JPH0495260A - ディスク駆動装置のチャッキング機構 - Google Patents

ディスク駆動装置のチャッキング機構

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JPH0495260A
JPH0495260A JP2211669A JP21166990A JPH0495260A JP H0495260 A JPH0495260 A JP H0495260A JP 2211669 A JP2211669 A JP 2211669A JP 21166990 A JP21166990 A JP 21166990A JP H0495260 A JPH0495260 A JP H0495260A
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JP
Japan
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disk
drive pin
pin
arm member
chucking mechanism
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JP2211669A
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Inventor
Shigeki Koizumi
茂樹 小泉
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Original Assignee
Canon Electronics Inc
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Publication date
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明はディスク駆動装置のチャッキング機構に関し、
詳しくは記録媒体としてのディスクを回転駆動して情報
の記録または再生を行なうディスク駆動装置において、
ディスクが装着される円板状の回転部材上にディスクを
センタリングして保持するチャッキングを行なうディス
ク駆動装置のチャ・ンキング機構に関するものである。
[従来の技術] 上記のディスク駆動装置の代表的なものとして磁気記録
媒体のフロッピーディスクに対し記録、再生を行なうフ
ロッピーディスク駆動装置(以下、FDDと略す)があ
る。特開昭61−9866号に記載された従来のFDD
のチャッキング機構の構造を第11図及び第12図に示
しである。
両図において不図示のディスク駆動モータの回転軸であ
るシャフト103の上端部には、上に不図示のディスク
が装着される円板状のフランジ102が固着されている
。フランジ102の下面には剛体の部材である駆動ピン
アーム105がアーム軸111を支点として第11図中
矢印A、B方向に回動可能に設けられており、バネ10
8によりフランジ102の外周に向がうB方向に付勢さ
れ、かつ上方向に付勢されている。そして駆動ピンアー
ム105の先端部上面には軸106が植設されており、
この軸106により駆動ピン104が回転可能に軸支さ
れ、止め輪107を介して取り付けられている。駆動ピ
ン104はフランジ102の穴102aに挿通され、バ
ネ10Bの上方向への付勢によりフランジ102の上面
に突出する。
ディスクのチャッキング時にはバネ108の上方向への
付勢により駆動ピンがディスクのセンターハブの駆動ピ
ン係合用の穴に入り、バネ108のB方向への付勢で駆
動ピンが前記穴の縁を押圧してディスクのセンタリング
がなされる。
[発明が解決しようとしている課題] ところが上記従来例の構造によると、バネ108が必要
である。またチャッキング時にバネ108のB方向への
付勢によって駆動ピンがディスクのセンターハブの穴の
縁を押圧しながら外周側へ所定位置まで移動するので、
摩擦抵抗を少な(するため駆動ピン104を回転可能に
することが必要で、そのため軸106、止め輪107が
必要である。このようにしてチャッキング機構の部品点
数が多く、FDDのコストアップになる欠点があった。
一方、チャッキング開始時にディスクのハブの穴と駆動
ピン104の位置が合わない間は駆動ピン104が押さ
れてアーム105とともに下降する。その場合にFDD
の薄型化のためには駆動ピン104とアーム105のフ
ランジ102から下方への突出量を小さくする必要があ
るが、この点でまだ改善の余地がある。
