JPH0492372A - 電解液循環型2次電池 - Google Patents

電解液循環型2次電池

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JPH0492372A
JPH0492372A JP2210024A JP21002490A JPH0492372A JP H0492372 A JPH0492372 A JP H0492372A JP 2210024 A JP2210024 A JP 2210024A JP 21002490 A JP21002490 A JP 21002490A JP H0492372 A JPH0492372 A JP H0492372A
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坂本 龍日子
Kazuto Mizunami
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Kansai Electric Power Co Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は電解液循環型2次電池に関するものであり、
特に、シャント電流を減少させることができるように改
良された電解液循環型2次電池に関するものである。
[従来の技術] 電力会社は、安定した電力を需要家に供給するために、
電力負荷に合わせて発電を行なう必要がある。このため
、電力会社は、常に最大負荷に見合った発電設備を建設
し、負荷に即応して発電を行なっている。しかしながら
、第6図の電力需要曲線Aで示すように、昼間および夜
間では、電力の需要に大きな差が存在する。同様の現象
は、週、月および季節間でも生じている。
そこで、電力を効率良く貯蔵することが可能であれば、
オフピーク時、余剰電力(第6図の符号Xで示した部分
に相当する。)を貯蔵し、ピーク時にこれを放出すれば
、第6図の符号Yで示した部分を賄うことができる。こ
のようにすると、負荷の変動に対応することができるよ
うになり、電力会社は常にほぼ一定の電力(第6図の破
線Zに相当する量)のみを発電すればよいことになる。
このようなロードレベリングを達成することができれば
、発電設備を軽減することが可能となり、かつエネルギ
の節約ならびに石油等燃料節減にも大きく寄与すること
ができる。
そこで、従来より種々の電力貯蔵法が提案されている。
たとえば、揚水発電が既に実施されているが、揚水発電
では設備が消費地から遠く隔たった所に設置されている
。したがって、この方法においては、送変電損失を伴な
うことならびに立地条件に制約があることなどの問題点
がある。それゆえに、揚水発電に変わる新しい電力貯蔵
技術の開発が望まれており、その1つとして電解液循環
型2次電池の開発が進められている。
第7図は、従来より提案されているレドックスフロー型
2次電池の概略構成図である。レドックスフロー電池は
、セル1、正極液タンク6および負極液タンク5を備え
る。セル1内は、たとえばイオン交換膜からなる隔膜2
により仕切られており、−刃側が正極セル1aを構成し
、他方側が負極セル1bを構成している。正極セル1a
および負極セルlb内には、それぞれ電極として正極4
または負極3が設けられている。正極セル1aには正極
用電解液を導入するための正極用電解液導入管30が設
けられている。また、正極セル1aには、該正極セル1
a内に入っていた正極用電解液を流出させる正極用電解
液流出管31が設けられている。正極用電解液導入管3
0の一端および正極用電解液流出管31の一端は、正極
液タンク6に連結されている。
負極セル1bには、負極用電解液を導入するための負極
用電解液導入管32が設けられている。
また、負極セル1bには、負極セル1b内に入っていた
負極用電解液を流出させる負極用電解液流出管33が設
けられている。負極用電解液導入管32の一端および負
極用電解液流出管33の一端は、負極液タンク5に連結
されている。
第7図に示したレドックスフロー電池では、たとえば鉄
イオン、クロムイオンのような原子価の変化するイオン
の水溶液を正極液タンク6、負極液タンク5に貯蔵し、
これをポンプP1.ポンプP2により、セル1に送液し
、酸化還元反応により充放電を行なう。
たとえば、正極活物質としてFe3+/Fe2、負極活
物質としてCr”/Cr”を用い、それぞれ塩酸溶液と
した場合、各酸化還元系の両極3.4における電池反応
は、下記の式のようになる。
放電 正極反応: Fe” ” +e−: Fe2”充電 放電 負極反応:Cr2+=Cr3++e 充電 上述の式の電気化学反応により、約1ボルトの起電力が
得られる。
ところで、レドックスフロー電池では、その発生電圧を
高めるため、セルを直列に複数個接続した多段接続型の
