JPH0489842A - ハイブリッドプリプレグ及びその製造方法 - Google Patents

ハイブリッドプリプレグ及びその製造方法

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JPH0489842A
JPH0489842A JP20698790A JP20698790A JPH0489842A JP H0489842 A JPH0489842 A JP H0489842A JP 20698790 A JP20698790 A JP 20698790A JP 20698790 A JP20698790 A JP 20698790A JP H0489842 A JPH0489842 A JP H0489842A
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JP
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fibers
fiber
tungsten
prepreg
hybrid
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JP20698790A
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Inventor
Makoto Takezawa
誠 竹澤
Hiroshi Inoue
寛 井上
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Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Tonen Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 業  の 1 本発明は、強化繊維の中に、繊維径が10〜1504m
とされるタングステン繊維を含有したハイブリッドプリ
プレグに関するものであり、タングステン繊維は、プリ
プレグ中において一方向に配列して、或はメツシュ状に
して、更にはクロスに織り込んだ形態にて含有される。
又、タングステン繊維と共に含まれる他の強化繊維とし
ては、炭素繊維、その他に、例えばチタン繊維、アモル
ファス繊維、ステンレススチール繊維などの金属繊維;
ボロン繊維、ガラス繊維などの無機織維:或は種々の有
機繊維などとされる。
【乙立且l 近年、炭素繊維その他各種の強化繊維を用いたプリプレ
グが種々の技術分野にて広(使用されており、例えば、
ゴルフシャフト、釣り竿、テニスラケットなどの製造に
際しても、軽量で且つ機械的強度も高いという理由から
多く利用されており、極めて良好な成果を納めている。
しかしながら、更に、軽量化、弾性率増大が要求される
と共に、使用時の感触、更にはファツション性(デザイ
ン性)をもが要求されている。
斯る要望に応えるべく、繊維強化プリプレグ間に、該プ
リプレグの強化繊維とは異なる例えばポロン繊維、チタ
ン繊維、アモルファス繊維、ステンレススチール繊維、
ガラス繊維、種々の有機繊維などの異種繊維を強化繊維
として用いる使用法が提案され、そのための研究が盛ん
に行われている。
明か  しようとする課 現在、この目的のためのハイブリッドプリプレグとして
、本出願人は、特願平1−340586号、特願平1−
340587号、特願平1−340589号、特願平1
−342441号、特願平1−342442号、特願平
1−342444号、特願平2−16706号、特願平
2−16707号、特願平2−16708号などにて、
ボロン繊維、チタン繊維、アモルファス繊維、ステンレ
ススチール繊維、炭素繊維、ガラス繊維、種々の有機繊
維を様々に組み合わせたハイブリッドプリプレグを提案
した。
このようなハイブリッドプリプレグは効率よく、又簡単
に製造し得て、機械的強度の向上及び感触の改善を達成
し得るが、更に、軽量化、弾性率の向上が要求されると
