JPH0495025A - アルドースリダクターゼ阻害剤 - Google Patents

アルドースリダクターゼ阻害剤

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JPH0495025A
JPH0495025A JP2208128A JP20812890A JPH0495025A JP H0495025 A JPH0495025 A JP H0495025A JP 2208128 A JP2208128 A JP 2208128A JP 20812890 A JP20812890 A JP 20812890A JP H0495025 A JPH0495025 A JP H0495025A
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bis
biphenyl
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mmol
solvent
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JP2208128A
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Yukio Suzuki
幸男 鈴木
Koichi Kuno
久野 浩一
Motoi Shoda
基 正田
Masao Yaso
八十 昌夫
Satoshi Yaginuma
柳沼 慧
Teru Asahi
輝 朝日
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Toyo Jozo KK
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyo Jozo KK
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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    • C07C59/58Unsaturated compounds containing ether groups, groups, groups, or groups
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アルドースリダクターゼ阻害剤に関する。
[従来の技術及びその課題] 現在、アルドースリダクターゼ阻害活性を有するビフェ
ニル誘導体としては、アルドスタチン(特開昭62−2
05095号)及びFR900280(特開平 2−7
2144号)が知られており、糖尿病合併症である白内
障、網膜症、神経症、腎症等の予防あるいは治療への利
用が検討されている。
しかし、さらに、これら化合物より強いアルドースリダ
クターゼ阻害活性を有する物質の開発が求められていた
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、優れたアルドースリダクターゼ阻害物質
を得べく、種々の化合物について、その薬理作用を検索
した結果、下記式(I)で表される新規ピフェニル誘導
体が強いアルドースリダクターゼ阻害活性を有すること
を見出し、本発明を完成した。
従って、本発明の目的は次の一般式(I)(I) (式中、Rは低級アルキルまたはシクロヘキシルメチル
基を示し、nは2または3を示す) で表される化合物またはその塩を有効成分として含有す
るアルドースリダクターゼ阻害剤を提供することである
本発明化合物(I)のうち特に好ましいものとしては、
置換基Rが、炭素数1〜5のアルキル基、シクロヘキシ
ルメチル基等である化合物が挙げられる。
本発明の化合物(I)のうち、nが3てRがメチルの化
合物はすでに公知である[  J。
Indian  Chew、 Soc、 42.86(
1965)]が、その薬薬理用については報告されてい
ない。それ以外の化合物は新規である。
これら式(I)の化合物のうち新規なものは、上記公知
化合物の製造方法に準じて調製することもできるが、以
下の反応式にしたがい、合成することもできる。
すなわち、例えば次の式に従って、式(m)で表される
エステル化合物をハロゲン化アルキル(、V)でアルキ
ル化して式(II )で表される化合物となし、次いで
化合物(II ’)のエステル基を除去することにより
製造される。
(m) (II ) (I) (式中、Rおよびnは前記した意味を有し、R1は加水
分解により脱離される基を示し、Xはハロゲン原子を示
す) エステル化合物(m)のアルキル化反応に用いるハロゲ
ン化アルキル(V)としては、例えば、炭素数1〜5の
ヨウ化アルキル、臭化アルキル、臭化シクロヘキシルメ
チル等が挙げられる。
アルキル化反応は、例えば、D M F、  アセトン
、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ベンゼン、 トル
エン、キシレン、酢酸エチル、メタノール、エタノール
等の反応に関与しない有機溶媒中にエステル化合物(m
)とハロゲン化アルキル(V)を加え、更にこの溶液に
無水炭酸カリウム、無水炭酸ナトリウム等の炭酸アルカ
リ金属、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化
アルカリ金属、トリメチルアミン、トリエチルアミン等
の第三級アルキルアミン、ピリジン又はピコリン、ルチ
ジン、4−ジメチルアミノピリジン等のピリジン誘導体
、1.5−ジアザビシクロ[4゜3.0コーノネンー5
.1.4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン、1
,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセン−7、
ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド等の金属
アルコキシドのような無機又は有機塩基と、必要に応じ
て触媒として銅粉末を加えることにより実施される。
反応は、通常は室温下、ハロゲン化物の反応性が悪い場
合は60〜100°C程度の加熱条件下、2時間〜6日
間撹拌することにより行なわれる。 反応で用いられる
試薬及び触媒の量は、1モル当量の出発原料に対し、ハ
ロゲン化物5〜40モル当量、塩基2〜7モル当量、銅
