JP2002119013A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JP2002119013A
JP2002119013A JP2000345001A JP2000345001A JP2002119013A JP 2002119013 A JP2002119013 A JP 2002119013A JP 2000345001 A JP2000345001 A JP 2000345001A JP 2000345001 A JP2000345001 A JP 2000345001A JP 2002119013 A JP2002119013 A JP 2002119013A
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JP
Japan
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radial bearing
substrate
spindle motor
rotor
bearing member
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Application number
JP2000345001A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nishizawa
宏 西澤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸振れの少ないスピンドルモータを提供す
る。 【解決手段】 フロッピーディスク装置のスピンドルモ
ータは、ステータとなる基板10と、基板10に軸受手
段9を介して回転可能に支持されたスピンドルシャフト
20と、スピンドルシャフト20に固定されて基板10
と対峙するロータ30とを備えている。軸受手段9は、
ラジアル軸受部材50とスラスト軸受機構60とを有し
ている。ラジアル軸受部材50の外周部が基板10の取
付穴19の周縁にかしめ固定されるかしめ固定部53と
なり、ラジアル軸受部材50の内周部がスピンドルシャ
フト20を回転可能に支持するラジアル軸受部51とな
っている。ラジアル軸受部材50には、かしめ固定部5
3と前記ラジアル軸受部51との間において、溝55が
形成されており、この溝55により、かしめ固定部53
のかしめ工程で発生する応力がラジアル軸受部51に伝
播するのを妨げている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロッピーディス
ク装置等に用いられるスピンドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】スピンドルモータは、特開平7‐216
76号公報などに記載されているように、ステータとな
る磁性金属製の基板と、前記基板に軸受手段を介して回
転可能に支持されたスピンドルシャフトと、前記スピン
ドルシャフトに固定されて前記ステータと対峙するロー
タとを備えている。前記軸受手段は、ラジアル軸受部材
を有している。前記ラジアル軸受部材の外周部が前記基
板の取付穴の周縁にかしめ固定されるかしめ固定部とな
り、前記ラジアル軸受部材の内周部が前記スピンドルシ
ャフトを回転可能に支持するラジアル軸受部となってい
る。このラジアル軸受部の内周面は、高精度に内径を管
理された円筒面となっており、ロータ回転時にスピンド
ルシャフトを軸ぶれを生じずに回転させるとともに、大
きな摩擦が働くことなく回転させることができるような
クリアランスを確保している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報のスピンドル
モータでは、前記ラジアル軸受部材のかしめ固定部を基
板の取付穴にかしめ固定する際、前記ラジアル軸受部に
向かって応力が発生し、ラジアル軸受部の内周面の内径
寸法が縮小したり、内周面が歪んで真円でなくなる等の
変化が生じてしまう欠点があった。そのため、かしめ後
に再び微細なサイジング加工を施して高精度に内径を管
理する必要があるが、このサイジング加工にコストがか
かるとともに、歩留まりが悪かった。
【0004】本発明は、このような課題を解決したもの
で、ラジアル軸受部材の基板へのかしめ固定の際に、ラ
ジアル軸受部へ伝達される応力を低減し、ラジアル軸受
部の内周面の縮径やひずみを低減し、その結果、かしめ
固定後のサイジング加工を省くか軽減することができる
スピンドルモータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステータとな
る磁性金属製の基板と、前記基板に軸受手段を介して回
転可能に支持されたスピンドルシャフトと、前記スピン
ドルシャフトに固定されて前記基板と対峙するロータと
を備え、前記軸受手段がラジアル軸受部材を有し、前記
ラジアル軸受部材の外周部が前記基板の取付穴の周縁に
かしめ固定されるかしめ固定部となり、前記ラジアル軸
受部材の内周部が前記スピンドルシャフトを回転可能に
支持するラジアル軸受部となっているスピンドルモータ
において、前記ラジアル軸受部材には、前記かしめ固定
部と前記ラジアル軸受部との間において、溝が形成され
ている。この構成により、かしめ固定の際に発生する応
力の少なくとも一部を溝で遮ることができ、その結果、
ラジアル軸受部の内周面の変形を抑制でき、かしめ固定
後のラジアル軸受部のサイジングを省略したり軽減して
