JPH0493541A - 空気調和装置の運転制御装置 - Google Patents
空気調和装置の運転制御装置Info
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- JPH0493541A JPH0493541A JP2409559A JP40955990A JPH0493541A JP H0493541 A JPH0493541 A JP H0493541A JP 2409559 A JP2409559 A JP 2409559A JP 40955990 A JP40955990 A JP 40955990A JP H0493541 A JPH0493541 A JP H0493541A
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- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[0001]
【産業上の利用分野】
本発明は、空気調和装置の運転制御装置に係り、特に冷
房運転中における室内熱交換器の凍結を防止するように
したものの改良に関する。 [0002]
房運転中における室内熱交換器の凍結を防止するように
したものの改良に関する。 [0002]
従来より、空気調和装置の運転中に、室内熱交換器の液
管温度が低下すると、室内熱交換器の表面が凍結し、こ
の凍結により生じた氷化物やその融解物が室内に吹出さ
れたり、雫となって落下すると、空調感を損ねるだけで
なく、室内環境によっては重大な問題となる虞れがあっ
た。 [0003]
管温度が低下すると、室内熱交換器の表面が凍結し、こ
の凍結により生じた氷化物やその融解物が室内に吹出さ
れたり、雫となって落下すると、空調感を損ねるだけで
なく、室内環境によっては重大な問題となる虞れがあっ
た。 [0003]
そこで、室内熱交換器が凍結するような条件下では、例
えば圧縮機を停止させ室内ファンのみ運転することによ
り、室内熱交換器の液管温度の回復を図ることが考えら
れる。 [0004] しかしながら、その場合、凍結防止運転に入った後通常
運転に復帰することにより、圧縮機のオン・オフが繰り
返されるので、信頼性がその分低下するとともに、その
間冷房運転が中断されるので、空調の快適性が損なわれ
ることになる。 [0005] 本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目
的は、室内熱交換器の凍結防止運転を行うような条件下
でも、室内熱交換器の液管温度を回復させる手段を講す
ることにより、凍結防止運転の開始を回避して、圧縮機
のオン・オフの繰り返し回数の低減を図り、もって、信
頼性と空調感との向上を図ることにある[0006]
えば圧縮機を停止させ室内ファンのみ運転することによ
り、室内熱交換器の液管温度の回復を図ることが考えら
れる。 [0004] しかしながら、その場合、凍結防止運転に入った後通常
運転に復帰することにより、圧縮機のオン・オフが繰り
返されるので、信頼性がその分低下するとともに、その
間冷房運転が中断されるので、空調の快適性が損なわれ
ることになる。 [0005] 本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目
的は、室内熱交換器の凍結防止運転を行うような条件下
でも、室内熱交換器の液管温度を回復させる手段を講す
ることにより、凍結防止運転の開始を回避して、圧縮機
のオン・オフの繰り返し回数の低減を図り、もって、信
頼性と空調感との向上を図ることにある[0006]
上記目的を達成するなめ本発明の解決手段は、室内熱交
換器の液管温度が低下したときには、電動膨張弁の開度
を増大させることにより、液管温度を上昇させることに
ある。 [0007] 具体的には、第1の解決手段は、第1図に示すように(
破線部分を含まず)圧縮機(1) 室外熱交換器(3)
電動膨張弁(5)及び室内熱交換器(6)を順次接続
してなる冷媒回路(9)を備えた空気調和装置を前提と
する。 [0008] そして、空気調和装置の運転制御装置として、冷房運転
時、上記室内熱交換器(6)の液管温度を検出する液管
温度検出手段(The)と、該液管温度検出手段(Th
e)の出力を受け、冷房運転時、室内熱交換器(りの液
管温度が所定時間以上設定値以下のときに、凍結防止運
転をするよう制御する凍防運転制御手段(53)とを設
けるものとする。 [0009] さらに、冷房運転時、上記冷媒回路(9)における冷媒
の蒸発温度を検出する蒸発温度検出手段(The)と、
冷房運転時、冷媒の凝縮温度を検出する凝縮温度検出手
段(The)と、上記蒸発温度検出手段(The)及び
凝縮温度検出手段(The)の出力を受け、冷媒の蒸発
温度と凝縮温度とに応じて、最適な冷凍効果を与える吐
出冷媒温度の最適温度を演算する最適温度演算手段(5
1)と、吐出冷媒温度を検出する吐出温度検出手段(T
h2)と、該吐出温度検出手段(Th2)の出力を受け
、吐出冷媒温度と最適温度との温度差を演算する温度差
演算手段、(52)と、上記液管温度検出手段(The
)及び温度差演算手段(52)の出力を受け、冷房運転
時、室内熱交換器(6)の液管温度が設定値以下になっ
てから所定時間が経過するまでの間、吐出管温度−最適
温度の温度差が一定値よりも高いときには上記電動膨張
弁(5)の開度を増大するよう変更する開度変更手段(
54)とを設ける構成としたものである。 [0010] 第2の解決手段は、第1の解決手段において、液管温度
検出手段(The)をサーミスタで構成された液管セン
サとする。 [0011] そして、第1図に示すように(破線部分を含む) 上記
室内熱交換器(6)の吸込空気温度を検出する吸込温度
検出手段(Thr)と、上記液管センサ(The)で検
出される液管温度が正常範囲からはずれているときに、
液管センサ(The)が異常であることを判別する液管
センサ異常判別手段(55)と、該液管センサ異常判別
手段(55)出力を受け、液管センサ(The)の異常
時、上記凍防運転制御手段(53)及び開度変更手段(
54)の制御を上記吸込温度検出手段(Thr)で検出
される室内吸込空気温度に基づき行うよう切換える制御
指標切換手段(56)とを設けたものである。 [0012] 第3の解決手段は、上記第2の解決手段において、凍結
防止運転をサーモオフ運転とし、凍結防止運転制御手段
(53)を、液管センサ(The)の異常時、凍結防止
運転の時間を通常のサーモオフ運転の時間よりも所定時
間延長するよう制御する構成としたものである。 [0013]
換器の液管温度が低下したときには、電動膨張弁の開度
を増大させることにより、液管温度を上昇させることに
ある。 [0007] 具体的には、第1の解決手段は、第1図に示すように(
破線部分を含まず)圧縮機(1) 室外熱交換器(3)
電動膨張弁(5)及び室内熱交換器(6)を順次接続
してなる冷媒回路(9)を備えた空気調和装置を前提と
する。 [0008] そして、空気調和装置の運転制御装置として、冷房運転
時、上記室内熱交換器(6)の液管温度を検出する液管
温度検出手段(The)と、該液管温度検出手段(Th
e)の出力を受け、冷房運転時、室内熱交換器(りの液
管温度が所定時間以上設定値以下のときに、凍結防止運
転をするよう制御する凍防運転制御手段(53)とを設
けるものとする。 [0009] さらに、冷房運転時、上記冷媒回路(9)における冷媒
の蒸発温度を検出する蒸発温度検出手段(The)と、
冷房運転時、冷媒の凝縮温度を検出する凝縮温度検出手
段(The)と、上記蒸発温度検出手段(The)及び
凝縮温度検出手段(The)の出力を受け、冷媒の蒸発
温度と凝縮温度とに応じて、最適な冷凍効果を与える吐
出冷媒温度の最適温度を演算する最適温度演算手段(5
1)と、吐出冷媒温度を検出する吐出温度検出手段(T
h2)と、該吐出温度検出手段(Th2)の出力を受け
、吐出冷媒温度と最適温度との温度差を演算する温度差