粉末0.5〜1.5倍重量程度とすることが好ましい。
なお、出発原料であるエステル化合物(III)のうち
、nが2である化合物はすでに公知であり(J、 Or
g、 Chea+、、 46.1991(1981))
、またnが3である化合物(IIIb)は、次の式(V
l)で表される公知の化合物に約180°Cでピリジン
−塩酸を作用させてそのメトキシ基を水酸基に変換し、
次いで得られた化合物(■)のカルボキシル基を低級ア
ルコール等でエステル化することにより容易に調製され
る。
(以  下  余  白  ) (Vl) (■) (I[Ib) 得られた化合物(II )の脱エステル反応は、例えば
、エタノール、メタノール、ジオキサン、テトラヒドロ
フラン、アセトニトリル等の溶媒中、水酸化ナトリウム
、水酸化カリウム等の塩基を加え、室温において1〜4
日間撹拌することにより行なわれる。加えられる塩基の
濃度は、通常1〜3規定程度であり、1モル当量の化合
物(II )に対して8モル当量程度を用いることが好
ましい。
叙上の如くして得られた本発明化合物(1)は、更に必
要によりシリカゲルカラムクロマトグラフィー 再結晶
等の公知の精製手段により精製することができる。
また、本発明化合物(I)は公知の手段によって薬学的
に許容される種々の無機塩、例えばナトリウム、カリウ
ム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム
塩などのアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、有機塩
、例えば公知の有機アミンとの塩とすることも可能であ
る。
例えば、無機塩を得る場合、本発明化合物(I)を所望
の無機塩に対応する少なくとも1当量の水酸化物、炭酸
塩、重炭酸塩を含有する水中に溶かすことが好ましい。
 該反応には、メタノール、エタノール、アセトン、ジ
オキサンなどの水混和性の不活性有機溶媒を混和しても
よい。 例えば、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムま
たは重炭酸ナトリウムを用いることによりナトリウム塩
の溶液が得られス 固形塩が所望の場合、該溶液を蒸発させるか、またはさ
らにフタノール、エチルメチルケトンなどのようなある
程度極性のある水混和性有機溶媒を加え、その固形塩を
得ればよい。
本発明化合物(I)またはその塩をアルドースリダクタ
ーゼ阻害剤として用いるには、有効量の化合物(I)を
そのままで、もしくは公知の担体とともに製剤化して投
与すればよい。
投与方法としては、経口、直腸内、非経口(例えば、静
脈内、筋肉内、皮下、腹腔内、点眼等)の投与方法を利
用することができ、上記製剤化もこれら投与方法に応じ
て行なうことができる。
例えば、剤型としては、錠剤、丸薬、散剤顆粒剤、カプ
セル剤、生薬、注射剤、点眼剤等が挙げられる。 その
製造のためには、これら製剤に応じた各種担体、例えば
、錠剤、顆粒剤、カプセル剤などの経口剤は、澱粉、乳
糖、白糖、マンニット、カルボキシメチルセルロース、
コーンスターチ、無機塩類などの賦形剤、澱粉、デキス
トリン、アラビアゴム、ゼラチン、ヒドロキシプロピル
スターチ、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、結晶
セルロース、エチルセルロース、ポリビニルピロリドン
、マクロゴールなどの結合剤、澱粉、ヒドロキシプロピ
ルスターチ、カルボキシメチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセル
ロースなどの崩壊剤、ラウリル硫酸ナトリウム、大豆レ
シチン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリソルベート80な
どの界面活性剤、タルク、ロウ、水素添加植物油、ショ
糖脂肪酸エステル、ステアリン酸マグネシウム、ステア
リン酸カルシウムなどの滑沢剤、流動性促進剤、矯味剤
、着色剤、香料などを使用することができる。
また、本発明化合物(I)またはその塩は、懸濁液、エ
マルショシ剤、シロップ剤、エリキシル剤としても投与
することができる。
非経口剤は希釈剤として一般に注射用蒸留水、生理食塩
水、ブドウ糖水溶液、注射用植物油、プロピレングリコ
ール、ポリエチレングリコールなどを用いることができ
る。さらに必要に応じ、殺菌剤、防腐剤、安定剤を加え
てもよい。また、この非経口剤は安定性の点から、バイ
アルなどに充填後凍結乾燥し、使用直前に希釈剤で再調
製することもできる。
さらに必要に応じ、適宜、等張化剤、安定剤、防腐剤、
無痛化剤などを加えてもよい。
本発明化合物(I)またはその塩の投与量は、投与経路
、被投与者の年齢、体重、症状等によって異なるが、一
般には、大人−人当り化合物<1)として1日5mg−
1g程度、好ましくは 25mg〜300mg程度とし
、これを1〜3回に分けて投与すればよい。
[作  用  コ 次に以上の如くして調製された本発明化合物(I)につ
いて、その薬理作用及び急性毒性の試験結果を示す。
(1)酵素反応阻害活性の測定法 アルドースリダクターゼの調製及び酵素反応阻害活性の
測定は、ハイマン(Hayman )等の測定t (J
ournal  of  BiologicalChe
mistry 240.8771965年)に基づいて
行なった。 被検液は本発明化合物(I)を少量のメタ
ノールに溶がし、この溶液を蒸留水で10倍量に希釈し
て調製した。酵素であるアルドースリダクターゼとして
は、牛の水晶体由来のアルドースリダクターゼを部分精
製して用いた。
2/15M  リン酸*fii (PH6,0)?:溶
解シた5xlO−5M NADPH溶液2.4mlに1
5mユニット/ m 1の酵素液 0.4ml及び被検
液0.1mlを加え、これを分光光度計中の石英セルに
入れ、37°Cで4分間ブレインキュベーションした。
 次いで、0.015M D、L−グリセルアルデヒド
0.1mlを加えることにより反応を開始させ、37°
Cて4分間、340nmにおける吸光度の減少を追跡し
、以下の式によりアルドースリダクターゼ阻害活性を求
めた。
A:阻害剤を加えた時の酵素反応速度 B:阻害剤を加えない時の酵素反応速度(2)ソルビト
ール蓄積抑制作用 (A)組織培養 ウィスター系雄ラット(7週令)から摘出したレンズ及
び座骨神経を、0.3% トリスアミノメタン、0.8
