JPH0497900A

JPH0497900A - 反射シート及びその製造方法

Info

Publication number: JPH0497900A
Application number: JP21482890A
Authority: JP
Inventors: Keiji Yokoyama; 慶治横山; Katsuyuki Kiriyama; 勝之桐山
Original assignee: TAIYO MARK KK
Current assignee: TAIYO MARK KK
Priority date: 1990-08-13
Filing date: 1990-08-13
Publication date: 1992-03-30
Anticipated expiration: 2013-02-04
Also published as: JP2709747B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、透明フィルムの上に反射効果を有する反射部
分が表れた反射シート及びその製造方法に関する。

〔従来の技術〕

従来、第６図に示すように反射材シート（ロ）の上に、
反射効果を有する文字、図形、記号（図ではアルファベ
ットのｒＴＡＪ　）などが反射部分（ハ）として表れた
反射シート（イ）が知られている。この反射シート（イ
）は、第７図に示すように、反射材シート（ロ）の上に
インキでもって反射部分（ハ）を印刷したものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

この反射シート（イ）は、それ自体を商品等に貼付すれ
ばステッカ−として機能する。しかし、反射部分（ハ）
の周囲の反射材シート（ロ）を除去して反射部分（ハ）
のみをステッカ−として商品等に貼付したいという要望
がある。その場合には反射部分（ハ）を反射シート（イ
）から打ち抜き、これを透明なシートに貼付してステッ
カ−とすればよく、このステッカ−を商品等に貼付する
ことにより視覚的に反射部分（ハ）のみが商品等に付着
しているような効果を得ることができる。

しかし、これでは反射シート（イ）から反射部分（ハ）
を打ち抜く作業を要するので、その分だけ手間がかかる
と共にコスト的に高くつく。

また、上記従来のものでは反射材シート（イ）で反射し
て反射部分（ハ）の印刷インキを通過した光によって固
有の色彩、模様が表れ、これが反射部分の風合となる。

本発明はこのような点に着目してなされたものであり、
その目的とするところは、透明な下地の上に反射部分が
下地と一体的に表れ、且つ独特の風合を有する反射シー
ト及びその製造方法を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明の講じた解決手段は、
請求項（１１では、透明フィルムと、この透明フィルム
の上に形成され且つ反射効果を有する反射部分とからな
る反射シートを対象とする。そして、反射部分を、少な
くとも、透明フィルム側に形成されたアルミニウム層と
、このアルミニウム層よりも上に形成された反射ビーズ
層とによって構成している。

また、請求項（２）では、透明フィルムの上に反射効果
を存する反射部分を形成する反射シートの製造方法とし
て、アルミニウム蒸着層が形成された透明フィルムに反
射ビーズとバインダー溶液との混合液をスクリーン印刷
して上記反射部分の形状の反射ビーズ層を形成し、その
後、全体をアンモニア液で洗浄して反射ビーズ層の周囲
に露出したアルミニウム蒸着層を除去し、次いで、全体
を硝酸及び水で洗浄する構成としている。

〔作　　　用〕

上記の構成により、請求項（１）の反射シートは、透明
フィルムとこの透明フィルム上に形成された反射部分と
からなるので、これをステッカ−としてそのまま商品等
に貼付すると、反射部分のみが商品等に付着しているよ
うに視覚される。

また、アルミニウム蒸着層で反射して反射ビーズ層を通
過した光によって固有の色彩、模様が表れ、従来のもの
とは違った独特の風合が得られる。

そして、請求項（２）の反射シートの製造方法によれば
、印刷工程及び洗浄工程により透明フィルム上に直接に
反射部分を形成するので、従来のように反射材シートか
ら反射部分を打ち抜く作業を要せず、その分、反射シー
トが簡単に製造されると共に製造コストが低減される。

〔実　施　例］以下、実施例を図面に基づいて詳細に説明する。

第１図および第２図は実施例の反射シート１を示ス。こ
の反射シート１は、ポリエステル製の透明フィルム２と
、この透明フィルム２の上に形成され、且つ反射効果を
有する反射部分３とからなる。この反射部分３は、平面
視でアルファベットのｒＴＡＪの形状をしている。

そして、第２図に示すように、上記反射部分３は、透明
フィルム側に形成されたアルミニウム層３ａと、このア
ルミニウム層３ａの上に形成された第１インキ層３ｂと
、第１インキ層３ｂの上に形成された反射ビーズ層３ｃ
とによって構成されている。

