.7 ) (階18) HO+CH2CH2CH,−Qす、H (No、1.9) 1(0−+CH2CH2CH−0す=HCH1 (隘20) HO−←CH,CH,CI(−0−+−VFIzHs (No、11) CH2CH2−←0−C−+CH,→ゴー→−、0H(
No、I2) (:H,CH,−←0−C−←CH,→了−÷コー0H
(No、13) HO−←CH,→τ−→=O−C−←C1,→T−±1
−0H(No、 14 ) HO−←CH2−+−r−+ 0− C→CH,→1−
→−,O1((No、 1.5 ) 1io−←C1+、→1−d升OC−+−CHz→ゴー
→−=0)1(No、21) (障22) 110−+ CH,C)12(JhCH20−す「−H (Nα23) )to−+CI+。
CI(=CI(−CH,←)7−01l(No、24) (麹25) HO−+−CH1 CH=CI( CH,→T−−←C1hCl(←)−−Of(具体例中
m、 nは2以上の整数を示す。
一般式(Vl)で示されるジイソシアネート化合物とし
て、具体的には以下に示すものが含まれる。
即ち、2.4−トリレンジイソシアネート、24−トリ
レンジイソシア名−トの二量体、2.6トリレンジイソ
シア不−ト、P−キンリレンジイソシアネート、m−キ
シリレンジイソシアネート、4.4’−ジフェニルメタ
ンジイソノアネート、1.5−ナフチレンジイソシアネ
ート、3゜3′−ジメチルビフェニル−4,4′−ジイ
ソシアネート等の如き芳香族ジイソシアネート化合物;
ヘキサメチレンジイソシアスート、トリメチルへキサメ
チレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、ダ
イマー酸ジイソシアネート等の如き脂肪族ジイソシアネ
ート化合物;イソホロンジイソシアネート、4,4′−
メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、メチ
ルシクロヘキサン−2,4(又は2.6)ジイソシアネ
ート、13−(イソシアネートメチル)シクロヘキサン
等の如き脂肪族ジイソシアネート化合物;1.3ブチレ
ングリコ一ル1モルとトリレンジイソノアネート2モル
との付加体等の如きジオールとノイソシア不一トとの化
合物であるジイソシア不−)−化合物等が挙げられる。
一般式(■)、(■)、又は(IX)で示されるカルボ
キシル基を有するジオール化合物としては具体的には以
下に示すものが含まれる。
即チ、3.5−ジヒドロキソ安息香酸、2,2−ビス(
ヒドロキシメチル)プロピオン酸、22−ビス(2−ヒ
ドロキシエチル)プロピオン酸、2.2−ビス(3−ヒ
ドロキシプロピル)プロピオン酸、ビス(ヒドロキシメ
チル)酢酸、ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸、4
.4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン酸、酒
石酸、NN−ジヒドロキシエチルグリシン、N、  N
ビス(2−ヒドロキシエチル)−3−カルボキシ−プロ
ピオンアミド等が挙げられる。
ここで使用されるジイソシアネート化合物として、具体
的には以下に示すものが含まれる。
即ち、2.4−)リレンジイソンアネート、24−トリ
レンジイソシアネートの二量体、2.6トリレンジイソ
シアネート、p−キシリレンジイソシアネート、m−キ
シリレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタ
ンジイソシア名−ト、1,5−ナフチレンジイソシアネ
ート、33′−ジメチルビフェニル−44′−ジイソシ
アネート等の如き芳香族ジイソシアネート化合物へキサ
メチレンジイソシアネート、トリメチルへキサメチレン
ジイソシアネート、リジンジイソシアネート、ダイマー
酸ジイソシアネート等の如き脂肪族ジイソシアネート化
合物;イソホロンジイソシアネート、4.4′−メチレ
ンビス(シクロへキシルイソシアネート)、メチルシク
ロヘキサン−2,4(又は2.6)ジイソシアネート、
13−(イソシアネートメチル)シクロヘキサン等の如
き脂肪族ジイソシアネート化合物;1.3ブチレングリ
コ一ル1モルとトリレンジイソシアネート2モルとの付
加体等の如きジオールとジイソシアネートとの反応物で
あるジイソシア7一ト化合物等が挙げられる。
なお本発明のポリウレタン樹脂は一般式(Vl)で示さ
れるジイソシアネート化合物、一般式(I)、(]I)
、(III)、(IV)または(V)で示されるジオー
ル化合物および一般式(■)、(■)または(IX)で
示されるカルボキシル基を有するジオル化合物の2種以
上から形成されても良い。
また更にカルボキシル基を有せず、他のイソシアネート
と反応しない置換基を有していてもよいジオール化合物
を、アルカリ現像性を低下させない程度に併用すること
もできる。
使用されるジオール化合物としては、具体的には以下に
示すものが含まれる。
即ち、エチレンクIJコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、
プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、名オ