レドックスフロー電池が提唱されている。第8図に、1
セル型のレドックスフロー電池のセル構造を分解斜視図
で示す。
第8図を参照して、セル1には、図中、左から双極板1
5、負極板13、隔膜12、正極板14および双極板1
6の構成要素が順に配列される。
多段接続型は、このセルが多数積層されたものであり、
すなわち、双極板15、負極板13、隔膜12、正極板
14および双極板16からなる構成要素が多数積層され
たものであり、その両端部が端子板17および端子板1
8で把持される。セル1が多数積層されたものを、(セ
ル)スタックという。
双極板15は双極板フレーム15fを備え、負極板13
は負極板フレーム13fを備え、正極板14は正極板フ
レーム14fを備え、双極板16は双極板フレーム16
fを備えている。そして、双極板フレーム15f1負極
板フレーム13f1隔膜2、正極板フレーム14fおよ
び双極板フレーム16fは孔を有しており、積層される
ことによってマニホールドと呼ばれるセル内部に配管の
役目をする通路が形成される。マニホールドには、負極
液送り込み用マニホールド20、正極液送り込み用マニ
ホールド21、負極液戻し用マニホールド22、正極液
戻し用マニホールド23がある。
双極板フレーム15fには、正極液電解液取込スリット
15a1正極電解液戻し用スリット15b1負極電解液
取込みスリット15C1負極電解液戻し用スリット15
dが設けられている。正極電解液取込スリブ)15aは
正極液送り込み用マニホールド21に接続され、正極電
解液戻し用スリット15bは正極液戻し用マニホールド
23に接続され、負極電解液取込スリブ)15cは負極
液送り込み用マニホールド20に接続され、負極電解液
戻し用スリット15dは負極液戻し用マニホールド22
に接続されている。
双極板フレーム16fには、正極電解液取込スリット1
6a1正極電解液戻し用スリン) 16 b。
負極電解液取込スリット16cおよび負極電解液戻し用
スリット16dが設けられてる。
正極電解液取込スリブ)16aは正極液送り込み用マニ
ホールド21に接続され、正極電解液戻し用スリット1
6bは正極液戻し用マニホールド23に接続され、負極
電解液取込スリット16Cは負極液送り込み用マニホー
ルド20に接続され、負極電解液戻し用スリット16d
は負極液戻し用マニホールド22に接続されている。
充放電動作の際、正極電解液は正極液送り込み用マニホ
ールド21を通って、正極電解液取込スリット16aか
ら正極セル1a内部に供給され、正極反応電極14eに
て充放電の後、正極電解液戻し用スリット16bから正
極液戻し用マニホールド23に送出される。また、負極
電解液は負極液送り込み用マニホールド20を通って、
負極電解液取込スリット15cから負極セル1b内部に
供給され、負極反応電極13eにて充放電の後、負極電
解液戻し用スリン)15dから負極液戻し用マニホール
ド22に送出される。このとき、両端子17.18間に
電圧が発生し、電流が取出される。
[発明が解決しようとする課題] 以上説明したとおり、電解液循環型2次電池は電力貯蔵
用2次電池として検討されており、所定の電気出力(W
)を得るためにはセルを直列および並列に組合わせる必
要がある。この場合に問題となるのが、直列接続を行な
うときに、電解液流路を通じて、電位勾配に従った電流
が流れるということである。この電流はシャント電流と
呼ばれている。シャント電流は、電池の充電、放電に無
関係な電流(単に、電解液流路を流れるだけで、電池の
充電、放電に寄与しない漏れ電流)で、電池の充放電効
率から見るとロスの原因となるものである。このシャン
ト電流は、セルを積層したスタック内にも渡れるが、そ
のスタックを直列に接続するときに該スタック間を結ぶ
電解液流路にも流れる。
ところで、スタック内のシャント電流のロスを低減させ
る方法として、本出願人会社は、第8図を参照して、ス
リット(16a、16 b、16 C。
16 d、  15 a、  15 b、  15 c
、  15 d)を細く長くすることによって、この部
分の電気抵抗を大きくしてシャント電流を少なくする方
法を提案した(特願平1−73497号)。また、スタ
ック内のセル積層数を少なくして、1スタツク内の電位
勾配を小さくすることによって、シャント電流を少なく
する方法も知られている。
しかしながら、後者の場合、所定の電圧を得るためには
、スタックをさらに複数個直列に接続する必要がある。
この場合、1スタツクのセル数は少なくとも、スタック
を複数個直列に接続することによって、全体を見れば、
多数のセルを直列に接続したことになり、シャント電流
が大きくなるという問題点が生じる。また、前者の場合
、すなわち、スリット部の電気抵抗を大きくしても、ス
タック内のシャント電流は少なくできるが、スタックを
結ぶ配管に大きなシャント電流が流れるという問題点が