%NaC1,0,038% KCI、0.025% N
 a 2 HP Oa ・12HaO10,1%グルコ
ース及び−fiHcll 、 85 m 1 / lか
らなる滅菌済み緩衝液で2回洗浄した。
次いで、0.01%ジヒドロストレプトマイシン及び0
.01%ベンジルペニシリンを含有する0、98% T
Cメディウム 199無菌培地にッスイ製)に、培地1
00m1当り2mlの7.5%NaHC○3無菌溶液及
び5.5 m lの無菌子牛胎児血清を加えて調製した
培地で、上記レンズ及び座骨神経を30分間前培養した
。 次いで、被検液および0.9%グルコースを加えた
上記と同組成の培地で20時間培養を行なった。培養は
、37℃、95%空気及び5%C○2存在下で行なわれ
た。
培養後のレンズ及び座骨神経を口紙上に取り、付着して
いる培養液を除去した後、重量を測定した。 次いで、
1mlの冷8%HC10a ヲ加エテ均質化し、110
000Xで10分間遠心分離することにより上滑液を得
た。生じた沈査に0.5mlの冷8%HCI○4溶液を
加え均質化し、上記同様、遠心分離することにより上清
液を得、これを先の上清液と合わせ2N−KOH水溶液
で中和後、蒸留水で5mlに定量した。中和により生じ
た沈澱を3000rpm、10分間の遠心分離で除去す
ることにより、上清液を得、これをソルビトール定量用
試料として用いた。
(B)ソルビトールの定量法 レンズ及び座骨神経中のソルビトールの定量は、各々、
ハーグメイヤー(Bergmeyer )の方法(Jn
 Methods of Enzya+atic An
alysis。
ed、 by  H,U、Bergmeyer、  p
p 1323〜1326゜Academic Pres
s、 New York、 1974)及びマロン(M
alon)等の方法(Diabetes  29 86
1−864、1980 )に従って行なわれた。
上記で得たソルビトール定量用試料0.5mlに1mλ
(NAD’含有0.1Mグリシン−KOH(pH9,4
)緩衝液0.9ml及び20 ユニット/ m 1ソル
ピトールデヒドロケナーゼ0.1mlを加え、37℃で
1時間インキュベーションした。
定量用試料がレンズの場合は、340nmにおける吸光
度の増加分を反応により生じたNADH量とすることに
より、また座骨神経の場合には、励起波長366nm及
び蛍光波長425nmにおいて蛍光測定することにより
それぞれ組織中のソルビトール量を求めた。
ソルビトール蓄積抑制作用(アルドースリダクターゼ阻
害活性)は、ソルビトール量から以下の式により求めた
キシ−5,5°−ビス(3−カルボキシプロピル)ビフ
ェニルジエステル自体はいずれもアルドースリダクター
ゼ阻害活性およびソルビトール蓄積抑制活性を示さなか
った。
−C A:阻害剤を加えて培養した時の組織重量当りのソルビ
トール量 B:阻害剤を加えないで培養した時の組織重量当りのソ
ルビトール量 Cニゲルコースを添加しない培地で、阻害剤なしで培養
した時の組織重量当りのソルビトール量 上記の試験(1)および(2)の結果を第1表に示す。
なお、本発明化合物(I)の中間体であるジエステル体
(II )、例えば参考例1〜8の目的物、ならびに2
,2′−ジメト(以  下  余  白  ) (3)急性毒性値 本発明化合?!+(I)、例えば実施例1〜8に記載の
目的物ならびに2,2゛−ジメトキシ−5,5’−ビス
(3−カルボキシプロピル)ビフェニルを各々蒸留水に
懸濁し、少なくとも等モル量のNaOH水溶液を加えて
完全に溶解し、その水溶液のpHを6.5〜7.0に調
製した後、400 m g / 20 m l / k
 gを5TD−DDY系マウス(5退会、1群3匹)に
経口投与し、10日間観察した。
その結果、いずれの投与群においても死亡例はなかった
[発明の効果] 本発明化合物は、上記に示す試験結果から明らかなよう
に優れたアルドースリダクターゼ阻害活性と安全性を有
するので、白内障、網膜症、神経症、腎症、角膜症、糖
尿病性ブドウ膜炎等の疾病の予防あるいは治療に用いる
アルドースリダクターゼ阻害剤として有利に使用するこ
とができる。
[実施例] 次に、参考例および実施例を挙げ、本発明を更に詳しく
説明する。
参考例1 2.2゛−ジメトキシ−5,5′−ビス(2−エトキシ
カルボニルエチル) ビフェニルの合成: 2.2′−ジヒドロキシ−5,5′−ビス(2−エトキ
シ力ルポニルエチル)ビフェニル200mg(0,51
81mmol)とヨウ化メチル2.316ml (20
,72mmol)のDMF5ml溶液に、無水炭酸カリ
ウム572mg (2,072mmol)と銅粉末を加
え、室温で4日間、さらに60℃で2日間撹拌した。 
反応混合物をセライトで吸引濾過し、固形物を除き酢酸
エチルで洗浄した。 反応混合物の溶媒を減圧で留去し
た後、残漬をクロロホルムに溶解した。 これを希塩酸
、希炭酸水素ナトリウム水溶液、水、食塩水で順次洗浄
した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を留去
し得られた残漬をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ワコーケル、C−200,20g;溶出溶媒、 トル
エン、トルエン:酢酸エチル=50:  1)で精製し
、2.2′−ジメトキシ−5,5°−ビス(2−エトキ
シカルボニルエチル)ビフェニル 182mg (0,
4396mmol;  85%)を油状物質として得た
’H−NMR(CD Cl 3) δ(ppm) 1.24(6H,t、2CH3)、  2.61(4H
,t、2CH2)、2.92 (4H。
t、2CH2)、3.74 (6H,s。
2CHa)、4.13 (4H,q、2CH2)6.8
−7.2 (6H,m、arom−H)M S (FA
B)   414 (M”)参考例2 2.2°−ジェトキシ−5,5”−ビス(2−エトキシ
カルボニルエチル) ビフェニルの合成: 2.2′−ジヒドロキシ−5,5′−ビス(2−エトキ
シ力ルポニルエチル)ビフェニル200mg(0,51
81mmol)のエタノール溶液に、ナトリウムエトキ
シドの 0.5217N−xタノール溶液2.18m1(1,1
398mmol)を加え、溶媒を留去した。 残置を十
分に乾燥した後、DMF  5mlに溶解し、ヨウ化エ
チル0.211m1(2,5905m01)を加え、室
温で4時間撹拌した後、ナトリウムエトキシド 28.