ペンチルグリコール、1.3−ブチレングリコール、1
6−ヘキサンジオール、2−ブテン−1,4−ジオール
、2゜2.11リメチル−1,3−ペンクンジオール、
1.4−ブタンジオール、15−ペンタンジオ−ル、1
4−ビス−β−ヒドロキソニドキシンクロヘキサン、シ
クロヘキサンジメタツール、トリシクロデカンジメタツ
ール、水添ビスフェノールA、水添ビスフェノールF、
ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加体、ビスフ
ェノールAのプロピレンオキサイド付加体、ビスフェノ
ールFのエチレンオキサイド付加体、ビスフェノールF
のプロピレンオキサイド付加体、水添ビスフェノールA
のエチレンオキサイド付加体、水添ビスフェノールAの
プロピレンオキサイド付加体、ヒドロキノンジヒドロキ
シエチルエーテル、p−キシリレングリコール、ジヒド
ロキシエチルスルホン、ビス(2−ヒドロキシエチル)
−2,4−)リレンジカルバメート、2.4−トリレン
−ビス(2−ヒドロキシエチルカルバミド)、ビス(2
ヒ10キシエチル)−m−キシリレンジカルバメート、
ビス(2−ヒドロキシエチル)イソフタレート等が挙げ
られる。
本発明のポリウレタン樹脂は上記ジイソシアネート化合
物およびジオール化合物を非プロトン性溶媒中、それぞ
れの反応性に応した活性の公知な触媒を添加し、加熱す
ることにより合成される。
使用するジイソシアネートおよびジオール化合物のモル
比は好ましくはO,S:t〜1.2:1であり、ポリマ
ー末端にイソシアネート基が残存した場合、アルコール
類又はアミン類等で処理することにより、最終的にイソ
シアネート基が残存しない形で合成される。
本発明のポリウレタン樹脂の分子量は、好ましくは重量
平均で1000以上であり、更に好ましくは5,000
〜10万の範囲である。
これらの高分子化合物は単独で用いても混合して用いて
もよい。
本発明の怒光性組成物には前記重合体に対して50重量
%以下の量で他の樹脂をも混入することができる。混入
される樹脂としては例えばポリアミド樹脂、エポキシ樹
脂、ポリアセタール樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹
脂、ポリスチレン系樹脂、ノボランク型フェノール系樹
脂を挙げることができる。
本発明に用いられる光導電性材料としては従来から知ら
れている数多くの化合物を用いることが出来る。
1)米国特許筒3.112.197号明細書などに記載
されているトリアゾール誘導体、2)米国特許筒3.1
89,441号明細書などに記載されているオキサジア
ゾール誘導体、3)特公昭37−16.096号公報な
どに記載されているイミダゾール誘導体、 4)米国特許筒3,615,402号、同3,820.
989号、等3,542.544号、特公昭45−55
5号、同51−10,983号、特開昭51−93.2
24号、同55−108.667号、同55−1569
53号、同56−36656号明細書、公報などに記載
のポリアリールアルカン誘導体、 5)米国特許筒3,180.729号、同4,278.
746号、特開昭55−88.064号、同55−88
.065号、同49−1.05.537号、等55−5
1,086号、等56−80051号、同56−88.
141号、同57−45.545号、同54−112,
637号、同55−74,546号明細書、公報などに
記載されているピラゾリン誘導体及びピラゾーン誘導体
、6)米国特許筒3.615.404号、特公昭51−
10.105号、同46−3.712号、同47−28
.336号、特開昭54−83.435号、同54−1
10,836号、同51−119.925号明細書、公
報などに記載されているフェニレンジアミン誘導体、 7)米国特許筒3.567.450号、同3,180.
703号、同3,240,597号、同3658.52
0号、同4,232.103号、同4.175,961
号、同4.012.376号、西独間特許(DAS)1
,110.518号、特公昭49−35,702号、同
31−27.577号、特開昭56−144,250号
、同56119.132号、同56−22,437号明
細書、公報などに記載されているアリールアミン誘導体
、 8)米国特許第3.526.501号明細書記載のアミ
ン置換カルコン誘導体、 9)米国特許第3.542,546号明細書などに記載
のN、N−ビカルハジル誘1体、10)米国特許第3,
257.203号明細書などに記載のオキサゾール誘導
体、 11)特開昭56−46,234号公報などに記載のス
チリルアントラセン誘導体、 12)特開昭54−110.837号公報等に記載され
ているフルオレノン誘導体、 13)米国特許第3,717,462号、特開昭54−
59,143号(米国特許第4.1.50゜987号に
対応)、同55−52,063号、同55−52,06
4号、同55−46.760号、同55−85,495
号、同57−11.350号、同57−148.749
号、同57−104゜144号明細書、公報などに記載
されているヒドラゾン誘導体、 14)米国特許第4,047,948号、同4047.