そこで本発明の課題は、この種のディスク駆動装置のチ
ャッキング機構において部品点数を減らしてディスク駆
動装置のコストダウンを図るとともに、ディスク駆動装
置の薄型化を図れるようにすることにある。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するために、本発明によるディスク駆
動装置のチャッキング機構においては、上に記録媒体の
ディスクが装着される円板状の回転部材と、該回転部材
上の前記ディスクに係合する駆動ピンを先端部に設けた
アーム部材を有し、該アーム部材は、前記回転部材の回
転中心からずれた部位を回動支点として先端部が前記回
転部材の外周に向かう方向と内周に向かう方向に回動可
能に設けられるとともに、該アーム部材の回動支点近傍
部分が前記駆動ピンを前記回転部材上のディスクに向か
つて付勢する方向とその逆方向のみ弾性変形可能に形成
されており、該アーム部材の前記付勢により前記駆動ピ
ンが前記回転部材上のディスクに係合し、前記回転部材
の回転トルクの分力により前記駆動ピンと前記アーム部
材が前記外周に向かう方向に回動し、駆動ピンがディス
クを前記回動方向に押圧してディスクをセンタリングす
るように構成した。
[作用] このような構成によれば、アーム部材の付勢により駆動
ピンが回転部材上のディスクに係合し、回転部材の回転
トルクの分力により駆動ピンとアーム部材が回転部材の
外周に向かう方向に回動し、駆動ピンがディスクを前記
回動方向に押圧してディスクをセンタリングし、チャッ
キングがなされる。
[実施例] 以下、図を参照して本発明の実施例の詳細を説明する。
第1図は本発明の実施例による3、5インチFDDのデ
ィスクを回転駆動するダイレクトドライブモータ(以下
、単にモータという)部の平面図であり、第2図は側断
面図である。
両図において符号lはFDDのベースであり、アルミま
たは鉄等の板金で形成されている。また符号2はモータ
のフレームと回路基板を兼ねた金属基板である。金属基
板2は通常、鉄板またはケイ素鋼板等をベース材とし、
その上に絶縁コティングを行ない、更にその上に回路の
配線パターンをプリントで形成しである。基板2の上に
はモータを駆動する駆動制御回路を構成する不図示の電
子部品が半田付けされる。
基板2は、ベース1に半抜き又は絞りなどで底上げして
形成された固定基準面1a、1b、lc、、ldの裏側
にビス16で固定される。こうすることで基板2がベー
スlの底面から出張らすに取り付けられる。また基板2
に形成された凸部2a、2bがベースlの横方向取り付
は基準面le、1e′間、及び1f、1f’間に嵌合さ
れて基板2が横方向に位置決めされる。
なおベースlにおいて符号1a’、lb′lc’ はモ
ータのロータヨーク8の抜は止めであり、ベースlの一
部を折曲して形成されており、それぞれの上面は不図示
のフロッピーディスクがロータヨーク8とこすれない様
にするためのディスク受けになっている。
次に第2図とモータ要部の拡大断面図である第3図にお
いて、符号4はモータの回転軸であるスピンドルシャフ
トであり、ロータヨーク8の回転中心でフロッピーディ
スクのセンターハブ15の回転中心となる。
スピンドルシャフト4は、基板2に固定された円筒状の
ハウジング6内に保持されたボールベアリング(以下、
ベアリングと略す)5.5′により回転可能に軸受けさ
れている。
ベアリング5.5°はハウジング6内に嵌合され、それ
ぞれの外輪5a、5a’が押し込み接着などでハウジン
グ6に固着されており、ハウジング6内周面に形成され
たリング状の突条6Cにより外輪5a、5a’ どうし
の間隔が所定に規制されている。また内輪5b、5b’
 どうしの間にウェーブワッシャ状の予圧バネ19が挟
み込まれている。そして内輪5b、5b’の内側にスピ
ンドルシャフト4が嵌合されて回転可能に軸受される。
なおスピンドルシャフト4は内輪5b、5b’に対して
挿抜可能に嵌合される。
次にスピンドルシャフト4の上部には、上面の外周部7
aがディスクのハブ15の載置面(装着面)となる円板
状の回転部材であるフランジ7が圧入などの方法で固着
されており、このフランジ7の外周部に鉄などの強磁性
体からなる円板状のロータヨーク8が嵌合され、かしめ
等で固着され、フランジ7と一体化されている。
ロータヨーク8の外周部下面側には、モータの駆動力を
発生するための駆動マグネット9、モータの回転速度に
応じた周波数の信号を発生するFG(周波数発電機)を
構成するFGマグネットlO1及びホール素子23に作
用して位置検出信号を発生させるためのインデックスマ