演算手段、(52)と、上記液管温度検出手段(The
)及び温度差演算手段(52)の出力を受け、冷房運転
時、室内熱交換器(6)の液管温度が設定値以下になっ
てから所定時間が経過するまでの間、吐出管温度−最適
温度の温度差が一定値よりも高いときには上記電動膨張
弁(5)の開度を増大するよう変更する開度変更手段(
54)とを設ける構成としたものである。 [0010] 第2の解決手段は、第1の解決手段において、液管温度
検出手段(The)をサーミスタで構成された液管セン
サとする。 [0011] そして、第1図に示すように(破線部分を含む) 上記
室内熱交換器(6)の吸込空気温度を検出する吸込温度
検出手段(Thr)と、上記液管センサ(The)で検
出される液管温度が正常範囲からはずれているときに、
液管センサ(The)が異常であることを判別する液管
センサ異常判別手段(55)と、該液管センサ異常判別
手段(55)出力を受け、液管センサ(The)の異常
時、上記凍防運転制御手段(53)及び開度変更手段(
54)の制御を上記吸込温度検出手段(Thr)で検出
される室内吸込空気温度に基づき行うよう切換える制御
指標切換手段(56)とを設けたものである。 [0012] 第3の解決手段は、上記第2の解決手段において、凍結
防止運転をサーモオフ運転とし、凍結防止運転制御手段
(53)を、液管センサ(The)の異常時、凍結防止
運転の時間を通常のサーモオフ運転の時間よりも所定時
間延長するよう制御する構成としたものである。 [0013]
以上の構成により、請求項1の発明では、空気調和装置
の冷房運転時、液管温度検出手段(The)で検出され
る室内熱交換器(6)の液管温度が所定時間以上設定温
度以下になると、凍防運転制御手段(53)により、室
内熱交換器(6)の凍結防止運転が行われる。 [0014] その場合、凍結防止運転は圧縮機(1)を停止させるも
のであるため、頻繁に凍結防止運転が行われると、圧縮
機(1)のオン・オフの繰り返しにより、信頼性が低下
する虞れが生じる。 [0015] ここで、本発明では、室内熱交換器(6)の液管温度が
設定値以上になってから所定時間が経過するまでの間、
最適温度演算手段(51)により蒸発温度と凝縮温度と
に基づき演算される吐出冷媒温度の最適温度と、吐出温
度検出手段(Th2)で検出される吐出冷媒温度との温
度差が一定値よりも高いときには、開度変更手段(54
)により、電動膨張弁(5)の開度を増大させるよう制
御されるので、室内熱交換器(6)の液管温度が低下し
、凍防運転制御手段(53)による凍結防止運転の開始
が回避される。したがって、圧縮機(1)のオン・オフ
繰り返し回数が低減し、湿り運転を招くことなく、信頼
性と空調感とが向上することになる。 [0016] 請求項2の発明では、上記請求項1の発明の作用におい
て、液管温度検出手段(The)がサーミスタで構成さ
れた液管センサである場合、液管センサが異常になった
ときには、凍防運転制御手段(53) 開度変更手段(
54)による制御が誤動作を生じることになるが、本発
明では、液管センサ異常判別手段(55)により液管セ
ンサの異常が判別されると、制御指標切換手段(56)
により、上記凍防運転制御手段(53)と開度変更手段
(54)の制御を、液管温度の代わりに吸込温検出手段
(Thr)で検出される室内吸込空気温度に応じて行う
よう切換えられるので、液管センサ(The)の異常時
にも、上記請求項1の発明と同様の作用が行われること
になる。 [0017] 請求項3の発明では、凍結防止運転において、液管セン
サ(The)が異常の場合、通常冷房運転への復帰を判
断するに際し、液管温度の値が解らないので、通常の3
分間のサーモオフ運転に従うとしてもよいが、そのよう
な短時間のサーモオフ運転では、運転状態によっては室
内熱交換器(6)の氷結が完全に融解しない虞れがある
。それに対し、さらに所定時間の間サーモオフ運転時間
を延長することで、室内熱交換器(6)の融解が完全と
なり、信頼性が向上する。 [0018]
の冷房運転時、液管温度検出手段(The)で検出され
る室内熱交換器(6)の液管温度が所定時間以上設定温
度以下になると、凍防運転制御手段(53)により、室
内熱交換器(6)の凍結防止運転が行われる。 [0014] その場合、凍結防止運転は圧縮機(1)を停止させるも
のであるため、頻繁に凍結防止運転が行われると、圧縮
機(1)のオン・オフの繰り返しにより、信頼性が低下
する虞れが生じる。 [0015] ここで、本発明では、室内熱交換器(6)の液管温度が
設定値以上になってから所定時間が経過するまでの間、
最適温度演算手段(51)により蒸発温度と凝縮温度と
に基づき演算される吐出冷媒温度の最適温度と、吐出温
度検出手段(Th2)で検出される吐出冷媒温度との温
度差が一定値よりも高いときには、開度変更手段(54
)により、電動膨張弁(5)の開度を増大させるよう制
御されるので、室内熱交換器(6)の液管温度が低下し
、凍防運転制御手段(53)による凍結防止運転の開始
が回避される。したがって、圧縮機(1)のオン・オフ
繰り返し回数が低減し、湿り運転を招くことなく、信頼
性と空調感とが向上することになる。 [0016] 請求項2の発明では、上記請求項1の発明の作用におい
て、液管温度検出手段(The)がサーミスタで構成さ
れた液管センサである場合、液管センサが異常になった
ときには、凍防運転制御手段(53) 開度変更手段(
54)による制御が誤動作を生じることになるが、本発
明では、液管センサ異常判別手段(55)により液管セ
ンサの異常が判別されると、制御指標切換手段(56)
により、上記凍防運転制御手段(53)と開度変更手段
(54)の制御を、液管温度の代わりに吸込温検出手段
(Thr)で検出される室内吸込空気温度に応じて行う
よう切換えられるので、液管センサ(The)の異常時
にも、上記請求項1の発明と同様の作用が行われること
になる。 [0017] 請求項3の発明では、凍結防止運転において、液管セン
サ(The)が異常の場合、通常冷房運転への復帰を判
断するに際し、液管温度の値が解らないので、通常の3
分間のサーモオフ運転に従うとしてもよいが、そのよう
な短時間のサーモオフ運転では、運転状態によっては室
内熱交換器(6)の氷結が完全に融解しない虞れがある
。それに対し、さらに所定時間の間サーモオフ運転時間
を延長することで、室内熱交換器(6)の融解が完全と
なり、信頼性が向上する。 [0018]
以下、本発明の第1実施例について、図2〜図4に基づ
き説明する。 [0019] 図2は本発明を適用した空気調和装置の冷媒配管系統を
示し、(1)は圧縮機(2)は冷房運転時には図中実線
のごとく、暖房運転時には図中破線のごとく切換わる四
路切換弁、(3)は冷房運転時には凝縮器として、暖房
運転時には蒸発器として機能する室外熱交換器、(4)
は液冷媒を貯留するためのレシーバ、(5)は冷媒の減
圧機能と冷媒流量の調節機能とを有する電動膨張弁、(
6)は室内に設置され、冷房運転時には蒸発器として、
暖房運転時には凝縮器として機能する室内熱交換器、(
7)は圧縮機(1)の吸入管に介設され、吸入冷媒中の
液冷媒を除去するためのアキュムレータである。 [0020] 上記各機器(1)〜(7)は冷媒配管(8)により順次
接続され、冷媒の循環により熱移動を生ぜしめるように
した冷媒回路(9)が構成されている。 [0021] ここで、上記冷媒回路(9)の圧縮機(1)吐出側には
、吐出冷媒中の油を回収するための油回収器(10)が
介設されていて、該油回収器(10)から圧縮機(1)
−アキュムレータ(7)間の吸入管まで、油回収器(1
0)の油を圧縮機(1)の吸入側に戻すための油戻し通
路(11)が設けられている。そして、この池戻し通路
(11)には、通路を開閉する開閉弁(12)が介設さ
れていて該開閉弁(12)は常時は閉じられている一方
、圧縮機(1)の起動時等には所定の制御により開けら
れて、圧縮機(1)の吸入側に油回収器(10)の油及