共に、使用時の感触5更にはファツション性の改善が望
まれる。特に、最近においては、軽量且つ高弾性を有す
ると同時に、使用時の感触として従来の金属シャフトが
有する感触が強く望まれている。
本発明者らは、このような要求を満足させるハイブリッ
ドプリプレグを研究開発する過程において、特に、使用
時の感触は、製造されたシャフトの振動減衰特性が大き
く影響していることが分かった。従って、先ず、ハイブ
リッドに使用される強化繊維の特性について多くの研究
実験を行なったが、この研究実験の結果、高弾性、高強
度であると共に、振動減衰特性の良いタングステン繊維
に着目し、タングステン繊維をハイブリッドプリプレグ
の強化繊維として含有させることにより、斯るプリプレ
グにて製造されたシャフトは、繊維強化複合樹脂製のシ
ャフトであるにも拘らず、金属シャフトと同じ使用時の
感触を達成し得ることが分かった。
本発明は斯る本発明者らの新規な知見に基づきなされた
ものである。
従って、本発明の目的は、従来のハイブリッドプリプレ
グに比較して、機械的強度、特に弾性率の向上を図るこ
とができ、使用時の感触及びファツション性をも改善し
たハイブリッドプリプレグ及びその製造方法を提供する
ことである。
課 を ゛するための 上記諸口的は本発明に係るハイブリッドプリプレグ及び
その製造方法にて達成される。要約すれば本発明は、強
化繊維の中に、繊維径が10〜150μmとされるタン
グステン繊維を含有したことを特徴とするハイブリッド
プリプレグである。
このような本発明に係るへイブリッドプリプレグは、繊
維強化プリプレグの表面に、繊維径が10〜150μm
とされるタングステン繊維を配列し、押圧及び/又は加
熱することにより前記繊維強化プリプレグ中に前記タン
グステン繊維を押入させることによって、又は、2枚の
繊維強化プリプレグによって、繊維径が10〜150g
mとされるタングステン繊維を挟持し、押圧及び/又は
加熱して一体とすることによって極めて好適に製造し得
る。
更に、本発明に係るハイブリッドプリプレグは、マトリ
クス樹脂が塗布された2枚の離型紙にて、繊維径が10
〜150μmとされるタングステン繊維及び該タングス
テン繊維と異なる強化繊維な挟持し、加圧及び/又は加
熱することによってこれら強化繊維にマトリクス樹脂を
含浸させ一体とすることによっても好適に製造される。
見上上 次に、本発明に係るハイブリッドプリプレグ及びその製
造方法について図面に即して更に詳しく説明する。
第1図〜第3図に、本発明に係るハイブリッドプリプレ
グ1が示される。本発明によると、任意の繊維径を有し
た強化繊維2を有したプリプレグ4の中に、繊維径が1
0〜150μmとされるタングステン繊維6が含有され
ている。タングステン繊維6は、一方向に整列した態様
で配列することもでき、或はメツシュ状のものを配設す
ることもでき、又クロスに織り込んだ形態にて配設する
こともできる。
タングステン繊維6は、第1図の実施例のハイブリッド
プリプレグ1に示されるように、プリプレグ4の中心位
置に位置しておらず、僅かに表面に露出する態様で配列
されていても良く、更には、第2図の実施例に示すよう
に、プリプレグの中心位置に、或は第3図の実施例に示
すようにブノブレグの中心位置より偏って配置すること
もできる。
タングステン繊維6は、通常繊維径か10〜150μm
、好ましくは50〜120μmとされ、引張弾性率が4
0 t / m m 2以上、引張強度が320 K 
g / m m ”以上、密度が19.3g/CC程度
のものが好適である。タングステン繊維は電解酸化して
、繊維表面から潤滑剤を除去したものが好ましい。又、
タングステン繊維の表面は、界面強度の向上及びファツ
ション性の向上のためにAu、Ag、Ni、Cuなどに
てコーティングすることも可能である。
一方、強化繊維2は、炭素繊維が好適であるか、炭素繊
維に限定されるものではなく、他に、繊維径の小さなボ
ロン繊維、ガラス繊維、アルミナ繊維、炭化珪素繊維、
窒化珪素繊維などの無機繊維、アラミド繊維、ボリアリ
