JPH0489793A - 円筒状重量物の清掃装置 - Google Patents
円筒状重量物の清掃装置Info
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- JPH0489793A JPH0489793A JP20446690A JP20446690A JPH0489793A JP H0489793 A JPH0489793 A JP H0489793A JP 20446690 A JP20446690 A JP 20446690A JP 20446690 A JP20446690 A JP 20446690A JP H0489793 A JPH0489793 A JP H0489793A
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- Cleaning In General (AREA)
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は冷延コイルあるいは包装された冷延コイルなど
のように、クレーン等で吊上げて移送しなければならな
い円筒状重量物の筒内面の清掃装置の改良に関するもの
である。
のように、クレーン等で吊上げて移送しなければならな
い円筒状重量物の筒内面の清掃装置の改良に関するもの
である。
円筒状重量物、例えば上述の冷延コイル、すなわち製造
工程中あるいは出荷前の冷延鋼帯コイル(以下コイルと
いう)は、工場内あるいは倉庫内で需要家別、ロット毎
、納期毎の向先別に仕分けして仮置きされ、輸送の準備
、車輌手配、船便手配等で出荷の調整がされた後に、出
荷ヤードから電動リフタを有した天井クレーン等を使用
して次工程に送るか、あるいは出荷されている。 前述した仮置きのコイルは、仮置き中にコイルの外周、
内径部及び端面に埃、粉塵等が付着し、これが表面不良
の原因となったり、需要家工場内で開梱するときに堆積
した埃が飛散して二次汚染を起こすなどの問題を生じて
いた。あるいは、通常内径部へ貼付けている製品の諸元
を記入したラベルのチエツク時に、埃でラベルが読み取
れない等の課題があった。特に、 コイル中心より17
2下面の内径部に堆積する埃が多い。ここで、コイル中
心より172下面の内径部に埃が多いのは、 コイルが
常に同一姿勢で吊り降ろしされるという理由からである
。 上記のような事態を防止するためには、次工程送りの際
あるいは出荷の際に、天井クレーンを停止させて工場内
で作業者がコイルの内外周、端面を手作業によって、例
えばモツプ、ブラシ等による拭き払い清掃を実施し、そ
の後にクレーンの運転を再起動するという作業を余儀な
くされていた。 また、従来から外周、端面の清掃装置としては種々検討
されているが、内径の清掃は極めて困難であるとの理由
から、内径を清掃する装置は、殆ど検討されておらず、
コイルの保管、移送および出荷を自動化する上で大きな
障害となっていた。 本発明者らは以上のような課題を解決し、コイル内径の
埃を効果的に、かつ装置で除去するために、コイル内径
の埃除去に対する手作業を解消し天井クレーンの効率を
向上させることのできる埃除去装置を先に提案した。 すなわち、クレーン等で吊上げて移送する円筒状重量物
の筒内面を吊具に装備した清掃装置によって移送作業中
に同時に清掃することである。従って、この清掃方法に
好適な装置は1円筒状重量物の筒内面を両開口部から挿
入するようトングに回転ブラシを繰出し収納可能に取付
けた構造である。 つまり、コイル内径の清掃用回転ブラシをコイル専用の
吊具であるコイルリフタのトングの背面に配置すると共
にこの回転ブラシをコイル内径に挿入し、コイル幅に合
わせて繰り出し可能とし、かつコイル内径に回転ブラシ
を接触させて回転させる手段を設けたことを特徴とする
ものである。 しかしながら、回転ブラシのコイル内前後運動のみでは
コイル内径下面に堆積した埃が十分に除去し難い欠点の
あることが判明し、その解決を課題として検討をすすめ
た結果、本発明の完成に至った・
工程中あるいは出荷前の冷延鋼帯コイル(以下コイルと
いう)は、工場内あるいは倉庫内で需要家別、ロット毎
、納期毎の向先別に仕分けして仮置きされ、輸送の準備
