JP2001325983A - レドックスフロー電池 - Google Patents

レドックスフロー電池

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JP2001325983A
JP2001325983A JP2000143116A JP2000143116A JP2001325983A JP 2001325983 A JP2001325983 A JP 2001325983A JP 2000143116 A JP2000143116 A JP 2000143116A JP 2000143116 A JP2000143116 A JP 2000143116A JP 2001325983 A JP2001325983 A JP 2001325983A
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positive electrode
battery
pipe
negative electrode
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JP2000143116A
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Takefumi Itou
岳文 伊藤
Nobuyuki Tokuda
信幸 徳田
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Kansai Electric Power Co Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大規模なレドックスフロー電池を製作した場
合においても、ポンプ出力損失比を増加しないように改
良されたレドックスフロー電池を提供することを主要な
目的とする。 【解決手段】 第1の正極室10と第2の正極室15と
を、正極液を流す第1の配管18が結んでいる。第1の
負極室11と第2の負極室16とを、負極液を流す第2
の配管19が結んでいる。第1の電池セルスタック13
の両端に1対の第1電圧端子20,20が設けられ、第
2の電池セルスタック14の両端に、1対の第2の電圧
端子21,21が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般に、レドッ
クスフロー電池に関するものであり、より特定的には、
大規模に製作した場合においても、ポンプ出力損失比が
増加しないように改良されたレドックスフロー電池に関
する。
【0002】
【従来の技術】電力需要の年負荷率は年々低下し、発電
設備および送電設備の効率的な運用の必要性から負荷平
準化を目的とした電力貯蔵用電池への期待が高まってい
る。電力貯蔵用電池として、特に、レドックスフロー型
二次電池の開発が進められている。
【0003】図13は、従来の全バナジウムレドックス
フロー型電池の概念図である。正負極の電解液としてバ
ナジウム等の金属イオンを溶解させた酸性水溶液を用い
る。正負極の電解液は、各々のタンクに貯蔵され、電池
セルへと送液循環される。電池セル内で充放電に生じる
反応は、次式で表わされる。
【0004】
【化1】
【0005】図14は、電池セルスタックの斜視図であ
る。図14を参照して、単電池セルは、隔膜によって隔
てられた正極および負極から構成される。電極はたとえ
ば1m×1m×3mmのカーボンフェルトである。高電
圧を得るため、電池セルは双極板を用いて積層すること
によって直列接続され、これを電池セルスタックと称す
る。電解液は、フレームに設けられたマニホールドを流
れる。実際の電池システムでは、この電池セルスタック
を、複数個、直列・並列に組合せ、所要の電力を得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のレドックスフロ
ー電池は以上のように構成されており、大規模なものを
製作した場合、ポンプ出力損失比が増加してしまうとい
う問題点があった。
【0007】すなわち、ポンプの出力はP×q/η(P
は圧力損失、qは電解液の流量,ηはポンプ効率を表わ
している)で表わされる。また、おおよそ圧力損失Pは
電解液の流量qに比例する値である。ところで、大規模
システムでは、高出力のセルスタックが必要となるが、
そのために、セルの電極面積が大きくなり、そこへ流す
電解液の流量qも大きくなる。したがって、従来のレド
ックスフロー電池では、高出力を得ようとする場合、電
解液流量qが大きくなるため、電池出力に対する電池セ
ル内の圧力損失比が、実質上大きくなり、ひいては、ポ
ンプ損失比が増加するという問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、高出力を得ながら、ポンプ出力
損失を低減することができるように改良されたレドック
スフロー電池を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るレドック
