JP2998969B2 - 電池端子の構造 - Google Patents

電池端子の構造

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、一般に電池端子の構造に関するものであ
り、特に、電力貯蔵用レドックスフロー電池などの積層
型電池の端子構造に関するものである。
[従来の技術] 電力会社は、安定した電力を需要家に供給するため
に、電力の需要に合せて発電を行なう必要がある。この
ため、電力会社は、常に、最大需要に見合った発電設備
を建設し、需要に即応して発電を行なっている。しかし
ながら、第4図の電力需要曲線Aで示すように、昼間お
よび夜間では、電力の需要に大きな差が存在する。同様
の現象は、週、月および季節間でも生じている。
そこで、電力を効率よく貯蔵することが可能であれ
ば、オフピーク時、余剰電力(第4図の符号Xで示した
部分に相当する)を貯蔵し、ピーク時にこれを放出すれ
ば、第4図の符号Yで示した部分を賄うことができる。
このようにすると、需要の変動に対応することができる
ようになり、電力会社は常にほぼ一定の電力(第4図の
破線Zに相当する量)のみを発電すればよいことにな
る。このようなロードレベリングを達成することができ
れば、発電設備を軽減することが可能となり、かつエネ
ルギの節約ならびに石油等の燃料節減にも大きく寄与す
ることができる。
そこで、従来より種々の電力貯蔵法が提案されてい
る。たとえば、揚水発電が既に実施されているが、揚水
発電では設備が消費地から遠く隔った所に設置されてい
る。したがって、この方法においては、送変電損失を伴
うこと、ならびに環境面での立地に制約があることなど
の問題点がある。それゆえに、揚水発電に代わる新しい
電力貯蔵技術の開発が望まれており、その1つとしてレ
ドックスフロー型2次電池の開発が進められている。
第5図は、従来より提案されているレドックスフロー
型2次電池の概略構成図である。レドックスフロー電池
は、セル1、正極波タンク6および負極液タンク5を備
える。セル1内は、たとえばイオン交換膜からなる隔膜
2により仕切られており、一方側が正極セル1aを構成
し、他方側が負極セル1bを構成している。正極セル1aお
よび負極セル1b内には、それぞれ電極として正極4また
は負極3が設けられている。正極セル1aには正極用電解
液を導入するための正極用電解液導入管30が設けられて
いる。また、正極セル1aには、該正極セル1a内に入って
いた正極用電解液を流出させる正極用電解液流出管31が
設けられている。正極用電解液導入管30の一端および正
極用電解液流出管31の一端は、正極タンク6に連結され
ている。
負極セル1bには、負極用電解液を導入するための負極
用電解液導入管32が設けられている。また、負極セル1b
には、負極セル1b内に入っていた負極用電解液を流出さ
せる負極用電解液流出管33が設けられている。負極用電
解液導入管32の一端および負極用電解液流出管33の一端
は、負極電解液タンク5に連結されている。
第5図に示したレドックスフロー型2次電池では、た
とえば鉄イオン、クロムイオンのような原子価の変化す
るイオンの水溶液を正極液タンク6、負極液タンク5に
貯蔵し、これをポンプP1,ポンプP2により、セル1に送
液し、酸化還元反応により、充放電を行なう。
たとえば、正極活物質としてFe3+/Fe2+、負極活物質
としてCr2+/Cr3+を用い、それぞれ、塩酸溶液とした場
合、各酸化還元系の両極3,4における電池反応は、下記
の式のようになる。
上述の式の電気化学反応により、約1Vの電圧が得られ
る。
ところで、レドックスフロー電池では、その発生電圧
を高めるため、セルを直列に複数個接続した多段接続型
のレドックスフロー電池が提唱されている。第6図に、
電池セルの拡散分解図を示す。第6図を参照して、セル
1には、図中、左から、双極板15、負極板13、隔膜12、
正極板14および双極板16の構成要素が順に配列される。
多段接続型は、このセル1が多数積層されたものであ
る。そして、その両端部が、端子板17および端子板18で
把持される。
双極板15は、カーボン板(またはカーボンを含んだプ
ラスチック板)15aと該カーボン板15aの周辺部に嵌め入
れた状態で、これを固定するプラスチック材料からなる
フレーム15bとからなる。双極板16も、同様である。負
極板13は、炭素繊維板13aと該炭素繊維板13aの周辺部に
合わせ入れた状態で、これをフレーム13bとからなる。
正極板14も、同様である。隔膜12は、イオン交換膜から
構成される。また、端子板17,18は銅板で構成される。
[発明が解決しようとする課題] 従来の電池セルは以上のように構成されているが、以
下に述べる問題点があった。
第7図は、従来の電池端子の断面図である。電池端子
とは、第6図および第7図を参照して、電池セル1の最
も外側の双極板15(または16)と端子板17(または18)
との接合部の構造をいう。第7図を参照して、カーボン
板15aの周辺部に嵌め入れた状態で、これをフレーム15b
が固定している。端子板17は、カーボン板15に圧着また
は接着で接合される。
電池セルは、第6図に示すセル1を多数積層し、その
両端に第7図に示す電池端子20を配置し、両側からボル
トにより周囲を締付けることにより構成される。
ところで、従来の電池端子は以上のように構成されて
いたので、第7図を参照して、両側からボルトで締付け
られる際に、カーボン板15aとフレーム15bの界面100に
応力が集中し、カーボン板15aが破損するという問題点
があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためにな
されたもので、カーボン板が破損しないように改良され
た電池端子構造を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明は、電池セルの両側に取付けられ、該電池セ