、車輌手配、船便手配等で出荷の調整がされた後に、出
荷ヤードから電動リフタを有した天井クレーン等を使用
して次工程に送るか、あるいは出荷されている。 前述した仮置きのコイルは、仮置き中にコイルの外周、
内径部及び端面に埃、粉塵等が付着し、これが表面不良
の原因となったり、需要家工場内で開梱するときに堆積
した埃が飛散して二次汚染を起こすなどの問題を生じて
いた。あるいは、通常内径部へ貼付けている製品の諸元
を記入したラベルのチエツク時に、埃でラベルが読み取
れない等の課題があった。特に、 コイル中心より17
2下面の内径部に堆積する埃が多い。ここで、コイル中
心より172下面の内径部に埃が多いのは、 コイルが
常に同一姿勢で吊り降ろしされるという理由からである
。 上記のような事態を防止するためには、次工程送りの際
あるいは出荷の際に、天井クレーンを停止させて工場内
で作業者がコイルの内外周、端面を手作業によって、例
えばモツプ、ブラシ等による拭き払い清掃を実施し、そ
の後にクレーンの運転を再起動するという作業を余儀な
くされていた。 また、従来から外周、端面の清掃装置としては種々検討
されているが、内径の清掃は極めて困難であるとの理由
から、内径を清掃する装置は、殆ど検討されておらず、
コイルの保管、移送および出荷を自動化する上で大きな
障害となっていた。 本発明者らは以上のような課題を解決し、コイル内径の
埃を効果的に、かつ装置で除去するために、コイル内径
の埃除去に対する手作業を解消し天井クレーンの効率を
向上させることのできる埃除去装置を先に提案した。 すなわち、クレーン等で吊上げて移送する円筒状重量物
の筒内面を吊具に装備した清掃装置によって移送作業中
に同時に清掃することである。従って、この清掃方法に
好適な装置は1円筒状重量物の筒内面を両開口部から挿
入するようトングに回転ブラシを繰出し収納可能に取付
けた構造である。 つまり、コイル内径の清掃用回転ブラシをコイル専用の
吊具であるコイルリフタのトングの背面に配置すると共
にこの回転ブラシをコイル内径に挿入し、コイル幅に合
わせて繰り出し可能とし、かつコイル内径に回転ブラシ
を接触させて回転させる手段を設けたことを特徴とする
ものである。 しかしながら、回転ブラシのコイル内前後運動のみでは
コイル内径下面に堆積した埃が十分に除去し難い欠点の
あることが判明し、その解決を課題として検討をすすめ
た結果、本発明の完成に至った・
本発明装置においては、円筒状重量物の筒内面を吊具に
装備した清掃装置によって清掃することを特徴としてい
る。また、クレーン等で吊上げて移送する円筒状重量物
の筒内面製両開口部から挿入するようトング(22)に
回転ブラシ(10)を繰出し可能に取付けると共に、こ
の回転ブラシ(10)にブラシ軸とほぼ直角面内で回転
ブラシを揺動させる揺動用駆動装置(30)を設けて−
なる装置である。 揺動用駆動装置(30)は、トング(22)外方側面で
上下動する揺動ベース(5)から外方直角方向に突出し
た揺動軸(31)で支持された揺動フレーム(32)を
、このフレームに取付けたモータ(33)軸のピニオン
(34)と揺動軸(31)に固定した揺動歯車(35)
とのかみ合いによって揺動させる装置が好ましい。 更に、付加的構成として、回転ブラシ(10)に真空吸
引式のダストキャツチャを設けたり、ブラシの回転軸方
向をコイル軸と平行のほか、直交する方向にすることも
任意である。
装備した清掃装置によって清掃することを特徴としてい
る。また、クレーン等で吊上げて移送する円筒状重量物
の筒内面製両開口部から挿入するようトング(22)に
回転ブラシ(10)を繰出し可能に取付けると共に、こ
の回転ブラシ(10)にブラシ軸とほぼ直角面内で回転
ブラシを揺動させる揺動用駆動装置(30)を設けて−
なる装置である。 揺動用駆動装置(30)は、トング(22)外方側面で
上下動する揺動ベース(5)から外方直角方向に突出し
た揺動軸(31)で支持された揺動フレーム(32)を
、このフレームに取付けたモータ(33)軸のピニオン
(34)と揺動軸(31)に固定した揺動歯車(35)
とのかみ合いによって揺動させる装置が好ましい。 更に、付加的構成として、回転ブラシ(10)に真空吸
