JPH0494417A - 燃料噴射式2サイクルエンジン - Google Patents
燃料噴射式2サイクルエンジンInfo
- Publication number
- JPH0494417A JPH0494417A JP2213472A JP21347290A JPH0494417A JP H0494417 A JPH0494417 A JP H0494417A JP 2213472 A JP2213472 A JP 2213472A JP 21347290 A JP21347290 A JP 21347290A JP H0494417 A JPH0494417 A JP H0494417A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cavity
- air
- fuel
- fuel injection
- port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000446 fuel Substances 0.000 title claims abstract description 63
- 238000002347 injection Methods 0.000 title claims abstract description 34
- 239000007924 injection Substances 0.000 title claims abstract description 34
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 title claims description 25
- 230000002000 scavenging effect Effects 0.000 claims abstract description 25
- 239000000203 mixture Substances 0.000 abstract description 25
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/12—Other methods of operation
- F02B2075/125—Direct injection in the combustion chamber for spark ignition engines, i.e. not in pre-combustion chamber
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、燃料噴射式2サイクルエンジンの燃焼室に
関する。
関する。
(従来の技術)
ガソリンエンジンでは、不整燃焼を防止し、高効率燃焼
を実現するため、燃焼室の形状を種々工夫することが行
われている(例えば、特開昭62−32214号公報)
。
を実現するため、燃焼室の形状を種々工夫することが行
われている(例えば、特開昭62−32214号公報)
。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、従来のものでは、燃料噴射弁から噴射さ
れた燃料が燃焼室内で拡散し易いために混合気への点火
について遅れがみられるなど、必ずしも満足のゆくもの
ではない。
れた燃料が燃焼室内で拡散し易いために混合気への点火
について遅れがみられるなど、必ずしも満足のゆくもの
ではない。
そこで、点火プラグの放電部を例えば燃焼室内の中央部
に大きく突出させることが考えられるが、このようにす
ると、この放電部が燃焼熱によって損傷し易くなるとい
う問題がある。
に大きく突出させることが考えられるが、このようにす
ると、この放電部が燃焼熱によって損傷し易くなるとい
う問題がある。
(発明の目的)
この発明は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、燃料噴射弁を用いた場合に、点火プラグの放電部が
燃焼熱で損傷されることを防止して点火が速やかに行わ
れるようにし、もって、高効率燃焼が得られるようにす
ることを目的とする。
で、燃料噴射弁を用いた場合に、点火プラグの放電部が
燃焼熱で損傷されることを防止して点火が速やかに行わ
れるようにし、もって、高効率燃焼が得られるようにす
ることを目的とする。
(発明の構成)
上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするところ
は、シリンダの径方向一側壁に掃気ポートを設け、他側
壁に排気ポートを設け、シリンダの軸心に沿った断面で
みて燃焼室を構成するほぼ半円形凹状のキャビティをシ
リンダヘッドに形成し、上記キャビティの頂部をシリン
ダの軸心よりも掃気ポート側に偏位させ、かつ、上記頂
部よりも掃気ポート側のキャビティ内面近傍に燃料噴射
弁の燃料噴射口を位置させ、更に、同上頂部よりも排気
ポート側のキャビティ内面近傍に点火プラグの放電部を
臨ませた点にある。
は、シリンダの径方向一側壁に掃気ポートを設け、他側
壁に排気ポートを設け、シリンダの軸心に沿った断面で
みて燃焼室を構成するほぼ半円形凹状のキャビティをシ
リンダヘッドに形成し、上記キャビティの頂部をシリン
ダの軸心よりも掃気ポート側に偏位させ、かつ、上記頂
部よりも掃気ポート側のキャビティ内面近傍に燃料噴射
弁の燃料噴射口を位置させ、更に、同上頂部よりも排気
ポート側のキャビティ内面近傍に点火プラグの放電部を
臨ませた点にある。
(作 用)
上記構成による作用は次の如くである。
ピストン4が上昇するときには、シリンダ2内の空気は
キャビティll内を押し上げられる。この場合、キャビ
ティ11はほぼ半円形凹状をなし、その頂部13はシリ
ンダ2の軸心2aよりも副掃気ポート(掃気ポート)7
側に位置しているにのため、上記ピストン4の上昇によ
って押し上げられるシリンダ2内の空気30は、まず、
上記頂部13よりも副掃気ポート(掃気ポート)7例の
キャビテイ11内面に沿って上昇し、その後の空気30
′は、頂部13を通って、この頂部13よりも排気ポー
ト9側のキャビテイ11内面に向うよう流れる。
キャビティll内を押し上げられる。この場合、キャビ
ティ11はほぼ半円形凹状をなし、その頂部13はシリ
ンダ2の軸心2aよりも副掃気ポート(掃気ポート)7
側に位置しているにのため、上記ピストン4の上昇によ
って押し上げられるシリンダ2内の空気30は、まず、
上記頂部13よりも副掃気ポート(掃気ポート)7例の
キャビテイ11内面に沿って上昇し、その後の空気30
′は、頂部13を通って、この頂部13よりも排気ポー
ト9側のキャビテイ11内面に向うよう流れる。
一方、燃料噴射弁15の燃料噴射口は上記頂部13より
も副掃気ポート(掃気ポート)7例のキャビテイ11内
面近傍に位置させられていて、かつ、点火プラグ27.