スフロー電池は、正極室へ正極液を供給し、負極室へ負
極液を供給し、充放電を行なうレドックスフロー電池に
係る。当該レドックスフロー電池は第1の電池セルスタ
ックと第2の電池セルスタックとを、少なくとも含む。
第1の電池セルスタックは、第1の正極室および第1の
負極室を有する第1の電池セルを含む。第2の電池セル
スタックは、第2の正極室および第2の負極室を有する
第2の電池セルを含む。上記第1の正極室と上記第2の
正極室とを、第1の配管が結んでいる。第1の配管中に
は正極液が流される。第1の負極室と第2の負極室とを
第2の配管が結んでいる。第2の配管中には負極液が流
される。上記第1の電池セルスタックの両端に、1対の
第1の電圧端子が設けられている。上記第2の電池セル
スタックの両端に、1対の第2の電圧端子が設けられて
いる。
【0010】請求項2に係るレドックスフロー電池にお
いては、上記第1の配管中において、上記正極液は、上
記第1の電池セルスタックの側から上記第2の電池セル
スタックの側に向けて流れている。上記第2の配管中に
おいて、上記負極液は、上記第1の電池セルスタックの
側から上記第2の電池セルスタックの側に向けて流れて
いる。
【0011】請求項3に係るレドックスフロー電池にお
いては、上記第1の配管中において、上記正極液は、上
記第1の電池セルスタックの側から上記第2の電池セル
スタックの側に向けて流れている。上記第2の配管中に
おいて、上記負極液は、上記第2の電池セルスタックの
側から上記第1の電池セルスタックの側に向けて流れて
いる。
【0012】請求項4に係るレドックスフロー電池にお
いては、上記第1の電池セルスタックと上記第2の電池
セルスタックは、上記第1電圧端子と上記第2の電圧端
子を介して、並列に電気的に接続されている。
【0013】請求項5に係るレドックスフロー電池は、
第1の電池セル群と第2の電池セル群とを備える。上記
第1の電池セル群は、n個の電池セルからなり、これら
の電池セルのn個の正極室が第1の配管で直線状に結ば
れ、n個の負極室が第2の配管で直線状に結ばれてい
る。第2の電池セル群は、n個の電池セルからなり、こ
れらの電池セルのn個の正極室が第3の配管で直線状に
結ばれ、n個の負極室が第4の配管で直線状に結ばれて
いる。上記第1の配管中には、正極液が第1の方向に流
れている。上記第2の配管中には、負極液が上記第1の
方向と同じ方向に流れている。上記第3の配管中には、
正極液が上記第1の方向と同じ方向に流れている。上記
第4の配管中には、負極液が、上記第1の方向と同じ方
向に流れている。上記第1の電池セル群の、上記第1の
方向における最初の電池セルは、上記第2の電池セル群
の、上記第1の方向における、最初の電池セルから数え
て最後の電池セルに電気的に接続されている。一般的に
表わすと、上記第1の電池セル群の、上記第1の方向に
おける、上記最初の電池セルから数えてi番目の電池セ
ルは、上記第2の電池セル群の、上記第1の方向におけ
る、最初の電池セル群から数えて(n−i+1)番目の
電池セルと電気的に接続されている。
【0014】請求項6に係るレドックスフロー電池は、
別々に離されて設けられた第1の正極電解液タンクと第
2の正極電解液タンクとをさらに備える。充電時に、上
記正極液は、上記第1の正極電解液タンクから上記第1
の配管を通って上記第2の正極電解液タンクへ向かって
流れ、電解液は該第2の正極電解液タンク内に貯蔵され
る。放電時に、上記正極液は、上記第2の正極電解液タ
ンクから上記第1の配管を通って、上記第1の正極電解
液タンクへ向かって流れ、正極液は、該第1の正極電解
液タンク内に貯蔵される。
【0015】請求項7に係るレドックスフロー電池は、
上記第1の電池セルスタックの外部に設けられた、上記
第1の電池セルスタックに上記正極液を送り込むマニホ
ールドを備える。上記マニホールドと上記第1の正極室
とを、正極液を送り込む第1の接続配管が結んでいる。
上記マニホールドと上記第2の正極室とを、正極液を送
り込む第2の接続配管が結んでいる。上記第1の接続配
管と上記第2の接続配管の、それぞれの長さおよび径
は、シャントカレントが抑制されるように調整されてい
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。
【0017】実施の形態1 図1(a)は、従来のレドックスフロー電池の電池セル
部の概念図である。図1(b)は、実施の形態1に係る
レドックスフロー電池の電池セル部の概念図である(た
だし、この図は、正確でなく便宜的に表わしたものであ
る。)。図2(a)は従来の電池セル部の、1つの電池
セルを抜き出して描いた斜視図である。図2(b)は、
実施の形態に係る電池セル部の、1個の電池セルを抜き
出して描いた斜視図である。これらの図を参照して、実
施の形態によれば、従来の電池セルを複数個に分割し、
それらを、配管で結んだという観点から把握することが
できる。以下、分割という語句を使う場合には、このこ
