JPH0496274A - 高速半導体装置 - Google Patents

高速半導体装置

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JPH0496274A
JPH0496274A JP20519190A JP20519190A JPH0496274A JP H0496274 A JPH0496274 A JP H0496274A JP 20519190 A JP20519190 A JP 20519190A JP 20519190 A JP20519190 A JP 20519190A JP H0496274 A JPH0496274 A JP H0496274A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (概要〕 ベース電極に関する部分の構成を改良した高速半導体装
置に関し、 高速半導体装置のベースに於ける寄生抵抗の低減を可能
とし、且つ、容易に製造することができるようにするこ
とを目的とし、 基板上に順に積層して形成された化合物半導体コレクタ
層及び化合物半導体コレクタ・バリヤ層及び化合物半導
体ベース層と、該化合物半導体ベース層上に順に積層し
て形成され且つエミッタ・ブロックとベース・ブロック
とに分割された化合物半導体エミッタ・バリヤ層及び化
合物半導体エミッタ層と、該化合物半導体エミッタ層の
うちエミッタ・ブロックに属するものの上に形成された
エミッタ電極及びベース・ブロックに属するものの上に
形成されたベース電極と、前記化合物半導体コレクタ層
にコンタクトするコレクタ電極とを備えてなるよう構成
する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ベース電極に関する部分の構成を改良した高
速半導体装置に関する。
現在まで、A I G a A s / G a A 
s、或いは、I n G a A s / I n P
などへテロ接合を有する高性能の高速半導体装置の研究
・開発が盛んに行われてきた。
この種の高速半導体装置の一つとしてホット・エレクト
ロン・トランジスタ(hot  electron  
transxstor:HET)が知られている。
HETは、理論上からすると、極めて高速で、且つ、高
電子移動度トランジスタ(high  electro
n   mobility   transistor
:HEMT)などと比較して大きな電流を取り出すこと
ができる旨の利点があるとされてきたのであるが、実、
際には、製造技術上の問題が絡んで、期待された程の性
能を得ることができない現状にある。従って、その問題
の解消を図らなければならない。
[従来の技術〕 第10図は従来のHETを表す要部切断側面図である。
図に於いて、1はn型コレクタ層、2はi型コレクタ・
バリヤ層、3はn型ベース層、4はi型エミッタ・バリ
ヤ層、5はn型エミッタ層、6は絶縁膜からなるサイド
・ウオール、7はエミッタ電極、8はベース電極、9は
コレクタ電極をそれぞれ示している。
第11図は第10図に見られるHETが動作状態に在る
場合のエネルギ・ハンド・ダイヤグラムを表し、第10
図に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは
同じ意味を持つものとする。
図に於いて、ECは伝導帯の底、矢印は電子の経路を示
している。尚、この図では、エネルギ・バンド・ダイヤ
グラムに於ける伝導帯の底Eeを表しているので、例え
ばn型コレクタ層lである旨の表示は、それに対応する
伝導帯の底を意味するものとする。
図示のHETに於いては、ベース層3の厚さを例えば2
0〜30(nm)と薄くしてあり、そして、そこでのキ
ャリヤ密度はI X 10 ” (C1−”)程度と低
くしであることから、エミッタ層5から注入された電子
は散乱を受けることなく通過し、コレクタ・バリヤ層2
を越えてコレクタ11に達するようになっている。因に
、エネルギ層5から注入された電子がベース層3で散乱