あった。この発明は、上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、シャント電流を抑制することがで
きるように改良された、電解液循環型2次電池を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 第9図は、スタックの直列接続の例であり、第10図は
、このスタック直列回路の等価回路図である。第9図を
参照して、スタック4oが複数個直列に電気的接続され
ている(図中、参照符号49は電気接続を示す。)。
それぞれのスタック40には、正極液入口管路41、正
極液出口管路42、負極液入口管路43、負極液出口管
路44の一端が接続されている。正極液入口管路41の
他端は正極液供給ライン45に接続され、正極液出口管
路42の他端は正極液排8ライン47に接続され、負極
液入口管路43の他端は負極液供給ライン46に接続さ
れ、負極液出口管路44の他端は負極液排出ライン48
に接続されている。
本発明の目的は、■、、I2.II  、I2で示され
るスタック間を結ぶ電解液流路を流れるシャント電流を
低減することにある。
これらのシャント電流は、スタック間の電位が、電解液
入口管路の抵抗Ra、電解液出口管路の抵抗Ra、電解
液供給ラインの抵抗Rb、電解液排出ラインの抵抗Rb
を介して短絡していることによって生じる。
さて、第10図に示す等価回路図から明らかなように、
I、、12.I、  、I2’ を小さくするには、R
a、Rbの抵抗値を大きくすればよい。
抵抗は一般に次式で表わされる。
R=ρ・t 式中、Rは抵抗、ρは電解液の体積固有抵抗、lは管路
の長さ、Sは管路の断面積である。それゆえ、■スタッ
ク間の電解液供給・排出ラインの管路を長くし、断面積
を小さくすれば、また、■スタックの電解液入口管路・
出口管路の管路を長くし、断面積を小さ(すれば、Ra
、Rbの抵抗が大きくなり、シャント電流が小さくなる
であろう。
ここで、スタック間の電解液供給・排出ラインの管路を
長くすること(前記■の場合)は、スタックの配置上か
ら難しい点があり、その断面積を小さくすることも必要
な電解液流量を確保する点から難しい。しかしながら、
スタック数が多く、また直列接続だけでなく並列にも接
続されているときには比較的容品となる。そのとき、す
べての各スタック間の管路を長くする必要はなく、成る
単位で、たとえば、数スタックごとに管路を長くすると
いった手段が効果的である。こういう考えのもとで、本
発明者らは請求項第1項に記載の発明を完成させるに至
った。
すなわち、請求項1に記載の発明は、複数個のスタック
が直列に電気的接続されてなる第1のスタック直列回路
と、第2のスタック直列回路と、上記スタックに電解液
を供給および排出するための第1の電解液供給および排
出ラインと第2の電解液供給および排出ラインと、を備
え、上記第1のスタック直列回路と上記第2のスタック
直列回路とは並列に電気的接続されており、上記第1の
電解液供給および排出ラインと上記第2の電解液供給お
よび排出ラインは並列に接続されている、電解液循環型
2次電池にかかるものである。そして、シャント電流を
小さくするために、上記第1のスタック直列回路の第1
区分内に存在するスタックには上記第1の電解液供給お
よび排出ラインから電解液が供給および排出され、第1
のスタック直列回路の第2区分内に存在するスタックに
は上記第2の電解液供給および排出ラインから電解液が
供給および排出されるように、上記第1の電解液供給お
よび排出ラインと上記第2の電解液供給および排出ライ
ンが配設されていることを特徴とする。
また、前記■の場合で、スタックの電解液入口管路・出
口管路を長くすることによっても、シャント電流の減少
は可能となる。このような考えのもとで、本発明者らは
請求項2に記載の発明を完成させるに至った。
すなわち、請求項2に記載の発明は、複数個のスタック
が直列に電気的接続されてなるスタック直列回路と、上
記スタックに電解液を供給および排出する電解液供給お
よび排出ラインと、上記スタックと上記電解液供給およ
び排出ラインとを結び、その中を電解液を通過させる電
解液通過用管路と、を備えた電解液循環型2次電池にか
かるものである。そして、シャント電流を減少させるた
めに、上記電解液通過用管路を屈曲させて形成したこと
を特徴とする。
[作用] 請求項1に記載の発明によれば、第1のスタック直列回
路の第1区分内に存在するスタックには第1の電解液供
給および排8ラインから電解液が供給および排出され、
第1のスタック直列回路の第2区分内に存在するスタッ
クには第2の電解液供給および排出ラインから電解液が
供給および排出されるように、第1の電解液供給および
排出ラインと第2の電解液供給および排出ラインが配設
されているので、スタック直列回路が少なくとも2以上