2mg (0,4144mmol)のDMF懸濁液をさ
らに加え、1時間撹拌した。 反応混合物の溶媒を減圧
で留去し、残置にクロロホルムを加えた。 これを食塩
水で3度洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶
媒を留去した。 得られた残置をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ワコーゲル、C−200,20g;溶
出溶媒、トルエン、 トルエン:酢酸エチル=100:
  1)で精製し、化合物2.2′−ジェトキシ−5,
5”−ビス(2−エトキシカルボニルエチル)ビフェニ
ル 188.2mg(0,4258mmol、82%)を油
状物質として得た。
’H−NMR(CDC13) δ(1)pm) 1.23 (6H,t、2CHa)、1.25(6H,
t、20Hs)、2.61 (4H。
t、20H2)、2.91 (4H,t。
2CH2)、3.97 (4H,q、2CH2)4.1
3(4H,q、2CH2)、6.8−7.2 (6H,
m、arom−H) M S (FAB)   442 (M9)参考例3 2.2°−ジプロポキシ−5,5”−ビス(2−エトキ
シカルボニルエチル)ビ フェニルの合成: 2.2′−ジヒドロキシ−5,5゛−ビス(2−エトキ
シカルボニルエチル)ビフェニル200mg (0,5
181mmol)のエタノール溶液に、ナトリウムエト
キシドの 0.5478N−xタノール溶液3.78m1(2,0
724mmol)を加え、溶媒を留去した。 残置を十
分に乾燥した後、DMF 5mlに溶解し、臭化プロピ
ル0.238m1(2,591mmolJを加え、室温
で15時間撹拌した後、ヨウ化プロピル0.255m1
 (2,591mmol)を加え、さらに3時間後にナ
トリウムエトキシド70.5mg(1,0362mmo
l)のDMF懸濁液を加え、4時間撹拌した。 反応混
合物の溶媒を減圧で留去し、残置にクロロホルムを加え
た。
これを食塩水で3度洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した後、溶媒を留去した。 得られた残置をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(ワコーゲル、C−200,
50g;溶出溶媒、ヘキサン、ヘキサン:酢酸エチル=
60:  1,40:  1,35:  1,30: 
 1゜25:1)で精製し、化合物2,2゛−ジプロポ
キシ−5,5′−ビス(2−エトキシカルボニルエチル
)ビフェニル 129mg(0,2742mmol、5
3%)を油状物質として得た。
’HNMR(CDC13) δ(p pm) 0.85 (6H,t、2CH3)1.23(6H,t
、2CH3)、  1.63 (4H。
m、2CH2)、2.4−2.7 (4H,m。
2CH2)、2.7−3.0 (4H,m。
2CH2)、3.83 (4H,t、2CH2)4.1
2 (4H,q、2CH2)、6.7−7.2 (6H
,m、arom−H) M  S (FAB)   470 (M”)参考ff
l14 2.2”−ジシクロへキシルメトキシ−5,5゛−どス
(2−エトキシ力ルポニルエチルンビフェニルの合成: 2.2°−ジヒドロキシ−5,5°−ビス(2−エトキ
シカルボニルエチル)ビフェニル200mg (0,5
181mmol)と臭化シクロヘキシルメチル0.73
0m1 (5,181mmo 1 )  のDMF5ml溶液に
、無水炭酸カリウム 286mg (2,0724mm
ol)と銅粉末を加え、室温で24時間撹拌した。 反
応混合物をセライトで吸引濾過し、固形物を除き酢酸エ
チルで洗浄した。 反応混合物の溶媒を減圧で留去した
後、残漬をクロロホルムに溶解した。 これを希塩酸、
冷戻酸水素ナトリウム水溶液、水、食塩水で順次洗浄し
た徨、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を留去し
得られた残漬をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
ワコーゲル、C−200,20g;溶出溶媒、ヘキサン
、ヘキサン:酢酸エチル=25:  1)で精製し、2
.2°−ジシクロへキシルメトキシ−5,5′−ビス(
2−エトキシカルボニルエチル)ビフェニル91mg 
(0,1574mmol;30%)を油状物質として得
た。
’H−NMR(CD C13) δ(ppm) 0.8−1.8 (22H、m 、cyclohexy
l−H)1.24  (6H,t、2CH3>、  2