レート繊維、ポリエチレン繊維などの有機繊維:或ば、
繊維径の小さなチタン繊維、アモルファス繊維、ステン
レススチール繊維などの金属繊維などを任意に使用する
ことができる。強化繊維2は繊維径が5〜30μmとさ
れ、好ましくは6〜12μmとされる。
マトリクス樹脂としては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ジアリルフタレート樹
脂、フェノール樹脂などの熱硬化性マトリクス樹脂が使
用可能である。又、更に、硬化温度が50〜500℃と
なるように硬化剤その他の付与剤、例えば可撓性付与剤
などが適当に添加される。
好ましい一例を挙げれば、マトリクス樹脂としてはエポ
キシ樹脂が好ましく、使用可能のエポキシ樹脂としては
、例えば、(1)グリシジルチーチル系エポキシ樹脂(
ビスフェノールA、F、S系エポキシ樹脂、ノボラック
系エポキシ樹脂、臭素化ビスフェノールA系エポキシ樹
脂)(2)環式脂肪族エポキシ樹脂; (3)グリシジ
ルエステル系エポキシ樹脂、(4)グリシジルアミン系
エポキシ樹脂; (5)複素環式エポキシ樹脂:その他
種々のエポキシ樹脂から選択される1種又は複数種が使
用され、特に、ビスフェノールA、F、Sグリシジルア
ミン系エポキシ樹脂が好適に使用される。又、硬化剤と
してはジアミノフェニルスルフォン(DDS)、ジアミ
ノジフェニルメタン(DDM)などが好適に使用される
又、本発明のハイブリッドにおける強化繊維2、タング
ステン繊維6、マトリクス樹脂の配合割合は任意に調整
し得るが、一般に、重量%で、強化繊維・タングステン
繊維、マトリクス樹脂=(40〜80)  ・ (2〜
20)  ・ (20〜60)とされるであろう。又、
本発明に従えば、プリプレグの厚さ(T)は、使用され
るタングステン繊維の繊維径程度のものを作製し得るが
、通常80〜200μm程度とされるであろう。
このような構成のハイブリッドプリプレグ1は、種々の
方法にて製造し得るが、特に、第4図に図示されるよう
に、離型紙10に保持された、強化繊維2を有した繊維
強化プリプレグ4の表面に、繊維径が10〜150μm
とされるタングステン繊維6を配列し、押圧及び/又は
加熱することにより前記繊維強化プリプレグ4中に前記
タングステン繊維6を押入させることによって、又は、
第5図に図示されるように、それぞれ離型紙2に保持さ
れた、強化繊維2を有する2枚の第1及び第2繊維強化
プリプレグ4A、4Bによって、繊維径が10〜150
μmとされるタングステン繊維6を挟持し、押圧及び/
又は加熱して一体とすることによって極めて好適に製造
し得る。
一般に、第4図の方法によると第1図に示す構成のハイ
ブリッドプリプレグが製造され、第5図の方法によると
第2図に示すハイブリッドプリプレグが製造される。
第5図の製造方法にて、第1及び第2繊維強化プリプレ
グ4A、4Bの強化繊維2は同じ繊維であっても良く、
又、異なる繊維とすることもできる。
更に、本発明に従ったハイブリッドプリプレグは、第6
図に図示される方法にても製造し得る。
つまり、マトリクス樹脂12が塗布された第1の塗工紙
14A上に強化繊維2とタングステン繊維6とを所定間
隔にて配列し、次いで、この強化繊維2とタングステン
繊維6とを覆って、マトリクス樹脂12が塗布された第
2の塗工紙14Bを重ね合せ、その後、両塗工紙を加圧
及び/又は加熱することにより、第2図に図示されるよ
うな本発明に係るハイブリッドプリプレグ1が製造され
る。
次に、本発明に係るハイブリッドプリプレグ及びその製
造方法を更に具体的に説明する。この実施例では、ドラ
ムワイングーによる好ましい製造方法について説明する
第7図において、所定の直径を有したドラム20の周面
に、第4図又は第5図に図示するような、離型紙10上
に保持された、強化繊維2を使用した繊維強化プリプレ
グ4 (4A)を巻き付ける。次いで、前記ドラム20
には、ポビン24からタングステン繊維6がトラバース