引式のダストキャツチャを設けたり、ブラシの回転軸方
向をコイル軸と平行のほか、直交する方向にすることも
任意である。
以上のような構成にしたことにより、 コイル(21)
がコイルリフタ(1)で吊り上げられ、 かつ天井クレ
ーンでハンドリング中に、トング(22)の下端面とコ
イル(21)の内径部下端間の隙間部分に回転ブラシ(
10)が昇降用駆動装置(4)の駆動によりトング(2
2)より適当長さ繰出され、回転駆動装置(8)の駆動
により 回転ブラシを回転させてコイル(21)に接触
しながら、軸移動駆動装置(15)の駆動でコイル幅中
央へ回転ブラシ(10)を移動させてコイル幅全長にわ
たり内径部を回転ブラシ(10)が清掃するのである。 そして1回転・前後進運動に加えて、回転ブラシにブラ
シ軸とほぼ直角面内での揺動運動が加わり、これによっ
て特にコイル内周下面との接触が良好となり塵埃除去効
率が向上する。 また、回転ブラシ(10)に真空吸引式のダストキャツ
チャを併設して、塵埃を清掃する都度捕集するようにす
ると工場内がクリーンに保たれる。工場内の清浄が前記
はど要求されない場合においては、移送の起点から終点
までの間で払拭した塵埃が他の保管品に降りかからない
場所を選んで回転ブラシ(10)を作動させればよいの
である。 更に、回転ブラシの回転軸をコイルの軸と直交する方向
として二個の回転ブラシの回転方向を通力゛向とし、か
つコイル中央から外方へ引き出すように構成すれば、回
転ブラシによって塵埃が掃き出されるので一層効果的と
なる。
がコイルリフタ(1)で吊り上げられ、 かつ天井クレ
ーンでハンドリング中に、トング(22)の下端面とコ
イル(21)の内径部下端間の隙間部分に回転ブラシ(
10)が昇降用駆動装置(4)の駆動によりトング(2
2)より適当長さ繰出され、回転駆動装置(8)の駆動
により 回転ブラシを回転させてコイル(21)に接触
しながら、軸移動駆動装置(15)の駆動でコイル幅中
央へ回転ブラシ(10)を移動させてコイル幅全長にわ
たり内径部を回転ブラシ(10)が清掃するのである。 そして1回転・前後進運動に加えて、回転ブラシにブラ
シ軸とほぼ直角面内での揺動運動が加わり、これによっ
て特にコイル内周下面との接触が良好となり塵埃除去効
率が向上する。 また、回転ブラシ(10)に真空吸引式のダストキャツ
チャを併設して、塵埃を清掃する都度捕集するようにす
ると工場内がクリーンに保たれる。工場内の清浄が前記
はど要求されない場合においては、移送の起点から終点
までの間で払拭した塵埃が他の保管品に降りかからない
場所を選んで回転ブラシ(10)を作動させればよいの
である。 更に、回転ブラシの回転軸をコイルの軸と直交する方向
として二個の回転ブラシの回転方向を通力゛向とし、か
つコイル中央から外方へ引き出すように構成すれば、回
転ブラシによって塵埃が掃き出されるので一層効果的と
なる。
【実施例1
以下図面によって本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は天井クレーンに設けたコイル吊り専用のコイル
リフタへ本発明の清掃装置を設けた片側部分図であり、
第2回は天井クレーンへコイルリフタを設けた略図であ
る。 第1図は本発明装置の片側部分のみを示しており、装置
は両側が略対称であるので、以下に片側部分にて説明す
る。 図示した例において、トング(22)は遠隔操作によっ
て矢印A又はB方向へ移動可能である。ト・ングに装備
したコイル端面検出器(22b)によって停止位置が制
御される。このようなトング(22)に対しで、昇降用
フレーム(3)がその背面に固定されている。これに、
電動機及び減速機よりなる昇降用駆動装置(4)が設け
られ、揺動ベース(5)を昇降させる。揺動ベース(5
)には揺動軸(31)が設けられ、揺動フレーム(32
)を411直角面で揺動可能に支持している。揺動用駆
動装置(30)は揺動フレーム(32)に固着したモー
タ(33)軸のピニオン(34)と揺動軸の揺動歯車(
35)とのかみ合いによるものである。この揺動フレー
ム(32)に対して、電動機を備えた揺動用即動装置(
30)、電動機及び減速機よりなる軸移動駆動装置(1
5)、移動用ベース(7)、電動機及び減速機よりなる