グネット11が固着されている。
これらのマグネット9、l0111と基板2および鉄芯
ヨーク12との間に作用する磁力の吸引力および部材4
.7〜11の自重により、口〜タヨーク8が第3図中下
方に、付勢、引張され、それによりフランジ7が下方に
付勢され、ベアリング5の内輪5bに当接し、これを押
下する。このようにしてフランジ7にかかる付勢力によ
り内輪5bに下方向にスラスト荷重がかかり、そのスラ
スト荷重が予圧バネ19を介して下側のベアリング5°
の内輪5111.’に伝達され、内輪5b1にもかかる
。相対的に言えば、外輪5a、5a°に対して上方向に
スラスト荷重かがかる。このスラスト荷重によりベアリ
ング5.5°が予圧され、ガタ取りがなされるとともに
、フランジ7が内輪5bに当接することによってスピン
ドルシャフト4がスラスト方向について位置決めされて
保持される。
なお予圧バネ19のバネ力は、フランジ7が下方に付勢
される付勢力の半分程度の力で、下方のベアリング5°
の剛性が確保できる値に設定する。こうすれば前記スラ
スト荷重を2個のベアリング5.5°で分は合う形とな
り、無駄なロスの発生しない軸受機構となる6ただし、
予圧バネ19のバネ力を前記付勢力より充分大きなもの
としてもよい。こうすれば前記付勢力の大きさに拘らず
フランジ7がスラスト方向(第3図中上下方向)につい
て常に定位置に位置決めされ、その位置が変化しないと
ともに、軸受の剛性が上がるという利点が有る。
また予圧バネ19はコイルバネや他の弾性部材を用いて
も良い。
次に円板状のロータヨーク8の外周部はL字形に屈曲さ
れ、その屈曲部8aの垂直部分の内側にリング板状の補
助ヨーク8′が重ねて固着されており、その内側に駆動
マグネット9が固着されている。補助ヨーク8°は、ロ
ータヨーク8が磁気飽和しない様にするとともに、駆動
マグネット9による磁束のロータヨーク8外周部がら外
方への漏洩、即ちヘッドキャリッジのアーム3c、3d
に支持された磁気ヘッド3a、3b側への漏洩を防止す
るために設けたもので、鉄等の強磁性体で形成されてい
る6 従来では上記磁気飽和と磁束漏洩を防止するために第1
0図に符号84で示すようにロータヨーク全体を厚くし
ていたが、こうするとモータ全体が厚くなりFDDが厚
くなるという問題があった。これに対して本実施例では
、駆動マグネット9の外側を覆い、かつ磁気ヘッド3a
、3bに近いロータヨーク8外周部の屈曲部8aに重ね
て補助ヨーク8′を設けることにより、特に問題となる
部分の磁路の断面積を大きくし、ロータヨーク8全体を
厚くせずに上記磁束漏洩と磁気飽和の問題を防止できる
。そしてロータヨーク8を薄くできることによりモータ
全体を薄型化でき、FDDの薄型化に寄与できる。
なお補助ヨーク8′は第4図に示すようにロータヨーク
8の外周部の屈曲部8aの垂直部分の外側に固着しても
よい。また第5図に示すように屈曲部8aを補助ヨーク
としてロータヨーク8の本体部分と別体で前記本体部分
より赫厚く形成し、ロータヨーク8の本体部分に対して
カシメ等の方法で固着して結合しても同様な効果が得ら
れる。
一方、駆動マグネット9はリング状に形成され、周方向
にS、N、S−・・と8極から16極程度の着磁がなさ
れている。そして駆動マグネット9の内周に対向して突
極型鉄芯ヨーク12がロータヨーク8と平行に設けられ
ている。鉄芯ヨークI2には通常6個〜18個程度の突
極が形成されており、その突極のそれぞれにコイル13
が巻回されている。周知の電流切り換え回路でコイル1
3の通電、励磁を切り換えることにより、コイル13と
マグネット9間に作用する電磁力の吸引、反発でマグネ
ット9が回転しそれと共にロータ8.フランジ7、シャ
フト4が回転する。
次に、FGマグネット10はゴム系のフェライトマグネ
ット等で形成されており、全周にゎたって数lO極の多
極着磁がなされている。金属基板2上面のFGマグネッ
ト10と対向する部位には不図示のFGパターンの配線
が設けられており、モータが回転する事により、その回
転速度に応じた周波数の信号がFGパターンに発生する
次に、インデックスマグネット11は、基板2上に設け
られたホール素子23に作用し、これによりモータの回
転位置の検出が行なわれる。
ホール素子23上にはマグネット11の磁束を集めるヨ
ーク24が設けられている。
ここでホール素子23は磁気ヘッド3a、3bの下側近
傍に配置されている。第3図に示すようにインデックス
マグネット11がロータヨーク8の径方向に沿って着磁
されていると、やはりその磁束が磁気ヘッド3a、3b