.’58(4H、t 、 2 CH2) 、  2 、
89 (4H。
t、2CH2)、  3.65  (4H,d。
2CH2)、  4.13 (4H,q、2CH2)6
.8−7.2 (6H,m、arom−H)M  S 
 (FAB)   578  (M゛)実施例 1 2.2′−ジメトキシ−5,5゛−ビス(2−カルボキ
シエチル)ビフェニル の合成: 参考例1で得られた2 、2 ’−ジメトキシー5.5
゛−ビス(2−エトキシカルボニルエチル)ビフェニル
 170mg (0,4111+nm01)のエタノー
ル10ml溶液にIN−水酸化ナトリウム3.3ml 
(3,3mmol)を加え、室温で24時間撹拌した。
 反応混合物の溶媒を減圧で留去し、残漬に水を加えた
これをIN−塩酸でpH1〜2に調節した。
生じた固体を濾過、水洗、乾燥し、標題化合物145m
g (0,4056mmo 1.99%)を白色固体と
して得力。
HNMR(CD C13) δ(ppm) 2.58 (4H,’t、2CH2)、2.87(4H
、t 、 2 CH2) 、  3 、70 (6H。
S、2CH3)、6.9−7.2 (6H,m。
arom−H) M S (FAB)   357 (M−H)実施例2 2.2′−ジェトキシ−5,5′−ビス(2−カルボキ
シエチル)ビフェニル の合成: 参考例2で得られた2、2”−ジェトキシ−5,5”−
ビス(2−エトキシカルボニルエチル)ビフェニル 1
72mg (0,3891mm01)のエタノール10
ml溶液にIN−水酸化ナトリウム3.1ml (3,
1mmol)を加え、室温で一夜撹拌した。 反応混合
物の溶媒を減圧で留去し、残漬に水を加えた。 これを
IN−塩酸でpH1〜2に調節した。 生じf:固体を
濾過、水洗、乾−燥し、標題化合物129.6mg (
0,3358mmol、  86%)を白色固体として
得た。
IH−NMR(CDC13) δ(Ppm) 1.28゛(6H,t、2CHa)、2.59(4H,
t、2CH2)、2.95 (4H。
t、2CH2)、4.01 (4H,q。
2CH2)、6.8−7.2 (6H,m。
arom−H) MS(FAB)   387(M+H)”実施例3 2、・2”−ジプロポキシ−5,5”−ビス(2−カル
ボキシエチル)ビフェニル の合成: 参考例3で得られた2、2゛−ジプロポキシ−5,5”
−ビス(2−エトキシカルボニルエチル)ビフェニル 
182.9mg (0,2742mmol)のエタノー
ル7ml溶液にIN−水酸化ナトリウム 2.2ml 
(2,2mm。
l)を加え、室温で2日間撹拌した。 反応混合物の溶
媒を減圧で留去し、残漬に水を加えた。これをIN−塩
酸でpH1〜2ζ;調節した。 生じた固体を濾過、水
洗、乾燥し、標題化合物 108.4mg (0,26
18mmol、95%)を白色固体として得た。
’H−NMR(MeOH−d4) δ(ppm) 0.89 (6H,t、2CH3)、1.64(4H,
m、2CH2)、2.4−2.7(4H,m、2CH2
)、2.7−3.0(4H,m、2CH2)、3.86
 (4H。
t、2CH2)、6.8−7.2  (6H,m。
arom−H) MS(FAB)   413(M−H)一実施例4 2.2°−ジシクロへキシルメトキシ−5,5°−ビス
(2−カルボキシエチル)ビフェニルの合成: 参考例4で得られた2、2°−ジシクロヘキシルメトキ
シ−5,5”−ビス(2−エトキシカルボニルエチル)
ビフェニル 86.7mg(0,1500mmol)の
エタノール 3.6ml溶液にIN−水酸化ナトリウム
1.2m1(1,2mmol)を加え、室温で24時間
撹拌した。 反応混合物の溶媒を減圧で留去し、残漬に
水を加えた。これをIN−塩酸でpH1〜2に調節した
。 生じた固体を濾過、水洗、乾燥し、標題化合物75
.9mg (0,1454mmol、97%)を白色固体として得
た。
’H−NMR(CD Cl a) δ(ppm) 0.8−1.8 (22H、m 、cyclohexy
l−H)2.59 (4H,t、2CH2)、2.93
(4H,t、2CH2)、3.66 (4H。
d、20H2)、6.7−7.2 (6H,m。
arom−H) M  S (FAB)    523 (M十H)’″
参考例5 2.2°−ジェトキシ−5,5”−ビス(3−メトキシ
カルボニルプロピル)ビフェニルの合成: 2.2°−ジヒドロキシ−5,5°−ビス(3−メトキ
シカルボニルプロピル)ビフェニル255mg (0,
6617mmol)のメタノール溶液に、ナトリウムエ
トキシドの0.4956N−1タノール溶液4.01m
1(1,9851mmol)を加え、溶媒を留去した。