上記第１インキ層３ｂは透明度の高いインキ、例えばプ
ロセスインキなどで形成されている。なお、反射部分３
に色をつける必要がないときには第１インキ層３ｂを形
成しなくてもよい。反射ビーズ層３ｃは反射ビーズをバ
インダーで固めて形成されている。また、多色刷にした
いときは反射ビーズ層３ｃの上に印刷によって第２イン
キ層を形成してもよい。

次に、この反射シート１の製造方法を説明する。

まず、第３図に示すようなアルミニウム蒸着層３ａが形
成された透明フィルム２の上にインキを印刷して上記反
射部分３の形状の第１インキ層３ｂを形成する。次に、
この第１インキ層３ｂの上に反射ビーズとバインダー溶
液との混合液をスクリーン印刷して上記反射部分３の形
状の反射ビーズ層３Ｃを形成する（第４図参照）。この
場合、第１インキ層３ｂを形成しないときは透明フィル
ム２のアルミニウム蒸着層３ａの上に直接に反射ビーズ
層３ｃを形成する。さらに、必要に応じて反射ビーズ層
３ｃの上に印刷により第２インキ層を形成してもよい。

次いで、第４図の状態で全体をアンモニア液で洗浄して
反射ビーズ層３ｃの周囲に露出したアルミニウム蒸着層
３ａを除去する。その後、全体を硝酸及び水で洗浄する
と、第５図に示すように透明フィルム２の上に反射部分
３がｒＴＡＪの形状で表れて反射シー１−１が完成する
。

したがって、上記実施例によれば、反射シート１は、透
明フィルム２とこの透明フィルム上に形成された反射部
分３とからなるので、これをステンカーとしてそのまま
商品等に貼付すると、視覚的には反射部分３のみが商品
等に付着しているような効果が得られる。

またアルミニウム層３ａで反射して反射ビーズ層３ｃを
通過した光によって固有の色彩、模様が表れ、従来のも
のとは違った独特の風合が得られる。

ぞして、反射シート１は、印刷工程及び洗浄工程により
透明フィルム上に直接に反射部分３を形成するので、従
来のように反射材シートから反射部分を打ち抜く作業を
要せず、その分、反射シート１を簡単に製造できると共
に製造コストを低減できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、請求項（１）の反射シートによれ
ば、透明フィルムと、この透明フィルム上に形成された
反射部分とからなり、上記反射部分を、透明フィルムに
形成されたアルミニウム層と、このアルミニウム層の上
に付着された反射ビーズとで構成したので、これをステ
ッカ−としてそのまま商品等に貼付することによって視
覚的に反射部分のみが商品等に付着しているような効果
が得られると共に、アルミニウム層で反射して反射ビー
ズを通過した光によって独特の風合が得られる。

また、請求項（２）の反射シートの製造方法によれば、
アルミニウム蒸着層が形成された透明フィル４゜ムに反射ビーズとバインダー溶液との混合液をスクリー
ン印刷して上記反射部分の形状の反射ビーズ層を形成し
、その後、全体をアンモニア液で洗浄して反射ビーズ層
の周囲に露出したアルミニウム蒸着層を除去し、次いで
、全体を硝酸及び水で洗浄する構成としたので、従来の
ように反射材シートから反射部分を打ち抜く作業を要せ
ず、その分、反射シートを簡単に製造できると共に製造
コストを低減できる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第５図は実施例を示し、第１図は反射シートの
斜視図、第２図は反射シートの拡大断面図、第３図〜第
５図は製造過程における反射シートの拡大断面図である
。第６図は従来例の斜視図、第７図はその拡大断面図で
ある。

Claims

【特許請求の範囲】１、透明フィルムと、この透明フィルムの上に形成され
且つ反射効果を有する反射部分とからなる反射シートで
あって、反射部分は、少なくとも、透明フィルム側に形成された
アルミニウム層と、このアルミニウム層よりも上に形成
された反射ビーズ層とによって構成されていることを特
徴とする反射シート。２、透明フィルムの上に反射効果を有する反射部分を形
成する反射シートの製造方法であって、アルミニウム蒸
着層が形成された透明フィルムに反射ビーズとバインダ
ー溶液との混合液をスクリーン印刷して反射部分の形状
の反射ビーズ層を形成し、その後、全体をアンモニア液で洗浄して反射ビーズ層の
周囲に露出したアルミニウム蒸着層を除去し、次いで、全体を硝酸及び水で洗浄することを特徴とする
反射シートの製造方法。