に飛込み易い。
しかし、通常の3.5インチFDDでは1回転200m
sで、インデックスマグネットによるインデックス位置
から2.5ms程度後までデータの記録領域がなく、イ
ンデックス位置の前側は12ms程度データの記録領域
がない。ゆえに、この14.5msの期間の間にインデ
ックスマグネットが磁気ヘッドの下側を通過してしまえ
ば、インデックスマグネットの影響はほとんど無視でき
る。
なお、ホール素子23を第3図の位置からずれた位置に
配置し、ヨーク24を図示の位置からホール素子23ま
で磁束を引き込む形状に形成してもよい。
またインデックスマグネット11の着磁方向を上下方向
にした場合を第6図に示す。この場合、ヨーク24は先
端部がマグネット11の真下近傍に位置し、マグネット
11の真下からその磁束をホール素子23上に引き込む
ようにクランク状に屈曲して形成されている。こうすれ
ば磁気ヘッド3a、3bの方への漏洩磁束が少なくなり
、ホール素子23は磁気ヘッドの下側近傍に配置する必
要はない。
次に、第3図の構成で鉄芯ヨーク12はハウジング6に
形成されたつば部6a上に固定される。
この固定のために、円板状の鉄芯ヨーク12の内周部に
はタップにより雌ネジが切られたネジ穴12aが形成さ
れ、これに対応するネジ穴2C16bが基板2とハウジ
ング6のつば部6aに形成されており、ビス17をネジ
穴2C16bに挿通してネジ穴12aに締め付けること
により、鉄芯ヨーク12がハウジング6と共に基板2上
に固定される。
このような鉄芯ヨーク12の固定構造によれば、ネジ穴
12aに雌ネジが切られているため、ナツトを用いずに
鉄芯ヨーク12を固定でき、ナツトが鉄芯ヨーク12上
に出張ることがない。
これにより駆動ピン14を避けることができ、FDDの
薄型化に有利である。
つまり、3.5インチFDDではディスクに回転力を伝
達する駆動ピン14がモータの回転中心からずれた所に
設けられており、後述する第7図から第9図に示す様に
、ディスクのチャッキング時にハブ15の駆動ピン係合
用の穴15aが駆動ピン14の真上に来ない場合、駆動
ピン14はハブ15に下方向に押され、第8図に2点鎖
線で示す様に下がる。従って鉄芯ヨークI2上に駆動ピ
ン14を避けるスペースが必要である。上記の様に鉄芯
ヨーク12上にナツトが出っ張らなければ、そのふんだ
け前記スペースの高さを低くでき、FDDの薄型化に有
利である。
次に、第7図〜第9図によりFDDのチャッキング機構
を説明する。第7図はチャッキング機構要部の下面図、
第8図は第7図のa−a′線に沿う断面図、第9図は上
面図である。
第8図に全体が示される駆動ピン14は、ピン本体14
0とその下端部に連続したアーム部141からなり、全
体がモールドで一体成形されている。アーム部141の
図中左端部がロータヨーク8にカシメられた軸18によ
り回動自在に軸支され、これにより駆動ピン14全体と
して軸18を支点として第7図中矢印A、B方向に回動
可能に設けられている。
またアーム部141において符号14aで示す基端部近
傍(回動支点の軸18近傍)部分は肉薄でロータヨーク
8に接近、離間する上下方向にのみ弾性変形可能なヒン
ジ部となっており、このヒンジ部14a以外の部分は剛
体となっている。
アーム部141のヒンジ部14a部からピン本体140
例の部分は元々数度上向きに傾斜して成形されており、
ヒンジ部14aのバネ力により上方に軽く付勢され、ロ
ータヨーク8に対して押圧されている。その上方向への
付勢力によりピン本体140がロータヨーク8に形成さ
れた穴8bからロータヨーク8上面に突出する。
フロッピーディスクのチャッキング時には、まずロータ
ヨーク8上(フランジ7上)にディスクのハブ15が載
置され、第9図のようにハブ15のセンター穴15bに
スピンドルシャフト4が嵌入される。この時にハブ15
の駆動ピン係合用の穴15aの位置が駆動ピン14とず
れていると、ハブ15によりピン本体140が押下され
、ヒンジ部14aが曲げられ、駆動ピン14全体が第8
図中2点鎖線の位置まで下がる。
その後モータの回転に伴って駆動ピン14が穴15aの
真下に来るとヒンジ部14aのバネ力で駆動ピン14が
上方向に復帰してピン本体140が穴15aに入り、ピ
ン本体140の外周部14eが穴15aの縁に当接し、
モータの回転力をハブ15に伝達し、ディスクを回転さ
せる。
ここで、駆動ピン14はヒンジ部14aを除いては剛体
で構成されておりヒンジ部14aが上下方向にしか弾性
変形しないため、駆動ピン14が穴15aの縁に当接し