回転駆動装置(8)が順次配置されている。前記回転駆
動装置(8)には、フレキシブルシャフト(9)を介し
て回転ブラシ(1o)が設置されている。 昇降スクリュー(11)は昇降用フレーム(3)で回転
可能となるように両端を支持され、その一端はカップリ
ング(13)を介して昇降用フレーム(3)に取付けら
れた昇降用駆動装置(4)と結合されている。 揺動ベース(5)が固着された昇降ナツト(12)は制
御盤(2)からの指令信号により その昇降用駆動装置
(4)を介して昇降スクリュー(11)の回転で上下へ
移動可能となるように楕成されている。このとき、揺動
ベース(5)はガイドロッドに案内されて、前記昇降ス
クリュー(11)の回転で上下方向へ移動し、揺動軸(
31)の軸心をコイル孔心に略一致させるようにしてい
る。 次に、揺動ベース(5)上にて回転可能に両端を支持さ
れた軸移動用スクリュー(6)の上端はカップリング(
16)で揺動フレーム(32)に固着された軸移動駆動
装置(15)に結合され、制御盤(2)の信号にて軸移
動駆動装置! (15)を介して回転可能となっており
、軸移動用スクリュー(6)にはスクリューナツト(1
9)が嵌まり合い、スクリューナツト(19)は移動用
ベース(7)と共に上下方向に移動可能となっている。 移動用ベース(7)は軸移動スクリュー(6)の案内で
上下動作が可能となっている。 更に、昇降可能となった移動用ベース(7)にはブラシ
回転駆動装置(8)が固着され、 この回転駆動装置(
8)にはフレキシブルシャフト(9)がカップリング(
17)を介して結合されており、フレキシブルシャフト
(9)の他端には揺動フレーム(32)に取付けられた
案内ガイド(18)を介して回転ブラシ(10)が設け
られている。すなわち、案内ガイド(18)はフレキシ
ブルシャフト(9)をほぼ90°方向転換させてコイル
中心に導く機能を有しており、フレキシブルシャフト(
9)の前進後退を案内するものである。 回転ブラシ(10)はトング(22)の中心下面のくぼ
みにはまり込んだ姿で待機しており、作動時には内径下
面まで降下する。昇降用フレーム(3)下端にはコイル
端面検出器(23)が取付けられており、上記回転ブラ
シの下降位置を制御する。 これに加えて制御盤(2)からの各駆動装置への信号の
授受は周知のケーブルリール及び各駆動装置に結合した
ケーブルリールからのケーブルを介して連結されている
。 天井クレーンの運転にてコイルリ2り(1)はコイル(
21)を掴む。これは、周知のとおりリフタのツメ部で
あるトング(22)がコイル内径に挿入され、ツメ部に
設けられたコイル端面検出器(22b)が作動するとコ
イルリフタ(1)のトング(22)の挿入が停止される
。更に、運転手の操作にてコイル(21)は吊り上げ動
作に入り、ハンドリングが開始されて目的の場所へ搬送
される状態となる。 この状態でコイル内径清掃機の操作スイッチを投入する
と、 コイル昇降駆動装置が制御盤(2)の信号でON
動作になり、昇降用駆動装置(4)により揺動ベース(
5)が下降を開始する。 コイル端面検出器(23)が
コイル端面(下部)を検出した点から、回転ブラシ(1
0)の特性によって決まる所定量だけ揺動ベース(5)
を下降させて停止させ、清掃の作動位W(第1図aの位
置)となる。 次いで、 回転ブラシ(10)の回転駆動装置(8)が
起動される。この回転力により回転ブラシの周囲に配置
した糸状のモツプが遠心力で広がり、コイル内径部に接
触する。 ここで、第1図における揺動用駆動装置(30)のモー
タ(33)が回転するとピニオン(34)とがみ合って
いる揺動軸(31)の揺動歯車(35)の周囲を転勤し
揺動フレーム(32)を傾斜させるモータ(33)の回
転方向を交互に変えることにより第3図に示すように回
転ブラシ(10)はコイル(21)の内面下半分を往復
することとなり、コイル内径部に堆積した埃を払拭する
。 回転ブラシの起動と共に輔移動駆動装fa (15)が
作動し、回転軸用ベース(7)で保持された回転ブラシ
(10)がコイル幅中心部へ回転しながら移動し、コイ
ル内径の下部を順次清掃し、埃を除去すると共に回転ブ
ラシ(10)がコイル中心部までの適当な位置に達する
と、揺動フレーム(32)に設けられた位置検出リミッ