949号、同4,265.990号、同4 273.8
46号、同4,299.897号、同4.306.00
8号明細書などに記載のヘンジジン誘導体、 15)特開昭5E11.90,953号、同5995.
540号、同59−97.148号、同59−195,
658号、同62〜36.674号公報などに記載され
ているスチルベン誘導体等がある。
また、上記のような低分子光導電性化合物の他に、次の
ような高分子化合物も使用することか出来る。
16)特公昭34−10,966号公報記載のポリビニ
ルカルバゾール及びその誘導体、17)特公昭43.1
8.674高、同43−19.192号公報記載のポリ
ビニルピレン、ポリビニルアントラセン、ポリ−2−ビ
ニル−4−(4′−ジメチルアミノフェニル)−5−フ
ェニルオキサゾール、ポリ−3−ビニル−N−エチルカ
ルバゾール等のビニル重合体、 18)特公昭43−19.193号公報記載のポリアセ
ナフチレン、ポリインデン、アセナフチレンとスチレン
の共重合体等の重合体、 19)特公昭56−13□ 940号公報などに記載の
ピレン−ホルムアルデヒド樹脂、ブロムピレン−ホルム
アルデヒド樹脂、エチルカルバゾールホルムアルデヒド
樹脂等の縮合樹脂、 20)特開昭56−90,883号、同56−161.
550号公報に記載された各種のトリフェニルメタンポ
リマー また、光導電体の感度の向上、望みの感光波長域を持た
せるため等の目的のために、各種の顔料、増感染料等を
使用することか出来る。これらの例としては、 21)米国特許第4,436.800号、同4439.
506号、特開昭47−37543号、同58−123
.541号、同58−192,042号、同58−21
9.263号、同59−78.356号、同6(I17
9,746号、等61−148,453号、同61−2
38,063号、特公昭60−5941号、同60−4
5.664号等に記載されたモノアゾ、ビスアゾ、トリ
スアゾ顔料 22)米国特許第3,397,086号、同4666.
802号等に記載の金属フタロシアニンあるいは無金属
のフタロシアニン等のフタロシアニン顔料 23)米国特許第3.371,884号等に記載のペリ
レン系顔料 24)英国特許第2.237,680号等に記載のイン
ジゴ、チオインジゴ誘導体 25)英国特許第2.237,679号等に記載のキナ
クリドン系顔料 26)英国特許第2,237,678号、特開昭59−
184,348号、同62−28,738号等に記載の
多環率ノン系#I料 27)特開昭47−30,331号等に記載のビスベン
ズイミダゾール系顔料 28)米国特許第4,396,610号、同4644.
082号等に記載のスクアリウム塩系顔料 29〕特開昭59−53.850号、同61−21.2
.542号等に記載のアズニウム塩基顔料などである。
また、増感染料としては、「増怒剤J125頁講談社8
1987)、「電子写真」工19(I973)r有機合
成化学J24  M、11 1010 (I966)等
に記載の公知の化合物を使用することが出来る。例えば
、 30)米国特許第3.141,770号、同4283 
475号、特公昭第48−25,658号、特開昭62
−71,965号等に記載のピリリウム系染料 31 ) Applied 0ptics Suppl
ement i50 (I969)、特開昭50−39
.548号等に記載のトリアリールメタン系染料 32)米国特許第3,597,1.96号等に記載のシ
アニン系染料 33)特開昭60−163,047号、同59−164
.588号、同60−252,517号等に記載のスチ
リル系染料 これらは、単独もしくは2種以上を併用して用いること
ができる。また、これら電荷発生剤は、電荷発生能のみ
ならず、電荷輸送能を持つ場合には、基本材料としで、
バインダー中に該電荷発生剤を分散して塗布することに
より感光体を作成することができる。即ち、電荷輸送剤
として知られる有機光導電性化合物(例えば前記(I)
−(20)記載の化合物)の併用は必ずしも必要としな
くても良い。
本発明の光導電層には、感度向上などの目的として、例
えば、トリニトロフルオレノン、クロラニル、テトラシ
アノエチレン等の電子吸引性化合物、特開昭58−65
,439号、同58−102.239号、同58−12
9.439号、同62−71,965号等に記載の化合
物等を挙げることが出来る。
本発明の電子写真製版用印刷原版は常法番こ従って光導
電層を導電性基板上に塗布することによって得られる。
光導電層の作成に当たっては、光導電層を構成する成分
を同一層中に含存させる方法、あるいは、電荷担体発注
物質と電荷担体輸送物質を異なる層に分離して用いる方
法等が知られており、いずれの方法にても作成すること
が出来る。
塗布液は、光導電層を構成する各成分の適当な溶媒に溶
解し、作成する。顔料などの溶媒に不溶な成分を用いる
ときは、ボールミル、ペイントシェーカー、ダイノミル
、アトライター等の分散機により粒径5μ〜0.1μに
分散して用いる。光導電層に使用する結合樹脂、その他
の添加剤は顔料などの分散時、あるいは分散後に添加す
ることが出来る。この様にして作成した塗布液を回転塗
布、ブレード塗布、ナイフ塗布、リバースロール塗布、
