JPH0492712A - 車両用空調装置の冷風バイパス制御装置 - Google Patents

車両用空調装置の冷風バイパス制御装置

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JPH0492712A
JPH0492712A JP20853590A JP20853590A JPH0492712A JP H0492712 A JPH0492712 A JP H0492712A JP 20853590 A JP20853590 A JP 20853590A JP 20853590 A JP20853590 A JP 20853590A JP H0492712 A JPH0492712 A JP H0492712A
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JP
Japan
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solar radiation
cold air
bypass
air
air bypass
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JP20853590A
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Inventor
Takashi Osawa
隆司 大沢
Nariaki Ishikawa
成昭 石川
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、冷風バイパス通路を有し、日射高度及び方
位によりバイパス通路を流れる風量及び左右の風量比の
制御を行う車両用空調装置の冷風バイパス制御装置に関
する。
(従来の技術) 従来の車両用空調装置は、自動空調制御時において日射
量を検出するセンサからの信号を、他の信号、例えば車
室内温度、車外温度、エバ後流側温度等と共にマイクロ
コンピュータにおいて演算し、総合信号として出力する
ことによって、この総合信号から温度制御、吸い込みモ
ードの切換、吹出モードの切換を行って車室内の空調を
行っていた。
また、冷風バイパスは体感向上のためにエバポレータ通
過直後の冷風を直接ベント吹出口から吹き出させるよう
にしたもので、通常ハイレヘルモード及びベントモード
において使用されるもので、ヒートモード使用時は冷風
バイパスドアは閉扉されているのが普通である。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、ヒートモード時でも太陽高度が低く又日
射強度が大きい場合には、運転席側及び助手席側に直接
日射が当たり、頭部付近の温度が上昇して快適な温調効
果の達成ができなくなるという問題点があった。
また、上述の条件下で且つ偏日射時においては、運転席
側と助手席側では頭部体感温度に差が生じるため、前記
問題点の解消のため頭部付近の冷房を試みても、左右同
等の温調ではかえって不快感を生じる結果になり、新た
な問題を提起することとなってしまう。
このために、この発明は、日射高度、日射方位、日射量
によって適宜最適な温調がなされるように、冷風バイパ
スを制御する冷風バイパス制御装置を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) しかして第1の発明は第1図に示すように、空調ダクト
2内にエバポレータ8と、該エバポレータ8の下流に位
置するヒータコア9を有し、更に前記ヒータコア9をバ
イパスするバイパス通路17と、該バイパス通路17を
開閉する冷風バイパスドア18と、温調された空気を車
室内に吹き出す吹出モードドア14,15.16を有す
る車両用空調装置において、車両に対する日射高度を演
算する日射高度演算手段100と、車両に対する日射量
を演算する日射量演算手段110と、前記日射高度及び
前記日射量によって冷風バイパス制御を実施するか否か
を判定する作動判定手段120と、前記作動判定手段1
20によって冷風バイパス制御が選択された場合、前記
日射量及び日射高度により冷風バイパス風量を演算する
冷風バイパス風量演算手段130と、前記冷風バイパス
風量演算手段130の結果により冷風バイパスドアを動