I・スイッチ(20a)が作動し、 回転ブラシ(10
)の送り出しが停止される(第1図す部位置となる)。 次に、揺動フレーム(32)の軸移動駆動装置(15)
が逆作動し、回転ブラシ(10)は元の状態まで戻り、
位置検出用リミットスイッチ(20b)の作動により移
動用ベース(7)が停止する。 これに合わせ、回転ブ
ラシ(10)の移動も回転も停止する。 更に、制御盤(2)からの信号で昇降用駆動装置(4)
が逆回転作動し、揺動ベース(5)を上昇させ、回転ブ
ラシはトング(22)下面に格納される。 このようにしてコイル(21)のハンドリング中に内径
の清掃が完了し、搬送コイルは目的の場所へ移されるこ
とになる。 本装置の清掃効果の測定データの一例は、第4図に示す
ところで、これによ−り各コイル共にほぼ2一 完全に塵芥が除去されていることが明らかとなった。 【発明の効果】 以上詳述したように本発明の円筒状重量物の清掃装置に
より、特にブラシに揺動運動を与えることにより円筒状
重量物の内径下面に頑固に付着堆積した埃の除去が容易
となり、本装置のために手作業での払拭作業が不要とな
る上に、それに伴う天井クレーンの一時的な停止をなく
すことができる。すなわち、従来からの外周、端面のク
リーナ装置と組み合わせることで円筒状重量物の埃の除
去の機械化が可能となり、コイルの移送を含めて完全自
動化か達成される。 次工程で塵埃に起因するトラブルが減少するとともに、
加えて、需要家において、開梱時の埃の飛散が微小又は
皆無に近く二次汚染を防止することが可能となり、製品
の品質向上と共に信頼性も向上することになった。また
、内径クリーナの設備費用は、従来からのコイルリフタ
の1−ングの改造費用程度であり、安価に設置すること
ができる。
リフタへ本発明の清掃装置を設けた片側部分図であり、
第2回は天井クレーンへコイルリフタを設けた略図であ
る。 第1図は本発明装置の片側部分のみを示しており、装置
は両側が略対称であるので、以下に片側部分にて説明す
る。 図示した例において、トング(22)は遠隔操作によっ
て矢印A又はB方向へ移動可能である。ト・ングに装備
したコイル端面検出器(22b)によって停止位置が制
御される。このようなトング(22)に対しで、昇降用
フレーム(3)がその背面に固定されている。これに、
電動機及び減速機よりなる昇降用駆動装置(4)が設け
られ、揺動ベース(5)を昇降させる。揺動ベース(5
)には揺動軸(31)が設けられ、揺動フレーム(32
)を411直角面で揺動可能に支持している。揺動用駆
動装置(30)は揺動フレーム(32)に固着したモー
タ(33)軸のピニオン(34)と揺動軸の揺動歯車(
35)とのかみ合いによるものである。この揺動フレー
ム(32)に対して、電動機を備えた揺動用即動装置(
30)、電動機及び減速機よりなる軸移動駆動装置(1
5)、移動用ベース(7)、電動機及び減速機よりなる
回転駆動装置(8)が順次配置されている。前記回転駆
動装置(8)には、フレキシブルシャフト(9)を介し
て回転ブラシ(1o)が設置されている。 昇降スクリュー(11)は昇降用フレーム(3)で回転
可能となるように両端を支持され、その一端はカップリ
ング(13)を介して昇降用フレーム(3)に取付けら
れた昇降用駆動装置(4)と結合されている。 揺動ベース(5)が固着された昇降ナツト(12)は制
御盤(2)からの指令信号により その昇降用駆動装置
(4)を介して昇降スクリュー(11)の回転で上下へ
移動可能となるように楕成されている。このとき、揺動
ベース(5)はガイドロッドに案内されて、前記昇降ス
クリュー(11)の回転で上下方向へ移動し、揺動軸(
31)の軸心をコイル孔心に略一致させるようにしてい
る。 次に、揺動ベース(5)上にて回転可能に両端を支持さ
れた軸移動用スクリュー(6)の上端はカップリング(
16)で揺動フレーム(32)に固着された軸移動駆動
装置(15)に結合され、制御盤(2)の信号にて軸移
動駆動装置! (15)を介して回転可能となっており
、軸移動用スクリュー(6)にはスクリューナツト(1
9)が嵌まり合い、スクリューナツト(19)は移動用
ベース(7)と共に上下方向に移動可能となっている。 移動用ベース(7)は軸移動スクリュー(6)の案内で