装置26を介して併結され、前記ドラム20上に、つま
り、該ドラムに巻き付けられた繊維強化プリプレグ4 
(4A)の上に、一定ピツチにて巻き付けられる。
この状態で、或は前記ドラム20より外した状態でタン
グステン繊維6を繊維強化プリプレグ中に押圧及び/又
は加熱することにより第1図に示したハイブリッドプリ
プレグが製造される。
一方、タングステン繊維6が巻き付けられた繊維強化プ
リプレグ4 (4A)の表面を覆って、更に、前記ドラ
ム20に巻き付けられた状態で、或は前記ドラム20よ
り外した状態で、第5図に図示されるように、離型紙1
0に保持された第2の繊維強化プリプレグ4Bを重ね合
わせ、押圧及び/又は加熱することにより第2図に示し
たハイブリッドプリプレグが製造される。
上記ドラムワイングーを使用して、種々のハイブリッド
プリプレグを製造し、該プリプレグにてゴルフシャフト
などを作製してその性能評価を行なった。その結果を第
1表に示す。
使用したマトリクス樹脂はエポキシ樹脂であり、使用し
た繊維は次の通りであった。又、各繊維は、一方向(U
D)に配列して、或はクロスの形態にて使用した。った
・炭素繊維(CF): 繊維径が6.5μmとされるPAN系の炭素繊維(東し
株式会社製・商品名rM40J)・ガラス繊維(GF) 繊維径が13μmとされるEガラス繊維(商品名、旭フ
ァイバーグラス株式会社製)・アラミド繊維(AF): 繊維径が23μmとされるテクノーラ(商品名、帝人株
式会社製) 第1表に示すように、本発明に従ったハイブリッドプリ
プレグを使用して作製されたゴルフシャフトなどは、機
械的強度及び耐衝撃性が少なくとも従来のハイブリッド
プリプレグと同じかそれ以上であり、しかも使用時の感
触、つまり、打球感が従来より飛躍的に良好であり、且
つ、加工性及びファッション性即ちデザイン性にも優れ
ていることが分かった。
上記各実施例では、第1図〜第3図に図示されるように
、タングステン繊維6のみが、繊維強化プリプレグ4の
上に配列されるか、又は繊維強化プリプレグにて挟持さ
れて、本発明に従ったハイブリッドプリプレグ1が形成
されるものとして説明したが、第8図及び第9図に図示
されるように、タングステン繊維6及び強化繊維2以外
の他の異種繊維8を1種又は複数種配列して含有させる
ことも可能である。更に、タングステン線6と異種繊維
8とは、一方向に整列して含有させてもよく、第10図
及び第11図に図示するように、タングステン線6と、
1種又は複数種の異種繊維8とをクロス状に織り込んだ
形態にて配設してもよい。
異種繊維8としては、上述した任意の繊維を使用するこ
とができるが、特に、第10図及び第11図のような場
合には、異種繊維8としてC,t、ファツション性から
は細く且つ透明な繊維が好ましく、ガラス繊維、ポリエ
チレン繊維、アルミナ繊維などが好適に使用される。
更に、第12図には、長尺の本発明に係るハイブリッド
プリプレグの製造方法を実施するための製造装置の一実
施例が図示される。
本実施例にて、強化繊維2を有した第1及び第2の繊維
強化プリプレグ4A、4Bが離型紙10に保持された状
態にて、巻ロールの形態でアンワインダ(巻出し部)3
2A、32Bに取付けられる。該巻出し部32A、32
Bから引き比された離型紙付繊維強化プリプレグ4A、
4Bはプレスロール34A、34Bの間へと送給される
一方、一方向に配列した、或はメツシュ状の、又はクロ
スに織り込んだタングステン繊維6がブレスロール34
A、34Bの間に供給されており、従って、巻出し部3
2A、32Bから引き出された離型紙付繊維強化プリプ
レグ4A、4Bは、タングステン繊維6を間に挟持した
態様にてプレスロール34A、34Bの間を通ることと
なる。
第1及び第2繊維強化プリプレグ4A、4Bは、タング
ステン繊維6を挟み込むようにしてプレスロール34A
、34Bを通った後、引き続いて、ホットプレート36
及び第2段目のプレスロール38A、38Bへと通され
る。この過程でタングステン繊維6は第1及び第2繊維
