JPH0491066A - N―アシルアミノ酸塩溶液の製造方法 - Google Patents

N―アシルアミノ酸塩溶液の製造方法

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JPH0491066A
JPH0491066A JP20398290A JP20398290A JPH0491066A JP H0491066 A JPH0491066 A JP H0491066A JP 20398290 A JP20398290 A JP 20398290A JP 20398290 A JP20398290 A JP 20398290A JP H0491066 A JPH0491066 A JP H0491066A
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acid salt
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Masahiko Shimada
昌彦 嶋田
Fumiaki Tada
多田 文昭
Motoo Koyama
小山 基雄
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Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、化粧品分野などで用いられるN−アシルアミ
ノ酸塩溶液の製造方法に関する。
[従来の技術] N−アシルアミノ酸を合成する方法としては「界面活性
剤合成gI」 (槙書店発行 1965年)等に記され
ている方法が一般的である。すなわち脂肪酸を三塩化リ
ン等の塩素化剤により塩素化して得られた脂肪酸クロリ
ドをアルカリ性のアミノ酸塩水溶液に2〜3時間かけて
滴下して、滴下終了後塩酸でpH7に中和することによ
り得られる。三塩化リン等の塩素化剤により塩素化して
得られた脂肪酸クロリドを用いて合成されたNアシルア
ミノ酸塩は、臭気が非常に悪く、化粧品分野などで用い
られるために脱臭することが望まれていた。この臭気を
取り除く方法としては、油脂精製などによく用いられる
水蒸気脱臭法が知られている(「油脂製品の知識」幸書
房発行 1977年)。水蒸気脱臭法は、常圧窒素雰囲
気下で水蒸気を吹き込んで系内を98〜102°Cに昇
温し、水蒸気とともに特異臭を系外に除く方法である。
[発明が解決しようとする課題] しかし、水蒸気脱臭法については98〜102°Cの温
度コントロールが難しいという問題点があった。98℃
より温度が低いと脱臭効果は得られず、温度が高いと突
沸がおこり物質のロスが大きくナル。さらに、適切な温
度コントロールをしても脱臭効果が不充分であった。
本発明は、特別の装置を必要とせずに、不快な臭いのな
いN−アシルアミノ酸塩溶液の製造方法を提供するもの
である。
[課題を解決するための手段] 本発明は、脂肪酸クロリドとアミノ酸塩溶液とを反応さ
せて得られたN−アシルアミノ酸塩溶液を、pH8,5
〜13.5で、理論過酸化物価25〜150mmol/
kgとなる量の酸化剤を添加し、60〜90℃で1o〜
120分熟成した後、残存する酸化剤と当量の還元剤を
加えることを特徴とするN−アシルアミノ酸塩溶液の製
造方法である。
本発明に用いられる脂肪酸クロリドは炭素数8〜22の
飽和または不飽和脂肪酸クロリドで、例えばカプリル酸
、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、2−エチル
ヘキサン酸、イソトリデカン酸、イソステアリン酸、オ
レイン酸、リノール酸、リシノール酸などおよび前記脂
肪酸の混合物であるヤシ油脂肪酸、牛脂脂肪酸、硬化牛
脂脂肪酸、硬化ヒマシ油脂肪酸などを五塩化リン、三塩
化リン、オキシ塩化リンなどによって塩素化したものが
ある。
本発明に用いられるアミノ酸塩のアミノ酸としては、例
えばN−メチルタウリン、ザルコシン、グルタミン酸、
N−メチル−β−アラニン、グリシンなどがある。
本発明に用いられるアミノ酸塩の塩としては、例えばナ
トリウム塩、カリウム塩、モノエタノールアミン塩、ジ
ェタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩などがあ
る。
本発明に用いられる酸化剤としては、例えば過酸化水素
、次亜塩素酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム、過炭酸
ナトリウム、過酸化尿素などがある。
本発明に用いられる還元剤としては、例えば亜硫酸ナト
リウム、亜ニチオン酸ナトリウム、水素化ホウ素ナトリ
ウムなどがある。
本発明において酸化剤を加える時のpHは8゜5〜13
.5、特に11〜13で行なうのが好ましい。p、 H
が8.5より低いと脱臭効果は小さく、p Hが13.