 残置を十分に乾燥した後、D M F 5 mlに溶
解し、ヨウ化エチル0.270m1(3,309mmo
l)を加え、室温で4時間撹拌した後、さらにナトリウ
ムエトキシド35.7mg(0,6617mmol)の
DMF!!!濁液を加え、1時間撹拌した。 反応混合
物の溶媒を減圧で留去し、残置にクロロホルムを加えた
。 これを食塩水で3度洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した後、溶媒を留去した。 得られた残置をシリカ
ゲルカラ2ムクロマトグラフイー(ワコーゲル、C−2
00、20g; 溶出溶媒、 トルエン、 トルエン:
酢酸エチル=100:  1,80:  1)で精製し
、2.2゛−ジェトキシ−5,5″−ビス (3−メト
キシカルボニルプロピル)ビフェニル191mg(0,
4321mmol、65%)を油状物質として得た。
’H−NMR(CDC13) δ(ppm) 1.25(6H,t、2CH3)、1.95(4H,m
、2CH2)、2.35(4H。
t、2CH2)、2.61 (4H,t。
2CH2)、3.66 (6H,S、2CH3)3.9
7 (4H,Q、2CH2)、6.8−7.2 (6H
,m、arom−H) M S (FAB)   442 (M”)参考例6 2.2゛−ジプロポキシ−5,5”−ビス(3−メトキ
シカルボニルプロピル) ビフェニルの合成: 2.2”−ジヒドロキシ−5,5°−ビス(3−メトキ
シカルボニルプロピル)ビフェニル143mg (0,
3350mmol)のメタノール溶液に、ナトリウムエ
トキシドの0.4956N−メタノール溶液 1.35
m1(0,670mmo 1 )を加え、溶媒を留去し
た。 残置を十分に乾燥した後、DMF  5mlに溶
解し、ヨウ化プロピルO,,165m1(1,675m
mol)を加え、室温で2時間撹拌した後、ナトリウム
エトキシド 28.2mg (0,4144mmol)
のDMF懸濁液をさらに加え、1時間撹拌した。 反応
混合物の溶媒を減圧で留去し、残置にクロロホルムを加
えた。 これを食塩水で3度洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した後、溶媒を留去した。 得られた残置をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲル、 C
−200,20g; 溶出溶媒、ヘキサン、ヘキサン:
酢酸エチル=16:  1)で精製し、化合物2゜2′
−ジプロポキシ−5,5゛−ビス(3−メトキシカルボ
ニルプロピル)ビフェニル94mg(0,2000mm
ol、60%)を油状物質として得た。
’HNMR(CD C13) δ(ppm) 0.85 (6H,t、2CH3)、1.3−2.1 
(8H,m、2 CH2,2CH2)。
2.1−2.4 (4H,m、2CH2)。
2.4−2.7 (4H,m、2CH2)。
3.65 <6H,S、2CH3>、3.83(4H,
t、2CH2)、6.7−7.2(6H,m、arom
−H) M S (FAB)   470 (M′″)参考例7 2.2′−ジペンチルオキシー5.5′ビス(3−メト
キシカルボニルプロピ ル)ビフェニルの 合成: 2.2′−ジヒドロキシ−5,5゛−ビス(3−メトキ
シ力ルポニルプロビル)ビフェニル400mg (1,
0363mmol)と臭化ペンチル0.530m1 (
4,145mmol)のDMF10ml溶液にDBIJ
  1.14m1(7,4613mmol)を加え、室
温で2日間撹拌し、さらに、臭化ペンチル0.795m
1 (6,218mmol)を加え、65℃で一晩撹拌
し、これに、ヨウ化ペンチル 0.136m1 (1,0363mm、ol)を加え、
−晩撹拌した。 反応混合物の溶媒を減圧で留去した後
、残置をクロロホルムに溶解した。これを希塩酸、水、
食塩水で順次洗浄した復、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
六〇  溶媒を留去し、得られたi査をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ワコーゲル、C−200、40
g;溶出溶媒、ヘキサン、ヘキサン:酢酸エチル=20
:  1.10:1)でM製し、2.2′−ジペンチル
オキシー5.5゛−ビス(3−メトキシカルボニルプロ
ピル)ビフェニル313.2mg (0,5954mm
ol。
57%)を油状物質として得た。
’H−NMR(CDC13) δ (ppm) 0.83  (6H,t、2GHz)、  1.0−1
.8  (12H,m、6CH2)、  1.8−2.