て回転モーメントがががってもアーム部141がねじれ
ず、回転方向の後方にも弾性変形せず、モータの回転ト
ルク(ロータヨーク8の回転トルク)により外周部14
eが力Flで穴15aの縁を押圧する。すると、その反
作用の力のロータヨーク8外周方向の分力により駆動ピ
ン14がロータヨーク8外周側へ押圧されて第7図中B
方向に回動し、外周部14fが穴15aの縁に当接し押
圧する。この押圧力F2は、 F2=F l tanθ−a の式で示される。なお角度θは軸18の中心0に対して
ピン本体140の中心とスピンドルシャフト4の中心が
なす角度である。また、αはロータヨーク8と駆動ピン
14間の摩擦力であり、ロータヨーク8に対する駆動ピ
ン14の上方向の押圧力を小さくし、駆動ピン14を滑
り性の良い、例えばポリアセタール樹脂の様な材質で形
成すればほとんど無視できる値となる。
この力F2で駆動ピン14がハブ15を外側に押すこと
により、ハブ15のセンタ穴15bの2辺がスピンドル
シャフト4の2点4a、4bに当接、係合し、ディスク
のセンタリングが行なわれ、ディスクが保持される。即
ちチャッキングが完了する。上記のように駆動ピン14
のアーム部141がねじれず、回転方向の後方にも弾性
変形しないため、前記のセンタリング動作は確実に行わ
れ、確実にチャッキングがなされる。
このようにして、駆動ピン14のみで他にバネ部材など
を用いない極めて簡単なチャッキング機構の構成でセン
タリングを確実に行なえ、チャッキングを確実に行なえ
る。本実施例の駆動ピン14は第11図、第12図の従
来例の部材104〜108の5部材を合わせたものに相
当し、部品点数を大幅に減らし、FDDのコストダウン
を図れる。
なお駆動ピン14はモールド材で成形されるため、形状
は自由にでき、第8図に示すようにピン本体140の下
面と上面に斜めにテーパ部14b、14cを形成しであ
る。こうすれば、チャッキング動作初期に駆動ピン14
がハブ15に押下された時に、テーパ部14bが形成さ
れていることにより、駆動ピン14の下降量の割にロー
タヨーク8から下方への突出量を小さくでき、しかもテ
ーパ部14cが形成されていることにより、ピン本体1
40が下方に押し込まれた時に上面が水平になることで
必要な下降量そのものを小さくできる。
このように駆動ピン14の下降量を小さくし下降時のロ
ータヨーク8から下方への突出量を小さくできるので、
ロータヨーク8と鉄芯ヨーク12の間に取るべき上下方
向の間隔を小さくでき、モータ全体を薄型化し、FDD
の薄型化に寄与できる。
また、ピン本体140外周部の符号14dで示す部分を
カットすればロータヨーク8の内側の巾を広くできロー
タヨーク8の加工性が上げられる。
また、穴15aの縁に当接するピン本体140の外周部
14e、14f部はR形状では摩耗し易いので平面に形
成してもよい。
なi3駆動ピン14の他の実施例を第13図に示しであ
る。この実施例の駆動ピン14はアーム部141の基端
部(軸18側)に板バネ20をインサートして成形され
ており、アーム部141基端部において第8図のヒンジ
部に相当する部分はモールド材がなく、板バネ20が露
出し、この部分で板バネ20が上下方向にのみ弾性変形
できるようになっている。そして板バネ20を介して駆
動ピン14のピン本体140側が弾性的に昇降可能に支
持され、上方に軽く付勢されている。なお本実施例でも
駆動ピン14は先述の実施例と同様に軸18を支点とし
て回動可能に支持されるのは勿論である。
このような本実施例の駆動ピン14の構造によっても第
7図〜第9図の駆動ピン14と同様の作用効果が得られ
る。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によるディスク
駆動装置のチャッキング機構においては、上に記録媒体
のディスクが装着される円板状の回転部材と、該回転部
材上の前記ディスクに係合する駆動ピンを先端部に設け
たアーム部材を有し、該アーム部材は、前記回転部材の
回転中心からずれた部位を回動支点として先端部が前記
回転部材の外周に向かう方向と内周に向かう方向に回動
可能に設けられるとともに、該アーム部材の回動支点近
傍部分が前記駆動ピンを前記回転部材上のディスクに向
かつて付勢する方向とその逆方向のみ弾性変形可能に形
成されており、該アーム部材の前記付勢により前記駆動
ピンが前記回転部材上のディスクに係合し、前記回転部
材の回転トルクの分力により前記駆動ピンと前記アーム
部材が前記外周に向かう方向に回動し、駆動ピンがディ
スクを前記回動方向に押圧してディスクをセンタリング