デイツプ塗布、ロンドパ−塗布、スプレー塗布の様な公
知の方法で基体上に塗布乾燥して電子写真製版用印刷原
版を得ることが出来る。塗布液を作成する溶媒としては
、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロフォルム等
のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール等の
アルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、シクロ
ヘキサノン等のケトン類、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル、2−メトキシエチルアセテート等のグリコ
ールエーテル類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の
エーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類等
が挙げられる。
本発明の光導電層には光導電性化合物、結合樹脂の他に
光導電層の柔軟性、塗布面状の改良等のため番こ、必要
により可塑剤、界面活性剤、マット剤その他の各種の添
加剤を加えることができる。
これらの添加剤は光導電層の静電特性、エツチング性を
劣化させない範囲で含存させることができる。
また、本発明の光導電層の膜厚は、薄すぎると現像に必
要な表面電位を帯電することができず、逆に、厚すぎる
と光導電層を除去する際にサイドエッチと呼ばれる平面
方向のエンチングを起こし、良好な印刷版が得られない
。光導電層の膜厚としては、0.1〜30μ、好ましく
は、0.5〜10μである。
本発明の光導電層のポリウレタン系結合樹脂と光導電性
化合物の含有量は、光導電性化合物の含有量が少ないと
感度が低下するため、結合樹脂1重量部当り光導電性化
合物は、0.05重量部から1.2重量部、よりこのま
しくは0.1重量部から1.0重量部の範囲で使用する
のが好ましい。
本発明の電子写真式印刷原版の導電性基板としては、各
種の支持体を使用することができる。例えば、導電性表
面を有するプラスチックシートまたは特に溶剤不透過性
および導電性にした紙、アルミニウム板、亜鉛板、また
は銅−アルミニウム板、銅−ステンレス板、クロム−銅
板等のバイメタル板、またはりaムー銅−アルミニウム
板、クロム−鉛−鉄板、クロム−銅−ステンレス板等の
トライメタル板等の親水性表面を有する導電性基板が用
いられ、その厚さは、0.1〜30が好ましく、特に0
.1〜0.5閣が好ましい。これらの基板の中でもアル
ミニウム板が好適に使用される。本発明において用いら
れるアルミニウム板はアルミニウムを主成分とする純ア
ルミニウムや微量の異原子を含むアルミニウム合金など
の板状体であり、その組成が特定されるものではな〈従
来の公知、公用の素材を適宜使用することが出来る。
このアルミニウム板は従来公知の方法で砂目立て、陽極
酸化して用いることが出来る。砂目立て処理に先立って
アルミニウム板表面の圧延脂を除去するために、所望に
より界面活性剤またはアルカリ性水溶液による脱脂処理
が施され、砂目立て処理が行われる。砂目立て処理方法
には、機械的に表面を粗面化する方法、電気か学的に表
面を熔解する方法及び化学的に表面を選択溶解させる方
法がある。機械的に表面を粗面化する方法としては、ボ
ール研磨法、ブラシ研磨法、ブラスト研磨法、ハフ研暦
法等と称せられる公知の方法を用いることが出来る。ま
た電気か学的な粗面化法としては塩酸まなは硝酸電解液
中で交流または直流により行う方法がある。また、特開
昭54−63902号に開示されている冊に両者を組み
合わせた方法も利用できる。
粗面化されたアルミニウム板は必要に応してアルカリエ
ンチング処理及び中和処理される。
この様に処理されたアルミニウム板は陽極酸化処理され
る。陽極酸化処理に用いられる電解質としては硫酸、燐
酸、蓚酸、クロム酸、あるいはそれらの混酸が用いられ
、それらの電解質やその濃度は電解質の種類によって適
宜法められる。陽極酸化の処理条件は用いる電解質によ
り種々変わるので、−概に特定し得ないが、−船釣には
電解質の濃度が1〜80重量%溶液、液温は、5〜70
°C,電流密度5〜60A/dボ、電圧1〜100V、
電解時間10秒〜50分の範囲に有れば好適である。陽
極酸化皮膜量は0.1〜10g/ボか好適であるが、よ
り好ましくは1〜6g/n(の範囲である。
本発明の電子写真式製版用印刷原版においては、必要に
より前記導電性基板と光導電層の接着性、光導電層の電
解特性、エンチング性、印刷特性等を改良する目的で中
間層を設けることができる。
中間層としては例えば、カゼイン、ポリビニルアルコー
ル、エチルセルロース、フェノール樹脂、スチレン−無
水マレイン酸樹脂、ポリアクリル酸、モノエタノールア
ミン、ジェタノールアミン、トリエタノールアミン、ト
リエタノールアミン、トリエタノールアミンおよびそれ
らの塩酸塩、蓚酸塩、燐酸塩、アミン酢酸、アラニン等
のモノアミノモノカルボン酸、セリン、スレオニン、ジ
ヒl−ロキシエチルグリンン等のオキソアミノ酸、ンス