28の各放電部27a。
も副掃気ポート(掃気ポート)7例のキャビテイ11内
面近傍に位置させられていて、かつ、点火プラグ27.
28の各放電部27a。
28aは同上頂部13よりも排気ポート9例のキャビテ
イ11内面近傍に臨んでいる。
イ11内面近傍に臨んでいる。
このため、上記頂部13よりも副掃気ポート(掃気ポー
ト)7側のキャビテイ11内面に沿って上昇する前記空
気30に対し上記燃料噴射弁15による噴射が行われる
こととなる。そして、この噴射された燃料は、前記した
その後の空気30′と共に濃い混合気として頂部13を
越えて排気ポート9例のキャビティ11に臨んでいる放
電部27a、28aに向わされる。このため、これら放
電部27a、28aによる点火放電は上記した濃い混合
気層に対し行われ、よって、混合気の点火は速やかに行
われる。
ト)7側のキャビテイ11内面に沿って上昇する前記空
気30に対し上記燃料噴射弁15による噴射が行われる
こととなる。そして、この噴射された燃料は、前記した
その後の空気30′と共に濃い混合気として頂部13を
越えて排気ポート9例のキャビティ11に臨んでいる放
電部27a、28aに向わされる。このため、これら放
電部27a、28aによる点火放電は上記した濃い混合
気層に対し行われ、よって、混合気の点火は速やかに行
われる。
(実施例)
以下、この発明の実施例を図面により説明する。
図中符号lは予圧縮式の並列三気筒2サイクルエンジン
で、このエンジンlは軸心2aが縦向きの三つのシリン
ダ2、これらシリンダ2上に取り付けられたシリンダヘ
ッド3、同上各シリンダ2内に上下摺動自在に嵌入され
たピストン4、および、このピストン4とクランク軸(
図示せず)とを結ぶ連接棒5を備えている。
で、このエンジンlは軸心2aが縦向きの三つのシリン
ダ2、これらシリンダ2上に取り付けられたシリンダヘ
ッド3、同上各シリンダ2内に上下摺動自在に嵌入され
たピストン4、および、このピストン4とクランク軸(
図示せず)とを結ぶ連接棒5を備えている。
上記各シリンダ2は互いに同形同大で、各シリンダ2の
第2図中矢印Aで示す径方向一側壁には掃気ポートであ
る副掃気ポート7が設けられ、この副掃気ポート7をシ
リンダ2の周方向から挟むようにして一対の主掃気ポー
ト8.8が設けられている。また、上記シリンダ2の径
方向他側壁には排気ポート9が形成され、第2図中符号
14は、シリンダ2の軸心2aを通り上記径方向に延び
る仮想線を示している。
第2図中矢印Aで示す径方向一側壁には掃気ポートであ
る副掃気ポート7が設けられ、この副掃気ポート7をシ
リンダ2の周方向から挟むようにして一対の主掃気ポー
ト8.8が設けられている。また、上記シリンダ2の径
方向他側壁には排気ポート9が形成され、第2図中符号
14は、シリンダ2の軸心2aを通り上記径方向に延び
る仮想線を示している。
なお、上記仮想線14は上記各シリンダ2を並設した方
向に対し傾けられており、これにより、相隣る主掃気ポ
ート8.8が互いに干渉し合わないようにされ、これに
よって、エンジンlのコンパクト化が図られている。
向に対し傾けられており、これにより、相隣る主掃気ポ
ート8.8が互いに干渉し合わないようにされ、これに
よって、エンジンlのコンパクト化が図られている。
上記シリンダヘッド3の下面にはキャビティ11が形成
され、このキャビティ11を含み上記シリンダ2、シリ
ンダヘッド3、およびピストン4により囲まれた空間が
燃焼室12となっている。
され、このキャビティ11を含み上記シリンダ2、シリ
ンダヘッド3、およびピストン4により囲まれた空間が
燃焼室12となっている。
第1図から第3図において、上記キャビティ11はシリ
ンダ2の軸心2aに沿った断面でみてほぼ半円形凹状を
なし、このキャビティ11の頂部13はシリンダ2の軸
心2aよりも上記副掃気ポート7側に偏位させられてい
る。また、このキャビティ11は平面視でほぼ長円形状
をなし、その長軸は、平面視で前記仮想線14に対し傾
斜した方向に延び、かつ、各シリンダ2を並設した方向
に対し直交している。
ンダ2の軸心2aに沿った断面でみてほぼ半円形凹状を
なし、このキャビティ11の頂部13はシリンダ2の軸
心2aよりも上記副掃気ポート7側に偏位させられてい
る。また、このキャビティ11は平面視でほぼ長円形状
をなし、その長軸は、平面視で前記仮想線14に対し傾
斜した方向に延び、かつ、各シリンダ2を並設した方向