もスピンドルシャフトを安定して支持でき、スピンドル
シャフトの軸振れ等の不都合を防止できる。
【0006】さらに本発明のスピンドルシャフトでは、
前記溝が、前記ラジアル軸受部を囲む閉曲線を描いてい
る。この構成により、全周にわたって上記応力伝達の遮
断を実行できる。
【0007】さらに本発明のスピンドルモータでは、前
記溝が、前記ラジアル軸受部と同心をなす円を描いてい
る。この構成により、全周にわたってほぼ均等に応力伝
達の遮断効果を達成することができる。
【0008】さらに本発明のスピンドルモータでは、前
記取付穴の内周面は、前記基板の第1面に連なる非テー
パ部と、前記基板の第2面に連なるテーパ部を有し、前
記ラジアル軸受部材の前記かしめ固定部は、前記取付穴
の周りの前記第1面に当たる当接部と、上記取付穴の非
テーパ部に嵌合される嵌合部と、前記テーパ部の逃げ空
間に入り込むかしめ変形部とを有している。この構成に
より、かしめ固定の際の応力を低減することができ、よ
り一層ラジアル軸受部の内周面の変形を抑制することが
できる。
【0009】さらに本発明のスピンドルモータでは、前
記ラジアル軸受部材の前記溝は、前記非テーパ部から前
記ラジアル軸受部に向かって前記ラジアル軸受部の軸線
と直交する方向に延びる応力伝達経路を遮っている。こ
の構成により、上記溝による応力遮断効果を高めること
ができる。
【0010】さらに本発明のスピンドルモータでは、前
記溝は、少なくとも前記応力伝達経路の前記軸線方向の
全厚さを占める深さを有している。この構成により、上
記溝による応力遮断効果をより一層高めることができ
る。
【0011】さらに本発明のスピンドルモータでは、前
記基板の前記第1面が前記ロータに対峙し、前記基板の
前記第2面が前記ロータの反対側を向いており、前記ラ
ジアル軸受部材の前記ロータとは反対側の一方の面が、
前記基板の前記第2面と同一平面上にある。この構成に
より、基板から大きく突出される当接部がロータと基板
との間の空間に配置され、外部に突出しないので、スピ
ンドルモータを薄型にすることができる。
【0012】さらに本発明のスピンドルモータでは、前
記ラジアル軸受部材のかしめ変形部の外面が、前記ラジ
アル軸受部材の前記一方の面および前記基板の前記第2
面と面一をなしている。この構成により、スピンドルモ
ータにおいて、基板の第2面側が完全に平坦になり、ス
ピンドルモータの薄型化をより一層促進することができ
る。
【0013】さらに本発明のスピンドルモータでは、前
記ロータが円盤形状のロータヨークを有し、前記ラジア
ル軸受部が円筒形状に形成され、前記ラジアル軸受部と
前記かしめ固定部との間に前記ロータヨークと対峙する
板形状の受部が設けられ、前記ラジアル軸受部が前記受
部から前記ロータに向かって突出しており、前記受部と
前記ロータヨークとの間にスラスト軸受機構が配置さ
れ、前記スラスト軸受機構の転動体が、前記ラジアル軸
受部の径方向外側に配置されている。この構成により、
スラスト軸受部材の転動体とラジアル軸受部とが、ラジ
アル軸受部の軸線方向に重ならないので、スピンドルモ
ータの薄型化を図ることができる。
【0014】さらに本発明のスピンドルモータでは、前
記溝が前記ラジアル軸受部において、前記ロータの反対
側の面に形成されている。この構成により、溝を十分に
深く形成することができる。
【0015】さらに本発明のスピンドルモータでは、前
記溝が、前記ラジアル軸受部材において、前記ロータに
対峙する面に形成されている。この構成により、前記溝
を外部から隠すことができる。
【0016】本発明は、ステータとなる磁性金属製の基
板と、前記基板に軸受手段を介して回転可能に支持され
たスピンドルシャフトと、前記スピンドルシャフトに固
定されて前記基板と対峙するロータとを備え、前記軸受
手段がラジアル軸受部材を有し、前記ラジアル軸受部材
の外周部が前記基板の取付穴の周縁にかしめ固定される
かしめ固定部となり、前記ラジアル軸受部材の内周部が
前記スピンドルシャフトを回転可能に支持するラジアル
軸受部となっているスピンドルモータにおいて、前記取
付穴の内周面は、前記基板の第1面に連なる非テーパ部
と、前記基板の第2面に連なるテーパ部を有し、前記ラ
ジアル軸受部材の前記かしめ固定部は、前記取付穴の周
りの前記第1面に当たる当接部と、前記取付穴の非テー
パ部に嵌合される嵌合部と、上記テーパ部の逃げ空間に
入り込むかしめ変形部とを有している。この構成によ
り、ラジアル軸受部材の基板へのかしめ固定の際に、か
しめ変形部がテーパ部の逃げ空間に入り込むので、発生
する応力を低減でき、その結果、ラジアル軸受部の内周
面の変形を抑制でき、かしめ固定後のラジアル軸受部の
サイジングの負担を軽くすることができるとともにスピ
ンドルシャフトを安定して支持でき、スピンドルシャフ
トの軸振れ等の不都合を防止できる。
【0017】さらに本発明のスピンドルモータでは、前
記基板の前記第1面が前記ロータに対峙し、前記基板の
前記第2面が前記ロータの反対側を向いており、前記ラ
ジアル軸受部材の前記ロータとは反対側の一方の面が、
前記基板の前記第2面と同一平面上にあり、前記ラジア
ル軸受部材のかしめ変形部の外面が、前記ラジアル軸受
部材の前記一方の面および前記基板の前記第2面と面一
をなしている。この構成により、スピンドルモータにお
いて、基板の第2面側が完全に平坦になり、スピンドル
モータの薄型化を促進することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しながら説明する。まず、図9,図10を参