された場合には、エネルギが低下してしまい、コレクタ
・バリヤ層2を越えることができない。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記したように、従来のHETに於いては、エミッタN
5からベース層3に注入される電子が散乱を受けないよ
うにする為、ベースN3の厚さを薄く、且つ、キャリヤ
密度を低くしであることから、そのシート抵抗及びベー
ス電極8のコンタクト抵抗は高くなってしまい、HET
の高周波特性を良好なものとすることができない原因の
一つになっている。しかも、そのようにベース層3の膜
厚が薄くなっていることから、ベース電極8を形成する
ことは甚だ困難であって、研究室段階で製造は可能であ
るものの、ラインで製造するような状態にはなっていな
い。
ここで、ベース電極8の形成が困難であることに関連す
る事項について更に説明する。即ち、ベース電極8とエ
ミッタ電極7とは同時に形成しているので、それに起因
して厄介な工程が必要になっている。
第12図は第10図に見られるHETが工程途中に在る
場合を説明する為の要部切断側面図を表し、第1011
Dに於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは
同じ意味を持つものとする。
図に於いては、コレクタ層lからエミッタ層5までを成
長させ、表面からベースN3に達するメサ・エツチング
を行ない、サイド・ウオール6を形成し、これよりエミ
ッタ電極7並びにベース電極8を形成しようとする状態
が表されている。
図から明らかなように、エミッタ電極7とベース電極8
を形成するには、同一の電極材料膜を同時に被着し、そ
の後に分離するのであるが、このように高さを異にする
位置にある電極を分離して独立させる為には、サイド・
ウオール6を形成したり、また、サイド・ウオール6の
表面に其なりの形状で被着された電極材料膜を矢印で示
しであるように斜めミリングで除去することが必要とな
るのである。
このようなことは、現今の技術を以てすれば困難ではな
いが、厄介な工程であるのは確かであり、出来れば無い
方が好ましい。
本発明は、例えばHETのような高速半導体装置のベー
スに於ける寄生抵抗の低減を可能とし、且つ、容易に製
造することができるようにする。
〔課題を解決するための手段] 第11図に見られるエネルギ・ハンド・ダイヤグラムは
、HETが通常の動作をしている際のものであって、エ
ミッタ層5に印加する電圧に比較してベース層3に印加
する電圧が高い為、伝導帯の底ECに曲がりを生じ、エ
ミッタ層5の電子から見た実効的なエミッタ障壁の高さ
は減少し、ベース層3の電子から見た実効的なエミッタ
障壁の高さは増加している。従って、電圧が成る程度以
上に高くなると、トンネル効果、或いは、熱励起を伴う
トンネル効果などで、エミッタ層5からベース層3に電
子が注入されるようになる。前記したように、ベース層
3は大変に薄く形成されているものであるから、そこに
注入された電子は殆ど散乱を受けることなしにコレクタ
・バリヤ層2を越えてコレクタ層1に達し、トランジス
タ動作を行うものである。
ところで、HETがpn接合をもつ通常のバイポーラ・
トランジスタと相違するところは、エミッタ層5とベー
ス層3とが共にn型であり、従って、エミッタ層5の電
位をベース層3のそれに比較して高くすれば、ベース層
3からエミッタ層5に電子を注入することができる点で
ある。即ち、HETでは、電圧印加の如何に依って、電
子は何れの方向にも移動し、例えば、エミッタli5か
らベース層3へ、或いは、ベース層3からエミッタ15
へと移動することができる。
第13図は第11図について説明したHETと同じもの
を異なった条件で動作させた場合のエネルギ・バンド・
ダイヤグラムを表し、第11図に於いて用いた記号と同
記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする
図では、ベース層3に印加する電圧に比較してエミッタ