に対し直交している。
また、各図中、符号15は燃料噴射弁であって、この燃
料噴射弁15は燃焼室12に燃料を噴射供給するもので
ある。この燃料噴射弁15は円柱状の弁本体16を有し
、この弁本体16はその軸心16aがシリンダ2の軸心
2aに対し傾くようシリンダヘッド3に取り付けられて
いる。上記弁本体16にはその軸心16a上に延びる圧
縮空気通路18が形成されると共に、この圧縮空気通路
18の周方向複数箇所には、上記圧縮空気通路18と平
行に延びる複数の燃料通路19が形成されている。そし
て、上記圧縮空気通路18には圧縮空気21が供給され
、燃料通路19には加圧燃料22が供給されるようにな
っている。
料噴射弁15は燃焼室12に燃料を噴射供給するもので
ある。この燃料噴射弁15は円柱状の弁本体16を有し
、この弁本体16はその軸心16aがシリンダ2の軸心
2aに対し傾くようシリンダヘッド3に取り付けられて
いる。上記弁本体16にはその軸心16a上に延びる圧
縮空気通路18が形成されると共に、この圧縮空気通路
18の周方向複数箇所には、上記圧縮空気通路18と平
行に延びる複数の燃料通路19が形成されている。そし
て、上記圧縮空気通路18には圧縮空気21が供給され
、燃料通路19には加圧燃料22が供給されるようにな
っている。
上記圧縮空気通路18の下端は弁本体16の下面に開口
してこれが空気噴射口となっている。また、燃料通路1
9の下端も上記弁本体16の下面に開口してこれが燃料
噴射口となっている6そして、これら両開口を開閉自在
に閉じる弁体23が設けられている。なお、この燃料噴
射弁15では、予め圧縮空気通路18に圧縮空気21を
溜めておき、弁体23を開いてこの圧縮空気21を噴射
させるとき、これと同時に、燃料22を噴射させるよう
になっており、これによって、空気21と燃料22の混
合体が噴射されることとなっている。
してこれが空気噴射口となっている。また、燃料通路1
9の下端も上記弁本体16の下面に開口してこれが燃料
噴射口となっている6そして、これら両開口を開閉自在
に閉じる弁体23が設けられている。なお、この燃料噴
射弁15では、予め圧縮空気通路18に圧縮空気21を
溜めておき、弁体23を開いてこの圧縮空気21を噴射
させるとき、これと同時に、燃料22を噴射させるよう
になっており、これによって、空気21と燃料22の混
合体が噴射されることとなっている。
上記燃焼室8に燃料22を供給する場合には、上記弁体
23を開弁動作させ、上記空気21と燃料22との混合
体を燃焼室8内に噴射させる。同側では、この噴射は円
錐状で斜め下方に向って拡開するよう行われ、その噴射
方向中心は弁本体16の軸心16aと一致している。
23を開弁動作させ、上記空気21と燃料22との混合
体を燃焼室8内に噴射させる。同側では、この噴射は円
錐状で斜め下方に向って拡開するよう行われ、その噴射
方向中心は弁本体16の軸心16aと一致している。
上記の場合、燃料噴射弁15の燃料噴射口は前記頂部1
3よりも副掃気ポート7側のキャビテイ11内面近傍に
位置させられ、かつ、平面視でキャビティ11の長軸上
に位置している。また、上記弁本体16の軸心16aは
シリンダ2の軸心2aと交差している。符号25はデリ
バリ−バイブで、このデリバリ−バイブ25により各燃
料噴射通路19に対し燃料22が送り込まれるようにな
っている。
3よりも副掃気ポート7側のキャビテイ11内面近傍に
位置させられ、かつ、平面視でキャビティ11の長軸上
に位置している。また、上記弁本体16の軸心16aは
シリンダ2の軸心2aと交差している。符号25はデリ
バリ−バイブで、このデリバリ−バイブ25により各燃
料噴射通路19に対し燃料22が送り込まれるようにな
っている。
第1図と第2図において、符号26は第1点火プラグ、
符号27は第2点火プラグで、上記第1点火プラグ26
の放電部26aは前記頂部13近傍でキャビティ11に
臨んでいる。この場合、上記第1点火プラグ26は、第
1図中キャビティ11の左右対称軸上に位置している。
符号27は第2点火プラグで、上記第1点火プラグ26
の放電部26aは前記頂部13近傍でキャビティ11に
臨んでいる。この場合、上記第1点火プラグ26は、第
1図中キャビティ11の左右対称軸上に位置している。
一方、第2点火プラグ27は上記頂部13よりも排気ポ
ート9側のキャビテイ11内面近傍でキャビティ11の
上下中途部に臨んでいる。また、この場合、上記各放電