照しながら3.5インチのフロッピーディスクカセット
100について説明する。フロッピーディスクカセット
100は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等か
らなる円盤形状のフィルムの両面に磁性体を塗布してな
るフロッピーディスク101と、このフロッピーディス
ク101を収容する四角形状のプラスチック製のシェル
102と、フロッピーディスク101の中央に取り付け
られた磁性ステンレス製のメタルセンタコア103とを
備えている。メタルセンタコア103は、シェル102
の中央に形成された穴を介して露出している。また、シ
ェル102には、ほぼ径方向に延びる細長い窓102a
が形成されており、シャッター104により開閉される
ようになっている。開き状態の窓102aから、フロッ
ピーディスク101の一部が露出して、磁気記録と再生
が行われるようになっている。メタルセンタコア103
は、中央に形成されたほぼ正方形の位置決め穴103a
と、位置決め穴103aから偏倚したほぼ長方形の駆動
穴103bとを有している。
【0019】次に、フロッピーディスク装置の全体構成
を、図5を参照しながら説明する。フロッピーディスク
装置1は、フロッピーディスク101に対して磁気的記
録,再生を行うものであり、図4に示すように、ベース
2と、このベース2に装着されたホルダー3,エジェク
トレバー4,記録再生機構5,ステップモータ6,スピ
ンドルモータ7等を備えている。ベース2は、図6に示
すようにアルミダイカスト製の浅い箱型をなしている。
【0020】フロッピーディスクカセット100は、フ
ロッピーディスク装置1に図5の矢印S方向から挿入さ
れ、ホルダー3によって保持され、エジェクトレバー4
の操作により排出される。
【0021】記録再生機構5は、キャリッジ5aと、キ
ャリッジ5aの基部に薄板ばねを介して図4の紙面と直
交する方向に回動可能に連結されたアーム5bと、キャ
リッジ5aに剛性の高いプレートを介して取り付けられ
た磁気ヘッド5cと、アーム5bの先端部にばね材を介
して取り付けられた磁気ヘッド5dと、アーム5bをキ
ャリッジ5a側へ付勢する荷重ばね5eとを有してい
る。一対の磁気ヘッド5c,5dは、図5の紙面と直交
する方向に対峙して配置されており、フロッピーディス
クカセット100の窓102aを介して、フロッピーデ
ィスク101を両側から挟み、磁気的な書き込みと読出
しを行うようになっている。
【0022】ステップモータ6の出力軸であるリードス
クリュー6aは、キャリッジ5aに設けられたフォロワ
ー(図示せず)に螺合されている。ステップモータ6が
回動すると、記録再生機構5全体が直線的に微小量移動
し、これに伴い磁気ヘッド5c,5dがフロッピーディ
スク101のほぼ径方向に微小量移動し、新たな磁気ト
ラックでの記録再生を行うことができる。
【0023】スピンドルモータ7は、フロッピーディス
ク101を所定の回転数で回転駆動するためのものであ
り、平面対向型のブラシレス3相のモータである。図
1、図6,図7に示すように、スピンドルモータ7は、
基板10をステータとして用いている。基板10は、板
厚 0.5mmの無方向性の珪素鋼鈑に絶縁層を設け、
さらに、銅箔を設けて電気回路を形成したものである。
これは、いわゆる珪素PCB(Printed cir
cuit boad)と呼ばれるものである。
【0024】基板10には、後述する軸受手段9(図1
参照)によってスピンドルシャフト20が回転可能に支
持されている。スピンドルシャフト20は、スピンドル
モータ7の出力軸となっており、SUS−420J2で
直径4mmのバー材を焼き入れ焼戻し研磨することによ
り形成されている。スピンドルシャフト20にはロータ
30が固定されている。図6に示すように、上記基板1
0は、ベース2の外面に固定されており、ロータ30
が、ベース2の中央の穴2aを介してベース2内に収容
されている。
【0025】図1,図7に示すように、スピンドルモー
タ7のロータ30は、円盤形状のロータヨーク31と、
ハブマグネット32と、メインマグネット33と、FG
マグネット34とを有している。
【0026】ロータヨーク31は0.6mmの板厚の亜
鉛メッキ処理鋼板(SECC)をプレス加工することに
より構成されており、後述するようにフロッピーディス
ク101が装着される側の第1面31xと、基板10に
対峙する第2面31yとを有している。ロータヨーク3
1は、中央にバーリング穴31aを有し、このバーリン
グ穴31aにスピンドルシャフト20を圧入することに
より、スピンドルシャフト20に固定されている。スピ
ンドルシャフト20は、ロータヨーク31の第1面31
x,第2面31yから突出している。
【0027】ロータヨーク31の中央部は、第1面31
x側に突出する凸部31bを有している。ハブマグネッ
ト32は、フロッピーディスク101のメタルセンター
コア103を吸着するための円板形状の磁石であり、ロ
ータヨーク31の第1面31xに一体成形され、凸部3
1bを囲むようにして配置されている。凸部31bには
薄い樹脂シート35が敷かれており、ハブマグネット3
2の面より少し高くなっていて、メタルセンタコア10
3が搭載されるようになっている。
【0028】メインマグネット33は、エネルギー積の
高いネオジウム鉄ボロンの焼結磁石からなり、ハブマグ
ネット32より径が大きい円板形状をなしており、ロー
タヨーク31の第2面31yに取り付けられている。メ