び吐出冷媒の一部を戻すようになされている。 [0022] また、冷媒回路(9)の液管において、上記レシーバ(
4)と電動膨張弁(5)とは、電動膨張弁(5)がレシ
ーバ(4)の下部つまり液部に連通ずるよう共通路(8
a)に直列に配置されており、共通路(8a)のレシー
バ(4)上部側の端部である点(P)と室外熱交換器(
3)との間は、レシーバ(4)側への冷媒の流通のみを
許容する第1逆上弁(21)を介して第1流入路(8b
)により上記共通路(8a)の点(P)と室内熱交換器
(6)との間はレシーバ(4)側への冷媒の流通のみを
許容する第2逆止弁(22)を介して第2流入路(8c
)によりそれぞれ接続されている一方、共通路(8a)
の上記電動膨張弁(5)側の端部である点(Q)と上記
第1逆止弁(21)−室外熱交換器(3)間の点(S)
とは第1キヤピラリチユーブ(C1)を介して第1流出
路(8d)により共通路(8a)の上記点(Q)と上記
第2逆止弁(22)−室内熱交換器(6)間の点(R)
とは第2キヤピラリチユーブ(C2)を介して第2流出
路(8e)によりそれぞれ接続されている。 [0023] すなわち、冷房運転時には、室外熱交換器(3)で凝縮
液化された液冷媒が第1逆止弁(21)を経てレシーバ
(4)に貯溜され、電動膨張弁(5)及び第2キヤピラ
リチユーブ(C2)で減圧された後、室内熱交換器(6
)で蒸発して圧縮機(1)に戻る循環となる一方、暖房
運転時には、室内熱交換器(6)で凝縮液化された液冷
媒が第2逆止弁(22)を経てレシーバ(4)に貯溜さ
れ、電動膨張弁(5)及び第1キヤピラリチユーブ(C
1)で減圧された後、室外熱交換器(3)で蒸発して圧
縮機(1)に戻る循環となるように構成されている。 [0024] なお、(8f)は、点(P)−点(S)間の第1流入路
(8b)において第1逆止弁(21)をバイパスして設
けられだ液封防止バイパス路であって、該液封防止バイ
パス路(8f)には冷媒減圧用の第3キヤピラリチユー
ブ(C3)が介設されている。 [0025] また、空気調和装置には、センサ類が配置されていて、
(T’h2)は圧縮機(1)の吐出管に配置され、吐
出管温度T2を検出する吐出冷媒温度検出手段としての
吐出管センサ、(The)は室外熱交換器(3)の液管
に配置され、冷房運転時に冷媒の凝縮温度Tcを検出す
る凝縮温度検出手段としての外熱交センサ、(Tha)
は室外熱交換器(3)の空気吸込口に配置され、室外吸
込空気温度を検出する外気温センサ、(The)は室内
熱交換器(6)の液管に配置され、冷房運転時における
蒸発温度としての液管温度Teを検出する液管温度検出
手段及び蒸発温度検出手段である室内液管センサ、 (
Thr)は室内熱交換器(6)の空気吸込口に配置され
、吸込空気温度Trを検出する室内吸込温検出手段とし
ての室内吸込センサであって、上記各センサは、空気調
和装置の運転を制御するためのコントローラ(図示せず
)に信号接続されており、該コントローラにより、セン
サの信号に応じて各機器の運転を制御するようになされ
ている。 [0026] 次に、上記コントローラの制御内容について図3及び図
4のフローチャートに基づき説明する。 [0027] 図3は冷房運転時における冷凍効果EERを最大に維持
するためのEER制御の内容を示し、ステップS1で、
上記室内液管センサ(The)で検出される蒸発温度T
e、外熱交センサ(The)で検出される凝縮温度Tc
及び吐出管センサ(Th2)で検出される吐出管温度T
2をそれぞれ入力し、ステップS2で、下託1式 %式%(1) に基づき、最適な冷凍効果EERを与える吐出管温度で
ある最適温度Tkを算出する。 [0028] 次に、ステップS3で、式 ΔT2 =T2−Tkに基
づき吐出管温度T2と最適温度Tkとの温度差ΔT2を
算出した後、ステップS4で、1ΔT2 1≦5か否か
、つまり吐出管温度T2が最適温度Tkの上下一定範囲
内に収束したが否かを判別し、収束するまでは、ステッ
プS5に進んで、△T2が正が否が、つまり吐出管温度
T2が最適温度Tkよりも高いが否かを判別し、吐出管
温度T2の方が高ければ、ステップS6で電動膨張弁(
5)を中程度に開くよう制御する一方吐呂管温度T2の
方が低ければ、ステップS7で電動膨張弁(5)の開度
を中程度に閉じるように制御する。一方、上記ステップ
s4の判別で、1△T2 1≦5となり、吐出管温度T
2が最適温度Tkの上下一定範囲内に収束すると、ステ
ップS8に移行して、詳細は省略するが、電動膨張弁(
5)の開度を吐出管温度T2−最適温度Tkの温度差Δ
T2と、室内熱交換器(6)の吸込差温とに基づき制御
するファジー制御を実行するようになされている。 [0029] 次に、図4は凍結防止制御の内容を示し、まず、ステッ
プR1−’7、サンプリングタイム20秒間の間積算さ
れた後クリアされるメインタイマ(図示せず)のカウン
トが「0」か否かを判別し、「0」の時のみ、つまり2
0秒毎に以下の制御を行う。すなわち、ステップR2で
、凍結防止サーモオフ時に「1」となる凍防サーモオフ
フラグF 1ce3が「1」か否かを判別し、F 1c
e3= 1でない時には、ステップR3以下の制御を実
行する。すなわち、ステップR3で、上記室内液管セン
サ(The)で検出される液管温度Teが一5℃以下か
否かを判別し、Te≦−5(℃)であれば、ステップR
4で、第1凍防タイマ(図示せず)Ficelのカウン
トを積算し、さらに、ステップR5で、第2凍防タイマ
(図示せず)のカウントを積算する。ここで、上記第1
凍防タイマは液管温度Teが一5℃以下となる時間を積
算して5分間でタイムアツプするものであり、第2凍防
タイマは液管温度Teが一1℃以下となる時間を積算し
て30分間でタイムアツプするものである。 [00301 次に、ステップR6で、第1凍防タイマF 1celの
カウントが「15」以上になったか否か、つまり液管温
度Teが一5℃以下の状態が5分間継続したか否かを判
別し、液管温度Teが一5℃以下の状態が5分間継続す
るまでは、ステップR7で、第2凍防タイマF 1ce
2のカウントが「90」以上か否か、つまり液管温度T
eが一1℃以下の状態が30分間継続したか否かを判別
する。そして、上記ステップR6及びR7の判別で、第
1凍防タイマF 1cel及び第2凍防タイマF 1c
e2がいずれもタイムアツプするまでは、ステップR8
で、上記吐出管温度T2−最適温度Tkの温度差へT2
が一10℃よりも高いが否が、つまり吐出管温度T2が
湿り運転となるまでに余裕があるが否かを判別し、ΔT
2 >−10(’C)であれば、湿り運転となるまでに
余裕があると判断し、ステップR9で、電動膨張弁(5
)を大きめに開くよう制御する。ただし、上記ステップ
R8の判別で、ΔT2 >−10(’C)でなければ、
電動膨張弁(5)を開くと湿り運転になる虞れがあると
判断し、電動膨張弁(5)の開度制御を行わない。 [0031] 一方、上記ステップR6又はR7の判別で、第1凍防タ
イマF 1cel又は第2凍防タイマF 1ce2のい
ずれかがタイムアツプすると、ステップRIOに移行し
、凍防サーモオフフラグF 1ce3を「1」に切換え
て、ステップR11で、空気調和装置全体を冷房運転時
のサーモオフ状態とする凍結防止運転を行う。 [0032] また、上記ステップR3の判別で、液管温度Teが一5
℃以下のときには、ステップR12に移行して、さらに
、液管温度Teが一1℃以下か否かを判別する。 そして、Te≦−1(℃)であれば、上記ステップR5
に移行して、第2凍防タイマF 1ce2のカウント積
算等の制御を行う一方、Te≦−1(℃)でなければ、
ステップR13に進んで、室内液管センサ(The)が
異常のときに「1」となる液管センサ異常フラグFte
が「1」か否かを判別し、異常でなければ以下の制御を
行うことなく、次の制御に進むが、室内液管センサ(T
he)が異常であれば、ステップR14に進んで、室内
吸込センサ(Thr)で検出される室内吸込空気温度T
rが23℃以下か否かを判別し、Tr≦23(℃)であ
れば、上記ステップR5に移行して、第2凍防タイマF