上下動作が可能となっている。 更に、昇降可能となった移動用ベース(7)にはブラシ
回転駆動装置(8)が固着され、 この回転駆動装置(
8)にはフレキシブルシャフト(9)がカップリング(
17)を介して結合されており、フレキシブルシャフト
(9)の他端には揺動フレーム(32)に取付けられた
案内ガイド(18)を介して回転ブラシ(10)が設け
られている。すなわち、案内ガイド(18)はフレキシ
ブルシャフト(9)をほぼ90°方向転換させてコイル
中心に導く機能を有しており、フレキシブルシャフト(
9)の前進後退を案内するものである。 回転ブラシ(10)はトング(22)の中心下面のくぼ
みにはまり込んだ姿で待機しており、作動時には内径下
面まで降下する。昇降用フレーム(3)下端にはコイル
端面検出器(23)が取付けられており、上記回転ブラ
シの下降位置を制御する。 これに加えて制御盤(2)からの各駆動装置への信号の
授受は周知のケーブルリール及び各駆動装置に結合した
ケーブルリールからのケーブルを介して連結されている
。 天井クレーンの運転にてコイルリ2り(1)はコイル(
21)を掴む。これは、周知のとおりリフタのツメ部で
あるトング(22)がコイル内径に挿入され、ツメ部に
設けられたコイル端面検出器(22b)が作動するとコ
イルリフタ(1)のトング(22)の挿入が停止される
。更に、運転手の操作にてコイル(21)は吊り上げ動
作に入り、ハンドリングが開始されて目的の場所へ搬送
される状態となる。 この状態でコイル内径清掃機の操作スイッチを投入する
と、 コイル昇降駆動装置が制御盤(2)の信号でON
動作になり、昇降用駆動装置(4)により揺動ベース(
5)が下降を開始する。 コイル端面検出器(23)が
コイル端面(下部)を検出した点から、回転ブラシ(1
0)の特性によって決まる所定量だけ揺動ベース(5)
を下降させて停止させ、清掃の作動位W(第1図aの位
置)となる。 次いで、 回転ブラシ(10)の回転駆動装置(8)が
起動される。この回転力により回転ブラシの周囲に配置
した糸状のモツプが遠心力で広がり、コイル内径部に接
触する。 ここで、第1図における揺動用駆動装置(30)のモー
タ(33)が回転するとピニオン(34)とがみ合って
いる揺動軸(31)の揺動歯車(35)の周囲を転勤し
揺動フレーム(32)を傾斜させるモータ(33)の回
転方向を交互に変えることにより第3図に示すように回
転ブラシ(10)はコイル(21)の内面下半分を往復
することとなり、コイル内径部に堆積した埃を払拭する
。 回転ブラシの起動と共に輔移動駆動装fa (15)が
作動し、回転軸用ベース(7)で保持された回転ブラシ
(10)がコイル幅中心部へ回転しながら移動し、コイ
ル内径の下部を順次清掃し、埃を除去すると共に回転ブ
ラシ(10)がコイル中心部までの適当な位置に達する
と、揺動フレーム(32)に設けられた位置検出リミッ
I・スイッチ(20a)が作動し、 回転ブラシ(10
)の送り出しが停止される(第1図す部位置となる)。 次に、揺動フレーム(32)の軸移動駆動装置(15)
が逆作動し、回転ブラシ(10)は元の状態まで戻り、
位置検出用リミットスイッチ(20b)の作動により移
動用ベース(7)が停止する。 これに合わせ、回転ブ
ラシ(10)の移動も回転も停止する。 更に、制御盤(2)からの信号で昇降用駆動装置(4)
が逆回転作動し、揺動ベース(5)を上昇させ、回転ブ
ラシはトング(22)下面に格納される。 このようにしてコイル(21)のハンドリング中に内径
の清掃が完了し、搬送コイルは目的の場所へ移されるこ
とになる。 本装置の清掃効果の測定データの一例は、第4図に示す
ところで、これによ−り各コイル共にほぼ2一 完全に塵芥が除去されていることが明らかとなった。 【発明の効果】 以上詳述したように本発明の円筒状重量物の清掃装置に
より、特にブラシに揺動運動を与えることにより円筒状
重量物の内径下面に頑固に付着堆積した埃の除去が容易
となり、本装置のために手作業での払拭作業が不要とな
る上に、それに伴う天井クレーンの一時的な停止をなく
すことができる。すなわち、従来からの外周、端面のク
リーナ装置と組み合わせることで円筒状重量物の埃の除