インマグネット33は例えば16極に磁化されている。
【0029】FGマグネット34は、ロータ30の回転
速度の検出を行うためものであり、メインマグネット3
3より径の大きな環状をなし、ロータヨーク31の外周
縁に一体成形されて取り付けられている。FGマグネッ
ト34は、例えば120極に磁化されている。ハブマグ
ネット32とFGマグネット34は共に、ナイロンをバ
インダーとしたフェライトのプラスチック磁石である。
【0030】さらにロータ30は、駆動ピン36を有し
ている。駆動ピン36は、フロッピーディスク101に
回転力を伝達するためのものであり、圧縮成形した後に
焼成・焼き入れ・焼戻しをし、潤滑油を含浸させてあ
る。硬度については、耐磨耗性とカシメ可能性を考慮し
てHv200〜400としてある。
【0031】駆動ピン36は、図8に最も良く示すよう
に、ロータヨーク31の第2面31y側において、ハブ
スプリング37の先端部に、かしめ固定によって取り付
けられている。ハブスプリング37は、板厚0.15m
mのリン青銅製の板ばねからなり、その基端部は、ロー
タヨーク31の中心から偏倚した位置に、駆動軸38に
より回動可能に連結されている。このハブスプリング3
7の回動可能な方向は、第2面31yに沿う方向であ
る。上記駆動軸38は、ステンレス(SUS 303)製の
段付きピンからなる。駆動ピン36は、ロータヨーク3
1に形成された挿通穴31cに遊びを有して通ってお
り、第1面31xから突出するとともに、ハブマグネッ
ト32からも突出している(図7参照)。
【0032】ハブスプリング37は、線ばね39により
中心から離れる方向に付勢されている。この線ばね39
は、ステンレス製のバネ材(SUS 304 CSPなど)を熱
処理したものであり、中間部が駆動ピン38に巻かれ、
一端がロータヨーク31から突出した係止部31cに係
止され、他端がハブスプリング37に引っ掛けられてい
る。
【0033】図1,図2,図7に示すように、基板10
には、ロータ30のメインマグネット33に対向して、
複数例えば12個の空芯コイル11が、スピンドルシャ
フト20を中心に等しい角度間隔で環状に取り付けられ
ている。また、基板10にはメインマグネット33に対
向して例えば1個のホール素子12が配置されている。
ホール素子12は、メインマグネット33の位置検出を
行うためのものである。空芯コイル11は、占積率を高
くできるように断面が矩形のリボン線を巻くことにより
構成されており、異なる大きさのものが2種類用いられ
ている。小さな空芯コイル11は、ホール素子12を逃
げるためである。さらに、基板10には、ロータ30か
ら離れた位置に駆動IC15(図7参照)が取り付けら
れている。
【0034】メインマグネット33から発生する磁束
と、空芯コイル11に流れる電流とによって回転トルク
が発生し、ロータ30がスピンドルシャフト20を中心
として回転する。ホール素子12によりロータ30の回
転位置を検出され、この回転位置検出信号を受ける駆動
IC15により、コイル11に流す電流の切り換え制御
が行われる。
【0035】さらに基板10には、FGマグネット34
に対向するFGコイル(図示しない)がジグザグパター
ンをなして印刷されている。これらFGマグネット34
とFGコイルは、FG(Frequency Gene
rator,速度検出手段)を構成している。
【0036】次に、フロッピーディスク装置1の一般的
な作用を説明する。フロッピーディスク装置1にフロッ
ピーディスクカセット100を挿入してセットする。図
1に示すように、フロッピーディスク101のメタルセ
ンターコア103は、ロータ30のハブマグネット32
に吸着され、メタルセンターコア103の位置決め穴1
03aにはスピンドルシャフト20が入り込む。駆動ピ
ン36は、メタルセンターコア103に押されて後退し
た位置にある。
【0037】フロッピーディスク101が磁気ヘッド5
c,5dに挟まれた状態で、ロータ30が回転すると、
ロータ30の駆動ピン36がメタルセンターコア103
の駆動穴103bの位置に達し、ハブスプリング37の
弾性力でロータヨーク31の第1面31xから突出し、
図1に示すように駆動穴103bと係合する。これによ
り、ロータ30の回転に伴ってフロッピーディスク10
1を回転させることができる。この回転に伴って、磁気
ヘッド5c,5dにより磁気記録,再生が行われる。
【0038】次に、本発明の特徴部である軸受手段9に
ついて、図1を参照しながら説明する。基板10は、ロ
ータ30側の第1面10xとロータ30の反対側の第2
面10yとを有している。基板10は、例えば0.5m
mの厚さをなし、第1面10xに、絶縁層と銅箔からな
る電気回路が設けられている。基板10には、プレス加
工によって、軸受手段9のための取付穴19が形成され
ている。取付穴19のためのプレス加工は通常金属基材
側から絶縁層に向けて行われる。
【0039】取付穴19は、図1,図3,図4に示すよ
うに、第1面10xに開口して連なる円筒面の非テーパ
部19aと、第2面10yに向かって広がるように開口
して連なる円錐面のテーパ部19bとを有している。図
3に示すように、テーパ部19bのテーパ角Θは60゜
である。また、テーパ部19bの深さないしは厚さ(基
板10の厚み方向の寸法)は、基板10の厚さの半分以
上あり、約0.3mmとなっている。その結果、非テー
パ部19aの深さないしは厚さT(基板10の厚み方向
の寸法)は、基板10の厚さの半分未満となり、約0.
