JPH049212A - 冷延コイルの巻き取り方法 - Google Patents

冷延コイルの巻き取り方法

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JPH049212A
JPH049212A JP10957190A JP10957190A JPH049212A JP H049212 A JPH049212 A JP H049212A JP 10957190 A JP10957190 A JP 10957190A JP 10957190 A JP10957190 A JP 10957190A JP H049212 A JPH049212 A JP H049212A
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Japan
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coil
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wave
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JP10957190A
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Masahiro Ogawa
小川 正浩
Michio Kuwayama
桑山 通郎
Kazuo Shimazaki
島崎 一穂
Naoyuki Mugita
麦田 尚之
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JFE Engineering Corp
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、冷間圧延後に銅帯を巻き取る際に、スクラ
ッチ疵を発生させない巻き取り方法に関する。
[従来技術] 帯状物を巻き取りコイルとする際に、コイル崩れが起こ
らないように、一般には、板の端部を揃えて巻き取り、
コイル端部が直径方向に直線状となる(以下、直線巻き
と称す)。しかし、めっき鋼板のようにめっきの付着量
が板幅方向で異なり、しかも板厚が小さい場合では巻き
数も多く、この付着量の相違が問題となることがある。
巻き取り時には、コイル崩れやコイル漬れ等を防ぐため
に、所定の張力をかけながら緊密に巻かれるが、例えば
、電気めっき鋼帯の場合めっきの付着量は板の縁部で中
央部より多くなる傾向があり。
これを直線巻きすると縁部に面圧が集中することになる
0面圧集中が度を越すと、集中箇所に疵が発生したり或
いは板に歪みが発生したりする。これを避けるため、板
厚の薄い錫めっき鋼販では板の端部をずらしながら巻き
取る(以下、スタソガー巻きと称す)ことがあり、その
装置についても種々の工夫がされている(例えば、特開
昭57−62140号公報)。
[発明が解決しようとする課題] 近年、鋼材の品質の向上と需要の多様化に伴って、従来
に無い薄い板厚の鋼板が製造されるようになった。銅帯
が冷間圧延されて薄くなっていくとき、縁部では幅方向
端への逃げがあるが中央に近い部分程この逃げが少なく
、僅かではあるが中央部が厚くなっている(以下、クラ
ウンと称す)。
薄い板厚の製品はど一コイルの巻き数は多く、巻き取り
時に中央部に面圧が集中してくるが、巻き取りに際して
は平面であった銅帯が円周状に変形させられることや張
力の変動があり、巻かれて重なる面同士の間に僅かなず
れが生ずる9このずれが細かなすり疵(以下、スクラッ
チ疵と称す)を発生させる。即ち、厚さの薄い銅帯のコ
イル巻き取り時に中央部にスクラッチ疵が発生する問題
があった。
この発明は上記の問題を解決するためになされたもので
、コイル巻き取りの面圧集中を低減することによって、
銅帯中央部のスクラッチ疵を防止することを目的とする
ものて゛ある。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するための手段は、冷間圧延されな銅帯
を巻き取ってコイルとする際に、銅帯側面が角波状に重
なるように巻き取り、この角波の振幅が151以上25
關以下であって波長が100■園以上200 am以下
且つ波頭の平坦部が波長の1/10以上215以下とな
るようにする冷延コイルの巻き取り方法である。
巻き取られるコイルの形状を第1図に示す。
(a)[]はコイルの正面図で1は外周、2は内周であ
る。(b)図は(a>図のA−A祖国で、銅帯の側面が
板幅方向に振幅をもち、コイル半径方向が進行方向であ
る角波状である。この角波を第2図に示す、この角波は
波頭の平坦部と波底にいたる傾斜部及び波底の平坦部と
からなるが、波底はコイルの板幅方向他端では波頭とな
りしたがって波頭と波底の長さは同じである。図で、r
はこの角波の振幅、βは波長、dは波頭の平坦部であっ
て、15mm≦r≦25III11.100 +n≦p
≦200 u+、1/IOJ≦d≦215i ”rある
[作用] スクラッチ疵の発生は、前述したように、中央部に面圧
が集中することに原因かあるのだから、面圧を分散させ
ればこの発生を防止する二とが出来る。面圧分散の手段
としてスタッガー巻は、錫めっき鋼板では既に使用され
ているものである。
l、かし、この場合表面は軟らかい錫で覆われており、
又、めっき鋼板縁部の問題に対処するものである。縁部
では板同士の重なりを僅かにずらせば、面圧を分散させ
られることは比較的容易に予想できる。これに対して、
冷延鋼板では面圧は中央部に集中し、しかも、板厚の変
化は連続的で且つ極めて僅かである。例えば、厚さ0.
2m−幅900 mm+の鋼板でも中央部と縁部との厚
さの比は109である。コイル崩れを確実に起こさない