1ce2のカウントを積算し、室内液管センサ(Th
e)の代わりに、室内吸込センサ(Thr)を制御指標
とするよう切換えて凍結防止運転等を行う。さらに、上
記ステップR14の判別で、Tr≦23(℃)でないと
きには、ステップR15に進んで、室内吸込センサ(T
hr)が異常のときに「1」となる吸込センサ異常フラ
グFtrが「1」か否かを判別し、Ftr=1でなけれ
ば、次の制御に進む一方、Ftr=1であれば、上記ス
テップR5の制御に移行する[0033] なお、上記ステップR2の判別で凍防サーモオフフラグ
Fice3が「1」のときには、ステップR16に移行
し、Te≧10(℃)が否かを判別し、Te≧10(℃
)でなければ、ステップR17に進んで、液管センサ異
常フラグFteが「1」が否かを判別し、Fte=1で
なければそのまま凍結防止運転を続行する。そして、上
記ステップR16の判別でTe≧10(℃)に回復した
とき、或いはステップR17の判別でFte=1のとき
には、液管温度Teが十分高いか室内液管センサ(Th
e)の異常であるので、凍結防止運転を行う必要がない
と判断して、ステップR18、R19,R20で、それ
ぞれ第1凍防フラグFicel、第2凍防フラグFic
e2.凍防サーモオフフラグF 1ce3を「O」に設
定して次の制御に進む。 [0034] 上記フローにおいて、請求項1の発明では、ステップS
2の制御により、冷媒の蒸発温度Teと凝縮温度Tcと
に応じて、最適な冷凍効果を与える吐出冷媒温度T2の
最適温度Tkを演算する最適温度演算手段(51)が構
成され、ステップS3の制御により、吐出冷媒温度T2
と最適温度Tkとの温度差ΔT2を演算する温度差演算
手段(52)が構成されている。また、ステップR11
の制御により、室内熱交換器(6)の液管温度Teが所
定時間以上設定温度以上のときに、凍結防止運転をする
よう制御する凍防運転制御手段(53)が構成され、ス
テップR9の制御により、室内熱交換器(6)の液管温
度Teが設定値以下になってから所定時間が経過するま
での間、吐出管温度T2−最適温度Tkの温度差へT2
が一定値(上記実施例では一10℃)よりも高いときに
は電動膨張弁(5)の開度を増大するよう変更する開度
変更手段(54)が構成されている。 [0035] また、請求項2の発明では、ステップR13の判別によ
り、液管センサ(The)が異常であることを判別する
液管センサ異常判別手段(55)が構成され、ステップ
R14からステップR5に移行する制御により、液管セ
ンサ(The)の異常時上記凍結防止運転制御手段(5
3)及び開度変更手段(54)の制御を上記吸込温度検
出手段(Thr)で検出される室内吸込空気温度に基づ
き行うよう切換える制御指標切換手段(56)が構成さ
れている。 [0036] したがって、上記実施例では、請求項1の発明に対応し
て、冷房運転時、凍結防止運転制御手段(53)により
、室内液管センサ(Te )で検出される液管温度Te
が所定時間以上設定値以下のときに(上記実施例では、
5分間以上Te≦−5(℃)のとき、或いは30分間以
上TTe−1(℃)のとき) 室内熱交換器(6)の凍
結防止運転が行われ、室内熱交換器(6)の凍結が防止
される。 [0037] その場合、このような凍結防止運転は圧縮機(1)を停
止させるものであり、圧縮機(1)のオン・オフが頻繁
に繰り返されると信頼性の低下を招くことになる。ここ
で、本発明では、開度変更手段(54)により、室内熱
交換器(6)の液管温度Teが設定値以下になってから
所定時間が経過するまでの間、吐出管温度T2−最適温
度Tkの温度差へT2が一定値(上記実施例では一10
℃)よりも高いときには、電動膨張弁(5)の開度を増
大するように変更されるので、冷媒流量が増大し、冷媒
の蒸発温度Te、つまり、室内熱交換器(6)の液管温
度Teが上昇する。したがって、凍結防止運転への突入
が回避され、圧縮機(1)の頻繁なオン・オフの回数が
低減することになる。 [0038] ただし、上記のように、電動膨張弁(5)の開度を増大
させることによって、冷媒の状態が湿り気味となると、
液圧縮の虞れが生じるが、本発明では、最適温度演算手
段(51)により蒸発温度Teと凝縮温度Tcとに基づ
き最適な冷凍効果を与える吐出冷媒温度T2の最適温度
Tkが演算され、温度差演算手段(52)により、吐出
冷媒温度T2と最適温度Tkとの温度差へT2が演算さ
れると、開度変更手段(54)により、この温度差へT
2が一定値(上記実施例では一10℃)よりも高いとき
にのみ、つまり吐出管温度T2に余裕がある場合のみ電
動膨張弁(5)の開度を増大させるよう制御されるので
、湿り運転を有効に防止することができ、よって、信頼
性と空調感との向上を図ることができるのである。 [0039] なお、上記実施例では室内液管センサ(The)で、液
管温度検出手段と蒸発温度検出手段とを兼用したが、本
発明はかかる実施例に限定されるものではなく、例えば
蒸発温度は圧力センサ等で検出するようにしてもよい。 ただし、上記実施例のように兼用することにより、コス
トの大幅な低減を図ることができる利点がある。 [0040] 一方、・上記請求項1の発明の作用において、液管温度
Teを検出する室内液管センサ(The)が異常のとき
には、凍結防止運転の開始2回避等の判断を誤ることに
なる。ここで、請求項2の発明では、液管センサ異常判
別手段(55)により室内液管センサ(The)の異常
が判別されると、制御指標切換手段(56)により、上
記凍防運転制御手段(53)及び開度変更手段(54)
の制御を室内吸込センサ(Thr)で検出される室内吸
込空気温度Trに基づき行うよう、制御指標が切換えら
れる。すなわち、上記図4のフローチャートのステップ
R5以下で室内吸込空気温度Trが23℃以下の状態が
30分間以上継続すると凍結防止運転が行われる。ここ
で、室内吸込空気温度Trは室内熱交換器(6)の液管
温度Teを反映するものであるから、このように室内吸
込空気温度Trを指標とすることにより、上記請求項1
の発明と同様の効果を得ることができ、室内液管センサ
(The)が異常のときにも、凍結防止運転の開始を可
及的に回避することができるのである。 [0041] 次に、請求項3の発明に係る第2実施例について説明す
る。第2実施例においても、冷媒回路の構成は上記第1
実施例と共通である。ここで、本実施例における凍結防
止制御の内容について、図5のフローチャートに基づき
説明するに、ステップP1で凍防条件が成立すると、ス
テップP2で、上述の条件で凍結防止制御を行い、ステ
ップP3で室内液管センサ(The)が正常か否かを判
別する。そして、室内液管センサ(The)が正常であ
れば、ステップP4の判別で凍結防止運転から通常運転
への復帰条件、つまり、室内熱交換器(6)の液管温度
Teが7(℃)以上の状態が連続して10分間以上継続
し、もはや室内熱交換器(6)の凍結の虞れは解消した
と判断されるまで凍結防止運転を行ってから、通常冷房
運転に復帰する。一方、上記ステップP3の判別で室内
液管センサ(The)が異常のときには、ステップP5
に移行し、サーモオフ運転を10分間行ってから、通常
冷房運転に復帰する。すなわち、通常の3分間のサーモ
オフ運転では室内熱交換器(6)の氷結が完全に融解し
ない虞れがあることに鑑み、サーモオフ運転時間を所定
時間だけ延長するようにしている。 [0042] したがって、上記第2実施例では、凍結防止運転におい
て、室内液管センサ(The)が異常の場合、通常冷房
運転への復帰を判断するに際し、液管温度Teの値が解
らないので、通常の3分間のサーモオフ運転に従うとし
てもよいカミそのような短時間のサーモオフ運転では、
運転状態によっては室内熱交換器(6)の氷結が完全に
融解しない虞れがある。それに対し、上記のようにさら
に所定時間の間サーモオフ運転時間を延長することで、
室内熱交換器(6)の融解を完全に行うことができ、よ
って、信頼性の向上を図ることができるのである。 [0043] 次に、第3実施例について、図6のフローチャートに基