2mmとなっている。
【0040】図1に示すように、軸受手段9は、ラジア
ル軸受部材50とスラスト軸受機構60とを備えてい
る。ラジアル軸受部材50は、円筒形状のラジアル軸受
部51と、ラジアル軸受部51の外周に設けられた板形
状の受部52と、受部52の外周に設けられたかしめ固
定部53とを有している。ラジアル軸受部材50は、銅
系焼結含油メタルを用いている。含浸した潤滑油には、
寿命を考慮して、極圧剤を添加してある。銅系としてい
る理由は、ステンレス(SUS−420J2)製のスピ
ンドルシャフト20との良好な初期なじみを得るため
と、かしめ性に配慮したためである。
【0041】図1,図4に示すように、ラジアル軸受部
材50は、かしめ固定部53を介して基板10の取付穴
19に取り付けられている。詳述すると、ラジアル軸受
部材50のかしめ固定部53は、取付穴19の周りの第
1面10xに当たる当接部53aと、取付穴19の非テ
ーパ部19aに嵌合される嵌合部53bと、テーパ部1
9bの逃げ空間に入り込むかしめ変形部53cとを有し
ている。なお、当接部53aの基板10に当たる面と嵌
合部53bの外周面との境には、環状の逃げ凹部53d
が形成されており、安定したかしめが得られるようにな
っている。
【0042】受部52のロータ30を向く面52xは、
基板10の第1面10xよりロータ30側に0.1mm
突出している。受部52の面52xには溝55が形成さ
れている。この溝55は、ラジアル軸受部材50の成形
時に形成され、図2に示すように、ラジアル軸受部51
と同心の円(閉曲線)を描いている。溝55は、幅が
0.3mmで、深さDが0.4mmとしてある。その結
果、図3に最も良く示すように、取付穴19の非テーパ
部19a(かしめ固定部53の嵌合部53b)からラジ
アル軸受部51に向かってラジアル軸受部51の軸線と
直交する方向に延びる応力伝達経路Aが、溝55によっ
て遮断されている。なお、ここで言う応力伝達経路Aの
厚さは、上記非テーパ部19a(嵌合部53b)の厚さ
を意味しており、非テーパ部19a(嵌合部53b)と
同じく0.2mmであり、溝55は、応力伝達経路Aの
全厚さを占めて余りある深さを有している。すなわち、
溝55は、ロータ30側に0.1mm,ロータ30の反
対側に0.1mmだけ、応力伝達経路Aから延びてい
る。
【0043】スラスト軸受機構60は、ラジアル軸受部
51の径方向外側に配置されたボール61(転動体)
と、このボール61を保持するリテーナ62と、固定側
すなわちラジアル軸受部材50の受部52側に設けられ
た受板63と、回転側すなわちロータヨーク31側に設
けられた受板64とを備えている。メインマグネット3
3による吸着力によりスラスト力が発生し、その大きさ
は約25N (2.6kgf)である。ボール61はク
ローム鋼のSUJ−2であり、受板63,64は、SK
材を焼き入れ研磨してある。また、ボール61は、直径
約1.6mm のものを12個用いている。潤滑剤とし
てはマルテンプ SRLグリースを用いている。受板6
3が溝55を塞いでいる。
【0044】次に、ラジアル軸受部材50の基板10へ
のかしめ固定について説明する。ラジアル軸受部材50
のラジアル軸受部51の円筒面は、予め精度良くサイジ
ングされている。基板10へのかしめ固定前において、
ラジアル軸受部材50は、図3に示すように、当接部5
3aの反対側に突出するかしめ予定部53c’を有して
いる。かしめ予定部53c’の外周面は嵌合部53bの
外周面と面一をなしている(すなわち、かしめ予定部5
3c’と嵌合部53bの外径が等しい)。
【0045】まず、図3に示すように、ラジアル軸受部
材50を基板10の第1面10x側から取付穴19にセ
ットする。これにより、当接部53aが第1面10xに
当たり、嵌合部19aが取付穴19の非テーパ部19a
に嵌合され、かしめ予定部53c’が基板10の第2面
10yから突出するとともに、取付穴19のテーパ部1
9bに対して斜め方向に対峙する。
【0046】次に、例えばスピンかしめ機によってかし
め予定部53c’を外側へと押し広げることにより、か
しめ予定部53c’がテーパ部19bに向かって変形
し、このテーパ部19bの逃げ空間19cに入り込ん
で、図4に示すかしめ変形部53cとなる。これによ
り、かしめ作業が完了し、当接部53aとかしめ変形部
53cとで取付穴19の周縁部を挟むことにより、ラジ
アル軸受部材50が基板10に固定される。このかしめ
完了状態で、ラジアル軸受部材50の面50y(ロータ
30の反対側を向く面)と、基板10の第2面10yと