1  (4H,m、2CH2)、   2.34 (4
H,t、2CH2)、  2.61  (4H,t。
2CH2)、  3.66  (6H,S、2CH1)
3.86  (4H,t、2CH2)、  6.7−7
.2  (6H,m、arom−H)M  S  (F
AB)   526  (M”)参考例8 2.2′−ジシクロへキシルメトキシ−5,5”−ビス
(3−メトキシカルボニルプロピル)ピフェニルの合成
= 2.2゛−ジヒドロキシ−5,51−ビス(3−メトキ
シ力ルポニルプロビル)ピフェニル250mg (0,
6477mmol)と臭化シクロヘキシルメチル0.9
20m1 (6,477mmol)のD M F 5 m l溶液
に、無水炭酸カリウム360mg (2,5907mm
ol)と銅粉末を加え、100°Cで一晩撹拌した。 
反応混合物をセライトで吸引濾過し、固形物を除き酢酸
エチルで洗浄した。 反応混合物の溶媒を減圧で留去し
た後、残漬をクロロホルムに溶解した。 これを希塩酸
、冷戻酸水素ナトリウム水溶液、水、食塩水で順次洗浄
した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。  溶媒を留
去し、得られた残漬をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(ワコーゲル、C−200,12g:溶出溶媒、ヘ
キサン、ヘキサン:酢酸エチル=25:  1)で精製
し、2.2゛−ジシクロへキシルメトキシ−5,5”−
ビス(3−メトキシカルボニルプロピル)ピフェニル2
24mg (0,3877mm。
1: 60%)を白色固体として得た。
’H−NMR(CD C1g) δ(ppm) 0.6−2.2 (26H,m、 cyclohexy
l−H,2CH2)、2.34 (4H,t。
2CH2)、2.60 (4H,t、2CHa)。
3.65 (4H,d、20H2)、3.66(6H,
S、2CHa)、  6.7−7.2  (6H,m、
arom−H) M  S  (FAB)    57s  (M+)実
施例5 2.2°−ジェトキシ−5,5”−ビス(3−カルボキ
シプロピル)ピフェニルの合成: 参考例5で得られた2、2′−ジェトキシ−5,5′−
ビス(3−メトキシカルボニルプロピル)ピフェニル 
183.3mg (0,4147mmol)のエタノール 10m1溶液
にIN−水酸化ナトリウム3.3 m l(3,3mm
ol)を加え、室温で24時間撹拌した。 反応混合物
の溶媒を減圧で留去し、残漬に水を加えた。 これをI
N−塩酸でpH1〜2に調節した。 生じた固体を濾過
、水洗、乾燥し、標題化合物164mg (0,396
6mmol、96%)を白色固体として得た。
’H−NMR(CDCIs) δ(ppm) 1.25(6H,t、2CH3)、  1.96(4H
,m、2CH2)、  2.37  (4H。
t、2CH2)、  2.64  (4H,t。
2−CH2)、  3.97  (4H,Q、20H2
)6.8−7.2  (6H,m、arom−H)M 
 S  (FAB)     414  (M’″)実
施例6 2.2°−ジプロポキシ−5,5”−ビス(3−カルボ
キシプロピル)ピフェニ ルの合成: 参考例6で得られた2、2°−ジプロポキシ−5,5°
−ビス(3−メトキシカルボニルプロピル)ピフェニル
93.1mg (0,2106mmol)のメタノール5ml溶液に、
IN−水酸化ナトリウム1.7 m l(1,7mmo
l)を加え、室温で2日間撹拌した。 反応混合物の溶
媒を減圧で留去し、残漬に水を加えた。 これをエーテ
ルで洗浄した後、IN−塩酸、0.IN−塩酸でpHを
約3に調節した。 生じた固体を酢酸エチルで抽出し、
水、食塩水で順次洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥した
。 溶媒を減圧で留去し、標題化合物58.8mg (
0,1330mmol、63%)を白色固体として得た
’H−NMR(CD C13) δ(ppm) 0.85 (6H,t、2CH3)、1.4−2.2 
(8H,m、2CH2,2CH2)。
2.37 (4H,t、2CH2)、2.63(4H、
t 、 2 CH2) 、  3 、83 (4H。
t 、2 CH2)、  6.7−7.2 (6H,m
arom−H) M S (FAB)   441 (M−H)実施例7 2.2’−ジベンチルオキシ−5,5゜ビス(3−カル
ボキシプロピル)ビ フェニルの合成: 参考例7で得られた2、2゛−ジペンチルオキシー5.