に分けられる。その結果、シャント電流が減少する。
請求項2に記載の発明によれば、電解液通過用管路を屈
曲させて形成しているので、管路長が長くなる。その結
果、該部分の抵抗が大きくなり、シャント電流が減少す
る。
[実施例] 以下、この発明の実施例を図について説明する。
第1図は、この発明の一実施例の概略図であり、スタッ
ク6直列×3並列の構成図である。第2図は、スタック
6直列×3並列構成の従来の電解液供給ラインの接続方
法および電気的接続方法を示す図である。これらの図に
おいて、図面を簡単にするために、電解液供給ラインと
しての正極液供給ライン54.55.56と正極液入口
管路57だけを示し、負極液供給ライン、正極液排出ラ
イン、負極液排出ライン、正極液出口管路、負極液入口
管路、負極液出口管路の図示は省略されているが、同じ
ように配設されている。
第1図および第2図中、51は第1のスタック直列回路
、52は第2のスタック直列回路、53は第3のスタッ
ク直列回路、54は第1の正極液供給ライン、55は第
2の正極液供給ライン、56は第3の正極液供給ライン
である。
第2図の従来例を参照して、スタックを電気的に6直列
した回路に、正極液供給ライン、スタックへの液入口管
路がそれぞれのスタック′を短絡する形で接続されてお
り、大きなシャント電流が流れる。
第1図に示す、当該電解液循環型2次電池は、第1のス
タック直列回路51と第2のスタック直列回路52と第
3のスタック直列回路53とを備える。第1のスタック
直列回路51と第2のスタック直列回路52と第3のス
タック直列回路53とは並列に電気的接続されている。
また、当該電解液循環型2次電池は、第1の正極液供給
ライン54と第2の正極液供給ライン55とを備える。
第1の正極液供給ライン54と第2の正極液供給ライン
55とは並列に接続されている。
第1の電解液供給ライン54は、第1のスタック直列回
路51を部分するように入り、スタック3、スタック2
、スタック1に順次正極液を供給し、次に第2のスタッ
ク直列回路52のスタックa1スタックb1スタックC
に順に正極液を供給し、次に、第3のスタック直列回路
53を部分するように入り、スタック■、スタック■、
スタック■に順に正極液を供給するように配設されてい
る。第2の正極液供給ライン55は、第3のスタック直
列回路53のスタック■、スタック■、スタック■に順
に正極液を供給し、次に第2のスタツク直列回路52の
スタックf1スタックe1スタックdに順に正極液を供
給し、次に第1のスタック直列回路51のスタック4、
スタック5、スタック6に順に正極液を供給するように
配設されている。各スタックと正極液供給ラインは、正
極液入口管路57で接続されている。
次に、第1図に示す実施例の効果を説明する。
第1のスタック直列回路51、第2のスタック直列回路
52、第3のスタック直列回路53が電解液供給ライン
54.55によって部分されているので、1/2のスタ
ック直列数となり、シャント電流が減少する。
また、第1の正極液供給ライン54が第1のスタック直
列回路51に入り、第2の正極液供給ライン55が第3
のスタック直列回路53に入るように、これらが配設さ
れているので、電解液供給ライン54.55の2つの入
口(図中、A、Bで示す部分)の間の距離(A−B間の
距離)が長くなり、この部分の電気抵抗が大きくなる。
その結果、シャント電流は小さくなる。
また、正極液供給ライン54.55が隣りのスタック直
列回路に移るときは、同一電位のスタックを結ぶように
配列されているので(図中、Cの部分)、Cの両端は電
位勾配がないために、シャント電流は流れなくなる。
この実施例において、電解液通過用管路−例である正極
液入口管路57を、第3図のように屈曲させて形成する
ことにより、この部分の抵抗を大きくし、シャント電流
を一層抑制させることができる。
第4図は、この発明の他の実施例の概略構成図である。
第4図に示すスタック接続例は、第1図に示すものと全
く同じ構成である。異なる点は、第1図では電解液ライ
ンが複雑なルートとされているが、第4図では電解液ラ
インを簡単にし、自由がきく電気的接続のルートを複雑
にした点である。効果は、第1図に示すものと同じであ
る。なお、第4図において、第1図に用いられた参照符
号と同一の参照符号で示す部材または要素は第1図で説
明したものと全く同一であるので、ここではその説明を
省略する。
第5図は、この発明のさらに他の実施例の概略構成図で
ある。当該電解液循環型2次電池は、20スタツク(そ
れぞれのスタックは15セルからなる。)からなる第1
のスタック直列回路51と第2のスタック直列回路52
と、第1の正極液供給ライン54と第2の正極液供給ラ
イン55とを備える。第1のスタック直列回路51と第
2のスタック直列回路52とは並列に接続されている。
第1の正極液供給ライン54と第2の正極液供給ライン