づき説明する。図6はセンサ異常時における疑似運転の
ための制御内容を示し、ステップQ1で、センサの異常
個数をカウントするカウンタをリセットし、以下、ステ
ップQ2.Q4、Q6.Q8.QIOで、それぞれ、外
気温センサ(Tha) 、外熱交センサ(The)
吐出管センサ(Th2) 室内吸込センサ(Thr)
室内液管センサ(The)が正常か否かを判別し、
異常の時のみ、それぞれステップQ3 、 Q5 、
Q7 。 Q9 、Qllに進んで、カウンタのカウントを行った
後、ステップQ12で、上記各判別を経た結果カウンタ
が3以上に達したか否かを判別する。そして、カウンタ
が3以上でなければ、ステップQ13に進み、異常のセ
ンサについては疑似値を代入して、通常運転を継続する
一方、カウンタが3以上であれば、ステップQ14に進
んで、空気調和装置全体を異常停止させる。 [0044] すなわち、センサが一つだけ異常になったことで空気調
和装置を停止させたのでは空気調和装置の利用価値が低
下する。したがって、2つまでセンサが異常になっても
疑似運転をすることにより、連続運転を確保でき、よっ
て、利用価値の向上を図ることができる。 [0045]
き説明する。 [0019] 図2は本発明を適用した空気調和装置の冷媒配管系統を
示し、(1)は圧縮機(2)は冷房運転時には図中実線
のごとく、暖房運転時には図中破線のごとく切換わる四
路切換弁、(3)は冷房運転時には凝縮器として、暖房
運転時には蒸発器として機能する室外熱交換器、(4)
は液冷媒を貯留するためのレシーバ、(5)は冷媒の減
圧機能と冷媒流量の調節機能とを有する電動膨張弁、(
6)は室内に設置され、冷房運転時には蒸発器として、
暖房運転時には凝縮器として機能する室内熱交換器、(
7)は圧縮機(1)の吸入管に介設され、吸入冷媒中の
液冷媒を除去するためのアキュムレータである。 [0020] 上記各機器(1)〜(7)は冷媒配管(8)により順次
接続され、冷媒の循環により熱移動を生ぜしめるように
した冷媒回路(9)が構成されている。 [0021] ここで、上記冷媒回路(9)の圧縮機(1)吐出側には
、吐出冷媒中の油を回収するための油回収器(10)が
介設されていて、該油回収器(10)から圧縮機(1)
−アキュムレータ(7)間の吸入管まで、油回収器(1
0)の油を圧縮機(1)の吸入側に戻すための油戻し通
路(11)が設けられている。そして、この池戻し通路
(11)には、通路を開閉する開閉弁(12)が介設さ
れていて該開閉弁(12)は常時は閉じられている一方
、圧縮機(1)の起動時等には所定の制御により開けら
れて、圧縮機(1)の吸入側に油回収器(10)の油及
び吐出冷媒の一部を戻すようになされている。 [0022] また、冷媒回路(9)の液管において、上記レシーバ(
4)と電動膨張弁(5)とは、電動膨張弁(5)がレシ
ーバ(4)の下部つまり液部に連通ずるよう共通路(8
a)に直列に配置されており、共通路(8a)のレシー
バ(4)上部側の端部である点(P)と室外熱交換器(
3)との間は、レシーバ(4)側への冷媒の流通のみを
許容する第1逆上弁(21)を介して第1流入路(8b
)により上記共通路(8a)の点(P)と室内熱交換器
(6)との間はレシーバ(4)側への冷媒の流通のみを
許容する第2逆止弁(22)を介して第2流入路(8c
)によりそれぞれ接続されている一方、共通路(8a)
の上記電動膨張弁(5)側の端部である点(Q)と上記
第1逆止弁(21)−室外熱交換器(3)間の点(S)
とは第1キヤピラリチユーブ(C1)を介して第1流出
路(8d)により共通路(8a)の上記点(Q)と上記
第2逆止弁(22)−室内熱交換器(6)間の点(R)
とは第2キヤピラリチユーブ(C2)を介して第2流出
路(8e)によりそれぞれ接続されている。 [0023] すなわち、冷房運転時には、室外熱交換器(3)で凝縮
液化された液冷媒が第1逆止弁(21)を経てレシーバ
(4)に貯溜され、電動膨張弁(5)及び第2キヤピラ
リチユーブ(C2)で減圧された後、室内熱交換器(6
)で蒸発して圧縮機(1)に戻る循環となる一方、暖房
運転時には、室内熱交換器(6)で凝縮液化された液冷
媒が第2逆止弁(22)を経てレシーバ(4)に貯溜さ
れ、電動膨張弁(5)及び第1キヤピラリチユーブ(C
1)で減圧された後、室外熱交換器(3)で蒸発して圧
縮機(1)に戻る循環となるように構成されている。 [0024] なお、(8f)は、点(P)−点(S)間の第1流入路
(8b)において第1逆止弁(21)をバイパスして設
けられだ液封防止バイパス路であって、該液封防止バイ
パス路(8f)には冷媒減圧用の第3キヤピラリチユー
ブ(C3)が介設されている。 [0025] また、空気調和装置には、センサ類が配置されていて、
(T’h2)は圧縮機(1)の吐出管に配置され、吐
出管温度T2を検出する吐出冷媒温度検出手段としての
吐出管センサ、(The)は室外熱交換器(3)の液管
に配置され、冷房運転時に冷媒の凝縮温度Tcを検出す
る凝縮温度検出手段としての外熱交センサ、(Tha)
は室外熱交換器(3)の空気吸込口に配置され、室外吸
込空気温度を検出する外気温センサ、(The)は室内
熱交換器(6)の液管に配置され、冷房運転時における
蒸発温度としての液管温度Teを検出する液管温度検出
手段及び蒸発温度検出手段である室内液管センサ、 (
Thr)は室内熱交換器(6)の空気吸込口に配置され
、吸込空気温度Trを検出する室内吸込温検出手段とし
ての室内吸込センサであって、上記各センサは、空気調
和装置の運転を制御するためのコントローラ(図示せず
)に信号接続されており、該コントローラにより、セン
サの信号に応じて各機器の運転を制御するようになされ
ている。 [0026] 次に、上記コントローラの制御内容について図3及び図
4のフローチャートに基づき説明する。 [0027] 図3は冷房運転時における冷凍効果EERを最大に維持
するためのEER制御の内容を示し、ステップS1で、
上記室内液管センサ(The)で検出される蒸発温度T
e、外熱交センサ(The)で検出される凝縮温度Tc
及び吐出管センサ(Th2)で検出される吐出管温度T
2をそれぞれ入力し、ステップS2で、下託1式 %式%(1) に基づき、最適な冷凍効果EERを与える吐出管温度で
ある最適温度Tkを算出する。 [0028] 次に、ステップS3で、式 ΔT2 =T2−Tkに基
づき吐出管温度T2と最適温度Tkとの温度差ΔT2を
算出した後、ステップS4で、1ΔT2 1≦5か否か
、つまり吐出管温度T2が最適温度Tkの上下一定範囲
内に収束したが否かを判別し、収束するまでは、ステッ
プS5に進んで、△T2が正が否が、つまり吐出管温度
T2が最適温度Tkよりも高いが否かを判別し、吐出管
温度T2の方が高ければ、ステップS6で電動膨張弁(
5)を中程度に開くよう制御する一方吐呂管温度T2の
方が低ければ、ステップS7で電動膨張弁(5)の開度
を中程度に閉じるように制御する。一方、上記ステップ
s4の判別で、1△T2 1≦5となり、吐出管温度T
2が最適温度Tkの上下一定範囲内に収束すると、ステ
ップS8に移行して、詳細は省略するが、電動膨張弁(
5)の開度を吐出管温度T2−最適温度Tkの温度差Δ
T2と、室内熱交換器(6)の吸込差温とに基づき制御
するファジー制御を実行するようになされている。 [0029] 次に、図4は凍結防止制御の内容を示し、まず、ステッ
プR1−’7、サンプリングタイム20秒間の間積算さ
れた後クリアされるメインタイマ(図示せず)のカウン
トが「0」か否かを判別し、「0」の時のみ、つまり2
0秒毎に以下の制御を行う。すなわち、ステップR2で
、凍結防止サーモオフ時に「1」となる凍防サーモオフ
フラグF 1ce3が「1」か否かを判別し、F 1c
e3= 1でない時には、ステップR3以下の制御を実
行する。すなわち、ステップR3で、上記室内液管セン
サ(The)で検出される液管温度Teが一5℃以下か