層5に印加する電圧が高い為、ベース層3の電子から見
た実効的なエミッタ障壁の高さは減少し、また、エミッ
タN5の電子から見た実効的なエミッタ障壁の高さは増
加している。従って、第11図の場合と異なり、ベース
層3からエミッタ層5に電子を注入することが可能であ
る。この動作を利用すれば、ベース電極をベース層3に
直接コンタクトさせることな(、ベースN3でエネルギ
を失った電子を引き抜くことができる。即ち、エミッタ
・バリヤ層4上にエミッタ層5と同様な半導体層を形成
し、それに電極をコンタクトさせて高い電圧を印加して
動作させれば、それをペースとして機能させることが可
能となる。
第1図は本発明の詳細な説明する為のHETに於けるエ
ネルギ・バンド・ダイヤグラムを表し、第11図及び第
13図に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或
いは同じ意味を持つものとする。
このエネルギ・バンド・ダイヤグラムは、HETとして
、前記したように、エミッタ・バリヤ層4上にエミッタ
層5を形成してエミッタ電極をコンタクトさせた構成、
及び、エミッタ・バリヤ層4上にエミッタ層5と同じ半
導体層を形成してベース電極をコンタクトさせた構成を
もたせ、エミッタ電極には低い電圧を、また、ベース電
極には高い電圧を印加して得られたものである。
図に於いて、4′はベース電極に関連したバリヤ層、5
′はベース電極がコンタクトする半導体層、ECEはエ
ミッタ電極に通常の動作をする低い電圧を印加した場合
に於ける伝導帯の底、E cmはベース電極にエミッタ
電極印加電圧に比較して高い電圧を印加した場合に於け
る伝導帯の底、■。
は順方向立ち上がり電圧、■8は逆方向立ち上がり電圧
をそれぞれ示している。
図から明らかなように、エミッタ電極に関連する部分に
於いては、エミッタ電極に低い電圧が印加されていて、
エミッタ層からベース層へ電子が注入される本来の動作
をするが、ベース電極に関連する部分に於いては、ベー
ス電極に高い電圧が印加されていて、諸手導体層の構成
はエミッタ電極に関連する部分と変わりないにも拘わら
ず、ベース層から電子を引き抜く動作をしていることが
理解されよう。即ち、図示のHETでは、ベース層上に
エミッタ・バリヤ層、エミッタ層、電極からなる部分を
複数形成し、電極に最も低い電位が印加されている部分
はエミッタとして作用し、また、電極に最も高い電位が
印加されている部分はベースとして作用し、この二つの
電極間の電位差が、エミッタ・バリヤに対する順方向並
びに逆方向各文ち上がり電圧の和、即ち、V、 十V、
より大きくなった場合にオンとなる。
このようなことから、本発明に依る高速半導体装置に於
いては、 (1)基板(例えば半絶縁性InP基板S)上に順に積
層して形成された化合物半導体コレクタ層(例えばn型
I ncaAsコレクタ層11)並びに化合物半導体コ
レクタ・バリヤ層(例えばi型1nGaAfAsコレク
ター バリヤfii12)並びに化合物半導体ベース層
(例えばn型InGaAsベースlil 3)と、該化
合物半導体ベース層上に順に積層して形成され且つエミ
ッタ・ブロック(例えばエミッタ・ブロック20E)と
ベース・ブロック(例えばベース・ブロック20B)と
に分割された化合物半導体エミッタ・バリヤ層(例えば
i型InGaAffiAsエミッタ・バリヤ層14)及
び化合物半導体エミッタ層(例えばn型I nGaAs
エミッタ層15)と、該化合物半導体エミッタ層のうち
エミッタ・ブロックに属するものの上に形成されたエミ
ッタ電極(例えばエミッタ電極16)及びベース・ブロ
ックに属するものの上に形成されたベース電極(例えば
ベース電極17)と、前記化合物半導体コレクタ層にコ
ンタクトするコレクタ電極(例えばコレクタ電極18)
と、を備えてなるか、或いは、 (2)前記(1)に於いて、エミッタ・ブロックに属す
る化合物半導体エミッタ層に印加される電圧に比較して
高い電圧がベース・ブロックに属する化合物半導体エミ