テイン、ソスチン等の硫黄を含むアミノ酸、アスパラギ
ン酸、グルタミン酸等のモノアミノジカルボン酸、リジ
ン等のジアミノモノカルボン酸、p−ヒドロキシフェニ
ルグリンン、フェニルアラニン、アントラニル酸等の芳
香族核を持つアミノ酸、トリプトファン、プロリン等の
複素環を持つアミノ酸、スルファミン酸、シクロへキシ
ルスルファミン酸等の脂肪族アミノスルホン酸、エチレ
ンノアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、イミノニ酢酸、ヒ
ドロキンエチルイミノニ酢酸、ヒドロキンエチルエチレ
ンジアミン三酢酸、エチレンジアミンニ酢酸、シクロヘ
キサンジアミン四酢酸、ンエチレントリアミン五酢酸、
グリコールエーテルジアミン四酢酸等の(ポリ)アミノ
ポリ酢酸およびこれらの化合物の酸基の1部または全部
がナトリラム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等を挙げ
ることができる。あるいはこれらを二種以上併用して用
いることもできる。
また、光導電層上に必要により光導電層の電気特性、ト
ナー現像時の画像特性、トナーとの接着性等の改良する
目的で、光導電層エンチング時に除去できるオーバーコ
ート層を設けることができる。このオーバーコート層は
機械的にマット化されたものあるはいマット剤が含有さ
れる樹脂層であっても良い。マント剤としては二酸化珪
素、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ジルコニウム、ガラス
粒子、アルミナ、澱粉、樹脂粒子(例えば、ポリメチル
メタクリレート、ポリスチレン、フェノール樹脂等)お
よび米国特許第2710245号、同第2992101
号明細書に記載のマノl−剤が含まれる。これらは二種
以上併用することができる。
マント剤を含有する樹脂層に使用される樹脂は使用され
るエツチング液との組合せにより適宜選択される。具体
的には例えば、アラビアゴム、ニカワ、ゼラチン、カゼ
イン、セルロース類(例えば、ビスコース、メチルセル
ロース、エチルセルロース、ヒドコキエチルセルスース
、ヒドロキンプロピルメチルセルロース、カルボキノメ
チルセルロース等)、澱粉類(例えば、可溶性澱粉、変
性澱粉等)、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキ
シド、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリビニ
ルメチルエーテル、エポキシ樹脂、フェノール樹脂(特
にノボラック型フェノール樹脂が好ましい)、ポリアミ
ド、ボT)ビニルブチラール等を挙げることができる。
これらは二種以上併用することができる。
本発明の電子写真製版用印刷原版は一般に公知のプロセ
スによって作成することが出来る。即ち、暗所で実質的
に一様に帯電し、画像露光により静電潜象を形成する。
露光方法としては、半導体レーザ、He−Neレーザ等
による走査露光あるいはキセノンランプ、タングステン
ランプ、蛍光灯等を光源として反射画像露光、透明陽画
フィルムを通した密着露光などが挙げられる。次に上記
静電潜像をトナーによって現像する。現像法としては従
来公知の方法、例えば、カスケード現像、磁気ブラン現
像、パウダークラウド現像、液体現像などの各種の方法
を用いことが出来る。なかでも液体現像は微細な画像を
形成することが可能であり、印刷版を作成するために好
適である。形成されたトナー画像は公知の定着法、例え
ば、加熱定七、圧力定着、溶剤定着等により定着するこ
とが出来る。この様に形成したトナー画像をレジストと
して作用させ、非画像部の電子写真感光層を工、チンダ
液により除去することにより印刷版が作成できる。
トナー画像形成後のトナー非画像部の光導電性絶縁層を
除去するエツチング液としては、光導電性絶縁層を除去
できるものなら任意の溶剤が使用可能であり、特に限定
されるものではないが、好ましくは、アルカリ性溶剤が
使用される。ここで言う、アルカリ性溶剤とは、アルカ
リ性化合物を含有する水溶液もしくは、アルカリ性化合
物を含有する有機溶剤もしくは、アルカリ性化合物を含
有する水溶液と有機溶剤の混合物である。
アルカリ性化合物としては、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸
カリウム、メタケイ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウム
、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、アンモニア、お
よびモノエタノールアミン、ジェタノールアミン、トリ
エタノールアミン等のアミノアルコール類等などの有機
および無機の任意のアルカリ性の化合物を挙げることが
出来る。エツチング液の溶媒としては前述のように、水
もしくは多くの有機溶剤を使用することが出来るが、臭
気、公害性の点から水を主体としたエツチング液が好ま
しく使用される。
水を主体とした工、チンダ液には、必要に応して、各種
の有機溶剤を添加することも出来る。好ましい有機溶剤