否かを判別し、Te≦−5(℃)であれば、ステップR
4で、第1凍防タイマ(図示せず)Ficelのカウン
トを積算し、さらに、ステップR5で、第2凍防タイマ
(図示せず)のカウントを積算する。ここで、上記第1
凍防タイマは液管温度Teが一5℃以下となる時間を積
算して5分間でタイムアツプするものであり、第2凍防
タイマは液管温度Teが一1℃以下となる時間を積算し
て30分間でタイムアツプするものである。 [00301 次に、ステップR6で、第1凍防タイマF 1celの
カウントが「15」以上になったか否か、つまり液管温
度Teが一5℃以下の状態が5分間継続したか否かを判
別し、液管温度Teが一5℃以下の状態が5分間継続す
るまでは、ステップR7で、第2凍防タイマF 1ce
2のカウントが「90」以上か否か、つまり液管温度T
eが一1℃以下の状態が30分間継続したか否かを判別
する。そして、上記ステップR6及びR7の判別で、第
1凍防タイマF 1cel及び第2凍防タイマF 1c
e2がいずれもタイムアツプするまでは、ステップR8
で、上記吐出管温度T2−最適温度Tkの温度差へT2
が一10℃よりも高いが否が、つまり吐出管温度T2が
湿り運転となるまでに余裕があるが否かを判別し、ΔT
2 >−10(’C)であれば、湿り運転となるまでに
余裕があると判断し、ステップR9で、電動膨張弁(5
)を大きめに開くよう制御する。ただし、上記ステップ
R8の判別で、ΔT2 >−10(’C)でなければ、
電動膨張弁(5)を開くと湿り運転になる虞れがあると
判断し、電動膨張弁(5)の開度制御を行わない。 [0031] 一方、上記ステップR6又はR7の判別で、第1凍防タ
イマF 1cel又は第2凍防タイマF 1ce2のい
ずれかがタイムアツプすると、ステップRIOに移行し
、凍防サーモオフフラグF 1ce3を「1」に切換え
て、ステップR11で、空気調和装置全体を冷房運転時
のサーモオフ状態とする凍結防止運転を行う。 [0032] また、上記ステップR3の判別で、液管温度Teが一5
℃以下のときには、ステップR12に移行して、さらに
、液管温度Teが一1℃以下か否かを判別する。 そして、Te≦−1(℃)であれば、上記ステップR5
に移行して、第2凍防タイマF 1ce2のカウント積
算等の制御を行う一方、Te≦−1(℃)でなければ、
ステップR13に進んで、室内液管センサ(The)が
異常のときに「1」となる液管センサ異常フラグFte
が「1」か否かを判別し、異常でなければ以下の制御を
行うことなく、次の制御に進むが、室内液管センサ(T
he)が異常であれば、ステップR14に進んで、室内
吸込センサ(Thr)で検出される室内吸込空気温度T
rが23℃以下か否かを判別し、Tr≦23(℃)であ
れば、上記ステップR5に移行して、第2凍防タイマF
1ce2のカウントを積算し、室内液管センサ(Th
e)の代わりに、室内吸込センサ(Thr)を制御指標
とするよう切換えて凍結防止運転等を行う。さらに、上
記ステップR14の判別で、Tr≦23(℃)でないと
きには、ステップR15に進んで、室内吸込センサ(T
hr)が異常のときに「1」となる吸込センサ異常フラ
グFtrが「1」か否かを判別し、Ftr=1でなけれ
ば、次の制御に進む一方、Ftr=1であれば、上記ス
テップR5の制御に移行する[0033] なお、上記ステップR2の判別で凍防サーモオフフラグ
Fice3が「1」のときには、ステップR16に移行
し、Te≧10(℃)が否かを判別し、Te≧10(℃
)でなければ、ステップR17に進んで、液管センサ異
常フラグFteが「1」が否かを判別し、Fte=1で
なければそのまま凍結防止運転を続行する。そして、上
記ステップR16の判別でTe≧10(℃)に回復した
とき、或いはステップR17の判別でFte=1のとき
には、液管温度Teが十分高いか室内液管センサ(Th
e)の異常であるので、凍結防止運転を行う必要がない
と判断して、ステップR18、R19,R20で、それ
ぞれ第1凍防フラグFicel、第2凍防フラグFic
e2.凍防サーモオフフラグF 1ce3を「O」に設
定して次の制御に進む。 [0034] 上記フローにおいて、請求項1の発明では、ステップS
2の制御により、冷媒の蒸発温度Teと凝縮温度Tcと
に応じて、最適な冷凍効果を与える吐出冷媒温度T2の
最適温度Tkを演算する最適温度演算手段(51)が構
成され、ステップS3の制御により、吐出冷媒温度T2
と最適温度Tkとの温度差ΔT2を演算する温度差演算
手段(52)が構成されている。また、ステップR11
の制御により、室内熱交換器(6)の液管温度Teが所
定時間以上設定温度以上のときに、凍結防止運転をする
よう制御する凍防運転制御手段(53)が構成され、ス
テップR9の制御により、室内熱交換器(6)の液管温
度Teが設定値以下になってから所定時間が経過するま
での間、吐出管温度T2−最適温度Tkの温度差へT2
が一定値(上記実施例では一10℃)よりも高いときに
は電動膨張弁(5)の開度を増大するよう変更する開度
変更手段(54)が構成されている。 [0035] また、請求項2の発明では、ステップR13の判別によ
り、液管センサ(The)が異常であることを判別する
液管センサ異常判別手段(55)が構成され、ステップ
R14からステップR5に移行する制御により、液管セ
ンサ(The)の異常時上記凍結防止運転制御手段(5
3)及び開度変更手段(54)の制御を上記吸込温度検
出手段(Thr)で検出される室内吸込空気温度に基づ
き行うよう切換える制御指標切換手段(56)が構成さ
れている。 [0036] したがって、上記実施例では、請求項1の発明に対応し
て、冷房運転時、凍結防止運転制御手段(53)により
、室内液管センサ(Te )で検出される液管温度Te
が所定時間以上設定値以下のときに(上記実施例では、
5分間以上Te≦−5(℃)のとき、或いは30分間以
上TTe−1(℃)のとき) 室内熱交換器(6)の凍
結防止運転が行われ、室内熱交換器(6)の凍結が防止
される。 [0037] その場合、このような凍結防止運転は圧縮機(1)を停
止させるものであり、圧縮機(1)のオン・オフが頻繁
に繰り返されると信頼性の低下を招くことになる。ここ
で、本発明では、開度変更手段(54)により、室内熱
交換器(6)の液管温度Teが設定値以下になってから
所定時間が経過するまでの間、吐出管温度T2−最適温
度Tkの温度差へT2が一定値(上記実施例では一10
℃)よりも高いときには、電動膨張弁(5)の開度を増
大するように変更されるので、冷媒流量が増大し、冷媒
の蒸発温度Te、つまり、室内熱交換器(6)の液管温
度Teが上昇する。したがって、凍結防止運転への突入
が回避され、圧縮機(1)の頻繁なオン・オフの回数が
低減することになる。 [0038] ただし、上記のように、電動膨張弁(5)の開度を増大
させることによって、冷媒の状態が湿り気味となると、
液圧縮の虞れが生じるが、本発明では、最適温度演算手
段(51)により蒸発温度Teと凝縮温度Tcとに基づ
き最適な冷凍効果を与える吐出冷媒温度T2の最適温度
Tkが演算され、温度差演算手段(52)により、吐出
冷媒温度T2と最適温度Tkとの温度差へT2が演算さ
れると、開度変更手段(54)により、この温度差へT
2が一定値(上記実施例では一10℃)よりも高いとき
にのみ、つまり吐出管温度T2に余裕がある場合のみ電
動膨張弁(5)の開度を増大させるよう制御されるので
、湿り運転を有効に防止することができ、よって、信頼
性と空調感との向上を図ることができるのである。 [0039] なお、上記実施例では室内液管センサ(The)で、液
管温度検出手段と蒸発温度検出手段とを兼用したが、本
発明はかかる実施例に限定されるものではなく、例えば
蒸発温度は圧力センサ等で検出するようにしてもよい。 ただし、上記実施例のように兼用することにより、コス
トの大幅な低減を図ることができる利点がある。 [0040] 一方、・上記請求項1の発明の作用において、液管温度
Teを検出する室内液管センサ(The)が異常のとき
