JPH04208500A - 装飾用シート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【産業上の利用分野１ この発明は、抜き柄層と重複する着色層を有する装飾用
シートにおいて、重複部分の段差が目立ちにくい装飾用
シートに関する。 【従来の技術】 従来から各種の基材を装飾する際に、装飾用シートを用
いて任意の図柄を形成する方法が多く採用されている。 しかし、文字・記号などからなる抜き柄を形成し、その
抜き柄部分に着色を施す場合、装飾用シートにおいて抜
き柄層の抜き柄部分に着色層を各色ごとに見当を完全に
合致させて（いわゆる「毛ぬき合せ」）印刷することは
、技術的に極めて困難であった。 そこで、着色層のパターンを抜き柄層の抜き柄パターン
より大きめに設計した装飾用シート、すなわち、ベース
シート上に着色層が部分的に設けられ、その上に着色層
と重複して抜き柄層が設けられた装飾用シートが用いら
れていた（第６図参照）。

【発明が解決しようとする課題】

しかし、この装飾用シートは、重複部分に着色層の厚み
があるため、段差が目立って見栄えがわるかった。 本発明は以上のような問題点を解決し、抜き柄層と着色
層の重複部分において段差の目立たちにくい装飾用シー
トを提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段と作用】

上記の目的を達成するために、本発明の装飾用シートは
、ベースシート上に着色層が部分的に設けられ、その上
に着色層と重複して抜き柄層が設けられた装飾用シート
において、着色層の重複部分の端部が段差の目立たない
インキ量まで漸次減少するように構成したものである。

【実施例】

以下、図面を参照しながら実施例をさらに詳しく説明す
る。 第１図は本発明の装飾用シートの一実施例を示す断面図
、第２〜５図は本発明の装飾用シートの実施例を示す平
面図である。１はベースシート、２は着色層、３は抜き
柄層、４は重複部、５は段差をそれぞれ示す。 ベースシート１としては、たとえば通常の装飾用シート
のベースシートとして用いられるポリエチレンテレフタ
レート・ポリプロピレン・ポリエチレン・ナイロン・セ
ロハンなどのプラスチックフィルムや紙などを使用する
とよい。 抜き柄層３は、着色層２上に着色層２と重複して形成さ
れ、層の形成されない部分で文字・記号などのパターン
を表示するものである。抜き柄層３としては、顔料また
は染料を樹脂バインダー中に分散または溶解させた通常
用いられる印刷インキを用いて形成される。 着色層２は、ベースシート１上に部分的に設けられ、抜
き柄層３の形成されない部分を着色し、とくに重複部分
の端部が段差の目立たないインキ量まで漸次減少するよ
うに形成されたものである。 着色層２としては、顔料または染料を樹脂中に分散また
は溶解させた通常用いられる印刷インキを用い、グラビ
ア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、凸版印刷な
どの印刷方法により形成される。また、着色層２が第２
図のような抜き柄層３の抜き柄部分をすべて着色するも
のに限らず、第３図に示すように抜き柄部分を部分的に
着色するものであっても、また第４図に示すように抜き
柄層３の外縁部分で重複されるものであってもよい。ま
た、着色層が第５図に示すように多層設けられていても
よい。

【発明の効果】

本発明は、ベースシート上に着色層が部分的に設けられ
、その上に着色層と重複して抜き柄層が設けられた装飾
用シートにおいて、着色層の重複部分の端部が段差の目
立たないインキ量まで漸次減少するように構成した したがって、本発明の装飾用シートの裏面に接着材を塗
布し、装飾用シートを基材に接着させると、重複部分に
おける着色層の厚さが無段階的に変化しているので、段
差が目立ちにくく表面の美しい図柄が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の装飾用シートの一実施例を示す断面図
、第２〜５図は本発明の装飾用シートの実施例を示す平
面図、第６図は装飾用シートの従来例を示す断面回出あ
る。 １・・・ベースシート、２・・・着色層、３・・・抜き
柄層、４・・・重複部、５・・・段差。 特許出願人　日本写真印刷株式会社 第２図　　　第３図 ５・・・段差

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　ベースシート上に着色層が部分的に設けられ、その
   上に着色層と重複して抜き柄層が設けられた装飾用シー
   トにおいて、着色層の重複部分の端部が段差の目立たな
   いインキ量まで漸次減少していることを特徴とする装飾
   用シート。