とを意味する。
【0018】図3は、電池セル内のたとえば正極室の電
解液の流れを示したものであり、図3(a)は従来の電
池セルの場合であり、図3(b)は、実施の形態に係る
電池セル部内の正極室の電解液の流れを表わしたもので
ある。
【0019】図3(a)を参照して、従来の電池セルで
は、電解液は、マニホールド1より入り、電極30に接
触しながら、マニホールド2へと抜けていく。一方、実
施の形態に係る図3(b)によれば、電解液は、マニホ
ールド1より入り、電極3に触れて流れ、配管2を通っ
て2番目の正極室に入り、電極4に接触して、マニホー
ルド2へと抜けていく。
【0020】図1(b)と図2(b)と図3(b)とを
参照して、実施の形態1に係るレドックスフロー電池に
ついて説明する。実施の形態1に係るレドックスフロー
電池は、隔膜100で隔てられた第1の正極室10およ
び第1の負極室11を有する第1の電池セル12を含
む、第1の電池セルスタック13を備える。第2の電池
セルスタック14は、隔膜100で隔てられた第2の正
極室15および第2の負極室16を有する第2のセル1
7を含む。第1の正極室10と第2の正極室とを第1の
配管18(図2(b)参照)が結んでいる。第1の配管
18には正極液が流れる。第1の負極室11と第2の負
極室16とを、第2の配管19(図2(b)参照)が結
んでいる。第2の配管19には、負極液が流れる。第1
の電池セルスタック13の両端に、1対の第1電圧端子
20,20が設けられている。第2の電池セルスタック
14の両端に、1対の第2の電圧端子21,21が設け
られている。次に、動作について説明する。
【0021】図4(a)は従来の電池セルの充電量を説
明するための図である。図4(b)は実施の形態に係る
電池セルの充電量を説明するための図である。充電濃度
Δnは一般にI/Fq(I:電流量、q:電解液の流
量、F:ファラデー定数)で表わされる。従来の装置で
ある図4(a)によれば、2Iの電流を入力するために
は、電解液の流量を2qにする必要がある。実施の形態
によれば、電気量2Iを入力するのに、電解液量はqで
足りる。したがって、電池セル内の圧力損失比が大きく
ならず、ポンプ損失比が増加しない。
【0022】なお、上記実施の形態では、電池セルを2
個に分割する場合について例示したが、この発明はこれ
に限られるものでなく、複数個に分割することができ
る。分割数の最大値は、ns/Δnで表わされる。Δn
は充電モル濃度を表わしている。nsはシステムで使用
される充電状態の活物質の濃度幅を表わしている。
【0023】実施の形態2 図5は、実施の形態2に係る発明の概念図である。図1
(b)では、正極液の流れる方向と負極液の流れる方向
を同一にしたが、本発明の実施の形態では、正極液の流
れる方向と負極液の流れる方向を逆にしている。
【0024】次に動作について説明する。図6を参照し
て、電解液が第1の正極室10を通り抜けると、Δn充
電され、さらに、第2の正極室15を通ると、さらにΔ
nだけ充電される。一方第2の負極室16へ入った電解
液は、負極室16を出るときにはΔnだけ充電され、第
1の負極室11に入り、該第1の負極室11を出ると、
さらにΔnだけ充電される。図7を参照して、電位差
は、充電によって生じた電圧(正)−電圧(負)で表わ
される。本実施の形態によれば、第1の正極室10と第
1の負極室11とからなる電池セルの電位と、第2の正
極室15と第2の負極室16とからなる電池の電位は等
しくなる。すなわち、電解液の流れの方向を正極側と負
極側とを逆にすることにより、電圧のレベリングが行な
われるという効果を奏する。
【0025】したがって、図5に戻って、第1の電池セ
ルスタック13と第2の電池セルスタック14とを、電
圧端子によって並列に接続することができるようにな
る。
【0026】実施の形態3 実施の形態3に係るレドックスフロー電池は、一般に
は、次のように定義される。すなわち、実施の形態3に
係るレドックスフロー電池は、n個の電池セルからな
り、これらの電池セルのn個の正極室が第1の配管で直
線状に結ばれ、n個の負極室が第2の配管で直線状に結
ばれた第1の電池セル群を備える。実施の形態3に係る
レドックスフロー電池は、また、n個の電池セルからな
り、これらの電池セルのn個の正極室が第3の配管で直
線状に結ばれ、n個の負極室が第4の配管で直線状に結
ばれた第2の電池セル群とを含む。第1の配管中には、
正極液が第1の方向に流れている。第2の配管中には、
負極液が第1の方向と同じ方向に流れている。第3の配
管中には、正極液が上記第1の方向と同じ方向に流れて
いる。第4の配管中には、負極液が、上記第1の方向と
同じ方向に流れている。第1の電池セル群の、第1の方
向における最初の電池セルは、第2の電池セル群の、第
1の方向における、最初の電池セルから数えて最後の電
池セルに電気的に接続されている。一般的に表わすと、
第1の電池セル群の、第1の方向における、最初の電池