かす駆動手段30dへ出力する冷風バイパスドア制御手
段140とを具備することにある。
また、第2の発明は第2図に示すように、空調ダクト5
1a、51b内にエバポレータ58と、該エバポレータ
58の下流に位置するヒータコア59a、59bを有し
、更に該ヒータコア59a。
59bをバイパスするバイパス通路62a、62bと、
該バイパス通路62a、62bを開閉する冷風バイパス
ドア71a、71bと、温調された空気を車室内に吹き
出す吹出モードドア68a。
68b、69a、69b、70a、70bを有する車両
用空調装置において、車両に対する日射高度を演算する
日射高度演算手段100と、車両に対する日射量を演算
する日射量演算手段110と、車両に対する左右の日射
方位を演算する日射方位演算手段150と、前記日射高
度及び前記日射量によって冷風バイパス制御を実施する
か否かを判定する作動判定手段120と、前記作動判定
手段120によって冷風バイパス制御が選択された場合
、前記日射量及び日射高度により冷風バイパス風量を演
算する冷風バイパス風量演算手段130と、前記日射方
位演算手段150によって演算された日射方位によって
、前記冷風バイパス風量演算手段130により調整され
たバイパス通路62a、62bの風量の風量比を更に演
算する左右風配量演算手段135と、前記冷風バイパス
風量演算手段130及び左右風配量演算手段135の結
果により左右の冷風バイパスドアを動かす駆動手段73
C,73fに出力する冷風バイパスドア制御手段140
とを具備することにある。
(作用) したがって、第1の発明においては、日射高度と日射量
により冷風バイパス制御を実行するか否かの判定を行い
、実行する場合は日射量及び日射高度から演算された冷
風バイパス風量を上部吹出口から吹き出させることのよ
り上記課題が達成できるものである。また第2の発明に
おいては、上記冷風バイパス風量に更に日射方位による
条件を入れることによって左右の冷風バイパス量を調整
し、上記課題が達成できるものである。
(実施例) 以下、第1の発明による実施例について図面により説明
する。
第3図において、車両用の空調装置1は、空調ダクト2
の最上流側に内気導入口3及び外気導入口4を有してお
り、この内気導入口3と外気導入口4は内外気切換ドア
(インテークドア)5によって切換られるようになって
いる。送風機6はインテークドア5の下流に位置し、更
にその下流側に、図示しない冷房サイクルの一部を構成
するエバポレータ8が設けられており、更にその下流側
にはヒータコア9が設けられている。このヒータコア9
の上流側に接して、エアミックスドア10が設けられて
おり、ヒータコア9を通過する空気とバイパスする空気
に風配するようになっている。
空調ダクト2の最下流には、デフ吹出ロエ1、ベント吹
出口12及びフット吹出口13が設けられており、各々
デフドア14、ヘントドア15及びふっとドア16によ
って構成されるモードドアの開閉により吹出口が選択さ
れるようになっている。
また、エバポレータ8の後流側近傍とベント吹出口12
を連結する冷風バイパス通路17は、その通路上に冷風
バイパスドア18を有し、冷風バイパス通路17を通過
する冷風量の調節を行っている。
この空調装置1において、インテークドア5において選
択された内気導入口3又は外気導入口4から送風機6の
回転により吸い込まれた外気又は内気は、エバポレータ
8を通過することによって冷却される。この冷却された
空気は、エアミックスドア10によってヒータコア9を
通過する空気とバイパスする空気に風配され、更に冷風
バイパスドアI8の開扉によって冷風バイパス通路17
を通過する空気に風配される。この冷風バイパス通路1
7を通過した空気は、ベント吹出口12より車室19内
に吹き出し主に乗員の頭部付近に冷風を当てて乗員の温
調フィーリングを向上させている。前記エアミックスド
ア10によって風配されヒータコア9を通過して暖めら
れた空気は、ヒータコア9をバイパスした冷風とヒータ
コア9の下流にあるエアミックス室20において混合さ
れ、所定の温度に温調される。この温調された空気は、
吹出モードにより選択されたモードドア14,15.1
6の開扉により吹出口11,12.13より車室19内
に吹き出し車室19の温調を行う。
この空調袋W1の制御を行うために、マイクロコンピュ