には、凍結防止運転の開始2回避等の判断を誤ることに
なる。ここで、請求項2の発明では、液管センサ異常判
別手段(55)により室内液管センサ(The)の異常
が判別されると、制御指標切換手段(56)により、上
記凍防運転制御手段(53)及び開度変更手段(54)
の制御を室内吸込センサ(Thr)で検出される室内吸
込空気温度Trに基づき行うよう、制御指標が切換えら
れる。すなわち、上記図4のフローチャートのステップ
R5以下で室内吸込空気温度Trが23℃以下の状態が
30分間以上継続すると凍結防止運転が行われる。ここ
で、室内吸込空気温度Trは室内熱交換器(6)の液管
温度Teを反映するものであるから、このように室内吸
込空気温度Trを指標とすることにより、上記請求項1
の発明と同様の効果を得ることができ、室内液管センサ
(The)が異常のときにも、凍結防止運転の開始を可
及的に回避することができるのである。 [0041] 次に、請求項3の発明に係る第2実施例について説明す
る。第2実施例においても、冷媒回路の構成は上記第1
実施例と共通である。ここで、本実施例における凍結防
止制御の内容について、図5のフローチャートに基づき
説明するに、ステップP1で凍防条件が成立すると、ス
テップP2で、上述の条件で凍結防止制御を行い、ステ
ップP3で室内液管センサ(The)が正常か否かを判
別する。そして、室内液管センサ(The)が正常であ
れば、ステップP4の判別で凍結防止運転から通常運転
への復帰条件、つまり、室内熱交換器(6)の液管温度
Teが7(℃)以上の状態が連続して10分間以上継続
し、もはや室内熱交換器(6)の凍結の虞れは解消した
と判断されるまで凍結防止運転を行ってから、通常冷房
運転に復帰する。一方、上記ステップP3の判別で室内
液管センサ(The)が異常のときには、ステップP5
に移行し、サーモオフ運転を10分間行ってから、通常
冷房運転に復帰する。すなわち、通常の3分間のサーモ
オフ運転では室内熱交換器(6)の氷結が完全に融解し
ない虞れがあることに鑑み、サーモオフ運転時間を所定
時間だけ延長するようにしている。 [0042] したがって、上記第2実施例では、凍結防止運転におい
て、室内液管センサ(The)が異常の場合、通常冷房
運転への復帰を判断するに際し、液管温度Teの値が解
らないので、通常の3分間のサーモオフ運転に従うとし
てもよいカミそのような短時間のサーモオフ運転では、
運転状態によっては室内熱交換器(6)の氷結が完全に
融解しない虞れがある。それに対し、上記のようにさら
に所定時間の間サーモオフ運転時間を延長することで、
室内熱交換器(6)の融解を完全に行うことができ、よ
って、信頼性の向上を図ることができるのである。 [0043] 次に、第3実施例について、図6のフローチャートに基
づき説明する。図6はセンサ異常時における疑似運転の
ための制御内容を示し、ステップQ1で、センサの異常
個数をカウントするカウンタをリセットし、以下、ステ
ップQ2.Q4、Q6.Q8.QIOで、それぞれ、外
気温センサ(Tha) 、外熱交センサ(The)
吐出管センサ(Th2) 室内吸込センサ(Thr)
室内液管センサ(The)が正常か否かを判別し、
異常の時のみ、それぞれステップQ3 、 Q5 、
Q7 。 Q9 、Qllに進んで、カウンタのカウントを行った
後、ステップQ12で、上記各判別を経た結果カウンタ
が3以上に達したか否かを判別する。そして、カウンタ
が3以上でなければ、ステップQ13に進み、異常のセ
ンサについては疑似値を代入して、通常運転を継続する
一方、カウンタが3以上であれば、ステップQ14に進
んで、空気調和装置全体を異常停止させる。 [0044] すなわち、センサが一つだけ異常になったことで空気調
和装置を停止させたのでは空気調和装置の利用価値が低
下する。したがって、2つまでセンサが異常になっても
疑似運転をすることにより、連続運転を確保でき、よっ
て、利用価値の向上を図ることができる。 [0045]
以上説明したように、請求項1の発明によれば、圧縮機
、室外熱交換器、電動膨張弁及び室内熱交換器を備えた
空気調和装置において、冷房運転時、室内熱交換器の液
管温度が所定時間以上設定温度以下のときに、凍結防止
運転をするよう制御するとともに、室内熱交換器の液管
温度が設定温度以下になってから所定時間が経過するま
での間、吐出冷媒温・度とその最適温度との温度差が一
定値よりも高いときには、電動膨張弁の開度を増大させ
るようにしたので、湿り運転を招くことなく、凍結防止
運転による圧縮機のオン・オフの繰り返し回数を低減す
ることができ、よって、信頼性と空調感との向上を図る
ことができる。 [0046] 請求項2の発明によれば、上記請求項1の発明において
、室内熱交換器の液管温度を検出する液管センサが異常
のときには、液管温度の代わりに室内吸込空気温度に応
じて凍結防止運転と電動膨張弁の開度変更とを行うよう
にしたので、センサ異常時にも、上記請求項1の発明と
同様の効果を発揮することができる。 [0047] 請求項3の発明によれば、上記請求項2の発明による凍
結防止運転において、液管センサが異常の場合、通常の
3分間のサーモオフ運転に対してさらに所定時間の間サ
ーモオフ運転時間を延長するようにしたので、室内熱交
換器の融解を完全に行うことができ、よって、信頼性の
向上を図ることができる。
、室外熱交換器、電動膨張弁及び室内熱交換器を備えた
空気調和装置において、冷房運転時、室内熱交換器の液
管温度が所定時間以上設定温度以下のときに、凍結防止
運転をするよう制御するとともに、室内熱交換器の液管
温度が設定温度以下になってから所定時間が経過するま
での間、吐出冷媒温・度とその最適温度との温度差が一
定値よりも高いときには、電動膨張弁の開度を増大させ
るようにしたので、湿り運転を招くことなく、凍結防止
運転による圧縮機のオン・オフの繰り返し回数を低減す
ることができ、よって、信頼性と空調感との向上を図る
ことができる。 [0046] 請求項2の発明によれば、上記請求項1の発明において
、室内熱交換器の液管温度を検出する液管センサが異常
のときには、液管温度の代わりに室内吸込空気温度に応
じて凍結防止運転と電動膨張弁の開度変更とを行うよう
にしたので、センサ異常時にも、上記請求項1の発明と
同様の効果を発揮することができる。 [0047] 請求項3の発明によれば、上記請求項2の発明による凍
結防止運転において、液管センサが異常の場合、通常の
3分間のサーモオフ運転に対してさらに所定時間の間サ
ーモオフ運転時間を延長するようにしたので、室内熱交
換器の融解を完全に行うことができ、よって、信頼性の
向上を図ることができる。
【図1】
本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】
第1実施例に係る空気調和装置の冷媒配管系統図である
。
。
【図3】
第1実施例におけるEER制御の内容を示すフローチャ
ート図である。
ート図である。
【図4】
第1実施例における凍結防止制御の内容を示すフローチ
ャート図である。
ャート図である。
【図5】
第2実施例における凍結防止運転中の制御の内容を示す
フローチャート図である。
フローチャート図である。
【図6】
第3実施例におけるセンサ異常による疑似運転判定制御
の内容を示すフローチャート図である。
の内容を示すフローチャート図である。
【符号の説明1
1 圧縮機
3 室外熱交換器
5 電動膨張弁
6 室内熱交換器
9 冷媒回路
51 最適温度演算手段
52 温度差演算手段
53 凍防運転制御手段
54 開度変更手段
55 液管センサ異常判別手段
56 制御指標切換手段
Thc 外熱交センサ
(凝縮温度検出手段)
The 室内液管センサ
(液管温度検出手段)
(蒸発温度検出手段)
Thr 室内吸込センサ
(吸込温検出手段)
Th2 吐出管センサ
(吐出温度検出手段)
【書類者】
図面
【図1】
[図2】
d