部26a、27aはキャビティ11の内面からその内部
にわずかたけ突出している。
ート9側のキャビテイ11内面近傍でキャビティ11の
上下中途部に臨んでいる。また、この場合、上記各放電
部26a、27aはキャビティ11の内面からその内部
にわずかたけ突出している。
特に、第1図で示すようにピストン4が上死点に達した
とき、シリンダヘッド3の下面とピストン4の上面との
間に形成される薄い空間がスキッシュエリア29となっ
ている。
とき、シリンダヘッド3の下面とピストン4の上面との
間に形成される薄い空間がスキッシュエリア29となっ
ている。
エンジンlの作動時、ピストン4が第1図中実線図示の
状態から下降するときには、クランク室で予圧縮された
空気が主掃気ポート8と副掃気ポート7とを通って燃焼
室8内に押し込まれ(図中矢印B)、これと入れ替わり
にそれ以前の燃焼により生じた排ガスが排気ポート9を
通して排出される(図中矢印C)。
状態から下降するときには、クランク室で予圧縮された
空気が主掃気ポート8と副掃気ポート7とを通って燃焼
室8内に押し込まれ(図中矢印B)、これと入れ替わり
にそれ以前の燃焼により生じた排ガスが排気ポート9を
通して排出される(図中矢印C)。
次に、上記ピストン4が上昇し、これが第1図中実線で
示すように主掃気ポート8、副掃気ポート7、および排
気ポート9を閉じて上死点近くにまで上昇したときには
、スキッシュエリア29によって生じたスキッシュ流が
燃焼室12内に流入する。
示すように主掃気ポート8、副掃気ポート7、および排
気ポート9を閉じて上死点近くにまで上昇したときには
、スキッシュエリア29によって生じたスキッシュ流が
燃焼室12内に流入する。
また、この場合、前記したようにキャビティ11は側面
視でほぼ半円形凹状をなし、その頂部13はシリンダ2
の軸心2aよりも副掃気ポート7側に位置しでいるため
、上記ピストン4の上昇によって押し上げられるシリン
ダ2内の空気30は、まず、上記頂部13よりも副掃気
ポート7側のキャビテイ11内面に沿って上昇し、その
後の空気30′は、頂部13を通って、頂部13よりも
排気ポート9側のキャビテイ11内面に向うよう流れる
。
視でほぼ半円形凹状をなし、その頂部13はシリンダ2
の軸心2aよりも副掃気ポート7側に位置しでいるため
、上記ピストン4の上昇によって押し上げられるシリン
ダ2内の空気30は、まず、上記頂部13よりも副掃気
ポート7側のキャビテイ11内面に沿って上昇し、その
後の空気30′は、頂部13を通って、頂部13よりも
排気ポート9側のキャビテイ11内面に向うよう流れる
。
ところで、エンジンlが低速回転中の場合には、ピスト
ン4が上昇して主掃気ポート8、副掃気ポート7、およ
び排気ポート9を閉じた後に、燃料噴射弁15によって
空気21と燃料22との混合体が噴射されるようになっ
ているにのため、上記頂部13よりも排気ポート9側の
キャビティ11内に沿う空気30に対し上記混合体の噴
射が行われ、よって、この混合体は、上記したその後の
空気30′と共に濃い混合気層として、頂部13よりも
排気ポート9側のキャビティ11に臨んでいる第1点火
プラグ26と第2点火プラグ27の各放電部26a、2
7aに向わされる。このため、これら放電部26a、2
7aによる点火放電は上記した濃い混合気層に対し行わ
れ、よって、混合気の点火は速やかに行われる。
ン4が上昇して主掃気ポート8、副掃気ポート7、およ
び排気ポート9を閉じた後に、燃料噴射弁15によって
空気21と燃料22との混合体が噴射されるようになっ
ているにのため、上記頂部13よりも排気ポート9側の
キャビティ11内に沿う空気30に対し上記混合体の噴
射が行われ、よって、この混合体は、上記したその後の
空気30′と共に濃い混合気層として、頂部13よりも
排気ポート9側のキャビティ11に臨んでいる第1点火
プラグ26と第2点火プラグ27の各放電部26a、2
7aに向わされる。このため、これら放電部26a、2
7aによる点火放電は上記した濃い混合気層に対し行わ
れ、よって、混合気の点火は速やかに行われる。
なお、上記燃料噴射弁15と第2点火プラグ27とは、
頂部13を挟んだキャビテイ11内面の各対向面に位置
していて、両者はある程度離れでいる。このため、上記
噴射から放電部27aに至る間で、燃料22は空気30
′によって十分に霧化される。よって、この点でも、点
火が良好に行われる。また、上記の点火は上死点の直前