ータ21が設けられており、このマイクロコンピュータ
21は、図示しない中央処理装置(CPU)、読出専用
メモリ (ROM)、ランダムアクセスメモリ (RA
M) 、入出力ボート(Ilo)等を持つそれ自体公知
のものである。
このマイクロコンピュータ21には、少なくとも左右及
び上方日射検出センサ22a、22b、22C1車室内
温度検出センサ23、車外温度検出センサ24及びエバ
後流側温度センサ25からの信号が、マルチプレクサ(
MPX)26及びA/D変換器27介して入力され、更
に操作パネル28からの信号が入力される。この操作パ
ネル28には、空調機器の全ての操作をオート状態に設
定するAUTOスイッチ36、オート制御を解除するO
FFスイッチ37、冷房サイクルの一部を構成するコン
プレッサを手動で稼動させるA/Cスイッチ38、吸入
空気を内気又は外気に切り換えるRECスイッチ39、
吹出モードをデフロストモードに設定するDEFスイッ
チ40、経済的なコンプレッサ制御を行うECOスイッ
チ41、車室内の温度を設定する温度設定器42、送風
機6の回転速度を設定する速度設定器43、及びデフロ
ストモード以外の吹出モードを設定するモード設定器4
4を備えている。温度設定器42は、ア・ノブダウンス
イッチ4.2a、42bと設定温度をデジタル表示する
温度表示部42Cとから成り、アンプダウンスイッチ4
2a、42bの操作で温度表示部42cに示される設定
温度を所定の範囲で変えることができるようになってい
る。また、速度設定器43は、送風機6の回転レベルを
切り換えるFANスイッチ43aと、現行の回転レベル
を表示するレベル表示部43bとからなり、FANスイ
ッチ43aの操作で送風機60回転レベルが、停止(レ
ベル0) 、LOW (レベル1)、MED (レベル
2)、Hl(レベル3) 、MAXHI(レベル4)の
順で順次切換られると共に、レベル表示部43bの上部
に“M A N U A L”の文字が点灯するように
なっている。更に、モード設定器44は、吹出モードを
ヘント、ハイレベル、ヒートの順で順次切り換えるMO
DEスイッチ44aと、現行の吹出モードを絵表示で示
す絵表示部44bとから成り、MODEスイッチ44.
2の操作で絵表示部44bの空気流を示す矢印45a4
5bが選択された吹出モートを示すように点灯表示され
ると共に、絵表示部44bの上部に“MANUAL”の
文字が点灯するようになっている。
これら点灯表示や各表示部42 c、  43 b、 
 44bの表示は表示回路46を介してマイクロコンピ
ュータ21で制御されるものである。
これらの操作パネル28及びA/D変換器27を介して
入力される入力信号は、マイクロコンピュータ21にお
いて所定のプログラムで処理され、各制御信号が処理結
果に従って出力される。インテークドア5、エアミンク
ストア10、モードドア14,15.16及び冷風バイ
パスドア18は、各々出力回路29a〜29dを介して
、アクチュエータ30a〜30dが作動することにより
開閉され、送風機6は出力回路31を介してマイクロコ
ンピュータ21によって制御される。また、このマイク
ロコンピュータ21は、冷房サイクルを稼動させるため
にコンプレッサの電磁クラッチ32を出力回路33を介
して作動させ、更にヒータコア9については電磁弁34
を出力回路35を介して作動させることができるもので
ある。
第4図において、前記マイクロコンピュータ21による
冷風バイパス制御がフローチャートとして示され、以下
このフローチャートに沿って説明する。
この冷風バイパス制御ルーチンはステップ200におい
て、例えばメインルーチンからジャンプ命令若しくはタ
イマ割込によって定期的に作動を開始するものである。
ステップ210において読み込まれる日射信号は、第7
図に示されるようにインパネ48の中央に設けられた少
なくとも左右及び上部に配された3つのフォトセンサ2
2 a、  22 b、  22 cにより発生するも
ので、マルチプレクサ26及びA/D変換器27を介し
て入力されたこの日射信号によりステップ220では日
射量Qが、ステップ230では第13図に示す日射高度
βが演算されるものである。このステップ220におけ
る日射量Qの演算は、上記フォトセンサ22a、22b
からの信号TR,TLによって第8図のフローチャート