としては、メタノール、エタノール、プロパツール、ブ
タノール、ヘンシルアルコール、フェネチルアルコール
等の低級アルコールや芳香族アルコールおよびエチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール、セルソルブ類、およ
びモノエタノールアミン、ジェタノールアミン、トリエ
タノールアミン等のアミノアルコール類等を挙げること
が出来る。
また、エツチング液には必要に応して界面活性剤、消泡
剤、その他各種の添加剤を含有したものが使用される。
本発明において画像部を形成するトナーは前記エンチン
グ液に対してレジスト性を有していれば良く特に限定さ
れるものではないが、一般に、エツチング液に対してレ
ジスト性の樹脂成分を含有していることが好ましい。
樹脂成分としては例えば、メタクリル酸、アクリル酸お
よびこれらのエステルを用いたアクリル樹脂、酢酸ビニ
ル樹脂、酢酸ビニルとエチレンまたは塩化ビニル等の共
重合樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリ
ビニルブチラールの様なビニルアセクール樹脂、ポリス
チレン、スチレンとブタジェン、メタクリル酸エステル
等の共重合樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンおよび
その塩素化物、ポリエステル樹脂(例えば、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレト、ビスフ
ェノールAのポリカーボネート等)、フェノール樹脂、
キシレン樹脂、アルキッド樹脂、ビニル変性アルキット
樹脂、ゼラチン、カルボキシメチルセルロース等のセル
ロースエステル誘導体、ワンクス、ポリオレフィン、蝋
等が挙げられる。
[実施例] 本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明
はその主旨を越えない限り以下の実施例に限定されるも
のではない。
合成例1 コンデンサー、撹拌機を備えた500m1の3つ日丸底
フラスコに2.2−ビス(ヒドロキシメチル)プロピオ
ン酸21.5g (0,1,6モル)、化合物例陥、1
0のジオール化合物(水酸基価56゜9mgKOH/g
)78.9g (0,04モル)を加え、N、N−ジメ
チルアセトアミド100m1に熔解した。これに4,4
−ジフェニルメタンジイソシアネート50.1g (0
,20モル)を添加し、100°Cにて3時間、加熱撹
拌した。その後、N、N−ジメチルホルムアミド200
mfおよび酢酸50mfにて希釈した。反応溶液を水4
1中に撹拌しながら投入し、白色のポリマーを析出させ
た。このポリマーを濾別し、水で洗浄後、真空上乾燥さ
せることにより145gのポリマー(A)を得た。
ゲルパーミェーションクロマトグラフィー(GPC)に
て分子量を測定したところ質量平均(ポリスチレン標準
)で52000であった。更に滴定により、カルボキシ
ル基含有量(酸価)を測定したところ1.05meq/
gであったφ合成例2〜7 以下合成例1と同様にして、第1表番こ示す本発明のポ
リウレタン樹脂を合成した。分子量はいずれも重量平均
(ポリスチレン標準)で20000〜58000であっ
た。
第1表 実施例I JI31050アルミニウムンートをパミスー水懸濁液
を研磨剤として、回転ナイロンブラシで表面を砂目室て
した。この時の表面粗さ(中心線平均粗さ)は0.5μ
であった。水洗後、70°Cの10%苛性ソーダ水溶液
に浸漬しアルミニウムの溶解量が6g/n(になるよう
にエツチングした。
水洗後、30%硝酸水溶液に1分間浸漬することにより
中和し、十分水洗した。その後、0.7%硝酸水溶液中
で、陽極特電圧13ボルト、陰極特電圧6ポルトの矩形
波交番波形を用いて(特公昭55−19191号に記載
)20秒間電電解側化を行い、20%硫酸の50″C溶
液中に浸漬して表面を洗浄後、水洗した。更に、20%
硫酸水溶液中で陽極酸化膜重量が3.0g/rrfとな
るように陽極酸化処理を施して、水洗、乾燥することに
より、基板を作成した。
この基板上に下記の光導電層用塗布液をバーコーターで
塗布、120°C110分間乾燥し電子写真製版用印刷
原版を作成した。
洸1iJけLL艶液 と型銅フタロンアニン(東洋インキ (株)製 Liophot  on −ERPC)         ]、0部合成例Iのポ
リウレタン樹脂(A)10.0部テトラヒドロフラン 
      48.0部シクロへキザノン      
  16.0部以上を500m1tのガラス製容器にガ
ラスピーズと共に、ペイントシェーカー(東洋精機製作
所■)で60分間分散し、光S電層用分散液を作成した
このようにして作成した電子写真製版用印刷原版の乾燥
膜厚は4μであった。
次に、この試料を暗所でコロナ帯電機により表面電位+
400Vに帯電した後タングステン光で露光し、液体現
像剤リコーMRP (リコー■)で現像することにより
、鮮明なポジ画像を得る事が出来た。更に、作成した画
像を120 ’Cで2分間加熱し、トナー画像を定着し
た。
この非画像部を富士写真フィルム■製PS版用現像液D
N−30を水で1=1に希釈したエンチング現像液に3