が同一平面上にあり、かしめ変形部53cの外面が、ラ
ジアル軸受部材50の面50yおよび基板10の第2面
10yと面一をなして連なっている。
【0047】上記かしめの際に、嵌合部53b が僅か
に太って取付穴19の非テーパ部19aの内周面に当た
る。さらにかしめが進むと、嵌合部53bの肉の逃げ場
がなくなり、嵌合部53bから応力伝達経路Aを経てラ
ジアル軸受部51へと応力が伝播する。しかし、この応
力伝播は、溝55によって遮断され、ラジアル軸受部5
1に到達しない。すなわち、かしめ時の応力は、溝55
の径方向外側に位置する周面の変形をもたらすが、ラジ
アル軸受部51の内周面の変形(内径の減少や、真円度
の低下)をもたらすことはない。その結果、ラジアル軸
受部51は精度良くサイジングされた状態のままで基板
10にかしめ固定され、かしめ後のサイジングを不要と
することができる。
【0048】図11には、溝55の幅が0.3mmで深
さが異なる(0〜0.6mm)ラジアル軸受部材50を
基板10にカシメ固定した場合についての実験結果を示
す。横軸は、かしめ変形量としてかしめ予定部53c’
の面50yからの高さをμmで示し、縦軸は、ラジアル
軸受部51における内径の減少量をμmで示す。
【0049】図11は、溝55の深さDが0.3mm以
上となると、曲線の傾きがなだらかになり、内径減少を
抑制する効果が格段に高まることを示している。これ
は、深さDが0.3mmの場合に、応力伝達経路Aがそ
の全厚さにわたって溝55に遮断されるからである。し
たがって、溝55の深さDは応力伝達経路Aの全厚さを
遮断する深さ以上の場合に、特に内径減少の抑制効果が
高まる。なお、溝55の応力遮断効果は、深さ方向の寸
法Dの影響を受け、幅寸法には殆ど影響されず、例えば
溝の幅寸法が0.1mm〜0.5mmでも上記と同様の
結果が得られた。
【0050】かしめ変形量は、ラジアル軸受部材50と
基板10との間のカシメ強度などの観点から、60μm
以上とする必要がある。図11によれば、溝55の深さ
Dが0.3mm以上(応力伝達経路Aの全厚さを遮断す
る深さ以上)であれば内径の減少は1μm程度以下にで
き、内径への影響が殆どないことが理解される。
【0051】上述したかしめ工程の後に、スラスト軸受
機構60をラジアル軸受部材50の受部52の上に搭載
し、さらにロータ30を固定したスピンドルシャフト2
0を、ラジアル軸受部51に挿入する。このスピンドル
シャフト20のラジアル軸受部51への挿入状態は、メ
インマグネット33の吸着力により保持される。
【0052】次にスピンドルシャフト20の軸振れにつ
いて説明する。フロッピーディスク装置の互換性は、フ
ロッピーディスク101の中央に設けられたメタルセン
ターコア103の位置決め穴103aとスピンドルシャ
フト20との間の高い位置決め精度によって、確保され
る。スピンドルシャフト20の軸振れは、フロッピーデ
ィスク101の磁気記録トラックを偏芯させる結果とな
り、フロッピーディスク装置の互換性を損なう。しか
し、上記のように溝55を形成し、ラジアル軸受部51
の変形を抑制したので、スピンドルシャフト20を軸振
れすることなく安定して保持できる。
【0053】また、スラスト軸受機構60のボール61
をラジアル軸受部51の径方向外側に配置したので、ラ
ジアル軸受部51の軸線方向に、ボール61とラジアル
軸受部51とが重ならず、スピンドルモータ7を薄型化
することができ、ひいてはフロッピーディスク装置1を
薄型化することができる。換言すれば、スピンドルモー
タ7を薄型にしても、ラジアル軸受部51のスピンドル
シャフト20に対する軸受スパンを十分に長くすること
ができ、スピンドルシャフト20の軸振れを確実に防止
できる。
【0054】さらに、基板10およびラジアル軸受部材
50のロータ30とは反対側の面10y、50yが同一
平面上にあり、面10y、50yとかしめ変形部53c
が面一をなしていて、突出部がないので、スピンドルモ
ータ7のより一層の薄型化を図ることができる。
【0055】次に、図12を参照しながら、本発明の第
2の実施の形態を説明する。図12には第1の実施の形
態と異なる点のみを示しており、図示しない構成部は第
1の実施の形態と同じであるので説明を省略する。第2
の実施の形態では、ラジアル軸受部材50において、溝
55がロータ30とは反対側の面50yに形成されてい
る。しかも、溝55は、ラジアル軸受部51に形成され
ている。嵌合部53bからラジアル軸受部51に向かっ
て延びる応力伝達経路Aは、その全厚さが溝55によっ
て遮られている。溝55は、円筒形状のラジアル軸受部