で示される方法において求められる。このフローチャー
トにおいてステップ221では、下記する(1)式で左
右の平均日射量Qsを求める。
QS =  (TI  +TL  )  /Kl  −
、、、(1)尚、K、は、演算定数である。
ステップ222において、右側日射量T、と左側日射量
TLの大小判定を行い、右側日射量T。
が大きい場合は、ステップ223において左右の平均日
射量Qと右側日射量TRを比較し、右側日射量TRが大
きい場合には、ステップ225において日射量Qに右側
日射量TRの値を代入し、左右の平均日射量Qsが大き
い場合にはステ・ノブ227において日射量Qの値に左
右の平均日射量Qsを代入する。また、ステップ222
において左側日射量TLが大きい場合にはステップ22
4において左右の平均日射量Qsと左側日射量TLを比
較し、左側日射量TLが大きい場合にはステップ226
において日射量Qに左側日射量TLの値を代入し、左右
の平均日射量Qsが大きい場合には日射量Qの値には左
右の平均日射量Qsを代入する。このようにして、日射
量Qの値は、第9図に示すα−α゛間においてはCTR
+Tt ) / Kを日射量Qとし、αよりも右側の場
合には右側日射量TIを、α゛よりも左側の場合は左側
日射量Ttを日射量Qとした。尚、このαは通常30’
前後の値であり、α゛ は、−30°前後である。
ステップ230において演算される日射高度βは、日射
信号T R,T R,T H下記する(2)式により日
射高度演算値H3Nを求め、これを第10図に示すグラ
フに対比させて高度βを求める。
H5N= h as + KZ  (TH→−Qs)/
TH・・・ (2)尚、h4sは、日射高度45°にお
けるH8Nの値であり、K2は演算定数である。
ステップ240においては、車室内温度TAと前記日射
量Qにより冷風バイパス制御のコントロール領域が演算
される。このコントロール領域は、日射量Qが上昇して
コントロール領域に入る場合は実線で示される範囲であ
り、コントロール領域から離脱する場合は、破線で示さ
れる範囲までヒスがもたせであるためコントロール領域
が拡張される。また、ステップ250においては日射量
Qから冷風バイパス開度e、が演算される。この冷風バ
イパス開度θ工は、ステップ250中に示されるグラフ
のように、日射量Qが第1の所定量Q1に達した時点か
ら100%の開度になる第2の所定量Q2まで日射量Q
に比例して大きくなるようにしても良いし、例えば日射
量Qが600(Kcal/m2h:1以上900 (K
cal/m2h)未満の場合において60%程度、90
0 CKcal/m”t+)以上の場合は100%開扉
するように設定してもよい。
ステップ260乃至280において、冷風バイパス制御
を行うか否かの判定が行われる。ステップ260では、
吹出モードがMAX  HEATモードか否かが判定さ
れ、MAX  HEATモードの場合は冷風バイパス制
御を抜けて、ステップ310において通常モードの制御
を行う。また、MAX  HEATモード以外のモード
の場合はステップ270に進み、次の判定を行う。ステ
ップ270では、先で求めたコントロール領域内に現行
の条件、日射量Q及び車室内温度TAがあるか否かが判
定され、コントロール領域外の場合は、冷風バイパス制
御を抜けて、ステップ310で通常モードの制御を行う
。また、ステップ270においてコントロール領域内の
判定がされた場合は、ステップ280に進み、次の判定
を行う。ステップ280では、日射高度βが、所定の範
囲にあるか否かの判定がされる。これは、日射高度が直
接前席乗員に当たる範囲が設定されるもので、車両の種
類、座席位置等の条件により決定されるもので、通常最
低日射高度β1は、5〜106程度であり最高日射高度
β2は40〜50°程度である。
日射高度がこの範囲外にある場合は、ステップ310の
通常モードの制御を行い、範囲内の場合は、ステップ2
90において前記ステップ250において演算された冷
風バイパスドア開度θ1を日射高度βによって演算し調
整する。この調整は、日射高度βが最低日射高度β1の
場合は前記冷風バイパス開度θ1に最高日射高度β2の
場合は、零になるように日射高度に比例して冷風バイパ
スドア開度θ1を減少させるものである。
ステップ290において演算された冷風バイパスドア開