ッタ層に印加されて動作すること、 を特徴とするか、或いは、 (3)前記(1)に於いて、エミッタ・ブロックがベー
ス層の中央部分に配置され、且つ、複数のベース・ブロ
ックが該エミッタ・ブロックの周辺に配置されてなるこ
と、 を特徴とする。
〔作用〕
前記手段を採ることに依り、ベース寄生抵抗が低いHE
Tが容易に得られ、そして、エミッタ層に於けるキャリ
ヤ密度はベース層に比較して高いのでコンタクト抵抗を
低減することができ、また、ベース層とベース電極との
間にバリヤ層が介在しているので、この間に加わる電圧
は高(なるが、その立ち上がりは鋭く、且つ、コンダク
タンスは大きいから、交流的に見た寄生抵抗は小さく、
従って、高周波特性は向上する。また、このHETは、
製造面に於いても多くの利点が得られる。即ち、エミッ
タとベースの構造上で全く同一であることから、必要な
半導体層を積層後、電極を形成し、その電極をマスクに
してエミッタとベースの分離を行えば良く、極めて簡単
なプロセスで容易に製造することができる。従来のHE
Tで、ベース層にベース電極を直接形成する場合、表面
からベース層までのエツチングをベース層で精密に制御
して停止させることが必要となるが、本発明では、エミ
ッタ・ブロックとベース・ブロックとが電気的に分離さ
れていれば良いのであるから、エミッタ・ブロックのメ
サとベース・ブロックのメサとの間にエミッタ・バリヤ
層が多少残っていても差支えないし、たといエミッタ層
が僅かに残っていたとしても、表面空乏層で電気的に分
離できていれば良いのであるから、余り問題にはならな
い。また、エミッタ電極とベース電極とを同時に形成す
るようにしていても、従来のようなサイド・ウオールの
形成、或いは、斜めミリングなど複雑な技法は不要であ
る。
(実施例〕 第2図は本発明一実施例を説明する為の要部切断側面図
を表している。
図に於いて、11はn型I nGaAsコレクタ層、1
2はi型InGaAffiAsコレクタ・バリヤ層、1
3はn型1nGaAsベ一ス層、14はi型1 nGa
AfAsエミッタ・バリヤ層、15はn型I nCya
Asエミッタ層、16はエミッタ電極、17はベース電
極、18はコレクタ電極、20Eはエミッタ・ブロック
、20Bはベース・ブロック、Sは半絶縁性1nP基板
をそれぞれ示している。
図から明らかなように、本実施例に於いては、i型1 
nGaAfAsエミッタ・バリヤ層14及びn型1 n
GaAsエミッタ層15を分断してエミッタ・ブロック
20E並びにベース・ブロック20Bを構成している。
エミッタ・ブロック20Eに属するエミッタ電極16に
印加するエミッタ電圧とベース・ブロック20Bに属す
るベース電極17に印加するベース電圧を比較すると、
「エミッタ電圧〈ベース電圧」、であることは勿論であ
り、このようにすることに依って、ベース・ブロック2
0Bは、エミッタ・ブロック20Eに於ける半導体層構
成及び電極構成と全く同じそれをもちながら、ベースと
して動作するものである。
本実施例では、エミッタ・バリヤ層14の厚さは4 (
nm)であり、平面で見てエミッタを2×5〔μm2〕
とした場合、約1(Ω)のエミッタ・コンタクト抵抗を
含めてもエミッタ・ベース抵抗は30〔Ω〕以下となり
、これは、従来のHETに於けるベース抵抗が100〜
400〔Ω〕であるのに比較すると約−桁も小さい。
第3図乃至第9図は第2図に見られる実施例を製造する
場合について説明する為の工程要所に置けるHETの要
部切断側面図を表し、以下、これ等の図を参照しつつ解
説する。
第3図参照 分子線エピタキシャル成長(molecular  b
eam  epitaxy:MBE)法を適用すること
に依り、半絶縁性1nP基板S上にコレクタ層11、コ
レクタ・バリヤ層12、ベース層13、エミッタ・バリ
ヤ層14、エミッタ層15を成長させる。
ここで成長させた各半導体層に関する主要データを例示
すると次の通りである。
(a)  コレクタ層11について 材料=n型InGaAs 厚さ:300(nm) 不純物濃度: 5 X 10 ” (C1−’)及び 材料:n型1nGaAs 厚さ: 100  (nm) 不純物濃度: I X 10 ” (cm−3)(b)