するように構成した。
この構成によれば円板状の回転部材とアーム部材と駆動
ピンからなる極めて簡単で部品点数の少ない構成でディ
スクのセンタリングを確実に行ない、チャッキングを確
実に行なえ、ディスク駆動装置のコストダウンが図れる
という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例によるFDDのスピンドルモー
タの平面図、第2図は同モータの側断面図、第3図は第
2図の要部拡大図、第4図及び第5図はロータヨーク外
周部の異なる構造例を示す側断面図、第6図はインデッ
クス検出部の異なる構造例を示す側断面図、第7図はチ
ャッキング機構要部の下面図、第8図は第7図のa−a
°線による断面図、第9図はチャッキング機構の作用を
説明する上面図、第10図は従来のFDD用モータのロ
ータヨークを説明する要部の側断面図、第11図は従来
のFDDのチャッキング機構の下面図、第12図は同チ
ャッキング機構の側断面図、第13図は他の実施例によ
るチャッキング機構要部の側断面図である。 ■−・−ベース     2−・金属基板3a、3b・
・・磁気ヘッド 4・・−スピンドルシャフト 5.5′・−・ベアリング 6・・・ハウジング   7・・・フランジ8・・・ロ
ータヨーク  8′・・−補助ヨーク9−・−駆動マグ
ネット lO・−FGマグネット11−・・インデック
スマグネット 12・・・突極型鉄芯ヨーク 13−・・コ゛イル    14−・−駆動ピン15−
・−ディスクのセンターハブ 19・・−予圧バネ   2〇−板バネ23−・・ホー
ル素子  24−ヨーク140−・ピン本体  141
−・・アーム部手続補正書(匪) 平成2年9月12日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)上に記録媒体のディスクが装着される円板状の回転
    部材と、 該回転部材上の前記ディスクに係合する駆動ピンを先端
    部に設けたアーム部材を有し、 該アーム部材は、前記回転部材の回転中心からずれた部
    位を回動支点として先端部が前記回転部材の外周に向か
    う方向と内周に向かう方向に回動可能に設けられるとと
    もに、 該アーム部材の回動支点近傍部分が前記駆動ピンを前記
    回転部材上のディスクに向かって付勢する方向とその逆
    方向のみ弾性変形可能に形成されており、 該アーム部材の前記付勢により前記駆動ピンが前記回転
    部材上のディスクに係合し、前記回転部材の回転トルク
    の分力により前記駆動ピンと前記アーム部材が前記外周
    に向かう方向に回動し、駆動ピンがディスクを前記回動
    方向に押圧してディスクをセンタリングするように構成
    したことを特徴とするディスク駆動装置のチャッキング
    機構。 2)前記駆動ピンとアーム部材が一体成形されたことを
    特徴とする請求項第1項に記載のディスク駆動装置のチ
    ャッキング機構。 3)前記駆動ピンとアーム部材が一体成形され、アーム
    部材の回動支点近傍部分に金属の板バネがインサートさ
    れたことを特徴とする請求項第1項に記載のディスク駆
    動装置のチャッキング機構。 4)前記駆動ピンの前記ディスクに対向し当接する面に
    は、駆動ピンが前記ディスクに押圧されてディスクから
    離間する方向に変位する変位量を小さくするテーパが形
    成されたことを特徴とする請求項第1項から第3項まで
    のいずれか1項に記載のディスク駆動装置のチャッキン
    グ機構。 5)前記駆動ピンの前記ディスクに対向し当接する面と
    反対側の面には、駆動ピンが前記ディスクに押圧されて
    ディスクから離間する方向に変位する場合の駆動ピンの
    前記回転部材からの突出量を小さくするテーパが形成さ
    れたことを特徴とする請求項第1項から第4項までのい
    ずれか1項に記載のディスク駆動装置のチャッキング機
    構。 6)前記駆動ピン外周の前記ディスクに当接する部分が
    平面に形成されたことを特徴とする請求項第1項から第
    5項までのいずれか1項に記載のディスク駆動装置のチ
    ャッキング機構。 7)前記駆動ピン外周において前記回転部材の回転軸に
    対向する側が平面に形成されたことを特徴とする請求項
    第1項から第6項までのいずれか1項に記載のディスク
    駆動装置のチャッキング機構。
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