度θ2に従って、ステップ300において冷風バイパス
ドア18の制御信号が出力され、所望の冷風がベント吹
出口12より乗員の頭部付近に吹き出して直接日射によ
り暑くなった頭部付近のフィーリングの向上を達成でき
るものである。
この冷風バイパス制御は、これによりステップ320に
おいて終了し、メインルーチンに戻る。
上述の空調装置1に更に左右の風量を可能にした左右風
紀制御装置、例えば左右及び中央に吹出口を有するヘン
ト吹出ダクト内に左右風紀ドアを具備した空調装置、及
び左右のきめの細かい風量を実施するために左右の独立
した空調ダクト内に各々送風機を有した空調装置におい
ては、上述の日射高度による冷風バイパス制御に更に左
右の日射方位による風量を行う必要がある。そのために
、第2の発明による実施例として左右風紀制御が可能な
空調装置50の冷風バイパス制御装置について、図面に
より説明する。
第5図において、車両用の空調装置50は、中央を境に
して仕切板51で仕切られており、空調ダク)53a、
53bが並設されている。
この空調ダクト53a、53bの上流側には送風機54
a、54bが設けられており、更にその上流側には、内
気導入口55a、55bと外気導入口56a、56bと
を切り換える内外気切換ドア(インテークドア)57a
、57bが設けられている。
空調ダクト53a、53bの後方の一体となっている部
分には、図示しない冷房サイクルの一部を構成するエバ
ポレータ58が設けられ、その下流側の各々の空調ダク
ト53a、53bにはヒータコア59a、59bが設け
られている。ヒータコア59a、59bには、外部に引
き出された配管60a、60bを介して熱媒が供給され
、この熱媒の流量は配管60a、60bに設けられた電
磁弁61a、61bで調整されるようになっている。
ヒータコア59a、59bの上方には空調ダクト51と
の間に冷風バイパス通路622.62bが形成され、エ
バポレータ58を通過した冷風一部は冷風バイパス通路
62a、62bを通ってベント吹出口63a、63bか
ら車室64内に吹き出すようになっている。この冷風は
、冷風バイパス通路622.62b内に設けられた冷風
バイパスドア71a、71bの開閉によって制御される
また、エバポレータ58を通過した空気の大部分は、ヒ
ータコア59a、59bを通過し、空調ダクト53a、
53bの最後流側に形成されたエアミックス室65a、
65bに送られる。このエアミックス室65a、65b
には、空調ダクト53a、53bの上面に形成されたデ
フロスト吹出口66a、66b、正面上部に形成された
ベント吹出口63a、63b及び両側面の下方に形成さ
れたフット吹出口67a、67bが設けられており、各
吹出口はデフドア68a、68b、ベンl−)’769
a、69b及びフットドア’yoa、70bの開閉によ
って適宜選択される。
したがって、送風機54a、54bが回転すると、イン
テークドア56a、56bで選択された内気又は外気が
別々に吸引され、その後空調ダク)53a、53bを通
り、混ざることなくエバポレータ58とヒータコア59
a、59bを通過し、エアミックス室65a、65bに
入る。この時、エバポレータ58を通過することによっ
て冷却された空気は、電磁弁612.61bによって熱
媒の流量を制限することによって温度制御されたヒータ
コア59a、59bを通過することによって、適度に温
調された空気になり、エアミックス室65a、65bに
入ることとなる。この温3周された空気は、ベントドア
69a、69b、デフドア63a、68b、及びフット
ドア70a、70bの開閉により選択されたデフロスト
吹出口66a。
66b、ベント吹出口63a、63b、及びフット吹出
口67a、67bから車室64内に吹き出し、車室64
内を温調する。
この空調装置50を制御するために設けられたマイクロ
コンピュータ21は、第1の実施例と同様の入力信号に
より各制御装置の演算を実行し制御信号を出力する。こ
の出力信号は、出力回路72a、72bを介して左右の
送風機54a、54bを制御し、出力回路72cを介し
てインテークドア57a、57bを開閉するアクチュエ
ータ73aを制御し、更に出力回路72g、72hを介
して流量調節弁[31a、61bを開閉するアクチュエ
ータ73d、73eを制御している。また、出力回路7