55とは並列に接続されている。そして、第1のスタッ
ク直列回路51の第1区分内に存在するスタックには第
1の正極液供給ライン54から正極液が供給され、第1
スタツク直列回路の第2区分内に存在するスタックには
第2の正極液供給ライン55から正極液が供給されるよ
うに、第1の正極液供給ライン54と第2の正極液供給
ライン55が配設されている。このような構成であって
も、上記実施例と同様の効果を実現する。
具体例 次に、第5図に示す実施例(ここでは、第3図に示す、
屈曲されてなる電解液入口管路・出口管路が用いられて
いる。)の効果を、第2図に示す従来例と比較して、表
1に示す。
(以下余白) 表I 実施例の効果 ■) 電流効率:充電に用いた電流の積分値(クーロン
量)が放電時にどれだけ取出せたかを示す値。
なお、上記実施例では正極液供給ラインについて例示し
たが、負極液供給ライン、正極液排出ライン、負極液排
出ラインの場合であっても同様の効果を奏する。
また、上記実施例では正極液入口管路を例示したが、正
極液出口管路負極液入口管路、負極液出口管路の場合で
あっても同様の効果を奏する。
[発明の効果コ 以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、
第1のスタック直列回路の第1区分内に存在するスタッ
クには第1の電解液供給および排出ラインから電解液が
供給および排出され、第1のスタック直列回路の第2区
分内に存在するスタックには第2の電解液供給および排
出ラインから電解液が供給および排出されるように、第
1の電解液供給および排出ラインと第2の電解液供給お
よび排出ラインが配設されているので、スタック直列数
が少なくとも2以上に分けられる。その結果、シャント
電流が抑制され、より高い充放電効率が得られる電解液
循環型2次電池を得ることができるという効果を奏する
請求項2に記載の発明によれば、電解液通過用管路を屈
曲させて形成しているので、管路長が長くなる。その結
果、該部分の抵抗は大きくなり、シャント電流が抑制さ
れ、より高い充放電効率が得られる電解液循環型2次電
池が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例の電解液循環型2次電池
の概略構成図である。 第2図は、従来の電解液循環型2次電池の概略構成図で
ある。 第3図は、この発明に用いられる、電解液通過用管路の
概略図である。 第4図は、この発明の他の実施例の概略構成図である。 第5図は、この発明のさらに他の実施例の概略構成図で
ある。 第6図は、電力需要曲線を示す図である。 第7図は、従来のレドックスフロー電池の一例を示す概
略構成図である。 第8図は、従来のセルの分解斜視図である。 第9図は、スタックの直列接続例を示した図である。 第10図は、第9図に示す電解液循環型2次電池の等価
回路図である。 図において、51は第1スタツク直列回路、52は第2
スタツク直列回路、54は第1の正極液供給ライン、5
5は第2の正極液供給ラインである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数個のスタックが直列に電気的接続されてなる
    第1のスタック直列回路と第2のスタック直列回路と、 前記スタックに電解液を供給および排出するための第1
    の電解液供給および排出ラインと第2の電解液供給およ
    び排出ラインと、を備え、 前記第1のスタック直列回路と前記第2のスタック直列
    回路とは並列に電気的接続されており、前記第1の電解
    液供給および排出ラインと前記第2の電解液供給および
    排出ラインは並列に接続されている、電解液循環型2次
    電池において、前記第1のスタック直列回路の第1区分
    内に存在するスタックには前記第1の電解液供給および
    排出ラインから電解液が供給および排出され、該第1の
    スタック直列回路の第2区分内に存在するスタックには
    前記第2の電解液供給・排出ラインから電解液が供給お
    よび排出されるように、前記第1の電解液供給および排
    出ラインと前記第2の電解液供給および排出ラインが配
    設されていることを特徴とする、電解液循環型2次電池
  2. (2)複数個のスタックが直列に電気的接続されてなる
    スタック直列回路と、 前記スタックに電解液を供給および排出する電解液供給
    および排出ラインと、 前記スタックと前記電解液供給および排出ラインとを結
    び、その中を電解液を通過させる電解液通過用管路と、 を備えた電解液循環型2次電池において、 前記電解液通過用管路を屈曲させて形成したことを特徴
    とする、電解液循環型2次電池。
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