にて行われる。
頂部13を挟んだキャビテイ11内面の各対向面に位置
していて、両者はある程度離れでいる。このため、上記
噴射から放電部27aに至る間で、燃料22は空気30
′によって十分に霧化される。よって、この点でも、点
火が良好に行われる。また、上記の点火は上死点の直前
にて行われる。
上記の場合、エンジンlの回転数によって、前記した濃
い混合気層の生じる位置はキャビテイ11内面に沿って
空気30.30’の流れる方向で多少前後にずれること
になるが、この前後方向に離れて第1点火プラグ26と
第2点火プラグ27とが設けられているため、いずれに
ずれても上記点火は速やかに行われる。つまり、広い回
転域で安定した点火性能が得られるようになっている。
い混合気層の生じる位置はキャビテイ11内面に沿って
空気30.30’の流れる方向で多少前後にずれること
になるが、この前後方向に離れて第1点火プラグ26と
第2点火プラグ27とが設けられているため、いずれに
ずれても上記点火は速やかに行われる。つまり、広い回
転域で安定した点火性能が得られるようになっている。
一方、エンジンlが高速回転中の場合には、燃料噴射弁
15による燃料22の噴射は、上記と異なり、ピストン
4が主掃気ポート31.副掃気ポート32、および排気
ポート33を開いている(もしくは閉じた後に跨った)
間中、燃料22を噴射するようになされ、上死点の直前
で第1、第2点火プラグ26.27による点火が行われ
るようになっている。
15による燃料22の噴射は、上記と異なり、ピストン
4が主掃気ポート31.副掃気ポート32、および排気
ポート33を開いている(もしくは閉じた後に跨った)
間中、燃料22を噴射するようになされ、上死点の直前
で第1、第2点火プラグ26.27による点火が行われ
るようになっている。
そして、この場合は、空気21と燃料22による混合体
が燃焼室8内にほぼ均一に分布しているため、各点火プ
ラグ26.27の放電部26a。
が燃焼室8内にほぼ均一に分布しているため、各点火プ
ラグ26.27の放電部26a。
2.7aがキャビティ11の内面にわずかに突出してい
るだけでも、低回転時と同様に速やかな点火が行われる
と共に、この点火後の火炎は急速に伝播し、この場合に
も高効率燃焼が得られることとなっている。
るだけでも、低回転時と同様に速やかな点火が行われる
と共に、この点火後の火炎は急速に伝播し、この場合に
も高効率燃焼が得られることとなっている。
なお、前記燃料噴射弁15内にチャンバを形成しておき
、ここに予め空気21と燃料22とを混合状態で溜めて
おき、弁体23の開弁動作でこれら混合体を噴射させる
ようにしてもよく、上記の圧縮空気21はなくてもよい
。
、ここに予め空気21と燃料22とを混合状態で溜めて
おき、弁体23の開弁動作でこれら混合体を噴射させる
ようにしてもよく、上記の圧縮空気21はなくてもよい
。
また、上記第1点火プラグ26はなくてもよく、第2点
火プラグ27に代えもしくは、これと共に第2図中仮想
線で示すように頂部13よりも排気ポート9側のキャビ
ティ11の内面近傍に、第3点火プラグ28の放電部2
8aを臨ませてもよい。
火プラグ27に代えもしくは、これと共に第2図中仮想
線で示すように頂部13よりも排気ポート9側のキャビ
ティ11の内面近傍に、第3点火プラグ28の放電部2
8aを臨ませてもよい。
上記の場合、第2点火プラグ27と第3点火プラグ28
とを同じ高さに設けてもよく、違う高さに設けてもよい
、また、エンジン1はそのシリンダ2の軸心2aが傾斜
、もしくは水平にて用いられるものであってもよい。
とを同じ高さに設けてもよく、違う高さに設けてもよい
、また、エンジン1はそのシリンダ2の軸心2aが傾斜
、もしくは水平にて用いられるものであってもよい。
第2図中、−点鎖線図示のものは他の実施例を不してい
る。
る。
これによれば、キャビティ11と燃料噴射弁15は共に
平面視で前記仮想線14上に位置している。
平面視で前記仮想線14上に位置している。
他の構成や作用は前記実施例と同様である。
(発明の効果)
この発明によれば、キャビティはほぼ半円形凹状をなし
、その頂部はシリンダの軸心よりも掃気ポート側に位置
しているため、上記ピストンの上昇によって押し上げら
れるシリンダ内の空気は、まず、上記頂部よりも掃気ポ
ート側のキャビティ内面に沿って上昇し、その後の空気
は、頂部を通って、この頂部よりも排気ポート側のキャ