2e、72fを介して左右の冷風バイパスドア71a、
71bを開閉するアクチュエータ73b、73Cを制御
し、出力回路72iを介してモードドア68a、68b
、69a、69b。
70a、70bを開閉するアクチュエータ73dを制御
する。更に出力回路72dを介して冷房サイクルを稼動
させる電磁クラッチ74を作動させる。
操作パネル75は、空調機器の全てをオート制御卸する
AUTOスイッチ76、コンプレッサを手動により作動
させるA/Cスイッチ78、吹出コドをデフロストモー
ドにするDEFスイッチ77、デフロストモード以外の
モードの設定を行うMODEスイッチ80a、及び前記
RFCスイッチ39と同様に空気導入口を内気循環モー
ドに設定するINTAKEスイッチ79、左右の送風機
54a、54bの回転スピードを4段階に設定するFA
Nスイッチ812.81b、左右の温度設定を所定の範
囲で行う温度設定用のアンプダウンスイッチ82a、8
2b及び表示部83により構成されている。この表示部
83には、左右の温度設定用のアプウダウンスイッチ8
12.81bによって設定された温度をデジダル表示す
る設定温度表示部84a、84b、FANスイッチ81
2.81bによって設定された4段階の回転スピードを
スロープの長さで表示する回転スピード表示部83a、
83b、MODEスイッチ80aによって設定された吹
出モードを絵表示する吹出モード表示部80b、A/C
スイッチ78を入れることによって点灯するA/C表示
部85、及びI NTAKEスイッチ79を入れること
によって点灯するインテークモード表示部86によって
構成されている。この表示部83は、マイクロコンピュ
ータ21によって表示回路46を介して制御されるもの
である。
上述の構成による空調装置50の第2の実施例による冷
風バイパス制御は、前記マイクロコンピュータ21にお
いて実行される前述のプログラムによる冷風バイパス制
御に、更に左右の日射量による風紀制御機能を付加する
ことにより、−層の空調フィーリングの向上を達成でき
るものである。
第6図において、上述の冷風バイパス制御プログラムに
、更に日射方位演算ルーチン234をステップ230及
びステップ240間に介在させ、日射信号TL 、TR
の比率によって第12図に示す日射方位αを演算するも
のである。この日射方位演算は、第11図に示すフロー
チャートに従って演算される。ステップ235において
右側日射量TRと左側日射量TLとを比較し、右側日射
量TRが大きい場合にはステップ236で右方日射Ti
1lを演算し、この値をステップ238において示され
るグラフに対比させて日射方位αを演算する。この日射
方位αは、車両進行方向(α−〇0)に対して、右側を
プラス、左側をマイナスで表示するものである。また、
ステップ235において、左側日射量TLが大きい場合
には、ステップ237で左方日射TDLを求めステップ
238においてグラフと対比して日射方位αを得る。そ
して、ステップ239において冷風バイパス制御のフロ
ーチャートに戻る。
この結果求められた日射方位αは、ステップ290にお
いて演算された冷風バイパス開度θ2を、更にステップ
295において日射方位αの値によりステップ295内
に示されたグラフに従って調整し、右側冷風バイパス開
度e3を演算する。更に同様の方法で、ステップ296
において、左側冷風バイパス開度e4を演算する。この
結果に従って、ステップ300において左右の冷風バイ
パスドア制御信号を出力し、所望の冷風バイパス量を得
ることができるものである。
(発明の効果) 以上説明したように第1の発明によれば、日射が直接乗
員に当たり乗員の頭部付近の温度が上昇して空調フィー
リングが低下したと判定された場合に、日射高度及び日
射量によって演算された結果に従って冷風バイパスドア
を制御し、冷風を乗員頭部付近に吹き出して乗員の空調
フィーリングを向上させるものである。また、第2の発
明によれば、左右の風紀制御機能を有する空調装置にお
いては、上述の冷風バイパス制御に更に左右の風紀制御
を実施し、それにより冷風バイパスのきめの細かい制御
が達成され空調フィーリングの向上が達成できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明の構成を示すブロック図、第2図は
