JPH0492916A - 二重書き制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンピュータシステムの書換可能な外部記憶
サブシステムに関し、特に上位装置からの単一の書き込
み指示に対して二重化指定された正・副二台のボリュー
ムに書き込みを行う可変長記録方式の磁気ディスクサブ
システムに関する。

〔従来の技術〕

可変長記録方式（ＣＫＤ記録方式）における書き込み指
示は、キ一部／データ部のみを書き込む更新書き込み、
カウント部／キ一部／データ部を書き込む形式書き込み
、およびホームアドレス部／レコード０を書き込むトラ
ック書き込みの３種がある。

二重書き対象の磁気ディスク装置に対して、不良／交代
トラック割付、欠陥位置情報などのトラックの属性を変
更する書き込みは許されないため、トラック書き込みは
二重書き制御の対象とはならないので、二重書き制御対
象は更新書き込みと形式書き込みの２種である。

主ボリュームの書き込み時に、磁気ディスク制御装置は
後で副ボリュームの書き込みを行うために、書き込みを
行うレコードの全情報（カウント部／キ一部／データ部
）をディスクキャッシュメモリなどの一時記憶に記憶し
ている。

主ボリュームへの書き込みの際は、更新書き込み／形式
書き込みの種別が上位装置からの指示によって明示され
るが、副ボリュームへの書き込みの際は、書き込み種別
が明示されないために、主ボリュームへの書き込みの際
に更新したレコードからトラック上の最終レコードまで
を一時記憶に記憶し一時記憶に記憶されているすべての
レコードを副ボリュームに形式書き込みする方式がとら
れている。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の方式では、上位装置が更新書き込みを指令した場
合に、磁気ディスク制御装置は少なくとも更新書き込み
を行ったレコードがらトラック上の最終レコードまでを
一時記憶に格納する必要があるが、これらのレコードを
一時記憶に格納するために主ボリュームから読みだす際
に、訂正不能なデータエラーが発生して一時記憶への格
納が失敗すると、副ボリュームへの書き込みが不能にな
り、結果的に二重化を解除せざるをえなくなる。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の二重書き制御方式は、上位装置がちの単一の書
き込み指示に対して二重化指定された正・副二台のボリ
ュームに書き込みを行う可変長記録方式の記憶サブシス
テムにおいて、正ボリュームの書き込み時に、書き込み
データとともに、トラック単位に形式書き込みがなされ
たか否かと、最小の形式書き込み指示がなさたレコード
のトラック上での位置を記憶し、副ボリュームへの書き
込みの際に、形式書き込みがなされていた場合に限り形
式書き込みがなされたレコード以降の書き込みデータを
副ボリュームに形式書き込みする手段を有している。

〔実施例〕

次に本発明について図面を参照して説明する。

第１図は、ＣＫＤ記録方式のトラックの標準的な形式で
ある。

トラックの開始端には、ホームアドレス部１０があり以
降に複数個のレコード１１がある。各レコード１１は、
カウント部１２、キ一部１３およびデータ部１４からな
る。

カウント部１２は、このカウント部１２が属するレコー
ド１１のキ一部１３およびデータ部１４の記憶容量１６
．１７を記録しており、カウント部１２を更新すると、
レコード１１が記憶媒体上で占める記録長を更新するこ
とにあるために、以降のレコード１１を抹消して新たな
レコード１１を書き込むことになる。

また、カウント部１２には、記録媒体上の物理的な欠陥
を回避して情報の書き込み読み出しを行う目的で、欠陥
位置と自身（カウント部１２）の記録位置を表示する５
Ｎ１５を記録している。

上位装置２０からの書き込み指令は、ホームアドレス部
１０を書き込むトラック書き込み、カウント部１２、キ
一部１３およびデータ部１４（レコード全体１１）を書
き込む形式書き込み、キー部１３、データ部ＩＡおよび
データ部１４を書き込む更新書き込みの３種がある。

ただし、レコード０１１は、ホームアドレス部１０とと
もにトラックの物理的な状態を記録しており、これらを
書き込む操作をトラック書き込みと読んで他と区別する
。

第２図は、本発明の一実施例のブロック図である。

さて、単一の書き込み指令により、主・副ふたつのボリ
ュームに書き込みを行う処理を二重書きと読んでいるが
、二重書きの基本的な処理過程は１．第一に磁気ディス
ク制御装置２１内にトラック全体の情報を格納するに足
る一時記憶を設置して、上位装置２０がらの書き込み指
令で上位装置２０から送られる書き込み情報を主ボリュ
ーム２６に書き込むと同時にこの一時記憶に記憶してお
く処理と、第二に書き込み指令が終了した後に、記憶し
ておいた書き込み情報を副ボリューム２７に書き込む処
理に分かれている。