  コレクタ・バリヤ層12について材料:i型1 n
 G a A I A s厚さ:200[nm) (C)  ベース層13について 材料=n型I nCyaAs 厚さ:30(nm) 不純物濃度: I X 10 ” (cm−3)(d)
  エミッタ・バリヤ層14について材料:i型1 n
 G a A I A s厚さ:4(nm) (e)  エミッタ層15について 材料:n型1 nGaAs 厚さ:10(nm) 不純物濃度: I X 10 ” (cm−33及び 材料:n型1 nGaAs 厚さ:200(nm) 不純物濃度: 5 X 10 ” (cm−3)第4図
参照 フォト・リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス
を適用し、エミッタ電極パターン及びベース電極パター
ンの開口をもったフォト・レジスト膜21を形成する。
第5図参照 真空蒸着法を適用することに依り、全面に電極材料金属
膜を形成する。
この電極材料金属膜はCr及びAuからなり、その厚さ
は20 (nm)及び300(nm)である。
フォト・レジスト膜21を溶解・除去するリフト・オフ
法を適用することに依って電極材料金属膜のバターニン
グを行ない、エミッタ電極16及びベース電極17を形
成する。
第6図参照 エツチング・ガスをCH4+)l、とする反応性イオン
・エツチング(reactive  ion  etc
hing:RIE)法を適用することに依り、エミッタ
電極16及びベース電極17をマスクとして エミッタ
層15及びエミッタ・バリヤ層14のメサ・エツチング
を行ってエミッタ・ブロック20E並びにベース・ブロ
ック20Bを形成する。
第7図参照 フォト・リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス
を適用することに依り、コレクタ電極形成予定部分に開
口をもつフォト・レジスト膜22を形成する。
第8図参照 エツチング・ガスをCH4+Hz とするRIE法を適
用することに依り、フォト・レジスト膜22をマスクと
してベース層13、コレクタ・バリヤ層12のメサ・エ
ツチングを行って、コレクタ層11の表面一部を露出さ
せる。尚、このエツチングは、コレクタ層11に若干喰
い込んでも差支えはない。
第9図参照 真空蒸着法を適用することに依り、全面に電極材料金属
膜を形成する。
この電極材料金属膜はCr及びAuからなり、その厚さ
は20(nm)及び300(nm)である。
フォト・レジスト膜22を溶解・除去するリフト・オフ
法を適用することに依って電極材料金属膜のバターニン
グを行ない、コレクタ電極18を形成する。
〔発明の効果〕
本発明に依る高速半導体装置に於いては、基板上に順に
積層して形成された化合物半導体コレクタ層及び化合物
半導体コレクタ・バリヤ層及び化合物半導体ベース層と
、該化合物半導体ベース層上に順に積層して形成され且
つニーミッタ・ブロックとベース・ブロックとに分割さ
れた化合物半導体エミッタ・バリヤ層及び化合物半導体
エミッタ層と、該化合物半導体エミッタ層のうちエミッ
タ・ブロックに属するものの上に形成されたエミッタ電
極及びベース・ブロックに属するものの上に形成された
ベース電極と、前記化合物半導体コレクタ層にコンタク
トするコレクタ電極とを備えている。
前記構成を採ることに依り、ベース寄生抵抗が低いHE
Tが容易に得られ、そして、エミッタ層に於けるキャリ
ヤ密度はベース層に比較して高いのでコンタクト抵抗を
低減することができ、また、ベース層とベース電極との
間にバリヤ層が介在しているので、この間に加わる電圧
は高くなるが、その立ち上がりは鋭く、且つ、コンダク
タンスは大きいから、交流的に見た寄生抵抗は小さ(、
従って、高周波特性は向上する。また、このHETは、
製造面に於いても多くの利点が得られる。即ち、エミッ
タとベースの構造上で全く同一であることから、必要な
半導体層を積層後、電極を形成し、その電極をマスクに