範囲内で板同士の重なりをずらすことで、スクラッチ疵
を防ぐのに十分な面圧分散が可能か否かは微妙な問題で
ある。即ち、必要なずらし量には、クラウンの形状、コ
イルの巻き取り速度、巻き取り張力、巻き取り精度、冷
延鋼板の表面硬度、板厚、コイル径等が関係し、しかも
、これらの要因について鋼板の場所による相違が重要な
因子となる問題である。発明者等はこの問題に真剣に取
り組みこの発明に至ったものである。
巻き取り時に板幅方向にずらす量は面圧分散の観点から
は大きい方が良いが、この量が大きいと張力との方向巻
き取り方向との間にずれが生じ、いわゆる巻きずれが起
こり別の疵原因を発生させる。角波状に巻き取るのは、
傾斜部を直線として面圧分散に必要なずらし量を確保す
るためと、ずらし量の大きすぎる部分ができて巻きずれ
が起こることを防ぐためである。言い換えれば、傾斜部
が曲線であるとずらし量の小さい部分と大きい部分とが
でてくるので、前者では面圧分散に不足するおそれが生
じ、後者では巻きずれのおそれが生ずる。このため、平
均ずらし量の適正範囲が狭くなり操業の難度が増えるこ
とになる。
角波の振幅は大きすぎるとコイル崩れを起こすことがあ
り、非常に危険である。このため、安全率を大きく見積
もる必要があり、上限を25m++に押さえ安全を期す
必要がある。振幅の下限はそれほど厳密に定める必要は
ない、振幅が小さい場合は波長を短くして波数を増やし
ても面圧分散は可能であり、寧ろ装置の能力や操業のし
易さから定めるもので、下限を15mm程度にすると操
業が安定する。
角波の波長は上述のように振幅と関連し、更に波頭平坦
部とも関連するものである。振幅の二倍を板厚で割った
ものが一辺の傾斜部の巻き数であるが、この巻き数とず
らし量の積に波頭の平坦部を加えたものが1/2波長で
ある。波頭平坦部については後述するが、この部分では
面圧分散は行われずこの観点からは小さくすることが望
ましい。波長の上限が2001mlであると、平坦部を
最小にし且つ振幅を最小にした場合、巻きずれのおそれ
のないもっとも大きなずれ量で、即ち最も面圧分散が行
われた状態で、巻き取ることが出来る。又、波長の下限
を100 amとすると、平坦部及び振幅を最大にして
も、即ち最も巻きずれのおそれやコイル崩れが無い安定
した状態で巻き取っても、スクラッチ疵が発生しない。
波頭に平坦部を設けるのは、この部分がとんかっている
とコイルの取り扱い中に接触などにより損傷を受けるこ
とかある。これを防ぐためには、平坦部の長さは101
程度即ち下限波長の1/10程度以上が必要である。し
かし、平坦部が長ずざると、前記したようにこの部分で
は面圧分散が行われないので上限を波長の215とする
なお、限定するものではないが、巻き初めと巻き終わり
とを平坦部とする方が操業コントロールも行い易く、又
、コイルを安定して取り扱うことが出来るので得策であ
る。
[実施例] 冷延鋼板を内径210龍、外径550龍のコイルに角波
状に巻き取ったものについて、スクラッチ疵を調べた。
巻き取り張力は最初に大きく途中は一定にし、最後は徐
々に小さくした。
角波の形状を変えて調べた結果を第1表に示す。
第1表 ではスクラッチ疵の発生が認められた。
[発明の効果] この発明によれば、冷延鋼帯を巻き取る際に適正な形状
の角波を規定してスタッカー巻を行うので、巻き取り時
のスクラッチ疵が発生しない。これと共に、巻きずれや
コイル崩れ等の問題にも十分な対策の講ぜらているこの
発明の効果は2鋼板の品質向上及び安定操業面で非常に
大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を説明するためのコイルの正面図及び
側面図、第2図は角波の形状を示す図である。 1・・・コイルの外周、2 ・コイルの内周。 角波がこの発明の条件範囲であった実施例では、スクラ
ッチ疵の発生は認められなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 冷間圧延された鋼帯を巻き取ってコイルにする際に、板
    が角波状に重なるように巻き取り、この角波の振幅が1
    5mm以上25mm以下であって波長が100mm以上
    200mm以下且つ波頭の平坦部が波長の1/10以上
    2/5以下であることを特徴とする冷延コイルの巻き取
    り方法。
JP2109571A 1990-04-25 1990-04-25 冷延コイルの巻き取り方法 Expired - Lifetime JP2520183B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0855354A2 (en) * 1997-01-28 1998-07-29 Fuji Photo Film Co., Ltd. Web winding method and apparatus
KR20010027829A (ko) * 1999-09-16 2001-04-06 이구택 압연기 이상진단장치

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0855354A2 (en) * 1997-01-28 1998-07-29 Fuji Photo Film Co., Ltd. Web winding method and apparatus
EP0855354A3 (en) * 1997-01-28 1999-04-07 Fuji Photo Film Co., Ltd. Web winding method and apparatus
KR20010027829A (ko) * 1999-09-16 2001-04-06 이구택 압연기 이상진단장치

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