JPH0497366A - フルカラー用乾式カラートナー - Google Patents

フルカラー用乾式カラートナー

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JPH0497366A
JPH0497366A JP2216381A JP21638190A JPH0497366A JP H0497366 A JPH0497366 A JP H0497366A JP 2216381 A JP2216381 A JP 2216381A JP 21638190 A JP21638190 A JP 21638190A JP H0497366 A JPH0497366 A JP H0497366A
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幸弘 佐藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子写真の分野において用いられる乾式トナ
ーに係わるものである。
[従来の技術] 従来電子写真法として米国特許第2297691号、特
公昭42−23910号公報及び特公昭43−2474
8号公報などに種々の方法が記載されているが、一般に
は光導電物質を利用し、種々の手段により感光体上に電
気的潜像を形成し、次いで該潜像をトナーで現像し必要
に応じて紙などに粉像を転写した後、加熱、加圧あるい
は溶剤蒸気などにより定着するもである。
また、近年、分光された光で露光して原稿の静電潜像を
形成せしめ、これを各色のカラートナーで現像して色付
きの複写画像を得、あるいは各色の複写画像を重ね合わ
せてフルカラーの画像を得るカラー複写の方法も実用化
されている。
トナーとしては、ポリエステル樹脂などのバインダー樹
脂中に各種の染顔料を着色剤として含有せしめ、また必
要に応じて帯電制御剤などを分散させたものを1〜30
r1m程度に微粉砕した粒子が用いられており、このよ
うなトナーはガラスピーズ、鉄粉またはファーなどのキ
ャリヤ物質と混合して用いられる。
[発明が解決しようとする課題] 従来用いられてきたトナーには、以下のような問題点が
あった。
1)低温で定着することができないため、エネルギー消
費が大きく高速定着に不向きである。
2)熱ロール定着時の高温オフセット現象が発生しやす
く、定着器への負担が太きい。
3)軟質塩化ビニルシートへの付着や移行が見られ、画
像の汚染・欠落が生じやすい。
4)定着後の透明性や光沢性が悪く、フルカラートナー
の用途には使用できない。
5)機械的耐久性が低いため長期の使用ができない。
これらの、問題点を解決するために、トナーの材料面や
処方面で多くの検討がなされている。
般にスチレン系樹脂に対し、ポリエステル樹脂は塩化ビ
ニール付着性や低温定着性の面から有利であるとされる
。また、透明性などにも優れるのでフルカラートナー用
の樹脂としても使用される。
しかし、いくつかの問題点も残されており、総合的に満
足するものは未だ提出されていないのが実情である。従
って、速やかな改良が望まれていた。
[課題を解決するための手段] 本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、そ
の目的は、上記の問題点が解消された高性能の乾式トナ
ーを提供することにある。
そこで、本発明者らは上記の目的を達成すべく鋭意検討
した結果、低軟化点および高軟化点の特性の異なる2種
類のポリエステル樹脂を併用することにより、低軟化点
のポリエステル樹脂が、主として低温定着性、透明性及
び光沢性等に寄与し、高軟化点のポリエステル樹脂が、
主として高温オフセット防止及び機械的耐久性向上等に
寄与する結果、上記目的を充分に満足し得ることを見い
だし本発明に到達した。
すなわち、本発明の要旨は、着色剤、軟化点80〜13
0℃である第一のポリエステル樹脂及び軟化点170℃
以上である第2のポリエステル樹脂を含有する乾式トナ
ーであって、該第二のポリエステル樹脂を該第一のポリ
エステル樹脂100重量部に対して1〜30重量部含有
することを特徴とする乾式トナーに存する。
く作用〉 以下、本発明の詳細な説明する。
本発明において使用されるポリエステル樹脂としては何
ら限定されるものではなく、線状のものや3次元的に架
橋された非線状のものなど公知のあらゆるポリエステル
樹脂が使用可能である。
本発明に係わるポリエステル樹脂は、多価アルコールと
多塩基酸とより成り、必要に応じてこれら多価アルコー
ルおよび多塩基酸の少なくとも一方が3価以上の多官能
性成分を含有する単量体組成分を重合することにより得
られる。
以上において、ポリエステル樹脂の合成に用いられる2
価のアルコールとしては、例えばエチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1.