去の機械化が可能となり、コイルの移送を含めて完全自
動化か達成される。 次工程で塵埃に起因するトラブルが減少するとともに、
加えて、需要家において、開梱時の埃の飛散が微小又は
皆無に近く二次汚染を防止することが可能となり、製品
の品質向上と共に信頼性も向上することになった。また
、内径クリーナの設備費用は、従来からのコイルリフタ
の1−ングの改造費用程度であり、安価に設置すること
ができる。
第1図は本発明の清掃装置を設けたコイルリフタの片側
部分図であり、第2図は天井クレーンへコイルリフタを
設けた略図である。第3図は清掃装置の正面図、第4図
は本装置による清掃効果を示すグラフである。 (1)コイルリフタ (3)昇降用フレーム (8)回転駆動装置 (10)回転ブラシ (21)コイル (30)揺動用駆動装置 (32)揺動フレーム (35)揺動歯車 (2)制御盤 (4)昇降用駆動装置 (9)フレキシブルシャフト (■5)軸移動駆動装置 (22)トング (31)揺動軸 (34)ピニオン 以上
部分図であり、第2図は天井クレーンへコイルリフタを
設けた略図である。第3図は清掃装置の正面図、第4図
は本装置による清掃効果を示すグラフである。 (1)コイルリフタ (3)昇降用フレーム (8)回転駆動装置 (10)回転ブラシ (21)コイル (30)揺動用駆動装置 (32)揺動フレーム (35)揺動歯車 (2)制御盤 (4)昇降用駆動装置 (9)フレキシブルシャフト (■5)軸移動駆動装置 (22)トング (31)揺動軸 (34)ピニオン 以上
Claims (1)
- 1 クレーン等で吊上げて移送する円筒状重量物の筒内
面を両開口部から挿入するようトング(22)に回転ブ
ラシ(10)を繰出し可能に取付けると共に該回転ブラ
シ(10)にブラシ軸とほぼ直角面内で揺動させる揺動
用駆動装置(30)を設けてなる円筒状重量物の清掃装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20446690A JPH0489793A (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 円筒状重量物の清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20446690A JPH0489793A (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 円筒状重量物の清掃装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0489793A true JPH0489793A (ja) | 1992-03-23 |
Family
ID=16491003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20446690A Pending JPH0489793A (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 円筒状重量物の清掃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0489793A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109047079A (zh) * | 2018-07-05 | 2018-12-21 | 肖祥瑞 | 一种仪表表面灰尘清理装置 |
-
1990
- 1990-07-31 JP JP20446690A patent/JPH0489793A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109047079A (zh) * | 2018-07-05 | 2018-12-21 | 肖祥瑞 | 一种仪表表面灰尘清理装置 |
CN109047079B (zh) * | 2018-07-05 | 2021-04-27 | 肖祥瑞 | 一种仪表表面灰尘清理装置 |
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