強化ブノブレグ4A、4B内へと埋没して含浸され、第
1及び第2繊維強化プリプレグ4A、4B並びにタング
ステン繊維6が一体となったハイブリッドの繊維強化複
合樹脂層4が形成される。
次いで、該ハイブリッド繊維強化複合樹脂層4を挟持し
た両離型紙はコールドプレートなどの冷却手段(図示せ
ず)で冷却した後、ワインダ50によって、本実施例で
は上側の離型紙1oのみが繊維強化複合樹脂層4から剥
離される。離型紙10上に付着している繊維強化複合樹
脂層4の表面には、アンワインダ52から供給されるカ
バーフィルム54が貼着され、その後ハイブリッドプリ
プレグ製品としてワインダ56に巻取られる。
本実施例に従えば、上記構成の製造装置にて、プレスロ
ール34A、34B及び/又は38A、38Bの間隔は
、離型紙付第1及び第2繊維強化プリプレグ4A、4B
の合計厚みの07〜08倍の厚みに設定され、又、ホッ
トプレート36は、前記第1及び第2繊維強化プリプレ
グ4A、4B中のマトリクス樹脂の粘度が1O00〜5
0000cpとなるように該第1及び第2繊維強化プリ
プレグ4A、4Bを加熱する。これによって、タングス
テン繊維6は第1及び第2繊維強化プリプレグ4A、4
Bのマトリクス樹脂層内へと極めて好適に埋没して含浸
され、第1及び第2繊維強化プリプレグ4A、4B並び
にタングステン繊維6が一体とされることが分かった。
斯る設定条件を外れた場合には、タングステン繊維6が
第1及び第2繊維強化プリプレグ4A、4Bの中心部へ
と進入するのが好適に行われ難く、更には、第1及び第
2繊維プリプレグ4A、4Bの接合界面が十分に融合せ
ず、後でこの接合界面に剥離が見受けられることがあっ
た。
上記実施例の製造装置にて、第2図に図示されるような
ハイブリッドプリプレグを連続的に製造することができ
る。
第13図に長尺の本発明に係るハイブリッドプリプレグ
の他の製造方法を実施するための製造装置の他の実施例
が図示される。
本実施例にて、一方向に配列した、或はメツシュ状の、
又はクロスに織り込んだタングステン繊維6が一平面内
にてプレスロール34A、34Bの間に供給され、一方
、強化繊維2は、連の開繊バーなどとされる開繊手段6
oにて開繊され、次いで、該開繊された強化繊維2は前
記タングステン繊維6の両側から該タングステン繊維6
に添わせてプレスロール34A、34Bの間へと連続的
に供給される。
又、離型紙10にマトリクス樹脂12が塗布されて形成
された第1及び第2の樹脂塗工紙14が、巻ロールの形
態でアンワインダ(巻出し部)32A、32Bに取付け
られる。該巻出し部32A、32Bから引き出された樹
脂塗工紙14は、タングステン繊維6及び強化繊維2を
挟持する態様で、プレスロール34A、34Bの間へと
送給される。
従って、巻出し部32A、32Bから引き出された樹脂
塗工紙14は、タングステン繊維6及び強化繊維2を間
に挟持した態様にて、該タングステン繊維6及び強化繊
維2に添ってプレスロール34A、34Bの間を通るこ
ととなる。
第1及び第2樹脂塗工紙14は、タングステン繊維6及
び強化繊維2を挟み込むようにしてプレスロール34A
、34Bを通った後、引き続いて、ホットプレート36
及び第2段目のプレスロール38A、38Bへと通され
る。この過程でタングステン繊維6及び強化繊維2は、
第1及び第2樹脂塗工紙14のマトリクス樹脂12内へ
と埋没して含浸され、マトリクス樹脂12、強化繊維2
及びタングステン繊維6が一体となったハイブリッドの
繊維強化複合樹脂層4が形成される。
次いで、該ハイブリッド繊維強化複合樹脂層4を挟持し
た両畦型紙はコールドプレートなどの冷却手段(図示せ
ず)で冷却した後、ワインダ50によって、本実施例で
は上側の離型紙10のみが繊維強化複合樹脂層4から剥
離される。下側離型紙10上に付着している繊維強化複
合樹脂層4の表面には、アンワインダ52から供給され
るカバーフィルム54が貼着され、その後ハイブリッド
プリプレグ製品としてワインダ56に巻取られる。