51に形成されているので、スラスト荷重を受ける受部
52の強度を損なうことなく、十分な深さを確保するこ
とができる。かしめ予定部53c’がテーパ部19aの
逃げ空間19cに入り込んでかしめ変形部となり、かし
め変形部の外面が面10y、50yと面一をなす点は第
1実施形態と同じである。
【0056】本発明は、上述した第1,第2の実施の形
態に制約されず、種々の形態を採用可能である。例え
ば、ラジアル軸受部材50が第2実施形態と同様の溝5
5を有し、基板の取付穴の内周面がテーパ部を有してい
なくてもよい。すなわち、取付穴の内周面が円筒面をな
していてもよい。この場合、かしめ変形部は、基板10
の面10y,ラジアル軸受部材50の面50yから突出
することになる。
【0057】また、取付穴およびかしめ部の構造を第
1,第2実施形態と同様にし、溝を形成しなくてもよ
い。この場合、テーパ部の逃げ空間にカシメ変形部が逃
げるので、ラジアル軸受部に伝播される応力を低減させ
ることができる。
【0058】
【発明の効果】本発明は、かしめ固定の際のラジアル軸
受部の内周面の変形を抑制でき、かしめ固定後のラジア
ル軸受部のサイジングを省略したり軽減してもスピンド
ルシャフトを安定して支持でき、スピンドルシャフトの
軸振れ等の不都合を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係わるスピンド
ルモータの要部拡大断面図である。
【図2】 第1の実施の形態のスピンドルモータの基板
および軸受を示す平面図である。
【図3】 第1の実施の形態のスピンドルモータにおい
て、軸受部材を基板にカシメ固定する前の状態を示す要
部拡大断面図である。
【図4】 第1の実施の形態のスピンドルモータにおい
て、軸受部材を基板にカシメ固定した後の状態を示す要
部拡大断面図である。
【図5】 フロピーディスク装置の平面図である。
【図6】 フロピーディスク装置のベースとスピンドル
モータを示す分解斜視図である。
【図7】 スピンドルモータを一部切り欠いて示す斜視
図である。
【図8】 ロータを裏側から見た斜視図である。
【図9】 フロッピーディスクカセットを示す斜視図で
ある。
【図10】 フロッピーディスクを示す斜視図である。
【図11】 第1の実施の形態において、かしめ量とラ
ジアル軸受部の内径の変化量との関係を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態を示す要部断面図
である。
【符号の説明】
1 フロッピーディスク装置 7 スピンドルモータ 9 軸受手段 10 基板(ステータ) 19 取付穴 19a 非テーパ部 19b テーパ部 19c 逃げ空間 20 スピンドルモータ 30 ロータ 31 ロータヨーク 50 ラジアル軸受部材 51 ラジアル軸受部 52 受部 53 かしめ固定部 53a 当接部 53b 嵌合部 53c かしめ変形部 55 溝 60 スラスト軸受機構 61 ボール(転動体) A 応力伝達経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D109 BA03 BA12 BB03 BB21 BB22 5H019 AA10 BB01 BB02 BB05 BB09 BB15 BB19 BB20 CC02 CC08 DD06 FF03 5H605 AA08 BB05 BB20 CC04 CC05 EA02 EB06 EB13 EB17 EB21 GG03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータとなる磁性金属製の基板と、前
    記基板に軸受手段を介して回転可能に支持されたスピン
    ドルシャフトと、前記スピンドルシャフトに固定されて
    前記基板と対峙するロータとを備え、前記軸受手段がラ
    ジアル軸受部材を有し、前記ラジアル軸受部材の外周部
    が前記基板の取付穴の周縁にかしめ固定されるかしめ固
    定部となり、前記ラジアル軸受部材の内周部が前記スピ
    ンドルシャフトを回転可能に支持するラジアル軸受部と
    なっているスピンドルモータにおいて、 前記ラジアル軸受部材には、前記かしめ固定部と前記ラ
    ジアル軸受部との間において、溝が形成されていること
    を特徴とするスピンドルモータ。
  2. 【請求項2】 前記溝が、前記ラジアル軸受部を囲む閉
    曲線を描いていることを特徴とする請求項1に記載のス
    ピンドルモータ。
  3. 【請求項3】 前記溝が、前記ラジアル軸受部と同心を