ルに電気の取出・送入を行なう電池端子構造に係るもの
である。
当該電池端子は、カーボンを含む平板と、上記平板に
重ね合わされるように設けられ、リード端子を含む金属
板と、を備えている。当該電池端子は、さらに、重ね合
わされた上記平板および上記金属板の周辺部に嵌め入れ
た状態で、これらを固定するフレームを備えている。
[作用] この発明によれば、カーボンを含む平板と金属板とを
重ね合わせ、一体化させ、この一体化物の周辺部にフレ
ームを嵌め入れている。したがって、電池セルの作製
時、すなわち、ボルト等によって締付けを行なう場合に
おいて、フレームと上記一体化物の周辺部との界面にお
ける応力が金属板にも分散される。したがって、カーボ
ンを含む平板にかかる応力集中は緩和される。また、金
属板による補強効果も加わり、カーボンを含む平板の破
損は防止される。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図は、本発明の一実施例にかかる電池端子構造の
正面図であり、第2図は、第1図におけるII−II線に沿
う断面図である。
第1図および第2図を参照して、カーボン板15aと、
該カーボン板15aと同じ大きさを有する銅板17が重ね合
わされ、一体化されている。カーボン板15aと銅板17
は、圧着だけでなく、導電性接着剤で接着されてもよ
い。この一体化物の周辺部分に嵌め入れた状態で、フレ
ーム15bがこれらを固定している。フレーム15bは、たと
えば塩化ビニール樹脂板で形成される。
以上の構造を有する電池端子を構成し、一方で、電極
面積3000cm2を有するセルを作製し、これを60セル積層
させた電池セルを作製した。この電池セルの両側に第2
図に示す電池端子を配置し、両側からボルトによる締付
けを行なった。この際、カーボン板15aの破損が認めら
れなかった。また、電池セルを用いてレドックスフロー
電池を構成し、充放電試験を行なうと、何のトラブルも
なく、良好な性能を示すことがわかった。
なお、上記実施例では、銅板17とカーボン15aとの一
体化物の周辺部をフレーム15bで挟んで固定する場合を
例示したが、この発明はこれに限られるものでなく、こ
れらの界面に接着剤を入れて固定してもよい。
また、上記実施例では、カーボン板15aと銅板17とが
同じ大きさである場合を提示したが、この発明はこれに
限られるものでなく、第3図に示すように、銅板17がカ
ーボン板15より小さくてもよい。
さらに、上記実施例では、双極板20にカーボン板15a
を用いた場合を例示したが、この発明はこれに限られた
ものでなく、カーボン板15aの代りにカーボンを含む樹
脂を用いてもよい。
以上、本発明を要約すると次のとおりである。
(1) 特許請求の範囲第1項に記載の電池端子構造で
あって、 前記電池セルはレドックスフロー電池の電池を含む。
(2) 特許請求の範囲第1項に記載の電池端子構造で
あって、前記平板と前記金属板は同じ大きさである。
(3) 特許請求の範囲第1項に記載の電池端子構造で
あって、前記金属板は銅板である。
(4) 特許請求の範囲第1項に記載の電池端子構造で
あって、 前記平板および前記金属板の周辺部と前記フレームと
の固定は、接着剤で行なわれている。
[発明の効果] 以上説明したとおり、この発明によれば、カーボンを
含む平板と金属板とを重ね合わせ、これらを一体化さ
せ、この一体化物の周辺部にフレームを嵌め入れてい
る。したがって、電池セルの作製時、すなわちボルト等
によって締付けを行なった場合において、フレームと上
記一体化物の周辺部との界面における応力が金属板にも
分散される。したがって、カーボンを含む平板にかかる
応力集中が緩和される。また、金属板による補強効果も
加わり、カーボンを含む平板の破損が防止される。した
がって、電力貯蔵用システムとしての信頼性が向上する
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例にかかる電池端子構造の
正面図である。 第2図は、第1図におけるII−II線に沿う断面図であ
る。 第3図は、この発明の他の実施例にかかる電池端子構造
の断面図である。 第4図は、電力需要曲線を示す図である。 第5図は、従来のレドックスフロー電池の一例を示す概
略構成図である。 第6図は、従来のセルの拡散分解図である。 第7図は、従来の電池端子構造の断面図である。 図において、1は電池セル、15aはカーボン板、15bはフ
レーム、17は銅板、20は電池端子構造である。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−284057(JP,A) 特開 昭58−71569(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 8/00 - 8/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電池セルの両側に取付けられ、該電池セル
    に電気の取出・送入を行なう電池端子の構造であって、 カーボンを含む平板と、 前記平板に重ね合わされるように設けられ、リード端子
    を含む金属板と、 重ね合わされた前記平板および前記金属板の周辺部に嵌
    め入れた状態で、これらを固定するフレームと、 を備えた電池端子の構造。
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WO2018026005A1 (ja) * 2016-08-04 2018-02-08 昭和電工株式会社 レドックスフロー電池
WO2024070318A1 (ja) * 2022-09-28 2024-04-04 住友電気工業株式会社 セルフレーム構造、セルスタック、およびレドックスフロー電池システム

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