5を超えると酸化剤の分解が非常に速まり、期待した脱
臭効果が得られない。
酸化剤の添加量は、添加時に理論過酸化物価が25−1
25−15O/kgとなる量、特に理論過酸化物価が3
0〜60 m m o l / k gになる量が好ま
しい。添加時の理論過酸化物価が25mrn○l / 
k gより小さいと脱臭効果は小さい。理論過酸化物価
が150mmol/kgを超えても脱臭効果は変わらず
、熟成後に残存する未反応の酸化剤と反応させる還元剤
の量が増え経済的に不利である。
酸化剤を添加した後、反応系内を熟成する時の条件とし
ては、温度は60〜90℃、特に75〜85°Cが好ま
しく、時間は1o〜120分で特に30〜60分が好ま
しい。温度が60°Cより低いと酸化剤の活性が弱くな
り、脱臭効果はあまり得られない。また90℃より温度
が高いと酸化剤の自己分解が速くなり、脱臭効果は低減
する。熟成時間が10分より短いと脱臭効果は得られず
120分より長いと残存する酸化剤とN−アシルアミノ
酸との副反応による色相の劣化が起こるので好ましくな
い。
熟成後、残存する酸化剤と当量の還元剤を加えることが
必要である。加える還元剤の量が残存する酸化剤の当量
より少ないと、界面活性剤の使用の際、残存する酸化剤
が皮膚等に対して刺激を与えるので好ましくなく、残存
する酸化剤の当量より多いと、残存する還元剤が皮膚等
に対して刺激を与えるので好ましくない。
残存する酸化剤の量はチオ硫酸ナトリウムによる電位差
滴定等を行なって求めることができる6[発明の効果] 酸化還元反応を利用した本発明のN−アシルアミノ酸塩
溶液の製造方法は短時間で確実な脱臭が可能であり、特
別な装置を必要とせず、反応温度も従来の水蒸気脱臭法
に比較して低いので工業的に有利である。
[実施例コ 本発明を実施例、比較例によって説明するが、本発明は
これにより限定される物ではない。以下、百分率は重量
基準である。
実施例1 温度計、滴下ロート2つおよび可変式攪拌機を取り付け
た1リツトル4つロフラスコに、35%N−メチルタウ
リンナトリウム水溶液377gとイオン交換水359g
とを仕込み、攪拌下で温度を15℃に調節しながら塩素
化率95%のヤシ油脂肪酸クロリド(平均分子量237
)195gと48%水酸化ナトリウム水溶液89gとを
同時に60分間かけて滴下した。濃度22.6%、pH
12のココイルメチルタウリンナトリウム水溶液が10
20g得られた。
そのココイルメチルタウリンナトリウム水溶液を80°
Cに保ち、理論過酸化物価が30mmol/ k gと
なるように35%過酸化水素水を1.5g添加した。3
0分攪拌した後、溶液の過酸化水素の残存量をチオ硫酸
ナトリウムによる自動電位差滴定を行なって求めたとこ
ろ過酸化物価は5mm o 1 / k gであったの
で無水亜硫酸ナトリウムを0.3g (過酸化物価が5
mmol/kgに相当する過酸化水素の残存量と当量の
亜硫酸ナトリウムの量)添加し、攪拌して目的とするコ
コイルメチルタウリンナトリウム水溶液を得た。
官能試験によりその臭気を確認したところ不快な臭気は
なく良好であった。
実施例2 実施例1と同様の方法で得られたココイルメチルタウリ
ンナトリウム水溶液1020gを35%塩酸Logでp
Hを11に調整した。
そのココイルメチルタウリンナトリウム水溶液を80℃
に保ち、理論過酸化物価が30mmol/kgとなるよ
うに35%過酸化水素水を1.5g添加した。60分攪
拌した後、溶液の過酸化水素の残存量をチオ硫酸ナトリ
ウムによる自動電位差滴定を行なって求めたところ過酸
化物価は5mm o 1 / k gであったので無水
亜硫酸ナトリウムを0.3g (過酸化物価が5mmo
l/kgに相門する過酸化水素の残存量と当量の亜硫酸
ナトリウムの量)添加し、攪拌して目的とするココイル
メチルタウリンナトリウム水溶液を得た。
官能試験によりその臭気を確認したところ不快な臭気は
なく良好であった。
実施例3 実施例1と同様の方法で得られたココイルメチルタウリ
ンナトリウム水溶液1020gを80℃に保ち、理論過
酸化物価が120mmol/kgとなるように35%過
酸化水素水を6g添加した。
90分攪拌した後、溶液の過酸化水素の残存量をチオ硫
酸ナトリウムによる自動電位差滴定を行なって求めたと
ころ過酸化物価は5mmol/kgであったので無水亜
硫酸ナトリウムを0.3g(過酸化物価が5 rn m
 o l / k、 gに相当する過酸化水素の残存量
と当量の亜硫酸ナトリウムの量)添加し、攪拌して目的
とするココイルメチルタウリンナトリウム水溶液を得た
官能試験によりその臭気を確認したところ不快な臭気は
なく良好であった。
実施例4 実施例1と同様の方法で得られたココイルメチルタウリ
ンナトリウム水溶液1020gを70℃に保ち、理論過
酸化物価が30 m m o ]、 / k gとなる
ように35%過酸化水素水を1.5g添加した。50分
攪拌した後、溶液の過酸化水素の残存量をチオ硫酸ナト
リウムによる自動電位差滴定を行なって求めたところ過
酸化物価は5mmol/kgであったので無水亜硫酸ナ
トリウムを0.3g(過酸化物価が5mmol/kgに
相当する過酸化水素の残存量と当量の亜硫酸ナトリウム
のり添加し、攪拌して目的とするココイルメチルタウリ
ンナトリウム水溶液を得た。
官能試験によりその臭気を確認したところ不快な臭気は
なく良好であった。
実施例5 実施例1と同様の方法で得られたココイルメチルタウリ
ンナトリウム水溶液1020gを45%水酸化ナトリウ
ム水溶液7gでpHを13に調整した。
そのココイルメチルタウリンナトリウム水溶液を85℃
に保ち、理論過酸化物価が30mmol/ k gとな
るように35%過酸化水素水を1.5g添加した。30
分攪拌した後、溶液の過酸化水素の残存量をチオ硫酸ナ
トリウムによる自動電位差滴定を行なって求めたところ
過酸化物価は5mm o l / k gであったので
無水亜硫酸ナトリウムを0.3g (過酸化物価が5r
nmol/kgに相当する過酸化水素の残存量と当量の
亜硫酸ナトリウムの量)添加し、攪拌して目的とするコ
コイルメチルタウリンナトリウム水溶液を得た。
官能試験によりその臭気を確認したところ不快な臭気は
なく良好であった。
実施例6 実施例1と同様の方法で得られたココイルメチルタウリ
ンナトリウム水溶液1020gを35%塩酸23gでp
Hを9に調整した。
そのココイルメチルタウリンナトリウム水溶液を80℃
に保ち、理論過酸化物価が30mmol/kgとなるよ
うに35%過酸化水素水を1.52添加した。70分攪
拌した後、溶液の過酸化水素の残存量をチオ硫酸ナトリ
ウムによる自動電位差滴定を行なって求めたところ過酸
化物価は5mm o l / k gであったので無水
亜硫酸ナトリウムを0.3g(過酸化物価が5mmol
/kgに相当する過酸化水素の残存量と当量の亜硫酸ナ
トリウムの量)添加し、攪拌して目的とするココイルメ
チルタウリンナトリウム水溶液を得た。
官能試験によりその臭気を確認したところ不快な臭気は
なく良好であった。
実施例7 実施例1と同様の装置に35%N−メチルタウリンカリ
ウム水溶液397gとイオン交換水318gとを仕込み
、攪拌下で温度を15℃に調節しながら塩素化率95%
のヤシ油脂肪酸クロリド(平均分子量237)186g
と水酸化カリウム水溶液119gとを同時に60分間か
けて滴下した。濃度26.4%、pH12のココイルメ
チルタウリンカリウム水溶液が1020g得られた。
そのココイルメチルタウリンカリウム水溶液を80℃に
保ち、理論過酸化物価が30mmol/kgとなるよう
に次亜塩素酸ナトリウムを5゜8g添加した。30分攪
拌した後、次亜塩素酸ナトリウムの残存量をチオ硫酸ナ
トリウムによる自動電位差滴定を行なって求めたところ
過酸化物価が5 m m o 1. / k gであっ
たので90%0%亜二チオントリウムを0.5g (過
酸化物価が5mm。
]、 / k gに相当する過ホウ酸ナトリウムの残存
量と当量の水素化ホウ素す1−リウムの必要り添加し、
攪拌して目的とするココイルメチルタウリンカリウム水
溶液を得た。
官能試験によりその臭気を確認したところ不快な臭気は
なく良好であった。
実施例8 実施例1と同様の装置に35%N−メチルタウリントリ
エタノールアミン水溶液496gとイオン交換水262
gとを仕込み、攪拌下で温度を15℃に調節しながら塩
素化率95%のヤシ油脂肪酸クロリド(平均分子量23
7)143gとトリエタノールアミン119gとを同時
に60分間かけて滴下した。濃度26.5%、PH12
のココイルメチルタウリントリエタノールアミン水溶液
が1020g得られた。
そのココイルメチルタウリントリエタノールアミン水溶
液を80℃に保ち、理論過酸化物価が30mmol/k
gとなるように過ホウ酸ナトリウム四水塩を2.4g添
加した。30分攪拌した後、過ホウ酸ナトリウムの残存
量をチオ硫酸ナトリウムによる自動電位差滴定を行なっ
て求めたところ過酸化物価が5mmol/kgであった
ので無水水素化ホウ素ナトリウムを0.1g(過酸化物
価が5mmol/kgに相当する過ホウ酸ナトリウムの
残存量と当量の水素化ホウ素ナトリウムの必要量)添加
し、攪拌して目的とするココイルメチルタウリントリエ
タノールアミン水溶液を得た。
官能試験によりその臭気を確認したところ不快な臭気は
なく良好であった。
実施例9 実施例1と同様の装置に35%ザルコシンナトリウム水
溶液257gとイオン交換水531gとを仕込み、攪拌
下で温度を15℃に調節しながら塩素化率95%のヤシ
油脂肪酸クロリド(平均分子量237)143gとトリ
エタノールアミン119gとを同時に60分間かけて滴
下した。濃度26.5%、pH10のココイルザルコシ
ンナトリウム水溶液が1020g得られた。
そのココイルザルコシンナトリウム水溶液を656Cに
保ち、理論過酸化物価が60mmol/kgとなるよう
に35%過酸化水素水を3g添加した。100分攪拌し
た後、過酸化水素の残存量をチオ硫酸ナトリウムによる
自動電位差滴定を行なって求めたところ過酸化物価がl
ommol/kgであったので無水亜硫酸ナトリウムを
0.6g(過酸化物価が10mmol/kgに相当する
過ホウ酸ナトリウムの残存量と当量の水素化ホウ素ナト
リウムの必要量)添加し、攪拌して目的とするココイル
ザルコシンナトリウム水溶液を得た。
官能試験によりその臭気を確認したところ不快な臭気は
なく良好であった。
実施例10 実施例1と同様の装置に35%グルタミン酸ナトリウム
水溶液396gとイオン交換水392gとを仕込み、攪
拌下で温度を15℃に調節しながら塩素化率95%のヤ
シ油脂肪酸クロリド(平均分子量237)143gとト
リエタノールアミン119gとを同時に60分間かけて
滴下した。濃度26.5%、PH11のココイルグルタ
ミン酸ナトリウム水溶液が1020g得られた。
そのココイルグルタミン酸ナトリウム水溶液を65℃に
保ち、理論過酸化物価が90mmol/kgとなるよう
に35%過酸化水素水を4.5g添加した。90分攪拌
した後、過酸化水素の残存量をチオ硫酸ナトリウムによ
る自動電位差滴定を行なって求めたところ過酸化物価が
8mmol/kgであったので無水亜硫酸ナトリウムを
1.0g(過酸化物価が8mmol/kgに相当する過
ホウ酸ナトリウムの残存量と当量の水素化ホウ素ナトリ
ウムの必要量)添加し、攪拌して目的とするココイルグ
ルタミン酸ナトリウム水溶液を得た。
官能試験によりその臭気を確認したところ不快な臭気は
なく良好であった。
実施例1から実施例10の結果を第1表に示した。
比較例1 実施例1と同様の方法で得られたココイルメチルタウリ
ンナトリウム水溶液1020gを35%塩酸49gでp
Hを6に調整した。
そのココイルメチルタウリンナトリウム水溶液を80℃
に保ち、理論過酸化物価が30mmol/kgとなるよ
うに35%過酸化水素水を1.5g添加した。120分
攪拌した後、溶液の過酸化水素の残存量をチオ硫酸ナト
リウムによる自動電位差滴定を行なって求めたところ過
酸化物価は5mmol/kgであったので無水亜硫酸ナ
トリウムを0.3g(過酸化物価が5mmol/kgに
相当する過酸化水素の残存量と当量の亜硫酸ナトリウム
の量)添加し、攪拌して目的とするココイルメチルタウ
リンナトリウム水溶液を得た。
官能試験によりその臭気を確認したところ不快な臭気が
あった。
比較例2 実施例1と同様の方法で得られたココイルメチルタウリ
ンナトリウム水溶液1020gを35%塩酸32gでp
Hを8に調整した。
そのココイルメチルタウリンナトリウム水溶液を80℃
に保ち、理論過酸化物価が30mmol/kgとなるよ
うに35%過酸化水素水を1.5g添加した。120分
攪拌した後、溶液の過酸化水素の残存量をチオ硫酸ナト
リウムによる自動電位差滴定を行なって求めたところ過
酸化物価は5mm o l / k gであったので無
水亜硫酸ナトリウムを0.3g (過酸化物価が5mm
ol/kgに相当する過酸化水素の残存量と当量の亜硫
酸ナトリウムの量)添加し、攪拌して目的とするココイ
ルメチルタウリンナトリウム水溶液を得た。
官能試験によりその臭気を確認したところ不快な臭気が
あった。
比較例3 実施例1と同様の方法で得られたココイルメチルタウリ
ンナトリウム水溶液1020gを35%塩酸32gで8
0℃に保ち、理論過酸化物価が24、 m m o l
 / k gとなるように35%過酸化水素水を1.2
g添加した。60分攪拌した後、水溶液の過酸化水素の
残存量をチオ硫酸ナトリウムによる自動電位差滴定を行
なって求めたところ過酸化物価は5rnmol/kgで
あったので無水亜硫酸ナトリウムを0.3g (過酸化
物価が5mm。1 / k gに相当する過酸化水素の
残存量と当量の亜硫酸ナトリウムの量)添加し、攪拌し
て目的とするココイルメチルタウリンナトリウム水溶液
を得た。
官能試験によりその臭気を確認したところ不快な臭気が
あった。
行なって求めたところ過酸化物価は5 m m o l
 7kgであったので無水亜硫酸ナトリウムを0.3g
(過酸化物価が5mmol/kgに相当する過酸化水素
の残存量と当量の亜硫酸ナトリウムの量)添加し、攪拌
して目的とするココイルメチルタウリンナトリウム水溶
液を得た。
官能試験によりその臭気を確認したところ不快な臭気が
あった。
比較例1から比較例4の結果を第2表に示した。
比較例4 実施例1と同様の方法で得られたココイルメチルタウリ
ンナトリウム水溶液1020gを95℃に保ち、8!論
通過酸化物が30mmol/kgとなるように35%過
酸化水素水を1.5g添加した。60分攪拌した後、溶
液の過酸化水素の残存lをチオ硫酸ナトリウムによる自
動電位差滴定を比較例5 実施例1と同様の方法で得られた未脱臭のココイルメチ
ルタウリンナトリウム水溶液1020gを常圧下、温度
を98〜102℃に調節しながら、窒素気流下で5時間
水蒸気脱臭を行なった。
官能試験によりココイルメチルタウリンナトリウム水溶
液の臭気を確認したところ不快な臭気があった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 脂肪酸クロリドとアミノ酸塩溶液とを反応させて得られ
    たN−アシルアミノ酸塩溶液を、pH8.5〜13.5
    で、理論過酸化物価25〜150mmol/kgとなる
    量の酸化剤を添加し、60〜90℃で10〜120分熟
    成した後、残存する酸化剤と当量の還元剤を加えること
    を特徴とするN−アシルアミノ酸塩溶液の製造方法。
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