0秒間浸漬した後、十分水洗し、オフセット用印刷版を
作成した。作成した画像は原稿の線幅20μを再現する
ものであった。
比較例1 実施例1におけるハ・イングー樹脂としてポリウレタン
樹脂(A)に替えて酢酸ビニルとクロトン酸の共重合体
(RESYN  No、28−1310力不ポウ・エヌ
エスシー■製)を用いる他は全く同様の操作により電子
写真式製版用印刷原版を作成した。これを実施例1と同
様の操作によりトナー現像、定着した後、非画像部のD
N−3Cを水で1=1に希釈したエツチング現像液に1
0秒間浸漬した後、十分水洗し、オフセット用印刷版を
作成した。画像は実施例1に比較してサイドエッチが進
行し、原稿上20μの線を再現することはできなかった
比較例2 実施例1におけるバインダー樹脂としてポリウレタン樹
脂(A)に替えてブチルメタクリレートメタクリル酸(
7:3モル比)を用いる他は全く同様の操作により電子
写真式製版用印刷原版を作成した。これを実施例1と同
様の操作によりトナー現像、定着した後、非画像部のD
N−3Cを水で1=1に希釈したユノチング現像液に1
20秒間浸漬した後、十分水洗し、オフセット用印刷版
を作成した。画質は実施例1と同程度であった。
これらの印刷版をオリバー52(菊半裁モルトン印刷機
)にて同時に印刷を行った。インキはDICCAPS−
G  墨(大日本インキ■製)、湿し水はEU−3(富
士写真フィルム■製)を1:1.00(水)に希釈して
用いた。その結果、実施例1及び比較例2の試料は約7
万枚で印刷可能であったが、比較例1の試料は約4万枚
で印刷不可能であった。また、比較例2の試料では印刷
が進行するにともない非画像部に僅かに汚れが発生した
。以上の結果から、本発明の印刷版は耐刷性能のみなら
ず画像性にも優れた印刷版と言うことができる。
実施例2−4 実施例1におけるバインダー樹脂としてポリウレタン樹
脂(A)に替えて下記ポリウレタン樹脂(B)から(D
)を用いる他は全く同様の操作により印刷版を作成した
。いずれも耐剛性のみならず画像性の優れた印刷版であ
った。
第2表 実施例5 実施例1の基板に下記光導電層用分散液をノー−コータ
ーで塗布し、電子写真製版用印刷原版を作成した。
光J玉1里分激液 トリスアヅ化合物 1.0部 i蓋・、 HOl、 、Co!18二、 7・ 2.5部 下記に示すオキサゾール化合物 C2H。
C、H。
本発明のポリウレタン樹脂(E)     1(Iテ]
・ラヒトロフラン        100部を500m
fのガラス製容器にガラスピーズと共に、ベイントノニ
ーカー(東洋精機製作所株)で60分間分散した。
この電子写真製版用印刷原版を用いて実施例1の方法に
より平版用印刷版を作成した。耐刷枚数は約7万枚であ
り、耐剛性のみならず画像性の優れた印刷版であった。
実施例6 実施例1におけるバインダー樹脂としてポリウレタン樹
脂(A)に替えて下記ポリウレタン樹脂(F)を用いる
他は全く同様の操作により印刷版を作成した。耐刷枚数
は約6万枚であり、耐剛性のみならず画像性の優れた印
刷版であった。
実施例7 実施例1の基板上に下記の光導電層用塗布液をバーコー
ターで塗布、I 20 ’C210分間乾燥し電子写真
製版用印刷原版を作成した。
光1j」u「を在阪 X型無金属フタロシアニン(犬日本 インキ■製 Fast  ogen Blue)          1.0部本発明のポリ
ウレタン樹脂(F)   10.lt!テトラヒドロフ
ラン       48.0部シクロへキサノン   
     16.0部以上を500mfのガラス製容器
にガラスピーズと共に、ペイントシェーカー(東洋精機
製作所■)で60分間分散し、光導電層用塗布液を作成
した。
このようにして作成した電子写真製版用印刷原版の乾燥
膜厚は4μであった。
次に、この試料を暗所でコロナ帯電機により表面電位+
400Vに帯電した後He−N eレーザにより走査露
光し、液体現像剤リコーMRP(リコー■)で現像する
ことにより、鮮明な画像を得る事が出来た。更に、作成
した画像を120°Cで2分間加熱し、トナー画像を定
着した。
この非画像部を富士写真フィルム■製PS版用現像液D
N−3Cで水1:1に希釈したエノチンダ液に30秒間
浸漬した後、十分水洗し、オフセット用印刷版を作成し
た。
耐刷枚数は約8万枚であり、耐剛性のみならず画像性の
優れた印刷版であった。
実施例8〜9 実施例7におけるバインダー樹脂としてポリウレタン樹
脂(E)に替えて下記ポリウレタン樹脂(F)および(
G)を用いる他は全く同様の操作により印刷版を作成し
た。耐刷枚数はいずれも約6万枚であり、耐刷性のみな
らず画像性の優れた印刷版であった。
代理人 弁理士(6642)  深沢敏男(ほか3名)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 導電性支持体上に、少なくとも有機光導電性化合物およ
    びカルボキシル基を有するポリウレタン樹脂を含有する
    光導電層を有し、画像露光しトナー画像を形成した後、
    トナー画像部以外の非画像部の光導電層を除去すること
    により印刷版とする電子写真式製版用印刷原版において