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
Claims (3)
- 【請求項1】圧縮機(1)、室外熱交換器(3)、電動
膨張弁(5)及び室内熱交換器(6)を順次接続してな
る冷媒回路(9)を備えた空気調和装置において、 冷房運転時、上記室内熱交換器(6)の液管温度を検出
する液管温度検出手段(The)と、該液管温度検出手
段(The)の出力を受け、冷房運転時、室内熱交換器
(6)の液管温度が所定時間以上設定値以下のときに、
凍結防止運転をするよう制御する凍防運転制御手段(5
3)とを備えるとともに、冷房運転時、上記冷媒回路(
9)における冷媒の蒸発温度を検出する蒸発温度検出手
段(The)と、冷房運転時、冷媒の凝縮温度を検出す
る凝縮温度検出手段(Thc)と、上記蒸発温度検出手
段(The)及び凝縮温度検出手段(Thc)の出力を
受け、冷媒の蒸発温度と凝縮温度とに応じて、最適な冷
凍効果を与える吐出冷媒温度の最適温度を演算する最適
温度演算手段(51)と、吐出冷媒温度を検出する吐出
温度検出手段(Th2)と、該吐出温度検出手段(Th
2)の出力を受け、吐出冷媒温度と最適温度との温度差
を演算する温度差演算手段(52)と、上記液管温度検
出手段(The)及び温度差演算手段(52)の出力を
受け、冷房運転時、室内熱交換器(6)の液管温度が設
定値以下になってから所定時間が経過するまでの間、吐
出管温度−最適温度の温度差が一定値よりも高いときに
は上記電動膨張弁(5)の開度を増大するよう変更する
開度変更手段(54)とを備えたことを特徴とする空気
調和装置の運転制御装置。 - 【請求項2】請求項1記載の空気調和装置の運転制御装
置において、液管温度検出手段(The)はサーミスタ
で構成された液管センサであり、上記室内熱交換器(6
)の吸込空気温度を検出する吸込温度検出手段(Thr
)と、上記液管センサ(The)で検出される液管温度
が正常範囲からはずれているときに、液管センサ(Th
e)が異常であることを判別する液管センサ異常判別手
段(55)と、該液管センサ異常判別手段(55)出力
を受け、液管センサ(The)の異常時、上記凍防運転
制御手段(53)及び開度変更手段(54)の制御を上
記吸込温度検出手段(Thr)で検出される室内吸込空
気温度に基づき行うよう切換える制御指標切換手段(5
6)とを備えたことを特徴とする空気調和装置の運転制
御装置。 - 【請求項3】請求項2記載の空気調和装置の運転制御装
置において、凍結防止運転はサーモオフ運転であり、凍
防運転制御手段(53)は、液管センサ(The)の異
常時、凍結防止運転の時間を通常のサーモオフ運転の時
間よりも所定時間延長することを特徴とする空気調和装
置の運転制御装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-214203 | 1990-08-10 | ||
JP21420390 | 1990-08-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0493541A true JPH0493541A (ja) | 1992-03-26 |
JP2504337B2 JP2504337B2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=16651940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2409559A Expired - Lifetime JP2504337B2 (ja) | 1990-08-10 | 1990-12-28 | 空気調和装置の運転制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2504337B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0539942A (ja) * | 1991-08-01 | 1993-02-19 | Sharp Corp | 空気調和機 |
WO2011070962A1 (ja) | 2009-12-09 | 2011-06-16 | シャープ株式会社 | 空気調和機、膨張弁の開度制御方法および膨張弁の開度制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
CN109357443A (zh) * | 2018-10-18 | 2019-02-19 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 一种电子膨胀阀开度控制方法、装置及多联机系统 |
WO2019159621A1 (ja) * | 2018-02-16 | 2019-08-22 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置 |
JP2019143966A (ja) * | 2019-05-20 | 2019-08-29 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置 |
CN114396707A (zh) * | 2022-01-14 | 2022-04-26 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调器的防冻结控制方法和装置 |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP2409559A patent/JP2504337B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0539942A (ja) * | 1991-08-01 | 1993-02-19 | Sharp Corp | 空気調和機 |
WO2011070962A1 (ja) | 2009-12-09 | 2011-06-16 | シャープ株式会社 | 空気調和機、膨張弁の開度制御方法および膨張弁の開度制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
WO2019159621A1 (ja) * | 2018-02-16 | 2019-08-22 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置 |
JP2019143830A (ja) * | 2018-02-16 | 2019-08-29 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置 |
CN109357443A (zh) * | 2018-10-18 | 2019-02-19 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 一种电子膨胀阀开度控制方法、装置及多联机系统 |
JP2019143966A (ja) * | 2019-05-20 | 2019-08-29 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置 |
CN114396707A (zh) * | 2022-01-14 | 2022-04-26 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调器的防冻结控制方法和装置 |
CN114396707B (zh) * | 2022-01-14 | 2023-02-28 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调器的防冻结控制方法和装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2504337B2 (ja) | 1996-06-05 |
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