ビティ内面に向うよう流れる。
、その頂部はシリンダの軸心よりも掃気ポート側に位置
しているため、上記ピストンの上昇によって押し上げら
れるシリンダ内の空気は、まず、上記頂部よりも掃気ポ
ート側のキャビティ内面に沿って上昇し、その後の空気
は、頂部を通って、この頂部よりも排気ポート側のキャ
ビティ内面に向うよう流れる。
一方、燃料噴射弁の燃料噴射口は上記頂部よりも掃気ポ
ート側のキャビティ内面近傍に位置させられていて、か
つ、点火プラグの各放電部は同上頂部よりも排気ポート
側のキャビティ内面近傍に臨んでいる。
ート側のキャビティ内面近傍に位置させられていて、か
つ、点火プラグの各放電部は同上頂部よりも排気ポート
側のキャビティ内面近傍に臨んでいる。
このため、上記頂部よりも掃気ポート側のキャビティ内
面に沿って上昇する空気に対し上記燃料噴射弁による噴
射が行われることとなる。そして、この噴射された燃料
は、前記したその後の空気と共に濃い混合気として頂部
を越えて排気ポート側のキャビティに臨んでいる点火プ
ラグの放電部に向オつされる。このため、これら放電部
による点火放電は上記した濃い混合気層に対し行われ、
よって、混合気の点火は速やかに行われる。
面に沿って上昇する空気に対し上記燃料噴射弁による噴
射が行われることとなる。そして、この噴射された燃料
は、前記したその後の空気と共に濃い混合気として頂部
を越えて排気ポート側のキャビティに臨んでいる点火プ
ラグの放電部に向オつされる。このため、これら放電部
による点火放電は上記した濃い混合気層に対し行われ、
よって、混合気の点火は速やかに行われる。
そして、このように点火が速やかに行われるため、点火
プラグの放電部はキャビティの内面かられずかに突出さ
せることで足り、このため、燃焼熱による上記放電部の
損傷を防止して、高効率燃焼が得られることとなる。
プラグの放電部はキャビティの内面かられずかに突出さ
せることで足り、このため、燃焼熱による上記放電部の
損傷を防止して、高効率燃焼が得られることとなる。
(以下余白)
図はこの発明の実施例を示し、第1図は第2図のI−1
線矢視断面図、第2図はシリンダの上下中途部を下から
みた断面図、第3図は第2図のff1III線矢視断面
図である。 1・・エンジン、2・−シリンダ、2a。 軸心、3・・シリンダヘッド、4・・ピストン、7・・
副掃気ポート(掃気ポート)、9・・排気ポート、11
・・キャビティ、12・・燃焼室、13・・頂部、15
・・燃料噴射弁、21空気、22・・燃料、27・・第
2点火プラグ、28・・第3点火プラグ、27a、28
a・・放電部。
線矢視断面図、第2図はシリンダの上下中途部を下から
みた断面図、第3図は第2図のff1III線矢視断面
図である。 1・・エンジン、2・−シリンダ、2a。 軸心、3・・シリンダヘッド、4・・ピストン、7・・
副掃気ポート(掃気ポート)、9・・排気ポート、11
・・キャビティ、12・・燃焼室、13・・頂部、15
・・燃料噴射弁、21空気、22・・燃料、27・・第
2点火プラグ、28・・第3点火プラグ、27a、28
a・・放電部。
Claims (1)
- 1.シリンダの径方向一側壁に掃気ポートを設け、他側
壁に排気ポートを設け、シリンダの軸心に沿った断面で
みて燃焼室を構成するほぼ半円形凹状のキャビティをシ
リンダヘッドに形成し、上記キャビティの頂部をシリン
ダの軸心よりも掃気ポート側に偏位させ、かつ、上記頂
部よりも掃気ポート側のキャビティ内面近傍に燃料噴射
弁の燃料噴射口を位置させ、更に、同上頂部よりも排気
ポート側のキャビティ内面近傍に点火プラグの放電部を
臨ませた燃料噴射式2サイクルエンジンの燃焼室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2213472A JP2927521B2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | 燃料噴射式2サイクルエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2213472A JP2927521B2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | 燃料噴射式2サイクルエンジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0494417A true JPH0494417A (ja) | 1992-03-26 |