    なす円を描いていることを特徴とする請求項2記載のス
    ピンドルモータ。
  4. 【請求項4】 前記取付穴の内周面は、前記基板の第1
    面に連なる非テーパ部と、前記基板の第2面に連なるテ
    ーパ部を有し、前記ラジアル軸受部材の前記かしめ固定
    部は、前記取付穴の周りの前記第1面に当たる当接部
    と、上記取付穴の非テーパ部に嵌合される嵌合部と、前
    記テーパ部の逃げ空間に入り込むかしめ変形部とを有し
    ていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の
    スピンドルモータ。
  5. 【請求項5】 前記ラジアル軸受部材の前記溝は、前記
    非テーパ部から前記ラジアル軸受部に向かって前記ラジ
    アル軸受部の軸線と直交する方向に延びる応力伝達経路
    を遮っていることを特徴とする請求項4記載のスピンド
    ルモータ。
  6. 【請求項6】 前記溝は、少なくとも前記応力伝達経路
    の前記軸線方向の全厚さを占める深さを有していること
    を特徴とする請求項5記載のスピンドルモータ。
  7. 【請求項7】 前記基板の前記第1面が前記ロータに対
    峙し、前記基板の前記第2面が前記ロータの反対側を向
    いており、前記ラジアル軸受部材の前記ロータとは反対
    側の一方の面が、前記基板の前記第2面と同一平面上に
    あることを特徴とする請求項4〜6のいずれか記載のス
    ピンドルモータ。
  8. 【請求項8】 前記ラジアル軸受部材のかしめ変形部の
    外面が、前記ラジアル軸受部材の前記一方の面および前
    記基板の前記第2面と面一をなしていることを特徴とす
    る請求項7記載のスピンドルモータ。
  9. 【請求項9】 前記ロータが円盤形状のロータヨークを
    有し、前記ラジアル軸受部が円筒形状に形成され、前記
    ラジアル軸受部と前記かしめ固定部との間に前記ロータ
    ヨークと対峙する板形状の受部が設けられ、前記ラジア
    ル軸受部が前記受部から前記ロータに向かって突出して
    おり、 前記受部と前記ロータヨークとの間にスラスト軸受機構
    が配置され、前記スラスト軸受機構の転動体が、前記ラ
    ジアル軸受部の径方向外側に配置されていることを特徴
    とする請求項1〜8のいずれか記載のスピンドルモー
    タ。
  10. 【請求項10】 前記溝が前記ラジアル軸受部におい
    て、前記ロータの反対側の面に形成されていることを特
    徴とする請求項8または9記載のスピンドルモータ。
  11. 【請求項11】 前記溝が、前記ラジアル軸受部材にお
    いて、前記ロータに対峙する面に形成されていることを
    特徴とする請求項1〜9のいずれか記載のスピンドルモ
    ータ。
  12. 【請求項12】 ステータとなる磁性金属製の基板と、
    前記基板に軸受手段を介して回転可能に支持されたスピ
    ンドルシャフトと、前記スピンドルシャフトに固定され
    て前記基板と対峙するロータとを備え、前記軸受手段が
    ラジアル軸受部材を有し、前記ラジアル軸受部材の外周
    部が前記基板の取付穴の周縁にかしめ固定されるかしめ
    固定部となり、前記ラジアル軸受部材の内周部が前記ス
    ピンドルシャフトを回転可能に支持するラジアル軸受部
    となっているスピンドルモータにおいて、 前記取付穴の内周面は、前記基板の第1面に連なる非テ
    ーパ部と、前記基板の第2面に連なるテーパ部を有し、
    前記ラジアル軸受部材の前記かしめ固定部は、前記取付
    穴の周りの前記第1面に当たる当接部と、前記取付穴の
    非テーパ部に嵌合される嵌合部と、上記テーパ部の逃げ
    空間に入り込むかしめ変形部とを有していることを特徴
    とするスピンドルモータ。
  13. 【請求項13】 前記基板の前記第1面が前記ロータに
    対峙し、前記基板の前記第2面が前記ロータの反対側を
    向いており、前記ラジアル軸受部材の前記ロータとは反
    対側の一方の面が、前記基板の前記第2面と同一平面上
    にあり、 前記ラジアル軸受部材のかしめ変形部の外面が、前記ラ
    ジアル軸受部材の前記一方の面および前記基板の前記第
    2面と面一をなしていることを特徴とする請求項12記
    載のスピンドルモータ。
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