セルから数えてi番目の電池セルは、第2の電池セル群
の、第1の方向における、最初の電池セルから数えて
(n−i+1)番目の電池セルと電気的に接続されてい
る。
【0027】図8に示す電池では、nが2の場合、すな
わち、第1の電池セル群が2個に分割された電池セルか
らなり、第2の電池セル群が2個に分割された電池セル
からなる場合を示している。
【0028】一方、図9に係るレドックスフロー電池
は、nが5の場合、すなわち、第1の電池セル群が5個
に分割された電池セルからなり、第2の電池セル群が5
個に分割された電池セルからなる場合である。いずれの
場合も、電圧のレベリングを行なうためのものである。
【0029】次に動作について説明する。図9と図10
を参照して、第1の電池セル群では、図中、上に向かう
方向において、充電深度は深くなっていく(Δn→2Δ
n→3Δn→4Δn→5Δn)。また、第2の電池セル
群においても、図中、上に向かう方向に、充電深度は深
くなっていく(Δn→2Δn→3Δn→4Δn→5Δ
n)。
【0030】図10は、充電深度、すなわち充電モル数
と電位との関係を示している。充電モル濃度が大きくな
ると、電池セルの電位は高くなる。したがって、図8お
よび図9のように接続すれば、電圧のレベリングが可能
となる。ひいては、第1の電池セル群と第2の電池セル
群を、並列に接続することができるようになる。
【0031】実施の形態4 図11は、実施の形態4に係るレドックスフロー電池の
概念図である。セルスタックは、図1(b)、図2
(b)、図3(b)、図4(b)に示されるような分割
された構造を有するものである。実施の形態4に係るレ
ドックスフロー電池は、別々に離されて設けられた第1
の正極電解液タンク21と第2の正極電解液タンク22
とを備える。充電時に、正極液は、第1の正極電解液タ
ンク21からセルスタック内の第1の配管を通って第2
の正極電解液タンク22へと向かって流れ、充電された
正極電解液が第2の正極電解液タンク22内に貯蔵され
る。放電時に、正極液は、第2の正極電解液タンク22
から、セルスタック内の第1の配管を通って、第1の正
極電解液タンク21へ向かって流れ、放電された正極液
は、第1の正極電解液タンク21内に貯蔵される。
【0032】この発明によれば、タンク内で充放電液が
混じり合うことがないので、エネルギー損失を起こさな
い。
【0033】また、第1の正極電解液タンク21の高さ
を、第2の正極電解液タンク22の高さより高い位置に
設けることによって、位置エネルギーを利用することが
でき、ポンプ出力損失を極力なくすることができる。
【0034】実施の形態5 図12は、実施の形態5に係るレドックスフロー電池の
概念図である。図12を参照して、第1の電池セルスタ
ック13の外部に、第1の電池セルスタックに正極液を
送り込むマニホールド21が設けられている。22は負
極液を送り込むマニホールドである。マニホールド21
と第1の正極室10とを、第1の接続配管23が結んで
いる。マニホールド21と第2の正極室24と、正極液
を送り込む第2の接続配管25が結んでいる。第1の接
続配管23と第2の接続配管25の、それぞれの長さお
よび径は、シャントカレントが抑制されるように調整さ
れている。負極側も同様である。
【0035】以上のように構成することにより、シャン
ト電流による損失を抑制することができる。
【0036】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係るレドックスフロー電池の
概念図を示す図である。
【図2】 実施の形態1に係るレドックスフロー電池
の、分割された電池セルの概念図を示す図である。
【図3】 実施の形態1に係る分割された電池セルの、
電解液の流れを説明するための図である。
【図4】 本発明の動作を説明するための図である。
【図5】 実施の形態2に係るレドックスフロー電池の
概念図である。
【図6】 実施の形態2に係るレドックスフロー電池の
動作を説明するための図である。
【図7】 充電量(充電モル数)と電圧との関係を示す
図である。
【図8】 実施の形態3に係るレドックスフロー電池の
概念図である。
【図9】 実施の形態3に係る他のレドックスフロー電
池の概念図である。
【図10】 充電量(充電モル数)と電位との関係を示
す図である。
【図11】 実施の形態4に係るレドックスフロー電池
の概念図である。
【図12】 実施の形態5に係るレドックスフロー電池
の概念図である。
【図13】 従来のレドックスフロー電池の構成を示す
図である。
【図14】 従来の電池セルスタックの構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 第1の正極室、11 第1の負極室、12 第1
の電池セル、13 第1の電池セルスタック、14 第
2の電池セルスタック、15 第2の正極室、16 第
2の負極室、18 第1の配管、19 第2の配管、2