2−プロピレングリコール、1.3−プロピレングリコ
ール、1.4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1.4−ブチンジオール、1.5−ベンタンジオー
ル、1.6−ヘキサンジオールなどのジオール類、ビス
フェノールA、水素添加ビスフェノールA、ポリオキシ
エチレン化ビスフェノールAやポリオキシプロピレン化
ビスフェノールAなどのビスフェノールAアルキレンオ
キシド付加物、その他を挙げることができる。これらの
モノマーのうち、特にビスフェノールAアルキレンオキ
シド付加物を主成分上ツマ−として用いるのが好ましく
、中でも一分子当たりのアルキレンオキシドの平均付加
数が2〜7の付加物がより好ましい。
ポリエステルの架橋化に関与する3価以上の多価アルコ
ールとしては、例えばソルビトール、l、2.3.6−
ヘキサンジオ−ノペ1.4−ソルビタン、ペンタエリス
リトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリス
リトール、蔗糖、1.2.4−ブタントリオール、1.
2.5−ペンタントリオール、グリセロール、2−メチ
ルプロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタ
ントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロール
プロパン、1.3.5−トリヒドロキシメチルベンゼン
、その他を挙げることができる。
一方、多塩酸としては、例えば、マレイン酸、フマール
酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、フルタ
酸、イソフルタ酸、テレフタル酸、シクロヘキサンジカ
ルボン酸、コノ1り酸、アジピン酸、セハチン酸、アゼ
ライン酸、マロン酸、これらの酸の無水物、低級アルキ
ルエステル、その他の2価の有機酸を挙げることができ
る。
ポリエステルの架橋化に関与する3価以上の多塩基酸と
しては、例えば1.2.4−ベンゼントリカルボン酸、
1.2.5−ベンゼントリカルボン酸、1.2.4−シ
クロヘキサントリカルボン酸、2.5.7−ナフタレン
トリカルボン酸、1.2.4−ナフタレントリカルボン
酸、1.2.5−ヘキサントリカJレボン酸・1)3−
ジカルボキシル− ンカルボキシプロパン、テトラ(メチレンカルボキシル
)メタン、1、2、7、8−オクタンテトラカルボン酸
、およびこれらの無水物、その他を挙げることができる
本発明おいては、80〜130℃の軟化点を有する第一
のポリエステル樹脂と170℃以上の軟化点を有する第
二のポリエステル樹脂とが混合して用U)られる。この
うち、低軟化点の第一のポリエステル樹脂は溶融粘性が
低いため、低温定着性や透明性・光沢性に寄与し、高軟
化点の第二のポリエステル樹脂は弾性率が大きいので高
温オフセットの防止や機械的耐久性の向上に有効である
このうち170℃以上の軟化点を有する第二のポリエス
テル樹脂としては、たとえばUポリマーシリーズU −
 8200、U − 8300、U − 8400 (
以上いずれもユニチカ社製)などの市販品を使用するこ
ともできる。
第一のポリエステル樹脂と第二のポリエステル樹脂との
混合割合は、必要とされるトナーの特性や複写装置自体
の性能によっても異なるが、一般には第一のポリエステ
ル樹脂100重量部に対して第二のポリエステル樹脂を
1〜30重量部の範囲で調節するのがよい。これより第
二のポリエステル樹脂の量が少ないと高温オフセットや
耐久性劣化が問題となり、多いと、低温定着性、透明性
及び光沢性等に問題が生ずる。
また、本発明のトナーにおいてはこれらの2種類のポリ
エステルを混合して使用するが、トナー中の両成分の含
有状態は何ら制限されるものではない。たとえば第一の
ポリエステル樹脂の重合反応終了時に第二のポリエステ
ル樹脂を直接反応釜内に添加し、混合溶解させた後取り
出す方法、あるいはトナー化に際して着色剤などと同時
に両成分を添加し、押し出し機にて溶融混練する方法な
どを適宜採用することができる。
さらに、一般にポリエステル樹脂の酸価が高い場合、高
温高湿時における帯電安定性が悪化する傾向にあるので
、本発明のポリエステル樹脂においては、その酸価が1
0 KOHmg / g以下、より好ましくは5KOH
mg/gとなるよう調整するのがよい。
酸価を低く調節するための方法としては、たとえばエス
テル交換法により、酸モノマー成分をあらかじめ低級ア
ルキルエステル化したものを用いて合成する方法やアミ
ン基含有グリコールなどの塩基性成分を組成中に添加す
ることにより、残存酸基を中和する方法などが挙げられ
るが、これらに限らず公知のあらゆる方法を採用できる
ことは言うまでもない。
なお、本発明におけるポリエステル樹脂は、通常公知の
方法で合成することができる。具体的には、反応温度(
170℃ − 250℃)、反応圧力(5 mmHg〜
常圧)などの条件をモノマーの反応性などに応じて決め
、所定の物性が得られた時点で反応を終了すればよい。
トナー用樹脂として、上記の本発明に係わる樹脂組成分
の他に、必要に応じて他の樹脂をトナーの製造時に添加
することを考慮してもよい。この種の樹脂としては、例
えばエポキシ樹脂、スチレンlアミノアクリル共重合樹
脂、スチレンlアミノアクリル共重合樹脂、シリコーン
樹脂など各種公知のものを挙げることができる 本発明に使用できる着色剤としては、カーボンブランク
、ランプブラック、鉄黒、群青、アニリンブルー、フタ
ロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、ハンザイ
エローG,ローダミン系染顔料、クロムイエロー、キナ
クリドン、ベンジジンイエロー、ローズベンガル、トリ
アリルメタン系染料、モノアゾおよびジスアゾ系染顔料
など従来公知のいかなる染顔料をも単独あるいは混合し
て使用し得る。これらの着色剤は、樹脂100重量部に
対して好ましくは0.5〜20重量部、より好ましくは
2〜10重量部の範囲で用いられる。
また現像機構上または画像を向上せしめる目的のため、
磁性微分体をトナー中に含有させることができる。該磁
性粉体としてはフェライト、マグネタイトなど強磁性を
示す元素を含む合金あるいは化合物を挙げることができ
、該磁性体は平均粒径0.05〜1μmの微粉末の形で
樹脂中に70重量%以下に量を分散させて用いることが
できる。
本発明においては、必要に応じて帯電制御剤などその他
の構成成分を含んでもよい。
帯電制御剤としては、公知のものがすべて使用可能であ
る。例えば、正帯電性用としてニグロシン染料、4級ア
ンモニウム塩、スチレン/アミノアクリレート共重合体
、ポリアミン樹脂などがあり、負帯電性用としてクロム
、コバルト、アルミニウム等の金属含有アゾ染料、アル
キルサリチル酸の金属塩等が知られている。使用量とし
ては、樹脂100重量部に対し0.1〜10重量部、よ
り好ましくは、0.5〜5重量部がよい。帯電制御剤は
、樹脂中に混合してもトナー粒子表面に付着させた形で
用いてもよい。
この他、トナー中には熱特性、物理性等を調整する目的
で各種化塑剤、離型剤等の助剤を添加することも可能で
ある。たとえば、オフセット性改良のための低分子量ポ
リオレフィンや流動性改良のためのコロイダルシリカな
どが挙げられる。その添加量は、樹脂100重量部に対
し0.1〜10重量部が適当である。
本発明のトナーの一般的製造法としては、次のように行
われる。
■樹脂、着色剤、帯電制御剤などをヘンシェルミキサー
などで均一に分散する。
■分散物をニーダ−、エクストルーダー、ローミルなど
で溶融混練する。
■混線物をハンマーミル、カッターミルなどで粗粉砕し
た後、ジェットミル、1式ミルで微粉砕する。
■微粉砕物を分散式分級器、ジグザグ分級器などで分級
する。
■場合により、分級物中にシリカなどをヘンシェルミキ
サーなどで分散する。
本発明のトナーをキアリアと混合して二成分系現像剤と
して使用する場合、キアリアとしては粒径30〜200
μm程度の鉄粉、フェライト紛、マグネタイト紛など従
来から公知のものが使用できる。
また、これらの表面にシリコーン樹脂、アクリル樹脂、
フッ素系樹脂などあるいはこれら樹脂の混合物をコーチ
インラグしたものも好適に使用できる。キアリアとトナ
ーとの混合重量比は、100 : 1〜10が良好であ
る。
本発明における樹脂の軟化点は、JIS  K7210
およびに6719に記載されるフローテスターを用いて
測定した。具体的には、第1図に示すように、フローテ
スター(CFT−500、島津製作所製)を用いて約1
gの試料3を昇温速度6℃/ min、で加熱しながら
、面積1cm”のプランジャー1により20kg / 
0m2の荷重を与え、孔径1mm、長さ1mmのダイ4
から押し出す。これにより第2図に示すようなプランジ
ャーストローク温度曲線を描き、そのS字曲線の高さを
hとするとき、h/2に対応する温度を軟化温度とした
ものである。
一方、本発明におけるポリエステル樹脂の酸価は、JI
S  KOO70に記載される方法に準じて測定される
[実施例] 以下、本発明の実施例について説明するカへ本発明がこ
れらに限定されるものではない。実施例中[部jは[重
量部]を示す。
合成例1 (低軟化点のポリエステル樹脂Aの製造)ポ
リオキシプロピレン(2,2)−2,2−1070gビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(平均分子量的
355、以下同様) フマール酸               240gベ
ンゼン−1,2,4−トリカルボン酸    40g以
上の物質をガラス製2リツトルの4つロフラスコに入れ
、温度計、ステンレス製撹拌棒、流下式コンデンサーお
よび窒素導入管を取り付け、電熱マントルヒーター中で
窒素気流下、前半200℃常圧、後半2208C減圧に
て撹拌しつつ反応を進めた。
得られたポリエステル樹脂の酸価は2.0 KOHmg
ig、軟化点は111℃であった。
合成例2 (低軟化点のポリエステル樹脂Bの製造)ポ
リオキシプロピレン(2,2)−2,2−540gビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンポリオキシエチレ
ン(2,2)−2,2−490gビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン(平均分子量的325) テレフタル酸              330g以
上の物質を用いること以外は合成例1と同様に反応を行
ってポリエステル樹脂を得た。
得られたポリエステル樹脂の酸価は3.3 KOHmg
ig、軟化点は98℃であった。
合成例3 (高軟化点のポリエステル樹脂Cの製造)ポ
リオキシプロピレン(2,2)−2,2−1070gビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンツマール酸  
             150gベンゼン−1,2
,4−トリカルボン酸無水物150g以上の物質を用い
る以外は合成例1と同様に反応を行ってポリエステル樹
脂を得た。
得られたポリエステル樹脂の酸価は0.8 KOHmg
ig、軟化点は182℃であった。
実施例および比較例 表1に実施例1〜7および比較例1〜2のトナー組成を
一覧表にして示す。
トナーの作製法としては以下のように行った。
各々のトナーの材料をニーダ−で溶融後ハンマーミルを
用いて粗粉砕し、次いでエアーシェツト方式による微粉
砕機で微粉砕した。得られた微粉末を分級して粒径5〜
200mを選別してトナーを得た。コールタ−カウンタ
ーによって測定された体積平均粒径は、いずれも10±
0.5μmの範囲内であった。
これらのトナーとキャリアとの混合して現像剤を作製す
るが、キャリアとしては、正帯電トナーの場合(実施例
1〜5および比較例1)はフッ素系樹脂でコーティング
された平均粒径的70IImのフエライン粉を用い、負
帯電性トナーの場合(実施例6〜7および比較例2)は
シリコーン樹脂でコーティングされた平均粒径的70μ
mのフエライン粉を用いた。トナー濃度としてはいずれ
も5 w t%とし、■ブレンダーにて所定時間混合し
て現像剤を得た。
なお、上記の現像剤で画像出しを行うに当たっては、市
販の複写機を使用し、正帯電性現像剤では有機光導電体
を、負帯電性現像剤ではセレンをそれぞれ感光体とする
ものを用いた。
これらのトナーおよび現像剤を用いて以下のようなテス
トを行い、トナーの評価を行った。
(摩擦帯電量) ブローオフ法によって現像剤の摩擦帯電量を測定した。
(最低定着温度および耐オフセツト温度)市販の複写機
の熱ロール定着器(上ロール:テフロン、下ロール:シ
リコーン) を温度可変に改造した定着ユニットを用い、一定のトナ
ー量が現像された未定着の紙を通す。熱ロール温度を変
えながら同じことを繰り返し、指で擦ってトナー像が剥
離しない最低のロール温度を最低定着温度とする。また
、目視で高温オフセット現象の発生が見られない最高の
ロール温度を耐オフセント温度とする。
(耐塩化ビニール性) 容器に入れたトナーの中に、白色シート状の軟質塩化ビ
ニールを差込んだ後、50℃の温度で一昼夜保持した時
の塩化ビニールシートへのトナー汚染の状況を目視で観
察する。全く汚染しないものを○とし、汚染するものを
×と評価する。
(OHP透過性) OHP(オーバーヘッドプロジェクタ−)で透過しても
鮮明な色調を再現することは、フルカラートナーにおい
ては必須の性能である。OHP透過性は、トナー像を定
着したOHP用シートを実際にOHPで透過させ、目視
により判定した。
透過像の色再現が良好なものをO1不鮮明なものを×と
した。
(連続実写テスト) 作製した現像剤を用いて、前記のような複写機で10万
枚の連続実写テストを行った。評価は、画像濃度・カブ
リの推移を中心とした画質の変化を総合的に見て耐久性
を判定した。
以上のテストの評価結果を表2にまためな。
これからも明らかなように、本発明のトナーは優れた性
能を有している。
[発明の効果] 本発明によって得られる効果は以下の通りである。
本発明の乾式トナーの使用により、 (1)比較的低温で定着することが可能なので、少ない
エネルギーの消費で充分な定着強度が得られる。
(2)熱ロール定着時の高温オフセットの現像が発生し
難いため、あらゆる定着条件で汚れのない鮮明なトナ一
定着画像が得られる。
(3)軟質塩化ビニールシートへのトナーの付着や移行
がないので、トナー画像の欠落や汚染が発生しない。
(4)良好なOHP透過性を有するので、フルカラート
ナーにも適用が容易である。
(5)機械的な耐久性が高いため、長時間の使用や連続
使用においても初期と同様の画質を維持しうる。
以上のように、本発明によれば容易な方法によって優れ
た効果を有するトナーが得られるので、本発明は工業的
にきわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図はフローテスターの中心部分を示す概略の断面図
であり、第2図はフローテスターのプランジャーストロ
ーク(変位)−温度曲線である。 1・ ・ ・プランジャー 2・ ・ ・シリンダー 3・ ・ ・試料 4・ ・ ・ダイ 5・ ・ ・ダイ押え

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)着色剤、軟化点80〜130℃である第一のポリ
    エステル樹脂及び軟化点170℃以上である第二のポリ
    エステル樹脂を含有する乾式トナーであつて、該第二の
    ポリエステル樹脂を該第一のポリエステル樹脂100重
    量部に対して1〜30重量部含有することを特徴とする
    乾式トナー。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6335139B1 (en) 1999-11-22 2002-01-01 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. Toner for electrostatic image development and image forming method employing the same
US6821697B2 (en) 2000-09-04 2004-11-23 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. Toner for electrostatic image development and method of producing the same
US7262262B2 (en) 2001-04-11 2007-08-28 Sekisui Chemical Co., Ltd. Resin composition for toner and toner
US7485401B2 (en) 2002-07-30 2009-02-03 Mitsui Chemicals, Inc. Resin composition for toner, and toners

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