してエミッタとベースの分離を行えば良く、極めて簡単
なプロセスで容易に製造することができる。従来のHE
Tで、ベース層にベース電極を直接形成する場合、表面
からベース層までのエツチングをベース層で精密に制御
して停止させることが必要となるが、本発明では、エミ
ッタ・ブロックとベース・ブロックとが電気的に分離さ
れていれば良いのであるから、エミッタ・ブロックのメ
サとベース・ブロックのメサとの間にエミッタ・バリヤ
層が多少残っていても差支えないし、たといエミッタ層
が僅かに残っていたとしても、表面空乏層で電気的に分
離できていれば良いのであるから、余り問題にはならな
い。また、エミッタ電極とベース電極とを同時に形成す
るようにしていても、従来のようなサイド・ウオールの
形成、或いは、斜めミリングなど複雑な技法は不要であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の詳細な説明する為のHETに於けるエ
ネルギ・バンド・ダイヤグラム、第2図は本発明一実施
例を説明する為の要部切断側面図、第3図乃至第9図は
第2図に見られる実施例を製造する場合について説明す
る為の工程要所に置けるHETの要部切断側面図、第1
0図は従来のHETを表す要部切断側面図、第11図は
第10図に見られるHETが動作状態に在る場合のエネ
ルギ・バンド・ダイヤグラム、第12図は第10図に見
られるHETが工程途中に在る場合を説明する為の要部
切断側面図、第13図は第11図について説明したHE
Tと同じものを異なった条件で動作させた場合のエネル
ギ・ハンド・ダイヤグラムをそれぞれ表している。 図に於いて、11はn型1 nGaAsコレクタ層、1
2はi型1 nC;aAj2As:lレクタ・バリヤ層
、13はn型I nGaAsベース層、14はi型In
GaAj2Asmミッタ・バリヤ層、15はn型InG
aAsエミッタ層、16はエミッタ電極、17はベース
電極、18はコレクタ電極、20Eはエミッタ・ブロッ
ク、20Bはベース・ブロック、Sは半絶縁性1nP基
板をそれぞれ示している。 特許出願人   富士通株式会社 代理人弁理士  相 谷 昭 司 代理人弁理士  渡 邊 弘 − 第3図 工程要所に於けるHETの要部切断側面図第4図 エミッタ電極 工程要所に於けるHETの要部切断側面図第5図 エミッタ・ブロック 工程要所に於ける1(ETの要部切断側面図第6図 7エ 第8図 工程要所に於けるHETの要部切断側面図従来のNET
を表す要部切断側面図 第10図 第11図 第12図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上に順に積層して形成された化合物半導体コ
    レクタ層及び化合物半導体コレクタ・バリヤ層及び化合
    物半導体ベース層と、 該化合物半導体ベース層上に順に積層して形成され且つ
    エミッタ・ブロックとベース・ブロックとに分割された
    化合物半導体エミッタ・バリヤ層及び化合物半導体エミ
    ッタ層と、 該化合物半導体エミッタ層のうちエミッタ・ブロックに
    属するものの上に形成されたエミッタ電極及びベース・
    ブロックに属するものの上に形成されたベース電極と、 前記化合物半導体コレクタ層にコンタクトするコレクタ
    電極と を備えてなることを特徴とする高速半導体装置。
  2. (2)エミッタ・ブロックに属する化合物半導体エミッ
    タ層に印加される電圧に比較して高い電圧がベース・ブ
    ロックに属する化合物半導体エミッタ層に印加されて動
    作すること を特徴とする請求項(1)記載の高速半導体装置。
  3. (3)エミッタ・ブロックがベース層の中央部分に配置
    され、且つ、複数のベース・ブロックが該エミッタ・ブ
    ロックの周辺に配置されてなること を特徴とする請求項(1)記載の高速半導体装置。
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