0 第1の電圧端子、21 第2の電圧端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳田 信幸 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 Fターム(参考) 5H026 AA10 5H027 AA10 BE01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極室へ正極液を供給し、負極室へ負極
    液を供給し、充放電を行なうレドックスフロー電池であ
    って、 第1の正極室および第1の負極室を有する第1の電池セ
    ルを含む第1の電池セルスタックと、 第2の正極室および第2の負極室を有する第2の電池セ
    ルを含む第2の電池セルスタックと、 前記第1の正極室と前記第2の正極室とを結び、前記正
    極液を流す第1の配管と、 前記第1の負極室と前記第2の負極室とを結び、前記負
    極液を流す第2の配管と、 前記第1の電池セルスタックの両端に設けられた1対の
    第1電圧端子と、 前記第2の電池セルスタックの両端に設けられた1対の
    第2の電圧端子と、を備えたレドックスフロー電池。
  2. 【請求項2】 前記第1の配管中において、前記正極液
    は、前記第1の電池セルスタック側から前記第2の電池
    セルスタック側に向けて流れており、 前記第2の配管中において、前記負極液は、前記第1の
    電池セルスタック側から前記第2の電池セルスタックの
    側に向けて流れている、請求項1に記載のレドックスフ
    ロー電池。
  3. 【請求項3】 前記第1の配管中において、前記正極液
    は、前記第1の電池セルスタックの側から前記第2の電
    池セルスタックの側に向けて流れており、 前記第2の配管中において、前記負極液は、前記第2の
    電池セルスタックの側から前記第1の電池セルスタック
    の側に向けて流れている、請求項1に記載のレドックス
    フロー電池。
  4. 【請求項4】 前記第1の電池セルスタックと前記第2
    の電池セルスタックは、前記第1電圧端子と前記第2の
    電圧端子を介して、並列に電気的に接続されている、請
    求項3に記載のレドックスフロー電池。
  5. 【請求項5】 n個の電池セルからなり、これらの電池
    セルのn個の正極室が第1の配管で直線状に結ばれ、n
    個の負極室が第2の配管で直線状に結ばれた第1の電池
    セル群と、 n個の電池セルからなり、これらの電池セルのn個の正
    極室が第3の配管で直線状に結ばれ、n個の負極室が第
    4の配管で直線状に結ばれた第2の電池セル群と、を備
    え、 前記第1の配管中には、正極液が第1の方向に流れてお
    り、 前記第2の配管中には、負極液が前記第1の方向と同じ
    方向に流れており、 前記第3の配管中には、正極液が前記第1の方向と同じ
    方向に流れており、 前記第4の配管中には、負極液が前記第1の方向と同じ
    方向に流れており、 前記第1の電池セル群の、前記第1の方向における最初
    の電池セルは、前記第2の電池セル群の、前記第1の方
    向における、最初の電池セルから数えて最後の電池セル
    に電気的に接続されており、 一般的に表わすと、前記第1の電池セル群の、前記第1
    の方向における、前記最初の電池セルから数えてi番目
    の電池セルは、前記第2の電池セル群の、前記第1の方
    向における、最初の電池セルから数えて(n−i+1)
    番目の電池セルと電気的に接続されている、レドックス
    フロー電池。
  6. 【請求項6】 別々に離されて設けられた第1の正極電
    解液タンクと第2の正極電解液タンクとを備え、 充電時に、前記正極液は、前記第1の正極電解液タンク
    から前記第1の配管を通って前記第2の正極電解液タン
    クへ向かって流れ、該第2の正極電解液タンク内に貯蔵
    され、 放電時に、前記正極液は、前記第2の正極電解液タンク
    から前記第1の配管を通って、前記第1の正極電解液タ
    ンクへ向かって流れ、該第1の正極電解液タンク内に貯
    蔵されるように構成されている、請求項1に記載のレド
    ックスフロー電池。
  7. 【請求項7】 前記第1の電池セルスタックの外部に設
    けられ、前記第1の電池セルスタックに前記正極液を送
    り込むマニホールドと、 前記マニホールドと前記第1の正極室とを結び、正極液
    を送り込む第1の接続配管と、 前記マニホールドと前記第2の正極室とを結び、正極液
    を送り込む第2の接続配管とを備え、 前記第1の接続配管と前記第2の接続配管の、それぞれ
    の長さおよび径は、シャントカレントが抑制されるよう
    に調整されている、請求項1に記載のレドックスフロー
    電池。
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