JP2927521B2 JP2927521B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=16639769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2213472A Expired - Fee Related JP2927521B2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | 燃料噴射式2サイクルエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2927521B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0599412A1 (en) * | 1992-11-27 | 1994-06-01 | General Motors Corporation | Two-stroke cycle internal combustion engine |
-
1990
- 1990-08-09 JP JP2213472A patent/JP2927521B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0599412A1 (en) * | 1992-11-27 | 1994-06-01 | General Motors Corporation | Two-stroke cycle internal combustion engine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2927521B2 (ja) | 1999-07-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4280928B2 (ja) | 直接噴射火花点火内燃機関 | |
GB1454483A (en) | Internal combustion engines | |
US4686941A (en) | Turbulence generator for two-stroke spark-assisted diesel engines | |
WO2020196210A1 (ja) | 副室式内燃機関 | |
JPS5825512A (ja) | 4サイクルエンジン | |
JP3896605B2 (ja) | 直接筒内噴射式火花点火エンジン | |
JP7156505B2 (ja) | 副室式内燃機関 | |
US4043309A (en) | Internal combustion engine having auxiliary combustion chamber | |
JPH10325323A (ja) | 2サイクル内燃機関 | |
JPH0494417A (ja) | 燃料噴射式2サイクルエンジン | |
JP7260331B2 (ja) | 副燃焼室付き内燃機関 | |
JP4020792B2 (ja) | 筒内噴射式内燃機関 | |
JPH10325321A (ja) | 2サイクル内燃機関 | |
JP2971191B2 (ja) | 燃料噴射式2サイクルエンジンの燃焼室 | |
JP7147962B2 (ja) | 副室式内燃機関 | |
JP3300965B2 (ja) | 2サイクル筒内噴射エンジン | |
WO2020196683A1 (ja) | 副室式内燃機関 | |
JPH0491316A (ja) | 燃料噴射式2サイクルエンジン | |
WO2020196682A1 (ja) | 副室式内燃機関 | |
JPH05280344A (ja) | 2サイクル内燃機関 | |
JP3820688B2 (ja) | 筒内直接噴射式火花点火エンジン | |
JP3787172B2 (ja) | 渦流室式ディーゼル機関 | |
SU886758A3 (ru) | Двигатель внутреннего сгорани | |
JPS5968518A (ja) | 副室式機関の燃焼室 | |
JPH1136872A (ja) | 筒内噴射型2ストロークエンジンの燃焼室構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |