JPH0490110A - 水平型薄膜磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

水平型薄膜磁気ヘッドの製造方法

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JPH0490110A
JPH0490110A JP20524890A JP20524890A JPH0490110A JP H0490110 A JPH0490110 A JP H0490110A JP 20524890 A JP20524890 A JP 20524890A JP 20524890 A JP20524890 A JP 20524890A JP H0490110 A JPH0490110 A JP H0490110A
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film
thin film
insulating film
magnetic thin
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JP20524890A
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Kiyoshi Yamakawa
清志 山川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハードディスク等に対して情報信号の書込み
或いは読出しを行うのに好適な水平型薄膜磁気ヘッドの
製造方法に関し、特に磁気ギャップの形成方法の改良に
関する。
〔発明の概要〕
本発明は、閉磁路を構成する磁性薄膜のうち一方の磁性
薄膜の膜厚方向での面が磁気記録媒体摺動面と水平とさ
れ、この磁性薄膜の膜厚方向に磁気ギャップが形成され
てなる。いわゆる水平型薄膜磁気ヘッドの磁気ギャップ
を形成するに際し、ギャップ膜を2段階に分けて形成す
ることにより、磁気特性を損なわずに磁性薄膜を成膜し
ようとするものである。
〔従来の技術〕
従来、閉磁路を構成する磁性薄膜のうち一方の磁性薄膜
の膜厚方向での面が磁気記録媒体摺動面と水平とされ、
この磁性薄膜の膜厚方向に磁気ギャップが形成されてな
る。いわゆる水平型薄膜磁気ヘッドがアメリカ電気・電
子通信学会t9 (IEEETRAIJSACTION
S  ON  MAGNETrC5,VOL、25. 
110.5.  SEPTEMBER1989PAGE
 3686〜3688)に開示されている。
この磁気ヘッドにおける磁気ギャップは、レジストある
いはカーボンをギャップ幅にパターニングした後、磁気
コアとなるパーマロイ膜を電着法により被着して形成さ
れている。
ところで、近年、パーマロイに比べて飽和磁束密度Bs
の高い磁性材料が得られており、より高密度記録が実現
できるとして期待されている。
しかし、これを水平型薄膜磁気ヘッドに応用する場合、
上記の方法によるギャップ形成、すなわち、第9図に示
すように、基Fi(101)上に予め設定されたギャッ
プ長としたギャップ膜(102)を形成した後、飽和磁
束密度の高い磁性材料をスパッタリングにより被着さセ
る方法では、ギャップ膜(102)の陰影効果により該
ギャップ膜(102)近傍の磁性薄膜(103)が阻害
され、極端な場合には膜割れが生ずることがある。この
改善策として、バイアススパッタが一般的に知られてい
るが、この場合にも陰影効果によるバイヤス効果の違い
から、ギャップ膜(102)近傍での局部的な磁性薄膜
(103)の組成変化が起き、磁性薄膜(103)の磁
気特性の劣化を招く広れがある。
このように従来の方法では、ギャップ膜(102)近傍
に磁気特性の不良な部分が生じ、ヘッド効率及び分解能
の低下が生じ易いという問題がある。
一方、磁性薄膜(103)形成後に、ギャップ加工を行
う方法も考えられるが、この場合には後に磁気記録媒体
摺動面となる基板表面(101a)まで加工することに
なり、摺動面に加工痕を残すことになる。
〔発明が解決しようとする!18) そこで本発明は、上述の従来の実情に鑑みて提案された
ものであり、磁気特性を損なわせることなく磁性薄膜を
成膜し、ヘッド効率及び分解能に優れた水平型薄膜磁気
ヘッドを歩留り良く製造することが可能な水平型薄膜磁
気ヘッドの製造方法を得供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段] 上述の目的を達成するために、本発明の水平型薄膜磁気
ヘッドの製造方法は、基板上に第1の絶縁膜をギャップ
長に相当する幅で形成する工程と、上記基板上に上記第
1の絶縁膜を覆って下部磁性体となる磁性薄膜を形成す
る工程と、上記第1の絶縁膜の上に積層される磁性薄膜
を第1の絶縁膜に至るまでエツチングする工程と、上記
磁性薄膜がエツチングされた溝内を含め該磁性薄膜上に
第2の絶縁膜を形成する工程と、上記第2の絶縁膜を研
磨し前記磁性薄膜を平坦化する工程と、上記平坦化され
た磁性薄膜上に絶縁膜を介して導体コイル及び上部磁性
体となる磁性薄膜を積層する工程とからなるものである
さらに本発明の水平型薄膜磁気ヘッドの製造方法は、基
板上に第1の絶縁膜をギャップ長に相当する幅で形成す
る工程と、上記基板上に上記第1の絶縁膜を覆って下部
磁性体となる第1の磁性薄膜を形成する工程と、上記第
1の磁性薄膜を上記第1の絶縁膜が露出するまで研磨し
て平坦化する工程と、この上に第2の絶縁膜を形成する
工程と、上記第2の絶縁膜を少なくとも上記第1の絶縁
膜より広い幅で当該第1の絶縁膜上に残存するようにエ
ツチングする工程と、下部磁性体となる第2の磁性薄膜
を積層形成し該第2の磁性薄膜を上記第2の絶縁膜が露
出するまで研磨して平坦化する工程と、上記平坦化され
た磁性薄膜上に絶縁膜を介して導体コイル及び上部磁性
体となる磁性薄膜を積層する工程とからなるものである
〔作用〕
第1の発明にかかる方法においては、第1の絶縁膜をギ
ャップ長に相当する幅で形成した後、この上に磁性薄膜
をスパッタにより形成し、そしてこの磁性薄膜を第1の
絶縁膜に至るまでエツチングせしめ、該エツチングによ
る溝内に第2の絶縁膜を形成して、所定のデプスとした
ギャップ膜を形成する。このように、磁性薄膜をスパッ
タリングする際には、第1の絶縁膜の膜厚が磁気ギャッ
プのデプス以下とされているので、この絶縁膜による陰
影効果が抑えられ、磁気特性の劣化のない磁性薄膜の成
膜が可能となる。
また、第2の発明にかかる方法に゛おいても第1の発明
にかかる方法と同様、ギャップ膜を2段階に分けて形成
するようにしており、第1の絶縁膜の上に形成する磁性
薄膜のスパッタリング時には、この第1の絶縁膜の膜厚
が磁気ギャップのデプス以下とされているので、同様に
この絶縁膜による陰影効果が抑えられ、磁性薄膜の局所
的特性劣化を抑えた成膜が可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明を通用した具体的な実施例について図面を
参照しながら説明する。
先ず、第1の発明を適用した水平型薄膜磁気ヘッドの製
造方法の実施例について説明する。
本実施例のヘッドを作製するには、先ず、第1図(A)
に示すように、薄II!磁気ヘッドを真空薄膜製造プロ
セスによって順次形成して行く際の土台となる基板(1
)上にギャップ膜として機能する第1の絶縁膜(2)を
形成する。
この第1の絶縁膜(2)の膜厚は、後工程で磁性材料を
スパッタする際に、この絶縁11!(2)の陰影効果を
小さなものとして磁性薄膜を均一に被着させるため、磁
気ギャップのデプス以下とする。
本例では、第1の絶縁膜(2)には、リアクティブイオ
ンエツチング(RIE)が可能なSin。
を用い、これをスパッタ、CVD、熱酸化(基板として
Siを用いる場合)等によって0.1〜0.4μm程度
の膜厚となるようにした。
なお、第1の絶縁膜(2)にリアクティブイオンエツチ
ングが困難なA l z Os等のギャップ膜を使用す
る場合には、第2図に示すように、ギャップ膜を形成す
る部分にフォトレジスl−(51)等で反転パターンを
形成しておき、この上からAftOz(52)を成膜し
、その後フォトレジスト(51)と共にギヤツブ部以外
の薄膜を取り去る、いわゆるリフト法で形成する。
次いで、上記第1の絶縁膜(2)上にギャップ長に相当
する幅と路間−幅のレジスト(3)を形成すそして、こ
のレジスト(3)をマスクとして上記第1の絶縁H’;
1.<2)をエツチングする。
この結果、レジスト(3)の下に設けられる第1の絶縁
膜(2a)がギャップ長に相当する幅とされる。
次に、第1図(B)に示すように、上記基板(1)上に
上記第1の絶縁膜(2a)を覆って下部磁性体となる磁
性薄膜(4)を形成する。
磁性薄膜(4)は、Ni−Fe系合金(パーマロイ)や
Fe−A1.−3i系合金(センダスト)等の強磁性金
属材料、あるいは強磁性非晶質金属合金、いわゆるアモ
ルファス合金等の飽和磁束密度Bsの高い材料をスパッ
タまたはイオンビームスパッタすることによって形成す
る。
また、磁性材料をスパッタするに際しては、ギャップ長
に相当する幅とされた第1の絶縁膜(2a)の膜厚が薄
いため、この絶縁膜(2a)によって影になる部分が極
めて少なくなり、つまりこの絶縁膜(2a)による陰影
効果が抑えられ、磁性材料が均一に被着する。したがっ
て、磁性材料の局所的特性劣化を抑えた成膜ができ、磁
気特性に優れた磁性薄膜(4)とすることができる。
次に、第F図(C)に示すように、上記第1の絶縁M(
2a)と対応する位置の前記磁性薄膜(4)の上に、ギ
ャップ長と路間−幅としたスリット(5a)を設けたフ
ォトレジスト(5)を形成する。
そして、このフォトレジスト(5)をマスクとしてイオ
ンミリング等によって上記第1の絶縁膜(2a)上に積
層される前記磁性薄膜(4)をギャップ長に相当する幅
で、該第1の絶縁膜(2a)に至るまでエツチングする
あるいは、第3図に示すように、集束イオンビームエツ
チング装W (F I B)を用いて、マスクなしに直
接、磁性薄膜(4)をエツチングするようにしてもよい
。もちろん、この場合も、ギャップ長に相当する幅で第
1の絶縁膜(2a)に至る位置までエツチングする。
この結果、上記第1の絶縁膜(2a)上の磁性fji膜
(4)がギャップ長にエツチングされ、第1図(D)に
示すように、当該筒1の絶縁膜(2a)に至る溝(4a
)が形成される。
このように、エツチングを第1の絶縁膜(2a)の膜厚
の範囲内で終了することにより、磁気記録媒体摺動面と
なる基板表面(1a)を保護することができる。したが
って、磁気記録媒体摺動面に加工痕を残すようなことが
ない。
なお、この工程でエツチング幅を、第4図に示すように
、第1の絶縁膜(2a)の幅よりも大きくし、後述する
ように、記録再生特性の改善を図るようにしてもよい。
次に、上記磁性′gi膜(4)がエツチングされた溝(
4a)内を含め、該磁性薄膜(4)上にやはり第1の絶
縁膜(2a)と同様、ギャップ膜として機能する第2の
絶縁膜(6)を形成する。
この第2の絶縁膜(6)は、5iftをバイアススパッ
タ、CVD等によって成膜することで形成する。なお、
第1の絶縁膜(2a)がA/!、O,の場合には、A 
R,z Osを同様にバイアススパッタ、CvD等によ
って成膜する。
次いで、上記第2の絶縁膜(6)を研磨し、前記磁性薄
膜(4)の上端面を平坦化する。
なお、磁性薄膜(4)の平坦化は、エッチバック等の手
法によって行ってもよい。
この結果、第1図(E)に示すように、前記溝(4a)
内に第2の絶縁膜(6)が埋め込まれた形となり、これ
ら第1の絶縁膜(2a)と第2の絶縁膜(6)とにより
、磁性薄膜(4)の膜厚と同一長さを持つギャップ膜が
形成される。
同様に、ギャップ幅よりも広くエツチングした場合にお
いても、第5図に示すように、溝(4a)内に第2の絶
縁膜(6)が埋め込まれた形となり、これら第1の絶縁
膜(2a)と第2の絶縁Wlt(6)とにより、磁性薄
膜(4)の膜厚と同一長さを持つギャップ膜が形成され
る。特に、このヘッドでは、ギャップ幅が磁性1#(4
)の厚み方向で異なるため、いわゆる2段ギャップ構造
となる。
次に、第1図(F)に示すように、上記平坦化された磁
性TR膜(4)上に絶縁膜(7)を介して導体コイル(
8)をスパイラル状に形成するとともに、この導体コイ
ル(8)を覆って上部磁性体となる磁性薄膜(9)を形
成する。
このとき、下部磁性体となる磁性331M(4)の両端
部に上部磁性体となる磁性薄膜(9)の両端部をそれぞ
れ接続させ、これら磁性薄膜(4) 、 (9)とによ
り閉磁路を構成する。
次いで、上記上部磁性体となる磁性薄膜(9)を覆って
保護膜(10)を形成した後、この保護膜(10)の上
に前述の各種の薄膜を支持するガラスよりなる支持基板
(11)を積層する。
同様に、ギャップ幅よりも広くエツチングした場合にお
いても、第6図に示すように、磁性薄膜(4)上に絶縁
膜(7)を介して導体コイル(8)及び上部磁性体とな
る磁性薄膜(9)を形成し、この上に保護119 (1
0)と支持基板(11)とを積層する。
そして最後に、第1図(G)に示すように、下部磁性体
となる磁性薄膜(4)部分より基板(1)を剥離し、水
平型薄膜磁気ヘッドを完成する。
この結果、基板(1)と接触していた磁性薄膜(4)の
面が磁気記録媒体と摺接する磁気記録媒体摺動面(1a
)となり、この摺動面(1a)に磁気ギャップgが呈す
る。
同様に、ギャップ幅よりも広くエツチングした場合のヘ
ッドにおいても、第7回に示すように、下部磁性体とな
る磁性薄膜(4)部分より基板(1)を剥離することで
、基板(1)と接触していた磁性薄膜(4)の面が磁気
記録媒体摺動面(1a)となり、この摺動面(1a)に
磁気ギャップgが呈する。
以上のような工程を経て作製された薄膜磁気ヘッドにお
いては、始めから所定のデプスとしたギャップ膜を形成
しておいてから磁性薄膜を形成するのと違い、ギャップ
膜を2段階に分けて形成するようにしているので、ギャ
ップ膜による陰影効果を抑えた磁性薄膜の成膜が行え、
当該磁性薄膜の磁気特性を劣化させることがない。した
がって、本例のヘッドによれば、ヘッド効率及び分解能
の向上が期待できる。
なお、上部磁性体となる磁性薄膜(9)に高飽和磁束密
度且つ低透磁率の磁性材料を用い、下部磁性体となる磁
性薄膜(4)に低飽和磁束密度且つ高透磁率の磁性材料
を用いれば、高感度化、高分解能化が図れ、より一層の
記録再生特性の向上が期待できる。
特に、第7図に示す2段ギャップ構造のヘッドでは、下
部磁性体となる磁性薄膜(4)のギャップ長が狭い部分
の膜厚が0.1〜0.3μmと薄いため、記録時にはこ
の部分が容易に飽和に達し、実効的なギャップ長がこの
上の広いギャップ部にまで広がり、この部分に強い磁界
が発生する。一方、再生時にはギャップ長の狭い部分の
みが動作する。
したがって、2段ギャップ構造では、高い分解能を有し
ながら記録再生の向上を図ることができる。
また、ストレート幅とされたギャップ構造のヘッドでは
、高分解能を図るための狭ギャップ化が難しいが、2段
ギャップ構造のヘッドでは、ギャップ長の狭い部分の磁
性薄膜の膜厚が薄いため容易に狭キャップ化できる。
なお、上述の実施例では、ギャップ膜を形成した後に下
部磁性体となる磁性薄膜を形成したが、ギャップ膜の代
わりにレジストを用いて先に磁性薄膜を形成し、レジス
トを除去した後にバイアススパンタあるいはCVD等に
よってギャップ材を後から充填してギャップ膜を形成す
るようにしてもよい。
次に、第2の発明を適用した水平型薄膜磁気ヘッドの製
造方法の実施例について説明する。
本例のヘッドを作製するには、先の方法と同様の要領で
、先ず、第8図(A)に示すように、基板(12)上に
ギャップ膜となるSin、やA1.O,等の第1の絶縁
膜(13)をギャップ長に相当する幅で形成する。
次いで、上記基板(12)上に上記第1の絶縁膜(13
)を覆って下部磁性体となる第1の磁性薄膜(14)を
形成する。
本例では、上記第1の磁性薄膜(14)の膜厚は、0、
1〜0.3μmとなるようにした。
次に、第8図CB)に示すように、上記第1の磁性薄膜
(14)を上記第1の絶縁膜(13)が露出するまで研
磨して平坦化する。
次いで、この上にギャップ膜として機能する第2の絶縁
膜(15)を形成する。
この第2の絶縁膜(15)には、先の第1の絶縁膜(1
3)と同様のSiO□やA l z Oa等を成膜する
次に、上記第2の絶縁膜(15)の上にレジストを塗布
し、露光・現像して前記第1の絶縁膜(13)に対応し
た位置に、当該筒2の絶縁M (15)と接触する側の
幅W2を上記第1の絶縁膜(13)のギャップ長W1よ
り広い幅とし、側面(16a) 、 (16b)を傾斜
させた台形状のレジスト(16)を形成する。
すなわち、上記レジスト(16)は、レジスト幅が第2
の絶縁膜(15)と接する側より上端側に行くに従って
次第に狭くなるような台形状とする。このときの傾斜は
、加熱処理によるリフローを利用して形成することがで
きる。
なお、エツチングの種類によっては、上記レジス) (
16)を上端側に行くに従いレジスト幅が次第に広がる
ような台形状としてもよい。
そして、上記レジスト(16)をマスクとして前記第2
の絶縁膜(15)をエツチングする。
エツチングは、イオンミリングやりアクティブイオンエ
ツチングで行い、第2の絶縁膜(15)を前記レジスト
(16)の形状に応じた台形状とする。
このときの第2の絶縁膜(15a)の傾斜面(15b)
(15c)の傾斜角度θ、つまり前記第1の磁性薄膜(
14)の上端面とのなす角度θは、イオン入射角度や酸
素ガスの導入等の制御により、30度〜60度となるよ
うにする。
次いで、この上に下部磁性体となる第2の磁性薄膜(1
7)を積層形成する。
このとき、第2の絶縁膜(15a)の傾斜面(15b)
(15c)の傾斜角度θが90度より緩いため、磁性材
料を比較的厚く被着しても、ギャップ近傍の磁気特性が
乱れることがない。したがって、この第2の磁性薄膜(
17)の磁気特性が損なわれることはない。
次に、上記第2の磁性薄膜(17)を上記第2の絶縁膜
(15a)が露出するまで研磨して平坦化する。
この結果、第8図(D)に示すように、膜厚方向でギャ
ップ長の異なるいわゆる2段階ギャップ構造の磁気ギャ
ップgが形成される。
次に、第8図(E)に示すように、上記平坦化された第
2の磁性薄膜(17)上に、先の方法と同様にして絶縁
膜(18)を介して導体コイル(19)及び上部磁性体
となる磁性薄膜(20)を形成し、さらにこの磁性薄膜
(20)を覆って保護膜(21)を形成した後、この保
護膜(21)の上に支持基板(22)を積層する。
そして最後に、下部磁性体となる第2の磁性薄膜(17
)部分より前記基板(12)を剥離し、水平型薄膜磁気
ヘッドを完成する。
上述のようにして作製された薄膜磁気ヘッドにおいては
、先の第1の発明にかかる水平型薄膜磁気ヘッドと同様
、第1の磁性薄膜(14)及び第2の磁性薄膜(17)
が磁気特性を損なうことな(成膜されているので、高ヘ
ツド効率及び高分解能が期待できる。また、このヘッド
では、2段ギャップ構造とされているので、録再生特性
に有効に作用するとともに、狭キャップ化が可能である
〔発明の効果〕
以上の説明からも明らかなように、本発明の方法によれ
ば、いずれも磁気ギャップのデプス以下としたギャップ
膜のときに磁性薄膜を形成しているので、このギャップ
膜による陰影効果を抑えた成膜が行え、磁性薄膜の磁気
特性の劣化を防ぐことができる。したがって、本発明に
よって作製されるヘッドでは、高ヘツド効率及び高分解
能が望め、記録再生特性の向上が図れる。
特に、第2の発明の方法によれば、膜厚方向でギャップ
長の異なる、いわゆる2段ギャップ構造とすることがで
きるので、記録再生能力を爪光的に高めることができる
とともに、高記録密度化並びに高トラツク密度化が図れ
、記録容量の増大が望める。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)ないし第1図(G)は第1の発明を適用し
て水平型薄膜磁気ヘッドを作製する工程を順次示す要部
拡大断面図であり、第1図(A)は第1の絶縁膜をギャ
ップ長に相当する幅とする工程、第1I!1(B)は磁
性薄膜形成工程、第1図(C)はレジスト形成工程、第
1図(D)は磁性薄膜のエツチング工程、第1図(E)
は磁性F!i膜の平坦化工程、第1図(F)は導体コイ
ル及び磁性薄膜形成工程、第1図(G)は基板剥離工程
をそれぞれ示す。 第2図は第1の絶縁膜をギャップ長に相当する幅とする
工程の他の例を示す要部拡大断面図である。 第3図ないし第7図は2段ギャップ構造とした水平型薄
膜磁気ヘッドの製造工程を順次示す要部拡大断面図であ
り、第3図は磁性薄膜形成工程、第4図は磁性薄膜のエ
ツチング工程、第5図は磁性薄膜の平坦化工程、第6図
は導体コイル及び磁性薄膜形成工程、第7図は基板剥離
工程をそれぞれ示す。 第8図(A)ないし第8図(E)は第2の発明を適用し
て水平型Fall!磁気ヘッドを作製する工程を順次示
す要部拡大断面図であり、第8図(八)は磁性薄膜形成
工程、第8図(B)はレジスト形成工程、第8図(C)
は第2の絶縁膜をギャップ長とする工程、第8図(D)
は磁性薄膜の平坦化工程、第8図(E)は導体コイル及
び磁性薄膜形成工程をそれぞれ示す。 第9図は従来の水平型薄膜磁気ヘッドのギャップ部を形
成する工程を示す要部拡大断面図である。 ■、12・ 2a、13 6.15a 4.17・ 8.19・ ・基板 ・・第1の絶縁膜 ・・第2の絶縁膜 ・下部磁性体となる磁性薄膜 ・導体コイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上に第1の絶縁膜をギャップ長に相当する幅
    で形成する工程と、 上記基板上に上記第1の絶縁膜を覆って下部磁性体とな
    る磁性薄膜を形成する工程と、 上記第1の絶縁膜の上に積層される磁性薄膜を第1の絶
    縁膜に至るまでエッチングする工程と、上記磁性薄膜が
    エッチングされた溝内を含め該磁性薄膜上に第2の絶縁
    膜を形成する工程と、上記第2の絶縁膜を研磨し前記磁
    性薄膜を平坦化する工程と、 上記平坦化された磁性薄膜上に絶縁膜を介して導体コイ
    ル及び上部磁性体となる磁性薄膜を積層する工程とから
    なる水平型薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  2. (2)基板上に第1の絶縁膜をギャップ長に相当する幅
    で形成する工程と、 上記基板上に上記第1の絶縁膜を覆って下部磁性体とな
    る第1の磁性薄膜を形成する工程と、上記第1の磁性薄
    膜を上記第1の絶縁膜が露出するまで研磨して平坦化す
    る工程と、この上に第2の絶縁膜を形成する工程と、 上記第2の絶縁膜を少なくとも上記第1の絶縁膜より広
    い幅で当該第1の絶縁膜上に残存するようにエッチング
    する工程と、 下部磁性体となる第2の磁性薄膜を積層形成し該第2の
    磁性薄膜を上記第2の絶縁膜が露出するまで研磨して平
    坦化する工程と、 上記平坦化された磁性薄膜上に絶縁膜を介して導体コイ
    ル及び上部磁性体となる磁性薄膜を積層する工程とから
    なる水平型薄膜磁気ヘッドの製造方法。
JP20524890A 1990-08-03 1990-08-03 水平型薄膜磁気ヘッドの製造方法 Pending JPH0490110A (ja)

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