第2の発明の構成を示すブロック図、第3図は第1の発
明による実施例の構成を示す説明図、第4図は第1の発
明による実施例においてマイクロコンピュータが実行す
る冷風バイパス制御のフローチャート図、第5図は第2
の発明による実施例の構成を示す説明図、第6図は第2
の発明による実施例においてマイクロコンピュータが実
行する冷風バイパス制御のフローチャート図、第7図は
フォトセンサの配置を説明した説明図、第8図は日射量
演算ルーチンを示すフローチャート図、第9図は左右及
び平均日射量を表したグラフ図、第10図は日射高度演
算のための)(sN−日射高度βを表したグラフ図、第
11図は日射方位演算ルーチンを示したフローチャート
図、第12図は日射方位αの説明図、第23[Nは日射
高度βの説明図である。 1.50.、空調装置、2.51a、51b・・空調ダ
クト、8.58・・エバポレータ、9.59a。 59b・・ヒータコア。 第1図 第2図 b 第9図 第10図 第8 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.空調ダクト内にエバポレータと、該エバポレータの
    下流に位置するヒータコアを有し、更に前記ヒータコア
    をバイパスするバイパス通路と、該バイパス通路を開閉
    する冷風バイパスドアと、温調された空気を車室内に吹
    き出す吹出モードドアを有する車両用空調装置において
    、 車両に対する日射高度を演算する日射高度演算手段と、 車両に対する日射量を演算する日射量演算手段と、 前記日射高度及び前記日射量によって冷風バイパス制御
    を実施するか否かを判定する作動判定手段と、 前記作動判定手段によって冷風バイパス制御が選択され
    た場合、前記日射量及び日射高度により冷風バイパス風
    量を演算する冷風バイパス風量演算手段と、 前記冷風バイパス風量演算手段の結果により冷風バイパ
    スドアを動かす駆動手段へ出力する冷風バイパスドア制
    御手段とを具備することを特徴とする車両用空調装置の
    冷風バイパス制御装置。
  2. 2.空調ダクト内にエバポレータと、該エバポレータの
    下流に位置するヒータコアを有し、更に該ヒータコアを
    バイパスするバイパス通路と、該バイパス通路を開閉す
    る冷風バイパスドアと、温調された空気を車両内に吹き
    出す吹出モードドアを有する車両用空調装置において、 車両に対する日射高度を演算する日射高度演算手段と、 車両に対する日射量を演算する日射量演算手段と、 車両に対する左右の日射方位を演算する日射方位演算手
    段と、 前記日射高度及び前記日射量によって冷風バイパス制御
    を実施するか否かを判定する作動判定手段と、 前記作動判定手段によって冷風バイパス制御が選択され
    た場合、前記日射量及び日射高度により冷風バイパス風
    量を演算する冷風バイパス風量演算手段と、 前記日射方位演算手段によって演算された日射方位によ
    って、前記冷風バイパス風量演算手段により設定された
    バイパス通路の風量の風量比を演算する左右風配量演算
    手段と、 前記冷風バイパス風量演算手段及び左右風配量演算手段
    の結果により左右の冷風バイパスドアを動かす駆動手段
    へ出力する冷風バイパスドア制御手段とを具備すること
    を特徴とする車両用空調装置の冷風バイパス制御装置。
JP20853590A 1990-08-07 1990-08-07 車両用空調装置の冷風バイパス制御装置 Pending JPH0492712A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015518797A (ja) * 2012-06-08 2015-07-06 ヴァレオ システム テルミク 車両、特に、電気自動車の乗員室用の熱調整設備

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015518797A (ja) * 2012-06-08 2015-07-06 ヴァレオ システム テルミク 車両、特に、電気自動車の乗員室用の熱調整設備

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