JPH049136Y2 - - Google Patents

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JPH049136Y2
JPH049136Y2 JP9293686U JP9293686U JPH049136Y2 JP H049136 Y2 JPH049136 Y2 JP H049136Y2 JP 9293686 U JP9293686 U JP 9293686U JP 9293686 U JP9293686 U JP 9293686U JP H049136 Y2 JPH049136 Y2 JP H049136Y2
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JP
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die
extrusion molding
entrance angle
thin plate
central
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JP9293686U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は陶磁器の押出成形、特に肉薄の陶磁器
質板を成形する時使用する成形用ダイスに関する
ものである。
(従来の技術) 従来巾30mm、厚さ3mm程度の薄板を成形するに
は石膏型を用いた鋳込成形法あるいは、ドクター
ブレード法、カレンダー法などのテープ鋳込成形
が行なわれているが、鋳込成形法は量産に向か
ず、又テープ鋳込成形では2mm以下の超薄板の場
合に適するが、これ以上の肉厚では原料の調整の
決定などに多くの実験を必要とし、原料の多様化
を求める場合に不向きである等の欠点がある。こ
のため、押出成形機で成形することも考えられて
いたが (考案が解決しようとする問題点) 押出成形機では押出成形時ダイスの中央部(本
考案では、押出成形品の巾方向での中央部分を中
央部、両側部を側部という)での押出速度が大き
く、側部では押出速度が遅いため、押出速度の違
いで押出される素地は左右にそれぞれ引張られ成
形物内に歪が生じる。成形物が肉薄の場合は特に
この歪が顕著にあらわれ、ついには第3図に示す
ように成形物6中央に切裂が生じるという欠点が
あつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は以上のような陶磁器質薄板の押出成形
における欠点をなくすため押出速度を均一とする
よう押出成形機のダイスの形状を種々改良する内
に見い出したものである。すなわち薄板中央部成
形部分のダイスリツプ入口角度が薄板側部成形部
分のダイスリツプ入口角度より大なるようにする
ことにより押出速度が中央部と側部とでほぼ均一
となり、成形物の歪が生せず肉薄の陶板の成形が
可能となつたわけである。
なお、本考案でダイスの入口、出口は成形物が
押出成形され、ダイス1より出る側、即ち第2図
で左側を出口3、反対側を入口2といい、ダイス
リツプ入口角度とは第2図においてダイスの入口
2からの圧着部4の傾斜と、ダイスの出口3と同
じ形状の成形部5の延長線(第2図で破線で示
す)とがなす角のα,βをいう。
(実施例) 本考案の実施例を図面に基づいて述べる。
実施例 1 第1図は巾30cm、厚さ3mmの陶板を成形するた
めのダイスを示した図である。このダイスは上下
2分割され、互に同一の上下ダイスとなつてお
り、上下ダイスはボルトで締付けられている。次
にこの上下ダイスの一方の下ダイスについて述べ
る。下ダイス11はスクリユーから押出された素
地がダイス1に入る入口2で素地を圧縮し、緻密
化させる圧着部4、緻密化された素地を一定形状
に成形する成形部5と、成形された素地がダイス
から出る出口3とよりなる。この内、入口2と出
口3は素地の圧着程度を考え一定比率の開口率と
なつている。本実施例の場合、上下ダイス11,
12で出来る入口2、出口3のサイズは入口が36
cm×3cmで出口は35cm×0.55cmである。また、成
形部5は出口と同一の形状をしている。
次に圧着部4については、以下のような形状と
なつている。まず、圧着部4は成形物の巾方向に
中央部41及び側部42,42の3領域に大きく
分けられており、そのそれぞれのダイスリツプ入
口角度が異なつている。つまり、本実施例の場
合、全体をほぼ3分割し入口の中央1/3の17cmが
中央部入口のほぼ1/3の両側9.5cmわ側部とし、そ
れぞれのダイスリツプ入口角度は中央部が30度、
側部が21〜23度となつている。また、本実施例で
は中央部及び側部の間及び、ダイスの両側端には
ダイスリツプ入口角度がしだいに変化する領域4
3,43を設けダイスリツプ入口角度が変わる位
置に生じる成形物の筋を防止するようになつてい
る。
(効果) 本考案はダイスのダイスリツプ角度を変えるこ
とにより今まで不可能とされていた大形薄板の押
出成形を可能としたもので、多くの種類の素材を
求められる大形薄肉陶板の成形がこれにより可能
となり、本考案はまことに有益なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案押出成形用ダイスの斜視図。第
2図は、第1図の本考案押出成形用ダイスの−
横断面図、第3図は従来の押出成形用ダイスに
よる押出成形状態を示す斜視図。 1……ダイス、41……中央部、42……側
部、α……ダイスリツプ入口角度、β……ダイス
リツプ入口角度。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 陶磁器質薄板を押出成形するダイスの薄板中
    央部成形部分のダイスリツプ入口角度が薄板側
    部成形部分のダイスリツプ入口角度より大なる
    ことを特徴とする押出成形機用ダイス。 (2) 薄板の成形用ダイスの中央1/3を中央部成形
    部分となしたことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項の押出成形機用ダイス。 (3) 側部成形部分と、中央部成形部分との間にダ
    イスリツプ入口角度がしだいに変化する領域を
    設けた実用新案登録請求の範囲第1項又は第2
    項の押出成形機用ダイス。
JP9293686U 1986-06-17 1986-06-17 Expired JPH049136Y2 (ja)

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JP9293686U JPH049136Y2 (ja) 1986-06-17 1986-06-17

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JPS62203008U JPS62203008U (ja) 1987-12-24
JPH049136Y2 true JPH049136Y2 (ja) 1992-03-06

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JPS62203008U (ja) 1987-12-24

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