−時記憶として、ディスクキャッシュメモリーの一部を
使用する方式があるが、当実施例では、−時に１本のト
ラックの情報を記録するトラックバッファー２２を使用
した場合を説明する。

上位装置２０からの指令は、書き込み指令を含めて連鎖
することが許されており、複数の書き込み指令を連鎖し
て、トラック上の複数のレコード１１を一括して書き込
むことができる。

磁気ディスク制御装置２１は、上位装置２０からの指令
がキ一部およびデータ部の更新書き込みである場合はカ
ウント部１２を、データ部１４の更新書き込みである場
合はカウント部１２およびキ一部１３を、それぞれ上位
装置２０から供給されない情報を主ボリューム２６から
読みだしてトラックバッファー２２に記憶する。カウン
ト部１２の読みだし処理は後続のキ一部１３およびデー
タ部１４の記録容量１６．１７を知るために必須であり
、この記録は副ボリューム２７への書き込み時に、同様
にキ一部１３およびデータ部１４の記録容量１６．１７
を知るために必要な処理である。

上位装置２０からの指令連鎖内で更新書き込みまたは形
式書き込みが行われた場合は副ボリューム２７への書き
込みを行う必要があり、連鎖内で読みだしのみが行われ
た場合はこの処理を必要としない０両者の判別を行うた
めに、任意の書き込み指令実行時に、副ボリューム未更
新フラグ２３をセットする。

連鎖開始以前に最小形式書き込み位置レジスタ２４に媒
体上ではありえない大きさの値を格納しくステップ３１
）、連鎖内で形式書き込みが行われた時に、副ボリュー
ム未更新フラグ２３をセットする（ステップ３６）とと
もに、形式書き込みを行ったカウント部１２の５Ｎ１５
と最小形式書き込み位置レジスタ２４の内容を比較して
、より小さい値を最小形式書き込み位置レジスタ２４に
格納する（ステップ３４．３５）。

連鎖内の最終指令が処理したレコード１１以降にレコー
ド１１が存在していたとしても、これらをトラックバッ
ファー２２に格納せず、トラックバッファー２２にもう
これ以上レコードが格納されていないことを記憶するた
めに、トラックバッファー２２上の最終カウント部のＳ
Ｎを最終レコード位置レジスタ２５に格納する（ステッ
プ３８）　　、。

連鎖終了後、副ボリューム更新フラグ２３がセットされ
ていれば、副ボリューム２７の更新を開始する。トラッ
クバッファー２２に格納されている最初のレコードから
最終レコード位置レジスタ２５に記憶しておいたレコー
ド１１までを副ボリューム２７に書き込むのであるが、
この過程で最小形式書き込み位置レジスタ２４に記憶し
ているレコード以前のレコードに間してはキ一部１３お
よびデータ部１４のみを副ボリューム２７に書き込み（
ステップ４１〉、以降のレコードに関してはカウント部
１２、キ一部１３およびデータ部１４を書き込む（ステ
ップ４２）。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、外部記憶サブシス
テムの書き込みとしてはより高頻度の更新書き込みの際
に、トラック上の残余レコード部分を磁気ディスク制御
装置内の一時記憶に格納する必要がないため、これらの
格納の際に生じるリードエラーなどのさまざまな障害の
発生契機を根本的に排除せしめることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はＣＫＤ記録方式を示す概略図、第２図は本発明
の一実施例を示すブロック図、第３図は本発明の一実施
例の動作のフローチャートを示す図である。 １０・・・ホームアドレス部、１１・・・レコード、１
２−１．カウント部、１３・・・キ一部、１４・・・デ
ータ部、１５　、Ｓ　Ｎ、１６・・・キー長、１７・・
・データ長、２０・・・上位装置、２１・・・磁気ディ
スク制御装置、２２・・・トラックバッファー、２３・
・・副ボリューム未更新フラグ、２４・・・最小形式書
き込み位置レジスタ、２５・・・最終レコード位置レジ
スタ、２６・・・主ボリューム、２７・・・副ボリュー
ム。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上位装置からの単一の書き込み指示に対して二重化指定
   された正・副二台のボリュームに書き込みを行う可変長
   記録方式の記憶サブシステムにおいて、正ボリュームの
   書き込み時に、書き込みデータとともに、トラック単位
   に形式書き込みがなされたか否かと、最小の形式書き込
   み指示がなさたレコードのトラック上での位置を記憶し
   、副ボリユームへの書き込みの際に、形式書き込みがな
   されていた場合に限り形式書き込みがなされたレコード
   以降の書き込みデータを副ボリュームに形式書き込みす
   る二重書き制御方式。