    、前記ポリウレタン樹脂中に、下記一般式( I )ない
    し(V)で表されるジオール化合物の構造の少なくとも
    一種を構造単位として含むことを特徴とする電子写真式
    製版用印刷原版。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) ▲数式、化学式、表等があります▼(V) (式中、R_1、R_2、R_3、R_4およびR_5
    はそれぞれ同一でも相違してもよく二価の脂肪族または
    芳香族炭化水素を示し、R_6は水素原子、アルキル、
    アリール、アラルキル、シアノ基またはハロゲン原子を
    示し、R_7はアリールまたはシアノ基を示す。mは2
    〜4の整数を示す。n1、n2、n3、n4およびn5
    はそれぞれ2以上の整数を示し、n6は0または2以上
    の整数を示す。
JP11057790A 1989-11-17 1990-04-27 電子写真式製版用印刷原版 Pending JPH049867A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11057790A JPH049867A (ja) 1990-04-27 1990-04-27 電子写真式製版用印刷原版
US07/614,421 US5069992A (en) 1989-11-17 1990-11-16 Electrophotographic printing plate precursor containing alkali-soluble polyurethane resin as binder resin

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11057790A JPH049867A (ja) 1990-04-27 1990-04-27 電子写真式製版用印刷原版

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH049867A true JPH049867A (ja) 1992-01-14

Family

ID=14539365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11057790A Pending JPH049867A (ja) 1989-11-17 1990-04-27 電子写真式製版用印刷原版

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH049867A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5073464A (en) Method of processing electrophotographic lithographic printing plate precursors
US5051327A (en) Method for oil-densensitization treatment of lithographic printing plate
US5618645A (en) Electrophotographic printing plate precursor
JPS61230137A (ja) ポリエステル及びリソグラフイー用要素
JPH04199065A (ja) 電子写真式製版用平版印刷原版および端面処理剤
JP2717584B2 (ja) 電子写真式製版用印刷原版
JPH049867A (ja) 電子写真式製版用印刷原版
JP2640159B2 (ja) 電子写真式製版用印刷原版
US5079116A (en) Electrophotographic type printing plate precursor
JPH0296773A (ja) 電子写真平版印刷版用原版の処理方法
JP2964429B2 (ja) 電子写真式製版用エッチング液
US5582942A (en) Printing plate for electrophotographic type plate making
US5006433A (en) Printing plate precursors for electrophotographic plate-making purposes
JP2977680B2 (ja) 電子写真式平版印刷版用修正剤
JPH0882959A (ja) 平版印刷版
JPH04304464A (ja) 電子写真式製版用印刷原版
JP2577620B2 (ja) 平版印刷版の製造方法
JP2638221B2 (ja) 電子写真式製版用印刷原版
JP2953471B2 (ja) 電子写真式製版用印刷原版
JP2638230B2 (ja) 電子写真式製版用印刷原版
JPH05216291A (ja) 電子写真式平版印刷版の製造方法及び製造装置
JPH05134472A (ja) 電子写真式製版用洗浄液および製版方法
JPH0222095A (ja) 平版印刷版の不感脂化処理方法
JPH02166460A (ja) 電子写真式製版用印刷原版
JPH06210977A (ja) 電子写真式平版印刷版用修正剤および修正処理方法