5°−ビス(3−メトキシカルボニルプロピル)ビフェ
ニル156.6mg(0,2977mmol)のメタノ
ール7ml溶液に、IN−水酸化ナトリウム 2.4 
m l(2,4mmol)を加え、室温で24時間撹拌
した。 反応混合物の溶媒を減圧で留去し、残渣に水を
加えた。 これをエーテルで洗浄した後、IN−塩酸、
0.1N−塩酸でpHを約3に調節した。 生じた固体
を酢酸エチルで抽出し、水、食塩水で順次洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧で留去し、標
題化合物69.9mg  (0,1404mmol、4
7%)を白色固体として得た。
’H=N MR(CD Cl 3) δ(ppm) 0.82 (6H,t、2CHs)。
1.0−1.8 (12H,m、6 CH2)。
1.8−2.2 (4H,m、2CH2)。
2.36 (4H,t、2CH2)、2.63(4H,
t、2CH2)、3.85 (4H。
t、2CH2)、6.7−7.2 (6H,m。
arom−H) M  S  (FAB)     498  (M”)
実施例8 2.2′−ジシクロへキシルメトキシ−5,5”−ビス
(3−カルボキシプロピル)ビフェニルの合成: 参考例8で得られた2、2′−ジシクロへキシルメトキ
シ−5,5°−ビス(3−メトキシカルボニルプロピル
)ビフェニル89.9mg (0,1555mmol)
のメタノール4ml溶液に、IN−水酸化ナトリウム1
.3ml (1,3mmo 1)を加え、室温で4日間
撹拌した。 反応混合物の溶媒を減圧で留去し、残渣に
水を加えた。 これをエーテルで洗浄した後、IN−塩
酸、O,lN−塩酸でpHを約3に調節した。 生じた
固体を酢酸エチルで抽出し、水、食塩水で順次洗浄し無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。 溶媒を減圧で留去し、
標題化合物62.7mg (0,114mmol、73
%)を白色固体として得た。
IH−NMR(CDC13) δ (ppm) 0.6−2.2  (26H,m、2CH2゜cycl
ohexyl−H,2CH2)、  2.36  (4
H,t、2CH2)、  2.63  (4H,t。
2 CH2)、  3.65  (4H,d、2 CH
2)。
6−7−7.2  (6H,m、arom−H)M  
S  (FAB)    550  (M”)実施例9 2.2°−ジメトキシ−5,5゛−ビス(3−カルボキ
シプロピル)ビフェニルジ ナトリウム塩の製造: 公知の2,2゛−ジメトキシ−5,5゛−ビス(3−カ
ルボキシプロピル)ビフェニル386mg (1mmo
l)を蒸留水50m1に懸濁し、これにlN−NaOH
水溶液水溶液2加l溶解した。この溶液を減圧下濃縮後
、凍結乾燥して表標記化合物427mgを得た。
上記と同様にして実施例2〜4および6〜8に記載の本
発明化合物(I)を各々ジナトリウム塩に調製すること
ができる。
実施例10 カ  プ  セ  ル  剤: 下記の処方に従って200mgの成分を1号カプセルに
充填してカプセル剤を調製した。
(成分) 2.2°−ジメトキシ−5,5°−ビス(3−カルポキ
シプロビル)ビフェニルジナトリウム塩       
     50mg乳   糖           
     50mgコーンスターチ         
80mg結晶セルロース        16mgステ
アリン酸カルシウム     4mg実施例11 2.2′−ジメトキシ−5,5°−ビス(2−カルボキ
シエチル)ビフェニルジ ナトリウム塩の製造: 実施例1で得た2、2゛−ジメトキシ−5゜5°−ビス
(2−カルボキシエチル)ビフェニル358mg (1
mmol)を蒸留水50m1に懸濁し、これにlN−N
aOH水溶液水溶液2加l溶解した。この溶液を減圧上
濃縮後、凍結乾燥して標記化合物400mgを得た。
実施例12 カ  プ  セ  ル  剤: 実施例10において、2.2”−ジメトキシ5.5°−
ビス(3−カルボキシプロピル)ビフェニルジナトリウ
ム塩の代わりに2.2゛ジメトキシ−5,5′−ビス(
2−カルボキシエチル)ビフェニルジナトリウム塩を用
いてカプセル剤を得た。
実施例13 2.2°−ジェトキシ−5,5”−ビス(3−カルボキ
シプロピル)ビフェニル ジナトリウム塩の製造: 実施例5で得た2、2”−ジェトキシ−5゜5”−ビス
(3−カルボキシプロピル)ビフェニル414mg (
1mmol)を蒸留水50m1に懸濁し、これにlN−
NaOH水溶液水溶液2加lて溶解した。この溶液を減
圧下濃縮徨、凍結乾燥して標記化合物455mgを得た
実施例14 カ  プ  セ  ル  剤: 実施例10において、2.2°−ジメトキシ−5,5’
−ビス(3−カルボキシプロ5ビル)ビフェニルジナト
リウム塩の代わりに2,2゜−ジェトキシ−5,5°−
ビス(3−カルボキシプロピル)ビフェニルジナトリウ
ム塩を用いてカプセル剤を得た。
以   上

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ ( I ) (式中、Rは低級アルキルまたはシクロヘ キシルメチル基を示し、nは2または3を 示す) で表される化合物またはその塩を有効成分 として含有することを特徴とするアルドー スリダクターゼ阻害剤。
  2. (2)2,2′−ジメトキシ−5,5′−ビス(3−カ
    ルボキシプロピル)ビフェニルま たはその塩を有効成分として含有するアル ドースリダクターゼ阻害剤。
  3. (3)2,2′−ジエトキシ−5,5′−ビス(3−カ
    ルボキシプロピル)ビフェニルまた はその塩を有効成分として含有するアルド ースリダクターゼ阻害剤。
  4. (4)2,2′−ジエトキシ−5,5′−ビス(3−カ
    ルボキシエチル)ビフェニルまたは その塩を有効成分として含有することを特 徴とするアルドースリダクターゼ阻害剤。
JP2208128A 1990-08-08 1990-08-08 アルドースリダクターゼ阻害剤 Pending JPH0495025A (ja)

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AT91307304T ATE138364T1 (de) 1990-08-08 1991-08-08 Hemmungsstoff für aldosereduktase
US07/742,352 US5155259A (en) 1990-08-08 1991-08-08 Aldose reductase inhibitor
EP91307304A EP0473308B1 (en) 1990-08-08 1991-08-08 Aldose reductase inhibitor
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