本実施例に従えば、上記構成の製造装置にて、プレスロ
ール34A、34B及び/又は38A、38Bの間隔は
、第1及び第2樹脂塗工紙14の合計厚みの0.7〜0
.8倍の厚みに設定され、又、ホットプレート36は、
前記第1及び第2樹脂塗工紙14中のマトリクス樹脂1
2の粘度が1000〜50000cpとなるように該第
1及び第2樹脂塗工紙14を加熱するのが好ましい。
これによって、タングステン繊維6及び強化繊維2は第
1及び第2樹脂塗工紙14のマトリクス樹脂12内へと
極めて好適に埋没して含浸され、第1及び第2樹脂塗工
紙14のマトリクス樹脂12、強化繊維2、及びタング
ステン繊維6か体とされる。斯る設定条件を選択するこ
とにより、強化繊維2及びタングステン繊維6の長手方
向への整列に乱れが生じることなく、特に、タングステ
ン繊維6がマトリクス樹脂層の中心部へと好適に進入す
ることができる。更に、第1及び第2樹脂塗工紙14の
マトリクス樹脂12の接合界面が十分に融合することが
でき、後でこの接合界面から剥離が生じるようなことは
ない。
上記実施例の製造装置にて、第2図に図示されるような
ハイブリッドプリプレグを連続して製造することができ
る。
」豆至激1 本発明に係るハイブリッドプリプレグは、以上説明した
ように構成されるために、従来のハイブリッドプリプレ
グに比較して、機械的強度などの物性の向上を図ること
ができ、特に、使用時の感触を飛躍的に向上せしめるこ
とができ、しかも、加工性及びファツション性にも優れ
ている。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、本発明に係るハイブリッドプリプレ
グの断面構成図である。 第4図〜第6図は、本発明に係るハイブリッドプリプレ
グの製造方法を説明する断面図である。 第7図は、本発明に係るハイブリッドプリプレグを製造
するためのドラムワインダーの斜視図である。 第6図は、本発明に係るハイブリッドプリプレグの他の
製造方法を説明する断面図である。 第7図は、本発明に係るハイブリッドプリプレグの好ま
しい製造方法を説明する斜視図である。 第8図及び第9図は、本発明に係るハイブリッドプリプ
レグの他の実施例の断面構成図である。 第10図及び第11図は、タングステン繊維と異種繊維
とをクロスに織り込んだ状態を示す斜視図である。 第12図及び第13図は、長尺の本発明に係るハイブリ
ッドプリプレグの好ましい製造方法を説明する図である
。 1:ハイブリッドプリプレグ 2:強化繊維 4.4A、4B=繊維強化プリプレグ 6:タングステン繊維 第 図 第2図 第6図 第6図 第7図 第4図 第5図 手続補正書 平成 3年 3月13日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)強化繊維の中に、繊維径が10〜150μmとされ
    るタングステン繊維を含有したことを特徴とするハイブ
    リッドプリプレグ。 2)繊維強化プリプレグの表面に、繊維径が10〜15
    0μmとされるタングステン繊維を配列し、押圧及び/
    又は加熱することにより前記繊維強化プリプレグ中に前
    記タングステン繊維を押入させることを特徴とするハイ
    ブリッドプリプレグの製造方法。 3)2枚の繊維強化プリプレグによって、繊維径が10
    〜150μmとされるタングステン繊維を挟持し、押圧
    及び/又は加熱して一体とすることを特徴とするハイブ
    リッドプリプレグの製造方法。 4)マトリクス樹脂が塗布された2枚の離型紙にて、繊
    維径が10〜150μmとされるタングステン繊維及び
    該タングステン繊維と異なる強化繊維を挟持し、押圧及
    び/又は加熱することによってこれら強化繊維にマトリ
    クス樹脂を含浸させ一体とすることを特徴とするハイブ
    リッドプリプレグの製造方法。
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